| 【発明の名称】 |
サーマルプリンタ |
| 【発明者】 |
【氏名】鈴木 彰
【氏名】真田 強
【氏名】関野 利治
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| 【要約】 |
【課題】両面サーマル用紙以外に片面サーマル用紙も使用可能なサーマルプリンタを提供する。
【構成】サーマルプリンタ10は、サーマル用紙11の一方の面の感熱層13に印刷をする第1サーマルヘッド31と、サーマル用紙11の他方の面の感熱層14に印刷をする第2サーマルヘッド52と、サーマル用紙11を切断するためのカッタ機構43を備えている。モータ80の回転は、動力伝達機構85を介して第1プラテンローラ41と第2プラテンローラ62に伝達される、第2サーマルヘッド52の紙送り上流側に、サーマル用紙11の有無を検出する用紙有無検出センサ100が配置されている。第1サーマルヘッド31と第2サーマルヘッド52との間に、サーマル用紙11の先端を検出する用紙先端検出センサ120が配置されている。用紙先端検出センサ120は反射式のセンサであり、サーマル用紙11に印刷されたマークを光学的に読取る。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 少なくとも一方の面に感熱層を有するサーマル用紙に印刷するサーマルプリンタであって、 前記サーマル用紙の前記一方の面に接するよう配置され前記一方の面に印刷を行なう第1サーマルヘッドと、 前記第1サーマルヘッドに対し前記サーマル用紙を挟んで対向する第1プラテンローラと、 前記第1サーマルヘッドの紙送り下流側に配置され前記サーマル用紙を切断するカッタ機構と、 前記第1サーマルヘッドの紙送り上流側に配置され、前記サーマル用紙の他方の面に接する第2サーマルヘッドと、 前記第2サーマルヘッドに対し前記サーマル用紙を挟んで対向する第2プラテンローラと、 モータと、 前記モータの回転を前記第1プラテンローラと第2プラテンローラに伝える動力伝達機構と、 前記第2サーマルヘッドの紙送り上流側に配置され、前記サーマル用紙の有無を検出する用紙有無検出センサと、 前記第1サーマルヘッドと前記第2サーマルヘッドとの間に配置され、前記サーマル用紙の先端を検出可能でかつ前記サーマル用紙に印刷されたマークを光学的に読取ることの可能な用紙先端検出センサと、 を具備したことを特徴とするサーマルプリンタ。 【請求項2】 前記マークは前記サーマル用紙の切断位置に関連したタイミングマークであり、 前記用紙先端検出センサは前記タイミングマークを検出可能な反射式センサであることを特徴とする請求項1に記載のサーマルプリンタ。 【請求項3】 前記サーマル用紙は、両面に感熱層を有する両面サーマル用紙であり、 前記用紙先端検出センサは、前記両面サーマル用紙の他方の面に前記第2サーマルヘッドによって印刷されたタイミングマークを検出することを特徴とする請求項2に記載のサーマルプリンタ。 【請求項4】 前記サーマル用紙は、一方の面のみに感熱層を有する片面サーマル用紙または両面に感熱層を有する両面サーマル用紙であり、 前記用紙先端検出センサは、前記片面サーマル用紙の他方の面に予め印刷されたタイミングマークと、前記両面サーマル用紙の他方の面に前記第2サーマルヘッドによって印刷されたタイミングマークと、を検出可能であることを特徴とする請求項2に記載のサーマルプリンタ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、表面と裏面に同時に印刷可能なサーマルプリンタに関する。 【背景技術】 【0002】 従来より、サーマル用紙に印刷するためにサーマルプリンタが用いられている。一般に普及しているサーマルプリンタは、片面に感熱層を有する片面サーマル用紙に印刷を行なうものである。しかし表裏両面に感熱層を有する両面サーマル用紙に印刷をすることのできる両面サーマルプリンタも提案されている。(例えば下記特許文献1参照) 特許文献1に記載されている両面サーマルプリンタは、両面サーマル用紙の一方の面に接する第1サーマルヘッドと、前記サーマル用紙の他方の面に接する第2サーマルヘッドとを備えている。第1サーマルヘッドによって前記サーマル用紙の一方の面に印刷が行なわれる。また第2サーマルヘッドによって前記サーマル用紙の他方の面に印刷が行なわれる。このサーマル用紙は、第1プラテンローラと第2プラテンローラが回転することに伴って所定量送られ、印刷終了後にカッタ機構によって所定位置で切断される。 【特許文献1】特開平11−286147号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 片面サーマル用紙の一種に、切断位置を指定するためにブラックドット等のタイミングマークが印刷されているものが知られている。このタイミングマークは、一般に片面サーマル用紙の裏面(感熱層が設けられていない面)に予め印刷されている。このようなタイミングマークが印刷されている片面サーマル用紙を使用する場合に、前記従来の両面サーマルプリンタはタイミングマークを利用することができず、両面サーマルプリンタの汎用性を高める上で改善の余地があった。 【0004】 従って本発明の目的は、両面サーマル用紙と片面サーマル用紙を使用でき、タイミングマークを有するサーマル用紙も使用できるサーマルプリンタを提供することにある。 【課題を解決するための手段】 【0005】 本発明は、少なくとも一方の面に感熱層を有するサーマル用紙に印刷するサーマルプリンタであって、前記サーマル用紙の前記一方の面に接するよう配置され前記一方の面に印刷を行なう第1サーマルヘッドと、前記第1サーマルヘッドに対し前記サーマル用紙を挟んで対向する第1プラテンローラと、前記第1サーマルヘッドの紙送り下流側に配置され前記サーマル用紙を切断するカッタ機構と、前記第1サーマルヘッドの紙送り上流側に配置され、前記サーマル用紙の他方の面に接する第2サーマルヘッドと、前記第2サーマルヘッドに対し前記サーマル用紙を挟んで対向する第2プラテンローラと、モータと、前記モータの回転を前記第1プラテンローラと第2プラテンローラに伝える動力伝達機構と、前記第2サーマルヘッドの紙送り上流側に配置され、前記サーマル用紙の有無を検出する用紙有無検出センサと、前記第1サーマルヘッドと前記第2サーマルヘッドとの間に配置され、前記サーマル用紙の先端を検出可能でかつ前記サーマル用紙に印刷されたマークを光学的に読取ることの可能な用紙先端検出センサとを具備している。 【0006】 本発明の一つの形態では、前記マークは前記サーマル用紙の切断位置に関連したタイミングマークであり、前記用紙先端検出センサはこのタイミングマークを検出可能な反射式センサである。 【0007】 前記サーマル用紙は、例えば、両面に感熱層を有する両面サーマル用紙であり、前記用紙先端検出センサは、前記両面サーマル用紙の他方の面に前記第2サーマルヘッドによって印刷されたタイミングマークを検出するように構成される。 【0008】 また前記サーマル用紙は、一方の面のみに感熱層を有する片面サーマル用紙、または両面に感熱層を有する両面サーマル用紙であってもよい。前記用紙先端検出センサは、片面サーマル用紙に予め印刷されたタイミングマークを検出可能で、かつ、両面サーマル用紙に印刷されたタイミングマークを検出可能な反射式センサが使用されるとよい。 【発明の効果】 【0009】 本発明によれば、用紙先端検出センサによってサーマル用紙の先端を検出でき、しかもこの用紙先端検出センサによってブラックドットなどのタイミングマークを検出することができる。このタイミングマークは、片面サーマル用紙に予め印刷されていてもよいし、両面サーマル用紙の場合に第2のサーマルヘッドによって印刷してもよい。本発明のサーマルプリンタによれば、両面サーマル用紙と片面サーマル用紙を使用でき、タイミングマークを有するサーマル用紙も使用できるなど、汎用性を高めることができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0010】 以下に本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタについて、図1〜図3を参照して説明する。 図1はサーマルプリンタ10の内部を模式的に示している。このサーマルプリンタ10は、両面サーマル用紙11の表裏両面に同時に印刷することが可能であり、例えば店舗等の金銭登録機に使用することができる。 【0011】 両面サーマル用紙11(以下、単にサーマル用紙と呼ぶ)は、図2に示すように、基紙12と、基紙12の表裏両面に形成された感熱層13,14とを有している。すなわち、基紙12の一方の面(例えば表面)に第1の感熱層13が形成され、基紙12の他方の面(例えば裏面)に第2の感熱層14が形成されている。これら感熱層13,14は、所定の温度以上に加熱されたときに例えば黒あるいは赤などの所望の色に発色する材料によって構成されている。このサーマル用紙11は、図1に示すように第1の感熱層13が内側を向くようにロール状に巻かれている。 【0012】 サーマルプリンタ10は、プリンタ本体20と、開閉可能なカバー21とを有している。プリンタ本体20に、ロール状のサーマル用紙11を収容する用紙収容部22が設けられている。カバー21は、プリンタ本体20に設けられたヒンジ部23の軸24を中心として上下方向に開閉可能であり、カバー21を開けた状態において、プリンタ本体20の上面側が開放するようになっている。図1はカバー21を閉じた状態を示している。 【0013】 プリンタ本体20に、第1サーマルヘッド31が設けられている。第1サーマルヘッド31は、サーマル用紙11の一方の面すなわち第1の感熱層13に接するようにプリンタ本体20に配置されている。第1サーマルヘッド31は、放熱部材であるヒートシンク32に取付けられている。第1サーマルヘッド31とヒートシンク32は、軸33を中心に回動することができる。 【0014】 カバー21側には、第1サーマルヘッド31と対応する位置に、第1プラテンローラ41が設けられている。図1に示すようにカバー21を閉じた状態において、第1プラテンローラ41は、サーマル用紙11を間に挟んだ状態で、第1サーマルヘッド31と対向するようになっている。 【0015】 第1プラテンローラ41は、例えばNBR(ニトリルゴム)などのゴム弾性を有しかつ摩擦係数が金属よりも大きい弾性材料からなる。第1プラテンローラ41は円柱状に形成され、水平方向に延びる第1プラテン軸42と一体に回転することができる。第1サーマルヘッド31の紙送り下流側に、サーマル用紙11を切断する際に使用するカッタ機構43が設けられている。カッタ機構43は、例えばカバー21に装備されている。 【0016】 図1に示すように第1サーマルヘッド31は、第1プラテンローラ41の下側に横向き(ほぼ水平)の姿勢で配置されている。用紙収容部22に収納されたロール状のサーマル用紙11の先端は、第1サーマルヘッド31と第1プラテンローラ41との間を通り、さらにカッタ機構43を通って、図1中に矢印Cで示す方向に排出される。 【0017】 第1サーマルヘッド31の背面側に第1付勢手段45が設けられている。第1付勢手段45の一例は、圧縮コイルばねあるいはねじりばね等のばね部材であり、プリンタ本体20に設けられたばね座46とヒートシンク32との間に、圧縮された状態で配置されている。この第1付勢手段45は、第1サーマルヘッド31を第1プラテンローラ41に向けて図1中の矢印A方向に押圧している。 【0018】 第1プラテン軸42に第1プラテンギヤ50が設けられている。第1プラテンギヤ50は第1プラテンローラ41と一体に回転する。第1プラテン軸42は、カバー21に設けられた軸受部(図示せず)によって、回転自在に支持されている。 【0019】 カバー21に第2サーマルヘッド52が設けられている。第2サーマルヘッド52は、第1サーマルヘッド31に対してサーマル用紙11の紙送り上流側に配置されている。第2サーマルヘッド52は、サーマル用紙11の他方の面すなわち第2の感熱層14に接するようにカバー21に配置されている。この第2サーマルヘッド52は、放熱部材であるヒートシンク53に取付けられ、軸54を中心に回動することができる。 【0020】 プリンタ本体20には、第2サーマルヘッド52と対応する位置に、第2プラテンローラ62が設けられている。図1に示すようにカバー21を閉じた状態において、第2プラテンローラ62は、サーマル用紙11を挟んだ状態で、第2サーマルヘッド52と対向する。 【0021】 図1に示すように第2サーマルヘッド52は、第2プラテンローラ62の上側に、斜め下方を向いた姿勢で配置されている。用紙収容部22に収納されたロール状のサーマル用紙11は、第2サーマルヘッド52と第2プラテンローラ62との間を通って、第1サーマルヘッド31に向かって搬送される。 【0022】 第2プラテンローラ62は、例えばNBRなどのゴム弾性を有しかつ摩擦係数が大きい弾性材料からなる。第2プラテンローラ62は円柱状に形成され、水平方向に延びる第2プラテン軸63に設けられている。第2プラテン軸63に第2プラテンギヤ65が設けられている。第2プラテンギヤ65は第2プラテンローラ62と一体に回転する。第2プラテン軸63は、プリンタ本体20に設けられた左右一対の軸受部(図示せず)によって、回転自在に支持されている。 【0023】 第2サーマルヘッド52の背面側に第2付勢手段70が設けられている。第2付勢手段70の一例は、圧縮コイルばねあるいはねじりばね等のばね部材であり、カバー21に設けられたばね座71とヒートシンク53との間に、圧縮された状態で配置されている。この第2付勢手段70は、第2サーマルヘッド52を第2プラテンローラ62に向けて図1中の矢印B方向に押圧している。 【0024】 プリンタ本体20にモータ80が収容されている。モータ80の一例は、正逆両方向に回転可能なパルスモータであり、下記コントローラ110から出力されるパルス数に応じて、回転量(回転角度)を正確に制御することができるようになっている。 【0025】 モータ80の回転軸81に出力ギヤ82が取付けられている。モータ80の回転(出力ギヤ82の回転)は、動力伝達機構85を介して第1プラテンローラ41と第2プラテンローラ62に伝達される。動力伝達機構85は、出力ギヤ82に噛合う減速ギヤ86と、減速ギヤ86と一体に回転する駆動ギヤ87と、駆動ギヤ87に噛合う前記第2プラテンギヤ65と、一対のアイドラギヤ88,89と、アイドラギヤ88に噛合う前記第1プラテンギヤ50などを含んでいる。 【0026】 一方のアイドラギヤ88はカバー21に配置され、他方のアイドラギヤ89はプリンタ本体20に配置されている。これらアイドラギヤ88,89は、カバー21を閉じた状態において互いに噛合っているが、カバー21を開けたときに互いに噛合いが外れるようになっている。一方のアイドラギヤ88は第1プラテンギヤ50と常時噛合っている。他方のアイドラギヤ89は、第2プラテンギヤ65と常時噛合っている。 【0027】 第2サーマルヘッド52の紙送り上流側に、サーマル用紙11の有無を検出するための用紙有無検出センサ100が配置されている。用紙有無検出センサ100はコントローラ110に電気的に接続されている。コントローラ110は、マイクロプロセッサ等を用いた制御部の一例である。 【0028】 用紙収容部22と第2サーマルヘッド52との間にサーマル用紙11が存在するとき、用紙有無検出センサ100の感知部100aがサーマル用紙11に下側から接触することにより、サーマル用紙11が検出される。サーマル用紙11が検出されると“用紙有り”の信号がコントローラ110に出力される。 【0029】 第1サーマルヘッド31と第2サーマルヘッド52との間に用紙先端検出センサ120が配置されている。用紙先端検出センサ120は、サーマル用紙11の先端を光学的に検出可能な反射式のセンサであり、発光素子と受光素子を備えている。用紙先端検出センサ120は、サーマル用紙11に印刷されたタイミングマーク130(図3に一例を示す)を検出することができる。用紙先端検出センサ120によってサーマル用紙11の先端が検出されたとき、“用紙先端有り”を示す検出信号がコントローラ110に出力される。 【0030】 前記タイミングマーク130は、光学的に読取り可能なマークの一例である。タイミングマーク130の一例は、サーマル用紙11の切断位置を指示するためのブラックマーク(ブラックドット)である。 【0031】 表裏両面に感熱層13,14を有する両面サーマル用紙11の場合、タイミングマーク130は、第1サーマルヘッド31または第2サーマルヘッド52によって、第1の感熱層13または第2の感熱層14に印刷することができる。しかしタイミングマーク130を用紙先端検出センサ120によって検出するためには、このセンサ120よりも紙送り上流側に配置されている第2サーマルヘッド52によってタイミングマーク130が印刷される。 【0032】 一方の面のみに感熱層が設けられている片面サーマル用紙の場合、タイミングマーク130は、サーマル用紙の裏面(感熱層が設けられていない面)に予め印刷されている。すなわち本実施形態の用紙先端検出センサ120は、両面サーマル用紙11に印刷されたタイミングマーク130と、片面サーマル用紙に予め印刷されたタイミングマークのいずれも検出することができる。 【0033】 タイミングマーク130を用いてサーマル用紙11の切断位置を制御する場合には、タイミングマーク130が検出されたときに、コントローラ110は、用紙の送り量に応じたパルスをモータ80に出力する。このパルスに基いてモータ80が所定量回転することにより、サーマル用紙11の切断予定部がカッタ機構43に送られるようになっている。 【0034】 以下に、本実施形態のサーマルプリンタ10の作用について説明する。 サーマル用紙11の補給時等にカバー21を開けると、第1プラテンローラ41が第1サーマルヘッド31から離れるとともに、第2サーマルヘッド52が第2プラテンローラ62から離れる。また、一方のアイドラギヤ88が他方のアイドラギヤ89から離れることにより、プリンタ本体20の上面側が開放され、第1サーマルヘッド31や第2プラテンローラ62が外部に完全に露出した状態となる。 【0035】 図1に示すようにカバー21を閉じた状態では、第1サーマルヘッド31が第1付勢手段45によって、第1プラテンローラ41に押圧されるとともに、第2サーマルヘッド52が第2付勢手段70によって、第2プラテンローラ62に押圧される。また、一対のアイドラギヤ88,89が互いに噛合う。 【0036】 用紙収容部22にサーマル用紙11を収容し、サーマル用紙11の先端を第2サーマルヘッド52の方向に繰出すと、用紙有無検出センサ100によってサーマル用紙11が検出される。このときコントローラ110から出力されるパルスに基いて、モータ80が図1に矢印Rで示す方向に所定量回転する。そして第2プラテンローラ62が矢印R2で示す方向に回転することにより、サーマル用紙11が第1サーマルヘッド31に向って搬送される。 【0037】 モータ80の回転は、動力伝達機構85を介して第1プラテンローラ41と第2プラテンローラ62に伝達されるため、第1プラテンローラ41と第2プラテンローラ62がそれぞれ矢印R1,R2方向に回転する。第2サーマルヘッド52と第2プラテンローラ62との間に挿入されたサーマル用紙11の先端が第1サーマルヘッド31に向かって移動する途中で、サーマル用紙11の先端が用紙先端検出センサ120によって検出される。 【0038】 サーマル用紙11の先端が用紙先端検出センサ120によって検出されると、コントローラ110から出力されるパルスに基いて、モータ80がさらに所定量回転する。こうして、サーマル用紙11の先端が第1サーマルヘッド31と第1プラテンローラ41との間に挿入され、所定の印刷位置で停止する。 【0039】 印刷を指示する信号がコントローラ110から出力されると、モータ80の回転によって、第1プラテンローラ41と第2プラテンローラ62がそれぞれ矢印R1,R2方向に回転する。このとき、第1サーマルヘッド31によって、サーマル用紙11の第1の感熱層13に印刷が行なわれる。また第2サーマルヘッド52によって、サーマル用紙11の第2の感熱層14にも同時に印刷を行なうことができる。第2サーマルヘッド52は、第2の感熱層14の所望位置に、必要に応じて切断位置を示すタイミングマーク130を印刷することもできる。 【0040】 印刷が終了し、サーマル用紙11がカッタ機構43に向けて送られる途中で、タイミングマーク130が用紙先端検出センサ120によって検出される。センサ120によってタイミングマーク130が検出されると、コントローラ110から出力されるパルス数に応じてサーマル用紙11の切断予定部がカッタ機構43まで搬送される。そののちカッタ機構43が作動し、サーマル用紙11が切断される。 【0041】 本実施形態のサーマルプリンタ10は、カッタ機構43によって切断されたサーマル用紙11の先端を第1サーマルヘッド31付近まで戻すために、モータ80を逆転させるリバース機能を有している。このリバース機能によって、サーマル用紙11の先端を第1サーマルヘッド31付近まで戻すことができるため、第1サーマルヘッド31とカッタ機構43との間に、印刷されない余白部分が生じることを防止でき、サーマル用紙11を無駄なく使用することができる。 【0042】 本実施形態のサーマルプリンタ10は、タイミングマーク130を用いることなくサーマル用紙を切断することもできる。タイミングマーク130を用いない場合、印刷が終了したのち、コントローラ110から出力されるパルスに基いてモータ80を所定量回転させ、サーマル用紙の切断予定部をカッタ機構43まで送る。そののち、カッタ機構43を作動させることにより、サーマル用紙を切断する。 【0043】 片面サーマル用紙の裏面(感熱層が設けられていない面)に予めタイミングマークが印刷されている場合には、この片面サーマル用紙のタイミングマークを用紙先端検出センサ120によって検出することにより、切断位置を指示することができる。このように本実施形態のサーマルプリンタ10は、両面サーマル用紙だけでなく、予めタイミングマークが印刷された片面サーマル用紙を使用することもできる。 【0044】 なお本発明を実施するに当たって、第1および第2サーマルヘッド、第1および第2プラテンローラ、カッタ機構、動力伝達機構、用紙有無検出センサ、用紙先端検出センサをはじめとして、本発明の構成要素を適宜に変形して実施できることは言うまでもない。またサーマル用紙に印刷されるマークは、切断位置を示すタイミングマークに限ることはなく、要するに光学的に検出可能なマークであればよい。 【図面の簡単な説明】 【0045】 【図1】本発明の一実施形態に係るサーマルプリンタの内部を模式的に示す側面図。 【図2】両面サーマル用紙を模式的に示す断面図。 【図3】タイミングマークを有するサーマル用紙の一部の斜視図。 【符号の説明】 【0046】 10…サーマルプリンタ 11…サーマル用紙 13,14…感熱層 31…第1サーマルヘッド 41…第1プラテンローラ 52…第2サーマルヘッド 62…第2プラテンローラ 80…モータ 85…動力伝達機構 100…用紙有無検出センサ 110…コントローラ(制御部) 120…用紙先端検出センサ 130…タイミングマーク
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| 【出願人】 |
【識別番号】000003562 【氏名又は名称】東芝テック株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月29日(2006.6.29) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100058479 【弁理士】 【氏名又は名称】鈴江 武彦
【識別番号】100091351 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 哲
【識別番号】100088683 【弁理士】 【氏名又は名称】中村 誠
【識別番号】100108855 【弁理士】 【氏名又は名称】蔵田 昌俊
【識別番号】100075672 【弁理士】 【氏名又は名称】峰 隆司
【識別番号】100109830 【弁理士】 【氏名又は名称】福原 淑弘
【識別番号】100084618 【弁理士】 【氏名又は名称】村松 貞男
【識別番号】100092196 【弁理士】 【氏名又は名称】橋本 良郎
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| 【公開番号】 |
特開2008−6673(P2008−6673A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−178945(P2006−178945) |
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