| 【発明の名称】 |
サーマルプリンタ |
| 【発明者】 |
【氏名】真田 強
【氏名】高橋 孝輔
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| 【要約】 |
【課題】ワンタッチで簡単にカバーを開けることができる小型のサーマルプリンタを提供すること。
【構成】サーマルプリンタは、ハウジング10と、カバー20と、前記カバー20を前記ハウジング10から離れる方向に付勢するスプリング13aと、前記ハウジング10に設けられ、カバー20と係合することによって、当該カバー20が前記ハウジング10から離れる方向に移動するのを防止するフック16と、前記カバー20に設けられ、押圧されることによって前記フック16を移動させ、前記カバー20とフック16との係合を解除させるボタン本体31と、前記ボタン本体31から離れた位置に設けられ、前記ボタン本体31を回動可能に支持する支持軸体33と、前記支持軸体33を基準として、ボタン本体31の反対側に配置され、前記ボタン本体31をフック16から離れる方向に付勢する板バネ34とを具備している。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 感熱紙を収容するスペースが形成されたハウジングと、 前記ハウジング内に設けられ、前記感熱紙に各種情報を印字する印字手段と、 前記ハウジングに設けられ、回動することによって前記ハウジングに接離して、前記スペースを開閉するカバーと、 前記カバーを前記ハウジングから離れる方向に付勢する付勢手段と、 前記ハウジングに設けられ、前記カバーと係合することによって、前記カバーが前記ハウジングから離れる方向に移動するのを防止する係合部と、 前記カバーに設けられ、押圧されることによって前記係合部を移動させ、前記カバーと前記係合部との係合を解除させる被押圧部と、 前記被押圧部から離れた位置に設けられ、前記被押圧部を回動可能に支持する支持軸体と、 前記支持軸体を基準として、前記被押圧部の反対側に配置され、前記被押圧部を前記係合部から離れる方向に付勢する弾性手段とを具備していることを特徴とするサーマルプリンタ。 【請求項2】 前記弾性手段は、板バネであることを特徴とする請求項1に記載されたサーマルプリンタ。 【請求項3】 前記被押圧部、前記支持軸体、及び前記弾性手段は、一直線状に並んでいることを特徴とする請求項1に記載されたサーマルプリンタ。 【請求項4】 前記被押圧部、前記支持軸体、及び前記弾性手段は、一体であることを特徴とする請求項1に記載されたサーマルプリンタ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、例えばレジスターなどに搭載されるサーマルプリンタに関する。 【背景技術】 【0002】 例えばレジスターなどに搭載されて、感熱紙からなるレシートに各種情報を印字するサーマルプリンタが知られている。通常、サーマルプリンタは、感熱紙を加熱するサーマルヘッドと、感熱紙をサーマルヘッドに押圧するプラテンローラとを具備している(例えば、特許文献1を参照。)。 【0003】 ところで、このようなサーマルプリンタにおいて、感熱紙が無くなると、使用者は、カバーを開けて、新しい感熱紙を供給しなければならない。そのため、近年のサーマルプリンタは、カバーをワンタッチで簡単に開けるための解除ボタンを備えていることがある。 【特許文献1】特開平11−286147号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 しかしながら、従来のサーマルプリンタでは、押圧された解除ボタンを元の位置に戻すために、コイルスプリングが使用されていた。そのため、カバーの内側にコイルスプリングを収容するためのスペースが必要となり、サーマルプリンタの大型化の原因となっていた。 【0005】 本発明は、ワンタッチで簡単にカバーを開けることができる小型のサーマルプリンタを提供する。 【課題を解決するための手段】 【0006】 本発明におけるサーマルプリンタは、以下のように構成されている。 【0007】 (1)サーマルプリンタにおいて、感熱紙を収容するスペースが形成されたハウジングと、前記ハウジング内に設けられ、前記感熱紙に各種情報を印字する印字手段と、前記ハウジングに設けられ、回動することによって前記ハウジングに接離して、前記スペースを開閉するカバーと、前記カバーを前記ハウジングから離れる方向に付勢する付勢手段と、前記ハウジングに設けられ、前記カバーと係合することによって、前記カバーが前記ハウジングから離れる方向に移動するのを防止する係合部と、前記カバーに設けられ、押圧されることによって前記係合部を移動させ、前記カバーと前記係合部との係合を解除させる被押圧部と、前記被押圧部から離れた位置に設けられ、前記被押圧部を回動可能に支持する支持軸体と、前記支持軸体を基準として、前記被押圧部の反対側に配置され、前記被押圧部を前記係合部から離れる方向に付勢する弾性手段とを具備している。 【発明の効果】 【0008】 本発明によれば、サーマルプリンタのカバーをワンタッチで簡単に開けることができる。しかも、サーマルプリンタを小型化することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0009】 以下、図面を参照しながら、本発明における一実施形態について説明する。 図1は本発明の一実施形態にかかるカバー20が閉じたときのサーマルプリンタの概略図、図2は同実施形態にかかるカバー20が開いたときのサーマルプリンタの概略図である。本実施形態にかかるサーマルプリンタは、例えばレジスターなどに搭載されて、レシートの印字に使用されるものである。このようなサーマルプリンタは、図1、図2に示すように、本体筐体としてのハウジング10と、ハウジング10の開口10aを開閉するカバー20とを具備している。 【0010】 ハウジング10は、矩形箱状をしていて、その内部には、ハウジングフレーム11が配設されている。ハウジングフレーム11は、ハウジング10の両側に配置される2つのフレーム体12を備え、その近傍には、感熱紙Pを収容するための収容スペース(スペース)Sが形成されている。感熱紙Pは、ロール状に巻かれていて、ハウジング10の底壁に固定された載せ台10bに載せられる。なお、感熱紙の種類としては、特に限定されるものではないが、本実施形態では、表面と裏面の両方に感熱層を備えたタイプが使用されている。 【0011】 これらフレーム体12は、ハウジング10の底壁からハウジング10の開口10aの近傍位置まで延びていて、その所定部位には、ハウジング10の底壁と平行に連結軸13が架設されている。なお、各フレーム体12は、板状をしていて、ハウジング10の底壁に対して、螺子などによって固定されている。 【0012】 ハウジング10の内側には、収容スペースSを基準としてハウジングフレーム11の反対側に、感熱紙Pに各種情報を印字する印字装置14が設けられている。印字装置14は、感熱紙Pの表面への印字を担う第1の印字ユニット141と、感熱紙Pの裏面への印字を担う第2の印字ユニット142とを具備している。 【0013】 第1の印字ユニット141は、ハウジング10に取付けられる第1のサーマルヘッド141aと、カバー20に取付けられる第1のプラテンローラ141bとで構成されている。第1のサーマルヘッド141aは、連結軸13と平行に延びていて、制御装置(図示しない)からの情報に従い、感熱紙Pの表面を加熱する。第1のプラテンローラ141bは、連結軸13と平行に、即ち第1のサーマルヘッド141aと平行に延びていて、感熱紙Pを第1のサーマルヘッド141aに押し付ける。 【0014】 第2の印字ユニット142は、カバー20に取付けられる第2のサーマルヘッド142aと、ハウジング10に取付けられる第2のプラテンローラ142bとで構成されている。第2のサーマルヘッド142aは、連結軸13と平行に延びていて、制御装置(図示しない)からの情報に従い、感熱紙Pの裏面を加熱する。第2のプラテンローラ142bは、連結軸13と平行に、即ち第2のサーマルヘッド142aと平行に延びていて、感熱紙Pを第2のサーマルヘッド142aに押し付ける。 【0015】 さらに、第1、第2のプラテンローラ141b、142bは、いずれも駆動装置15によって所定方向に回転され、これらのローラ表面に形成されたゴム膜からの摩擦を利用して感熱紙Pを矢印a方向に搬送する。 【0016】 駆動装置15は、第1、第2のプラテンローラ141b、142bを駆動する複数の駆動ローラ151(2つのみ図示)と、駆動ローラ151を駆動するステッピングモータ152とを具備している。 【0017】 ステッピングモータ152が作動すると、複数の駆動ローラ151が駆動され、第1、第2のプラテンローラ141b、142bが所定方向に回転する。すると、第1のサーマルヘッド141aと第1のプラテンローラ141b、第2のサーマルヘッド142aと第2のプラテンローラ142bに挟持されている感熱紙Pは、第1、第2のプラテンローラ141b、142bからの摩擦によって、矢印aで示す方向に搬送される。このとき、第1、第2のサーマルヘッド141a、142aは、感熱紙Pを加熱して、その表面と裏面に文字や記号などを形成する。 【0018】 ハウジング10の内側には、収容スペースSを基準として連結軸13の反対側であって、かつ、使用者から見て右側(図1において、紙面の手前)となる部位に、棒状のフック16が設けられている。 【0019】 図3は同実施形態にかかる解除ボタン30とフック16の正面図である。 図3に示すように、フック16は、ハウジング10に固定された軸体17によって回動可能に支持されていて、連結軸13に対向する部位には、カバーフレーム21に配設された係合軸体23(後述する)と係合する切欠き16aが形成されている。 【0020】 フック16における、軸体17を中心として互いに反対側となる部位には、それぞれスプリングコイル18が連結されている。これらのスプリングコイル18は、ハウジング10に連結されていて、フック16を矢印Aで示す方向に付勢している。 【0021】 フック16の上部、即ちカバー20がハウジング10の収容スペースSを閉じた状態においてカバー20と対向する部位には、ボタン本体31(後述する)に形成された押圧面31aによって押圧される被押圧面16bが形成されている。被押圧面16bは、連結軸13に接近するにつれて、ハウジング10の底壁に接近するように傾斜している。 【0022】 図1、図2に示すように、カバー20は、上壁20aと側壁20bとを備え、断面コ字型をしている。カバー20の内面、即ちカバー20がハウジング10の収容スペースSを閉じた状態においてハウジング10と対向する部位には、カバーフレーム21が固定されている。 【0023】 カバーフレーム21は、カバー20の両側に配置される2つのフレーム体22を備えている。なお、各フレーム体22は、板状をしていて、カバー20の内面に対して、螺子などによって固定されている。 【0024】 これらのフレーム体22は、それぞれ第1の係合板部22aと第2の係合板部22bを備えている。第1の係合板部22aは、ハウジング10の内部まで延びていて、その所定部位には、前述の連結軸13が回動可能に連結されている。これにより、カバー20は、ハウジング10に対して、連結軸13を中心として回動可能に支持されている。なお、連結軸13の両端には、それぞれスプリング13aが設けられている。これらスプリング13aは、カバーフレーム21を図2に矢印Bで示す方向に付勢している。 【0025】 さらに、第2の係合板部22bは、それぞれカバー20から離れる方向に延びていて、このうち、使用者から見て右側に配置されるフレーム体22の第2の係合板部22bには、前述のフック16と係合する係合軸体23が設けられている。係合軸体23は、連結軸13と平行に延び、ハウジング10の側壁の内面近傍まで到達している。 【0026】 カバー20における、使用者から見て右側となる部位には、解除ボタン30が配置されている。図3に示すように、解除ボタン30は、ボタン本体(被押圧部)31、アーム32、支持軸体33、及び板バネ34を具備している。これらは、一体成型によって形成され、このうち、ボタン本体31、支持軸体33、及び板バネ34は、一直線状に並べられている。 【0027】 図1、図2に示すように、ボタン本体31は、カバー20に形成された切欠き部20cの内側に配置されていて、その下部、即ちカバー20がハウジング10の収容スペースSを閉じた状態においてハウジング10と対向する部位には、図3に示すように、フック16の被押圧面16bを押圧する押圧面31aが形成されている。なお、押圧面31aは、被押圧面16bと同様に、連結軸13に接近するにつれて、ハウジング10の底面に接近するように傾斜している。 【0028】 図3に示すように、アーム32は、カバー20の内側に配置され、ボタン本体31の側部から連結軸13に向かって延びている。支持軸体33は、アーム32における、ボタン本体31の反対側の端部に連結されていて、カバー20の内面に設けられた支持手段(図示しない)によって、連結軸13と平行な軸を中心として回動可能に支持されている。 【0029】 板バネ34は、支持軸体33における、アーム32の反対側の部位から連結軸13に向かって延びていて、連結軸13に最も近い部位には、カバー20の上壁20aに向かって延びる当接部34aが形成されている。なお、当接部34aは、常にカバー20の上壁20aに弾性的に当接している。これにより、解除ボタン30は、板バネ34によって、常に上側に付勢されている。 【0030】 (カバー20の開放動作) 図4は同実施形態にかかるボタン本体31が押圧されていないときの状態を示す概略図、図5は同実施形態にかかるフック16と係合軸体23との係合が解除した瞬間の状態を示す概略図、図6は同実施形態にかかるカバー20がハウジング10から上昇したときの状態を示す概略図である。 【0031】 感熱紙Pが無くなったら、使用者の指fによって、解除ボタン30のボタン本体31が下方に押圧される。図4は、ボタン本体31が押圧される直前の状態である。 【0032】 ボタン本体31が押圧されると、解除ボタン30は、支持軸体33を中心に回動して、ボタン本体31の下部に形成された押圧面31aがフック16の上部に形成された被押圧面16bに当接する。 【0033】 この状態から、さらにボタン本体31が下方に押圧されると、フック16は、ボタン本体31の押圧面31aからの押圧によって、軸体17を中心に回動し、カバーフレーム21に形成された係合軸体23がフック16の切欠き16aから外れる。図5は、係合軸体23がフック16の切欠き16aから外れた瞬間の状態である。 【0034】 こうして、フック16と係合軸体23との係合が解除されたら、カバー20は、連結軸13に配設されたスプリング13aからの付勢によって、連結軸13を中心に回動して、カバー20が僅かに上昇する。図6は、カバー20が僅かに上昇したときの状態である。 【0035】 このとき、解除ボタン30のボタン本体31は、依然として、使用者の指fによって押圧されている。そのため、カバー20とカバーフレーム21は上昇するものの、解除ボタン30やフック16の位置は変化しない。これにより、カバーフレーム21に設けられている係合軸体23は、カバー20と共に上昇して、フック16の切欠き16aよりも高い位置に移動する。これにより、ボタン本体31の押圧が解除されても、係合軸体23とフック16とが再係合することがない。 【0036】 ボタン本体31の押圧が解除されると、解除ボタン30は、板バネ34からの付勢によって、支持軸体33を中心に回動し、ボタン本体31が元の位置に戻される。なお、ボタン本体31が元の位置に戻ると、フック16は、スプリング13aからの付勢によって、支持軸体33を中心に回動し、初期位置に戻される。 【0037】 以上のように、本実施形態では、解除ボタン30のボタン本体31が押圧されるだけで、カバー20が簡単に開放する。しかも、解除ボタン30の押圧が解除されると、板バネ34からの付勢によって、解除ボタン30が元の位置に戻される。 【0038】 (本実施形態による作用) 本実施形態では、使用者によって押圧された解除ボタン30を元の位置に戻すために、板バネ34が使用されている。そのため、従来のコイルスプリングほどの大きな収容スペースが不要であるから、サーマルプリンタが小型化する。 【0039】 本実施形態において、解除ボタン30を構成する、ボタン本体31、支持軸体33、及び板バネ34の当接部34aは、一直線状に配置されている。そのため、ボタン本体31に大きな力が加わっても、解除ボタン30に捩じれが生じないから、ボタン本体31が傾くようなことも発生しない。 【0040】 なお、本発明は、サーマルプリンタに限定されるものではなく、高い頻度で開閉が繰り返されるカバーを備えたものであれば、他のどんなものであっても良い。 【0041】 本発明は、前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。 【図面の簡単な説明】 【0042】 【図1】本発明の一実施形態にかかるカバーが閉じたときのサーマルプリンタの概略図。 【図2】同実施形態にかかるカバーが開いたときのサーマルプリンタの概略図。 【図3】同実施形態にかかる解除ボタンとフックの正面図。 【図4】同実施形態にかかるボタン本体が押圧されていないときの状態を示す概略図。 【図5】同実施形態にかかるフックと係合軸体との係合が解除した瞬間の状態を示す概略図。 【図6】同実施形態にかかるカバーがハウジングから上昇したときの状態を示す概略図。 【符号の説明】 【0043】 10…ハウジング、13a…スプリング(付勢手段)、14…印字装置(印字手段)、16…フック(係合部)、20…カバー、31…ボタン本体(被押圧部)、33…支持軸体、34…板バネ(弾性手段)、P…感熱紙、S…収容スペース(スペース)。
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦
【識別番号】100091351 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 哲
【識別番号】100088683 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 誠
【識別番号】100108855 【弁理士】 【氏名又は名称】蔵田 昌俊
【識別番号】100075672 【弁理士】 【氏名又は名称】峰 隆司
【識別番号】100109830 【弁理士】 【氏名又は名称】福原 淑弘
【識別番号】100084618 【弁理士】 【氏名又は名称】村松 貞男
【識別番号】100092196 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 良郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−6675(P2008−6675A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−178948(P2006−178948) |
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