| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】清水 紀行
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| 【要約】 |
【課題】被記録用紙を誘導およびガイドする部材を一体化し、部品点数の削減、および、組み立て工数の削減が図るようにした画像形成装置を提供することを目的とする。
【構成】搬送経路4中の給紙路41と排紙路43とを分岐する分岐点X近傍に設けられ、画像形成路42から搬送されてくる画像形成後の被記録用紙Pを、排紙路43に誘導案内する弾性機能を有する誘導案内板7を備え、誘導案内板7は、被記録用紙Pが給紙路41を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、被記録用紙Pが排紙路43を通過する際には、被記録用紙Pの下面側に位置して被記録用紙Pを排紙路43に誘導する誘導部71と、被記録用紙Pが排紙路43内を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、被記録用紙Pを排紙部の方向および/または画像形成路42の方向に搬送されるのをガイドするガイド部72とからなり、誘導部71とガイド部72とを一体的を成形する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 給紙ローラの回転に伴って給紙された被記録用紙を、サーマルヘッドとプラテンローラとを有する画像形成手段に搬送する給紙路と、前記給紙路の下流側に位置し、前記画像形成手段が配設された画像形成路と、前記画像形成手段により画像が形成された後の前記被記録用紙を、前記被記録用紙の給紙方向の上部に設けられた排紙部に、排紙する排紙ローラが配設された排紙路とからなる搬送経路を備え、前記被記録用紙を、前記搬送経路内を搬送しながら、前記画像形成手段により当該被記録用紙にインクリボンのインクを熱転写して画像を形成するサーマルヘッド型の画像形成装置において、 前記搬送経路中の前記給紙路と前記排紙路とを分岐する分岐点近傍に設けられ、前記画像形成路から搬送されてくる画像形成後の前記被記録用紙を、前記排紙路に誘導案内する弾性機能を有する誘導案内板を更に備え、前記誘導案内板は、前記被記録用紙が前記給紙路を通過する際には、前記被記録用紙の上面側に位置し、前記被記録用紙が前記排紙路を通過する際には、前記被記録用紙の下面側に位置して前記被記録用紙を前記排紙路に誘導する誘導部と、前記被記録用紙が前記排紙路内を通過する際には、前記被記録用紙の上面側に位置し、前記排紙ローラの回転に伴って前記被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部とからなり、前記誘導部と前記ガイド部とは、前記被記録用紙の搬送方向の両側端に設けれた連結部で一体に連結され、かつ、前記誘導部の前記被記録用紙の排紙方向の終端と、前記ガイド部の前記被記録用紙の排紙方向の始端との間に、前記被記録用紙が通過する開口部が形成されていることを特徴とするサーマルヘッド型の画像形成装置。 【請求項2】 給紙ローラの回転に伴って給紙された被記録用紙を、画像形成手段に搬送する給紙路と、前記給紙路の下流側に位置し、前記画像形成手段が配設された画像形成路と、前記画像形成手段により画像が形成された後の前記被記録用紙を、前記被記録用紙の給紙方向の上部に設けられた排紙部に、排紙する排紙ローラが配設された排紙路とからなる搬送経路を備え、前記被記録用紙を、前記搬送経路内を搬送しながら、前記画像形成手段により当該被記録用紙に画像を形成する画像形成装置において、 前記搬送経路中の前記給紙路と前記排紙路とを分岐する分岐点近傍に設けられ、前記画像形成路から搬送されてくる画像形成後の前記被記録用紙を、前記排紙路に誘導案内する弾性機能を有する誘導案内板を更に備え、前記誘導案内板は、前記被記録用紙が前記給紙路を通過する際には、前記被記録用紙の上面側に位置し、前記被記録用紙が前記排紙路を通過する際には、前記被記録用紙の下面側に位置して前記被記録用紙を前記排紙路に誘導する誘導部と、前記被記録用紙が前記排紙路内を通過する際には、前記被記録用紙の上面側に位置し、前記排紙ローラの回転に伴って前記被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部とからなり、前記誘導部と前記ガイド部とが一体的に成形されていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 前記誘導案内板は、一枚の合成樹脂から所定の輪郭形状に切取りおよび切り込みを施し、その後、加熱成形により所望の形状に一体的に成形されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記合成樹脂が、ポリエチレンテレフタレート樹脂であることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像形成装置の被記録用紙を画像形成手段に給紙および排紙する搬送経路に関し、特に、搬送経路の分岐点において、被記録用紙を誘導およびガイドする部材を一体化し、部品点数の削減および組み立て工数の削減を図るようにしたものである。 【背景技術】 【0002】 例えば、サーマルヘッド型の画像形成装置は、昇華性染料が塗布されてなるインクリボンを印画紙からなる被記録用紙上に重ね合わせ、画像情報に応じた電気エネルギーを感熱ヘッド(サーマルヘッド)に印加し、このサーマルヘッドから発生された熱エネルギーにより、インクリボンに塗布された昇華性染料を、例えば、専用の印画紙からなる被記録用紙上に昇華して転写させ、所定の印刷(印画)、例えば、カラー印刷などを行うものとなっている。このため、サーマルヘッド型の画像形成装置では、例えば、サーマルヘッドに対する通電量、つまりヘッド印画部の発熱量をコントロールすることよって、階調整を有する画像の再現を行っているので、小型、かつ、簡単な構成でありながら、高品質なカラー画像の再現を可能とするものとして広く注目を集めている。 【0003】 一般的に、画像形成装置、特に、サーマルヘッド型の画像形成装置では、カラー印刷を行なう場合、被記録用紙を画像形成手段に複数回(3〜4回)送る必要がある。従来では、例えば、給紙カセット内に積載された被記録用紙は、一旦、画像形成手段の下流側まで搬送され、しかる後、給紙カセットの上部に設けられた排紙部の方向に搬送しながら、インクリボンの、例えば、イエロー(Y)のインクを被記録用紙に転写する。その後、被記録用紙を画像形成手段の下流側まで搬送し、上述したイエローと同様、例えば、マゼンダ(M)のインクが被記録用紙上に重ねて転写される。以後同様にして、シアン(C)が転写され、その後、必要に応じてオーバーコートが施される。 【0004】 上述のように、被記録用紙を搬送する必要があるため、従来では、例えば、搬送経路の給紙路と排紙路とを分岐する分岐点近傍に、切換えガイドを設け、給紙路の被記録用紙が通過する上面には、給紙ガイドを、更に、排紙路の被記録用紙が通過する上面には、排紙ガイドを設けたものがある(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特許第2763166号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 しかし、前述の特許文献1記載の構成では、切換えガイドとは別に、給紙ガイドおよび排紙ガイドが必要となり、部品点数が増加する他、組み立て工数も増加し、この種の画像形成装置のコストがアップするなどといった問題があった。 【0006】 本発明は、上述した問題を解決するためになされたものであり、被記録用紙を誘導およびガイドする部材を一体化し、部品点数の削減および組み立て工数の削減が図るようにした画像形成装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0007】 かかる目的を達成するため、本発明では、給紙ローラの回転に伴って給紙された被記録用紙を、サーマルヘッドとプラテンローラとを有する画像形成手段に搬送する給紙路と、給紙路の下流側に位置し、画像形成手段が配設された画像形成路と、画像形成手段により画像が形成された後の被記録用紙を、被記録用紙の給紙方向の上部に設けられた排紙部に、排紙する排紙ローラが配設された排紙路とからなる搬送経路を備え、被記録用紙を、搬送経路内を搬送しながら、画像形成手段により当該被記録用紙にインクリボンのインクを熱転写して画像を形成するサーマルヘッド型の画像形成装置において、搬送経路中の給紙路と排紙路とを分岐する分岐点近傍に設けられ、画像形成路から搬送されてくる画像形成後の被記録用紙を、排紙路に誘導案内する弾性機能を有する誘導案内板を更に備え、誘導案内板は、被記録用紙が給紙路を通過する際には、被記録用紙の上面側に位置し、被記録用紙が排紙路を通過する際には、被記録用紙の下面側に位置して被記録用紙を排紙路に誘導する誘導部と、被記録用紙が排紙路内を通過する際には、被記録用紙の上面側に位置し、排紙ローラの回転に伴って被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部とからなり、誘導部とガイド部とは、被記録用紙の搬送方向の両側端に設けれた連結部で一体に連結され、かつ、誘導部の被記録用紙の排紙方向の終端と、ガイド部の被記録用紙の排紙方向の始端との間に、被記録用紙が通過する開口部を形成する。 【0008】 この構成によれば、分岐点近傍に配設され、被記録用紙が給紙路に戻るのを阻止し、排紙路に誘導案内し、かつ、ガイドする誘導案内板は、被記録用紙を排紙路に誘導する誘導部と、被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部を備え、しかも、これら誘導部とガイド部とは、連結部で一体に連結され、かつ、誘導部の被記録用紙の排紙方向の終端と、ガイド部の被記録用紙の排紙方向の始端との間に、被記録用紙が通過する開口部が設けられている。従って、従来のように、分岐点近傍に、切換えガイド、給紙ガイドおよび排紙ガイドなどの3部品を設ける必要が無くなり、部品点数の削減が図れ、しかも、組み立て工数も削減することができる。この結果、この種画像形成装置のコストの低減を図ることができる。 【0009】 また、本発明においては、給紙ローラの回転に伴って給紙された被記録用紙を、画像形成手段に搬送する給紙路と、給紙路の下流側に位置し、画像形成手段が配設された画像形成路と、画像形成手段により画像が形成された後の被記録用紙を、被記録用紙の給紙方向の上部に設けられた排紙部に、排紙する排紙ローラが配設された排紙路とからなる搬送経路を備え、被記録用紙を、搬送経路内を搬送しながら、画像形成手段により当該被記録用紙に画像を形成する画像形成装置において、搬送経路中の給紙路と排紙路とを分岐する分岐点近傍に設けられ、画像形成路から搬送されてくる画像形成後の被記録用紙を、排紙路に誘導案内する弾性機能を有する誘導案内板を更に備え、誘導案内板は、被記録用紙が給紙路を通過する際には、被記録用紙の上面側に位置し、被記録用紙が排紙路を通過する際には、被記録用紙の下面側に位置して被記録用紙を排紙路に誘導する誘導部と、被記録用紙が排紙路内を通過する際には、被記録用紙の上面側に位置し、排紙ローラの回転に伴って被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部とからなり、誘導部とガイド部とを一体的を成形する。 【0010】 この構成によれば、分岐点近傍に配設され、被記録用紙が給紙路に戻るのを阻止し、排紙路に誘導案内し、かつ、ガイドする誘導案内板は、被記録用紙を排紙路に誘導する誘導部と、被記録用紙が、排紙部の方向および/または画像形成路の方向に搬送されるのをガイドするガイド部を備え、しかも、これら誘導部とガイド部とは、一体に成形されている。従って、従来のように、分岐点近傍に、切換えガイド、給紙ガイドおよび排紙ガイドなどの3部品を設ける必要が無くなり、部品点数の削減が図れ、しかも、組み立て工数も削減することができる。この結果、この種画像形成装置のコストの低減を図ることができる。 【0011】 また、本発明においては、誘導案内板は、一枚の合成樹脂から所定の輪郭形状に切取りおよび切り込みを施し、その後、加熱成形により所望の形状に一体的に成形する。 【0012】 この構成によれば、誘導案内板は、一枚の合成樹脂から切取りおよび切り込み工程と、加熱成形工程により、簡単に製作することができるので、都合がよい。 【0013】 また、本発明においては、合成樹脂は、ポリエチレンテレフタレート樹脂を用いている。この構成によれば、誘導案内板は、ポリエチレンテレフタレート樹脂により形成されている。この結果、摩擦係数が小さく、被記録用紙をスムーズに誘導およびガイドすることができ、しかも、加工性に優れているので、都合がよい。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、部品点数の削減および組み立て工数の削減を図った画像形成装置を得ることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 以下、本発明の一実施形態を図1乃至図7に基づいて説明する。図1乃至図4は、本発明の一実施形態に係るサーマルヘッド型の画像形成装置の主要部の構成を示す概念図、図5は、図1に示す画像形成装置の搬送経路中の分岐点近傍に設けられる誘導案内板の一例を示す斜視図、図6は、図5に示す誘導案内板の平面図、図7は、図5に示す誘導案内板の側面図である。 【0016】 図1から図4に示すように、このサーマルヘッド型の画像形成装置1は、給紙方向a(図1、図2参照:矢印a方向)に送り出す給紙ローラ21と、この給紙ローラ21の回転に伴って給紙された印画紙などからなる被記録用紙Pを、画像形成手段3に搬送する給紙路41と、この給紙路41の下流側に位置し、画像形成手段3が配設された画像形成路42と、画像形成手段3により画像が形成された後の被記録用紙Pを、被記録用紙Pの給紙方向の上部に設けられた図示しない排紙部に、排紙する排紙ローラ51が配設された排紙路43とからなる搬送経路4を備えている。搬送経路4中の給紙路41と、排紙路43とを分岐する分岐点X近傍には、被記録用紙Pが給紙路41を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、被記録用紙Pが排紙路43を通過する際には、被記録用紙Pの下面側に位置して、被記録用紙Pを排紙路43に誘導する誘導部71が設けられている。また、排紙路43には、被記録用紙Pが排紙路43内を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、例えば、排紙ローラ51の回転に伴って被記録用紙Pが、排紙部の方向および/または画像形成路42の方向に搬送されるのをガイドするガイド部72が設けれている。また、給紙ローラ21、排紙ローラ51およびフィードローラ61などを駆動する駆動手段は、図示しないが、駆動モータ、例えば、ステッピングモータや、駆動ギア、中間ギアおよびカムギアなどからなるギア群により構成されている。更に、この画像形成装置1は、図示しないが、各種制御を行う制御手段を備えている。 【0017】 被記録用紙Pは、通常、印画紙ベース上に熱転写記録用材料よりなる受容層が形成されている。この熱転写記録用材料としては、一般的に、ポリエステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂などに滑剤等の添加物を添加したものが使用されている。 【0018】 インクリボン31は、昇華性染料を、例えば、アセテート、ポリエステル溶液などで溶かし、これに分散剤を加えてコロイド状の溶液にしてインク化したものにバインダーを混ぜ、それをベースとなる基材、例えば、紙やフィルムに塗布したもので、周知の通り、イエロー印画領域、マゼンダ印画領域、シアン印画領域、および表面保護層領域(OP層)が設けられている。これらイエロー印画領域、マゼンダ印画領域、シアン印画領域、および表面保護層領域は、夫々転写される画像の最大寸法(幅および長さ)とほぼ同じ寸法を有している。また、各領域の間には、識別部が設けられている。 【0019】 画像形成手段3は、例えば、印画手段であるサーマルヘッド31と、サーマルヘッド31に対してインクリボン32を介して対向するプラテンローラ33と、印画時にサーマルヘッド31を、プラテンローラ33に対して押し付ける、図示しない押圧機構などを備えている。 【0020】 サーマルヘッド31は、図示しないが、例えば、ヘッド印画部と、ヘッド印画部からの熱を放熱する放熱板と、ヘッドカバなどから形成されている。ヘッド印画部は、印刷される画像の幅方向(主走査方向)とほぼ同じ長さにわたって、発熱素子を直線状に配列したもので、発熱素子は、印字データに基づいて電気エネルギーを熱エネルギーに変換する。各発熱素子には、画像をイエロー(Y)と、マゼンダ(M)と、シアン(C)との三原色に分解した色信号が供給されている。この色信号に応じて各発熱素子が発熱および非発熱のいずれかの状態をとることにより、インクリボン32に塗布された昇華性染料のうち、発熱した発熱素子に対向する部分の昇華性染料を昇華または溶融拡散し、被記録用紙Pへ転写させる。従って、サーマルヘッド31に対して、図3において、被記録用紙Pを印画方向b(副走査方向:矢印b方向)に相対移動させながら、画像を1ラインずつ記録することにより画像が形成される。 【0021】 また、画像形成路42には、給紙路41から搬送されてきた被記録用紙Pを挟み込んで画像形成手段3に送り出す、即ち、給紙方向aおよび/または排紙部の方向、即ち、印画方向b(図3、図4参照:矢印b方向)に搬送する用紙送り手段6が設けれている。この用紙送り手段6は、前述した図示しない駆動手段によって駆動され、例えば、金属製のフィードローラ61と、このフィードローラ61に対向して配設された、例えば、金属製のフィードローラ61の回転に伴って従動するプラテンローラ62とから構成されている。フィードローラ61は、その表面の一部には、被記録用紙Pを確実に搬送するため、滑り止めが設けられている。この滑り止めは、軸の表面に形成された網目模様のローレットで構成されている。また、搬送経路4には、必要に応じて搬送ローラなどを設けてもよいのは勿論である。 【0022】 かかる構成により、画像形成装置1は、例えば、三色の昇華性染料が塗布されたインクリボン32による重ね合わせカラー印刷が行なわれるように、各色の領域が順次転写されるのに対応して、フィードローラ61と、このフィードローラ61に対向して配設されたプレスローラ62などにより被記録用紙Pの長手方向への往復移送、即ち、給紙方向aおよび印画方向b(逆方向)を繰り返す。また、図示しない制御手段は、駆動手段を駆動し、印画時には、押圧機構によりサーマルヘッド31を、プラテンローラ33側に押し付け(図3、図4の状態)、また、給紙時および排紙時には、押圧機構による上述の押し付け力を解除して、サーマルヘッド31が退避(図1、図2の状態)するように制御する。 【0023】 上述の画像形成手段3における印刷は、先ず、図1および図2に示すように、給紙ローラ21を回転し、給紙ローラ21の下方に位置するベッド22上の被記録用紙Pに、給紙方向a(図1乃至図4において右方向)に駆動力を与える。このとき、給紙路41において、給紙ローラ21と、被記録用紙Pとは、軽く当接されているのみであり、給紙ローラ21と、被記録用紙Pとの間には大きな摩擦力が作用しないように構成されている。これにより、被記録用紙Pは、誘導部71の下側を通過して画像形成路42に搬送される。なお、被記録用紙Pに何らかの制動力が発生した場合には、給紙ローラ21と被記録用紙Pとの間に滑りを生じさせることができる。 【0024】 そして、被記録用紙Pは、画像形成路42内において、フィードローラ61と、プラテンローラ62とからなる用紙送り手段6により、一旦給紙方向aの最下流側まで送られる。その後、被記録用紙Pは、画像形成手段3における印刷を行うために、図3および図4に示すように、被記録用紙Pが給紙方向aと反対方向に戻るとき、即ち、印画方向bに搬送されるときになされる。このとき、インクリボン32も被記録用紙Pと同一方向に、同一速度で送られ、サーマルヘッド31により加熱されて、そのインクが被記録用紙Pの表面に転写される。上述のように、インクリボン32は、4種類の領域を備えており、印画方向bへの一回の動きで、1つの領域のインクまたはオーバーコートが被記録用紙Pに転写される。これを4回繰り返す(4往復する)ことで、被記録用紙Pにカラー画像が完成する。 【0025】 被記録用紙P上にカラー画像を形成し終えると、制御手段は、サーマルヘッド31に対する押圧機構の押し付け力が解除され、サーマルヘッド31を上昇するように駆動手段のステッピングモータを逆転駆動するように制御するとともに、被記録用紙Pを装置本体から排出するように排紙路43内の排紙ローラ51を駆動し、図示しない排紙部に搬送する。なお、図中、52は、排紙路43内に設けられた排紙ガイドである。 【0026】 而して、本発明に従い、図5乃至図7に示すように、搬送経路4中の給紙路41と、排紙路43とを分岐する分岐点X近傍に設けられた、誘導部71と、ガイド部72とは、弾性機能を有する一つの部品として成形された誘導案内板7により形成されている。即ち、この誘導案内板7は、被記録用紙Pが給紙路41を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、被記録用紙Pが排紙路43を通過する際には、被記録用紙Pの下面側に位置して被記録用紙Pを排紙路43に誘導する誘導部71と、被記録用紙Pが排紙路43内を通過する際には、被記録用紙Pの上面側に位置し、排紙ローラ51の回転に伴って被記録用紙Pが、排紙部の方向、排紙方向c(印画方向bと同じ方向)および/または画像形成路42の方向(給紙方向a)に搬送されるのをガイドするガイド部72とから構成されている。そして、誘導部71と、ガイド部72とは、被記録用紙Pの搬送方向y(図6参照:給紙方向aおよび印画方向bを含む)の両側端に設けれた連結部73で一体に連結され、かつ、誘導部71の被記録用紙Pの排紙方向cの終端71cと、ガイド部72の被記録用紙Pの排紙方向cの始端72cとの間に、被記録用紙Pが通過する開口部74が形成されている。 【0027】 誘導部71の先端側は、被記録用紙Pを誘導する、例えば、舌状の長片71aと、短片71bが交互に形成され、長片71aの先端部分は、例えば、ベッド22に形成された溝部22a内に位置し、その先端部分は、フリーの状態である。また、短片71bの先端部分は、ベッド22に形成された傾斜面22bに沿うように配設されている。 【0028】 また、ガイド部72の排紙ローラ51に対応する部分には、例えば、排紙ローラ51がガイド部72に当接するのを防止するために、凸部72aが一体に形成されている。また、ガイド部72には、誘導案内板7を、図示しない本体フレームに直接または間接的に取り付けられた取付部材に、例えば、嵌め込みなど嵌合により装着するための係止孔72bが設けられている。この装着は、嵌合によらず、接着やネジ止めに行っても良いのは、勿論である。また、連結部73には、誘導案内板7を図示しない取付部材に装着する際、位置決めを簡単に行うことができるように、位置決め孔73aを設け、図示しない取付部材に設けられた突起に嵌合するようにしても良いのは、勿論である。 【0029】 また、誘導案内板7は、例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)、低密度ポリエチレン(LDPE)、高密度ポリエチレン(HDPE)、ポリスチレン(PS)、アクリルニトリルブタジエンスチレン(ABS)、ポリカーボネート(PC)、ポリアセタール(POM)、塩化ビニル(PVC)のいずれか一つ、またはABS+PCのように前記材料を2つ以上混合してなる合成樹脂を利用することができる。この場合、誘導案内板7は、一枚の合成樹脂から図6に示すような所定の輪郭形状に打ち抜き加工などにより、切取りおよび切り込みを施し、その後、例えば、金型などを用いて加熱成形により、図5に示すような所望の形状に一体的に成形すれば、簡単に製作することができ、都合が良い。 【0030】 以上の構成による本実施形態では、分岐点X近傍に配設され、被記録用紙Pが給紙路41に戻るのを阻止し、排紙路43に誘導案内し、かつ、ガイドする誘導案内板7は、被記録用紙Pを排紙路43に誘導する誘導部71と、被記録用紙Pが、排紙部の方向および/または画像形成路42の方向に搬送されるのをガイドするガイド部72を備え、しかも、これら誘導部71とガイド部72とは、連結部73で一体に連結され、かつ、誘導部71の被記録用紙Pの排紙方向cの終端71cと、ガイド部72の被記録用紙Pの排紙方向cの始端72cとの間に、被記録用紙Pが通過する開口部74が設けられている。従って、従来のように、分岐点X近傍に、切換えガイド、給紙ガイドおよび排紙ガイドなどの3部品を設ける必要が無くなり、部品点数の削減が図れ、しかも、組み立て工数も削減することができる。この結果、この種画像形成装置1のコストの低減を図ることができる。 【0031】 また、誘導案内板7は、一枚の合成樹脂から切取りおよび切り込み工程と、加熱成形工程により、簡単に製作することができるので、都合がよい。 【0032】 更に、誘導案内板7は、ポリエチレンテレフタレート樹脂により形成されているので、摩擦係数が小さく、被記録用紙Pをスムーズに誘導およびガイドすることができ、しかも、加工性に優れているので、都合がよい。 【0033】 なお、上述した実施形態は、本発明の好適な実施例であるが、本発明はこれに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々変形実施可能である。 【0034】 また、上述の実施形態では、インクリボンに塗布された昇華性染料を、サーマルヘッドにより被記録用紙上に昇華して転写させるようにしたサーマルヘッド型の画像形成装置について述べたが、例えば、インクリボンを用いずに、被記録用紙Pとして、感熱発色層を備えた感熱記録紙を用い、この感熱記録紙をサーマルヘッドで加熱して画像を発色記録するようにしたサーマルヘッド型の画像形成装置に適用しても良いのは、勿論である。 【0035】 更に、上述の実施形態では、サーマルヘッド型の画像形成装置について説明したが、その誘導案内板は、例えば、インクジェットプリンタなど、他の画像形成装置に適用しても良いのは、勿論である。 【図面の簡単な説明】 【0036】 【図1】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッド型の画像形成装置の主要部の構成を示す概念図本である。 【図2】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッド型の画像形成装置の主要部の構成を示す概念図本である。 【図3】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッド型の画像形成装置の主要部の構成を示す概念図本である。 【図4】本発明の一実施形態に係るサーマルヘッド型の画像形成装置の主要部の構成を示す概念図本である。 【図5】図1に示す画像形成装置の搬送経路中の分岐点近傍に設けられる誘導案内板の一例を示す斜視図である。 【図6】図5に示す誘導案内板の平面図である。 【図7】図5に示す誘導案内板の側面図である。 【符号の説明】 【0037】 a 給紙方向 b 印画方向 c 排紙方向 P 被記録用紙 X 分岐点 1 サーマルヘッド型の画像形成装置 3 画像形成手段 31 サーマルヘッド 32 インクリボン 33 プラテンローラ 4 搬送経路 41 給紙路 42 画像形成路 43 排紙路 51 排紙ローラ 7 誘導案内板 71 誘導部 71c 終端 72 ガイド部 72c 始端 73 連結部 74 開口部
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| 【出願人】 |
【識別番号】000201113 【氏名又は名称】船井電機株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月25日(2006.8.25) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−49622(P2008−49622A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−229731(P2006−229731) |
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