| 【発明の名称】 |
連続紙印刷装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】鳥居 丈資
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| 【要約】 |
【課題】リカバリ印刷において、印刷対象の印刷データが再印刷されたか否かを容易に識別でき、巻き戻しなどの特別な機構を用いることなく、低コストな連続紙印刷装置を提供する。
【構成】連続紙12に対する印刷を中断した後に該中断したときの印刷未完了ページより所定ページ前の印刷データから印刷を再開するリカバリ印刷を行う場合に、連続紙12に既に印刷された印刷データと同一の印刷データを再印刷するページの各々の余白に該再印刷に関するリカバリ情報(バーコード40,42)を印刷する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 印刷データに基づいて連続紙に印刷を行う連続紙印刷装置であって、 前記連続紙に対する印刷を中断した後に該中断したときの中断ページより所定ページ前の印刷データから印刷を再開するリカバリ印刷を行う場合に、前記連続紙に既に印刷された印刷データと同一の印刷データを再印刷する再印刷部分の各々の余白に該リカバリ印刷に関するリカバリ情報を印刷する連続紙印刷装置。 【請求項2】 前記リカバリ情報は、前記再印刷部分の印刷データの印刷回数、前記再印刷部分の位置、及び前記印刷を中断したときの中断位置の少なくとも1つを示す請求項1記載の連続紙印刷装置。 【請求項3】 前記印刷回数は、前記印刷データに基づいた画像が前記連続紙に転写されたときにカウントアップされる請求項2記載の連続紙印刷装置。 【請求項4】 印刷データが属する印刷ジョブを識別する識別情報、印刷データを識別する識別情報、及び印刷データのデータサイズの少なくとも1つに基づいて、印刷対象の印刷データが前記連続紙に既に印刷された印刷データと同一か否かを判断する請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の連続紙印刷装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、連続紙を印刷する連続紙印刷装置に関し、特に、印刷を中断した後に行うリカバリ印刷時に再度印刷されたページを容易に識別することができる連続紙印刷装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、ページ毎にミシン目等の切断線や折り線が形成され各ページが切り離し可能な長尺状の用紙や、ミシン目等は形成されておらず連続して連なる長尺状の用紙(以下、これら用紙を総称して連続紙と呼称する)を印刷する連続紙印刷装置が広く普及している。このような連続紙印刷装置において、印刷中にジャム等の異常が発生した場合に、印刷動作を停止し、印刷未完了ページ或いは印刷未完了ページより所定ページ前から印刷を再開することが多い。これにより、同一ページが重複して印刷されることがあるが、後処理で印刷物を扱うときに、重複して印刷した部分がどの部分かが判別しにくい。従って、重複して印刷した部分を他の部分と容易に区別するための機能が要求されている。 【0003】 用紙が連続していないカット紙の場合には、未完了印刷用紙を別のトレイに出力する方法を採用することができるが、連続紙の場合にはそのような方法は採用できない。 【0004】 そこで、連続紙を巻き戻して不正マークを印字するプリント方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。 【0005】 また、印刷停止時に発生する白紙印刷頁に、識別マークを印刷する連続紙印刷システムも知られている(例えば、特許文献2参照。)。これにより、出力後にオペレータにより行われる手作業の分別が容易となる。 【0006】 また、印刷装置を複数台重連して連続紙を印刷する重連構成の連帳印刷システムにおいてジャム等の異常が生じた場合に、裏面にパージマークをつけるような連続紙印刷システムが提案されている(例えば、特許文献3参照。)。これにより、前後装置間に片面のみ印刷された見かけ上正常に見える用紙が多数存在している場合でも、リカバリ時に再印刷した用紙と区別することができる。 【特許文献1】特開2000−25254号公報 【特許文献2】特開2004−53857号公報 【特許文献3】特開2005−219333号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 しかしながら、特許文献1に記載の技術では、巻き戻すための特別なハード機構を追加しなければならなかった。 【0008】 また、特許文献2に記載のシステムでは、白紙のページについては容易に識別できるが、前述したようにリカバリ印刷時にはシステムが印刷正常完了を通知したページよりも余裕を持って所定ページ前から印刷を再開するようにユーザが指定する場合も多く、この場合は同じページが重複して印刷されることとなってしまうが、特許文献2に記載のシステムではこれを識別することはできず、後処理が面倒になる。 【0009】 さらにまた、特許文献3に記載のシステムでは、異常が発生したときには、後段印刷装置まで正常に搬送してパージマークを印刷しなくてはならないため、前後装置間で用紙が抜き取られた場合には対応できない。 【0010】 本発明は、上述した課題を解決するために提案されたものであり、リカバリ印刷において、印刷対象の印刷データが再印刷されたか否かを容易に識別でき、巻き戻しなどの特別な機構を用いることなく、低コストな連続紙印刷装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 上記目的を達成するために、本発明の連続紙印刷装置は、印刷データに基づいて連続紙に印刷を行う連続紙印刷装置であって、前記連続紙に対する印刷を中断した後に該中断したときの印刷未完了ページより所定ページ前の印刷データから印刷を再開するリカバリ印刷を行う場合に、前記連続紙に既に印刷された印刷データと同一の印刷データを再印刷する部分の各々の余白に該リカバリ印刷に関するリカバリ情報を印刷することを特徴とする。 【0012】 このように、リカバリ印刷を行う場合に、再印刷する部分の各々の余白にリカバリ情報を印刷するようにしたため、対象ページが再印刷されたか否かが容易に把握でき、未完了印刷排出用紙を確実に取り出すことができる。また、不正にリカバリ印刷をさせたり、複数台の連続紙印刷装置を連ねて連続紙を印刷するときに前後装置の間で連続紙のページの抜き取りといった行為があった場合でも、連続紙に印刷されたリカバリ情報からそうした行為を検出することができる。また、巻き戻しなどの特別な機構を用いることなく、低コストで装置を構築できる。 【0013】 なお、前記リカバリ情報は、前記再印刷部分の印刷データの印刷回数、前記再印刷部分の位置、及び前記印刷を中断したときの中断位置の少なくとも1つを示すことができる。 【0014】 また、前記印刷回数は、前記印刷データに基づいた画像が前記連続紙に転写されたときにカウントアップされるようにしてもよい。 【0015】 すなわち、前記中断ページは転写未完了ページとすることができる。 【0016】 また、印刷データが属する印刷ジョブを識別する識別情報、印刷データを識別する識別情報、及び印刷データのデータサイズの少なくとも1つに基づいて、印刷対象の印刷データが前記連続紙に既に印刷された印刷データと同一か否かを判断することができる。 【発明の効果】 【0017】 以上説明したように、本発明によれば、リカバリ印刷において、印刷対象の印刷データが再印刷されたか否かを容易に識別でき、巻き戻しなどの特別な機構を用いることなく、低コストで実現できる、という優れた効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。 【0019】 図1は、2台のプリンタを含む連続紙印刷システムの全体構成図である。この連続紙印刷システム11は、前処理装置から連続紙12を取り込んで該連続紙12の表面に印刷する第1プリンタ13aと、第1プリンタ13aから送出された連続紙12を取り込んで該連続紙12の裏面に印刷する第2プリンタ13bとを備える。この2台のプリンタ13a、13bにより印刷される連続紙12は、ページ毎にミシン目が形成され、各ページが切り離し可能な長尺状の用紙である。 【0020】 第1および第2プリンタ13a、13bの間には中間バッファ装置14および反転機構装置15が配置される。中間バッファ装置14は、第1および第2プリンタ13a、13bの間で一時的に連続紙12を貯える。この中間バッファ装置14の働きで、第1および第2プリンタ13a、13bの間で生じる印刷速度のずれは吸収される。反転機構装置15は、中間バッファ装置14から送出される連続紙12を反転させる。このような構成により、2台のプリンタ13a、13bを連続して通過する連続紙12に両面印刷することができる。 【0021】 第1プリンタ13aの給紙口16には、例えば、第1及び第2プリンタ13a、13bの印刷速度に合わせ用紙を補給するハンドスプライス装置といった前処理装置(図示せず)から連続紙12が供給される。第1プリンタ13aは、連続紙12の各ページに順番に各ページに対応した表面側画像を各ページ毎の印刷データに基づいて印刷する。印刷完了後の連続紙12は第1プリンタ13aの排紙口17から排出される。排出された連続紙12は中間バッファ装置14に搬送される。 【0022】 第2プリンタ13bの給紙口18には、反転機構装置15を介して搬送された連続紙12が供給される。第2プリンタ13bは、連続紙12の各ページごとに表面側画像に対応する裏面側画像を各ページ毎の印刷データに基づいて印刷する。こうして裏面側画像が印刷されると、連続紙12の各ページごとに両面印刷が施される。印刷終了後の連続紙12は第2プリンタ13bの排紙口19から排出される。排出された連続紙12は、後処理装置(図示せず)に搬送され、後処理装置のスタッカにミシン目に沿って順次折りたたまれて蓄積される。なお、連続紙12の印刷済のページがこのスタッカに到達したときに、後述するメインコントローラ33に対して、当該ページの印刷に使用された印刷データについて印刷が完了した旨を示す通知(印刷完了通知)が送出される。 【0023】 各プリンタ13a、13bには、給紙口16、18から排紙口17、19に向かって連続紙12の搬送経路を確立する搬送ユニット21が組み込まれる。搬送ユニット21は、例えばホッパ22から受け渡される連続紙12を排紙口17、19に向けて搬送する。 【0024】 各プリンタ13a、13bでは、中心軸回りで回転する感光ドラム24を備える現像ユニット25が搬送経路の途中に組み込まれる。感光ドラム24には、印刷データに基づいてLED列26から光線が照射され静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光ドラム24にはトナーカートリッジ27からトナーが供給される。これにより静電潜像がトナー像として可視化される。こうして形成されたトナー像は連続紙12に転写される。 【0025】 現像ユニット25と排紙口17、19との間には定着ユニット28が配置される。この定着ユニット28は連続紙12上のトナーを加熱し、トナーを溶融する。溶融したトナーは連続紙12表面に定着する。 【0026】 各プリンタ13a、13bには、各プリンタ13a、13bの印刷動作を全般的に管理するプリンタコントローラ31と、搬送ユニット21の動作や感光ドラム24の回転といった駆動系を全般的に管理する制御回路すなわちメカニカルコントローラ32とが組み込まれる。 【0027】 プリンタコントローラ31は、CPU(プロセッサユニット)とRAMやROM等のメモリとを含んで構成され、ROMには印刷処理に必要な処理ルーチンのプログラムが記憶されている。プリンタコントローラ31は、上位装置から印刷ジョブを受け取ると、該印刷ジョブに含まれる各ページごとの印刷データに基づいて印刷されるようにメカニカルコントローラ32を制御する。 【0028】 また、プリンタコントローラ31は、後述するメインコントローラ33に対して印刷結果通知や障害発生に関する通知を出力する。なお、印刷処理中は、メモリに記憶された管理テーブルに印刷対象の印刷ジョブの各ページ毎の印刷データの印刷回数が各々記録される。図4に管理テーブルの一例を示す。同図に示すように、印刷ジョブを識別するジョブIDと、該印刷ジョブに含まれる各印刷データを識別するページIDとが管理テーブルに登録され、該ジョブID及びページIDで識別される印刷データの印刷回数がそれに対応して記録される。この印刷回数は、印刷処理時に参照される。 【0029】 ここで、本連続紙印刷システム11で行われるリカバリ印刷について説明する。リカバリ印刷は、印刷処理中にジャムやシステム異常などが発生して印刷処理を中断した後に行われる印刷であり、ここでは、該中断したときの印刷未完了ページより所定ページ前の印刷データから印刷を再開する。これにより、ページが欠落することなく確実に全ての印刷データを印刷できる。 【0030】 しかしながら、これにより同一の印刷データが重複して再印刷されてしまうため、本実施の形態では、連続紙12において印刷データが再印刷されたページがどのページかを容易に判別できるように、印刷データを再印刷するページの余白に、リカバリ情報として該印刷データの印刷回数を示すバーコードを印刷する。なお、この連続紙印刷システム11は、印刷を中断した印刷ジョブ内に後処理装置から印刷完了通知が送出された印刷データがあったとしても、リカバリ印刷では該印刷ジョブの最初のページの印刷データから印刷を開始するように予め設定されている。 【0031】 メカニカルコントローラ32は、搬送ユニット21の搬送速度や感光ドラム24の回転速度のほか、印刷データに基づいてLED列26の点滅動作を制御することができる。連続紙12の紙送り速度はメカニカルコントローラ32の働きに基づきLED列26の制御タイミングに合わせ込まれる。なお、メカニカルコントローラ32は、感光ドラム24に形成されたトナー像が連続紙12に転写されたときに、これを検知してプリンタコントローラ31に通知する(転写完了通知)。プリンタコントローラ31は、該転写完了通知を受け、図5に示すように、上記管理テーブルに登録された該当の印刷データの印刷回数のカウント値をカウントアップする。 【0032】 メインコントローラ33は、第1および第2プリンタ13a、13bのプリンタコントローラ31と接続される。メインコントローラ33は、CPU(プロセッサユニット)とRAMやROM等のメモリとを含んで構成され、ROMに記憶された印刷処理に関する処理ルーチンのプログラムを実行することにより、印刷ジョブを生成して各プリンタ13a、13bに供給したり、各プリンタ13a、13bの印刷のタイミングを制御したりする。なお、生成した各印刷ジョブにはジョブIDが付与され、印刷ジョブで印刷される印刷データの各々には、ページIDが付与される。 【0033】 また、メインコントローラ33は、第1プリンタ13a、第2プリンタ13bから障害発生の通知を受領した場合には、印刷未完了の印刷ジョブを再度各プリンタ13a、13bに送信し、リカバリ印刷させる。なお、前述したように、連続紙12に印刷済のページが後処理装置のスタッカに到達したときには、後処理装置は当該ページに印刷された印刷データについての印刷完了通知をメインコントローラ33に送信するが、メインコントローラ33は、この印刷完了通知を1つの印刷ジョブの全ての印刷データについて受信した時点で、各プリンタ13a、13bに該当の印刷ジョブの完了通知を出力する。各プリンタ13a、13bは印刷ジョブの完了通知を受信したときに、管理テーブルから該当の印刷ジョブの全ての印刷データを削除する。 【0034】 また、メインコントローラ33は、UI35に接続され、UI35に各種メッセージ等を表示すると共に、UI35から入力されたオペレータからの指示を受け、各種制御を行うことができる。 【0035】 以下、本実施の形態の連続紙印刷システム11で行われるリカバリ印刷を含む印刷処理について説明する。なお、ここでは、説明を簡単にするために、第1プリンタ13aを用いて連続紙12の表面だけに印刷する場合を例に挙げて説明する。 【0036】 図2は、プリンタコントローラ31により印刷ジョブ受信時に実行される登録印刷処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。 【0037】 まず、受信した印刷ジョブに基づいて各印刷データの印刷指示を行う際に、ステップ100で、印刷指示する印刷データが、既に管理テーブルに記憶されているか否かを判断する。ここでは、該印刷データが管理テーブルに登録されているジョブID及びページIDと同一のジョブID及びページIDを有する印刷データであれば登録済と判断し、そうでなければ未登録であると判断する。 【0038】 ステップ100で、未登録と判断した場合には、ステップ102で、図4に示すように、該印刷データのジョブID及びページIDを管理テーブルに登録すると共に、このジョブID及びページIDに対応する印刷回数のカウント値に0をセットする。 【0039】 一方、ステップ100で、登録済と判断した場合には、ステップ102の処理はスキップする。 【0040】 すなわち、メインコントローラ33から受信した印刷ジョブが、障害等が発生した後リカバリ印刷するために再送された印刷ジョブである場合には、該印刷ジョブの印刷データは登録済みであるためステップ102の登録処理がスキップされ、メインコントローラ33から受信した印刷ジョブが、障害発生時にリカバリ印刷のために再送された印刷ジョブではなく、正常動作時にはじめて送信された印刷ジョブである場合には、該印刷ジョブは管理テーブルに未登録であるため、ステップ102で登録処理が行われる。 【0041】 ステップ102の処理後、またはステップ100で登録済みと判断された後は、ステップ104で、管理テーブルの印刷回数のカウント値に基づいて印刷指示する。 【0042】 具体的には、印刷回数のカウント値が0の印刷データは、はじめて印刷する印刷データであるため、メカニカルコントローラ32に対して通常どおり該印刷データを送出し、該印刷データに基づいて印刷するように印刷指示する。これに対して、印刷回数のカウント値が1以上の印刷データは、リカバリ印刷時に再度印刷する再印刷データであるため、管理テーブルに記憶されている印刷回数のカウント値+1を再印刷データの印刷回数として、該印刷回数を表すバーコードの印刷データを生成する。そして、該バーコードの印刷データを再印刷データに付加した印刷データをメカニカルコントローラ32に対して送出し、再印刷データを該当のページに印刷させると共に、そのページの余白にバーコードを印刷させる。 【0043】 ステップ106では、次に印刷指示する印刷データがあるか否かを判断する。次に印刷指示する印刷データ(続いて送信された他の印刷ジョブの印刷データでもよい)があれば、ステップ100に戻って、上記処理を繰り返し、管理テーブルに順次追加する。また、ステップ106で次に印刷指示する印刷データが無ければ、本処理ルーチンを終了する。 【0044】 図3は、管理テーブルを更新する管理テーブル更新処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。この処理ルーチンは、印刷が開始されたときに起動され、上記登録印刷処理ルーチン実行中にバックグラウンドで実行される。 【0045】 ステップ200では、印刷中に障害が発生したか否かを判断する。障害が発生すると、メカニカルコントローラ32からプリンタコントローラ31に障害発生通知が送出されるため、プリンタコントローラ31は、該通知を受信したときに障害が発生したと判断することができる。ステップ200で、障害が発生したと判断した場合には、ステップ202で、プリンタコントローラ31は、メカニカルコントローラ32に対して印刷を中断する指示を出力すると共に、障害発生通知をメインコントローラ33に送信する。 【0046】 メインコントローラ33は、障害発生通知を受信すると、印刷が中断された印刷ジョブの最初の印刷データから印刷が再開されるように、該印刷ジョブを再送する。プリンタコントローラ31は、該印刷ジョブを受信すると、図2で説明した登録印刷処理を開始し、前述したようにリカバリ印刷を行う。 【0047】 一方、ステップ200で、障害が発生したと判断しなかったときには、ステップ204に移行し、印刷ジョブの印刷が全て完了したか否かを判断する。ここでは、メインコントローラ33から印刷ジョブの印刷完了通知を受信したときには印刷が完了したと判断し、受信しなかったときには印刷は完了しなかったと判断する。 【0048】 前述したように、印刷データが印刷され後処理装置のスタッカに到達した時点で、該印刷データの印刷完了通知がメインコントローラ33に送信されるが、この印刷完了通知を該当の印刷ジョブの全ての印刷データについてメインコントローラ33が受信した時点で、メインコントローラ33は、プリンタコントローラ31に該当の印刷ジョブの印刷完了通知を出力する。これにより、印刷ジョブの印刷が全て完了したか否かをプリンタコントローラ31が判断することができる。 【0049】 ステップ204で、印刷ジョブの印刷が全て完了したと判断しなかった場合、すなわち、メインコントローラ33から印刷ジョブの印刷完了通知を受信しなかったときには、ステップ210に移行し、メカニカルコントローラ32から転写完了通知を受信したか否かを判断する。転写完了通知とは、前述したように、感光ドラム24に形成されたトナー像が連続紙12に転写されたときに、メカニカルコントローラ32から送信される通知である。 【0050】 ステップ210で、転写完了通知を受信したと判断した場合には、ステップ212で、図5に示すように、管理テーブルの該転写が完了した印刷データに対応する印刷回数を1カウントアップする。また、ステップ210で、転写完了通知を受信し無かったと判断した場合には、ステップ200に戻る。 【0051】 また、ステップ204で、印刷ジョブの印刷が全て完了したと判断した場合には、ステップ206に移行し、図6に示すように、管理テーブルから該当の印刷ジョブの全ての印刷データを削除する。 【0052】 続いて、ステップ208で、次の印刷ジョブの印刷指示がなされ印刷が行われているか否かを判断する。ここで次の印刷ジョブの印刷が行われていると判断した場合には、ステップ200に戻る。 【0053】 すなわち、印刷ジョブの全ての印刷データが印刷完了するまで印刷ジョブの全ての印刷データが削除されないため、管理テーブルの印刷回数は、図7に示すようにリカバリ印刷で再印刷される度にカウントアップされる。 【0054】 ここで、リカバリ印刷時の具体的な印刷例を図8を参照して説明する。 【0055】 図8に示すように、用紙搬送方向に連続紙12が搬送され、各印刷データが印刷される。印刷対象の印刷ジョブの初回印刷時において、連続紙12において1ページめの印刷データの転写が終了したページが後処理装置のスタック位置に到達する直前且つ3ページめの印刷データの転写が終了したときに障害が発生したとする(図8の「ジョブ初回」で示されるページを参照。)。このとき、メカニカルコントローラ32は印刷処理を中断し、プリンタコントローラ31は障害発生の通知をメインコントローラ33に送信する。 【0056】 続いて、メインコントローラ33は、印刷が中断された印刷ジョブをプリンタコントローラ31に再送する。本実施の形態では、前述したように、印刷を中断した印刷ジョブ内に後処理装置から印刷完了通知が送出された印刷データがあったとしても、リカバリ印刷では該印刷ジョブの最初のページの印刷データから印刷を開始する。従って、図示されるように1ページめから印刷が再開される。また、印刷回数が2回目の印刷データが印刷されたページの余白には、印刷回数が2回目であることを示すバーコード40が印刷される(図8の「ジョブ再送1回目」で示されるページを参照。)。 【0057】 その後、1ページめの印刷データを印刷したページが後処理装置のスタック位置に到達した後且つ4ページめの印刷データの転写が終了したときに障害が発生したとする。このときも、メカニカルコントローラ32は印刷処理を中断し、プリンタコントローラ31は障害発生の通知をメインコントローラ33に送信する。 【0058】 続いて、メインコントローラ33は、印刷が中断された印刷ジョブをプリンタコントローラ31に再送する。そして、当該印刷ジョブの最初のページから印刷を開始すると共に、印刷回数が2回目の印刷データが印刷されたページの余白には、印刷回数が2回目であることを示すバーコード40が印刷され、印刷回数が3回目の印刷データが印刷されたページの余白には、印刷回数が3回目であることを示すバーコード42が印刷される(図8の「ジョブ再送2回目」で示されるページを参照。)。 【0059】 このように、印刷データが再印刷されたページの余白に印刷データ毎の印刷回数を示すバーコードを各々印刷するようにしたため、再印刷データの印刷位置及び印刷回数を把握でき、そのページが再印刷したものか否かが容易に判別できる。 【0060】 なお、スタック位置に到達したページ(印刷完了通知が送信されたページ)は再印刷しないようにしてもよい。例えば、図3に示した例におけるジョブ再送2回目では、スタック位置に到達した1ページめの印刷データは再印刷せず、2ページ目から再印刷すればよい。 【0061】 なお、本実施の形態では、印刷ジョブの途中で障害が発生した場合には、印刷ジョブの最初の印刷データから印刷する例について説明したが、このように印刷すると、どの位置で障害が発生して印刷を中断したのかが判別しにくい場合がある。従って、バーコードに、印刷を中断したときの中断位置の情報を含めるようにしてもよい。中断したときの中断位置の情報としては、例えば、中断したときにスタック位置に到達したページに印刷された印刷データ及び転写済のページに印刷された印刷データを識別する情報を含めることができる。 【0062】 また、本実施の形態では、再印刷した印刷データの印刷回数を表したバーコードを、再印刷した各ページの余白に印刷することによって、再印刷した印刷データの印刷回数及び印刷位置が容易に判別できるようにしたが、これに限定されず、例えばそのとき再印刷した他の全ての印刷データを識別するジョブID及びページIDを各バーコードに含めるようにしてもよい。これにより、1つのバーコードを読み取るだけで再印刷した印刷データを把握することができる。 【0063】 また、ここでは、リカバリ情報としてバーコードを印刷するようにしたが、バーコード以外のマーク(例えば、二次元コード等)を印刷するようにしてもよいし、該情報の内容そのままを表したテキストを印刷するようにしてもよい。 【0064】 また、本実施の形態では、初回印刷時に印刷データを初めて印刷したページの余白には何も印刷しない例について説明したが、印刷回数「1」を示す情報を各ページに印刷するようにしてもよい。 【0065】 また、本実施の形態では、ページ毎にミシン目等の切断線や折り線が形成され各ページが切り離し可能な連続紙12を例に挙げて説明したが、ミシン目等は形成されておらず連続して連なる長尺状の連続紙についても同様にリカバリ印刷することができる。 【0066】 なお、本実施の形態では、第1プリンタ13aを用いて連続紙12の表面だけに印刷する場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、第1プリンタ13a及び第2プリンタ13bを用いて両面印刷する場合でも上記と同様に、再印刷したページの余白にリカバリ情報を印刷することができる。 【0067】 また、本実施の形態では、リカバリ印刷するときには印刷が中断された印刷ジョブの最初のページの印刷データから印刷を開始する例について説明したが、障害が発生する度、或いは装置の起動時などに、ユーザがリカバリ印刷時にどこから印刷を再開するかを設定するようにしてもよい、 また、本実施の形態では、ジョブID及びページIDに基づいて、印刷対象の印刷データが、管理テーブルに登録されている印刷データと同一であるか否かを判断するようにしたが、ジョブID及びページIDに加え、印刷データのデータサイズに基づいて同一であるか否かを判断するようにしてもよい。例えば、属性情報(例えば印刷サイズや1枚のページに複数ページ分の印刷データを印刷するNアップ印刷など)を変更しても、ジョブID及びページIDは同一である場合がある。このようなときには印刷データのデータサイズで判断すれば、印刷データの同一性(はじめて印刷するのか、再印刷であるのか)を判断することができる。 【0068】 なお、本実施の形態では、プリンタを2台重連させた連続紙印刷システムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば、1台のプリンタのみで構成されていてもよい。 【図面の簡単な説明】 【0069】 【図1】本実施の形態の2台のプリンタを含む連続紙印刷システムの全体構成図である。 【図2】登録印刷処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。 【図3】管理テーブル更新処理ルーチンの流れを示すフローチャートである。 【図4】管理テーブルの一例を示す図である。 【図5】該当の印刷データの印刷回数のカウント値がカウントアップされた管理テーブルを示した図である。 【図6】管理テーブルから該当の印刷ジョブの全ての印刷データを削除する様子を示した図である。 【図7】リカバリ印刷が2回行われたときに印刷データの印刷回数のカウント値がカウントアップされた管理テーブルを示した図である。 【図8】リカバリ印刷の具体例を説明する説明図である。 【符号の説明】 【0070】 13a 第1プリンタ 13b 第2プリンタ 31 プリンタコントローラ 32 メカニカルコントローラ 33 メインコントローラ 40、42 バーコード
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005496 【氏名又は名称】富士ゼロックス株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月30日(2006.6.30) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100079049 【弁理士】 【氏名又は名称】中島 淳
【識別番号】100084995 【弁理士】 【氏名又は名称】加藤 和詳
【識別番号】100085279 【弁理士】 【氏名又は名称】西元 勝一
【識別番号】100099025 【弁理士】 【氏名又は名称】福田 浩志
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| 【公開番号】 |
特開2008−6765(P2008−6765A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−181729(P2006−181729) |
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