トップ :: B 処理操作 運輸 :: B41 印刷;線画機;タイプライタ−;スタンプ




【発明の名称】 画像記録装置
【発明者】 【氏名】村木 基人

【要約】 【課題】操作パネル部14、ひいては装置本体を大型化することなく、操作ボタン部の配置に必要な面積を無闇に増大することなく、且つ表示モニタ部の大型化が可能となる画像記録装置を提供する。

【構成】左右に長い1個の表示モニタ装置46はその奥端部を蝶番を介して操作パネル部14に開閉回動可能に枢支されている。表示モニタ装置46の表裏両面に画像表示面46a、46bを有している。表示モニタ装置46が閉止されているとき、表面側の画像表示面46aが上を向いており、裏面側の画像表示面46bが下面を向いている。表示モニタ装置46が開いているとき、画像表示面46bが前方を向いている。表示モニタ装置46が伏せられた状態のとき、裏面側の画像表示面46bで隠される領域に所定の機能を有する多数の操作ボタン部47が配置され、その操作ボタン部47の操作に対応する画像が画像表示面46bに表示される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
操作ボタン部及び画像情報表示のための表示モニタ装置とを有する操作パネル部が装置本体の表面に配置されてなる画像記録装置において、
前記操作パネル部に、複数の表示モニタ装置がそれぞれ独立的に開閉回動可能に設けられ、
前記各表示モニタ装置の閉止時に、当該各表示モニタ装置における画像表示面にて隠れる領域毎に、操作ボタン部の少なくとも一部が配列され、
前記各表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されることを特徴とする画像記録装置。
【請求項2】
前記表示モニタ装置は左右に隣接して2個配置され、前記表示モニタ装置の開閉方向が同一であるか、または左右両表示モニタ装置が観音開き状に開閉回動することを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。
【請求項3】
操作ボタン部及び画像情報表示のための表示モニタ装置とを有する操作パネル部が装置本体の表面に配置されてなる画像記録装置において、
表裏両面に画像表示面が設けられた前記表示モニタ装置を、前記操作パネル部に対して開閉回動可能に設け、
前記表示モニタ装置の閉止時に当該表示モニタ装置における一方の画像表示面にて隠れる領域に、前記操作ボタン部の一部が配列され、
前記表示モニタ装置閉止時に外面に現れる他方の画像表示面には、前記隠された領域外の操作ボタン部の入力操作に応じた画像が表示される一方、
前記表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記一方の画像表示面に表示されることを特徴とする画像記録装置。
【請求項4】
使用頻度の高い操作ボタン部は、前記表示モニタ装置により隠されない部位で常時露出しているように配置されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、画像記録装置の構成に係り、より詳しくは、文字等の情報の入力のための操作ボタン部と文字やデータ等の画像を表示できる表示モニタを有する操作パネル部の構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般にプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像記録装置では、その製品の各種機能を達成するための指示や装置の現在の状況や操作手順を入力するための操作ボタン部を有すると共に、上記指示や装置の現在の状況や操作手順の入力されたデータ等をユーザーに知らせるため、液晶パネル等の表示モニタを備えた操作パネル部は、装置本体(ハウジング)の上面前寄り部位などのユーザの視線が届き易い箇所に配置されている(特許文献1及び2)。
【特許文献1】特開2006−150973号公報(図1、図2参照)
【特許文献2】特開2003−035893号公報(図2参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、最近のプリンタ、複写機、ファクシミリ等の画像記録装置では、その機能の数が増大しているため、操作ボタン部の必要面積が大きくなる一方、表示モニタには、表示されるデータの数が多くなり、大きい表示画面でないと、ユーザーによる確認作業が困難なるという問題があった。そのために、操作パネル部、ひいては装置本体を大型化することは、ユーザーの好みに適合しなくなるし、製造コストや流通コストも増大するという新たな問題を招来することになる。
【0004】
本発明は、従来の上記の相反する課題を解決すべくなされたものであって、操作パネル部、ひいては装置本体を大型化することなく、操作ボタン部の配置に必要な面積を無闇に増大することなく、且つ表示モニタ部の大型化が可能となる画像記録装置を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記目的を達成するため、請求項1に記載の発明の画像記録装置は、操作ボタン部及び画像情報表示のための表示モニタ装置とを有する操作パネル部が装置本体の表面に配置されてなる画像記録装置において、前記操作パネル部に、複数の表示モニタ装置がそれぞれ独立的に開閉回動可能に設けられ、前記各表示モニタ装置の閉止時に、当該各表示モニタ装置における画像表示面にて隠れる領域毎に、操作ボタン部の少なくとも一部が配列され、前記各表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されるように構成したものである。
【0006】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像記録装置において、前記表示モニタ装置は左右に隣接して2個配置され、前記表示モニタ装置の開閉方向が同一であるか、または左右両表示モニタ装置が観音開き状に開閉回動するものである。
【0007】
請求項3に記載の発明は、操作ボタン部及び画像情報表示のための表示モニタ装置とを有する操作パネル部が装置本体の表面に配置されてなる画像記録装置において、表裏両面に画像表示面が設けられた前記表示モニタ装置を、前記操作パネル部に対して開閉回動可能に設け、前記表示モニタ装置の閉止時に当該表示モニタ装置における一方の画像表示面にて隠れる領域に、前記操作ボタン部の一部が配列され、前記表示モニタ装置閉止時に外面に現れる他方の画像表示面には、前記隠された領域外の操作ボタン部の入力操作に応じた画像が表示される一方、前記表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記一方の画像表示面に表示されることを特徴とするものである。
【0008】
請求項4に記載の発明は、請求項1乃至3のいずれかに記載の画像記録装置において、使用頻度の高い操作ボタン部は、前記表示モニタ装置により隠されない部位で常時露出しているように配置されているものである。
【発明の効果】
【0009】
請求項1に記載の発明によれば、操作ボタン部及び画像情報表示のための表示モニタ装置とを有する操作パネル部が装置本体の表面に配置されてなる画像記録装置において、前記操作パネル部に、複数の表示モニタ装置がそれぞれ独立的に開閉回動可能に設けられ、前記各表示モニタ装置の閉止時に、当該各表示モニタ装置における画像表示面にて隠れる領域毎に、操作ボタン部の少なくとも一部が配列され、前記各表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されるように構成したものであるから、表示モニタ装置の閉止時に、当該各表示モニタ装置における画像表示面にて隠れる領域毎に配置された操作ボタン部は、逆に各表示モニタ装置が開いた時にはユーザーが視認でき、且つ操作可能となるのであるから、各表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部(キー)の入力操作に応じた画像が開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されるように構成しておけば、操作ボタン部を配列した領域と表示モニタ装置の配置領域とを別々の領域に設定した場合に比べて、操作ボタン部を配列した領域を小さくすることなく、表示モニタ装置の配置領域を大きくすることができるという効果を奏する。
【0010】
請求項2に記載の発明によれば、前記表示モニタ装置は左右に隣接して2個配置され、前記表示モニタ装置の開閉方向が同一であるか、または左右両表示モニタ装置が観音開き状に開閉回動するものであるから、隣接する2つの表示モニタ装置の回動方向を変えるだけで、ユーザーの需要に合わせて画像記録装置の操作性が向上させることができる。
【0011】
請求項3に記載の発明では、表裏両面に画像表示面が設けられた表示モニタ装置を、操作パネル部に対して開閉回動可能に設け、前記表示モニタ装置の閉止時に当該表示モニタ装置における一方の画像表示面にて隠れる領域に、前記操作ボタン部の一部が配列され、前記表示モニタ装置閉止時に外面に現れる他方の画像表示面には、前記隠された領域外の操作ボタン部の入力操作に応じた画像が表示される一方、前記表示モニタ装置の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部の入力操作に応じた画像が前記一方の画像表示面に表示されるように構成したものであるから、前記表示モニタ装置の閉止状態及び開き状態のいずれの態様であっても、表裏いずれか一方の画像表示面に画像データを表示させることができると共に、操作ボタン部を配列した領域を広げたものでありながら表示モニタ装置自体を大型にすることができるのであり、限られた面積の操作パネル部に、多数の操作ボタン部を配置しながら、大型化した表示モニタ装置を配置でき、画像記録装置を大型化することなく、操作性を向上させることができるという顕著な効果を奏する。
【0012】
請求項4に記載の発明によれば、使用頻度の高い操作ボタン部分が開閉回動する表示モニタ装置によって隠されることがなく、これによっても、画像記録装置の操作性が向上するのである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明を具体化した最良の実施形態について説明する。図1(a)〜(c)は第1実施形態の画像記録装置の斜視図、図2は側断面図、図3(a)〜(c)は第2実施形態の画像記録装置の斜視図、図4(a)、(b)は第3実施形態の画像記録装置の斜視図である。
【0014】
本実施形態は、画像記録装置の1実施形態としての、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクシミリ機能及びコードレス電話機能を備えた多機能装置1(MFD:Multi Function Device )に本発明を適用したものである。多機能装置1は、図示されていないコンピュータや電話通信網に接続可能であり、このコンピュータや他のファクシミリ装置から送信された画像データや文書データに基づいて、用紙の一例としての記録用紙に画像や文書を記録することができる。また、多機能装置1は、デジタルカメラ等の外部機器と接続されてデジタルカメラから出力される画像データを記録用紙に記録することができる。
【0015】
本実施形態では、図1に示すように、合成樹脂製の本体ケース(ハウジング)2の下部に画像記録部(以下、記録部という)7が備えられている。そして、装置本体である本体ケース2の底部のカセット収納部(収納空間)に対して、本体ケース2の前側に開口された挿入口2aから挿抜可能(実質上水平方向に出し入れ可能)な給紙カセット装置3(33)が配置されている。以下、合成樹脂製の本体ケース2の挿入口2aがある側を前側または前方といい、これを基準に装置の前側、左右側、後側(奥側)という。本体ケース2の前面部にはスロット部11が備えられ、このスロット部11にメモリカード等の各種記憶媒体が装填されることによって当該記憶媒体に記憶された画像データ等を記録用紙に記録することも可能である。
【0016】
本体ケース2の上部には、コピー機能やファクシミリ機能における原稿読取などのための画像読取装置(スキャナ部)12が画像読取部ケース12a内に配置されている。
【0017】
本体ケース2の上側には、画像読取装置12の前方に各種操作ボタンや液晶表示部等を備えた操作パネル部14が設けられており、画像読取装置12と操作パネル部14との平面視投影面積内に、記録部7と排紙部10などが配置される。この排紙部10の一側(図1で右側)であって、本体ケース2の前部側に、インクカートリッジの収納装置15が内蔵されている。そして、本体ケース2の前部側に下端を蝶番を介して上下回動して開閉する蓋体2bにて収納装置(図示せず)の前面側が覆われている。
【0018】
画像読取装置12の上面には、原稿を載置することができる載置用ガラス板16が設けられ、その下側に原稿読取り用のイメージスキャナ装置(CIS:Contact Image Sensor)17が図2の紙面と直交する方向(主走査方向、以下、X軸方向という)に往復移動可能に設けられている。
【0019】
載置用ガラス板16を覆う原稿カバー体13はその後端部(図2で右側)が蝶番13aを介して画像読取部ケース12aに対して開閉自在に取り付けられている。
【0020】
記録部7は、図2に示すように、上面開放された枠状のメインフレーム21における左右一対の側板(図示せず)にて支持され、X軸方向(主走査方向)に延びる横長の板状(プレート状)の第1ガイド部材22、第2ガイド部材23と、これら両ガイド部材22、23に跨がって摺動自在に支持(搭載)されて往復移動可能に構成されたキャリッジ5と、記録ヘッド4が搭載されたキャリッジ5を往復移動させるために第2ガイド部材23の上面にそれと平行状にて、プーリに巻回配置された無端ベルトとしてのタイミングベルト(図示せず)と、そのタイミングベルトを駆動するCR(キャリッジ)モータ(実施形態ではDCモータであるが、ステッピングモータ等他のモータでもよい。図示せず)と、記録ヘッド4の下面側にて搬送される用紙Pを支持する板状のプラテン26と、主走査方向に沿って延びるように配置されてキャリッジ5のX軸方向(主走査方向)の位置とその方向の移動速度を検知するための光学式リニアエンコーダの構成部品であるテープスケール(図示せず)等を備える。なお、プラテン26上で用紙Pが通過する方向での用紙搬送方向(矢印A方向、図2参照)の上流側に、第1ガイド部材22が配置され、下流側に第2ガイド部材23が配置されることになる。
【0021】
また、プラテン26よりも搬送上流側には、搬送作用とレジスト作用を兼用させるレジストローラ対27が配置されている。駆動ローラ27aと従動ローラ27bとからなるレジストローラ対27は用紙Pを記録ヘッド4の下面のノズル面とプラテン26との隙間に搬送する。プラテン26よりも下流側には、用紙Pの上面に接する拍車28bと下面側の駆動する排紙ローラ28aとが配置されている。この排紙ローラ28aと拍車28bとは記録済みの用紙Pを排紙部10へと搬送する。
【0022】
本実施形態では、図2に示すように、第1給紙カセット装置3は、用紙としての例えばA3サイズ、A4サイズ、レターサイズ、リーガルサイズ等にカットされた大サイズの用紙をその短辺が(図2において紙面と直交する方向、主走査方向、X軸方向)に延びるようにして複数枚積層(堆積)されて収納できる収容部3aを備えている。第1給紙カセット装置3の上部には、例えば葉書等の小サイズの用紙を複数枚堆積させて収納できる載置部33aを備えた第2給紙カセット装置33がY軸方向(用紙搬送方向、副走査方向)に移動可能に装着されている。その場合、第2給紙カセット装置33の底板の左右両側端部が第1給紙カセット装置3の左右両側板の上端面に摺接されて移動可能となっている。
【0023】
第1給紙カセット装置3の奥側(後端側、給送方向下流側、図2において右側)には、用紙分離用の傾斜分離板8が配置されている。他方、本体ケース2側には、給紙手段6としての給紙ローラ6bが設けられている。即ち、給紙手段における給紙アーム6aの上端部に駆動軸34を備え、この駆動軸34を中心として上下方向に回動可能な給紙アーム6aが装着されている。歯車伝動機構6c付きの給紙アーム6aの下端に設けられた給紙ローラ6bと、傾斜分離板8における分離手段としての弾性分離パッド8a(実施形態では板バネ製である)との協働作用により、第1給紙カセット装置3及び第2給紙カセット装置33に堆積された用紙である用紙Pが一枚ずつ分離搬送される。
【0024】
分離された用紙Pは上横向きのUターンパス(給紙搬送路)9用の側面視で横向きU字状の外径側搬送路体35と、この外径側搬送路体35の内径側に適宜隙間を隔てて配置される内径側搬送路体36とを介して第1給紙カセット装置3よりも上側(高い位置)に設けられた記録部7に給送される。記録部7にて記録された用紙Pがその記録面を上向きにして排出される排紙部(排紙トレイ部)10は、第2給紙カセット装置33の上側に形成されており、排紙部10に連通する排紙口10a(挿入口2aの上方、図1参照)が本体ケース2の前面に向かって開口されている。
【0025】
給紙搬送路(Uターンパス)9の下流側には、内径側搬送路体36よりも内径側から半径外方向に延びる用紙有無センサ用の検知レバー55が回動可能に設けられており、給紙搬送路(Uターンパス)9を通過する用紙Pの先端縁及び後端縁の通過を検知できるようにしている(図2参照)。
【0026】
次に、本発明における操作パネル部14の構成について詳述する。第1実施形態は、図1(a)〜図1(c)に示し、X軸方向(左右方向)に長い操作パネル部14の左右中途部には、左右一対の液晶パネル型の表示モニタ装置40、41が同方向にそれぞれ独立的に開閉回動可能に配置されている。即ち、左右両表示モニタ装置40、41はその奥端部を蝶番を介してそれぞれ独立的に枢支され、各表示モニタ装置40、41が閉止されているとき(前向きに伏せた状態)では、画像表示面40a,41aが下面を向いている(図1(a)参照)。各表示モニタ装置40、41が開いているとき(後向きに起立した状態)では、画像表示面40a,41aが前方を向いている(図1(b)及び図1(c)参照)。
【0027】
そして、各表示モニタ装置40、41が伏せられた状態の画像表示面40a,41aと対面する領域毎(画像表示面40a,41aでそれぞれ隠される領域)に所定の機能を有する操作ボタン部42a、42bが配置されている(図1(b)及び図1(c)参照)。図示実施形態では、左側表示モニタ装置40に対応する操作ボタン部42aは、英字などの入力用及び文字種類変換用の多数個の操作ボタンであり、右側表示モニタ装置41に対応する操作ボタン部42bは、数字入力用の多数個の操作ボタン(テンキー)である。これらの操作ボタン部42a、42bは、相手側のファクシミリ番号の入力作業や、短縮番号登録時などの氏名、会社名称などの入力作業、基本設定作業等に使用するものであり、頻繁には使用しない。
【0028】
さらに、一対の表示モニタ装置40、41よりも右外側部位及び左外側部位には、使用頻度の高い操作ボタン部を設ける。図示実施形態では、右外側部位に、電源ON・OFFボタン43aと、カラースタートボタン43bと、モノクロスタートボタン43cとが前後方向に配置され、それらの左隣部位には、画像表示面40a,41aにおける画像スクロールなどの選択用ボタン44と、OKキー43d、クリアキー43e、メニューキー43fが配置されている。左外側部位には、デジタルカメラプリントボタン45a、コピーボタン45b、フアックスボタン45c及びスキャンボタン45dなどの機能選択ボタンが配置されている。なお、上記プリントボタン45a、コピーボタン45b、フアックスボタン45c及びスキャンボタン45dにて対応する機能を実行するとき、カラー画像で行うか、モノクロ画像で行うかを選択するために、カラースタートボタン43bまたはモノクロスタートボタン43cのいずれかを押下するものである。
【0029】
第1実施形態では、ファクシミリやプリント、コピーなどの機能を選択した後の待機時には、図1(a)のように、左右両表示モニタ装置40、41を伏せる(閉止する)ことにより、あまり使用しない操作ボタン部(キー)が埃で汚れるのを防止できる。また、上述のように、各表示モニタ装置40(41)の閉止時に、当該各表示モニタ装置40(41)における画像表示面40a(41a)にて隠れる領域毎に配置された操作ボタン部42a(42b)は、逆に各表示モニタ装置40(41)が開いた時にはユーザーが視認でき、且つ操作可能となるのであるから、各表示モニタ装置40(41)の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部(キー)の入力操作に応じた画像が開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されるように構成しておけば、操作ボタン部を配列した領域と表示モニタ装置の配置領域とを別々の領域に設定した場合に比べて、操作ボタン部を配列した領域を小さくすることなく、表示モニタ装置の配置領域を大きくすることができる。
【0030】
第2実施形態は、図3(a)〜図3(c)に示し、左右一対の表示モニタ装置40、41は観音開き状に開閉回動するように構成されている。即ち左側の表示モニタ装置40は、その左端部が操作パネル部14に回動可能に枢支されており、右側の表示モニタ装置41はその右端部が操作パネル部14に回動可能に枢支されている。各表示モニタ装置40、41は、その画像表示面40a、41aが下向きになる閉止姿勢から、上向きになる全開姿勢まで略180度回動可能に構成されている。その他の構成(キーや操作ボタン部の種類及び配置)は第1実施形態であるので、同じ符号を付して、詳細な説明は省略する。第2実施形態でも、左右両表示モニタ装置40、41を伏せる(閉止する)ことにより、あまり使用しないボタン部(キー)が埃で汚れるのを防止できる。また、各表示モニタ装置40(41)の開き時には、当該開いた箇所における操作ボタン部(キー)の入力操作に応じた画像が開いた表示モニタ装置の画像表示面に表示されるように構成しておけば、操作ボタン部を配列した領域と表示モニタ装置の配置領域とを別々の領域に設定した場合に比べて、操作ボタン部を配列した領域を小さくすることなく、表示モニタ装置の配置領域を大きくすることができる。
【0031】
図4(a)及び図4(b)は第3実施形態を示す。この実施形態では、左右に長い1個の表示モニタ装置46はその奥端部を蝶番を介して操作パネル部14に枢支されている。そして、表示モニタ装置46の表裏両面に画像表示面46a、46bを有している。即ち、表示モニタ装置46が閉止されているとき(前向きに伏せた状態)では、表面側の画像表示面46aが上を向いており(図4(a)参照)、裏面側の画像表示面46bが下面を向いている。表示モニタ装置46が開いているとき(後向きに起立した状態)では、画像表示面46bが前方を向いている(図4(b)参照)。
【0032】
そして、表示モニタ装置46が伏せられた状態のとき、裏面側の画像表示面46bと対面する領域毎(画像表示面46bで隠される領域)に所定の機能を有する多数の操作ボタン部47が配置されている(図4(b)参照)。図示実施形態では、操作ボタン部47は、英字などの文字入力用及び文字種類変換用の多数個の操作ボタンである。この操作ボタン部47は、短縮番号登録時などの氏名、会社名称などの入力作業、基本設定作業等に使用するものであり、頻繁には使用しない。また、表示モニタ装置46より左外側に配置される操作ボタン部48は、数字入力用の多数個の操作ボタン(テンキー)であり、表示モニタ装置46より右外側には、電源ON・OFFボタン43aと、カラースタートボタン43bと、モノクロスタートボタン43cとが前後方向に配置され、それらの左隣部位には、画像表示面40a,41aにおける画像スクロールなどの選択用ボタン44と、OKキー43d、クリアキー43e、メニューキー43fが配置されている。
【0033】
この第3実施形態では、表示モニタ装置46が伏せられた状態のとき、表面側の画像表示面46aが上を向いているので、使用頻度の高い、数字入力用の操作ボタン部48や、電源ON・OFFボタン43aと、カラースタートボタン43bと、モノクロスタートボタン43cを使用し、その表示、機能の状態を画像表示面46aに表示させることができる一方、表示モニタ装置46を開いた状態のときには、上記使用頻度の高い操作ボタン部を使用できると共に隠されていた操作ボタン部47が露になるので、その部分の操作に対応した画像などを画像表示面46bに表示させることができる。
【0034】
いずれの実施形態でも、操作ボタン部を配列した領域を広げたものでありながら表示モニタ装置自体を大型にすることができるのであり、限られた面積の操作パネル部14に、多数の操作ボタン部を配置しながら、大型化した表示モニタ装置を配置でき、画像記録装置を大型化することなく、操作性を向上させることができるという顕著な効果を奏する。また、使用頻度の高い操作ボタン部分が開閉回動する表示モニタ装置によって隠されることがなく、これによっても、画像記録装置の操作性が向上するのである。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】(a)〜(c)は本発明の第1実施形態の画像記録装置の使用状態を示す斜視図である。
【図2】本発明の画像記録装置の側断面図である。
【図3】(a)〜(c)は本発明の第2実施形態の画像記録装置の使用状態を示す斜視図である。
【図4】(a)、(b)は本発明の第3実施形態の画像記録装置の使用状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0036】
1 多機能装置
2 本体ケース
3 第1給紙カセット
3a 収容部
4 記録ヘッド
5 キャリッジ
6 給紙手段
8 傾斜分離板
14 操作パネル部
33 第2給紙カセット
40 左側表示モニタ装置
41 右側表示モニタ装置
40a、41a 画像表示面
42a、42b 操作ボタン部
43a〜43f 操作ボタン部
46 表示モニタ装置
46a、46b 表裏の画像表示面
47 操作ボタン部
48 数字入力用ボタン部
【出願人】 【識別番号】000005267
【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
【出願日】 平成18年6月29日(2006.6.29)
【代理人】 【識別番号】100079131
【弁理士】
【氏名又は名称】石井 暁夫

【識別番号】100096747
【弁理士】
【氏名又は名称】東野 正

【識別番号】100099966
【弁理士】
【氏名又は名称】西 博幸


【公開番号】 特開2008−6698(P2008−6698A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−179283(P2006−179283)