| 【発明の名称】 |
光学部材及びこれを用いたディスプレイパネル積層体 |
| 【発明者】 |
【氏名】稲永 誠
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| 【要約】 |
【課題】オートクレーブ処理を施しても光学フィルムに空気が溶解することを防止できる光学部材を提供する。
【構成】本発明の光学部材1は、無機酸化物膜層2Bを形成したシート2を、加熱又は湿気で架橋した接着剤層3を介して光学フィルム4に積層し、前記無機酸化物膜層2Bを形成したシート2は、JIS K7126B法(23℃,70%)で測定した酸素透過率が50以下であり、かつ、JIS K7129A法(40℃,90%)で測定した水蒸気透過率が20以下であることを特徴とする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 無機酸化物膜層を形成したシートを、加熱又は湿気で架橋した接着剤層を介して光学フィルムに積層した光学部材であって、前記無機酸化物膜層を形成したシートは、JIS K7126B法(23℃,70%)で測定した酸素透過率が50以下であり、かつ、JIS K7129A法(40℃,90%)で測定した水蒸気透過率が20以下である光学部材。 【請求項2】 前記無機酸化物膜層がシリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化亜鉛(ZnO)のいずれかで形成されていることを特徴とする請求項1に記載の光学部材。 【請求項3】 前記加熱又は湿気で架橋した接着剤層は、ガラス転移温度(Tg)が−10℃以上5℃以下、厚さが2μm〜50μmである請求項1又は2に記載の光学部材。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載の光学部材の無機酸化物膜層を形成したシート側を、紫外線で架橋した接着剤層を介してディスプレイパネルに積層したディスプレイパネル積層体。 【請求項5】 前記紫外線で架橋した接着剤層は、ガラス転移温度(Tg)が−10℃以下、厚さが100μm〜2000μm、保持力が2mm〜12mmのズレ長さである請求項4に記載のディスプレイパネル積層体。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、反射防止フィルム、NIRカットフィルム、色調補正フィルム、電磁波シールドメッシュフィルムなどの光学フィルムを備えた光学部材、及びこれをディスプレイパネルに貼り合せたディスプレイパネル積層体に関する。 【背景技術】 【0002】 近年、ブラウン管テレビの代替として、プラズマテレビが急速に普及しつつある。 このプラズマテレビは、パネル内部に封入された希ガス、一般的にはネオンを主体としたガス中で放電を発生させ、その際に発生する真空紫外線によってパネル内部のセルに設けられたR、G、Bの蛍光体を発行させる構成のものである。この発行過程において、プラズマディスプレイ(PDP)の作動に不必要な電磁波や近赤外線などが同時に放出されるため、これらを遮蔽する必要があり、このような電磁波や近赤外線などを遮蔽するための各種光学フィルムがディスプレイパネル上に貼り合わされている。 【0003】 光学フィルム同士の貼り合せや光学フィルムとディスプレイパネルとを貼り合わせるために各種の粘着シートが開発されている(例えば、下記特許文献1〜3参照)。 【0004】 【特許文献1】特開2000−301664号公報 【特許文献2】特開2001−234129号公報 【特許文献3】特開2004−359808号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0005】 光学フィルム同士を貼り合わせる際、各フィルム間の接着力を高めるため、高圧・高温下でオートクレーブ処理を施すのが好ましい。特に、透明化処理していないメッシュタイプの電磁波シールドフィルムを貼り合わせる場合は、硬い薄い接着剤で銅箔メッシュを隙間なく埋める透明化処理をする必要があるため、オートクレーブ処理が必須の工程となる。 【0006】 しかし、光学フィルムは空気を溶解しやすく、オートクレーブ処理をした光学フィルムは多量の空気を溶解している。このため、図3に示すように、オートクレーブ処理した光学フィルム8を、接着剤層9を介してディスプレイパネル10に貼り合せると、光学フィルム8から空気が放出され、この空気により接着剤層9が発泡し、ディスプレイパネル10と接着剤層9との界面に多数の気泡11が生じ、視認性を妨げる問題がある。 近年では、ディスプレイパネルを最外面とすることもあり、この場合、ディスプレイパネルのひび割れを防止するため、光学フィルムを、紫外線などで架橋した柔軟な接着剤層を介してディスプレイパネルに貼り合わせ、衝撃吸収性を持たせることがある。この場合は、接着剤層が柔軟であるため特に発泡しやすいものである。 【0007】 そこで、本発明は、上記課題を解決するため、オートクレーブ処理を施しても光学フィルムへの空気の溶解を防止し、さらに、柔軟な接着剤層を介してディスプレイパネルに貼り合わせても柔軟な接着剤層を発泡させることのない光学部材の提供を目的とするものである。 【課題を解決するための手段】 【0008】 本発明の光学部材は、無機酸化物膜層を形成したシートを、加熱又は湿気で架橋した接着剤層を介して光学フィルムに積層した光学部材であって、前記無機酸化物膜層を形成したシートは、JIS K7126B法(23℃,70%)で測定した酸素透過率が50以下であり、かつ、JIS K7129A法(40℃,90%)で測定した水蒸気透過率が20以下であることを特徴とする。 【0009】 これにより、無機酸化物膜層は、空気を遮蔽することができるため、オートクレーブ処理をしても光学フィルムに空気が溶解しにくくなる。また、加熱又は湿気で架橋した粘着剤は硬く、発泡しにくいため、光学フィルムに溶解した空気により発泡することはない。 【0010】 前記無機酸化物膜層は、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化亜鉛(ZnO)で形成することができる。 【0011】 前記加熱又は湿気で架橋した接着剤層は、ガラス転移温度(Tg)が−10℃以上5℃以下、厚さが2〜50μmであることが好ましい。 ガラス転移温度及び厚さが、上記範囲であると強固に接着することができる。 【0012】 上記光学部材を用い、この光学部材の無機酸化物膜層を形成したシート側を、紫外線で架橋した接着剤層を介してディスプレイパネルに積層し、ディスプレイパネル積層体とすることができる。 これにより、無機酸化物膜層は、空気を遮蔽するので、紫外線で架橋した接着剤層を発泡させることはなく、視認性に優れたディスプレイパネル積層体を形成できる。 【0013】 また、接着剤層は、保持力が大きければ、ディスプレイパネルなどの表面凹凸に馴染まず、気泡が残留しやすく、逆に、保持力が小さければ、ディスプレイパネルと光学部材とがズレる可能性がある。また、保持力は、一般的に厚さと反比例するものである。 これらのことを踏まえて鋭意検討した結果、上記紫外線で架橋した接着剤層は、ガラス転移温度(Tg)が−10℃以下、厚さが100μm〜2000μm、保持力が2mm〜12mmのズレ長さであることが好ましい。 【発明を実施するための最良の形態】 【0014】 以下、実施形態に基づいて本発明を説明する。 但し、以下に説明する実施形態は本発明の実施形態の一例であって、本発明の範囲が以下の実施形態に制限されるものではない。 【0015】 本発明の光学部材1は、図1に示すように、無機酸化物膜層を形成したシート2を、加熱又は湿気で架橋した接着剤層3を介して光学フィルム4に積層した構成を備えた光学部材である。 【0016】 (無機酸化物膜層を形成したシート2) 無機酸化物膜層を形成したシート2は、シート基材2Aの片面又は両面に無機酸化物膜層2Bを形成して高いガスバリヤー性と水蒸気バリヤー性を有し、光学フィルム4などから発生したアウトガスを遮断することができるものであり、JIS K7126B法(23℃,70%)で測定した酸素透過率(cc/m2,24hr)が50以下、特に10以下で、かつ、JIS K7129A法(40℃,90%)で測定した水蒸気透過率(g/m2,24hr)が20以下、特に5以下であるものとしてある。 【0017】 シート基材2Aとしては、ポリエステル系、(メタ)アクリル系、ポリビニルブチラール(PVB)系、エチレン・ビニル・アセテート(EVA)系、ポリプロピレン(PP)系、ポリカーボネート系、ポリアミド系など、透明性、視認性等を阻害しないものを用いることができる。剛性、耐熱性を備えた二軸延伸ポリエステル系シートなどが好適である。 基材2Aの厚さは、特に限定するものではないが、5μm〜200μm、好ましくは12μm〜100μm、特に好ましくは25μm〜50μmとする。 【0018】 無機酸化物膜層2Bは、無機酸化物で形成した透明な層であり、例えば、シリカ(SiO2)、アルミナ(Al2O3)、酸化亜鉛(ZnO)のいずれか或いはこれらのうち2種以上の組合せからなる混合物から形成することができる。このうち酸化亜鉛(ZnO)は、赤外線の吸収性を有するので好ましい。 無機酸化物膜層2Bの厚さは、特に限定するものではないが、1.0nm〜100nm、好ましくは3.0nm〜50nm、特に好ましくは10nm〜30nmとする。 【0019】 無機酸化物膜層2Bの形成方法は、特に限定するものではないが、真空蒸着法、物理蒸着(PVD)法、化学蒸着(CVD)法、スパッタリング法、ゾル−ゲル法などで形成することができる。 無機酸化物膜層2Bは、基材の片面又は両面に形成することができ、表裏に異なる種々の無機酸化物膜層を形成することもできる。 【0020】 (加熱又は湿気により架橋した接着剤層3) 加熱又は湿気により架橋した接着剤層3は、被着体を強固に貼着でき、硬く発泡しにくいものである。 本層3の接着剤としては、アクリル系粘着剤や溶剤タイプの2液硬化系ドライラミネート接着剤などを用いることができる。 被着体を強固に貼着するために、本層3の厚さは薄く形成するのが好ましく、具体的には、2μm〜50μm、好ましくは10μm〜30μm、特に好ましくは20μm〜25μmとする。 【0021】 本層3に用いる接着剤のガラス転移温度(Tg)は、−10℃〜5℃、特に−10℃〜0℃とするのが好ましい。 なお、本発明でいうガラス転移温度は、動的粘弾性測定法で測定したTanδの極大値を代用したものであり、粘弾性測定装置測定(例えば、ダイナミックアナライザーRDAII;レオメトリックス社製)を用いて測定し、パラレルプレート25mmφ、歪み2%、周波数1HzでしたときのTanδの極大値を示す温度を読み取ったものである。 【0022】 本層3に用いる接着剤の保持力は、1mm未満、好ましくは0.5mm未満、特に好ましくは0mm(ズレなし)である。 本発明でいう保持力は、接着剤にせん断方向に荷重を加えて厚さ方向にズレ応力を発生させ、荷重により落下する時間又は一定時間内のズレ長さにより表すことができる。例えば、ズレが大きければ保持力は小さく、ズレが小さければ保持力は大きく、凝集力の高い粘着剤といえる。 本発明では、保持力測定は、JIS Z0237で規定するSUS板を用い、面積20mm×20mmで接着させ、40℃×80%で一晩調湿し、40℃×80%の環境下で500gfの荷重を2時間かけ、ズレ長さ或いは落下した時間を計測することにより行った。 【0023】 (光学フィルム4) 光学フィルム4としては、偏光フィルム、偏光変換素子、反射板、半透過板、位相差フィルム、輝度向上フィルム、光学補償フィルム保護フィルム、反射防止(AR)フィルム、電磁波シールドフィルム、近赤外線(NIR)カットフィルム、色調補正フィルムやこれらを組み合わせた積層体など種々のものを用いることができる。 【0024】 (光学部材1の製造方法) 光学部材1は、例えば、無機酸化物膜層を形成したシート2の無機酸化物膜層2B上に加熱又は湿気で架橋する接着剤を塗布して接着剤層3を形成し、その上に光学フィルム4を貼付し、オートクレーブ処理(0.5MPa〜0.8MPa,50℃〜80℃,20分〜30分などの条件下)をして製造することができる。 また、接着剤層3を両面側に離型フィルムを形成した接着シートとし、この一面側を剥離し、無機酸化物膜層を形成したシート2の無機酸化物膜層2Bに貼付し、その後、他面側を剥離し、光学フィルム4を貼付し、オートクレーブ処理(0.5MPa〜0.8MPa,50℃〜80℃,20分〜30分などの条件下)して製造することもできる。 【0025】 上記光学部材1は、無機酸化物膜層2B上に接着剤層3を形成してあるが、無機酸化物膜層2Bとは反対面上に接着剤層3を形成してもよい。無機酸化物膜層2B上に接着剤層3を形成した方が、無機酸化物膜層2Bが剥がれにくいため好ましい。 【0026】 (ディスプレイパネル積層体7) 上記光学部材1を、ディスプレイパネル5上に紫外線で架橋した接着剤層6を介して貼り合わせることによりディスプレイパネル積層体7を形成することができる。 【0027】 (ディスプレイパネル5) ディスプレイパネル5は、ガラス板などを用いることができる。 【0028】 (紫外線で架橋した接着剤層6) 紫外線で架橋した接着剤層6は、低温環境下で被着体表面の凹凸に馴染みながら変形し、高温環境下で柔軟性を有するものである。 本層6の接着剤としては、シロップタイプ又はホットメルトタイプのアクリル系接着剤を紫外線で架橋したものなどを用いることができる。 被着体表面の凹凸に馴染ませて貼着するために、接着剤層6の厚さは厚く形成するのが好ましく、具体的には100μm〜2000μm、好ましくは150μm〜1000μm、特に好ましくは200μm〜500μmとする。 【0029】 本層6で用いる接着剤のガラス転移温度(Tg)は、−10℃以下、特に−30℃以下とするのが好ましい。 【0030】 本層6で用いる接着剤の保持力は、2mm〜12mm、好ましくは4mm〜10mm、特に好ましくは5mm〜7mmのズレ長さを有するものとする。 【0031】 (ディスプレイパネル積層体7の製造方法) ディスプレイパネル積層体7は、例えば、光学部材1の無機酸化物膜層を形成したシート2上に紫外線で架橋する接着剤を塗布して接着剤層6を形成し、その上にディスプレイパネル5を貼付し、紫外線を照射して製造することができる。 また、接着剤層6を両面側に離型フィルムを形成した接着シートとし、この一面側を剥離し、光学部材1の無機酸化物膜層を形成したシート2に貼付し、その後、他面側を剥離し、ディスプレイパネル5を貼付し、紫外線を照射して製造することもできる。 【0032】 本発明の光学部材は、無機酸化物膜層を形成したシートを備えており、この層は空気を遮断することができるため、オートクレーブ処理時に光学フィルムに空気が溶解するのを防ぐことができる。また、加熱又は湿気で架橋した接着剤層は、硬いため発泡しにくく、視認性を妨げることはない。 この光学部材を、柔軟な紫外線で架橋した接着剤層を介してディスプレイパネルに貼り合わせてディスプレイパネル積層体を形成すれば、無機酸化物膜層を形成したシートが光学フィルムと紫外線で架橋した接着剤層との間にあるので、柔軟な紫外線で架橋した接着剤層が発泡することなく、視認性を妨げることのないものとなる。 【実施例】 【0033】 以下、実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。 【0034】 実施例及び比較例では、加熱又は湿気で架橋する接着剤層として、無黄変型のドライラミネート用接着剤を用いて形成し、紫外線で架橋する接着剤層として、以下の接着シートを用いて形成した。 2エチルヘキシルアクリレートモノマー95重量部、メチルメタアクリレートモノマー5重量部を混合し、これを、酢酸エチル溶剤中で重合開始剤AIBN(ナカライテスク社1級試薬)を用いて適宜条件に調整し、ランダム共重合させてポリマー溶液とし、この溶液から酢酸エチルを脱溶剤して固形のアクリル酸エステル重合体ポリマーを得た。このポリマーは、B型粘度計による130℃溶融粘度は、35万mPa・sであった。 このポリマーの固形分100重量部に対し、水素引き抜き型光開始剤ベンゾフェノン0.3重量部及び多官能モノマー(商品名ビスコート295;大阪有機化学社製)5.0重量部を添加して溶融撹拌した。 これを、厚さ50μmのシリコーン離型PET(商品名MRF50;三菱化学ポリエステルフィルム社製)の一面上に厚さ250μmになるようにホットメルトコーターを用いて塗布した後、その上に、厚さ38μmのシリコーン離型PET(商品名MRF38;三菱化学ポリエステルフィルム社製)を積層させ、両面側から高圧水銀ランプを用いて積算光量2000mJ/cm2の紫外線エネルギー(波長365mm換算)を照射して紫外線で架橋させ、接着シートを形成した。 【0035】 (実施例1) 無機酸化物膜層を形成したシートとして、厚さ25μmの二軸延伸ポリエステル(PET)シートの片面にアルミナ(Al2O3)を蒸着したシート(商品名ファインバリヤーAT;麗光社製)を用いた。 このシートのアルミナを蒸着していない面に、無黄変型のドライラミネート用接着剤を厚さ3μmで塗布して接着剤層を形成し、厚さ100μmのPETフィルムの片面に銅メッシュを加工した電磁波シールドフィルムを積層した。この際、銅メッシュを加工してない面を、接着剤層に向け積層した。 【0036】 次に、銅メッシュを加工した面に、無黄変型のドライラミネート用接着剤を厚さ15μmで塗布し、NIRカットフィルムを積層し、その上に、無黄変型のドライラミネート用接着剤を厚さ3μmで塗布し、色調補正フィルムを積層し、さらにその上に、無黄変型のドライラミネート用接着剤を厚さ3μmで塗布し、ARフィルムを積層し、これを、オートクレーブ装置に入れ、60℃、0.8MPaの条件下で60分間保持した後、常温常圧に戻して光学部材を形成した。 【0037】 (実施例2) ディスプレイパネルとして、厚さ3mmのソーダダイムガラスを用い、この上に、上記接着シートの一面側の離型フィルムを剥離して貼付し、ハンドロールで密着積層し、次に、他面側の離型フィルムを剥離し、この上に、実施例1の光学部材の無機酸化物膜層を形成したシート側を貼付してハンドロールで密着積層してディスプレイパネル積層体を形成した。 【0038】 (比較例1) 無機酸化物膜層を形成したシートの代わりに、厚さ25μmの2軸延伸ポリエステルフィルム(商品名T60−25;東レ社製)を用いた以外は、実施例1と同様に光学部材を形成した。 【0039】 (比較例2) ディスプレイパネルとして、厚さ3mmのソーダダイムガラスを用い、この上に、上記接着シートの一面側の離型フィルムを剥離して貼付し、ハンドロールで密着積層し、次に、他面側の離型フィルムを剥離し、この上に、比較例1の光学部材の無機酸化物膜層を形成したシート側を貼付してハンドロールで密着積層してディスプレイパネル積層体を形成した。 【0040】 (湿熱試験) 実施例1,2及び比較例1,2を、60℃×90%の環境条件下に1日保管し、湿熱試験を行なった。これらを取り出した直後に目視で外観観察し、発泡していない場合は○、発泡している場合は×と評価した。 この結果を表1に示す。 【0041】 【表1】
【0042】 実施例1の光学部材及び実施例2のディスプレイパネル積層体は、発泡は見られなかった。 これに対し比較例1の光学部材及び比較例2のディスプレイパネル積層体は、発泡し、外観上満足することはできなかった。 【図面の簡単な説明】 【0043】 【図1】本発明の光学部材の一例を模式的に示した断面図である。 【図2】本発明のディスプレイパネル積層体の一例を模式的に示した断面図である。 【図3】従来の光学部材の一例を模式的に示した断面図である。 【符号の説明】 【0044】 1 光学部材 2 無機酸化物膜層を形成したシート 2A シート基材 2B 無機酸化物膜層 3 加熱又は湿気で架橋した接着剤層 4 光学フィルム 5 ディスプレイパネル 6 紫外線で架橋した接着剤層 7 ディスプレイパネル積層体 8 光学フィルム 9 接着剤層 10 ディスプレイパネル 11 気泡
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006172 【氏名又は名称】三菱樹脂株式会社
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| 【出願日】 |
平成18年8月23日(2006.8.23) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100072084 【弁理士】 【氏名又は名称】竹内 三郎
【識別番号】100110962 【弁理士】 【氏名又は名称】市澤 道夫
【識別番号】100140615 【弁理士】 【氏名又は名称】栗原 弘
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| 【公開番号】 |
特開2008−49516(P2008−49516A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月6日(2008.3.6) |
| 【出願番号】 |
特願2006−226301(P2006−226301) |
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