| 【発明の名称】 |
画像形成装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】加藤 真史
【氏名】都筑 徹
【氏名】山元 敬之
【氏名】青木 一磨
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| 【要約】 |
【課題】外部メモリに記録された画像データの印刷を実行する際の手間を省く。
【構成】USBメモリをプリンタに装着すると、ユーザが操作を行わなくても自動的に画像データの印刷が開始されるため、画像データの印刷を行う際の手間を省くことができる。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 外部メモリが着脱可能に接続されるメモリ接続部と、 前記外部メモリの装着状態を検出する検出手段と、 前記外部メモリに記録された画像データに基づく印刷を行う印刷手段と、 前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記印刷手段により前記外部メモリに記録された画像データの印刷を開始させる自動印刷処理を実行する制御手段と、 を備えた画像形成装置。 【請求項2】 前記制御手段は、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選定し、前記印刷手段によりその印刷対象となる画像データに基づく印刷を開始させる請求項1に記載の画像形成装置。 【請求項3】 前記制御手段は、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリのうち規定されたディレクトリに格納された画像データを印刷対象として選定する請求項2に記載の画像形成装置。 【請求項4】 前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選択させる選択手段と、 前記外部メモリに記録された画像データの識別情報を前記選択手段の操作に応じて表示する表示手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記自動印刷処理が完了した後、前記表示手段により画像データの識別情報を表示させるとともに、その識別情報が表示された画像データの中から前記選択手段により選択された画像データを前記印刷手段により印刷させる選択印刷処理を実行する請求項1から請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項5】 前記制御手段により前記自動印刷処理の実行後に前記選択印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な選択印刷設定手段を備えた請求項4に記載の画像形成装置。 【請求項6】 前記表示手段は、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリの内容を前記選択手段の操作に応じて表示するものであって、 前記制御手段は、前記選択印刷処理を開始すると、始めに前記表示手段により前記外部メモリに記録されたディレクトリのうち最上位のディレクトリの内容を表示させる請求項4または請求項5に記載の画像形成装置。 【請求項7】 前記制御手段は、前記自動印刷処理の実行後に前記選択印刷処理を実行しない場合には、前記検出手段により前記外部メモリが外されたことが検知された後に、前記自動印刷処理を実行可能な待機状態となる請求項5に記載の画像形成装置。 【請求項8】 前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選択させる選択手段と、 前記外部メモリに記録された画像データの識別情報を前記選択手段の操作に応じて表示する表示手段と、 を備え、 前記制御手段は、前記規定されたディレクトリに格納された画像データが存在しない場合には、前記表示手段により画像データの識別情報を表示させるとともに、その識別情報が表示された画像データの中から前記選択手段により選択された画像データを前記印刷手段により印刷させる選択印刷処理を実行し、かつこの選択印刷処理を実行する際には、始めに前記表示手段により前記外部メモリに記録されたディレクトリのうち最上位のディレクトリの内容を表示させる請求項3に記載の画像形成装置。 【請求項9】 前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出されたときに、前記制御手段により前記自動印刷処理を実行しない場合に前記選択印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な選択印刷設定手段を備えた請求項4から請求項8のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項10】 前記規定されたディレクトリを予め設定可能な規定ディレクトリ設定手段を備えた請求項3から請求項9のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項11】 前記制御手段は、印刷対象となる画像データの個数が基準値未満であるときに、前記印刷手段により印刷を開始させ、画像データの個数が基準値以上であるときに、印刷を開始させない請求項1から請求項10のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項12】 印刷実行の可否を入力操作可能な印刷実行確認手段を備え、 前記制御手段は、印刷対象となる画像データの個数が基準値以上である場合には、前記印刷実行確認手段において印刷実行可の入力が行われたときに前記印刷手段により印刷を実行させる請求項11に記載の画像形成装置。 【請求項13】 前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記自動印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な自動印刷設定手段を備えた請求項1から請求項12のいずれかに記載の画像形成装置。 【請求項14】 外部メモリが着脱可能に接続されるメモリ接続部と、 前記外部メモリの装着状態を検出する検出手段と、 前記外部メモリに記録された画像データに基づく印刷を行う印刷手段と、 前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリのうち規定されたディレクトリに格納された画像データを前記印刷手段の印刷対象として選定する制御手段と、 を備えた画像形成装置。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、画像形成装置に関する。 【背景技術】 【0002】 近年では、デジタルカメラによって記録した画像をワンタッチ操作で紙面に印刷できるようにした技術が提供されている。例えば、下記特許文献1に記載のプリンタでは、画像データが記録されたメモリカード(外部メモリ)をカードスロットに挿入すると、プリント開始キーが点滅し、そこでユーザがプリント開始キーを押し下げることで、メモリカードに記録された全ての画像データが1枚ずつ印刷される。 【特許文献1】特許第3125924号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 しかしながら、上述のものでは、印刷を行う際にプリンタのキー操作が必要になり、多数のメモリカードに記録された画像データを印刷する場合などには操作が煩わしいことがある。 【0004】 また、一枚のメモリカードに多数の画像データが入っているような場合には、全ての画像データを印刷せずに、一部の画像データのみを印刷したいことがある。それを可能とするには、例えば、ユーザがメモリカードを挿入した際に、パネル上のキー操作によって印刷する画像データを選択させ、選択された画像データのみを印刷するという構成が考えられる。しかし、この場合には、ユーザが多数の画像データの中から印刷する画像データを選択する操作が必要になるため、やはり操作が煩わしいことがある。 【0005】 本発明は上記のような事情に基づいて完成されたものであって、外部メモリに記録された画像データの印刷を実行する際の手間を省くことが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0006】 上記の目的を達成するための手段として、請求項1の発明に係る画像形成装置は、外部メモリが着脱可能に接続されるメモリ接続部と、前記外部メモリの装着状態を検出する検出手段と、前記外部メモリに記録された画像データに基づく印刷を行う印刷手段と、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記印刷手段により前記外部メモリに記録された画像データの印刷を開始させる自動印刷処理を実行する制御手段と、を備えたところに特徴を有する。 【0007】 請求項2の発明は、請求項1に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選定し、前記印刷手段によりその印刷対象となる画像データに基づく印刷を開始させるところに特徴を有する。 【0008】 請求項3の発明は、請求項2に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリのうち規定されたディレクトリに格納された画像データを印刷対象として選定するところに特徴を有する。 【0009】 請求項4の発明は、請求項1から請求項3のいずれかに記載のものにおいて、前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選択させる選択手段と、前記外部メモリに記録された画像データの識別情報を前記選択手段の操作に応じて表示する表示手段と、を備え、前記制御手段は、前記自動印刷処理が完了した後、前記表示手段により画像データの識別情報を表示させるとともに、その識別情報が表示された画像データの中から前記選択手段により選択された画像データを前記印刷手段により印刷させる選択印刷処理を実行するところに特徴を有する。 【0010】 請求項5の発明は、請求項4に記載のものにおいて、前記制御手段により前記自動印刷処理の実行後に前記選択印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な選択印刷設定手段を備えたところに特徴を有する。 【0011】 請求項6の発明は、請求項4または請求項5に記載のものにおいて、前記表示手段は、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリの内容を前記選択手段の操作に応じて表示するものであって、前記制御手段は、前記選択印刷処理を開始すると、始めに前記表示手段により前記外部メモリに記録されたディレクトリのうち最上位のディレクトリの内容を表示させるところに特徴を有する。 【0012】 請求項7の発明は、請求項5に記載のものにおいて、前記制御手段は、前記自動印刷処理の実行後に前記選択印刷処理を実行しない場合には、前記検出手段により前記外部メモリが外されたことが検知された後に、前記自動印刷処理を実行可能な待機状態となるところに特徴を有する。 【0013】 請求項8の発明は、請求項3に記載のものにおいて、前記外部メモリに記録された画像データの中から印刷対象となる画像データを選択させる選択手段と、前記外部メモリに記録された画像データの識別情報を前記選択手段の操作に応じて表示する表示手段と、を備え、前記制御手段は、前記規定されたディレクトリに格納された画像データが存在しない場合には、前記表示手段により画像データの識別情報を表示させるとともに、その識別情報が表示された画像データの中から前記選択手段により選択された画像データを前記印刷手段により印刷させる選択印刷処理を実行し、かつこの選択印刷処理を実行する際には、始めに前記表示手段により前記外部メモリに記録されたディレクトリのうち最上位のディレクトリの内容を表示させるところに特徴を有する。 【0014】 請求項9の発明は、請求項4から請求項8のいずれかに記載のものにおいて、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出されたときに、前記制御手段により前記自動印刷処理を実行しない場合に前記選択印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な選択印刷設定手段を備えたところに特徴を有する。 【0015】 請求項10の発明は、請求項3から請求項9のいずれかに記載のものにおいて、前記規定されたディレクトリを予め設定可能な規定ディレクトリ設定手段を備えたところに特徴を有する。 【0016】 請求項11の発明は、請求項1から請求項10のいずれかに記載のものにおいて、前記制御手段は、印刷対象となる画像データの個数が基準値未満であるときに、前記印刷手段により印刷を開始させ、画像データの個数が基準値以上であるときに、印刷を開始させないところに特徴を有する。 【0017】 請求項12の発明は、請求項11に記載のものにおいて、印刷実行の可否を入力操作可能な印刷実行確認手段を備え、前記制御手段は、印刷対象となる画像データの個数が基準値以上である場合には、前記印刷実行確認手段において印刷実行可の入力が行われたときに前記印刷手段により印刷を実行させるところに特徴を有する。 【0018】 請求項13の発明は、請求項1から請求項12のいずれかに記載のものにおいて、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記自動印刷処理を実行するかあるいは実行しないかを予め設定可能な自動印刷設定手段を備えたところに特徴を有する。 【0019】 請求項14の発明に係る画像形成装置は、外部メモリが着脱可能に接続されるメモリ接続部と、前記外部メモリの装着状態を検出する検出手段と、前記外部メモリに記録された画像データに基づく印刷を行う印刷手段と、前記検出手段により前記外部メモリの装着が検出された場合に、前記外部メモリに階層状に記録された複数のディレクトリのうち規定されたディレクトリに格納された画像データを前記印刷手段の印刷対象として選定する制御手段と、を備えたところに特徴を有する。 【発明の効果】 【0020】 <請求項1の発明> 装置に外部メモリを装着すると、ユーザが操作を行わなくても自動的に画像データの印刷が開始されるため、画像データの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【0021】 <請求項2の発明> 装置に外部メモリを装着すると、ユーザが印刷対象となる画像データを選択する操作を行わなくても自動的に画像データが選定され、さらにその画像データの印刷が開始されるため、一部の画像データのみの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【0022】 <請求項3の発明> 外部メモリに記録された画像データのうち予め規定されたディレクトリ内に格納された画像データが印刷対象として選定されるため、ユーザが印刷する画像データと印刷しない画像データとをディレクトリ単位で簡単に振り分けることができる。 【0023】 <請求項4の発明> 自動印刷処理を実行した後、引き続き選択印刷処理を実行するため、ユーザが外部メモリ中の画像データを任意に選択して印刷したい場合に好適である。 【0024】 <請求項5の発明> 自動印刷処理の終了後に選択印刷処理を実行するか否かを予め設定しておくことにより、例えば選択印刷処理が不要な場合にユーザが選択印刷処理の実行をキャンセルするような操作を行わずに済む。 【0025】 <請求項6の発明> 選択印刷処理が開始されると、始めに最上位のディレクトリが表示されるため、ユーザが印刷したい画像データを素早く見つけることができる。 【0026】 <請求項7の発明> 自動印刷処理の終了後に、外部メモリが外されたことが検知された後に、再び自動印刷処理を実行可能な待機状態になるため、複数の外部メモリに記録された画像データの印刷を行う場合に、速やかに印刷を行うことができる。 【0027】 <請求項8の発明> 自動印刷処理によって印刷対象となる画像データが存在しない場合には、選択印刷処理が実行される。選択印刷処理が開始されると、始めに最上位のディレクトリが表示されるため、ユーザが印刷したい画像データを素早く見つけることができる。 【0028】 <請求項9の発明> 自動印刷処理を行わない場合に選択印刷処理を実行するか否かを予め設定しておくことにより、例えば選択印刷処理が不要な場合にユーザが選択印刷処理の実行をキャンセルするような操作を行わずに済む。 【0029】 <請求項10の発明> ユーザが頻繁に利用するディレクトリを印刷対象を選定する際の規定ディレクトリとして予め設定しておくことができるため、利便性が高い。 【0030】 <請求項11の発明> 印刷対象となる画像データの個数が基準値以上である場合には印刷が開始されないため、意図せず大量の画像が印刷されてしまうことを防止できる。 【0031】 <請求項12の発明> 基準値以上の画像データの印刷を実行するしないかをユーザの判断により行うことができる。 【0032】 <請求項13の発明> 外部メモリを装着した際に自動印刷処理を実行するかしないかをユーザの都合に合わせて切り替えることができる。 【0033】 <請求項14の発明> 外部メモリを装着すると、ユーザが操作を行わなくても自動的に画像データが選定されるため、一部の画像データのみの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0034】 次に本発明の一実施形態について図1から図6を参照して説明する。 【0035】 (プリンタの全体構成) 図1は、本発明のプリンタ1(画像形成装置の一例)の電気的構成を概略的に示すブロック図である。プリンタ1は、印刷媒体としての用紙への印刷を行う印刷部11(印刷手段の一例)、ユーザによる入力操作を受け付ける操作部12(選択手段、選択印刷設定手段、選択印刷設定手段、規定ディレクトリ設定手段、印刷実行確認手段、及び自動印刷設定手段の一例)、表示を行う表示部13(表示手段の一例)、USBインターフェイス14(メモリ接続部及び検出手段の一例)、CPU15(制御手段の一例)、ROM16、RAM17、及び不揮発性メモリ18を備えて構成されている。 【0036】 図2は、プリンタ1の本体ケース表面に配された操作部12及び表示部13を示している。操作部12は、アップキー21、ダウンキー22、実行キー23、キャンセルキー24、進むキー25、戻るキー26を備えている。表示部13は、横長の液晶パネルからなる。 【0037】 USBインターフェイス14には、USBメモリ20(外部メモリの一例)が着脱可能に接続され、このUSBインターフェイス14を介してUSBメモリ20内の情報がプリンタ1側に読み込まれる。また、USBインターフェイス14は、USBメモリ20の着脱状態を検出し、その検出信号をCPU15に出力する。 【0038】 ROM16には、後述するUSBプリント処理を実行するためのプログラム等のプリンタ1を制御するための各種制御プログラムや各種設定、初期値等が記憶されている。RAM17は、各種制御プログラムが読み出される作業領域として用いられる。不揮発性メモリ18には、後述するように、各種の設定値等が記憶されている。 【0039】 CPU15は、ROM16から読み出した制御プログラムに従って、その処理結果をRAM17又は不揮発性メモリ18に記憶させながら、印刷部11や表示部13の動作を制御する。 【0040】 (USBメモリ内のディレクトリ構造) 図3は、USBメモリ20内に構成されるディレクトリ構造の一例を示した概念図である。同図に示すように、USBメモリ20には、複数のディレクトリが階層状に形成されたツリー構造のファイルシステムが構築されている。そして、複数の画像データファイルがユーザによって各ディレクトリ別に分類されて格納されている。具体的には、最上位のディレクトリ(以下、「ルート(ROOT)ディレクトリ30」という)には、3つのディレクトリ(サブディレクトリ)31A〜31Cと、複数の画像データファイル32A,32B...とが格納されている。更に、サブディレクトリ31Aには、3つの画像データファイル33A〜33Cが格納されている。 【0041】 (不揮発性メモリに記憶される設定値) 不揮発性メモリ18には、次に述べるUSBプリント処理に用いる各種の設定値が記憶されている。具体的には、自動印刷を実行するか否か(自動印刷設定)、自動印刷終了後に選択印刷を実行するか否か(自動印刷実行時の選択印刷設定)、自動印刷を実行しない場合に選択印刷を実行するか否か(自動印刷非実行時の選択印刷設定)等の設定フラグや、自動印刷を行う上限となる基準値、印刷対象の選定を実行する場合の規定ディレクトリなどが記憶されている。CPU15は、操作部12からの入力操作に基づいて設定プログラムを実行可能であり、その設定プログラムの実行中に、ユーザが表示部13の表示を参照しつつ操作部12から入力操作を行うことよって、前述の各設定値を任意に変更することが可能となっている。 【0042】 (USBプリント処理) プリンタ1では、CPU15の制御により以下に示すUSBプリント処理を実行する。図4は、USBプリント処理の内容を示すフローチャートである。 【0043】 CPU15は、USBプリント処理を開始すると、まずUSBインターフェイス14にUSBメモリ20が装着されているか否かを判断する(S11)。ここで、USBメモリ20が装着されていない場合(S11:No)には、USBメモリ20が装着されるまで同じ処理を繰り返し、USBメモリ20が装着されるのを待つ待機状態となる。 【0044】 USBインターフェイス14によりUSBメモリ20が装着されたことが検出されると(S11:Yes)、CPU15は、不揮発性メモリ18を参照して自動印刷設定がオンか否かを調べる(S12)。自動印刷設定がオフの場合(S12:No)には、自動印刷を行わずに後述するS20に進む。自動印刷設定がオンの場合(S12:Yes)には、印刷対象となるファイルの選定を実行する(S13)。ここでは、予め規定ディレクトリとして設定されたディレクトリ内の全ての画像データファイルを印刷対象として選定する。例えば、ルートディレクトリ30下のサブディレクトリ31Aが規定ディレクトリである場合には、そのサブディレクトリ31Aに格納された画像データファイル33A〜33Cが印刷対象として選定される。 【0045】 続いて、CPU15は、印刷対象として選定された画像データファイルが存在するか否かを判断する(S14)。ここで、規定ディレクトリに画像データファイルが1つも存在しなかったり、USBメモリ20中に規定ディレクトリそのものが存在しなかったりした場合(S14:No)には、自動印刷を行わずに後述のS20に進む。 【0046】 選定された画像データファイルが存在した場合(S14:Yes)には、選定された画像データファイルの個数が基準値以上か否かを判断する(S15)。選定された画像データファイルの個数が基準値以上であった場合(S15:Yes)には、ユーザに対し印刷を実行するか否か(印刷実行の可否)を確認するための確認メッセージを表示部13に表示し(S16)、ここで操作部12から印刷を実行しない旨(印刷実行不可)の入力があった場合(S16:No)には、自動印刷を行わずに後述のS20に進む。また、操作部12から印刷を実行する旨(印刷実行可)の入力があった場合(S16:Yes)、及びS15にて選定された画像データファイルの個数が基準値未満であった場合には、印刷部11により自動印刷を実行する(S17)。これにより、印刷対象として選定された全ての画像データファイルが1つずつUSBメモリ20から印刷部11に読み込まれて、そこで各画像データファイルに基づく画像が用紙上に一枚ずつ印刷され出力される。 【0047】 こうして印刷対象の全ての画像データファイルの印刷(自動印刷処理)が完了した後、自動印刷実行後の選択印刷設定がオンか否かを判断し(S18)、同設定がオンの場合(S18:Yes)には、次に示す選択印刷処理を実行する(S19)。また、前述の処理において自動印刷が行われなかった場合、即ちS12にて自動印刷設定がオフの場合(S12:No)、S14にて印刷対象の画像データファイルが存在しなかった場合(S14:No)、S16にてユーザにより印刷実行不可の入力があった場合(S16:No)には、自動印刷非実行時の選択印刷設定がオンか否かを判断し(S20)、同設定がオンの場合(S20:Yes)には、選択印刷処理を実行する(S19)。 【0048】 (選択印刷処理) 図2,図5及び図6には、表示部13の表示例を示している。選択印刷処理実行時には、これらの図に示すように表示部13の画面が上下に2段に分割される。表示部13の上段には、現在表示(処理)対象となっているディレクトリ(以下、「カレントディレクトリ」という)について階層構造における位置を示すパス名(位置情報)が表示される。また表示部13の下段には、カレントディレクトリに格納される画像データやディレクトリの名称(識別情報)が1つずつ表示される。 【0049】 選択印刷処理を開始すると、まず表示部13の上段にルートディレクトリ30を示す「/」が表示され、下段にルートディレクトリ30の直下に格納された一つの画像データファイルの名称(「sample1.pdf」等)が表示される。ここで、アップキー21若しくはダウンキー22の操作に応じて、ルートディレクトリ30下の画像データファイル32A,32B…及びサブディレクトリ31A〜31Cの名称が1つずつ順次スクロール表示される。 【0050】 図2に示すように、下段に画像データファイル名が表示されているときに実行キー23または進むキー25が押下されることで、そのとき表示されているファイルが選択され、その画像データファイルに基づく画像が印刷部11により印刷される。また、図5に示すように下段にサブディレクトリ名(「DIR1」等)が表示されているときに、進むキー25が押下されることで、続いて図6に示すように上段にそのサブディレクトリのパス名(「/DIR1/」等)が表示され、下段にそのサブディレクトリ下の画像データファイル名(「subimg1.pdf」等)若しくはそのサブディレクトリ下のサブディレクトリ名が表示される。表示部13の下段にサブディレクトリ下の画像データファイル名が表示されているときに、実行キー23または進むキー25が押下されることで、同様に表示されているファイルが選択され、その画像データファイルに基づく画像が印刷部11により印刷される。このように、この選定印刷処理においては、ユーザがUSBメモリ20に記録された画像データファイルの中から任意のものを選択して印刷することができる。 【0051】 選択印刷処理中にUSBメモリ20がプリンタ1から取り外された場合等には、この選択印刷処理を終了する。選択印刷処理を終了した場合、S18にて自動印刷実行後の選択印刷設定がオフになっていた場合(S18:No)、あるいはS20にて自動印刷非実行時の選択印刷処理がオフになっていた場合(S20:No)には、USBインターフェイス14からUSBメモリ20が取り外されたか否かを判断する(S21)。ここで、USBメモリ20が取り外されていない場合(S21:No)には、取り外されるまで同様の処理を繰り返す。そして、USBメモリ20が取り外された場合には、S11に戻り、即ちUSBメモリ20が装着されるのを待つ待機状態となる。 【0052】 (本実施形態の効果) 以上のように本実施形態によれば、USBメモリ20をプリンタ1に装着すると、ユーザが操作を行わなくても自動的に画像データの印刷が開始される(S17)ため、画像データの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【0053】 また、USBメモリ20をプリンタ1に装着すると、ユーザが印刷対象となる画像データを選択する操作を行わなくても自動的に画像データが選定され(S13)、さらにその画像データの印刷が開始される(S17)ため、一部の画像データのみの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【0054】 また、USBメモリ20に記録された画像データのうち予め規定されたディレクトリ内に格納された画像データが印刷対象として選定される(S13)ため、ユーザが印刷する画像データと印刷しない画像データとをディレクトリ単位で簡単に振り分けることができる。 【0055】 また、自動印刷処理を実行した後(S17)、引き続き選択印刷処理を実行する(S19)ため、ユーザがUSBメモリ20中の画像データを任意に選択して印刷したい場合に好適である。 【0056】 また、自動印刷処理の終了後に選択印刷処理を実行するか否かを予め設定しておくことにより、例えば選択印刷処理が不要な場合にユーザが選択印刷処理の実行をキャンセルするような操作を行わずに済む。 【0057】 また、選択印刷処理(S19)が開始されると、始めに最上位のディレクトリが表示されるため、ユーザが印刷したい画像データを素早く見つけることができる。 【0058】 また、自動印刷処理(S17)の終了後に、USBメモリ20が外されたことが検知された(S21:Yes)後に、再び自動印刷処理を実行可能な待機状態になる(S11)ため、複数のUSBメモリ20に記録された画像データの印刷を行う場合に、速やかに印刷を行うことができる。 【0059】 また、自動印刷処理によって印刷対象となる画像データが存在しない場合(S14:No)には、選択印刷処理が実行される(S19)。選択印刷処理が開始されると、始めに最上位のディレクトリが表示されるため、ユーザが印刷したい画像データを素早く見つけることができる。 【0060】 また、自動印刷処理を行わない場合に選択印刷処理を実行するか否かを予め設定しておくことにより、例えば選択印刷処理が不要な場合にユーザが選択印刷処理の実行をキャンセルするような操作を行わずに済む。 【0061】 また、ユーザが頻繁に利用するディレクトリを印刷対象を選定する際の規定ディレクトリとして予め設定しておくことができるため、利便性が高い。 【0062】 また、印刷対象となる画像データの個数が基準値以上である場合(S15:Yes)には印刷が開始されないため、意図せず大量の画像が印刷されてしまうことを防止できる。 【0063】 また、基準値以上の画像データの印刷を実行するしないかをユーザの判断により行うことができる(S16)。 【0064】 また、USBメモリ20を装着した際に自動印刷処理を実行するかしないかをユーザの都合に合わせて切り替えることができる。 【0065】 また、USBメモリ20を装着すると、ユーザが操作を行わなくても自動的に画像データが選定される(S13)ため、一部の画像データのみの印刷を行う際の手間を省くことができる。 【0066】 <他の実施形態> 本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。 (1)上記実施形態では、外部メモリとしてUSBメモリを例に挙げて説明したが、これに限らず、例えばコンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア(登録商標)、メモリスティック(商標)などであってもよい。 (2)上記実施形態では、外部メモリから取り込んだ画像データを印刷する機能を備えたプリンタを示したが、本発明は、その機能に加えて、PC等から送信された画像データを印刷するプリンタ機能や、スキャナ機能、ファクシミリ機能などを備えたプリンタにも適用することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0067】 【図1】本発明のプリンタ及びUSBメモリの電気的構成を示すブロック図 【図2】操作部及び表示部を示す平面図 【図3】USBメモリのディレクトリ構造を示す概念図 【図4】USBプリント処理を示すフローチャート 【図5】操作部及び表示部の表示例を示す平面図 【図6】操作部及び表示部の表示例を示す平面図 【符号の説明】 【0068】 1…プリンタ(画像形成装置) 11…印刷部(印刷手段) 12…操作部(選択手段、選択印刷設定手段、選択印刷設定手段、規定ディレクトリ設定手段、印刷実行確認手段、自動印刷設定手段) 13…表示部(表示手段) 14…USBインターフェイス(メモリ接続部、検出手段) 15…CPU(制御手段) 20…USBメモリ(外部メモリ)
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| 【出願人】 |
【識別番号】000005267 【氏名又は名称】ブラザー工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100096840 【弁理士】 【氏名又は名称】後呂 和男
【識別番号】100124187 【弁理士】 【氏名又は名称】村上 二郎
【識別番号】100124198 【弁理士】 【氏名又は名称】水澤 圭子
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| 【公開番号】 |
特開2008−6628(P2008−6628A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−177691(P2006−177691) |
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