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【発明の名称】 画像形成装置
【発明者】 【氏名】毛利野 哲

【要約】 【課題】キャリッジに搭載された記録ヘッドに対して記録液を送る供給チューブの剛性が低いときにチューブが垂れ下がって媒体の画像形成面を擦り、画像品質が低下する。

【構成】キャリッジ3には、記録ヘッド11に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク12を搭載し、ヘッドタンク12にはカートリッジホルダ13に着脱自在に装着される各色の記録液カートリッジ14から各色の供給チューブ16を介して記録液を供給し、更にキャリッジ3に一端部側が接続され、供給チューブ16を用紙20から離間させて保持可能なシート状部材31を備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
媒体に対して液滴を吐出する記録ヘッドがキャリッジに搭載され、装置本体側から供給チューブを介して前記記録ヘッドに液体が供給される画像形成装置において、前記キャリッジに一端部側が取付けられ、前記供給チューブを前記媒体から離間させて保持可能なシート状部材を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記シート状部材は透明な部材であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記シート状部材を前記キャリッジの移動に合わせて繰り出し及び巻き戻す手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項3に記載の画像形成装置において、前記シート状部材を繰り出し及び巻き戻す手段の駆動源が前記キャリッジの駆動源と同じであることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1又は2に記載の画像形成装置において、前記シート状部材はキャリッジを起点及び終点としてループ状に設けられている特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項5に記載の画像形成装置において、前記シート状部材が前記キャリッジに対する駆動力伝達機構の一部を構成していることを特徴とする画像形成装置。
【請求項7】
請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置において、前記シート状部材の表面は高摺動性を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項8】
請求項7に記載の画像形成装置において、前記シート状部材は前記供給チューブと接触する領域のみが高摺動性を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項9】
請求項1ないし8に記載の画像形成装置において、前記供給チューブが高摺動製を有する材料からなることを特徴とする画像形成装置。
【請求項10】
請求項1ないし8に記載の画像形成装置において、前記供給チューブの前記シート材と接触する部分のみが高摺動性を有する材料からなることを特徴とする画像形成装置。
【請求項11】
請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、複数の前記供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブは一体化されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項12】
請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、複数の前記供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブの可動部分は一体化されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項13】
請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置において、複数の前記供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブの少なくとも一部をクランプするクランプ手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項14】
請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記シート状部材の一端部は固定されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項15】
請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記シート状部材の一端部は着脱可能に装着されていることを特徴とする画像形成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は画像形成装置に関し、特に液滴を吐出する記録ヘッドを備える画像形成装置に関する。
【背景技術】
【0002】
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、これらの複合機等の画像形成装置として、例えば、記録液(液体)の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下、インクともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行ものがある。
【0003】
なお、画像形成装置は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、液体とは記録液、インクに限るものではなく、画像形成を行うことができる液体であれば特に限定されるものではない。また、液体吐出装置とは、液体吐出ヘッドから液体を吐出する装置を意味し、画像を形成するものに限らない。
【0004】
このような液体吐出装置を備える画像形成装置として、キャリッジ上に記録ヘッド及びこの記録ヘッドに対してインクを供給するサブタンクを搭載し、装置本体側のメインカートリッジからサブタンクに対して供給チューブを介してインクを補充供給するようにしたものがある。
【0005】
そして、特許文献1には複数の供給チューブを保持するチューブホルダが記載されている。
【特許文献1】特許第323689号公報
【0006】
特許文献2にはキャリッジのホームポジションへの移動に伴い、チューブにおけるキャリッジの印字ヘッドに接続する付近のチューブ部分を、リンク機構を有した保持部材が、外方に膨出させない保持動作するようにした構成が記載されている。
【特許文献2】特開2006−015706号公報
【0007】
特許文献3にはインク供給用チューブの曲げ経路部分の自己復帰習性が、記録品質に悪影響を及ぼさないようにする構成が記載されている。
【特許文献3】特開2005−035032号公報
【0008】
特許文献4には供給用チューブを保持するキャリッジ側保持部が、供給用チューブの延出方向を、略U字形の形状の内側に向けるようになされることが記載されている。
【特許文献4】特開2005−035033号公報
【0009】
特許文献5には複数のチューブを支持して記録ヘッドユニットの往復移動方向に沿って回動可能なガイド部材を備えること、具体的には装置本体の上部より供給チューブを吊るす構成が記載されている。
【特許文献5】特開2005−199506号公報
【0010】
特許文献6にはフレキシブル配線板は、チューブを支持するキャタピラに取付けられた変位制限部材内において摺動可能に保持され、この構成において変位制限部材およびキャタピラを摺動性の高い材料で形成することが記載されている。
【特許文献6】特開平11−165447号公報
【0011】
特許文献7にはインクチューブ保持部材を保持手段(キャリッジ)に支持させて、インクヘッドの移動に同期して移動する保持手段の移動に伴い、インクチューブおよびインクチューブを保持するインクチューブ支持手段が屈曲移動するものが記載されている。
【特許文献7】特開2000−318176号公報
【0012】
特許文献8にはインクチューブをガイドするガイド部材を設けることが記載されている。
【特許文献8】特開平04−129751号公報
【0013】
特許文献9には記録ヘッドフレキシブルケーブルやインクチューブなどの複数の可撓性部材は、移動記録体の移動経路を挟んで互いに反対側から記録装置本体から移動記録体へ接続されている構成が記載されている。
【特許文献9】特開2000−321351号公報
【0014】
特許文献10にはキャリッジガイド部材にキャリッジの移動に伴ってチューブがキャリッジの移動方向と交差する方向に遊動するのを規制するチューブ案内溝が形成されたものが記載されている。
【特許文献10】特開平04−129751号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
上述したように供給チューブをキャリッジ上に接続する構成の画像形成装置にあっては、キャリッジの移動に伴って供給チューブも移動することから、上述した特許文献に記載されているように種々の対策が講じられている。
【0016】
ところが、供給チューブの剛性が低い場合、供給チューブが垂れ下がり、画像形成を行なう媒体に接触して画像形成面を汚すという課題があり、このような課題に対しても有効な対策が講じられていない。
【0017】
この場合、供給チューブの剛性を高くすれば有効であるが、供給チューブの剛性を高くすることは、材質や構造の面で高価になるだけでなく、キャリッジの移動に伴って供給チューブによる復元力がキャリッジに係り安定した主走査(キャリッジの移動)を行えなくなったり、スムーズな主走査を行えなくなるなどの不都合を生じる。
【0018】
なお、上記特許文献5に記載のように供給チューブを吊るす構成では装置高さが高くなってしまう。また、特許文献6、7に記載のものチューブを半ば剛体で覆うような構成であるために実際のチューブの取り回し空間よりも大きな空間が必要となって装置が大型化する。
【0019】
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、剛性の低い供給チューブが媒体と接触することを防止した画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、キャリッジに一端部側が取付けられ、供給チューブを媒体から離間させて保持可能なシート状部材を備えている構成とした。
【0021】
ここで、シート状部材は透明な部材である構成、シート状部材をキャリッジの移動に合わせて繰り出し及び巻き戻す手段を備えている構成、この場合、シート状部材を繰り出し及び巻き戻す手段の駆動源がキャリッジの駆動源と同じである構成、シート状部材はキャリッジを起点及び終点としてループ状に設けられている構成、この場合、シート状部材がキャリッジに対する駆動力伝達機構の一部を構成している構成、シート状部材の表面は高摺動性を有する構成、この場合、シート状部材は供給チューブと接触する領域のみが高摺動性を有する構成とできる。
【0022】
また、供給チューブが高摺動性を有する材料からなる構成、供給チューブのシート材と接触する部分のみが高摺動性を有する材料からなる構成、の前記供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブは一体化されている構成、複数の供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブの可動部分は一体化されている構成、複数の供給チューブを有し、これらの複数の供給チューブの少なくとも一部をクランプするクランプ手段を備えている構成とできる。
【0023】
また、シート状部材の一端部は固定されている構成、シート状部材の一端部は着脱可能に装着されている構成とできる。
【発明の効果】
【0024】
本発明に係る画像形成装置によれば、キャリッジに一端部側が取付けられ、供給チューブを媒体から離間させて保持可能なシート状部材を備えている構成としたので、供給チューブが垂れ下がったときでもシート状部材で支えて媒体に接触することを防止するので、剛性の低い供給チューブであっても媒体と接触することを防止できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず、本発明に係る画像形成装置の第1実施形態について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の機構部の平面説明図、図2は同装置の正面説明図である。
この画像形成装置はシリアル型画像形成装置であり、側板1A、1Bに横架したガイド部材である主ガイドロッド2及び図示しない従ガイドロッドにヘッド保持部材であるキャリッジ3を主走査方向に摺動自在に保持し、駆動源としての主走査モータ4によって駆動プーリ5及び従動プーリ6間に掛け回したタイミングベルト7を介して矢示方向(キャリッジ主走査方向)に移動走査する。
【0026】
このキャリッジ3には、例えばイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のインク滴を吐出するための液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド11y、11m、11c、11k(区別しないときは「記録ヘッド11」という。)を複数のノズルからなるノズル列を主走査方向と直交する副走査方向(用紙搬送方向)に沿って配列し、滴吐出方向を下方に向けて装着している。
【0027】
また、キャリッジ3には、記録ヘッド11に対応して各色のインクを供給するためのヘッドタンク(サブタンク)12y、12m、12c、12k(区別しないときは「ヘッドタンク12」という。)を搭載している。このヘッドタンク12には、カートリッジホルダ13に着脱自在に装着される各色の記録液カートリッジ14y、14m、14c、14kから、供給ポンプユニットによって各色の供給チューブ16(図では1本で示している。)を介して、各色の記録液が補充供給される。
【0028】
この供給チューブ16は、一端部が非印字領域側に配置されたカートリッジホルダ13の供給ポンプユニットに接続され、供給ポンプユニットから後板1C側に引き出され、後板1Cに沿って上方に曲げられ、更に後板1Cに沿って主走査方向に引き回された後、平面形状で略横U字状になるように曲げられてキャリッジ3のヘッドタンク12に他端部が接続されている。また、供給チューブ16の途中部分は後板1Cにチューブ固定部材17にて固定されている。
【0029】
また、キャリッジ3に対向して媒体である用紙20を搬送するプラテン21が配置され、プラテン21上で用紙20を間歇的に搬送しながらキャリッジ3を主走査方向に移動し記録ヘッド11から液滴を吐出することによって用紙20上に所要の画像を形成する。
【0030】
また、非印字領域には記録ヘッド11の性能を維持回復する維持回復機構22が配置されている。この維持回復機構22は記録ヘッド11のノズル面(液滴吐出面)をキャッピングするキャップ部材23などを備えている。
【0031】
そして、この画像形成装置においては、キャリッジ3に一端部側が接続され、供給チューブ16を媒体(用紙)20から離間させて保持可能なシート状部材31を備えている。このシート状部材31の他端部はバネ部材などの弾性部材32によって側板1Aに保持している。なお、シート状部材31自体が弾性を有する構成としてもよい。
【0032】
このように構成することで、キャリッジ3が主走査方向に移動するとき、供給チューブ16と用紙20との間にシート状部材31が介在して、供給チューブ16が垂れた場合にでも、図2に示すように、シート状部材31が供給チューブ16を支えるので、供給チューブ16と用紙20との間に隙間が保持される。これにより、供給チューブ16の剛性が低く、供給チューブ16が垂れ下がっても用紙20の画像形成面を擦ることがない。したがって、供給チューブの低コスト化も図れる。
【0033】
この場合、シート状部材31によって用紙20が見えなくなると、ジャムが発生した場合に除去処理の支障となる。そこで、シート状部材31を透明な部材で形成することが好ましく、これにより、ジャムの発見やジャムの除去処理を行い易くなる。
【0034】
次に、本発明の第2実施形態について図3を参照して説明する。なお、図3は同実施形態に係る画像形成装置の機構部の正面説明図である。
ここでは、シート状部材31の他端部を円筒状のシート巻取り軸33に取り付けている。このシート巻取り軸33は図示しないモータなどの駆動源によってキャリッジ3の移動距離、移動位置に基づいて回転駆動する。これらのシート巻取り軸33及び駆動源によって、シート状部材31をキャリッジ3の移動に合わせて繰り出し及び巻き戻す手段を構成している。
【0035】
つまり、第1実施形態のようにシート状部材31の他端部を弾性部材32で保持した場合には、弾性部材32の弾性力がキャリッジ3の移動距離で変化してキャリッジ3の負荷変動が大きくなり、主走査が安定しなくなるおそれがある。そこで、キャリッジ3の移動に合わせてシート状部材31の繰り出し(キャリッジ3の移動による引き出し)及び巻き戻しを行うことによって、キャリッジ3の負荷変動を低減し、安定した主走査を得るようにしている。
【0036】
この場合、シート状部材31のシート巻取り軸33の回転駆動として独立した駆動源を用いるとコストが高くなるので、主走査モータ4の駆動力をプーリとタイミングベルトなどで構成した駆動力伝達機構を用いて駆動するようにすれば、構成の簡略化と低コスト化を図れる。
【0037】
次に、本発明の第3実施形態について図4を参照して説明する。なお、図4は同実施形態に係る画像形成装置の機構部の正面説明図である。
ここでは、シート状部材31の一端部をキャリッジ3の一側面に取り付け、シート状部材31の他端部をキャリッジ3の他側面に取り付け、シート状部材31は自由回転可能なコロ部材35〜38に掛け回している。つまり、シート状部材31はキャリッジ3を起点及び終点としてループ状に設けられている。これにより、小スペース化を図れる。
【0038】
次に、本発明の第4実施形態について説明する。前述したようにキャリッジ3は主走査モータ4によってタイミングベルト7を介して移動走査されるので、このタイミングベルトに代えて第3実施形態のようにループ状の配置したシート状部材31を主走査モータで回動させるようにしている。このようにすれば、低コスト化を図れる。この場合、キャリッジ3の位置精度を出すためにはシート状部材31の一部をタイミングベルトと同じ構造にすることが好ましい。
【0039】
次に、シート状部材31及び供給チューブ16の材質や表面処理について説明する。
上述したように垂れ下がる供給チューブ16をシート状部材31で支えて構成とした場合、キャリッジ3の移動によって供給チューブ16とシート状部材31が擦れる(摩擦が発生する)ことになる。
【0040】
そこで、シート状部材31の表面に高摺動性を持たせる、例えば、表面に摺動性の良いフッ素樹脂コーティングを施すことが好ましい。これにより供給チューブ16とシート状部材31の摩擦抵抗を小さくすることができる。この場合、シート状部材31の全面にフッ素樹脂コーティングするとコストが高くなるので、供給チューブ16と接触する領域だけにフッ素樹脂コーティングなどで高摺動性を持たせることもできる。
【0041】
同様に、供給チューブ16自体も高摺動性を持つ材料、例えばPPなどの摩擦係数が小さな材料で形成することで、これにより供給チューブ16とシート状部材31の摩擦抵抗を小さくすることができる。そして、この場合も、供給チューブ16全体ではなくシート状部材31と接触する部分だけにフッ素樹脂コーティングを施すこともできる。
【0042】
次に、上述したように供給チューブ16が複数本である場合の絡まりなどを防止する構成の第1例について図5及び図6を参照して説明する。なお、図5は供給チューブの要部正面説明図、図6は図5のB−B線に沿う断面説明図である。
この例では、複数本の供給チューブ16y、16m、16c、16kを接着剤40で接着して(あるいは溶着することもできる。)一体化することで、1つの連なった管(連管)としたものである。これにより、複数本の供給チューブの絡まりを防止できる。
【0043】
次に、供給チューブ16が複数本である場合の絡まりなどを防止する構成の第2例について説明する。
この例では、複数本の供給チューブ16y、16m、16c、16kのうちのキャリッジ3の移動によって移動する部分(可動部分:図1に示す領域Aに対応する部分)だけを接着あるいは溶着して一体化することで1つの連なった管(連管)としたものである。これにより、複数本の供給チューブの絡まりを防止でき、コストも低減できる。
【0044】
次に、供給チューブ16が複数本である場合の絡まりなどを防止する構成の第3例について図7及び図8を参照して説明する。なお、図7は供給チューブの要部正面説明図、図8は図7のC−C線に沿う断面説明図である。
ここでは、複数本の供給チューブ16y、16m、16c、16kの上述した可動部分にクランプ部材41を1又は複数個設けて、複数本の供給チューブ16y、16m、16c、16kを束ねることでばらけないようにしている。これにより、連管構成の場合に比べて低コスト化を測れる。
【0045】
次に、シート状部材のキャリッジに対する取り付け構造について図9を参照して説明する。図9はシート状部材取り付け部分の模式的説明図である。
ここでは、シート状部材31の一端部をキャリッジ3の側面の一部3aに接着剤51で接着して固定している(或いは溶着して固定することもできる。)これにより、シート状部材31をキャリッジ3に確実に取付けることができる。
【0046】
次に、シート状部材のキャリッジに対する取り付け構造の他の例について図10及び図11を参照して説明する。なお、図10はシート状部材取り付け部分の模式的平面説明図、図11は同じく模式的正面説明図である。
ここでは、シート状部材31の一端部を取付けるキャリッジ3の側部の一部3aに係合凸部(ピン部材)52を設け、他方、シート状部材31の一端部にはピン部材32に係合可能な係合穴53を形成し、係合穴53をピン部材52装着することで、シート状部材31をキャリッジ3に対して着脱自在に取り付けている。これにより、シート状部材31の固定が容易になるとともに取り外しも可能になる。
【0047】
なお、本発明に係る画像形成装置は、プリンタ構成以外にも、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機などにも適用することができる。さらに、インク以外の記録液や液体、例えばレジスト、医療分野におけるDNA試料を吐出させる画像形成装置などにも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の機構部の平面説明図である。
【図2】同じく正面説明図である。
【図3】本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の機構部の正面説明図である。
【図4】本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の機構部の正面説明図である。
【図5】供給チューブの絡まり防止構成の説明に供する要部正面説明図である。
【図6】同じく図5のB−B線に沿う断面説明図である。
【図7】供給チューブの絡まり防止構成の他の例の説明に供する要部正面説明図である。
【図8】同じく図7のC−C線に沿う断面説明図である。
【図9】シート状部材のキャリッジに対する取り付け構造の説明に供する模式的正面説明図である。
【図10】シート状部材のキャリッジに対する取り付け構造の他の例の説明に供する模式的平面説明図である。
【図11】同じく模式的正面説明図である。
【符号の説明】
【0049】
3…キャリッジ
11k、11c、11m、11y…記録ヘッド
12k、12c、12m、12y…ヘッドタンク
14k、14c、14m、14y…記録液カートリッジ
16、16k、16c、16m、16y…供給チューブ
20…用紙(媒体)
21…プラテン部材
31…シート状部材
【出願人】 【識別番号】000006747
【氏名又は名称】株式会社リコー
【出願日】 平成18年8月23日(2006.8.23)
【代理人】 【識別番号】230100631
【弁護士】
【氏名又は名称】稲元 富保


【公開番号】 特開2008−49560(P2008−49560A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−227103(P2006−227103)