| 【発明の名称】 |
版の取り付け構造 |
| 【発明者】 |
【氏名】直之 進
【氏名】上原 寿茂
【氏名】吉田 信之
【氏名】吉澤 哲也
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| 【要約】 |
【課題】ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムへの前記版の再設置を的確に行うことができる版の取り付け構造を提供する。
【構成】ドラム3に設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版5を取り付ける版の取り付け構造において、ドラム3の外周に設けられた溝23と、溝23内で版5の一端部を保持する保持手段と、版5をドラム3に密着させるために、前記保持手段で保持した版5に弾性限度内の力を加えて引張る引張手段28とを有する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、 前記ドラムの外周に設けられた溝と; 前記溝内で前記版の一端部を保持する保持手段と; 前記版を前記ドラムに密着させるために、前記保持手段で保持した版に弾性限度内の力を加えて引張る引張手段と; を有することを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項2】 ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、 前記ドラムの外周で、前記ドラムの中心軸の延伸方向に延伸して長く設けられた溝と; 前記溝内で前記版の一端部を保持する保持部材と; 前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、前記ドラムの外周からはずれ前記溝のところで延伸している前記版の部位であって前記保持部材で保持されている部位を除いた部位である溝内延伸部位が、前記溝の側面の上端における円弧状の前記ドラムの外周の接線方向、もしくは、前記接線方向に対してごく小さな交差角度で交差する方向に直線状に延伸するように、前記保持部材を引張る引張手段と; を有することを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項3】 請求項2に記載の版の取り付け構造において、 前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、前記溝内延伸部位と前記保持部材で保持されている前記版の部位との境界が、前記溝の上部に位置しており、前記引張手段は、前記境界が前記ドラムの中心軸を中心にした円弧に沿ってもしくは円弧状の前記ドラムの外周の接線方向に対してごく小さな角度で交差する方向に沿って移動するように、前記保持部材を引張る手段であることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項4】 請求項3に記載の版の取り付け構造において、 前記溝の底部は前記ドラムの外周近傍に位置しており、 前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、前記溝の底面が前記ドラムの中心軸を中心とした円弧状に形成されており、 前記保持部材が前記溝の底面に接触して前記ドラムの中心軸を中心にした円弧に沿って移動することにより、前記境界が前記円弧に沿った移動をするように構成されていることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項5】 円柱状に形成されたドラムと; 前記ドラムの外周で、前記ドラムの中心軸の延伸方向に長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、底面が前記ドラムの中心軸を中心とした円弧状に形成されているか、もしくは前記円弧に近似した複数の平面で形成されている溝と; 前記溝内における前記溝の幅方向の一端部側で、前記溝の長さ方向に長く延びて設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている平板状の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第1の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっている第1の保持部材と; 前記溝内における前記溝の幅方向の他端部側で、前記第1の保持部材から離れ前記溝の長さ方向に延びて長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている前記版の他端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第2の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっている第2の保持部材と; 前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが互いに接近するように付勢する付勢手段と; を有することを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項6】 円柱状に形成されたドラムと; 前記ドラムの外周で互いが離れ、前記ドラムの中心軸の延伸方向に長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、底面が前記ドラムの中心軸を中心とした円弧状に形成されているか、もしくは前記円弧に近似した複数の平面で形成されている複数の溝と; 前記各溝内における前記各溝の幅方向の一端部側で、前記各溝の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第1の保持部材と; 前記各溝内における前記各溝の幅方向の他端部側で、前記第1の各保持部材から離れ前記各溝の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第2の保持部材と; 前記各溝内に設けられた第1の各保持部材と第2の各保持部材とを互いに接近するように付勢する付勢手段と; を有し、前記第1の各保持部材は、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている平板状の第1の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第1の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝内における前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっており、前記第2の各保持部材は、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている前記第1の版とは異なる平板状の第2の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第2の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝内における前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっており、 前記各保持部材を用いて複数枚の版を前記ドラムに設置することができるように構成されていることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の版の取り付け構造において、 前記付勢手段は、Oリングを用いて前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが互いに接近するように付勢する構成であることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項8】 請求項7に記載の版の取り付け構造において、 前記各保持部材には、前記Oリングを掛けるための係合部が設けられており、 前記Oリングは、前記各係合部に掛けられ前記溝のほぼ幅方向に延びて、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが互いに接近するように付勢していると共に、前記各係合部の間で延びているOリングの部位は、少なくとも1回交差していることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項9】 請求項5または請求項6に記載の版の取り付け構造において、 前記第1の保持部材には、前記Oリングを掛けるための係合部が複数設けられており、前記第2の保持部材には、前記第1の保持部材に設けられている係合部に対向して、前記Oリングを掛けるための係合部が複数設けられており、 前記付勢手段は、前記第1の保持部材の係合部と前記第2の保持部材の係合部との間に掛けられた複数のOリングのうちで隣合っている各Oリングを、ターンバックルを用いて引っ張ることにより、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが互いに接近するように付勢する構成であることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項10】 請求項9に記載の版の取り付け構造において、 前記ターンバックルは、一端部が、前記隣り合っている各Oリングのうちの1つのOリングの部位であって前記隣り合っているOリングのうちの他の1つのOリングとは反対側に位置している部位に係合し、他端部が、前記隣り合っているOリングのうちの前記他の1つのOリングの部位であって前記隣り合っているOリングのうちの前記1つのOリングとは反対側に位置している部位に係合するように設けられていることを特徴とする版の取り付け構造。 【請求項11】 請求項5〜請求項10のいずれか1項に記載の版の取り付け構造において、 前記溝内への液体の侵入を防止するためのカバーを有することを特徴とする版の取り付け構造。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、版の取り付け構造に係り、特に、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の版を取り付けるものに関する。 【背景技術】 【0002】 従来、側面に溝を備えた円柱状のドラムと、このドラムよりはるかに小さい外径の円柱状に形成され前記溝内で回転(自転)するようになっている版保持部材とを備えた版の取り付け構造が知られている(たとえば、特許文献1参照)。 【0003】 前記版保持部材は、前記版の端部を保持し自らが回転することによって、前記版を自らの側面(外周)に密着させて前記版を巻き取ることができるようになっている。そして、前記版を引っ張り前記版を前記ドラムの外周面に密着させ前記ドラムに一体的に設けることができるようになっている。 【特許文献1】特開昭63−28648号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0004】 ところで、前記従来の版の取り付け構造において、ゴム等の部材で構成された版ではなく金属製の版を用いると、小径の版保持部材の外周を用いて前記版を巻き取るので、前記版は前記保持部材に密着する部位で塑性変形を起こしてしまう。 【0005】 また、円弧状のドラムの外周の接線方向に対して比較的大きな交差角度で版が延伸しているために、前記版が前記保持部材に密着する部位で塑性変形するだけでなく、版の剛性が高いために前記版が前記ドラムから離れてしまう場合がある。この結果、電気めっき装置においては均一な電気的導通が得られなくなり、転写装置においては、均一な転写が妨げられることになる。 【0006】 また、前記版を前記ドラムに取り付けたままであるなら前記版が塑性変形しても問題は発生しないが、前記版のメンテナンス(前記版に設けられているパターン等のメンテナンス)のために前記版を前記ドラムから取り外し、再び前記ドラムに取り付けようとすると、前記塑性変形が発生した版の部位の位置と前記版保持部材の外周の位置とが僅かにずれてしまい、前記版が金属で構成され剛性が高いがゆえに容易には変形せず、前記版が前記保持部材や前記ドラムに密着しない事態が発生する場合があり、前記版を的確に保持することが困難になるという問題がある。 【0007】 前記問題は、前記ドラムから一旦取り外した前記版を前記ドラムとは異なるドラム(前記ドラムと同仕様のドラム)に取り付ける場合にも同様に発生する。同じ仕様のドラムであっても、加工誤差等により実際にはごく僅かであるが形態が異なっているからである。 【0008】 また、前記問題は、版がドラムの外周と溝との境界のところで、急激に曲げられて、保持されている構成もの(たとえば、特開平11−254643号公報参照)においても同様に発生する問題である。 【0009】 本発明は、前記問題点に鑑みてなされたものであり、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムへの前記版の密着性の良い取り付けを的確に行うことができる版の取り付け構造を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0010】 本発明は、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムの外周に設けられた溝と、前記溝内で前記版の一端部を保持する保持手段と、前記版を前記ドラムに密着させるために、前記保持手段で保持した版に弾性限度内の力を加えて引張る引張手段とを有する版の取り付け構造である。 【0011】 また、本発明は、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムの外周で、前記ドラムの中心軸の延伸方向に延伸して長く設けられた溝と、前記溝内で前記版の一端部を保持する保持部材と、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、前記ドラムの外周からはずれ前記溝のところで延伸している前記版の部位であって前記保持部材で保持されている部位を除いた部位である溝内延伸部位が、前記溝の側面の上端における円弧状の前記ドラムの外周の接線方向、もしくは、前記接線方向に対してごく小さな交差角度で交差する方向に直線状に延伸するように、前記保持部材を引張る引張手段とを有する版の取り付け構造である。 【0012】 また、本発明は、円柱状に形成されたドラムと、前記ドラムの外周で、前記ドラムの中心軸の延伸方向に長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、底面が前記ドラムの中心軸を中心とした円弧状に形成されているか、もしくは前記円弧に近似した複数の平面で形成されている溝と、前記溝内における前記溝の幅方向の一端部側で、前記溝の長さ方向に長く延びて設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている平板状の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第1の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっている第1の保持部材と、前記溝内における前記溝の幅方向の他端部側で、前記第1の保持部材から離れ前記溝の長さ方向に延びて長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている前記版の他端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第2の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっている第2の保持部材と、前記第1の保持部材と前記第2の保持部材とが互いに接近するように付勢する付勢手段とを有する版の取り付け構造である。 【0013】 また、本発明は、円柱状に形成されたドラムと、前記ドラムの外周で互いが離れ、前記ドラムの中心軸の延伸方向に長く設けられ、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、底面が前記ドラムの中心軸を中心とした円弧状に形成されているか、もしくは前記円弧に近似した複数の平面で形成されている複数の溝と、前記各溝内における前記各溝の幅方向の一端部側で、前記各溝の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第1の保持部材と、前記各溝内における前記各溝の幅方向の他端部側で、前記第1の各保持部材から離れ前記各溝の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第2の保持部材と、前記各溝内に設けられた第1の各保持部材と第2の各保持部材とを互いに接近するように付勢する付勢手段とを有し、前記第1の各保持部材は、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている平板状の第1の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第1の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝内における前記溝の幅方向の一端部側で前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっており、前記第2の各保持部材は、前記ドラムの中心軸の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で前記溝の底方向に折り曲げられている前記第1の版とは異なる平板状の第2の金属製の版の一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第2の折り曲げ部位が、前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の上部に位置するようにして保持し、前記溝内における前記溝の幅方向の他端部側で前記溝の底面に接触し、前記ドラムの中心軸とほぼ同じ中心軸を中心にして、前記ドラムの周方向に移動するようになっており、前記各保持部材を用いて複数枚の版を前記ドラムに設置することができるように構成されている版の取り付け構造である。 【発明の効果】 【0014】 本発明によれば、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムへの前記版の密着性の良い取り付けを的確に行うことができるという効果を奏する。 【発明を実施するための最良の形態】 【0015】 図1は、本発明の実施形態に係る版5の取り付け構造1に使用されるドラム3の概略構成を示す斜視図である。なお、図1では、図面が煩雑化することを防止するために、版5の取り付け構造1の表示を省略してある。 【0016】 図2は、版5の斜視図であり、図3は、版5が設置されたドラム3の使用状態の概略を示す図である。 【0017】 版5は、平板状等の薄い板状に形成されており、たとえば、ステンレス等の金属で構成されている。版5の厚さ方向の一方の面には微細な凹凸で形成されたパターンが設けられている。前記パターンは、たとえば、図2に示すような網目状(正方形等の矩形な網目状)の凸部7と、この凸部7よりもへこんでいる凹部9とにより形成されている。凸部7では、ステンレスの材質が露出しており、前記凹部9では、ステンレスの材質が絶縁層で覆われている。 【0018】 版5は、版の取り付け構造(単に「取り付け構造」という場合がある)1を用いて、ドラム3に設けられている円柱側面形状の外周面に一体的に取り付けられる。版5が取り付けられた(設置された)状態では、前記微細なパターンが形成されていない版5の厚さ方向の他方の面がドラム3の外周面に密着している。 【0019】 版5が設置されたドラム3は、凸部7と同様な網目状の薄い金属層(たとえば銅の薄い層)を薄いシート状の部材(たとえば、透明な樹脂製のフィルム)11に設けるフィルム製造装置13に使用されるようになっている。 【0020】 より詳しく説明すると、図3に示すように、フィルム製造装置13は、メッキ浴15を備えており、版5が設置されたドラム3は、この下側がメッキ浴15の溶液の中に浸っていると共に、図示しないモータ等のアクチュエータで回転するようになっている。そして、メッキ浴15の溶液中に浸っている間に、メッキにより凸部7に網目状の薄い銅の膜が形成されるようになっている。 【0021】 ドラム3の上側には、各ローラ17、19が設けられており、図示しないアクチュエータで各ローラ17、19が回転し、シート状の部材11が、ローラ17からローラ19に送られるようになっている。シート状の部材11の送り方向の中間部は、ローラ21によりドラム3(版5)に押し付けられるようになっており、この押し付けで発生する圧力により、版5に形成された網目状の薄い銅の膜が、シート状の部材11に転写されるようになっている。 【0022】 網目状の薄い銅の膜が転写されたシート状の部材11は適宜の形態に切断され、たとえば、プラズマディスプレイの表示面に設けられ、前記プラズマディスプレイから発生する電磁波を遮断するための遮断フィルムとして使用される。 【0023】 ここで、版5の取り付け構造1について説明する。 【0024】 図4は、取り付け構造1の概略構成を示す分解斜視図である。なお、図4では、図面が煩雑化することを防止するため、一部の構成部品の表示を省略してある。 【0025】 図5は、図1および図4におけるV矢視を示す図である。図6は、図5におけるVI−VI断面図であり、図7は、図5におけるVII−VII断面図であり、図8は、図5におけるVIII矢視図であり、図9は、図8におけるIX−IX断面図である。なお、図4や図5では、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向で取り付け構造1の一端部側しか描いていないが、中心軸CL1の延伸方向の他端部側も同様に構成されているものである。 【0026】 ドラム3の外周には、ドラム3の中心軸(ドラム3の円柱側面形状の外周面に平行な方向に延伸している中心軸;ドラム3の回転中心軸)CL1の延伸方向に延伸した溝23が長く設けられている。なお、溝23の、ドラム3の中心軸CL1に垂直な平面による断面は、所定の形状(たとえば、ほぼ等脚台形状)に形成されている。 【0027】 取り付け構造1は、保持部材25と引張(引っ張り)手段28とを備えて構成されている。保持部材25は、前記溝23内で平板状(シート状)の版5の一端部を保持することができるようになっている。 【0028】 引張手段28は、版5の一端部を保持している保持部材25を引張るものであり、引張手段28で引張ることによって、版5がドラム3の外周に密着するようになっている。なお、ドラム3と版5との電気的密着度を高めるために、ドラム3と版5との間の全面には、フェルト状のカーボンシート30が設けられている(図6、図7参照)。 【0029】 ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めると、図6に示すように、引張手段28で引張ることによって、版5の溝内延伸部位29が、溝23の側面31の上端27における円弧状のドラム3の外周の接線方向に直線状に延伸している(図6参照)。溝内延伸部位29は、ドラム3の外周からはずれ、溝23のところで延伸している版5の部位であって保持部材25で保持されている部位33を除いた部位である。なお、版5の溝内延伸部位29が、前記接線方向に対してごく小さな交差角度で交差する方向であって溝23の底35側に向かう方向に直線状に延伸するようにしてもよい。 【0030】 また、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めると、溝内延伸部位29と保持部材25で保持されている版5の部位33との境界37は、溝23の上部(溝23の底35とは逆側;ドラム3の外周側)に位置しており、引張手段28は、境界37がドラム3の中心軸CL1を中心にした円弧に沿って、もしくは、円弧状の前記ドラムの外周の接線方向に対してごく小さな角度で交差する方向に沿って移動するように、保持部材25を引張るように構成されている。 【0031】 溝23の底(底部)35はドラム3の外周近傍に位置しており、すなわち、溝23の深さは、ドラム3の半径に対して1/200〜1/5程度の深さになっており、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めると、溝23の底面39がドラム3の中心軸CL1を中心とした円弧状に形成されている。なお、溝23の底面39を円弧状に形成する加工が困難であることに鑑みて、前記円弧状の底面39は、溝23の平面状の底部35に円弧状の部位を備えた部材41を一体的に設けることにより形成されている。保持部材25は、溝23の円弧状の底面39に接触してドラム3の中心軸CL1を中心にした円弧に沿って移動し、境界37が円弧(ドラム3の外周面の近傍の円弧)に沿った移動をするようになっている。 【0032】 版5の取り付け構造についてさらに詳しく説明する。 【0033】 ドラム3はすでに理解されるように円柱状に形成されており、溝23は、ドラム3の外周でドラム3の中心軸CL1の延伸方向に沿って前記外周の全長にわたり長く設けられている。ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めると、溝23の底面39は、ドラム3の中心軸CL1を中心とした円弧状(半径がドラム3の半径よりも僅かに小さい円弧状)に形成されている。 【0034】 溝23内には、2つの保持部材25(25A、25B)が設置されるようになっている。 【0035】 保持部材25Aは、溝23内における溝23の幅方向(ドラム3の周方向;図6や図7の左右方向)の一端部側で、溝23の長さ方向(ドラム3の中心軸CL1の延伸方向;図6や図7の紙面に垂直な方向)に長く延びて設けられている。また、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めると、保持部材25Aは、所定の幅で溝23の底35の方向に折り曲げられている平板状の版5の一端部33を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である折り曲げ部位37が、溝23の幅方向の一端部側で溝23の上部側に位置するようにして保持している。そして、保持部材25Aは、溝23内における溝23の幅方向の一端部側で、溝23の円弧状の底面39に接触し、ドラム3の中心軸CL1とほぼ同じ中心軸を中心にして、ドラム3の周方向に移動するようになっている。 【0036】 また、溝23内における溝23の幅方向の他端部側には、保持部材25Bが、保持部材25Aと同様にまた対称に設けられており、各保持部材25A、25Bの間には、各保持部材25A、25Bが、溝23のほぼ幅方向で互いに接近するように付勢する(引っ張る)付勢手段43(引張手段28)が設けられている。 【0037】 このように構成されていることによって、適宜の長さの版5を、この厚さ方向の裏面(パターンが形成されていない面)をドラム3の外周面に密着させドラム3に巻きつけて、ドラム3に一体的に設置することができるようになっている。版5の長さはドラム3の外周よりも僅かに短く、版5の幅はドラム3の幅(軸CL1方向の長さ)よりも僅かに小さくなっている。なお、一方の保持部材(たとえば、保持部材25B)が、ドラム3に固定されている構成であってもよい。 【0038】 ここで、保持部材25A等について図6、図7を用いてさらに詳しく説明する。 【0039】 保持部材25Aは、図6や図7に示すように、断面が「L」字状に形成されており、図6や図7の紙面に直交する方向(ドラム3の軸CL1の延伸方向)に延びている。保持部材25Aの長さは、溝23の長さよりも僅かに短くなっている。保持部材25Aは、この上部側で、版5の一端部33を保持している。より詳しくは、版5の一端部33を、帯状の押さえ部材44と協働して挟み込んで保持している。押さえ部材44は、ボルト45等の締結具で保持部材25Aに一体的に取り付けられている。 【0040】 保持部材25Aの下部の面には、鈍角な三角形状の逃げ部48が設けられており、この逃げ部48の両側で、保持部材25Aが溝23の円弧状の底面39に接触している。なお、逃げ部48を設けないで、保持部材25Aの下部の面を円弧状(半径が底面39と等しい円弧状)に形成してもよい。 【0041】 境界(折り曲げ部位)37のところにおける保持部材25Aの角度αは、90°よりも僅かに小さい鋭角になっており、溝内延伸部位29における版5と保持部材25Aとの干渉を防いで、版5に余計な外力が加わらないようになっている。また、保持部材25Aの保持部材25B側の部位には、円柱状に形成された突起47がボルト49等の締結具を用いて一体的に設けられている。なお、保持部材25Bも、保持部材25Aと同様に構成されている。 【0042】 付勢手段43は、たとえば、Oリング51を用いて各保持部材25A、25Bが互いに接近するように付勢している。 【0043】 すなわち、Oリング51は、各保持部材25A、25Bの長手方向(ドラム3の中心軸CL1の延伸方向)で間隔をあけて複数設けられており、これらのOリング51の設置に応じて、Oリング51を掛けるための係合部(たとえば突起47)が複数設けられている。そして、Oリング51が、各係合部47に掛けられ溝23のほぼ幅方向に延びて、各保持部材25A、25Bとが互いに接近するように付勢されている。なお、Oリングに代えて、引張りばね等の弾性体を用いてもよい。 【0044】 また、溝23の長手方向の両端部には、「L」字状の押さえ部材53が設けられている。これらの押さえ部材53は、ボルト等の締結具(図示せず)でドラム3に固定され、保持部材25の長手方向の両端部と係合し(円弧状の面54で摺動するように面接触し;図8、図9参照)、保持部材25が浮き上がること(溝23の外に飛び出すこと)を防止している。 【0045】 なお、図10(Oリング51の設置形態の変形例を示す図)に示すように、係合部47の間で延びているOリング51の部位が、少なくとも1回交差するようにしてもよい。すなわち、Oリング51を、ベルト伝動装置のベルトとして考え、各係合部47は各保持部材25A、25Bに一体的に設けられており回転しないが各係合部47を前記ベルト伝動装置のベルト車と考えると、Oリング51は、たとえば、十字掛けされたベルトのように設けられている。なお、Oリング51を、図5で示すように平行掛けのように設けてもよい。 【0046】 また、取り付け構造1には、溝23内への液体(たとえば、メッキの溶液)の侵入を防止するためのカバー55が設けられている。このカバー55は、溝23の上部を覆う平板状のカバー57と、溝23の両端部を覆う平板状のカバー59等で構成されている。 【0047】 カバー57は、ボルト60等の締結具によって、ドラム3に一体的に設けられるようになっており、カバー59も、ボルト(図示せず)等の締結具によって、ドラム3に一体的に設けられるようになっている。なお、カバー59とドラム3との間には、板状のシール部材61が設置されるようになっている。さらに、カバー57と版5との間の隙間、押さえ部材53とカバー57との間の隙間、および、カバー57のボルト60の頭部には、テフロン(登録商標)テープ等のシールテープ63が貼られている。 【0048】 版5の取り付け構造1によれば、溝内延伸部位29が、溝23の側面31の上端27における円弧状のドラム3の外周の接線方向、もしくは、前記接線方向に対してごく小さな交差角度で交差する方向に直線状に延伸するように付勢されているので、版5の溝内延伸部位29と版5のドラム3の外周に係合している部位とにおいて塑性変形が発生せず、一旦ドラム3に設置しこの後ドラム3から取り外した状態においても、版5は、未だドラム3に取り付けられていない形態(たとえば平板状の形状;図2参照)を維持している。したがって、版5をドラム3に設置する場合、版5がドラム3の外周に追随して密着し、また、版5を保持部材25で的確に保持することができ、版5を密着性の良い状態でドラム3に的確に設置し保持することができる。 【0049】 この結果、フィルム製造装置13の電気メッキおいて均一な電気的導通を得ることができ、また、均一な転写を行うことができる。 【0050】 また、版5の取り付け構造1によれば、版5の境界37が溝23の上部に位置し、引張手段28によって境界37がドラム3の中心軸CL1を中心にした円弧に沿って移動するようになっているので、版5を適正な方向に引張ることができ、版5をドラム3に一層的確に設置し保持することができる。 【0051】 さらに、版5の取り付け構造1によれば、保持部材25が、深さの浅い溝23の円弧状の底面39に接触して円弧状に移動するようになっているので、簡素な構成の機構で版5に適正な方向の引張り力を与えることができる。すなわち、版5をドラム3の外周に的確に密着させるべく版5の端部をドラム3の中心軸CL1と同心でドラム3の半径とほぼ等しい円弧に沿って溝23内で移動させようとして、ドラム3の中心軸CL1から溝23までの延びた揺動部材(ドラム3の中心軸CL1を中心にして揺動する揺動部材)を設け、この揺動部材の溝23側の端部(ドラム3の外周側に位置している端部)で版5を保持するように構成すると、機構の構成が煩雑になる。特に、ドラム3の外径が大きくなった場合(たとえば、ドラム3の外径が2000mmになった場合)、前記揺動部材の長さが1000mm程度になり、前記揺動部材の支持等を含め、機構の構成が煩雑になるが、取り付け構造1では、前述したような揺動部材を用いていないので、機構の構成が簡素になっている。 【0052】 また、版5の取り付け構造1において、図10に示すように、Oリング51を交差させて各保持部材25を付勢すれば、保持部材25の付勢方向と、Oリング51の延伸方向とがほぼ一致し、各保持部材25を効率良く付勢することができる。 【0053】 さらに、図11(版5の一端部の保持方式の変形例を示す図)に示すように、版5の一端部を2回折り曲げ、これらの折り曲げられた部位を、保持部材25Cに係合させ、保持部材25Cで版5を保持するようにしてもよい。なお、版5は、一つ目の折り曲げ部位37では、ほぼ直角に折り曲げられており、二つ目の折り曲げ部位37Aでは、135°程度の鈍角に折り曲げられており、保持部材25Cには、二つ目の折り曲げ部位37Aよりも端部側の版5の部位を収容するための溝25Dが設けられている。このように構成することによって、版5を一層的確に保持することができる。 【0054】 ここで、各保持部材25と溝23の底面との係合の態様の変形例いくつか掲げる。 【0055】 まず、図12(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、保持部材25の下部の面に、細長い矩形状の逃げ部65を設けられており、この逃げ部65の両側で、保持部材25が溝23の円弧状の底面39に接触するようにしてもよい。 【0056】 また、図13(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、部材41を設けることなく、ドラム3の底面39をドラム3と一体で構成してもよい。 【0057】 また、図14(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、部材41を設けることなく、ドラム3の底面39をドラム3と一体で構成し、さらに、溝23の底面39を図6に示す円弧状の底面39に近似した複数の平面39A、39Bで形成し、平面39Aに保持部材25Aの平面状に底面を面接触させ、平面39Bに保持部材25Bの平面状に底面を面接触させた構成であってもよい。 【0058】 また、図15(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、図14に示した態様において、保持部材25の下部の面に、鈍角な三角形状の逃げ部48が設け、この逃げ部48の両側で、保持部材25が、平面状の39A、39Bに接触するようにしてもよい。 【0059】 また、図16(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、図14に示した態様において、保持部材25の下部の面に、細長い矩形状の逃げ部65を設け、この逃げ部65の両側で、保持部材25が、平面状の39A、39Bに接触するようにしてもよい。 【0060】 さらに、図16(各保持部材25と溝23の底面39との係合の態様の変形例を示す図であり、図6に対応した図)にように、図15に示した態様において、溝23の底面39を、3つの平面39A、39B、39Cで構成してもよい。 【0061】 また、摩擦係数を低減するために、底面39と、この底面39の接触する保持部材25の面にメッキ等の表面処理を施してあってもよい。 【0062】 次に、付勢手段43の変形例をいくつか掲げる。 【0063】 図18に示す態様では、ターンバックル67を用いOリング51を引っ張って、各保持部材25を付勢している。 【0064】 より詳しく説明すると、保持部材25Aには複数の係合部47が設けられている。また、保持部材25Bにも、複数の係合部47が設けられている。保持部材25Aの各係合部47と保持部材25Bの各係合部47とは、ドラム3の軸CL1の方向でそれぞれが一致した位置に設けられている。各Oリングは、ドラム3の軸CL1の方向で一致した係合部47に掛けられている。 【0065】 そして、保持部材25Aの係合部47と保持部材25Bの係合部47との間に掛けられた複数のOリング51のうちで隣合っている各Oリング51を、ターンバックル67を用いて引っ張ることにより、保持部材25Aと保持部材25Bとが互いに接近するように付勢している。 【0066】 このように構成してあることで、Oリング51のみで各保持部材25引っ張る場合に比べ、引っ張り力を微調整することが容易になっており、版5を一層的確に引っ張ることができる。 【0067】 また、図19に示す態様では、ターンバックル67の一端部67Aが、隣り合っている各Oリング51のうちの1つのOリング51Aの部位であって前記隣り合っているOリング51のうちの他の1つのOリング51Bとは反対側に位置している(ターンバックル67が設置される前に、反対側に位置している)部位51Cに係合しており、ターンバックル67の他端部67Bが、前記隣り合っているOリング51のうちの前記他の1つのOリング51Bの部位であって前記隣り合っているOリング51のうちの前記1つのOリング51Aとは反対側に位置している(ターンバックル67が設置される前に、反対側に位置している)部位51Dに係合している。そして、各係合部47に掛けられたOリング51は、各係合部47の間で交差している。 【0068】 また、図20に示すように、各係合部47に複数のOリング51を掛けてもよく、さらに、各係合部47に1本の長いOロングを複数回重ねて巻き掛けてもよい。 【0069】 また、図21に示すように、各係合部47に、1本の長いOリングを巻き掛けてもよい。 【0070】 ところで、前記説明では、ドラム3に1枚の版5を設置しているが、図22(版の取り付け構造の変形例を示す図)に示すように、ドラム3の外周のほぼ全面にわたって複数枚の版5(5A〜5D)を設置するようにしてもよい。 【0071】 すなわち、版の取り付け構造1を、円柱状に形成されたドラム3と、ドラム3の外周で互いが離れドラム3の中心軸CL1の延伸方向に長く設けられドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めた場合、底面39がドラム3の中心軸CL1を中心とした円弧状に形成されている複数の溝23と、各溝23内における各溝23の幅方向の一端部側で各溝23の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第1の保持部材と、各溝23内における各溝23の幅方向の他端部側で前記第1の各保持部材から離れ各溝23の長さ方向に長く延びて設けられた複数の第2の保持部材と、各溝23内に互いが隣接して設けられた前記第1の各保持部材と前記第2の各保持部材とを各溝23のほぼ幅方向で互いに接近するように付勢する付勢手段とを有し、前記第1の各保持部材は、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で溝23の底方向に折り曲げられている薄い平板状の第1の金属製の版(前記ドラムに巻き付けられる版;長さが前記ドラムの外周の整数分の1(たとえば、1/2、1/3、・・・)の長さとほぼ等しく幅が、前記ドラムの幅よりも僅かに狭い版)5Aの一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第1の折り曲げ部位が、溝23の幅方向の一端部側で溝23の上部に位置するようにして保持し、溝23内における溝23の幅方向の一端部側で溝23の円弧状の底面39に接触し、ドラム3の中心軸CL1とほぼ同じ中心軸を中心にして、ドラム3の周方向に移動するようになっており、前記第2の各保持部材は、ドラム3の中心軸CL1の延伸方向から眺めた場合、所定の幅で溝23の底方向に折り曲げられている第1の版5Aとは異なる薄い平板状の第2の金属製の版(前記ドラムに巻き付けられる版;長さが前記ドラムの外周の整数分の1(たとえば、1/2、1/3、・・・)の長さとほぼ等しく幅が、前記ドラムの幅よりも僅かに狭い版)5Bの一端部を、前記折り曲げをしている折り曲げ線の部位である第2の折り曲げ部位が、溝23の幅方向の他端部側で溝23の上部に位置するようにして保持し、溝23内における溝23の幅方向の他端部側で溝23の円弧状の底面39に接触し、ドラム3の中心軸CL1とほぼ同じ中心軸を中心にして、ドラム3の周方向に移動するようになっており、各保持部材25を用いて複数枚の版5をドラム3に設置することができるように構成してもよい。 【0072】 なお、前述した実施形態では、版5として薄いメッキ層を設けるものを例に掲げて説明したが、印刷等の他の目的に使用される版にも、前記実施形態に係る取り付け構造を適用することができる。 【0073】 さらに、前述した版5の取り付け構造1は、ドラムに設けられている円柱側面形状の外周面に、薄い板状の金属製の版を取り付ける版の取り付け構造において、前記ドラムの外周で前記ドラムの中心軸の延伸方向に延伸して設けられた溝と、前記溝内で前記版の一端部を保持する保持手段と、前記版を前記ドラムに密着させるために、前記保持手段で保持した版に弾性限度内の力を加えて引張る引張手段とを有する版の取り付け構造の例である。 【図面の簡単な説明】 【0074】 【図1】本発明の実施形態に係る版の取り付け構造に使用されるドラムの概略構成を示す斜視図である。 【図2】版の斜視図である。 【図3】版が設置されたドラムの使用状態の概略を示す図である。 【図4】版の取り付け構造の概略構成を示す分解斜視図である。 【図5】図1および図4におけるV矢視を示す図である。 【図6】図5におけるVI−VI断面図である。 【図7】図5におけるVII−VII断面図である。 【図8】図5におけるVIII矢視図である。 【図9】図8におけるIX−IX断面図である。 【図10】Oリングの設置形態の変形例を示す図である。 【図11】版の一端部の保持方式の変形例を示す図である。 【図12】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図13】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図14】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図15】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図16】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図17】版の取り付け構造の変形例を示す図であり、図6に対応した図である。 【図18】Oリングの設置形態の変形例を示す図である。 【図19】Oリングの設置形態の変形例を示す図である。 【図20】Oリングの設置形態の変形例を示す図である。 【図21】Oリングの設置形態の変形例を示す図である。 【図22】版の取り付け構造の変形例を示す図である。 【符号の説明】 【0075】 1 版の取り付け構造 3 ドラム 5 版 23 溝 25 保持部材 28 引張手段 29 溝内延伸部位 43 付勢手段 51 Oリング 55 カバー 67 ターンバックル CL1 ドラムの中心軸
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| 【出願人】 |
【識別番号】000004455 【氏名又は名称】日立化成工業株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年6月28日(2006.6.28) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100083806 【弁理士】 【氏名又は名称】三好 秀和
【識別番号】100100712 【弁理士】 【氏名又は名称】岩▲崎▼ 幸邦
【識別番号】100100929 【弁理士】 【氏名又は名称】川又 澄雄
【識別番号】100095500 【弁理士】 【氏名又は名称】伊藤 正和
【識別番号】100101247 【弁理士】 【氏名又は名称】高橋 俊一
【識別番号】100098327 【弁理士】 【氏名又は名称】高松 俊雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−6643(P2008−6643A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月17日(2008.1.17) |
| 【出願番号】 |
特願2006−178141(P2006−178141) |
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