| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】上田 博貴
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| 【要約】 |
【課題】画像形成装置が各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された製本装置と連結される場合に、プリントジョブのより効率的な割り込み技術を提供する。
【構成】製本内容及び割込要求を包含可能な複数のプリントジョブを管理する場合に、管理するプリントジョブに割込要求が包含されていると、この割込要求が包含されたプリントジョブの製本内容と処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一か否かを判断する。双方の製本内容が異なっている場合、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させる。双方の製本内容が同一の場合、前記処理実行中のプリントジョブを部の区切りで停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された製本装置と連結される画像形成装置であって、 製本内容及び割込要求を包含可能な複数のプリントジョブを管理する管理手段と、 管理するプリントジョブに割込要求が包含されていると、この割込要求が包含されたプリントジョブの製本内容と処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一か否かを判断する判断手段と、 双方の製本内容が異なっている場合、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、双方の製本内容が同一の場合、前記処理実行中のプリントジョブを部の区切りで停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させるプリント制御手段と、 を備えること、 を特徴とする画像形成装置。 【請求項2】 各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された製本装置と連結される画像形成装置であって、 製本内容及び緊急割込み要求又は通常割込要求を包含可能な複数のプリントジョブを管理する管理手段と、 管理するプリントジョブに通常割込要求が包含されていると、この割込要求が包含されたプリントジョブの製本内容と処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一か否かを判断する判断手段と、 前記プリントジョブに基づく印刷を制御するプリント制御手段と、 を備え、 前記プリント制御手段は、 前記割込要求が通常割込要求であって前記判断手段が双方の製本内容が異なっていると判断した場合には、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記通常割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、 前記割込要求が通常割込要求であって前記判断手段が双方の製本内容が同一であると判断した場合には、前記処理実行中のプリントジョブを部の区切りで停止させて前記通常割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、 前記割込要求が緊急割込要求である場合、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記緊急割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させること、 を特徴とする画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 この発明は、各種の製本をするために製本の種類に対応する各所で紙媒体をストックする複数又は単一の製本装置が後段に接続される画像形成装置に関し、特にプリントジョブの割り込み技術に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、電子写真方式の画像形成装置の発展が目覚ましく、カラー化、低価格化、高速化が急速に進んでいる。 【0003】 また、画像形成装置には、製本処理をする製本装置が後段に連結され、多様な印刷態様が可能となってきた。製本装置内部には、ステープル処理をするステープル部、パンチ孔を穿孔する穿孔処理部、印刷物の中央で織り込む中折り処理をする中折り部、これら各種処理を施すために印刷物を待機させる共通のストック部が配置される。ストック部に画像を形成した紙媒体を待機させ、印刷物一部がそろうのを待って所望の製本処理をする機構に搬送する。 【0004】 さらに、近年は、ネットワーク技術の進展により、一台の画像形成装置に対してネットワークを介して複数台のコンピュータ端末が接続され、当該複数台のコンピュータ端末から逐次プリントジョブが送出されることも多くなってきた。 【0005】 画像形成装置は、プリントジョブを原則的には先入れ先出し方式で管理し、複数のプリントジョブを受信順に印刷処理する。送出されてくるプリントジョブには、印刷を優先されるべき優先度の高いものがある。優先度の高いプリントジョブにはコンピュータ端末により割込要求が含まれており、画像形成装置は、当該割込要求が含まれるプリントジョブを受信した場合には先入れ先出し方式によらず優先して印刷処理をする。 【0006】 割り込み処理では、実行中のプリントジョブが存在する場合に、割込要求が含まれるプリントジョブの割り込みタイミングを如何にすべきかが問題となる。この問題に対し、実行中のプリントジョブと割り込みして処理するプリントジョブとの関係を考慮し、実行中のプリントジョブの割り込みまでの成果を無駄にせず極力迅速に割り込みを実行する各種の割り込み技術が提案されている(例えば、「特許文献1」参照。)。 【0007】 この割り込み技術では、複数ページからなる画像データを複数部数印刷し、印刷物一部毎に製本処理をする場合を前提とする。割り込みするプリントジョブに係る印刷物の製本要否を判断する。印刷物が製本されない場合には、直ちに実行中のプリントジョブを停止して割込要求の含まれたプリントジョブを実行する。割り込みするプリントジョブに係る印刷物が製本される場合には、実行中のプリントジョブの製本要否を判断する。実行中のプリントジョブに係る印刷物が製本されない場合には、実行中のプリントジョブを停止して割込要求の含まれたプリントジョブを実行する。実行中のプリントジョブに係る印刷物が製本される場合には、現在印刷中の印刷物一部を印刷及び製本してから実行中のプリントジョブを停止して割込要求の含まれたプリントジョブを実行する。 【0008】 この割り込み技術では、実行中のプリントジョブに係る印刷物と割り込みするプリントジョブに係る印刷物の双方が製本を行う場合に、直ちに割り込みを実行することにより製本装置内に製本のためにストックされている印刷物一部に満たない印刷物の束を排紙する必要を回避するものである。または、割り込まれたプリントジョブに係る印刷物の束と割り込んだ印刷物の束がストック部に混在してしまうことを回避するものである。製本処理を考慮して効率的な割り込みを達成したものといえる。 【0009】 しかし、最近は、製本装置において、各種の製本処理の機構に一対一で対応した専用のストック部を有するものや、単一の製本処理の機構とそれに対応した単一のストック部を有する各種製本装置を一連に接続可能とするものが提案されている。 【0010】 このような製本装置を画像形成装置に連結した上で従来より提案されている割り込み技術を適用すると、必ずしも効率的な割り込みを達成しているとは言えない状況が生じてきている。そもそも、このような製本装置を連結した場合には画像形成装置後段に複数のストック部を有するため、実行中のプリントジョブに係る印刷物と割り込みするプリントジョブに係る印刷物の双方が製本を行うからといって、割り込まれるプリントジョブに係る印刷物の束を印刷物一部に満たない状態で排紙する必要や、割り込まれたプリントジョブに係る印刷物の束と割り込んだ印刷物の束がストック部に混在してしまうことがないからである。 【0011】 【特許文献1】特開2004−254047号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0012】 この発明は、上述のような問題点に鑑みてなされたものであり、画像形成装置が各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された製本装置と連結される場合に、プリントジョブのより効率的な割り込み技術を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0013】 上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された後処理装置と連結される画像形成装置であって、製本内容及び割込要求を包含可能な複数のプリントジョブを管理する管理手段と、管理するプリントジョブに割込要求が包含されていると、この割込要求が包含されたプリントジョブの製本内容と処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一か否かを判断する判断手段と、双方の製本内容が異なっている場合、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、双方の製本内容が同一の場合、前記処理実行中のプリントジョブを部の区切りで停止させて前記割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させるプリント制御手段と、を備えること、を特徴とする。 【0014】 上記課題を解決するために、請求項2に記載の発明は、各種製本処理部と当該各種製本処理部に対応して配設されて製本処理のために記録媒体を待機させる各ストック部を有する単一又は複数連結された製本装置と連結される画像形成装置であって、製本内容及び緊急割込み要求又は通常割込要求を包含可能な複数のプリントジョブを管理する管理手段と、管理するプリントジョブに通常割込要求が包含されていると、この割込要求が包含されたプリントジョブの製本内容と処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一か否かを判断する判断手段と、前記プリントジョブに基づく印刷を制御するプリント制御手段と、を備え、前記プリント制御手段は、前記割込要求が通常割込要求であって前記判断手段が双方の製本内容が異なっていると判断した場合には、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記通常割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、前記割込要求が通常割込要求であって前記判断手段が双方の製本内容が同一であると判断した場合には、前記処理実行中のプリントジョブを部の区切りで停止させて前記通常割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させ、前記割込要求が緊急割込要求である場合、前記処理実行中のプリントジョブの処理を直ちに停止させて前記緊急割込要求が包含されたプリントジョブを割り込み処理させること、を特徴とする。 【発明の効果】 【0015】 本発明によると、製本装置の各種製本機能に一対一で対応して記録媒体がストックされる場合、印刷処理実行中のプリントジョブと割込要求のあるプリントジョブの製本内容が異なれば、直ちに割り込み処理をする。従って、処理実行中のプリントジョブに不都合な影響を低減しつつ、割込要求のあるプリントジョブを迅速に割込処理することが可能となり、効率のよい割り込み印刷を実現することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0016】 以下、図1乃至図8に基づき、本発明の実施形態を詳細に説明する。 【0017】 図1は、本実施形態に係る画像形成装置が含まれるネットワークの構成図である。 【0018】 図1に示すように、ネットワークNには、画像形成装置100と複数のコンピュータ端末300が接続されている。画像形成装置100と複数のコンピュータ端末300との間には、プリントコントローラ400が介在している。画像形成装置100の後段には、複数の製本装置200が一連に連結している。 【0019】 ネットワークNは、電子データの伝送が可能な電子通信回線である。例えば電話回線網、ISDN、FDDI、専用線、移動体通信網、通信衛星回線、CATV、LAN等、又はこれらの複合が採用される。コンピュータ端末300、プリントコントローラ400、及び画像形成装置100はネットワーク通信技術を利用し、ネットワークNを介して相互のデータ通信が可能となっている。また、画像形成装置100と各製本装置200は、信号線で接続されている。画像形成装置100と各製本装置200は、信号線を介して制御信号等の電気信号の入出力が可能となっている。 【0020】 ネットワーク通信技術には、例えばWWW(ワールド・ワイド・ウェブ)やTCP/IPプロトコルやシリアル通信等が採用される。例えば、コンピュータ端末300とプリントコントローラ400間は、TCP/IPプロトコルを利用してデータ通信が行われ、プリントコントローラ400と画像形成装置100間、及び画像形成装置100と各製本装置200間は、シリアル通信を利用してデータ通信が行われる。 【0021】 コンピュータ端末300は、演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)、及び通信部(NIC)を備える。外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。 【0022】 このプログラムの実行により、コンピュータ端末300は、画像ファイルを作成又は編集し、ネットワークNを介してプリントコントローラ400へ送信する。送信する画像ファイルは、複数ページにレイアウトされた画像データを含む。 【0023】 画像ファイルは、例えばポストスクリプト等のページ記述言語で記述される。画像データは、ベクターデータ若しくはラスターデータである。ベクターデータは、ページ記述言語によって、画像に含まれる文字や数字等の記号と線の配置位置が規定されている。線は、直線と3次のベジエ曲線の制御点から数学的に記述され、その線の太さや色や線種等の属性、線で囲まれた範囲の塗りの色や模様等の属性で規定されている。ラスターデータは、各色の階調値を有する画素の集まりによって画像を表現する。 【0024】 また、コンピュータ端末300は、キーボードやマウスやタッチパネル等の入力インターフェースを有し、画像を印刷する不織布や用紙等の記録媒体の大きさ及び向き、印刷物の部数、製本内容、割込要求等の印刷条件が指定可能となっている。割込要求は、通常割込要求と緊急を示す緊急割込要求が指定可能となっている。これら印刷条件も例えばページ記述言語により画像ファイルに含まれてプリントコントローラ400に送信される。 【0025】 プリントコントローラ400は、RIP(Raster Image Processer)処理機能を有するコンピュータである。演算制御部(CPU)、主記憶部(RAM)、外部記憶部(HDD)、及び通信部(NIC)を備える。外部記憶部に記憶されたプログラムが主記憶部に展開され、主記憶部をワークエリアとしながら、演算制御部がプログラムを順次読み出して解読及び実行する。 【0026】 このプログラムの実行により、プリントコントローラ400は、受信した画像ファイルに含まれる画像データがベクターデータである場合には、ラスタライズしてラスターデータに変換する。画像データがR(レッド)G(グリーン)B(ブルー)の色版で構成される場合には、画像形成装置100が出力可能なC(シアン)M(マゼンタ)Y(イエロー)K(墨)の色版で構成されるビットマップデータに変換する。画像形成装置100の出力色特性を反映させるため、ガンマ補正等の色補正を行う。プリントコントローラ400は、この画像処理後の画像データと印刷条件を内容とするプリントジョブを生成して画像形成装置100に入力する。 【0027】 画像形成装置100は、複写機、プリンタ、MFP(Multi−Function Peripheral)、印刷機、又はキオスク端末等のプリンタ提供情報端末等の記録媒体に画像を形成して印刷物を作成する印刷装置である。例えば電子写真方式が採用され、画像データに基づき色毎のトナー像を形成し、色毎のトナー像を重ね合わせてカラー画像を形成する。 【0028】 画像形成装置100は、プリントコントローラ400からプリントジョブが入力されると、入力されたプリントジョブをジョブキューに加えて管理する。画像形成装置100が複合機であり、物表面から画像を読み取り画像データを取得する画像読取機能を有する場合は、この読取機能から画像データを取得し、操作パネルを用いて入力された印刷条件と合わせてプリントジョブの入力として受け付け、ジョブキューにて管理する。 【0029】 プリントジョブの管理では、原則的に先入れ先出し方式(FIFO)で受信順にプリントジョブを実行して印刷処理し、印刷物を作成する。管理するプリントジョブに割込要求があると、実行中のプリントジョブの製本内容と割込要求を含むプリントジョブの製本内容を比較して割り込み印刷をする。管理するプリントジョブに緊急割込要求があると、実行中のプリントジョブの内容に関わらず直ちに実行中のプリントジョブを停止し、緊急割込要求を含むプリントジョブを印刷処理する。 【0030】 製本装置200は、画像形成装置100の制御下で駆動し、プリントジョブに製本内容が含まれているとその製本内容に沿った製本処理をする。 【0031】 各製本装置200は、それぞれ所定種類の製本機構を有し、画像形成装置100の後段に一連に連結されている。製本機構としては、印刷物一部にステープル処理を行う機構、印刷物一部にパンチ孔等の穿孔処理を行う機構、印刷物一部を中折りする機構等が挙げられる。製本処理をする製本装置200よりも前段に連結された製本装置200は、印刷物を後段へ搬送する。製本処理をする製本装置200は、前段から一枚ずつ搬送された印刷物をストックし、印刷物一部が揃うと製本処理を施す。 【0032】 図2は、画像形成装置100の内部構成例を示す模式図である。この画像形成装置100は、装置本体100aと、装置本体100aの上部に設置された画像読取装置100bから構成される。 【0033】 画像読取装置100bは、原稿等の物表面に形成されている画像を光学的に読み取って当該画像をアナログ信号に変換する原稿画像走査露光装置122と、原稿を原稿画像走査露光装置122に給紙する自動原稿給紙装置(ADF:Auto Document Feeder)121とから構成される。 【0034】 自動原稿給紙装置121は、原稿を原稿画像走査露光装置122に給紙する装置であり、原稿台121a上に載置された複数枚の原稿を、一枚ずつ搬送手段1211bで原稿画像走査露光装置122に搬送する。 【0035】 原稿画像走査露光装置122は、プラテンガラス122aと、キセノンランプ等の光源、ミラー、及びレンズを含む光学系122bと、CCD(Charge Coupled Device)イメージセンサ122cとから構成される。 【0036】 光学系122bは、自動原稿給紙装置121の搬送によりプラテンガラス122a上に載置された原稿を走査露光し、光源による照射によって原稿から反射した反射光をミラーで光路変更させつつ、レンズを介してCCDイメージセンサ122cに結像させる。CCDイメージセンサ122cは、原稿の片面又は両面に形成されている画像を反映する入射光を受光してアナログ信号に変換する。 【0037】 装置本体100aは、タンデム型と称せられるものである。タンデム型は、色毎の画像出力系を有し、その画像出力系が原稿搬送方向に並んで配されるものである。 【0038】 この装置本体100a内には、画像形成装置100及び各製本装置200の各部を制御する制御ユニット102と、紙媒体を収容する紙媒体収容部103と、画像を紙媒体に出力する画像出力部104が配置されている。紙媒体収容部103と画像出力部104との間には、紙媒体を紙媒体収容部103から画像出力部104へ給紙する搬送路105が配置されている。画像出力部104の後段には、定着部106が配置されている。画像出力部104内には、装置本体100aの表面には、操作者の操作を受け付ける操作パネル108が埋め込まれている。 【0039】 紙媒体収容部103は、トレイ形状や箱形状を有し、下部に配置されたレールに沿って装置本体100aの外部へ引き出し可能となっている。一般的には、装置本体100aに複数の紙媒体収容部103、103、103が配置され、それぞれ各種サイズの紙媒体を各種の向きで収容する。 【0040】 搬送路105は、紙媒体を紙媒体収容部103の何れかより取り出し、画像出力部104と定着部106を通過させ、装置本体100aの外部に排紙する。この搬送路105は、所定間隔で配された対向する複数組のローラ対で形成される。ローラ対の配置ラインが紙媒体の搬送ラインを作り出す。このローラ対が紙媒体を挟持し、搬送方向へ送り出すように回転することで、紙媒体が次段のローラ対へ搬送されていく。 【0041】 紙媒体収容部103の近傍には、送り出しローラ105a及び給紙ローラ105bが配置され、紙媒体収容部103から紙媒体を取り出す。給紙ローラ105bの後段には、画像出力部104へ向けて、搬送ローラ105c、105d、105e、及びレジストローラ105fが配置され、取り出された紙媒体を画像出力部104へ搬送する。レジストローラ105fでは、搬送されてきた紙媒体を一端止め置き、紙媒体の先端規制をしてから画像出力部104へ搬送する。 【0042】 定着部106の後段には、分岐路105gが配置され、画像出力部104及び定着部106を通過した紙媒体を排紙側又は循環側へ搬送する。分岐路105gの排紙側には、排紙ローラ105hが配され、排紙側へ搬送された紙媒体を外部へ排紙する。 【0043】 分岐路105gの循環側には、循環通紙路105iと反転搬送路105jと再給紙搬送路105kが配置される。紙媒体の両面に画像を形成する場合、画像出力部104で片面に画像を形成した後、循環通紙路105iを経て、反転搬送路105jで紙媒体の紙面を反転させ、再給紙搬送路105kを経て再度搬送ローラ105eに合流させる。 【0044】 画像出力部104は、色毎の画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Kと、この画像形成ユニット109Y、109M、109C、109Kに対応した色毎の半導体レーザ110Y、110M、110C、110Kと、各色共通の無終端状の中間転写ベルト111と備えている。 【0045】 画像形成ユニット109Yと半導体レーザ110Yは、イエロー(Y)色の画像を形成する。画像形成ユニット109Yには、感光ドラム1Yと帯電部2Yと現像部3Yとクリーニング部5Yが配されている。 【0046】 画像形成ユニット109Mと半導体レーザ110Mは、マゼンタ(M)色の画像を形成する。画像形成ユニット109Mには、感光ドラム1Mと帯電部2Mと現像部3Mとクリーニング部5Mが配されている。 【0047】 画像形成ユニット109Cと半導体レーザ110Cは、シアン(C)色の画像を形成する。画像形成ユニット109Cには、感光ドラム1Cと帯電部2Cと現像部3Cとクリーニング部5Cが配されている。 【0048】 画像形成ユニット109Kと半導体レーザ110Kは、黒(K)色の画像を形成する。画像形成ユニット109Kには、感光ドラム1Kと帯電部2Kと現像部3Kとクリーニング部5Kが配されている。 【0049】 感光ドラム1Y、1M、1C、1Kは、回転可能な円柱体であり、表面がスコロトロン方式等の帯電方式により均一に帯電されている。この表面は、半導体レーザ110Y、110M、110C、110Kの出力するレーザ光により露光され、レーザ光の出力強度に応じて露光部分の電位が減じ、静電潜像が形成される。 【0050】 帯電部2K、2M、2C、2Kは、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面に静電荷を与えて一様に帯電させる。現像部3Y、3M、3C、3Kによる現像は、使用するトナー極性と同極性の直流電圧に交流電圧を重畳した現像バイアスが印加される反転現像にて行い、トナー供給によって感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面にトナー像を形成する。クリーニング部5Y、5M、5C、5Kは、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kに残る残留トナーを除去する。 【0051】 半導体レーザ110Y、110M、110C、110Kは、出力強度を可変させながら対応する感光ドラム1Y、1M、1C、1Kにレーザ光を走査し、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kの表面を露光して各色の静電潜像を形成する。この半導体レーザ110Y、110M、110C、110Kは、各色の画像データを構成する各画素が有する出力値に応じてアナログ変調された駆動信号が入力されて、出力値に対応した出力強度のレーザ光を出力する。出力値は、出力強度を規定する数値であり、出力値の増加によって出力強度は増し、トナーが比例して付着する。 【0052】 中間転写ベルト111は、無終端状に回動している。ベルト表面には感光ドラム1Y、1M、1C、1Kが配され、ベルト裏面には、感光ドラム1Y、1M、1C、1Kと対峙して1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kが配されている。また、中間転写ベルト111を挟んで対向する2次転写ローラ7と、ベルト表面の残留トナーを除去するクリーニング部8が配されている。 【0053】 中間転写ベルト111には、使用するトナーと反対極性の1次転写バイアスが1次転写ローラ6Y、6M、6C、6Kに印加されることにより、感光ドラム1Y、1M、1C、1K表面に形成されたトナー像が各色逐次転写されて(1次転写)、合成されたカラー画像が形成される。 【0054】 合成されたカラー画像が形成された中間転写ベルト111は、回動により合成されたカラー画像を2次転写ローラ7へ運び、同期して2次転写ローラ7に挟持された紙媒体の表面にカラー画像を一括して転写する(2次転写)。転写後は、残留トナーをクリーニング部8へ運び、クリーニング部8で残留トナーが除去される。 【0055】 定着部106は、内部にヒータを備えた定着ローラと対向する加圧ローラを備えている。定着ローラと加圧ローラでカラー画像が形成された紙媒体を挟持し、加熱圧着作用によりカラー画像を紙媒体に定着させる。 【0056】 制御ユニット102は、画像形成装置100及び各製本装置200を制御して、プリントジョブの受信、及び管理、画像の記録媒体への出力制御を行う。 【0057】 図3は、製本装置200の内部構成例を示す模式図である。図3に示すように、各製本装置200(200a,200b,200c)は、記録媒体の搬入口と排出口とを対向させて一連に連結されており、それぞれが製本機構204(204a,204b,204c)を有し、それぞれが製本する印刷物をストックするストック部203(203a,203b,203c)を有する。 【0058】 製本装置200aの内部には、印刷物をストックするストック部203aと、印刷物一部にステープルを打ち込む製本機構204aが配置されている。製本装置200bの内部には、印刷物をストックするストック部203bと、印刷物一部にパンチ穴を穿孔する製本機構204aが配置されている。製本装置200cの内部には、印刷物をストックするストック部203aと、印刷物一部を中折りする製本機構204cが配置されている。 【0059】 各製本装置200には、後段へ紙媒体を搬送する排出路201が配され、この排出路201から分岐してストック部203a,203b,204cに紙媒体を搬送する分岐路202が配される。排出路201と分岐路202の分岐には、紙媒体を排出路201及び分岐路202の何れかに誘導するガイド爪205が配されている。 【0060】 後段へ紙媒体を送る製本装置200は、制御ユニット102からの制御信号によりガイド爪205を排出路201側へ作動させ、搬送されてくる紙媒体を排出路201側へ通して後段の製本装置200へ搬送する。 【0061】 印刷物一部に製本処理を施す製本装置200は、制御ユニット102からの制御信号によりガイド爪205を分岐路202側へ作動させ、搬送されてくる紙媒体を分岐路202側へ通してストック部203にストックする。印刷物一部に相当する紙媒体の束がストック部203にストックされて制御ユニット102から製本処理を施す制御信号を受信すると、製本機構204に製本を施す。 【0062】 図4は、画像形成装置100に搭載される制御ユニット102の制御系を示すブロック図である。制御ユニット102は、演算制御部(CPU)102aとメモリ102Lを含む各種制御回路、処理回路により構成される。 【0063】 メモリ102Lは、制御プログラムを記憶するROMと、ワークエリアとなるフラッシュメモリ等のRAMとを含み構成される。演算制御部102aがメモリ102Lに記憶された制御プログラムを解読及び実行することにより各制御回路に制御内容を示す制御信号を出力し、各制御回路が制御内容に従って電力を調節することにより画像形成装置100又は製本装置200の各部を駆動させる。 【0064】 プリントコントローラ400からプリントジョブが入力されると、DRAM制御IC102iの制御の下、圧縮・伸張IC102jにより画像データを圧縮して画像メモリ102hに記憶する。演算制御部102aは、入力されたプリントジョブをジョブキューに加えて出力順及び印刷条件を管理する。ジョブキューは、プリントジョブを管理するリストである。 【0065】 画像形成装置100の操作者が、原稿台121a上に原稿を載置して操作パネル108を用いて印刷条件を設定し、印刷要求の操作をすると、操作パネル108から操作に対応した信号がコード化されて演算制御部102aに出力される。演算制御部102aは、コードを解釈して、ADF制御部102bとスキャナ制御部102cに制御信号を出力する。 【0066】 ADF制御部102bは、制御信号が入力されると、自動原稿給紙装置121に駆動信号を出力し、原稿台121aに載置された原稿を原稿画像走査露光装置122に搬送させる。スキャナ制御部102cは、制御信号が入力されると、原稿画像走査露光装置122を駆動させ、原稿に形成された画像を反映するアナログ電気信号を読取処理部102fに出力させる。 【0067】 読取処理部102fは、出力されたアナログ信号を処理してデジタルのCMYK各色に対応した画像データを作成する。DRAM制御IC102iの制御の下、作成された画像データを圧縮・伸張IC102jで圧縮して、画像メモリ102hに記憶する。演算制御部102aは、読み取られた画像データ及び操作パネル108を用いて入力された印刷条件をプリントジョブの入力として受け付け、プリントジョブをジョブキューに加えて出力順及び印刷条件を管理する。 【0068】 演算制御部102aは、管理している複数のプリントジョブの印刷順序を定め、印刷処理をするプリントジョブの内容をもとに、各ページの画像データを画像メモリ102hから読み出させ、圧縮・伸張IC102jで伸張させて、書込処理部102kに出力させる。同時に、プリンタ制御部102eに記録媒体1枚に画像を形成させる制御信号をページ数及び印刷部数に応じて順次出力する。また、製本処理する製本装置200よりも前段に連結された製本装置200を駆動させるFS制御部102mに分岐爪205を駆動させる制御信号を出力し、印刷物一部の出力が完了すると、製本処理する製本装置200を駆動させるFS制御部102mに製本機構204を駆動させる制御信号を出力する。 【0069】 書込処理部102kは、各色の画像データの各画素に付された出力値をアナログ変調して半導体レーザ110Y、110M、110C、110Kに入力しレーザ光を出力させる。プリンタ制御部102eは、搬送路105、画像出力部104、及び定着部106に電力を供給して駆動させる。FS制御部102mは、各製本装置200に対応して配され、各製本装置200内の搬送路及び製本機構に電力を供給して駆動させる。 【0070】 図5は、演算制御部102aの機能構成を示すブロック図である。演算制御部102aは、プリントジョブの管理では、印刷制御部10と、ジョブ管理に係る判断部11、及びジョブ管理部12とを備える。 【0071】 印刷制御部10は、DRAM制御IC102iに印刷処理するプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102kに出力させる。また書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期してジョブ管理部12に同期情報を提供する。ジョブ管理部12より制御停止が指示された場合は、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mの制御を停止する。 【0072】 判断部11は、入力されたプリントジョブに通常割込要求が含まれている場合に、通常割込要求が含まれるプリントジョブと現在印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容を比較する。比較の結果、双方の製本内容が同一の場合には、ジョブ管理部12の生成するジョブキューに加えられた通常割込要求が含まれるプリントジョブに割込フラグを立てる。また、プリントジョブに含まれている割込要求が緊急割込要求である場合には、ジョブキューに加えられた緊急割込要求が含まれているプリントジョブに緊急割込フラグを立てる。 【0073】 尚、画像形成装置100に既に入力されて管理されているプリントジョブに対して、プリントコントローラ400や操作パネル108からプリントジョブの内容を変更する入力がされる場合がある。プリントジョブの内容を変更する入力があり、その変更内容に割込要求が含まれていると、判断部11は、同様に比較やフラグを立てる処理を行う。 【0074】 ジョブ管理部12は、入力されたプリントジョブを管理する。プリントジョブの印刷処理実行順と印刷処理実行中のプリントジョブの印刷経過を管理する。プリントコントローラ400経由若しくは画像読取装置100b及び操作パネル108経由でプリントジョブが入力されると、入力されたプリントジョブをジョブキューに加えて管理する。 【0075】 原則的には先入れ先出し方式で印刷処理をするプリントジョブの印刷処理実行順を決定し、印刷処理するプリントジョブの画像データを印刷制御部10に指示する。印刷処理するプリントジョブには、印刷処理中のフラグを立てる。印刷制御部10による記録媒体1枚毎の画像形成制御に同期して同期情報を取得し、印刷処理中のページ及び部数を示す数値をカウントアップする。 【0076】 判断部11によりジョブキューに割込フラグが立てられると、印刷物一部の区切り、即ち印刷処理中のページ数が画像ファイルの最終ページに到達した時点で、印刷制御部10の現在実行中のプリントジョブの印刷処理を停止させる。現在実行中のプリントジョブの印刷処理を停止させると、新たに、割込フラグが立てられたプリントジョブの印刷処理の実行を指示する。即ち、印刷処理をする画像データを指示する。 【0077】 判断部11によりジョブキューに緊急割込フラグが立てられると、印刷処理中のプリントジョブを直ちに停止させる。印刷処理中のプリントジョブを停止させると、緊急割込フラグが立てられたプリントジョブの印刷処理を実行する。 【0078】 図6は、このプリントジョブの管理に係る演算制御部102aの動作を示すフローチャートである。 【0079】 まず、画像形成装置100には、プリントコントローラ400経由若しくは画像読取装置100b及び操作パネル108経由でプリントジョブが入力される。プリントジョブが入力されると、演算制御部102aは、プリントジョブに割込要求が含まれているか否かを判断する(S01)。演算制御部102aは、プリントジョブのデータのうち割込要求の記述エリアを読み出す。この記述エリアに割込要求を示す符号が記述されていれば割込要求有りとする。 【0080】 割込要求が含まれていない場合は(S01,No)、入力されたプリントジョブをジョブキューの最後尾に加入する(S02)。即ち、先入れ先出し方式で管理する。 【0081】 割込要求が含まれている場合には(S01,Yes)、印刷処理実行中のプリントジョブが有るか判断する(S03)。演算制御部102aは、ジョブキューを参照して、印刷処理中のフラグが立てられたプリントジョブがある場合には、印刷処理実行中のプリントジョブが存在すると判断する。 【0082】 印刷処理実行中のプリントジョブがない場合には(S03,No)、入力されたプリントジョブの印刷処理を実行する(S04)。演算制御部102aは、入力されたプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期して印刷処理中のページ及び部数を示す数値をカウントアップしてジョブキューを更新する。 【0083】 印刷処理実行中のプリントジョブが存在する場合には(S03,Yes)、入力されたプリントジョブに含まれる割込内容が緊急割込要求であるか否かを判断する(S05)。演算制御部102aは、プリントジョブのデータのうち割込要求の記述エリアを読み出す。この記述エリアに緊急割込要求を示す符号が記述されていれば緊急割込要求有りとする。尚、この判断は、実質的にはS01における割込要求の存在有無の判断時点で行われる。 【0084】 プリントジョブに緊急割込要求が含まれている場合には(S05,Yes)、印刷処理実行中のプリントジョブの印刷処理を停止させる(S06)。演算制御部102aは、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対する制御信号の出力を停止する。制御信号の出力を停止すると、ジョブキュー内の印刷処理を実行していたプリントジョブに中断フラグを立てる。 【0085】 印刷処理を停止させると、緊急割込要求を含むプリントジョブの印刷処理を実行する(S07)。演算制御部102aは、緊急割込要求を含むプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期して印刷処理中のページ及び部数を示す数値をカウントアップしてジョブキューを更新する。 【0086】 緊急割込要求を含むプリントジョブの印刷処理は、プリントジョブに含まれる部数の印刷条件に到達するまでなされる(S08,No)。演算制御部102aは、ページ及び部数をカウントアップする毎に、部数の印刷条件と比較し、部数の印刷条件とカウントアップしている部数が一致すると、プリントジョブの印刷処理終了と判断する。 【0087】 緊急割込要求を含むプリントジョブの印刷処理が終了すると(S08,Yes)、停止していたプリントジョブの印刷処理を再開する(S09)。演算制御部102aは、ジョブキューを参照して中断フラグを検索し、中断フラグが立てられたプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期して印刷処理中のページ及び部数を示す数値のカウントアップを再開する。 【0088】 一方、プリントジョブに含まれている割込要求が緊急割込要求でなく通常割込要求である場合には(S05,No)、通常割込要求のあるプリントジョブと印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容を比較する(S10)。演算制御部102aは、ジョブキューから割込要求のあるプリントジョブと印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容を読み出し、双方の一致を判断する。 【0089】 通常割込要求のあるプリントジョブと印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容が異なる場合には(S10,No)、印刷処理実行中のプリントジョブの印刷処理を停止させる(S06)。演算制御部102aは、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対する制御信号の出力を停止する。制御信号の出力を停止すると、ジョブキュー内の印刷処理を実行していたプリントジョブに中断フラグを立てる。 【0090】 通常割込要求のあるプリントジョブと印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容が同一の場合には(S10,Yes)、印刷処理実行中のプリントジョブは印刷物一部の区切りまで印刷処理を完了しているか否かを判断する(S11)。演算制御部102aは、ジョブキューから印刷中のページ数を示す数値を読み出し、ページ数の印刷条件と比較する。記録媒体一枚に印刷する毎にカウントアップされていくページ数の数値と印刷条件が合致すれば、部の区切りまで印刷処理が完了したと判断する(S11,Yes)。合致しなければ、部の区切りまで印刷処理が完了していないと判断して(S11,No)、合致するまでページ数のカウントアップ毎に比較を繰り返す。 【0091】 印刷処理実行中のプリントジョブが印刷物一部の区切りまで印刷処理を完了すると(S11,Yes)、印刷処理実行中のプリントジョブの印刷処理を停止させる(S06)。演算制御部102aは、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対する制御信号の出力を停止する。制御信号の出力を停止すると、ジョブキュー内の印刷処理を実行していたプリントジョブに中断フラグを立てる。 【0092】 印刷処理を停止させると、通常割込要求を含むプリントジョブの印刷処理を実行する(S07)。演算制御部102aは、通常割込要求を含むプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期して印刷処理中のページ及び部数を示す数値をカウントアップしてジョブキューを更新する。 【0093】 通常割込要求を含むプリントジョブの印刷処理は、プリントジョブに含まれる部数の印刷条件に到達するまでなされる(S08,No)。演算制御部102aは、ページ及び部数をカウントアップする毎に、部数の印刷条件と比較し、部数の印刷条件とカウントアップしている部数が一致すると、プリントジョブの印刷処理終了と判断する。 【0094】 通常割込要求を含むプリントジョブの印刷処理が終了すると(S08,Yes)、停止していたプリントジョブの印刷処理を再開する(S09)。演算制御部102aは、ジョブキューを参照して中断フラグを検索し、中断フラグが立てられたプリントジョブに係る画像データを指示し、書込処理部102k、プリンタ制御部102e、及びFS制御部102mに対して記録媒体1枚毎に制御信号を出力する。この制御信号と同期して印刷処理中のページ及び部数を示す数値のカウントアップを再開する。 【0095】 尚、そもそも印刷処理実行中のプリントジョブに割込要求が含まれている場合には、新たに入力されたプリントジョブに割込要求が含まれていても、印刷処理実行中のプリントジョブと新たに入力されたプリントジョブとの関係において、先入れ先出し方式を採用してもよい。 【0096】 このプリントジョブの管理よっては、製本装置200の各種製本機能に一対一で対応して記録媒体がストックされる場合、処理実行中のプリントジョブと割込要求のあるプリントジョブの製本内容が異なれば、直ちに割り込み処理をする。従って、処理実行中のプリントジョブに不都合な影響を低減しつつ、割込要求のあるプリントジョブを迅速に割込処理することが可能となり、効率のよい割り込み印刷を実現することができる。 【0097】 図7及び図8は、このプリントジョブの管理の具体例を示す模式図である。 【0098】 図7の(a)は、通常割込要求のあるプリントジョブを示し、図7の(b)若しくは(c)は、印刷処理実行中のプリントジョブを示す。 【0099】 例えば、図7の(a)に示すように、通常割込要求のあるプリントジョブには、製本内容として「ステープル処理」が記述されている。また、図7の(b)に示す印刷処理実行中の第1例のプリントジョブには、製本内容である「ステープル処理」が記述されている。 【0100】 通常割込要求のあるプリントジョブに係る製本内容と印刷処理実行中の第1例のプリントジョブに係る製本内容を読み出して比較すると、双方が「ステープル処理」であり、製本内容が同一となる。 【0101】 この場合、通常割込要求のあるプリントジョブを処理するために紙媒体がストックされる箇所は同一となるため、第1例のプリントジョブは、印刷物一部の区切りまで印刷処理される。第1例のプリントジョブが印刷物一部の区切りまで印刷処理されると、第1例のプリントジョブを停止し、通常割込要求のあるプリントジョブの印刷処理を実行させる。 【0102】 従って、第1例のプリントジョブに係る印刷物と通常割込要求のあるプリントジョブの印刷物が混在して製本処理された印刷物一部が作成されることなく、又は第1例のプリントジョブに係る印刷物一部が未完成で排出されることなく、迅速に割り込み処理が可能となる。 【0103】 また、図7の(c)に示す印刷処理実行中の第2例のプリントジョブには、製本処理として「パンチ穴穿孔処理」が記述されている。 【0104】 通常割込要求のあるプリントジョブに係る製本内容と印刷処理実行中の第2例のプリントジョブに係る製本内容を読み出して比較すると、前者が「ステープル処理」であり、後者が「パンチ穴穿孔処理」であるため、製本内容が異なる。 【0105】 この場合、通常割込要求のあるプリントジョブを処理するために紙媒体がストックされる箇所は異なるため、第2例のプリントジョブを直ちに停止し、通常割込要求のあるプリントジョブの印刷処理を実行させる。 【0106】 従って、第2例のプリントジョブに係る印刷物と割込要求のあるプリントジョブの印刷物が混在して製本処理された印刷物一部が作成されることなく、又は第1例のプリントジョブに係る印刷物一部が未完成で排出されることなく、迅速に割り込み処理が可能となる。 【0107】 図8の(a)は、緊急割込要求のあるプリントジョブを示し、図8の(b)は、印刷処理実行中のプリントジョブを示す。例えば、図8の(a)に示すように、緊急割込要求のあるプリントジョブには、製本内容として「ステープル処理」が記述されている。また、図8の(b)に示す印刷処理実行中の第3例のプリントジョブには、製本内容である「ステープル処理」が記述されている。 【0108】 プリントジョブに緊急を示す緊急割込要求があると、緊急割込要求のあるプリントジョブと印刷処理実行中のプリントジョブの製本内容の同一又は相違に関わらず、第3例のプリントジョブを直ちに停止し、割込要求のあるプリントジョブの印刷処理を実行させる。 【0109】 従って、第3例のプリントジョブに係る印刷物一部は未完成で排出されるが、緊急割込要求のあるプリントジョブは、迅速に割り込み処理が可能となる。 【0110】 尚、本実施形態では、単一の製本機構を有する各種製本装置200を一連に連結するようにしたが、一台の製本装置200が連結される場合であっても、その製本装置200が、各種製本機構と当該製本機構に一対一で対応したストック部とを有する装置であれば本実施形態のジョブ管理によって同一の作用効果を実現することができる。 【0111】 また、プリントコントローラ400は、画像形成装置100に内蔵されていてもよく、プリントコントローラ400の機能を実現させるプログラムを演算制御部102aに解読及び実行させて、演算制御部102aがプリントコントローラ400の機能を有するようにしてもよい。 【0112】 本実施形態では、プリントジョブが入力された時点で割込要求に係る製本内容の比較を行う態様を示した。その他にも既にジョブキューで管理済みのプリントジョブがプリントコントローラ400や操作パネル108によって変更され、割込要求が加えられた場合であっても、その時点で製本内容の比較を行い割り込み処理の判断をするようにしてもよい。即ち、管理するプリントジョブに割込要求が含まれれば、どの時点であっても割り込み処理に係る判断を行ってもよい。 【図面の簡単な説明】 【0113】 【図1】本実施形態に係る画像形成装置が含まれるネットワークの構成図である。 【図2】画像形成装置の内部構成例を示す模式図である。 【図3】製本装置の内部構成例を示す模式図である。 【図4】画像形成装置に搭載される制御ユニットの制御系を示すブロック図である。 【図5】画像形成装置が有する演算制御部の機能構成を示すブロック図である。 【図6】プリントジョブの管理に係る動作を示すフローチャートである。 【図7】プリントジョブの管理の第1の具体例を示す模式図である。 【図8】プリントジョブの管理の第2の具体例を示す模式図である。 【符号の説明】 【0114】 10 印刷制御部 11 判断部 12 ジョブ管理部 100 画像形成装置 100b 画像読取装置 102 制御ユニット 102a 演算制御部 102e プリンタ制御部 102f 読取処理部 102h 画像メモリ 102k 書込処理部 102L メモリ 102m FS制御部 103 紙媒体収容部 108 操作パネル 200 製本装置 300 コンピュータ端末 400 プリントコントローラ
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| 【出願人】 |
【識別番号】303000372 【氏名又は名称】コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100081411 【弁理士】 【氏名又は名称】三澤 正義
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| 【公開番号】 |
特開2008−6629(P2008−6629A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177722(P2006−177722) |
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