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少なくとも片面に裏打ちされる段ボールウェブを作り出すための機械 - 特開2008−87480 | j-tokkyo
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【発明の名称】 少なくとも片面に裏打ちされる段ボールウェブを作り出すための機械
【発明者】 【氏名】アルフォンス グナン

【要約】 【課題】運転の間、押圧ベルトにおけるテンションがその幅全体に渡って維持されるような一般的な機械を構成する。

【解決手段】少なくとも片面を裏打ちされる段ボールウェブを製造するための機械は、押圧機器を有し、当該押圧機器は、押圧ベルトを案内するためのテンションローラ(18)を有する。テンションローラ(18)は、コア(32)と前記コアを取り囲む外側ジャケット(33)とから形成される。コア(32)と外側ジャケット(33)とは、それらの長手方向中央領域でだけ互いに接続され、環状空間(35、35’)によってそれらの外側端部の方へ互いからそれぞれ分離される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも片面に裏打ちされる段ボールウェブ(50)を製造するための機械にして、
−紙ウェブ(43)に波型(44)を製造するための二つの溝付ローラ(2、3)と、
−波型を付けられた紙ウェブ(43)の波型(44)の先端部(45)に接着剤(49)を塗布するための接着剤塗布機器(13)と、
−押圧領域(48)に渡って溝付ローラ(3)の一方に対して置かれた波型を付けられた紙ウェブ(43)の、接着剤(49)を与えられた先端部(45)に対して合わせウェブ(46)を押圧するための押圧機器(16)と、
を備えて成り、
当該押圧機器(16)が、エンドレス押圧ベルト(19)を有し、当該押圧ベルトは、偏向ローラ(17)と円筒形テンションローラ(18)との上を案内され、且つ、押圧領域(48)の上で溝付ローラ(3)に押し付けられる機械において、
テンションローラ(18)がコア(32)と前記コアを取り囲む外側ジャケット(33)とから形成され、外側ジャケット(33)とコア(32)とは、共通長手方向中央部と外側端部とを有し、コア(32)と外側ジャケット(33)とは、それらの長手方向中央領域でだけ接続され、且つ、それらの外側端部のほうへ互いから環状空間(35、35’)によってそれぞれに分離されることを特徴とする機械。
【請求項2】
コア(32)と外側ジャケット(33)とは、リングランド部(34)によって互いと接続されることを特徴とする請求項1に記載の機械。
【請求項3】
コア(32)、外側ジャケット(33)及びリングランド部(34)が、互いと一体になるように構成されることを特徴とする請求項2に記載の機械。
【請求項4】
環状空間(35、35’)が、環状の円筒形であるように構成されることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の機械。
【請求項5】
テンションローラ(18)の軸方向端部領域におけるそれぞれの環状空間(35、35’)に、外側ジャケット(33)からの間隙(41)の限界を定める支持部(38)が配置され、前記間隙の幅(a)には、0.3mm≦a≦1.0mmが当てはまることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の機械。
【請求項6】
間隙(41)の幅(a)が調整可能であることを特徴とする請求項5に記載の機械。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、請求項1のプリアンブル部分乃至所謂おいて部分に記載の、少なくとも片面に裏打ちされる段ボールを製造するための機械に関する。
【背景技術】
【0002】
【特許文献1】EP 06015198.2
【特許文献2】US Serial No.11/459744
【特許文献3】DE 102005035030 A
【0003】
特許文献1(特許文献2に対応する)から知られるこのタイプの機械において、押圧機器は、概して、織られたスクリーン状押圧ベルトを有する。テンションローラが従来どおり円筒形であり且つ本質的に完全に硬質乃至剛体であるように構成される場合、押圧ベルトの中央領域でのわずかな伸びは、比較的短い運転時間だけで発生し、通常、押圧ベルトの磨耗の前に確実に発生する。これは、製造されるべき段ボールの中央領域上で、押圧ベルトの接触圧における減少につながる。その結果、裏打ちされるウェブ乃至合わせウェブ(lined web)と波型を付けられた紙ウェブとの間の接着層乃至接着結合(adhesive bonds)が十分ではなく、段ボールウェブの品質において、対応する不良につながる。テンションローラは、以前は、凸状部を付けるように構成されていて、これは、テンションローラが、ローラの中央からそれらの軸方向外側端部へ直径方向においてわずかに減少することを意味する。しかしながら、これは、品質において所望の改善につながらなかった。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
したがって、本発明の目的は、運転の間、押圧ベルトにおけるテンションがその幅全体に渡って維持されるような一般的な機械を構成することである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明にしたがって、本目的は、請求項1の特徴記載部分の特徴によって達成される。本発明による手段を用いて、運転の間、テンションローラの外側ジャケットを、押圧ベルトの引張応力により軸方向におけるその外側端部の方へわずかに半径方向に偏向させることができる。しかしながら、これは、凸状部を設けられる構成と対比して、偏向されたときでさえ、テンションローラの外周がテンションローラの長さに渡り同一に保持されるので、その全体の軸方向長さに渡ってテンションローラの表面上の周速を変えることにつながらない。これは、押圧ベルト上に及ぼされるテンションが、押圧ベルトの幅に渡って一定であり、外側側面領域と比べてその中央領域で、押圧ベルトの比較的強い引張りでさえ発生しないことを意味する。したがって、押圧ベルトの中央における磨耗の増大は全く存在しない。かくして、段ボールウェブの品質は、その耐用寿命の全体に亘る間、押圧ベルトの全体の幅に渡って一定である。
【0006】
請求項2〜4は、有利な発展を記述する。請求項5と6とは、テンションローラの偏向を調整することの可能性を記述する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明の更なる特徴、利点及び詳細が、図面を参照して与えられる実施形態の以下の記述から明らかになろう。
【0008】
下側溝付ローラ2と上側溝付ローラ3とは、互いに対して平行な軸6、7を有し、且つ、シャフト4、5により回転できるように機械フレーム1に取り付けられる。それらの円筒形表面上に、溝8、9が設けられ、当該溝らは、軸6、7に平行に延在し、二つの溝付ローラ2、3の接触領域10でかみ合う。溝付ローラ2、3の一方(通常は上側溝付ローラ3)は、回転方向11に駆動される一方で、もう一方の溝付ローラ(したがって、通常は下側溝付ローラ2)は、回転方向12で他方の溝付ローラ3によって引っ張られる。接着剤塗布機器13が、回転方向11又は12における接触領域10の下流側で機械フレーム1に配置され、前記接着剤塗布機器は、接着剤塗布ローラ14を有し、当該接着剤塗布ローラーを、上側溝付ローラ3の溝9の方へ送ることができる。塗布ローラ14は、軸15周りに回転可能である。
【0009】
上側溝付ローラ3の上部領域に、押圧機器16が設けられ、当該押圧機器は、屈曲乃至曲げに本質的に耐性がある円筒形偏向ローラ17と、テンションローラ18と、押圧ベルト19とを有する。偏向ローラ17は、軸22周りを自由に回転可能であるように、ベアリングジャーナル20を用いて機械フレーム1のベアリング21に取り付けられる。すなわち、偏向ローラ17は、駆動しない。テンションローラ18は、ベアリングジャーナル23を用いてその軸24周りにベアリングレバー25上に取り付けられ、当該ベアリングレバーは、今度は、機械フレーム1に取り付けられたベアリング26に旋回可能に取り付けられる。ベアリングジャーナル23の領域でベアリングレバー25に作用するテンションドライブ27は、油圧で動作することのできるピストン型シリンダードライブである。このテンションドライブ27は、今後は、支持部28に取り付けられ、当該支持部は、機械フレーム1に取り付けられる。かくして、押圧ベルト19への張力かけは、テンションローラ18を旋回させることにより達成されるので、押圧ベルト19への張力かけは、方向30における離脱接線(run-off tangent)29に実質的に平行である。全ての軸6、7、15、22、24は、互いに対して平行に延在する。押圧ベルト19への張力かけは、テンションローラ18を旋回させることによって達成されるので、方向30における離脱接線29に対して実質的に平行である。
【0010】
図1に見られるように、押圧ベルト19は、およそ90°の接触角αに渡って上側溝付ローラ3の溝9を圧迫し、方向矢印31に相応する前記溝付ローラと同一の回転方向で回転する。押圧ベルト19は、離脱接線29に沿って上側溝付ローラ3を離脱し、当該離脱接線29は、テンションローラ18上での押圧ベルト18の乗込み乃至滑り込み接線(run-on tangent)と同一である。
【0011】
押圧ベルト19は、例えば特許文献3から知られるような、微細メッシュ耐テンションスクリーンベルト(fine-mesh, tension-proof screen belt)として構成される。
【0012】
図2〜5に示されるように、テンションローラは、中空となるように構成される。テンションローラは、チューブ状コア32と、同じように円筒形の外側ジャケット33とを有する。外側ジャケット33とコア32とは、一体となるように構成され、それらの長手方向中央におけるリングランド部(ring-land)34だけで互いと接続される。例えば、窪ませられた環状空間35と35’とは、このリングランド部34のどちら側かに形成される。ベアリングジャーナル23は、ねじ36を用いてコア32の端面に固定される。外側ジャケット33は、したがって、コア32に、かくして、ベアリングジャーナル23に、リングランド部34によってその中央部だけで接続される。
【0013】
図2〜5からも見て取れるように、軸方向外側領域、すなわち、ベアリングジャーナル23のフランジ37の軸方向外側に配置されたそれぞれの側に、調整リング38が配置され、当該調整リングは、その外側側面に、支持部の機能を果たし、外側へ円錐形状に延在する支持面39を有する。外側ジャケット33の連携した内側側面で、この支持面39が、外側へ円錐形状にやはり延在する接触面40と連携させられる。支持面39と接触面40との間で、非常に小さな、例えば、0.3〜1.0mmの幅aを有する間隙41が構成される。結果として、調整リング38は、コア32に対する外側ジャケット33の偏向乃至撓みのための支持部を形成する。軸方向外側領域における偏向が、間隙41の幅に達する場合、外側ジャケット33は、調整リング38に接し、これにより偏向の限界が定められる。調整リング38は、調整ねじ42を有し(図4及び5参照)、調整ねじを介して、リングは、ベアリングジャーナル23のそれぞれのフランジ37に対して支持される。調整リング38とフランジ37との間の対応する空間を調整することによって、支持面39を軸24の方向で変位させることが可能であり、間隙41の半径方向幅aを変えることができる。ねじ36が調整リング38をも貫通しているので、それぞれの調整リング38は、コア32、ジャケット33及びベアリングジャーナル23に軸方向でしっかりと接続される。
【0014】
機械の動作モードは、次の通りである。紙ウェブ43が、上側及び下側溝付ローラ2、3の間の接触領域10を通過し、溝8、9を用いて波型44を与えられる。それぞれの波型44の先端45には、接着剤塗布機器13で接着剤が与えられる。波型を付けられた紙ウェブ43の他の領域は、接着されない。やはり紙から作られ、紙ウェブ43と同じ幅を有する合わせウェブ46が、偏向ローラ17を介して供給される。この合わせウェブ46は、押圧ベルト19の外側側面47に導入され、押圧ベルト19の押圧領域であって、接触角αによって規定される押圧領域48で、上側溝付ローラ3の溝9に配置される波型紙ウェブ43の先端45に対して押圧され、前記紙ウェブと接合される。その際、押圧ベルト19の外側側面47は、波型紙ウェブ43に対して合わせウェブ46を押圧する。
【0015】
上側溝付ローラ3は、通常では、およそ170℃に加熱されるので、波型44の先端部45に配置された接着剤49内に保持される水分は蒸発し、合わせウェブ46とスクリーン状押圧ベルト19とを通って、少なくとも部分的に抜ける。
【0016】
合わせウェブ46で少なくとも片面を裏打ちされた、完全に接着された段ボールウェブ50は、押圧ベルト19と共に、離脱接線29の方向に上側溝付ローラ3を離れ、テンションローラ18周りを部分的に押圧ベルト19と共に案内される。この位置から、引抜き方向51で巻き取り機器に供給される。
【0017】
押圧ベルト19がテンションローラ18を圧迫している領域52において押圧ベルト19における高いテンションの結果として、動作の間、外側ジャケット33が軸24の方に偏向させられることを、テンションローラ18の本構成は確実にする。しかしながら、凸状部を付けられたローラ乃至クラウンローラ(crowned roller)に対比して、外側ジャケット33の外周は、それが本質的に円筒形であるように、その全長に渡り一定のままである。これは、今度は、クラウンローラに対比して、それが、その全体の軸方向長さに渡って同一の周速を有することを意味する。かくして、押圧ベルト19は、その全体の幅に渡って一定の引張応力を受けるので、実際的な他の場合のように、押圧領域48における段ボール上の接触力又は接触圧力の減少の結果として生じる中央部での強度を失わず、その結果として、合わせウェブ46と紙ウェブ43の波型44の先端部45との間の接着層が中央領域で広がる。外側ジャケット33の偏向を、それぞれの調整リング38によって形成される支持部によって限界を定めることができる。かくして、適当な調整リング38の調整又は選択によって、偏向を調整し、限界を定めることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】片面に裏打ちされた段ボールウェブを製造するための機械の側面図を示す。
【図2】図1にしたがう機械のテンションローラを貫いた長手方向断面図を示す。
【図3】図2の拡大部分詳細図を示す。
【図4】図1と比較して長手方向軸周りに部分的に回転させられた、図1にしたがう機械のテンションローラを貫いた長手方向断面図を示す。
【図5】図4の拡大部分詳細図を示す。
【符号の説明】
【0019】
2 溝付ローラ
3 溝付ローラ
13 接着剤塗布機器
16 押圧機器
17 偏向ローラ
18 テンションローラ
32 コア
33 外側ジャケット
34 リングランド部
35 環状空間
35’ 環状空間
38 支持部
41 間隙
43 紙ウェブ
44 波型
45 先端部
46 合わせウェブ
48 押圧領域
49 接着剤
50 段ボールウェブ
【出願人】 【識別番号】304043682
【氏名又は名称】ベーハーエス コルゲーテッド マシーネン−ウント アンラーゲンバウ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング
【出願日】 平成19年9月21日(2007.9.21)
【代理人】 【識別番号】100091867
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 アキラ


【公開番号】 特開2008−87480(P2008−87480A)
【公開日】 平成20年4月17日(2008.4.17)
【出願番号】 特願2007−245412(P2007−245412)