| 【発明の名称】 |
ヘッドメンテナンス装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】西野 聡
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| 【要約】 |
【課題】記録装置の構成を複雑化することなく、簡易な構成により誰でも容易に記録ヘッドのメンテナンスを行い、インクの吐出性を回復させることのできるヘッドメンテナンス装置を提供する。
【構成】インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置の記録ヘッドに当接させてメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置であって、インクジェット記録装置とは別体に構成され、記録ヘッドのメンテナンスを行うインク吸収部材15、押圧部材30等と、記録ヘッドに当接させた際に、記録ヘッドのインク吐出面との距離を一定に保つ位置決め部材13と、を備え、記録ヘッドに着脱自在に取り付けられる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置の記録ヘッドに当接させてメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置であって、 前記インクジェット記録装置とは別体に構成され、 前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構と、 前記記録ヘッドに当接させた際に、前記記録ヘッドのインク吐出面との距離を一定に保つ位置決め部材と、 を備えたことを特徴とするヘッドメンテナンス装置。 【請求項2】 前記メンテナンス機構は、前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプユニットであることを特徴とする請求項1に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項3】 前記ワイプユニットは、 高密度繊維で形成されインクを吸収するインク吸収部材と、 前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記インク吸収部材を前記記録ヘッドのインク吐出面に接触させる押圧部材と、 前記押圧部材の移動方向に進退可能なレバー部材と、 前記レバー部材と接続され前記レバー部材の進退運動に連動して前記押圧部材の移動方向に揺動する揺動アームと、を備え、 前記押圧部材は、前記揺動アームに係止され、前記揺動アームの揺動に伴って移動方向に移動するものであることを特徴とする請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項4】 前記ワイプユニットは、 高密度繊維で形成されインクを吸収するインク吸収部材と、 前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記インク吸収部材を前記記録ヘッドのインク吐出面に接触させる押圧部材と、 前記押圧部材に係止され、前記押圧部材の移動方向に揺動する揺動アームと、 前記揺動アームを揺動させる駆動源と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項5】 前記ワイプユニットは、 柔軟性のある材料で形成され、前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプ部材と、 前記ワイプ部材の移動方向に進退可能なレバー部材と、 前記レバー部材と接続され前記レバー部材の進退運動に連動して前記ワイプ部材の移動方向に揺動する揺動アームと、を備え、 前記ワイプ部材は、前記揺動アームに係止され、前記揺動アームの揺動に伴って移動方向に移動するものであることを特徴とする請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項6】 前記ワイプユニットは、 柔軟性のある材料で形成され、前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプ部材と、 前記ワイプ部材に係止され、前記ワイプ部材の移動方向に揺動する揺動アームと、 前記揺動アームを揺動させる駆動源と、 を備えたことを特徴とする請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項7】 前記メンテナンス機構は、 前記記録ヘッドのインク吐出面に密着可能な吸引キャップと、 前記吸引キャップが前記インク吐出面に密着した際前記インク吐出面と前記吸引キャップとの間に生じる空間を減圧し前記記録ヘッドからインクを吸引する吸引機構と、を備えることを特徴とする請求項1に記載のヘッドメンテナンス装置。 【請求項8】 前記吸引機構を動作させる駆動源を備えたことを特徴とする請求項7に記載のヘッドメンテナンス装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ヘッドメンテナンス装置に係り、特に、インクジェット記録装置の記録ヘッドのメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来、画像記録手段として、記録ヘッドからインクを吐出させて画像を形成するインクジェット方式の画像記録装置(以下、「インクジェット記録装置」と称する。)が広く用いられている。 【0003】 このようなインクジェット記録装置においては、連続して記録作業を行った場合に、記録ヘッドの吐出口から吐出され霧状になったインクがインク吐出面や吐出口付近に付着、堆積したり、吐出口が目詰まりを起こすことがある。このような状態で記録作業を行った場合には、インクの吐出不良が生じ、画像記録に不具合が生じるおそれがある。 【0004】 そのため、正常な画像記録を行うためには、適宜記録ヘッドのメンテナンスを行うことが必要となる。従来、記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構は、一般的にはインクジェット記録装置に組み込まれ、記録装置の制御の一つとして制御、使用することが多かった。 【0005】 また、インクカートリッジを収納してインクカートリッジのプリントヘッドをヘッドワイパー(ブレード)で拭き取ることによりメンテナンスを行うメンテナンス機構(メンテナンスボックス)も提案されている(例えば、特許文献1参照) 【特許文献1】特開2001−259746号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0006】 しかしながら、メンテナンス機構をインクジェット記録装置に組み込む場合には、メンテナンス機構を組み込むスペースを確保する必要があり、装置が大型化するとの問題がある。 【0007】 また、特許文献1に記載されているように、メンテナンスボックスを用いてインクカートリッジのプリントヘッドをメンテナンスする場合には、メンテナンスの際にインクカートリッジを装置本体から取り外す必要がある。このため、メンテナンス際に手間がかかり煩雑であるとの問題がある。 【0008】 さらに、紫外線等の活性エネルギー線を照射することによって硬化する活性エネルギー線硬化型インクを用いて画像記録を行うインクジェット記録装置の場合には、インクの粘度が高いため、シリコン等で形成されたブレードでは十分にインクを拭き取ることができない。このため、インク吸収性の高いインク吸収部材によって拭き取りを行うことが効果的だが、インク吸収部材を用いて記録ヘッドのインク吐出面の拭き取りを行う場合に、使用済みのインク吸収部材を巻き取る構成を備えると、そのための装置構成が複雑となり、このようなメンテナンス機構をインクジェット記録装置に組み込むと、制御のシーケンスが複雑となる。 【0009】 一方、特に産業用のインクジェット記録装置においては、メンテナンス機構が記録装置に組み込まれているものは少なく、記録ヘッドのメンテナンスを行う場合には、ユーザがインク吸収部材やワイプ部材で直接記録ヘッドのインク吐出面の拭き取りを行うのが一般である。このため、メンテナンス作業を行う者によってメンテナンス効果が変わりやすく、また、ユーザが記録ヘッドのインク吐出面を強く擦り過ぎたりすることによりインク吐出面に施された撥水処理が劣化したり、吐出口を傷つけたりするおそれがあり、記録ヘッドを傷つけずに十分なメンテナンスを行うには熟練した技術を必要とする場合があった。 【0010】 そこで、本発明は以上のような課題を解決するためになされたものであり、記録装置の構成を複雑化することなく、簡易な構成により誰でも容易に記録ヘッドのメンテナンスを行い、インクの吐出性を回復させることのできるヘッドメンテナンス装置を提供することを目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0011】 このような問題を解決するため、請求項1に記載されているヘッドメンテナンス装置は、インクを吐出して画像を形成するインクジェット記録装置の記録ヘッドに当接させてメンテナンスを行うヘッドメンテナンス装置であって、 前記インクジェット記録装置とは別体に構成され、 前記記録ヘッドのメンテナンスを行うメンテナンス機構と、 前記記録ヘッドに当接させた際に、前記記録ヘッドのインク吐出面との距離を一定に保つ位置決め部材と、 を備えたことを特徴としている。 【0012】 このような構成を有する請求項1に記載の発明は、インクジェット記録装置とは別体に構成されたヘッドメンテナンス装置を、記録ヘッドのメンテナンス時に、位置決め部材によって所定のメンテナンス位置に位置決めして、メンテナンス機構により記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0013】 請求項2に記載されている発明は、請求項1に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記メンテナンス機構は、前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプユニットであることを特徴としている。 【0014】 このような構成を有する請求項2に記載の発明は、記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプユニットによって、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0015】 また、請求項3に記載されている発明は、請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記ワイプユニットは、 高密度繊維で形成されインクを吸収するインク吸収部材と、 前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記インク吸収部材を前記記録ヘッドのインク吐出面に接触させる押圧部材と、 前記押圧部材の移動方向に進退可能なレバー部材と、 前記レバー部材と接続され前記レバー部材の進退運動に連動して前記押圧部材の移動方向に揺動する揺動アームと、を備え、 前記押圧部材は、前記揺動アームに係止され、前記揺動アームの揺動に伴って移動方向に移動するものであることを特徴としている。 【0016】 このような構成を有する請求項3に記載の発明は、レバー部材を進退させることにより揺動アームを揺動させ、揺動アームの揺動に伴って押圧部材を移動方向に移動させる。そして、押圧部材が移動しながらインク吸収部材の表面を記録ヘッドのインク吐出面に接触させることによりインクを吸収、除去し、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0017】 また、請求項4に記載されている発明は、請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記ワイプユニットは、 高密度繊維で形成されインクを吸収するインク吸収部材と、 前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記インク吸収部材を前記記録ヘッドのインク吐出面に接触させる押圧部材と、 前記押圧部材に係止され、前記押圧部材の移動方向に揺動する揺動アームと、 前記揺動アームを揺動させる駆動源と、 を備えたことを特徴としている。 【0018】 このような構成を有する請求項4に記載の発明は、駆動源によって揺動アームを揺動させ、揺動アームの揺動に伴って押圧部材を移動方向に移動させる。そして、押圧部材が移動しながらインク吸収部材の表面を記録ヘッドのインク吐出面に接触させることによりインクを吸収、除去し、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0019】 請求項5に記載されている発明は、請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記ワイプユニットは、 柔軟性のある材料で形成され、前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプ部材と、 前記ワイプ部材の移動方向に進退可能なレバー部材と、 前記レバー部材と接続され前記レバー部材の進退運動に連動して前記ワイプ部材の移動方向に揺動する揺動アームと、を備え、 前記ワイプ部材は、前記揺動アームに係止され、前記揺動アームの揺動に伴って移動方向に移動するものであることを特徴としている。 【0020】 このような構成を有する請求項5に記載の発明は、レバー部材を進退させることにより揺動アームを揺動させ、揺動アームの揺動に伴ってワイプ部材を移動方向に移動させる。そして、ワイプ部材が移動しながら記録ヘッドのインク吐出面をワイプすることによりインクを除去し、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0021】 請求項6に記載されている発明は、請求項2に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記ワイプユニットは、 柔軟性のある材料で形成され、前記記録ヘッドのインク吐出面に沿って移動しながら前記記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプ部材と、 前記ワイプ部材に係止され、前記ワイプ部材の移動方向に揺動する揺動アームと、 前記揺動アームを揺動させる駆動源と、 を備えたことを特徴としている。 【0022】 このような構成を有する請求項6に記載の発明は、駆動源によって揺動アームを揺動させ、揺動アームの揺動に伴ってワイプ部材を移動方向に移動させる。そして、ワイプ部材が移動しながら記録ヘッドのインク吐出面をワイプすることによりインクを除去し、記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0023】 請求項7に記載されている発明は、請求項1に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記メンテナンス機構は、 前記記録ヘッドのインク吐出面に密着可能な吸引キャップと、 前記吸引キャップが前記インク吐出面に密着した際前記インク吐出面と前記吸引キャップとの間に生じる空間を減圧し前記記録ヘッドからインクを吸引する吸引機構と、 を備えることを特徴としている。 【0024】 このような構成を有する請求項7に記載の発明は、吸引キャップをインク吐出面に密着させ、インク吐出面と吸引キャップとの間に生じる空間を吸引機構により減圧し、記録ヘッドからインクを吸引することによって記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【0025】 請求項8に記載されている発明は、請求項7に記載のヘッドメンテナンス装置において、前記吸引機構を動作させる駆動源を備えたことを特徴としている。 【0026】 このような構成を有する請求項8に記載の発明は、駆動源によって吸引機構を動作させて記録ヘッドのメンテナンスを行うようになっている。 【発明の効果】 【0027】 請求項1に記載された発明によれば、ヘッドメンテナンス装置がインクジェット記録装置と別体に構成され、メンテナンスを行うときだけ記録ヘッドに当接させるので、インクジェット記録装置を大型化することなく、簡易な構成で記録ヘッドのメンテナンスを行うことができるという効果を奏する。 【0028】 また、記録ヘッドのメンテナンス時に、位置決め部材によってヘッドメンテナンス装置と記録ヘッドのインク吐出面との距離が一定に保たれるので、ヘッドメンテナンス装置がインク吐出面に近付きすぎてインク吐出面を傷つけることがなく、メンテナンスを行うのに特別な熟練等を要さず、誰でも容易に記録ヘッドのメンテナンスを行うことができる。 【0029】 請求項2に記載された発明によれば、記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプユニットによってメンテナンスを行うので、インク吐出面等に付着したインクを適切に除去することができ、記録ヘッドをインク吐出に適した状態に回復させることができるという効果を奏する。 【0030】 請求項3に記載された発明によれば、記録ヘッドのインク吐出面をインク吸収部材で拭き取ることによってメンテナンスを行うので、インク吐出面に付着したインクを適切に除去することができ、記録ヘッドをインク吐出に適した状態に回復させることができるという効果を奏する。 【0031】 また、押圧部材をインク吸収部材に沿って移動させ、インク吸収部材自身は移動させないでメンテナンス動作を行うので、インク吐出面に施された撥水処理が劣化したり、インク吐出面を傷つけたりするおそれもなく、記録ヘッドの長寿命化を図ることができる。 【0032】 請求項4に記載された発明によれば、駆動源を用いて押圧部材を移動させメンテナンスを行うので、記録ヘッドのメンテナンスを自動で行うことができるという効果を奏する。 【0033】 請求項5に記載された発明によれば、記録ヘッドのインク吐出面を拭き取るワイプ部材によってメンテナンスを行うので、簡易な構成でインク吐出面に付着したインクを適切に除去することができ、記録ヘッドをインク吐出に適した状態に回復させることができるという効果を奏する。 【0034】 請求項6に記載された発明によれば、駆動源を用いてワイプ部材を移動させメンテナンスを行うので、記録ヘッドのメンテナンスを自動で行うことができるという効果を奏する。 【0035】 請求項7に記載された発明によれば、吸引キャップをインク吐出面に密着させ、吸引機構によって記録ヘッドからインクを吸引するので、インクを吐出する吐出口に溜まったインクを除去し、吐出口に正常なメニスカスを再形成させることができ、記録ヘッドをインク吐出に適した状態に回復させることができるという効果を奏する。 【0036】 請求項8に記載された発明によれば、駆動源によって吸引機構を動作させるので、記録ヘッドのメンテナンスを自動で行うことができるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0037】 以下、図1から図3を参照しつつ、本発明に係るヘッドメンテナンス装置の第一の実施形態について説明する。 【0038】 まず、図1に示すように、本実施形態において、ヘッドメンテナンス装置1は、図示しないインクジェット記録装置と別体に設けられ、インクジェット記録装置の記録ヘッド2に当接させて記録ヘッド2のメンテナンスを行うものである。 インクジェット記録装置は、例えば記録ヘッド2による記録を行う記録領域と、記録を行わないときに記録ヘッドを退避させておく退避領域を備えている。本実施形態において、ヘッドメンテナンス装置1によるメンテナンスは、例えば記録ヘッド2をこの退避領域に移動させた上で、ユーザがインクジェット記録装置内にヘッドメンテナンス装置1を入れて行われる。なお、メンテナンスはインクジェット記録装置内で行われる場合に限定されず、装置外に記録ヘッド2を取り出した状態で行ってもよい。 【0039】 ここで、ヘッドメンテナンス装置1によってメンテナンスを行う記録ヘッド2について説明する。 記録ヘッド2は、図1に示すようにほぼ直方体形状に形成されており、インクを吐出する複数の吐出口(図示せず)が形成されたインク吐出面3(図1参照)を備えている。なお、インク吐出面3は、インクが付着し難いように、FEP(フツ化エチレンプロピレン樹詣)等のフッ素加工処理を施す等、撥水処理が施されていることが好ましい。なお、記録ヘッド2の種類、吐出するインクの色や種類等は特に限定されない。 【0040】 各記録ヘッド2の吐出口には、例えば、アクチュエータとして電圧を印加することにより変形する圧電素子としてのピエゾ素子(図示せず)が付設されている。このピエゾ素子に駆動電圧を印加することによってピエゾ素子を変形させ、図示しないインク流路を圧縮して吐出口からインクを吐出させるようになっている。なお、吐出口の先端部ではインクが吐出口の内側に引き込まれて曲面形状(メニスカス)を形成するようになっており、このメニスカスの形状が正常に整えられていると正常なインク吐出を行うことができるようになっている。 【0041】 本実施形態において、ヘッドメンテナンス装置1は、図1から図3に示すように、箱型の筐体11を有している。 筐体11の一端面(図1から図3における上面)は開口部12となっており、開口部12の周縁の各角部には、凸形状の位置決め部材13a,13b,13c,13dがそれぞれ配置されている。位置決め部材13a,13b,13c,13dは、ヘッドメンテナンス装置1を記録ヘッド2に装着した際記録ヘッド2のインク吐出面3の各端部に当接するようになっている。ヘッドメンテナンス装置1を装着した際、記録ヘッド2のインク吐出面3の各端部が位置決め部材13a,13b,13c,13dに突き当てられることにより、メンテナンス時にヘッドメンテナンス装置1と記録ヘッド2のインク吐出面3との距離が一定に保たれ、メンテナンスに適した位置(ヘッドメンテナンス装置1と記録ヘッド2のインク吐出面3とが接近しすぎず、かつインク吐出面3のメンテナンスを十分に行うことができる位置)に位置決めされるようになっている。 【0042】 なお、位置決め部材13a,13b,13c,13dはメンテナンス時にヘッドメンテナンス装置1と記録ヘッド2のインク吐出面3との距離が一定に保たれる構成であればよく、位置決め部材13a,13b,13c,13dの設けられる数、位置、形状等はここに例示したものに限定されない。 【0043】 筐体11の内部には、筐体11を図1から図3におけるほぼ水平方向に仕切る仕切り部材14が設けられている。図2及び図3に示すように、この仕切り部材14より下方は、インクを拭き取り吸収するインク吸収部材15を収納する吸収部材収納部16となっている。吸収部材収納部16の一側面は取り外し可能な蓋部17となっており、蓋部17は図示しないねじ等によって固定されている。 【0044】 吸収部材収納部16の蓋部17に対向する側壁18には、当該側壁18に対して垂直方向に延在する支持軸19が設けられている。支持軸19にはインク吸収部材15を支持する吸収部材支持板20が吸収部材収納部16の側壁18とほぼ平行するように設けられている。 【0045】 吸収部材収納部16の側壁18と吸収部材支持板20との間には、一端側に挿入孔26が形成され、他端側に長孔27が形成された揺動アーム28が設けられている。揺動アーム28の挿入孔26には前記支持軸19が挿入されており、揺動アーム28は支持軸19を中心として回転可能となっている。 【0046】 吸収部材収納部16に収納されるインク吸収部材15は、シート状の部材をロール状に巻回したものであり、インク吸収部材15を吸収部材収納部16に収納する際には、吸収部材支持板20に突き当たるまで、インク吸収部材15のロールの中心を支持軸19に挿入する。これにより、インク吸収部材15は支持軸19によって吸収部材支持板20の上に回転可能に支持されるようになっている。 【0047】 ここで、本実施形態に適用されるインク吸収部材15について説明する。 インク吸収部材15は、例えば0.5デニール以下の繊度、好ましくは0.1デニール程度の繊度を有すような極細繊維である高密度繊維から形成されており、高密度繊維は、ポリエステル、アクリル、ナイロン等のうちいずれか一つあるいはこれらを組み合わせた材料により構成されている。このように、インク吸収部材15は高密度繊維からなるため、その表面に接触するものを吸着しやすく、インクの粘度や濡れ性に関わらず記録ヘッド2のインク吐出面3及びインクの吐出口の先端部からインクを速やかに吸収することができる。すなわち、本実施形態におけるインク吸収部材15は、例えば、紫外線硬化性インク、その他、油系やソルベント系等、通常使用されるインクよりも高粘度で濡れ性の悪いインクであっても、確実に吸収することができるようになっている。なお、インク吸収部材15は、インク吸収性に優れた高密度繊維であればよく、その材料はここに例示したものに限定されない。 また、インク吸収部材15の大きさは特に限定されないが、インク吐出面3の拭き取りをむらなく行うために、少なくとも記録ヘッド2のインク吐出面3の全体を覆うことが可能な大きさ、すなわち、本実施形態においてはインク吐出面3の幅寸法よりも大きな幅寸法となるように形成されている。 【0048】 吸収部材収納部16の上部一端には、インク吸収部材15の一端を吸収部材収納部16から露出させる案内口21が形成されている。 【0049】 また、吸収部材収納部16の上部であって、案内口21の設けられている側とは反対側には、切り欠き部22が形成されている。 【0050】 前記仕切り部材14より上方は、押圧部材30が移動方向Xに移動する可動領域25となっている。可動領域25の内部には、インク吸収部材15を記録ヘッド2のインク吐出面3に押し当てる(接触させる)押圧部材30が設けられている。押圧部材30は、メンテナンス時以外には移動方向Xの上流側(待機位置)に待機し、メンテナンス時に可動領域25内を移動方向Xの上流側から下流側に移動するようになっている。 【0051】 仕切り部材14の可動領域25側の面には、押圧部材30を案内するガイド部材24が押圧部材30の移動方向X(ヘッドメンテナンス装置1の長手方向)に延在して設けられている。ガイド部材には、移動方向Xに延在してガイド溝24aが設けられている。 【0052】 本実施形態において、押圧部材30は、図2及び図3に示すように、インク吸収部材15を裏面から押圧する押圧部31と、押圧部31を支持する支持部材32と、支持部材32の両側に前記ガイド部材24を挟むように設けられた一対のガイド板33a,33bとを備えている。 【0053】 押圧部31と支持部材32との間には図示しないばね等の弾性部材が設けられており、押圧部31が適度な押圧力でインク吸収部材15に接触するようになっている。 【0054】 押圧部31は、柔軟性を有する材料で形成されており、インク吸収部材15の幅寸法に対して少なくとも同等以上の幅寸法に形成されている。押圧部31は、インク吸収部材15を適度な圧力で記録ヘッド2のインク吐出面3に対して均一に押し付けることができるようになっているとともに、押圧部材30を移動方向Xに往復移動させることによって、押圧部31によりインク吸収部材15をインク吐出面の全域にわたって接触させることができるようになっている。なお、押圧部31は、インク吸収部材15をインク吐出面3に対して均一に押圧することができるものであればよく、その形状等は特に限定されない。 【0055】 押圧部31は、例えば、ポリプロピレン、ポリエチレン、4−フッ化エチレン、4,6−フッ化プロピレン等によって形成されている。このような材料を使用している押圧部31は、インク吐出面3に接触させた際に、例えば後述するようなカチオン系の紫外線硬化性インク等、有機系溶剤を含むインクが付着しても膨潤・溶解することなく長年使用することができるようになっている。 【0056】 2つのガイド板33a,33bの間には、例えば前記ガイド部材24のガイド溝24aの幅よりも小さい径のガイド軸(図示せず)がガイド部材24のガイド溝24aを通ってガイド板33a,33bの間を繋ぐように設けられている。 【0057】 また、側壁18の側に位置するガイド板33aには、前記揺動アーム28の長孔27に係止される係止突起34が設けられている。 【0058】 さらに、押圧部材30の支持部材32またはガイド板33a,33bの待機位置側(移動方向Xの上流側)一端部には、図示しないばね等の伸縮部材の一端部が係止されており、伸縮部材の他端部は、ガイド部材24の間隙の待機位置側一端部等に係止されている。押圧部材30は、待機位置から移動方向Xの下流側端部まで移動した際に、この伸縮部材の復元力により、もとの待機位置まで引き戻すようになっている。 【0059】 また、ヘッドメンテナンス装置1には、ユーザが移動方向Xに力を加えることにより移動方向Xにスライドするレバー部材35が設けられている。レバー部材35はユーザが力を加える操作部36と、操作部36に加えられた力を伝達する軸部37と、から構成されている。レバー部材35の軸部37は、前記切り欠き部22から吸収部材収納部16の内部に挿入されている。 【0060】 吸収部材収納部16の内部には、係止部38と板状の連結部39とからなる摺動部材40が設けられている。係止部38には、レバー部材35の軸部37が接続されており、軸部の動きが摺動部材40に伝達されるようになっている。また、連結部39には、前記揺動アーム28がねじ等により連結されている。 【0061】 また、仕切り部材14の吸収部材収納部16側の面には、前記摺動部材38をガイドする摺動ガイド部材41が移動方向Xに延在して設けられている。摺動ガイド部材41は、例えばレール状の部材であり、摺動部材40は、係止部38が摺動ガイド部材39に係止されることにより、摺動ガイド部材39に案内されて摺動ガイド部材39に沿って移動可能となっている。 【0062】 レバー部材35に力が加えられることにより軸部37に接続された摺動部材40が摺動ガイド部材41に沿って移動方向Xに移動すると、揺動アーム28が支持軸19を中心として回動し、長孔27に係止された係止突起34に作用して押圧部材30を移動方向Xに移動させるようになっている。 【0063】 本実施形態においては、インク吸収部材15、押圧部材30、レバー部材35、摺動部材40、揺動アーム28等によってメンテナンス機構としてのワイプユニットが構成されている。 【0064】 筐体11の上部であって押圧部材30の待機位置側の外壁面には、インク吸収部材15の端部を固定する端部固定部材45が設けられている。端部固定部材45は、インク吸収部材15を案内口21から吸収部材収納部16の外に露出させ、開口部12を覆うように張設した際、インク吸収部材15の端部を固定するものである。 【0065】 なお、端部固定部材45がインク吸収部材15の端部を固定する構成は特に限定されず、例えば、筐体11の外壁の一端にヒンジ等を介して端部固定部材45が設けられ、端部固定部材45と筐体11の外壁との間にインク吸収部材15の端部を挟持して固定するようになっている。また、インク吸収部材15の端部を端部固定部材45と筐体11の外壁との間に挟持した上でねじ等によって固定するようになっていてもよい。また、端部固定部材45の設けられる位置等も図示例には限定されない。 【0066】 ここで、本実施形態に用いられるインクについて説明する。 インクを硬化させる際、インクに含まれる重合性化合物を重合反応させるが、本実施形態において記録ヘッド2から吐出されるインクは、重合性化合物として活性化エネルギー線硬化性化合物を含んでおり、重合反応を開始させる活性化エネルギーとして紫外線を使用した紫外線硬化性インクである。 【0067】 紫外線硬化性インクには、重合性化合物として、ラジカル重合性化合物を含むラジカル硬化性インクとカチオン重合性化合物を含むカチオン硬化性インクとに大別されるが、どちらのインクも本実施の形態に用いられるインクとして適用可能であり、ラジカル硬化性インクとカチオン硬化性インクとを複合させたハイブリッド型インクを本実施の形態に用いられるインクとして適用してもよい。 【0068】 しかしながら、酸素による重合反応の阻害が少ない又は無いカチオン硬化性インクのほうが機能性・汎用性に優れるため、本実施の形態では、特に、カチオン硬化性インクを用いている。本実施の形態に用いられるカチオン硬化性インクは、具体的に、少なくともオキセタン化合物,エポキシ化合物,ビニルエーテル化合物などのカチオン重合性化合物と、光カチオン開始剤と、色材とを含む混合物であり、上記の紫外線の被照射により硬化する性質を具備するものである。 【0069】 また、本実施形態におけるインクは、25℃での粘度が、10〜50[mPa・s]で、表面張力が20〜40[mN/m]の液体であり、いわゆる粘性が高く、濡れ性が悪いインクとされている。 【0070】 なお、このような高粘度のインクを吐出する記録ヘッド2の場合でも、本実施形態のように高密度繊維で形成されたインク吸収部材15を用いてインクの拭き取りを行うことにより、適切にインクの拭き取りを行うことができる。 【0071】 次に、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置1の作用について説明する。 【0072】 インクジェット記録装置の記録ヘッド2のメンテナンスが必要になったときに、ユーザはインクジェット記録装置の所定のメンテナンス位置に記録ヘッド2を移動させて停止させ、メンテナンスが必要な記録ヘッド2に対応する位置にヘッドメンテナンス装置1を持っていき、位置決め部材13a,13b,13c,13dが記録ヘッド2に突き当たる位置まで近づけてヘッドメンテナンス装置1を記録ヘッド2に当接させる。位置決め部材13a,13b,13c,13dが記録ヘッド2に突き当たることにより、ヘッドメンテナンス装置1と記録ヘッド2のインク吐出面3とが接近しすぎず、かつインク吐出面3にインク吸収部材15が接触可能なメンテナンスに適した位置に位置決めされる。 【0073】 位置決め部材13a,13b,13c,13dが記録ヘッド2に突き当たると、ユーザはレバー部材35の操作部36を移動方向Xに押してレバー部材35を筐体11の内部に押し込む。これにより、レバー部材35の軸部37に接続された摺動部材40が摺動ガイド部材41に沿って移動方向Xに移動する。摺動部材40が移動すると摺動部材40の動きに連動して摺動部材40の連結部39に連結された揺動アーム28が支持軸19を中心として回転方向Yに回動する。揺動アーム28の揺動は長孔27に係止された係止突起34を介して押圧部材30に伝達され、押圧部材30がガイド部材24に沿って待機位置から移動方向Xの下流側端部に向かって移動方向Xに移動する。このとき押圧部材30の押圧部31は、ばねにより付勢されてインク吸収部材15を裏面から押圧する。これにより、インク吸収部材15が順次記録ヘッド2のインク吐出面3に接触し、インク吐出面3に付着しているインク及びインクの吐出口に溜まっているインクが高密度繊維で形成されているインク吸収部材15に吸収されて、インク吐出面3から除去される。 【0074】 押圧部材30が移動方向Xの下流側端部まで移動し、ユーザがレバー部材35の操作部36から手を離すと、押圧部材30がばねの復元力によって移動方向Xの反対方向(移動方向Xの上流側)に引き戻され、押圧部材30が元の待機位置に戻る。このように押圧部材30がインク吸収部材15を押圧しながらインク吐出面3に沿って往復することにより、インク吐出面3に付着したインク及びインクの吐出口に溜まっているインクが除去され、記録ヘッド2の吐出口のメニスカスが整えられて、記録ヘッド2の吐出性が回復する。 【0075】 メンテナンス動作が完了すると、ユーザは、ヘッドメンテナンス装置1を記録ヘッド2から離すとともに、端部固定部材45を解除してインク吸収部材15の端部を外し、ヘッドメンテナンス装置1の開口部12にかかる部分がインクの付着していない未使用の箇所となるまでインク吸収部材15を引き出す。その後、拭き取り動作によってインクが付着したインク吸収部材15のインク付着箇所をハサミ等で切断するとともに、インク吸収部材15にたるみが生じないようにインク吸収部材15の端部を引張って、開口部12を覆うように張設し、当該端部を端部固定部材45によって固定する。これにより、ヘッドメンテナンス装置1は、新たなメンテナンス動作が可能な状態となる。 【0076】 インク吸収部材15を使い切ったときには、ユーザは蓋部17を開けて吸収部材収納部16の支持軸19に新たなインク吸収部材15を装着する。そしてインク吸収部材15の端部を引き出して案内口21から吸収部材収納部16の外に導く。さらに、そしてインク吸収部材15の端部を案内口21から開口部12の上を通って端部固定部材45の設けられている位置まで引き出すとともに、適度の張力を持たせて張設し、インク吸収部材15の端部を端部固定部材45により固定する。 【0077】 以上のように、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置1は、インクジェット記録装置とは別体となっているので、インクジェット記録装置を大型化することなく、記録ヘッド2のメンテナンスを行うことができる。 【0078】 また、高密度繊維によって形成されたインク吸収部材15によってインク吐出面3の拭き取りを行うので、高粘度で濡れ性の悪いインクにおいても、記録ヘッド2のインク吐出面3及びインクの吐出口の先端部からインクを確実にインク吸収部材15に吸収させ、吐出口の先端部に形成されるメニスカスを正常に整えることができる。これにより、インクの粘度に関わらず記録ヘッド2の吐出性を回復させることができる。 【0079】 また、メンテナンス動作によってインクが付着したインク吸収部材15はユーザが手動で引き出し、再セットするので、インク吸収部材15の巻き取り動作を行う構成等が不要であり、簡易な装置構成で記録ヘッド2のメンテナンスを行うことができる。 【0080】 さらに、位置決め部材13a,13b,13c,13dが設けられているので、ヘッドメンテナンス装置1が記録ヘッド2のインク吐出面3に接近しすぎるのを防ぎ、メンテナンスに適した位置に配置してメンテナンス動作を行うことができる。このため、メンテナンスを行うのに熟練等を要さず、誰でも容易に適切なメンテナンスを行うことができる。 【0081】 また、インク吸収部材15に吐出口の先端部のインクを吸収させることにより吐出口内のメニスカスを整えることができるので、インクを空吐出させる必要がなくインク消費量を抑えることができる。また、インクを空吐出するための受け皿等を設ける必要もないため部品点数を減らしてコスト削減を図ることも可能となる。 【0082】 なお、本実施形態においては、レバー部材35と摺動部材40と揺動アーム28とによって、押圧部材30を移動させる構成とし、メンテナンスを行うときは、ユーザが手動でレバー部材35を操作して押圧部材30を移動させるように構成したが、可動機構の構成はここに例示したものに限定されない。例えば揺動アーム28を用いずにレバー部材35によって直接押圧部材30を移動させる構成としてもよい。 【0083】 また、例えば、図4に示すように、揺動アーム28を支持軸19を中心として回動させる駆動源としてモータ50を設け、モータ50を動作させるスイッチ機構(図示せず)と、電源部(図示せず)と、スイッチ機構をONとするスイッチボタン51と、を備える構成としてもよい。この場合には、ユーザがスイッチボタン51を押すとスイッチ機構がONとなり、電源部からモータ50に電流が供給されてモータ50が動作し、揺動アーム28を回動させる。モータ50(駆動源)としては、例えばステッピングモータ等の各種モータが適用できる。 【0084】 なお、この場合には、例えば1回スイッチボタン51を押すことによりモータ50が正回転し揺動アーム28を回転方向Yに回転させて押圧部材30を移動方向Xに移動させ、もう1回スイッチボタン51を押すことによりモータ50が逆回転し揺動アーム28を回転方向Yとは反対の方向に回転させて押圧部材30を移動方向Xの反対方向に移動させ、もとの待機位置に戻るようにする。なお、1回スイッチボタン51を押すと、所定の期間モータ50が正回転して押圧部材30を移動方向Xの下流側端部まで移動させ、その後逆回転して押圧部材30をもとの待機位置まで移動させるように構成してもよい。 【0085】 なお、揺動アーム28を支持軸19に固定するとともに、モータ50を支持軸19に接続して、モータ50が動作することによって支持軸19が回転方向に回転するように構成してもよい。また、揺動アーム20を設けずに、押圧部材30を直接モータ50によって移動方向Xに移動させるように構成してもよい。 【0086】 なお、この場合、駆動源は、押圧部材30を移動方向Xに移動させる動力となるものであればよく、モータに限定されない。また、電源部としては、例えば、着脱可能な一次電池又は二次電池を内蔵するようにしてもよいし、外部の電源から電流の供給を受けるようにしてもよい。また、コードやクレードル等と接続することにより充電される充電式の電源部としてもよい。 【0087】 また、インク吸収部材15を記録ヘッド2のインク吐出面3に押し当てる押圧部材30の構成は本実施形態中に示したものに限定されない。例えば、押圧部材30の押圧部31を薄板状部材を湾曲させることにより断面形状が円弧状に形成し、複数のスリットを幅方向に所定間隔をもって形成する構成としてもよい。 【0088】 また、押圧部31を、例えば、インクに対して耐腐食性を有する材料で形成された薄膜状の外層と、圧力が加わることにより変形するとともに再びもとの形状に復帰可能な弾性を有する内層とから構成される多層構造のものとしてもよい。 【0089】 この場合、外層を形成する材料としては、例えば、ポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)、ポリテトラフロロエチレン(PTFE)、パーフルオロアルコキシエチレン(PFE)、ポリスチレン(PS)、ポリアミド・ナイロン(PA)、ポリオキシメチレン(POM)、テトラフルオロエチレン・パーフルオロビニルエーテル系フッ素ゴム(FFKM)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)といった樹脂等が適用可能である。外層をこのようなインクに対して耐腐食性を有する材料で形成することにより、例えばカチオン系の紫外線硬化性インク等のような有機系溶剤を含むインクが付着しても膨潤・溶解することなく長期間使用することができる。 【0090】 内層は、例えば、外層によって形成される空間内にゲル状の材料や空気等の気体等、変形可能な材料を充填することにより構成される。ゲル状の材料を内層に充填する場合には、例えば、PP、PE、PTFE、PFE、PS、PA、POM、FFKM、PBTやシリコンといった各種樹脂等が好適に用いられる。 【0091】 また、本実施形態においては、メンテナンス動作後、インク吸収部材15のインク付着部分をユーザがハサミ等で切断するようにしたが、例えば、ヘッドメンテナンス装置1の端部固定部材45の近傍等にインク吸収部材15を切断するカッター部を設け、インク吸収部材15のインク付着部分を引き出した後、このカッター部でインク吸収部材15の切断を行うことができるように構成してもよい。 【0092】 また、本発明に係るヘッドメンテナンス装置1によってメンテナンスを行う記録ヘッド2は、オンデマンド方式でもコンティニュアス方式のいずれの方式による記録ヘッド2でも構わない。また、吐出方式としては、例えば、電気−機械変換方式(例えば、シングルキャビティー型、ダブルキャビティー型、ベンダー型、ピストン型、シェアーモード型、シェアードウォール型等)、電気−熱変換方式(例えば、サーマルインクジェット型、バブルジェット(登録商標)型等)、静電吸引方式(例えば、電界制御型、スリットジェット型等)及び放電方式(例えば、スパークジェット型等)等のうち、いずれの吐出方式の記録ヘッド2でも構わない。 【0093】 また、本実施形態では、紫外線を照射することにより硬化するインクを用いて画像記録を行う記録ヘッド2に対してメンテナンスを行う例について説明したが、インクは必ずしもこれには限定されず、例えば、紫外線、電子線、X線、可視光線、赤外線等の電磁波といった紫外線以外の光を照射することにより硬化するインクであってもよい。この場合、インクには、紫外線以外の光で重合して硬化する重合性化合物と、紫外線以外の光で重合性化合物同士の重合反応を開始させる光開始剤とが適用される。さらに、光を照射することなく硬化するインクを用いて画像記録を行うものであってもよい。 【0094】 その他、本発明が上記実施の形態に限らず適宜変更可能であるのは勿論である。 【0095】 次に、図5を参照しつつ、本発明に係るヘッドメンテナンス装置の第二の実施形態について説明する。なお、第二の実施形態は、ワイプユニットの構成が第一の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第一の実施形態と異なる点について説明する。 【0096】 本実施形態において、ヘッドメンテナンス装置60は、第一の実施形態と同様の筐体61を備えている。 【0097】 筐体61の一端面(図5における上面)は開口部62となっており、開口部62の各角部には、第一の実施形態と同様の位置決め部材63がそれぞれ配置されている。 【0098】 筐体61の内部には、筐体61を図5におけるほぼ水平方向に仕切る仕切り部材64が設けられており、この仕切り部材64より下方は、収納部66となっている。 【0099】 収納部66の一方の側壁(図示せず)には、側壁に対してほぼ垂直に延在する支持軸67が設けられている。支持軸67には、第一の実施形態と同様の、一端側に挿入孔68が形成され、他端側に長孔69が形成された揺動アーム70が設けられている。 【0100】 揺動アーム70の挿入孔68には前記支持軸67が挿入されており、揺動アーム70は支持軸67を中心として回転方向Yに回転可能となっている。 【0101】 前記仕切り部材64より上方は、可動領域71となっており、記録ヘッドのインク吐出面をワイプするワイプ機構72と、ワイプ機構72を移動方向Xに案内する第一の実施形態と同様のガイド溝73aが形成されたガイド部材73が設けられている。ワイプ機構72は、インク吐出面のワイプを行うワイプ部材としてのブレード74と、ブレード74を支持する支持部材75と、支持部材75の両側に前記ガイド部材73を挟むように設けられた一対のガイド板76とを備えている。ガイド板76のうち、前記揺動アーム70の設けられている側壁側のガイド板76には、揺動アーム70を係止する係止突起77が設けられている。 ワイプ機構72は、メンテナンス時以外には移動方向Xの上流側(待機位置)に待機し、メンテナンス時に可動領域71内を移動方向Xの上流側から下流側に移動するようになっている。 【0102】 ブレード74は、例えば、シリコンゴム、EPDM(Ethylene Propylene Diene Methylene Linkage エチレンプロピレンジエンゴム)、FFKM等のフッ素ゴム等の樹脂、その他の柔軟性を有する材料によって形成されており、ブレード74の先端部をインク吐出面に摺接させることによりインク吐出面に付着したインクを拭き取り除去できるようになっている。ブレード74を形成する材料は特に限定されず、上記に例示した以外の材料でも適用することができるが、インクに接触することによる腐食を防止するため、耐腐食性の材料であることが好ましい。 【0103】 また、ヘッドメンテナンス装置60は、第一の実施形態と同様の操作部78と軸部79とを備えるレバー部材80、係止部材81と連結部材82とを備える摺動部材83、摺動部材83を案内する摺動ガイド部材84、を備えている。レバー部材80の軸部79は、摺動部材83に接続されており、揺動アーム70は、摺動部材83の連結部材82に連結されている。また、揺動アーム70の一端部に設けられた長孔69には、係止突起77が係止されている。ユーザがレバー部材80を移動方向Xに押し込むことにより摺動部材83が摺動ガイド部材84に沿って移動方向Xに移動し、これに伴って揺動アーム70が支持軸67を中心として回転方向Yに回動する。これにより揺動アーム70の長孔69に係止された係止突起77を介して揺動アーム70の揺動がワイプ機構72に伝達され、ワイプ機構72を移動方向Xに移動させるようになっている。 【0104】 本実施形態においては、メンテナンス機構としてのワイプユニットは、ワイプ機構72、レバー部材80、摺動部材83、揺動アーム70等によって構成されている。 【0105】 なお、その他の構成は第一の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。 【0106】 次に、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置60の作用について説明する。 【0107】 インクジェット記録装置の記録ヘッドのメンテナンスを行う際には、位置決め部材63が記録ヘッドに突き当たる位置まで近づけ、ヘッドメンテナンス装置60を記録ヘッドに当接させる。位置決め部材63が記録ヘッドに突き当たることにより、ヘッドメンテナンス装置60と記録ヘッドのインク吐出面とが接近しすぎず、かつインク吐出面にブレード74の先端が接触可能なメンテナンスに適した位置に位置決めされる。 【0108】 位置決め部材63が記録ヘッドに突き当たると、ユーザはレバー部材80の操作部78を移動方向Xに押してレバー部材80を筐体61の内部に押し込む。これにより、レバー部材80の軸部79に接続された摺動部材83が摺動ガイド部材84に沿って移動方向Xに移動する。摺動部材83が移動すると摺動部材83の動きに連動して摺動部材83の連結部82に連結された揺動アーム70が支持軸67を中心として回転方向Yに回動する。揺動アーム70の揺動は長孔69に係止された係止突起77を介してワイプ機構72に伝達され、ワイプ機構72がガイド部材73a,73bに沿って待機位置から移動方向Xの下流側端部に向かって移動方向Xに移動する。これにより、ブレード74が記録ヘッドのインク吐出面に付着しているインクを拭き取り、インク吐出面から除去する。 【0109】 ワイプ機構72が移動方向Xの下流側端部まで移動し、ユーザがレバー部材80の操作部78から手を離すと、ワイプ機構72がばねの復元力によって移動方向Xの反対方向(移動方向Xの上流側)に引き戻され、ワイプ機構72が元の待機位置に戻る。 【0110】 以上のように、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置60は、第一の実施形態と同様にインクジェット記録装置とは別体となっているので、インクジェット記録装置を大型化することなく、記録ヘッド2のメンテナンスを行うことができる。 【0111】 また、ブレード74を用いてインク吐出面のインクを除去するので、簡易な構成により記録ヘッドのメンテナンスを行うことができる。 【0112】 さらに、位置決め部材63が設けられているので、ヘッドメンテナンス装置60が記録ヘッドのインク吐出面に接近しすぎるのを防ぎ、メンテナンスに適した位置に配置してメンテナンス動作を行うことができる。このため、メンテナンスを行うのに熟練等を要さず、誰でも容易に適切なメンテナンスを行うことができる。 【0113】 なお、本実施形態においては、ユーザがレバー部材80を操作することにより、手動でブレード74(ワイプ機構72)を移動させるように構成したが、第一の実施形態で述べたのと同様に、ブレード74(ワイプ機構72)を移動させる構成はここに例示したものに限定されない。 【0114】 また、第一の実施形態で述べたのと同様に、ブレード74(ワイプ機構72)を移動させる構成として、モータ等の駆動源と、これに電流を供給する電源部と、スイッチ機構と、スイッチ機構を動作させるスイッチボタン等を備え、ユーザがスイッチボタンを操作すると駆動源により自動的にワイプ機構72を移動方向Xに移動させ、ブレード74によって記録ヘッドのメンテナンスを行うように構成してもよい。 【0115】 また、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態と同様である。 【0116】 次に、図6を参照しつつ、本発明に係るヘッドメンテナンス装置の第三の実施形態について説明する。なお、第三の実施形態は、メンテナンス機構の構成が第一の実施形態及び第二の実施形態と異なるものであるため、以下においては、特に第一の実施形態及び第二の実施形態と異なる点について説明する。 【0117】 本実施形態において、ヘッドメンテナンス装置90は、図6に示すように、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様に筐体91を備えている。筐体91の図6における上部には、記録ヘッドのインク吐出面を覆う吸引キャップ92が設けられている。 【0118】 吸引キャップ92の上端部は、記録ヘッドとヘッドメンテナンス装置90との間の距離を一定に保つ位置決め部材93となっている。なお、位置決め部材93は記録ヘッドとヘッドメンテナンス装置90との間の距離を一定に保つことができるものであればよく、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様、位置決め部材93の形状等は特に限定されない。 【0119】 吸引キャップ92の底面には、吸引キャップ92の内部に連通するインク連通管94が設けられている。インク連通管94の下端には、吸引したインクを受ける廃インクタンク95が設けられている。また、廃インクタンク95には、吸引を行うための吸引管96が連通しており、この吸引管96には、吸引機構としてのシリンジポンプ97が設けられている。シリンジポンプ97は、外筒97aと、プランジャ97bとを備え、プランジャ97bを引くことにより吸引動作を行うものである。プランジャ97bには、例えば図示しないばね等の伸縮部材が設けられており、吸引動作終了後に伸縮部材の復元力によりプランジャ97bが元の位置まで引き戻されるようになっている。 【0120】 本実施形態では、吸引キャップ92、シリンジポンプ97等により、メンテナンス機構が構成されている。 【0121】 また、本実施形態では、吸引機構であるシリンジポンプ97を動作させるモータ等の駆動源と、これに電流を供給する電源部と、スイッチ機構と(何れも図示せず)、スイッチ機構を動作させるスイッチボタン98等を備えている。なお、駆動源によって、プランジャ97bを外筒97aから引き出す方向だけでなく外筒97aに押し込む方向にも動作させるようにしてもよい。この場合には、吸引動作後プランジャ97bが駆動源によって自動的に元の位置まで戻るので、前記伸縮部材を設けない構成とすることができる。 【0122】 なお、例えば、タイマー機構等を設けて、一回スイッチボタン98を押すと10秒間の吸引動作を行う等の設定ができるように構成してもよい。 【0123】 なお、その他の構成は第一の実施形態及び第二の実施形態と同様であるため、その説明を省略する。 【0124】 次に、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置90の作用について説明する。 【0125】 インクジェット記録装置の記録ヘッドのメンテナンスを行う際には、位置決め部材93が記録ヘッドに突き当たる位置までヘッドメンテナンス装置90を記録ヘッドに近づける。位置決め部材93が記録ヘッドに突き当たることにより、ヘッドメンテナンス装置90と記録ヘッドのインク吐出面とが接近しすぎず、かつ吸引キャップ92がインク吐出面に密着可能なメンテナンスに適した位置に位置決めされる。 【0126】 位置決め部材93が記録ヘッドに突き当たると、ユーザはスイッチボタン98を操作することによりモータを駆動させ、シリンジポンプ97を動作させる。これにより、廃インクタンク95の内部が負圧となり、インク連通管94を介して吸引キャップ92とインク吐出面との間の空気が吸引され、吸引キャップ92がインク吐出面に密着する。さらにシリンジポンプ97を動作させることにより、インク吐出面と吸引キャップ92との間の空間が減圧されて記録ヘッドからインクが吸引される。これにより、記録ヘッドの吐出口のインクが除去され、吐出口に正常なメニスカスが整えられて、記録ヘッドのインク吐出性が回復する。 【0127】 以上のように、本実施形態におけるヘッドメンテナンス装置90によれば、吸引キャップ92をインク吐出面に密着させ、シリンジポンプ97によって記録ヘッドからインクを吸引するので、インクを吐出する吐出口に溜まったインクを除去し、吐出口に正常なメニスカスを再形成させることができる。これにより、記録ヘッドをインク吐出に適した状態に回復させることができる。 【0128】 また、シリンジポンプ97(メンテナンス機構)を動作させる駆動源としてモータを備えているので、記録ヘッドのメンテナンスを自動で行うことができ、ユーザが容易に記録ヘッドのメンテナンスを行うことができる。 【0129】 さらに、位置決め部材93が設けられているので、ヘッドメンテナンス装置90が記録ヘッドのインク吐出面に接近しすぎるのを防ぎ、メンテナンスに適した位置に配置してメンテナンス動作を行うことができる。このため、メンテナンスを行うのに熟練等を要さず、誰でも容易に適切なメンテナンスを行うことができる。 【0130】 なお、本実施形態においては、シリンジポンプ97(メンテナンス機構)を動作させる構成として、モータ等の駆動源と、これに電流を供給する電源部と、スイッチ機構と、スイッチ機構を動作させるスイッチボタン98等を備え、ユーザがスイッチボタン98を操作すると駆動源により自動的にシリンジポンプ97を動作させるように構成したが、シリンジポンプ97(メンテナンス機構)を動作させる構成はここに例示したものに限定されない。また、ユーザが操作するレバー部材を備え、ユーザがレバー部材を操作することにより、手動でシリンジポンプ97(メンテナンス機構)を動作させ、吸引動作を行うように構成してもよい。 【0131】 なお、本実施形態においては、吸引機構としてシリンジポンプ97を設ける例について説明したが、吸引機構は、十分な吸引圧を確保して記録ヘッドからインクを吸引することができるものであれば足り、シリンジポンプ97に限定されない。例えば、チューブポンプやダイヤフラムポンプ等の小型ポンプ、筒と弁とを備えたピストン状の吸引装置、その他各種構成の吸引装置を吸引機構として適用することが可能である。 【0132】 また、図6においては、シリンジポンプ97が筐体91の内部に組み込まれている構成のものを例として説明したが、シリンジポンプ97が筐体91の外部にある構成としてもよい。吸引圧を大きくする場合には、シリンジポンプ97も大型のものを用いる必要がある。この場合には、シリンジポンプ97を筐体91外に設ける構成とすることにより、ヘッドメンテナンス装置90自体を大型化させることなく対応できる。 【0133】 なお、その他、本発明が本実施の形態に限られないことは、第一の実施形態及び第二の実施形態と同様である。 【図面の簡単な説明】 【0134】 【図1】第一の実施形態に係るヘッドメンテナンス装置と記録ヘッドと示した斜視図である。 【図2】図1に示すヘッドメンテナンス装置の蓋部側の内部構成を説明する説明図である。 【図3】図1に示すヘッドメンテナンス装置の側壁側の内部構成を説明する説明図である。 【図4】第一の実施形態に係るヘッドメンテナンス装置の一変形例を示した斜視図である。 【図5】第二の実施形態に係るヘッドメンテナンス装置の側壁側の内部構成を説明する説明図である。 【図6】第三の実施形態に係るヘッドメンテナンス装置の内部構成を模式的に示す説明図である。 【符号の説明】 【0135】 1 ヘッドメンテナンス装置 2 記録ヘッド 3 インク吐出面 11 筐体 13 位置決め部材 15 インク吸収部材 16 吸収部材収納部 19 支持軸 21 案内口 25 可動領域 27 長孔 28 揺動アーム 30 押圧部材 31 押圧部 33 ガイド部材 34 係止突起 35 レバー部材 40 摺動部材 45 端部固定部材 50 モータ 51 スイッチボタン 72 ワイプユニット 74 ブレード 92 吸引キャップ 97 シリンジポンプ X 移動方向 Y 回転方向
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000420 【氏名又は名称】コニカミノルタエムジー株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100090033 【弁理士】 【氏名又は名称】荒船 博司
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| 【公開番号】 |
特開2008−6715(P2008−6715A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−179731(P2006−179731) |
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