| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】榊谷 正利
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| 【要約】 |
【課題】航空機に画像形成装置を搭載したときに外気圧が低くなることによって液体吐出ヘッドの負圧が維持できなくなってヘッドのノズルから記録液が垂れる液たれを生じることがある。
【構成】圧力継続開放機構402は、キャリッジ23に搭載したすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yに対向可能な長さを有する大気開放レバー422を備え、大気開放レバー422を矢示方向に回動させることで、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yの押圧部材237を押圧し、略同時に大気解放機構232k、232c、232m、232yを開放状態にする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 異なる液体を吐出する複数の液体吐出ヘッドと、 複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにする圧力継続開放手段と を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 請求項1に記載の画像形成装置において、印字動作後の待機動作時には前記圧力継続開放手段を作動させて前記複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにすることを特徴とする画像形成装置。 【請求項3】 請求項1に記載の画像形成装置において、前記圧力継続開放手段は操作部によって作動が指示されることを特徴とする画像形成装置。 【請求項4】 請求項1に記載の画像形成装置において、外気圧の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項5】 請求項4に記載の画像形成装置において、前記外気圧の検出結果はこの画像形成装置に設けられた外気圧を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項6】 請求項4に記載の画像形成装置において、前記外気圧の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた外気圧を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項7】 請求項1に記載の画像形成装置において、この画像形成装置の高度の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項8】 請求項7に記載の画像形成装置において、前記高度の検出結果はこの画像形成装置に設けられた高度を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項9】 請求項7に記載の画像形成装置において、前記高度の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた高度を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項10】 請求項1に記載の画像形成装置において、この画像形成装置の現在位置の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項11】 請求項10に記載の画像形成装置において、前記現在位置の検出結果はこの画像形成装置に設けられた現在位置を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項12】 請求項10に記載の画像形成装置において、前記高度の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた現在位置を検出する手段から与えられることを特徴とする画像形成装置。 【請求項13】 請求項1に記載の画像形成装置において、航空機内のシートベルトロックに関する信号に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載の画像形成装置において、前記液体吐出ヘッドから液体が垂れているか否かの検知結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項15】 請求項1ないし14のいずれかに記載の画像形成装置において、前記圧力継続開放手段を作動させているときには画像出力が要求されたときには一旦出力を待機することを特徴とする画像形成装置。 【請求項16】 請求項1に記載の画像形成装置において、前記圧力継続開放手段を外部から作動操作する操作手段を備えていることを特徴とする画像形成装置。 【請求項17】 請求項16に記載の画像形成装置において、前記操作手段が前記圧力継続開放手段を作動させているか否かを検知して、この検知結果に基づいて画像形成動作を行うことを特徴とする画像形成装置。 【請求項18】 請求項1ないし17のいずれかの画像形成装置において、前記液体吐出ヘッドには装置本体側から液体が供給されるヘッドタンクを備えていることを特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は画像形成装置に関し、特に液体を吐出して画像を形成する画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 一般に、プリンタ、ファックス、コピア、プロッタ、或いはこれらの内の複数の機能を複合した画像形成装置としては、例えば、記録液(液体)の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドを含む液体吐出装置を用いて、媒体(以下「用紙」ともいうが材質を限定するものではなく、また、被記録媒体、記録媒体、転写材、記録紙なども同義で使用する。)を搬送しながら、液体としての記録液(以下、インクともいう。)を用紙に付着させて画像形成(記録、印刷、印写、印字も同義語で用いる。)を行なうものがある。 【0003】 なお、「画像形成装置」は、紙、糸、繊維、布帛、皮革、金属、プラスチック、ガラス、木材、セラミックス等の媒体に液体を吐出して画像形成を行う装置を意味し、また、「画像形成」とは、文字や図形等の意味を持つ画像を媒体に対して付与することだけでなく、パターン等の意味を持たない画像を媒体に付与することをも意味する。また、「液体」とは、記録液、インクに限るものではなく、吐出されるときに流体となるものであれば特に限定されるものではない。液体吐出装置は液体吐出ヘッドから液体を吐出させる装置であって画像を形成するものに限定されない。 【0004】 画像形成装置としては、記録ヘッドをキャリッジに搭載し、キャリッジを主走査方向に移動走査し、主走査方向と直交する方向に媒体を間歇的に搬送しながら、記録ヘッドから液滴を吐出して画像形成を行うシリアル型画像形成装置と、媒体の幅方向に沿ってノズルを並べたノズル列を有する記録ヘッドを固定し、記録ヘッドのノズルの並び方向と直交する方向に媒体を搬送しながら、記録ヘッドから液滴を吐出して画像形成を行うライン型画像形成装置とが知られている。 【特許文献1】特開2005−262686号公報 【0005】 従来の画像形成装置として、特許文献2に記載されているように、吐出ヘッドの内部に内圧を検出する検出手段を設けるとともに、吐出ヘッドへの液供給系にヘッド内圧を調整する手段、例えば、液タンクの液面と吐出ヘッドのノズル面との間の揚水高さを可変する機構を備え、印字中(吐出動作中)にヘッド内圧を測定し、内圧を所定範囲内に保つように内圧調整手段を制御するようにしたものがある。 【特許文献2】特開2005−271389号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 液体吐出ヘッドにおいては、安定した吐出特性(滴体積、滴速度)で液滴を吐出するためにノズルに適切なメニスカスを形成しなければならないこと、ノズルからの液垂れを防止しなければならない。そのため、例えば、液体吐出ヘッドに液体を供給するサブタンクなどと称されるヘッドタンクを備える場合にはヘッドタンク内に負圧を形成し、また、所謂インクカートリッジなどの液体カートリッジを備える場合には液体カートリッジ内の液体吸収部材などで負圧を形成するようにしている。 【0007】 ところで、最近、航空機の機内サービスの一環として画像形成装置を設置し、プリントアウトやコピーなどをサービスの提供を行うことが考えられている。このような使用環境はこれまで想定されていないために、従来の画像形成装置では対応することができないという課題が生じている。 【0008】 特に、航空機内では気圧が低くなることから液体吐出ヘッド側の圧力よりも外気が低くなって、ノズルから液垂れを生じるおそれがある。 【0009】 本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、気圧低下によって液滴吐出ヘッド内部の液体がノズルから垂れるのを防止する画像形成装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 上記の課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、異なる液体を吐出する複数の液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにする圧力継続開放手段とを備えている構成とした。 【0011】 ここで、印字動作後の待機動作時には前記圧力継続開放手段を作動させて前記複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにする構成とできる。また、圧力継続開放手段は操作部によって作動が指示される構成とできる。 【0012】 また、外気圧の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成、この場合、外気圧の検出結果はこの画像形成装置に設けられた外気圧を検出する手段から与えられる構成、外気圧の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた外気圧を検出する手段から与えられる構成とできる。 【0013】 また、この画像形成装置の高度の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成、この場合、前記高度の検出結果はこの画像形成装置に設けられた高度を検出する手段から与えられる構成、前記高度の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた高度を検出する手段から与えられる構成とすることができる。 【0014】 また、この画像形成装置の現在位置の検出結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成、この場合、前記現在位置の検出結果はこの画像形成装置に設けられた現在位置を検出する手段から与えられる構成、前記高度の検出結果はこの画像形成装置とは別に設けられた現在位置を検出する手段から与えられる構成とできる。 【0015】 また、航空機内のシートベルトロックに関する信号に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とできる。 【0016】 また、前記液体吐出ヘッドから液体が垂れているか否かの検知結果に応じて前記圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とできる。また、前記圧力継続開放手段を作動させている状態で出力が要求されたときには一旦出力を待機する構成とできる。 【0017】 また、前記圧力継続開放手段を外部から作動操作する操作手段を備えている構成とでき、この場合、前記操作手段が前記圧力継続開放手段を作動させているか否かを検知して、この検知結果に基づいて画像形成動作を行う構成とできる。 【0018】 また、前記液体吐出ヘッドには装置本体側から液体が供給されるヘッドタンクを備えている構成とできる。 【発明の効果】 【0019】 本発明に係る画像形成装置によれば、異なる液体を吐出する複数の液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにする圧力継続開放手段とを備えている構成としたので、気圧低下が発生する状態では液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにすることで、液体吐出ヘッド側内部の圧力が相対的に高くなってノズルから液垂れするのを防止できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0020】 以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。先ず、本発明を適用する画像形成装置の一例について図1及び図2を参照して説明する。なお、図1は同画像形成装置の全体構成を示す概略構成図、図2は同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。 【0021】 この画像形成装置は、装置本体1の内部(筺体内)に、画像を形成するための画像形成部(手段)2、副走査搬送部(手段)3等を有し、装置本体1の底部に設けた収容手段である給紙部(手段)4から被搬送部材である被記録媒体(以下「用紙」というが、材質を紙に限定するものではない。)5を1枚ずつ分離して給紙し、副走査搬送部3によって用紙5を画像形成部2に対向する位置で間歇的に搬送しながら、画像形成部2によって用紙5に液滴を吐出して所要の画像を形成(記録)した後、排紙搬送部6を通じて装置本体1の上面に形成した排紙トレイ7上に用紙5を排紙する。なお、画像形成部2及び副走査搬送部3はユニット化してエンジンユニット100とし、装置本体1に対して着脱自在に装着している。 【0022】 また、この画像形成装置は、画像形成部2で形成する画像データ(印刷データ)の入力系として、装置本体1の上部で排紙トレイ7の上方には画像を読み取るための画像読取部(スキャナ部)11を備えている。この画像読取部11は、照明光源13とミラー14とを含む走査光学系15と、ミラー16、17を含む走査光学系18とが移動して、コンタクトガラス12上に載置された原稿の画像の読み取りを行い、走査された原稿画像がレンズ19の後方に配置した画像読み取り素子20で画像信号として読み込まれ、読み込まれた画像信号はデジタル化され画像処理され、画像処理した印刷データを印刷することができる。なお、コンタクトガラス12上には原稿を押えるための圧板10を備えている。 【0023】 ここで、この画像形成装置の画像形成部2は、図2にも示すように、前側板101Fと後側板101Rとの間に横架したキャリッジガイド(ガイドロッド)21と後ステー101Bに設けた図示しないガイドステーで、キャリッジ23を主走査方向に移動可能に保持し、主走査モータ27で駆動プーリ28Aと従動プーリ28B間に架け渡したタイミングベルト29を介して主走査方向に移動走査する。 【0024】 そして、このキャリッジ23上には、それぞれブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクを吐出するそれぞれ液体吐出ヘッドからなる記録ヘッド24k、24c、24m、24y(色を区別しないとき及び総称するときは「記録ヘッド24」という。以下、他の部材の符号の表記も同様の扱いとする。)の計4個の液滴吐出ヘッドを搭載し、キャリッジ23を主走査方向に移動させ、副走査搬送部3によって用紙5を用紙搬送方向(副走査方向)に送りながら記録ヘッド24から液滴を吐出させて画像形成を行うシャトル型としている。 【0025】 また、キャリッジ23には各記録ヘッド24に所要の色の記録液を供給するためにヘッド25k、25c、25m、25yを搭載している。一方、図1に示すように、装置本体1の前面からカートリッジ装着部26Aに、ブラック(K)インク、シアン(C)インク、マゼンタ(M)インク、イエロー(Y)インクをそれぞれ収容した記録液カートリッジである各色のインクカートリッジ26を着脱自在に装着でき、各色のインクカートリッジ26から各色のヘッドタンク25に図示しないチューブを介してインク(記録液)を補充供給する。 【0026】 なお、記録ヘッド24としては、インク流路内(圧力発生室)のインクを加圧する圧力発生手段(アクチュエータ手段)として圧電素子を用いてインク流路の壁面を形成する振動板を変形させてインク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させるいわゆるピエゾ型のもの、或いは、発熱抵抗体を用いてインク流路内でインクを加熱して気泡を発生させることによる圧力でインク滴を吐出させるいわゆるサーマル型のもの、インク流路の壁面を形成する振動板と電極とを対向配置し、振動板と電極との間に発生させる静電力によって振動板を変形させることで、インク流路内容積を変化させてインク滴を吐出させる静電型のものなどを用いることができる。記録ヘッドとしては、各色又は2以上の色の液体を吐出する複数のノズル列を形成した1又は複数の液体吐出ヘッドで構成することもでき、この場合には本発明でいう液体吐出ヘッドとは1色の液滴を吐出する1つのノズル列に対応する部分を意味する。 【0027】 また、キャリッジ23の主走査方向に沿って前側板101Fと後側板101Rとの間に、スリットを形成したリニアスケール128を張装し、キャリッジ23にはリニアスケール128のスリットを検知する透過型フォトセンサからなるエンコーダセンサ129を設け、これらのリニアスケール128とエンコーダセンサ129によってキャリッジ23の移動を検知するリニアエンコーダを構成している。 【0028】 さらに、キャリッジ23の走査方向一方側の非印字領域には、図2に示すように、記録ヘッド24のノズルの状態を維持し、回復するための維持回復機構(装置)121を配置している。この維持回復機構121は、5個の記録ヘッド24の各ノズル面24aをキャッピングするキャップ部材である、1個の保湿用を兼ねた吸引用キャップ122aと、4個の保湿用キャップ122b〜122dと、記録ヘッド24のノズル面をワイピングするためのワイピング部材であるワイパーブレード124と、空吐出を行うための空吐出受け125とが配置されている。 【0029】 さらに、キャリッジ23の走査方向の他方側の非印字領域には、空吐出を行うための空吐出受け126を配置している。この空吐出受け126には開口127a〜127dを形成している。 【0030】 副走査搬送部3は、下方から給紙された用紙5を略90度搬送方向を転換させて画像形成部2に対向させて搬送するための、駆動ローラである搬送ローラ32とテンションローラである従動ローラ33間に架け渡した無端状の搬送ベルト31と、この搬送ベルト31の表面を帯電させるために交番電圧であるACバイアス電圧が印加される帯電手段である帯電ローラ34と、搬送ベルト31を画像形成部2の対向する領域でガイドするガイド部材35と、用紙5を搬送ローラ32に対向する位置で搬送ベルト31に押し付ける押さえコロ(加圧コロ)36と、画像形成部2によって画像が形成された用紙5を搬送ベルト31から分離するための分離爪37と、分離された用紙5を排紙搬送部6に送り出すための搬送ローラ38を備えている。 【0031】 この副走査搬送部3の搬送ベルト31は、副走査モータ131からタイミングベルト132及びタイミングローラ133を介して搬送ローラ32が回転されることで、図2の用紙搬送方向(副走査方向)に周回するように構成している。 【0032】 給紙部4は、装置本体1に抜き差し可能で、多数枚の用紙5を積載して収納する収容手段である給紙カセット41と、給紙カセット41内の用紙5を1枚ずつ分離して送り出すための給紙コロ42及びフリクションパッド43と、給紙される用紙5を副走査搬送部3に対して搬送するレジストローラ対44とを有している。給紙コロ42は図示しない給紙クラッチを介してHB型ステッピングモータからなる給紙モータ(駆動源)45によって回転され、またレジストローラ対44も給紙モータ45によって回転駆動される。 【0033】 排紙搬送部6は、画像形成が行われた用紙5を搬送する排紙搬送ローラ対61、62と、用紙5を排紙トレイ7へ送り出すための排紙搬送ローラ対63及び排紙ローラ64とを備えている。 【0034】 次に、ヘッドタンク25の一例について図3ないし図6を参照して説明する。なお、図3はヘッドタンクの斜視説明図、図4は同じく分解斜視説明図、図5は同じく模式的側面説明図、図6は図5のA−A線に沿う概略断面説明図である。 【0035】 このヘッドタンク25は、記録液であるインクを収容する記録液収容部であるインク収容部200を形成する容器本体(ケース)201に、インク収容部200の開口を封止する可撓性を有するフィルム状部材(膜部材)202を接着又は溶着などで貼り付けたものであり、ケース本体201とフィルム状部材202との間にはフィルム状部材202を外方に付勢するためのバネなどの弾性部材203を介装している。また、フィルム状部材202には弾性部材203に対応して膨らみ部202aを形成してその外面に補強部材204を貼り付けている。 【0036】 また、インク収容部200にインクを補充供給したときに満タンになったことを検知するための満タン検知レバー206をケース201の側部に設けた支持部207,207に揺動可能に取り付けている。 【0037】 一方、ケース201にはインク収容部200にインクを補充するためのインク導入路部211を設け、このインク導入路部211とインクカートリッジ26に接続された供給チューブ216とを接続するための連結手段212を着脱自在に装着できるようにしている。 【0038】 また、ケース201の下部にはインク収容部200から記録ヘッド24にインクを供給するための連結部材213を取り付け、この連結部材213には記録ヘッド24のインク供給路214を形成し、インク収容部200との間にはフィルタ215を介装している。 【0039】 そして、ケース201の上部分にはインク収容部200から空気を出すための空気流路221を形成している。この空気流路221は、インク収容部200に開口が臨む入口流路部分222と、この入口流路部分222に続く流路部分223とを含み、下流側でケース201に設けた大気開放穴(口)231に連通し、更に大気開放穴231よりも使用状態で下側になる部分に蓄積部225を連続して形成している。 【0040】 この大気開放穴(口)231には大気開放弁機構232を設けている。この大気開放弁機構232はホルダ233内に弁座234、弁体であるボール235及びこのボール235を弁座234側に付勢するスプリング236を収納して構成し、ボール235を押圧する押圧部材237を備えている。 【0041】 また、ケース201の上部にはインクエンド又はニアーエンドを検知するための2本の検知電極241、242を装着している。 【0042】 このように構成したので、大気開放機構232のボール235を押圧部材237で押圧することによって大気開放穴231を開口して、インク収容部200内を空気流路221、大気開放穴231を通じて大気開放した状態で、液体カートリッジ26から記録液を圧送してヘッドタンク25内にインクを補充供給する。このとき、ヘッドタンク25内の空気は空気流路221から大気開放弁機構232を通じて排出されることになる。 【0043】 その後、大気開放弁機構232を閉状態にしてヘッドタンク25内を大気開放から遮断した状態にし、記録ヘッド24をキャッピングした状態でヘッドタンク25内の記録液をノズルから吸引する(ヘッド吸引を行う)ことにより、可撓性フィルム状部材202にはバネ203の付勢力が掛かっているため、ヘッドタンク25内には負圧が発生する。 【0044】 このようにして、記録ヘッド24内にはヘッドタンク25で発生する負圧がかかり、記録ヘッド24のノズル内にメニスカスが所定に位置に形成され、安定した液滴吐出を行うことができるようになる。 【0045】 次に、この画像形成装置の制御部の概要について図7に示すブロック説明図を参照して説明する。 この制御部は、この画像形成装置全体の制御を司る、CPU、ROM、RAM、VRAM、I/Oなどを含むマイクロコンピュータで構成した主制御部301及び印刷制御を司るマイクロコンピュータで構成した印刷制御部302とを備えている。 【0046】 そして、主制御部301は、通信回路303から入力される印刷処理の情報に基づいて用紙5に画像を形成するために、主走査モータ27や副走査モータ131を主走査モータ駆動回路311及び副走査モータ駆動回路312を介して駆動制御するとともに、印刷制御部302に対して印刷用データを送出するなどの制御を行う。 【0047】 また、主制御部301には、キャリッジ23の位置を検出するキャリッジ位置検出回路313からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいてキャリッジ23の移動位置及び移動速度を制御する。キャリッジ位置検出回路313は、キャリッジ23の走査方向に配置されたリニアスケール(エンコーダシート)128のスリット数を、キャリッジ23に搭載されたフォトセンサ(エンコーダセンサ)129で読み取って計数することで、キャリッジ23の位置を検出する。主走査モータ駆動回路311は、主制御部301から入力されるキャリッジ移動量に応じた出力値、例えばPWM制御を行う場合にはPWM出力値に応じて主走査モータ27を回転駆動させて、キャリッジ23を所定位置に所定の速度で移動させる。 【0048】 また、主制御部301には搬送ベルト31の移動量を検出する搬送量検出回路314からの検出信号が入力され、主制御部301はこの検出信号に基づいて搬送ベルト31の移動量及び移動速度を制御する。搬送量検出回路314は、搬送ローラ32の回転軸に取り付けられたエンコーダホイールのスリット数を、フォトセンサ(エンコーダセンサ)で読み取って計数することで搬送量を検出する。副走査モータ駆動回路312は、主制御部301から入力される搬送量に応じて副走査モータ131を回転駆動させて、搬送ローラ32を回転駆動して搬送ベルト31を所定位置に所定の速度で移動させる。 【0049】 また、主制御部301は、ACバイアス供給部315を介して帯電ローラ34に対してACバイアスを与えることで搬送ベルト31を帯電する制御を行う。主制御部301は、給紙モータ駆動回路316を介して給紙モータ45を回転駆動する。主制御部301は、維持回復機構駆動用モータ駆動回路317を介して維持回復機構121の図示しないモータを回転駆動することにより、キャップ122の昇降、ワイパーブレード124の昇降、図示しない吸引ポンプの駆動などを行わせる。 【0050】 また、主制御部301は、スキャナ制御部318を介して画像読取装置11を制御する。主制御部301は、操作パネル319との間で所要の表示情報の送出や入力されるキー情報の取り込みなどを行う。 【0051】 また、主制御部301は、大気開放機構用駆動回路323を介して個々のヘッドタンク25の大気解放機構232の開閉を行う後述するような大気開放駆動機構の駆動手段(ソレノイド、モータなど)を駆動制御し、また、圧力継続開放機構用駆動回路324を介してすべてのヘッドタンク25の大気解放機構232の開閉を行う後述するような本発明に係る圧力継続開放機構の駆動手段(ソレノイド、モータなど)を駆動制御する。 【0052】 印刷制御部302は、主制御部301からの信号とキャリッジ位置検出回路313及び搬送量検出回路314などからのキャリッジ位置や搬送量に基づいて、記録ヘッド24の液滴を吐出させるための圧力発生手段を駆動するためのデータを生成して、上述した画像データをシリアルデータでヘッド駆動回路321に転送するとともに、この画像データの転送及び転送の確定などに必要な転送クロックやラッチ信号、滴制御信号(マスク信号)などをヘッド駆動回路321に出力する以外にも、ROMに格納されている駆動信号のパターンデータをD/A変換するD/A変換器及び電圧増幅器、電流増幅器等で構成される駆動波形生成部及びヘッドドライバに与える駆動波形選択手段を含み、1の駆動パルス(駆動信号)或いは複数の駆動パルス(駆動信号)で構成される駆動波形を生成してヘッド駆動回路321に対して出力する。 【0053】 ヘッド駆動回路321は、シリアルに入力される記録ヘッド24の1行分に相当する画像データに基づいて印刷制御部302から与えられる駆動波形を構成する駆動信号を選択的に記録ヘッド7の液滴を吐出させるエネルギーを発生する駆動素子(例えば前述したような圧電素子)に対して印加することで記録ヘッド24を駆動する。このとき、駆動波形を構成する駆動パルスを選択することによって、例えば、大滴(大ドット)、中滴(中ドット)、小滴(小ドット)など、大きさの異なるドットを打ち分けることができる。 【0054】 このように構成したこの画像形成装置においては、搬送ベルト31を駆動する搬送ローラ32の回転量を検出して、この検出した回転量に応じて副走査モータ131を駆動制御するとともに、ACバイアス供給部315から帯電ローラ34に交番電圧である正負極の矩形波の高電圧を印加し、これによって、搬送ベルト31には正と負の電荷が搬送ベルト31の搬送方向に対して交互に帯状に印加され、搬送ベルト31上に所定の帯電幅で帯電が行われて不平等電界が生成される。 【0055】 そこで、用紙5が給紙部4から給紙されて、搬送ローラ32と押えコロ36との間に送り込まれて、正負極の電荷が形成されることによって不平等電界が発生している搬送ベルト31上へと送り込まれると、用紙5は電界の向きにならって瞬時に分極し、静電吸着力で搬送ベルト31上に吸着され、搬送ベルト31の移動に伴って搬送される。 【0056】 そして、この搬送ベルト31で用紙5を間歇的に搬送しながら、用紙5上に記録ヘッド24から記録液の液滴を吐出して画像を記録(印刷)し、印刷が行われる用紙5の先端側を分離爪37で搬送ベルト31から分離して搬送ローラ38で排紙搬送部6に送り出す。 【0057】 また、印字(記録)待機中にはキャリッジ23は維持回復機構121側に移動されて、キャップ122で記録ヘッド24のノズル面がキャッピングされて、ノズルを湿潤状態に保つことによりインク乾燥による吐出不良を防止する。また、吸引及び保湿用キャップ122aで記録ヘッド24をキャッピングした状態でノズルから記録液を吸引し(「ノズル吸引」又は「ヘッド吸引」という。)し、増粘した記録液や気泡を排出する回復動作を行い、この回復動作によって記録ヘッド24のノズル面に付着したインクを清掃除去するためにワイパーブレード124でワイピングを行なう。また、記録開始前、記録途中などに記録と関係しないインクを空吐出受け125に向けて吐出する空吐出動作を行う。これによって、記録ヘッド24の安定した吐出性能を維持する。 【0058】 そこで、この画像形成装置に適用した本発明の第1実施形態について図8ないし図13を参照して説明する。なお、図8は同実施形態に係る画像形成装置の要部説明図、図9は図8の大気解放駆動機構部分の平面説明図、図10は同大気解放駆動機構の動作説明に供する平面説明図、図11はヘッドタンクの大気解放機構の動作の説明に供する説明図、図12は図8の本発明に係る圧力継続解放機構部分の平面説明図、図13は同圧力継続解放機構の動作説明に供する平面説明図である。 【0059】 ここでは、個々のヘッドタンク25の大気開放機構232を駆動する大気開放駆動機構401と、すべてのヘッドタンク25の大気開放機構232を駆動する圧力継続開放手段(機構)402とを、キャリッジ23の主走査方向の異なる位置に配置している。なお、大気開放駆動機構401は維持回復機構121側に配置される。 【0060】 大気開放駆動機構401は、図9に示すように、駆動源であるソレノイド411と、支軸414で回動可能に軸支した大気開放レバー412と、引っ張りスプリング413とを備え、ソレノイド411のプランジャ411aに大気開放レバー412の一端部を回動可能に連結し、引っ張りスプリング413で大気開放レバー412を大気開放機構232に当接しない状態(大気開放機構232が閉じた状態)に保持している。 【0061】 そして、ヘッドタンク25に対して大気開放状態で記録液を補充供給する場合には、例えば図11に示すように、仮想線図示の位置にキャリッジ23を移動させて、記録液の補充供給を行うヘッドタンク25(ここでは、イエロー用ヘッドタンク25yとする。)を、大気開放駆動機構401の大気開放レバー412に対応する位置にした後、図10に示すように、大気開放駆動機構401のソレノイド411を駆動してプランジャ411aを矢示方向に引くことで、大気開放レバー412を矢示方向に回動させて大気開放機構232の押圧部材237を押圧する。 【0062】 これによって、図11(a)に示すように大気開放機構232を閉じているボール235が同図(b)に示すように押圧部材237によって内側に押されて大気開放機構232が開放状態になり、ヘッドタンク25y内部が大気に開放されるので、この状態で記録液カートリッジ6yから記録液を補充供給する。 【0063】 その他のヘッドタンク25k、25c、25mに対しても記録液の補充供給を行う場合には、同様にして所要のヘッドタンク25k、25c、25mを大気開放駆動機構401の大気開放レバー412に対応する位置にして大気開放を行って、記録液を供給することになる。 【0064】 次に、圧力継続開放機構402は、図12に示すように、駆動源であるソレノイド421と、支軸424で回動可能に軸支した大気開放レバー422と、引っ張りスプリング423とを備え、ソレノイド421のプランジャ421aに大気開放レバー422の一端部を回動可能に連結し、引っ張りスプリング423で大気開放レバー422を大気開放機構232に当接しない状態(大気開放機構232が閉じた状態)に保持している。 【0065】 そして、この圧力継続開放機構402の大気開放レバー422はキャリッジ23に搭載したすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yに対向可能な長さを有している。 【0066】 ここで、すべての記録ヘッド24k、24c、24m、24y側の内部の圧力である、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力を外気圧と継続的に同じする場合には、例えば図13に示すように、実線図示の位置にキャリッジ23を移動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yが大気開放レバー422に対向可能な位置にする。 【0067】 その後、図14に示すように、大気開放駆動機構402のソレノイド421を駆動してプランジャ421aを矢示方向に引くことで、大気開放レバー422を矢示方向に回動させることで、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yの押圧部材237を押圧し、略同時に大気解放機構232k、232c、232m、232yを開放状態にする。 【0068】 これによって、ヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力がこの画像形成装置が置かれている環境下での外気圧と同じになる。したがって、航空機などにこの画像形成装置を搭載した場合、航空機の上昇に伴って外気圧が低下したときに、圧力継続開放機構402によってすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yを継続的に大気開放状態に保持することにより、ヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力が相対的に外気圧に対して高くなることが防止されて、ヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力が相対的に外気圧に対して高くなることによって生じる液垂れを防止することができる。 【0069】 このように、異なる液体を吐出する複数の液体吐出ヘッドと、複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにする圧力継続開放手段とを備えている構成としたので、航空機に搭載したとき、高地で使用するときなど、気圧低下が発生する状態では液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにすることで、液体吐出ヘッド側内部の圧力が相対的に高くなってノズルから液垂れするのを防止できる。 【0070】 次に、本発明の第2実施形態について図14及び図15を参照して説明する。なお、図14は同実施形態に係る画像形成装置の圧力継続解放機構部分の平面説明図、図15は同圧力継続解放機構の動作説明に供する平面説明図である。 ここでは、同圧力継続解放機構402は、駆動源であるモータ431と、支軸434で回動可能に軸支した大気開放レバー432と、モータ431の回転によって大気開放レバー432を揺動させる移動体434とを備え、モータ431の回転軸431aに取り付けたピニオン435と移動体434に取り付けたラック436とによってモータ431の回転を移動体434に直線運動に変換する。 【0071】 大気開放レバー432の一端部は移動体434に転可能に軸支し、他端部はすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yに対向可能な長さを有している。 【0072】 そして、すべての記録ヘッド24k、24c、24m、24y側の内部の圧力である、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力を外気圧と継続的に同じする場合には、例えば図15に示すように、キャリッジ23を移動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yが大気開放レバー432に対向可能な位置にする。 【0073】 その後、圧力継続開放機構402のモータ431を回転駆動してピニオン435及びラック436を介して移動体434を矢示方向に移動させて大気開放レバー432を矢示方向に回動させることで、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yの押圧部材237を押圧し、略同時に大気解放機構232k、232c、232m、232yを開放状態にする。 【0074】 これによって、ヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力がこの画像形成装置が置かれている環境下での外気圧と同じになるので、前記第1実施形態と同様の作用効果が得られる。 【0075】 また、第1実施形態では、電源がOFFしたときにはソレノイドが作動しなくなるため、一旦大気開放を行った後に電源がOFFされると、大気開放レバー422が初期位置に復帰して、継続的に大気開放できなくなる。これに対して、第2実施形態では、モータの正逆転でラックとピニオンを動かす構成であるので、一旦大気開放を行った後に電源がOFFされたとしても大気開放レバー432は大気開放位置に保持されるので、継続的に大気開放状態を維持することができる。 【0076】 なお、上記第1、第2実施形態では、1つの大きな全色用大気開放レバーにて一度に全色の大気開放機構を大気開放状態にする構成であるが、別に1つの大気開放レバーで1つの大気開放機構を大気開放状態にする機構を各ヘッドについて個々に設けるようにすることもできる。要は、単数又は複数の大気開放レバーが作動したとき、すべてのヘッドについて大気開放機構が大気開放状態になり、ヘッドタンク内部圧力が外気圧と継続的に同じになるようにされればよい。 【0077】 次に、本発明の第3実施形態について図16を参照して説明する。なお、図16は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、維持回復機構121側にすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを作動させて大気開放状態にする圧力継続開放機構402を備える構成としている。 そして、印字動作を行い、印字動作終了後待機状態に入るときには、図16に示すように、印字動作終了後キャリッジ33をキャッピング位置に移動して、維持回復機構121のキャップ部材122a〜122dによって各記録ヘッド24をキャッピングし、圧力継続開放機構402を作動させてすべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にした待機する。 【0078】 なお、この処理を行なった場合、次回の印字開始時には、まず、すべてのヘッドタンク25について負圧形成動作を実行する。この負圧形成動作では、各ヘッドタンク25の大気解放機構232を閉じた状態にした後、記録ヘッド24から所定量の記録液を吐出させる。これにより、ヘッドタンク25内部は密閉状態で内部の記録液が減少することによって負圧状態になる。 【0079】 このように、印字動作後の待機動作時には圧力継続開放手段を作動させて複数の液体吐出ヘッド側の内部圧力を外気圧と継続的に同じにすることによって、待機状態では常に液体吐出ヘッド側の内部圧力が外気圧と同じになっており、液垂れを防止できる。 【0080】 次に、本発明の第4実施形態について図17を参照して説明する。なお、図17は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、操作パネル319からの指示によって圧力継続開放機構402の作動が指示される構成とし、操作パネル319から圧力継続解放が指示されたときには、キャリッジ33をキャッピング位置に移動して、圧力継続開放機構402を作動させて(駆動源を駆動して)すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。その後、印字指令を受けられない状態(印字拒否状態)に設定する。 【0081】 また、操作パネル319から圧力継続解放解除が指示されたときには、圧力継続開放機構402を非作動状態に圧力継続解放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、印字拒否状態を解除して印字を行なうことができる状態にする。 【0082】 このように圧力継続開放手段は操作部によって作動が指示される構成とすることで、ユーザが任意に液垂れを防止するモードに設定することができ、気圧変動による液垂れを防止できる。 【0083】 次に、本発明の第5実施形態について図18及び図19を参照して説明する。なお、図18は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図19は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、画像形成装置本体1内に気圧を検出する気圧検出手段としての気圧計451と、この気圧計451の計測結果に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御するとともに、プリント制御部453に対して待機状態の指示を与える液垂れ防止制御部452とを備えている。なお、液垂れ防止制御部452、プリント制御部453は前述した主制御部301によって構成している。また、気圧検出手段は、ヘッドの近傍に配置されることが好ましい。 【0084】 そして、図19に示すように、気圧計451によって気圧を計測し、計測した気圧(計測値)が予め定めた基準値以下か否かを判別する。このとき、基準値≧計測値でなければ、つまり、外気圧が基準値より高ければ、プリント制御部453に対してプリント可能な待機状態を指示する。 【0085】 これに対して、基準値≧計測値であれば、つまり、外気圧が基準値以下に低下したときには、キャリッジ23を圧力継続解放機構402の全色待機開放レバー422に対応する位置に移動させ、全色待機開放レバー422を作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。 【0086】 その後、再度、気圧計451によって気圧を計測し、計測した気圧(計測値)が基準値以下か否かを判別する。このとき、基準値≧計測値の状態が継続していれば、プリント制御部453に対してプリント不可な待機状態を指示する。 【0087】 そして、基準値≧計測値でなくなれば、つまり、外気圧が基準値より高くなれば、全色待機開放レバー422を復帰作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを閉じた状態にして圧力継続開放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態にする。 【0088】 このように外気圧の検出結果に応じて圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とすることで、自動的に液垂れを防止するモードに入ることができ、航空機に搭載したとき、高地で使用するときなど、気圧変動による液垂れを防止できる。 【0089】 この場合、外気圧の検出結果は画像形成装置内部に設けられた気圧検出手段から与えられる構成とすることで、記録ヘッド近傍の外気圧を検出することができ、より正確な制御を行うことができる。 【0090】 次に、本発明の第6実施形態について図20を参照して説明する。なお、図20は同実施形態の説明に供するブロック説明図である。 ここでは、第5実施形態の外気圧を検出する気圧検出手段としての気圧計451が画像形成装置本体1の外部に配置されている。そして、この気圧計451から有線又は無線で画像形成装置本体1内部の液垂れ防止制御部452に入力され、第5実施形態と同様の動作を行う。 【0091】 このように、外気圧の検出結果は画像形成装置外部に設けられた気圧検出手段から与えられる構成とすることで、航空機に搭載したとき、高地で使用するときなど、必要に応じて気圧検出手段を備えることができ、画像形成装置の低コスト化を図ることができる。 【0092】 次に、本発明の第7実施形態について図21及び図22を参照して説明する。なお、図21は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図22は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、画像形成装置本体1内に気圧を検出する高度検出手段としての高度計461と、この高度計461の計測結果に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御するとともに、プリント制御部453に対して待機状態の指示を与える液垂れ防止制御部452とを備えている。なお、液垂れ防止制御部452、プリント制御部453は前述した主制御部301によって構成している。 【0093】 そして、図22に示すように、高度計461によって高度を計測し、計測した高度(計測値)が予め定めた基準値以上か否かを判別する。このとき、基準値≦計測値でなければ、つまり、高度が基準値より低ければ、外気圧の低下による液垂れのおそれが少ないので、プリント制御部453に対してプリント可能な待機状態を指示する。 【0094】 これに対して、基準値≦計測値であれば、つまり、高度が基準値以上に上昇したときには、高度の上昇によって気圧の低下が生じるので、キャリッジ23を圧力継続解放機構402の全色待機開放レバー422に対応する位置に移動させ、全色待機開放レバー422を作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。 【0095】 その後、再度、高度計451によって高度を計測し、計測した高度(計測値)が基準値以下か否かを判別する。このとき、基準値≦計測値である状態(高度が基準値より高い状態)が継続していれば、プリント制御部453に対してプリント不可な待機状態を指示する。 【0096】 そして、基準値≦計測値でなくなれば、つまり、高度が基準値より低くなれば、外気圧が高くなることから、全色待機開放レバー422を復帰作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを閉じた状態にして圧力継続開放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態にする。 【0097】 このように高度の検出結果に応じて圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とすることで、自動的に液垂れを防止するモードに入ることができ、航空機に搭載したとき、高地で使用するときなど、外気圧の変動に相関する高度変動による液垂れを防止できる。 【0098】 この場合、高度の検出結果は画像形成装置内部に設けられた高度検出手段から与えられる構成とすることで、より正確な制御を行うことができる。 【0099】 次に、本発明の第8実施形態について図23を参照して説明する。なお、図23は同実施形態の説明に供するブロック説明図である。 ここでは、第7実施形態の高度を検出する高度検出手段としての高度計461が画像形成装置本体1の外部に配置されている。そして、この高度計461から有線又は無線で画像形成装置本体1内部の液垂れ防止制御部452に入力され、第5実施形態と同様の動作を行う。 【0100】 このように、高度の検出結果は画像形成装置外部に設けられた高度検出手段から与えられる構成とすることで、航空機に搭載するとき、高地で使用するときなど、必要に応じて高度検出手段を備えることができ、画像形成装置の低コスト化を図ることができる。 【0101】 次に、本発明の第9実施形態について図24及び図25を参照して説明する。なお、図24は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図25は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、画像形成装置本体1内部に、この画像形成装置本体1の現在位置を計測する現在位置計測手段としてのGPS計測装置471と、このGPS計測装置571の計測結果に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御するとともに、プリント制御部453に対して待機状態の指示を与える液垂れ防止制御部472とを備えている。なお、液垂れ防止制御部472、プリント制御部453は前述した主制御部301によって構成している。 【0102】 ここで、液垂れ防止制御部472は、内部メモリ(記憶手段)に記憶されている地形図情報と現在位置情報に基づいて現在位置の高度を推定し、この高度から気圧を推定して、この結果に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御する。なお、地形図情報は内部メモリに格納せずに外部と随時通信することによって取得するようにすることもできる。 【0103】 そして、図25に示すように、GPS計測装置471によってこの画像形成装置本体1の現在位置を計測し、計測した現在位置と地形図情報から現在位置の高度を推定して気圧(外気圧)を推定し、気圧推定値が予め定めた基準値以上か否かを判別する。このとき、基準値≧推定値でなければ、つまり、外気圧が基準値より高ければ、プリント制御部453に対してプリント可能な待機状態を指示する。 【0104】 これに対して、基準値≧推定値であれば、つまり、外気圧が基準値以下に低下したときには、キャリッジ23を圧力継続解放機構402の全色待機開放レバー422に対応する位置に移動させ、全色待機開放レバー422を作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。 【0105】 その後、再度、GPS計測装置471によって現在位置を計測して外気圧を推定し、推定した気圧が基準値以下か否かを判別する。このとき、基準値≧推定値である状態が継続していれば、プリント制御部453に対してプリント不可な待機状態を指示する。 【0106】 そして、基準値≧推定値でなくなれば、つまり、画像形成装置本体1が外気圧が基準値より高くなる場所に移動されたときには、全色待機開放レバー422を復帰作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを閉じた状態にして圧力継続開放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態にする。 【0107】 このように画像形成装置の現在位置の検出結果に応じて圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とすることで、自動的に液垂れを防止するモードに入ることができ、地上における使用であるが高地で使用するときなど、外気圧の変動に相関する高度変動による液垂れを防止できる。 【0108】 次に、本発明の第10実施形態について図26を参照して説明する。なお、図26は同実施形態の説明に供するブロック説明図である。 ここでは、第10実施形態の高度を検出するGPS計測装置471が画像形成装置本体1の外部に配置されている。そして、このGPS計測装置471から有線又は無線で画像形成装置本体1内部の液垂れ防止制御部472に入力され、第9実施形態と同様の動作を行う。 【0109】 このように、現在位置の検出結果は画像形成装置外部に設けられた現在位置検出手段から与えられる構成とすることで、地上ではあるが高地で使用するときなど、必要に応じて現在位置検出手段を備えることができ、画像形成装置の低コスト化を図ることができる。 【0110】 次に、本発明の第11実施形態について図27及び図28を参照して説明する。なお、図27は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図28は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、航空機のシートベルトのロックを検知するシートベルトロックセンサ481と、シートベルトロックセンサ481の検知結果に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御するとともに、プリント制御部453に対して待機状態の指示を与える液垂れ防止制御部482とを備えている。なお、液垂れ防止制御部482、プリント制御部453は前述した主制御部301によって構成している。 【0111】 シートベルトロックセンサ481は、オペレータのシートベルトの着脱を検知したり、シートベルトロックを促す指示がなされたことを判別したりして、シートベルトがロックされた(ロックすべき状態になったことを含む。)ときに無線にて液垂れ防止制御部482にロック検知信号を与える。 【0112】 そして、図28に示すように、シートベルトロックセンサ281からの検知信号をチェックして、シートベルトがロック状態か否かを判別する。このとき、シートベルトがロック状態でなければ、プリント制御部453に対してプリント可能な待機状態を指示する。 【0113】 これに対して、シートベルトロック状態であれば、キャリッジ23を圧力継続解放機構402の全色待機開放レバー422に対応する位置に移動させ、全色待機開放レバー422を作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。 【0114】 その後、再度、シートベルトロックセンサ281からの検知信号をチェックして、シートベルトがロック状態か否かを判別する。このとき、シートベルトロック状態が継続していれば、プリント制御部453に対してプリント不可な待機状態を指示する。 【0115】 そして、シートベルトがロック状態でなくなれば、全色待機開放レバー422を復帰作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを閉じた状態にして圧力継続開放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態にする。 【0116】 このように航空機内のシートベルトロックに関する信号に応じて圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とすることで、自動的に液垂れを防止するモードに入ることができ、航空機に搭載したときなど外気圧の変動による液垂れを防止できる。 【0117】 次に、本発明の第12実施形態について図29ないし図31を参照して説明する。なお、図29は同実施形態の説明に供する液垂れ検知部分の説明図、図30は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図31は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、図29に示すように、記録ヘッド24からの液垂れを検知する液垂れ検知手段である液垂れ検知センサ501k、501c、501m、501yを備えている。この液垂れ検知センサ501は、微小間隔を置いて並べた2本の検知電極511、512を備えて、検知電極511、512間に液体が付着すると両者が通電することによって液垂れを検知できる構成としている。 【0118】 また、図30に示すように、この液垂れ検知センサ501の検知出力に基づいて圧力継続開放機構402の作動を制御するとともに、プリント制御部453に対して待機状態の指示を与える液垂れ防止制御部502とを備えている。なお、液垂れ防止制御部502、プリント制御部453は前述した主制御部301によって構成している。 【0119】 そして、図31に示すように、液垂れ検知センサ501の検知出力をチェックして記録ヘッド24からの液垂れが発生しているか否かを判別する。このとき、液垂れが生じていなければ、プリント制御部453に対してプリント可能な待機状態を指示する。 【0120】 これに対して、記録ヘッド24からの液垂れが生じていることが検知されているときには、キャリッジ23を圧力継続解放機構402の全色待機開放レバー422に対応する位置に移動させ、全色待機開放レバー422を作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを大気開放状態して圧力継続開放状態にする。 【0121】 その後、操作パネル319などから圧力継続開放の解除指示に関する情報を取り込んで、圧力継続開放の解除指示(液垂れ防止モードの解除指示)が与えられたか否かを判別する。つまり、この構成では、液垂れ検知センサ501の検知電極511、512間に一旦記録液が付着すると、その状態が維持されてしまうことになるので、ユーザ、オペレータ、サービスマンなどによって検知電極511、512間の記録液が除去された後、操作パネル319などから圧力継続開放の解除指示が与えられたか否かを判別するようにしている。 【0122】 このとき、操作パネル319などから圧力継続開放の解除指示が与えられなければ、プリント制御部453に対してプリント不可な待機状態を指示する。 【0123】 そして、操作パネル319などから圧力継続開放の解除指示が与えられたときには、全色待機開放レバー422を復帰作動させて、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yを閉じた状態にして圧力継続開放状態を解除し、全ヘッドについて負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態にする。 【0124】 このように液体吐出ヘッドから液体が垂れているか否かの検知結果に応じて圧力継続開放手段を作動させる手段を備えている構成とすることで、気圧変化などで液垂れが生じた場合に迅速に対応することができる。 【0125】 次に、本発明の第13実施形態について図32を参照して説明する。なお、図32は同実施形態の説明に供するフロー図である。 上述した各実施形態のように圧力継続開放状態になったとき(すべてのヘッドタンク25の大気開放機構232を開放状態にした状態を保持しているとき)には、プリント不可の待機状態になる。したがって、この画像形成装置がファクシミリ装置としての機能をも有している場合、受信した文書の印刷出力を行うことができない状態になる。 【0126】 そこで、ここでは、文書を受信したときに、プリント不可の待機状態であるか否かを判別し、プリント不可の待機状態であるときには受信文書をメモリ(記憶手段)に保存しておき、プリント不可の待機状態でなくなったときに受信文書を出力する。 【0127】 このように、圧力継続開放手段を作動させているときには画像出力が要求されたときにでも一旦出力を待機する構成とすることで、受信文書の消失を防止できる。 【0128】 次に、本発明の第14実施形態について図33及び図34を参照して説明する。なお、図33は同実施形態の説明に供する要部平面説明図、図34は同実施形態の動作説明に供する要部平面説明図である。
ここでは、前述した手動操作によって操作される圧力継続開放機構602を備えている。すなわち、すべてのヘッドタンク25の大気開放機構232の押圧部材237を押圧可能な大気開放レバー622を支軸624にて回動操作可能に設け、この大気開放レバー622には一体的に操作レバー625を設けて、この操作レバー625の一部を装置本体1の外装1aに形成した切欠き部(穴部)626から装置本体1外に出して配置している。なお、操作レバー625は外装1aの外側まで出す必要はなく、開閉可能なカバー手段を備えている場合には、そのカバー手段を開状態にしたときに手動操作可能な空間に操作レバー625が配置されている構成とすることもできる。 【0129】 これにより、画像形成装置本体1を航空機に搭載したときや高地に移動したときになど、外気圧が低下して液垂れを生じるおそれがあるときには、図34に示すように、手動操作で操作レバー625を矢示方向に揺動させることによって、大気開放レバー622が矢示方向に揺動して、すべてのヘッドタンク25k、25c、25m、25yの大気解放機構232k、232c、232m、232yの押圧部材237を押圧し、略同時に大気解放機構232k、232c、232m、232yを開放状態にする。 【0130】 これによって、ヘッドタンク25k、25c、25m、25yの内部圧力がこの画像形成装置が置かれている環境下での外気圧と同じになる。 【0131】 このように圧力継続開放手段を外部から作動操作する操作手段を備えている構成とすることで、簡単に液垂れ防止モードに移行させることができ、気圧変動による液垂れを防止できる。また、画像形成装置の電源がOFFのときでも液垂れを防止することができ、画像形成装置を航空機などの移動手段内部で使用しない、つまり、単なる荷物として扱われる場合でも、事前に全色大気開放レバーが動かして液垂れを防ぐことができる。 【0132】 次に、本発明の第15実施形態について図35ないし図38を参照して説明する。なお、図35は同実施形態の説明に供する要部平面説明図、図36は同実施形態の動作説明に供する要部平面説明図、図37は同実施形態の説明に供するブロック説明図、図38は同実施形態の説明に供するフロー図である。 ここでは、上記第14実施形態の操作レバー625の位置(状態)を検知するレバー位置検知手段(センサ)631を備えている。このレバー位置検知センサ631は、図35に示すように、操作レバー625が待機位置(圧力継続開放状態でない位置)にあるときにはオフ状態となり、図36に示すように、操作レバー625が大気開放位置(圧力継続開放状態にした位置)にあるときにはオン状態となるプッシュスイッチなどで構成しているが、その他のフォトセンサなどで構成することもできる。 【0133】 また、図37に示すように、このレバー位置検知センサ631の検知出力に基づいて画像形成動作を制御するプリント制御部633を備えている。なお、プリント制御部633は前述した主制御部301によって構成している。 【0134】 そして、図38に示すように、レバー位置検知センサ631の検知出力で手動操作レバー625の位置を検知し、大気開放位置にあるか否かを判別する。このとき、手動操作レバー625が大気開放位置になければ、プリント制御部633は、全ヘッド24について負圧形成動作を行った後、プリント可能な待機状態として待機する。これに対して、手動操作レバー625が大気開放位置にあれば、プリント制御部633はプリント不可な待機状態として、大気開放位置でなくなるまで待機する。 【0135】 このように、操作手段が圧力継続開放手段を作動させているか否かを検知して、この検知結果に基づいて画像形成動作を行う構成とすることで、上記第14実施形態と同様の作用効果が得られるとともに、手動操作レバーが大気開放側の位置にあるかどうかを検知する手段があること、大気開放状態のまま負圧形成動作に入って狙いの負圧が形成できず、タイムアウトなどのエラーになるのを防ぐことができる。 【図面の簡単な説明】 【0136】 【図1】本発明を適用する画像形成装置の全体構成を示す概略構成図である。 【図2】同装置の画像形成部及び副走査搬送部の平面説明図である。 【図3】同装置のヘッドタンクの斜視説明図である。 【図4】同じく分解斜視説明図である。 【図5】同じく模式的側面説明図である。 【図6】図5のA−A線に沿う概略断面説明図である。 【図7】同装置の制御部の概要を示すブロック説明図である。 【図8】本発明の第1実施形態の要部説明図である。 【図9】同実施形態の大気解放駆動機構部分の平面説明図である。 【図10】同大気解放駆動機構の動作説明に供する平面説明図である。 【図11】ヘッドタンクの大気解放機構の動作の説明に供する説明図である。 【図12】本発明に係る圧力継続解放機構部分の平面説明図である。 【図13】同圧力継続解放機構の動作説明に供する平面説明図である。 【図14】本発明の第2実施形態の圧力継続解放機構部分の平面説明図である。 【図15】同圧力継続解放機構の動作説明に供する平面説明図である。 【図16】本発明の第3実施形態の説明に供するフロー図である。 【図17】本発明の第4実施形態の説明に供するフロー図である。 【図18】本発明の第5実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図19】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【図20】本発明の第6実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図21】本発明の第7実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図22】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【図23】本発明の第8実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図24】本発明の第9実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図25】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【図26】本発明の第10実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図27】本発明の第11実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図28】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【図29】本発明の第12実施形態の説明に供する液垂れ検知部分の説明図である。 【図30】同実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図31】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【図32】本発明の第13実施形態の説明に供するフロー図である。 【図33】本発明の第14実施形態の説明に供する要部平面説明図である。 【図34】同実施形態の動作説明に供する要部平面説明図である。 【図35】本発明の第15実施形態の説明に供する要部平面説明図である。 【図36】同実施形態の動作説明に供する要部平面説明図である。 【図37】同実施形態の説明に供するブロック説明図である。 【図38】同実施形態の説明に供するフロー図である。 【符号の説明】 【0137】 1…装置本体 2…画像形成部 3…副走査搬送部 4…給紙部 5…用紙(被記録媒体) 6…排紙搬送部 7…排紙トレイ(排紙部) 11…画像読取部 23…キャリッジ 24…記録ヘッド 25…ヘッドタンク 232…大気解放機構 401…大気開放駆動機構 402、602…圧力継続開放機構 422…大気開放レバー
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年7月12日(2006.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】230100631 【弁護士】 【氏名又は名称】稲元 富保
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| 【公開番号】 |
特開2008−18599(P2008−18599A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−191641(P2006−191641) |
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