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【発明の名称】 ラベルデザイン作成装置
【発明者】 【氏名】堀井 信之

【氏名】楮原 幹大

【要約】 【課題】複数の矩形形状からなるラベルを組み合わせて、特定のラベルデザインを簡単かつ手軽に、形成させることができるラベルデザイン作成装置、方法及プログラムを提供する。

【解決手段】本発明のラベルデザイン作成装置は、複数のデザインが記憶された第1の記憶手段と、各デザインを複数の矩形ラベルの組み合わせによって表現したラベル組み合わせ情報が記憶された第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された各デザインの内、採用するデザインを選択させる選択手段と、選択手段で選択されたデザインに対応するラベル組み合わせ情報を第2の記憶手段から読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出されたラベル組み合わせ情報に従い、デザインを構成する各ラベルを出力する出力手段と、を備えたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のデザインが記憶された第1の記憶手段と、
上記各デザインを複数の矩形ラベルの組み合わせによって表現したラベル組み合わせ情報が記憶された第2の記憶手段と、
上記第1の記憶手段に記憶された上記各デザインの内、採用するデザインを選択させる選択手段と、
上記選択手段で選択された上記デザインに対応するラベル組み合わせ情報を第2の記憶手段から読み出す読み出し手段と、
上記読み出し手段により読み出されたラベル組み合わせ情報に従い、上記デザインを構成する各ラベルを出力する出力手段と、を備えたラベルデザイン作成装置。
【請求項2】
複数のデザインが記憶された第1の記憶手段と、
上記第1の記憶手段に記憶された上記各デザインの内、採用するデザインを選択させる選択手段と、
上記選択手段で選択された上記デザインから、当該デザインを矩形のラベルの組み合わせで表現したラベル組み合わせ情報を作成する展開手段と、
上記展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報に従い、上記デザインを構成するラベルを出力する出力手段と、を備えたラベルデザイン作成装置。
【請求項3】
デザインを入力させる入力手段と、
上記入力手段で入力された上記デザインから、当該デザインを矩形のラベルの組み合わせで表現したラベル組み合わせ情報を作成する展開手段と、
上記展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報に従い、上記デザインを構成するラベルを出力する出力手段と、を備えたラベルデザイン作成装置。
【請求項4】
請求項2又は3に記載のラベルデザイン作成装置において、
上記展開手段は、
上記デザインの骨格をカバーするように矩形のラベルを配置したラベル組み合わせ情報を作成する、ラベルデザイン作成装置。
【請求項5】
請求項2又は3に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
上記展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報を変更する変更手段を備え、
上記出力手段は、
上記変更手段で変更されたラベル組み合わせ情報に従いラベルを出力する、ラベルデザイン作成装置。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置において、
上記展開手段は、
上記ラベル組み合わせ情報で規定されるデザインを構成する各ラベルが、少なくとも他の一のラベルとテープ幅及びテープ種の少なくとも一つが異なるラベル組み合わせ情報を作成する、ラベルデザイン作成装置。
【請求項7】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
上記ラベル組み合わせ情報によって規定される矩形ラベルが貼り合わされて形成される領域内に、1又は複数の画像を形成する領域を設定する画像形成領域設定手段と、
上記領域に形成する画像を決定する画像作成手段と、
上記画像作成手段で決定された画像を、上記画像形成領域設定手段で設定された領域内に画像形成する画像形成手段と、を備えたラベルデザイン作成装置。
【請求項8】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
上記ラベル組み合わせ情報によって規定されるラベルが貼り合わされて形成される領域内に、一又は複数の画像を形成する領域を設定する画像形成領域設定手段と、
上記領域内に形成する画像を入力させる画像入力手段と、
上記画像入力手段によって入力された画像を、上記画像形成領域設定手段で設定された領域に形成する画像形成手段と、を備えたラベルデザイン作成装置。
【請求項9】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
各ラベルの貼り合わせ方を記したガイドを画面表示する表示手段を備えた、ラベルデザイン作成装置。
【請求項10】
請求項1乃至8のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
各ラベルの貼り合わせ方を記したガイドを、上記デザインを構成するラベルとは別のラベルに画像形成して出力するガイド出力手段を備えた、ラベルデザイン作成装置。
【請求項11】
請求項10に記載のラベルデザイン作成装置において、
上記出力手段は、
各ラベル同士をフルカットし、
上記ガイド出力手段は、
各ラベルとの間がハーフカットされて接続されているハーフカット代領域に、当該ラベルと他のラベルとの貼り合わせ方を記したガイドを画像形成する、ラベルデザイン作成装置。
【請求項12】
請求項1乃至6のいずれか一項に記載のラベルデザイン作成装置は、さらに、
一のラベル上に重畳して他のラベルが貼り合わされるラベルデザインにおいて、一のラベル上に、他のラベルが貼り合わされる位置の案内を画像形成する案内画像形成手段を備えた、ラベルデザイン作成装置。
【請求項13】
請求項12に記載のラベルデザイン作成装置において、案内画像形成装置は、
他のラベルに、当該ラベルを識別するための記号を画像形成するとともに、一のラベルにおける他のラベルが貼り合わされる位置に上記記号を画像形成する、ラベルデザイン作成装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ラベルデザイン作成装置に関し、例えば、複数の矩形形状のテープを組み合わせて、ある形状のラベルデザインを作成するラベルデザイン作成装置に適用し得る。
【背景技術】
【0002】
例えば、店舗のウィンドウディスプレイの表示や施設内等での案内表示として、文字や記号や図形をカッティングしたデザインシールを用いることが広くなされている。また例えばファイル等の自分の持ち物にデザインシールを貼ることがよくなされている。
【0003】
この種のデザインシールを利用する場合には、例えば非特許文献1に記載のカッティングマシンを使って所望のデザインシールを作成して用いたり、また例えば文房具店等で出来上がったデザインシールを購入して用いたりするのが一般的である。
【0004】
しかし、従来のカッティングマシンは大掛かりでありまた高価であるため、カッティングマシンを安易に購入できず、シールを作成することは難しい。そのため、ある程度見栄えのよいデザイン表示を簡単かつ手軽に作成することが望まれている。
【0005】
ところで、従来、矩形形状のテープに文字や記号や図形を印刷したラベルを作成するラベル作成装置がある。ラベル作成装置は、簡単かつ手軽にラベルを作成することができることから、オフィスや一般家庭等に広く普及している。
【0006】
従来、ラベル作成装置が作成するラベルは、幅方向の長さが一定のラベルに限られている。セッティングしたテープよりも幅方向の長さが大きいラベルを作成する技術として、特許文献1に記載の拡大印刷技術があるが、矩形形状のテープを使用しているので、組み合わせたラベル形状自体にデザイン性はない。
【特許文献1】特開平8−52908号公報
【非特許文献1】カッティングマシン製品情報「CAMM−1 SERVO GX−24」,オンライン,ローランドディージー株式会社,2007年3月16日検索,<URL://rolanddg.co.jp/product/cutting/cutting/gx-24.html>
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
上述のように、ある程度見栄えのよいデザイン表示を簡単かつ手軽に作成することが望まれている。
【0008】
従来のラベル作成装置は、矩形形状のテープを使用してラベルを作成するため、作成されたラベルも矩形形状となってしまう。従来、ラベルの角をカッティングして、ラベル形状に丸みをつける加工技術はあるが、この場合でも、ラベル形状のデザイン性に限界がある。
【0009】
そのため、複数の矩形形状からなるラベルを組み合わせて、特定のラベルデザインを形成するためのラベルを作成するラベルデザイン作成装置が求められている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
かかる課題を解決するために、第1の発明のラベルデザイン作成装置は、複数のデザインが記憶された第1の記憶手段と、各デザインを複数の矩形ラベルの組み合わせによって表現したラベル組み合わせ情報が記憶された第2の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された各デザインの内、採用するデザインを選択させる選択手段と、選択手段で選択されたデザインに対応するラベル組み合わせ情報を第2の記憶手段から読み出す読み出し手段と、読み出し手段により読み出されたラベル組み合わせ情報に従い、デザインを構成する各ラベルを出力する出力手段と、を備えたものである。
【0011】
ここで、第1の記憶手段と第2の記憶手段とは、物理的に異なる記憶手段である必要はなく、同一の記憶手段の場合も含む概念である。
【0012】
第2の本発明のラベルデザイン作成装置は、複数のデザインが記憶された第1の記憶手段と、第1の記憶手段に記憶された各デザインの内、採用するデザインを選択させる選択手段と、選択手段で選択されたデザインから、当該デザインを矩形のラベルの組み合わせで表現したラベル組み合わせ情報を作成する展開手段と、展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報に従い、デザインを構成するラベルを出力する出力手段と、を備えたものである。
【0013】
第3の発明のラベルデザイン作成装置は、デザインを入力させる入力手段と、入力手段で入力されたデザインから、当該デザインを矩形のラベルの組み合わせで表現したラベル組み合わせ情報を作成する展開手段と、展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報に従い、デザインを構成するラベルを出力する出力手段と、を備えたものである。
【0014】
第4の発明のラベルデザイン作成装置は、第2又は第3の発明のラベルデザイン作成装置において、展開手段は、デザインの骨格をカバーするように矩形のラベルを配置したラベル組み合わせ情報を作成するものである。
【0015】
第5の発明のラベルデザイン作成装置は、第2又は第3の発明のラベルデザイン作成装置において、さらに、展開手段で作成されたラベル組み合わせ情報を変更する変更手段を備え、出力手段は、変更手段で変更されたラベル組み合わせ情報に従いラベルを出力するものである。
【0016】
第6の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第5の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、展開手段は、ラベル組み合わせ情報で規定されるデザインを構成する各ラベルが、少なくとも他の一のラベルとテープ幅及びテープ種の少なくとも一つが異なるラベル組み合わせ情報を作成するものである。
【0017】
第7の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第6の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、さらに、ラベル組み合わせ情報によって規定される矩形ラベルが貼り合わされて形成される領域内に、1又は複数の画像を形成する領域を設定する画像形成領域設定手段と、領域に形成する画像を決定する画像作成手段と、画像作成手段で決定された画像を、画像形成領域設定手段で設定された領域内に画像形成する画像形成手段と、を備えたものである。
【0018】
第8の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第6の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、さらに、ラベル組み合わせ情報によって規定されるラベルが貼り合わされて形成される領域内に、一又は複数の画像を形成する領域を設定する画像形成領域設定手段と、領域内に形成する画像を入力させる画像入力手段と、画像入力手段によって入力された画像を、画像形成領域設定手段で設定された領域に形成する画像形成手段と、を備えたものである。
【0019】
第9の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第8の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、さらに、各ラベルの貼り合わせ方を記したガイドを画面表示する表示手段を備えたものである。
【0020】
第10の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第8の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、さらに、各ラベルの貼り合わせ方を記したガイドを、デザインを構成するラベルとは別のラベルに画像形成して出力するガイド出力手段を備えたものである。
【0021】
第11の発明のラベルデザイン作成装置は、第10の発明のラベルデザイン作成装置において、出力手段は、各ラベル同士をフルカットし、ガイド出力手段は、各ラベルとの間がハーフカットされて接続されているハーフカット代領域に、当該ラベルと他のラベルとの貼り合わせ方を記したガイドを画像形成するものである。
【0022】
第12の発明のラベルデザイン作成装置は、第1乃至第6の発明のいずれかに記載のラベルデザイン作成装置において、さらに、一のラベル上に重畳して他のラベルが貼り合わされるラベルデザインにおいて、一のラベル上に、他のラベルが貼り合わされる位置の案内を画像形成する案内画像形成手段を備えたものである。
【0023】
第13の発明のラベルデザイン作成装置は、第12の発明のラベルデザイン作成装置において、案内画像形成装置は、他のラベルに、当該ラベルを識別するための記号を画像形成するとともに、一のラベルにおける他のラベルが貼り合わされる位置に記号を画像形成するものである。
【発明の効果】
【0024】
本発明のラベルデザイン作成装置によれば、複数の矩形形状からなるラベルを組み合わせた特定のラベルデザインを形成するためのラベルを作成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
(A)第1の実施形態
以下では、本発明のラベルデザイン作成装置の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0026】
第1の実施形態では、専用のラベルデザイン作成装置(ラベル作成装置)に本発明を適用した場合を想定して説明する。
【0027】
勿論、後述するように、本発明はCPUが処理プログラムを実行することで所定処理を実現させるソフトウェア処理を想定するものであるため、パーソナルコンピュータに接続するラベル作成装置やスタンドアロン型ラベル作成装置に本発明を適用することもできる。
【0028】
ここで、ラベルデザインとは、複数の矩形形状のラベルを組み合わせることで作り上げることができる特定の形状を有するものであり、必要に応じて、文字、記号、図形若しくはこれらの組み合わせたもの等が印刷されたものである。また、このラベルデザインを構成する各ラベルのことを構成ラベルという。ラベルデザイン作成装置は、ラベルデザインを構成する各構成ラベルを作成して排出する。また、構成ラベルには、文字、記号、図形、背景模様が印刷されているものだけでなく、これらが印刷されていないものも含む概念である。さらに、構成ラベルは、有色テープ、無色テープ、透明テープ等を適用することができ、またマグネットテープ、アイロンラベル等にも適用できるものである。
【0029】
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、第1の実施形態のラベルデザイン作成装置の電気的な構成を示すブロック図である。図2は、第1の実施形態のラベルデザイン作成装置の外観イメージを示す概略斜視図である。
【0030】
図2において、第1の実施形態のラベルデザイン作成装置1は、操作パネルとして文字や記号等のキーや機能キーや制御キー等を有するキー入力部11、入力された文字や記号等を表示したり又はラベルの出来上がりイメージを表示したりする液晶ディスプレイ35、ラベルデザインを構成する構成テープ(文字や記号や図形等が印刷されたテープも含む)を排出する排出口52、を少なくとも有して構成される。
【0031】
また、図2において、ラベルデザイン作成装置1は、装置筐体の内部にテープカートリッジTCを収容することができ、テープカートリッジTCの収容空間を覆う蓋体50を備える。液晶ディスプレイ35は、この蓋体50上に設けられている。
【0032】
図1において、第1の実施形態ラベルデザイン作成装置1は、大別して、入力部10、制御部20、出力部30を有して構成される。
【0033】
入力部10は、キー入力部11やテープ種類検出センサ12を備えるものである。
【0034】
キー入力部11は、上述した各種キーを備え、利用者により押下されたキーのキー信号(例えば文字コードデータや制御データ等)を、制御部20の入力インターフェース25に与えるものである。なお、第1の実施形態では、キー入力部11は、機構的なキーを想定しているが、タッチパネル等のように画面上で操作する押下するものとしてもよい。
【0035】
テープ種類検出センサ12は、装填されているテープカートリッジTCのテープ幅長や色(透明を含む)等のテープ種類情報を検出し、そのテープ種類情報を制御部20に与えるものである。テープ種類情報の検出方法としては、例えば、予めテープカートリッジTCにはテープ幅長や色などを規定する孔などで構成された物理的な識別要素が設けられており、テープ種類検出センサ12はこの物理的な識別要素を読み取ってテープ種類情報を検出する。
【0036】
出力部30は、印刷構成と表示構成とからなるものである。ここで、印刷構成は、テープに対して印刷を行なう構成であり、表示構成は、テープに印刷する入力情報や、操作ガイダンスのメッセージ等を表示するものである。
【0037】
ここで、印刷構成として、サーマルヘッド32は、例えば、固定的に設けられており、走行するテープに対して熱転写によって印刷を行なうものである。また、テープ・リボン走行機構31は、例えばステッピングテープや直流モータ等を中心として構成されるものであり、装填されている図示しないテープやインクリボンを所定の印刷位置や装置外部まで送り出すものである。これらサーマルヘッド32及びテープ・リボン走行機構31はそれぞれ、制御部20の制御下で、ヘッド駆動回路34や走行駆動回路(モータ等を含む)33によって駆動される。
【0038】
また、印刷されたテープの切断は、制御部20の制御下で、カッタ駆動回路(モータ等を含む)38によって駆動されるカッタ37によって行なわれる。切断用のカッタ37は、制御部20の制御の下、全切断モードにおいては表紙と裏紙とを共に切断するフルカッタ37aと、ハーフ切断モードにおいては裏紙を切断することなく表紙だけを切断するハーフカッタ37bとで構成される。
【0039】
次に、表示構成として、例えば所定サイズの文字を数行(例えば4行)に亘って数文字(例えば12文字)程度表示できる程度の液晶ディスプレイ35が設けられており、この液晶ディスプレイ35は、制御部20の制御下でディスプレイ駆動回路36によって駆動される。また、液晶ディスプレイ35は、入力文字列や行番号や印刷イメージや長さ情報等を表示するドット表示部2や属性インジケータ部3(3−1〜3−n)からなるので、ディスプレイ駆動回路36も、大別すると、ドット表示部2に対応した駆動部36a、及び属性インジケータ部3に対応した駆動部36bからなる。
【0040】
制御部20は、例えば、マイクロコンピュータによって構成されており、CPU21、ROM22、RAM23、キャラクタジェネレータROM(CG−ROM)24、入力インターフェース25、及び出力インターフェース26がシステムバス27を介して接続されている。
【0041】
ROM22は、1又は複数のROMチップでなり、各種の処理プログラムや、かな漢字変換用辞書データ等の固定データが格納されている。また、第1の実施形態では、ROM22には、ラベルデザイン作成プログラム22a、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bが格納されている。
【0042】
このラベルデザイン作成プログラム22aは、複数のラベルを組み合わせることで、あるラベルデザインを作り上げることができるよう、当該ラベルデザインを構成する複数の構成ラベルを作成するプログラムである。
【0043】
図3は、ラベルデザイン作成プログラム22aの実行により実現される機能を説明する機能ブロック図である。
【0044】
図3に示すように、ラベルデザイン作成プログラム22aにより実現される機能としては、ラベルデザイン選択機能部41、ラベルデザイン作成機能部42、出力制御部43、を少なくとも有する。
【0045】
ラベルデザイン選択機能部41は、ラベルデザイン作成処理の際、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているラベルデザインの種類を表示させ、利用者により選択されたラベルデザインの設定フォーマットを、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bから取得するものである。
【0046】
ラベルデザイン作成機能部42は、ラベルデザイン選択機能部41が取得した利用者の選択したラベルデザインの設定フォーマットに基づいて、ラベルデザインを形成するために必要な構成ラベルを作成するものである。
【0047】
出力制御部43は、ラベルデザイン作成機能部42が作成した構成ラベルを出力する際に、所定の機能を実現するものである。
【0048】
ラベルデザイン作成プログラム22aが実行されることにより、ラベルデザイン作成装置1は、ラベルデザインの構成する矩形形状のラベル(構成ラベル)を出力することができる。この構成ラベルを利用者が組み合わせることで、簡単かつ手軽に、所望のラベルデザインを作り上げることができる。
【0049】
また、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bは、予め設定された複数のラベルデザインの設定フォームが記憶されたものである。
【0050】
図4は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bが記憶するラベルデザインの設定フォームの構成例を示すものである。図4に例示するように、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bは、予め設定された複数のラベルデザインと、それらラベルデザインを構成するラベル組み合わせ情報とを保存している。これにより、利用者は、デザインを選択するだけで、ラベルデザインを形成できる。
【0051】
図4において、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bの設定フォームは、「ラベルデザイン」を項目として有する。また、ラベル組み合わせ情報として、「構成ラベル番号(No.)」、「テープ幅」、「テープ色」、「長さ」、「背景模様(地紋)」、「文字入力」を項目として有する。
【0052】
「ラベルデザイン」は、ラベルデザインを識別する「識別番号(No.)」及び「名称」の項目を有する。「構成ラベル番号(No.)」は、ラベルデザインを構成する各構成ラベルを識別する番号である。「テープ幅」は、構成ラベルのテープ幅方向の長さであり、「テープ色」は、構成ラベルのテープの色であり、「長さ」は、構成ラベルの長さ方向の長さである。
【0053】
また、「背景模様(地紋)」は、テープに背景模様を印刷するか否かを項目であり、「文字入力」は、構成ラベルのうち、文字入力可能な構成ラベルであるか否かを示す項目である。なお、「背景模様」の項目には、別途設けられた背景模様の設定フォームのうち、背景模様として決定する識別番号が格納されるようにしてもよい。
【0054】
背景模様としては、例えば、「きりん」のデザインの場合には、一定の大きさの黒丸を多数テープに印刷できるように、予め設定フォームに設定されている。これにより、矩形ラベルを出力する際に、設定フォームに設定されている情報に基づいて、例えば黒丸を多数自動印刷したラベルを出力することができる。
【0055】
文字入力としては、利用者が入力した文字をラベルに印刷して出力できるようにする。このとき、文字入力するラベルを利用者が指定できる。また、複数枚のラベルにまたがって、入力文字を印刷できるようにしてもよい。
【0056】
例えば、図4において、「矢印」の形状は、3枚の構成ラベルを組み合わせて形成することができるものである。そこで、図4に示すように、「長さ」が「5cm」、「3cm」、「3cm」の3枚の構成ラベルを作成できるように設定されている。なお、「矢印」の形状の「テープ幅」は「12mm」のテープを用いることがデフォルト設定されており、「テープ色」については、設定されておらず「‐」としている。また、「構成ラベルNo.1」の構成ラベルが文字入力可能なラベルである。そして、これら3枚の構成ラベルを組み合わせると、図5(A)に示すような「矢印」の形状を形成することができる。
【0057】
また例えば、図4において、「家」の形状は、「テープ幅」が「12mm」のテープについて、「長さ」が「2cm」、「6cm」、「8cm」、「4cm」、「4cm」の5枚の構成ラベルが作成できるように設定されている。なお、「家」の形状の「テープ色」は「赤色」のテープを用いることがデフォルト設定されているが、「テープ幅」については設定されていない。また、すべての構成ラベルが、文字入力可能なラベルである。そして、これら5枚の構成ラベルを組み合わせると、図5(B)に示すような「家」の形状を形成することができる。
【0058】
さらに例えば、図4において、「きりん」の形状は、「長さ」が、「2cm」、「6cm」、「6cm」、「1cm」の4枚の構成ラベルが作成できるように設定されている。なお、「きりん」の形状は、「テープ幅」が「18mm」の「黄色」のテープを用いることが要件として設定されている。また、すべての構成ラベルが背景模様が印刷されるラベルであり、「構成ラベルNo.2」及び「構成ラベルNo.3」が文字入力可能なラベルである。そして、これら4枚の構成ラベルを組み合わせると、図5(C)に示すような「きりん」の形状を形成することができる。
【0059】
なお、図4は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bの設定フォームの例示であり、設定フォームは、図4に示していない項目を備えるようにしてもよい。例えば、構成ラベルの出来上がりイメージを示すイメージ形状の項目を備え、各ラベルデザインのイメージデータを格納するようにしてもよい。
【0060】
また、図5(C)に示すように、文字入力される場合、文字が入力される構成ラベル(例えば「出口はこちらです」と付されたラベル)の長さを、入力される文字の数、大きさに応じて変化するようにしてもよい。これにより、例えば、入力文字が2文字の場合には、胴が短い「きりん」のデザインラベルが作れるようにし、入力文字が5文字の場合には、胴が長い「きりん」のデザインラベルが作れるようにすることができる。
【0061】
さらに、文字が入力される構成ラベルの長さが固定としてもよい。これにより、文字が入力できる領域が固定されるので、文字数が少ない場合には、文字サイズを大きくしたり、文字間隔を広くしたりすることができ、文字数が多い場合には、文字サイズを小さくしたり、文字間隔を狭くしたりすることができる。
【0062】
RAM23は、1又は複数のRAMチップでなり、ワーキングメモリとして用いられるものであり、また、利用者入力に係る固定データ等も格納するものである。図1では、RAM23として記載しているが、ワーキングメモリとして用いられる他のメモリ素子(例えばEEPROM等)も含む概念である。RAM23は、印刷する文字列をドット展開して格納する印刷バッファや、入力文字列等についての表示画像を格納する表示バッファや、印刷や入力に係る文字データ等を格納するテキストバッファや、行番号についての表示態様を保持する行番号状態保持バッファや、属性インジケータ3についての表示態様を保持する属性インジケータ状態保持バッファ等を有する。
【0063】
CG−ROM24は、当該ラベルデザイン印刷装置1に用意されている文字や記号のドットパターンを格納しているものであり、文字や記号を特定するコードデータが与えられたときに対応するドットパターンを出力するものである。なお、表示用と印刷用とで別個のCG−ROMが設けられていてもよい。フォント情報の格納形式はアウトラインフォント形式及びビットマップ形式のいずれであってもよい。
【0064】
入力インターフェース25は、入力部10及び制御部20間のインターフェースを行なうものであり、出力インターフェース26は、出力部30及び制御部20間のインターフェースを行なうものである。
【0065】
CPU21は、入力部10からの入力信号やそのときの処理段階に応じて定まるROM22内の処理プログラムを、RAM23をワーキングエリアとして利用しながら、また必要ならばROM22やRAM23に格納されている固定データを適宜用いて処理するものであり、その処理状況や処理結果等を液晶ディスプレイ35に表示させたりテープに印刷させたりするものである。
【0066】
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、第1の実施形態のラベルデザイン作成処理の動作を、図面を参照しながら詳細に説明する。図6は、第1の実施形態のラベルデザイン作成処理を説明する動作フローチャートである。
【0067】
まず、ラベルデザインを作成しようとする利用者の操作を受けて、CPU21は、ラベルデザイン作成プログラム22aを実行するラベルデザイン作成処理モードになる(ステップS101)。
【0068】
図7(A)は、液晶ディスプレイ35に表示させるメニュー画面の画面例を示す。ラベルデザイン作成処理モードにする方法としては、例えば、利用者が、液晶ディスプレイ35に表示されるメニュー画面を見ながら、キー入力部11を操作して、ラベルデザイン作成処理を実行する選択肢を選択する方法を適用することができる。このとき、利用者は、ラベルデザイン作成処理を実行する選択肢にカーソルを合わせて選択する方法や、選択肢番号を入力し実行キーを操作する方法等を適用できる。またラベルデザイン作成処理モードにする別の方法としては、例えば、ラベルデザイン作成処理の処理モードを起動させる専用キーを設け、利用者が、この専用キーを操作する方法を適用できる。
【0069】
CPU21がラベルデザイン作成処理モードになると、CPU21は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているラベルデザインを選択させる選択画面を、液晶ディスプレイ35に表示させる(ステップS102)。
【0070】
図7(B)は、液晶ディスプレイ35に表示させるラベルデザインの選択画面の画面例を示す。このラベルデザインの選択画面は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されている全てのラベルデザインについて、「ラベルデザインの番号(No.)」及び「名称」を選択肢として表示させる。
【0071】
このとき、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bにラベルデザインのイメージ形状が格納されている場合には、各ラベルデザインのイメージも併せて表示させるようにしてもよい。また、各ラベルデザインのイメージ形状だけを表示させるようにしてもよい。
【0072】
液晶ディスプレイ35上にラベルデザインの選択画面が表示させると、CPU21は、利用者により選択されたラベルデザインを取り込む(ステップS103)。
【0073】
CPU21は、利用者により選択されたラベルデザインについて、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bを参照して、複数の構成ラベルのうち文字入力可能な構成ラベルを有するものであるか否かを判断する(ステップS104)。
【0074】
選択されたラベルデザインが文字入力可能な構成ラベルを有するものである場合、CPU21は、液晶ディスプレイ35に文字入力画面を表示させる(ステップS105)。また、文字入力可能な構成ラベルがない場合には、ステップS108に移行する。
【0075】
液晶ディスプレイ35に文字入力画面が表示されると、利用者は、キー入力部11を操作して、構成ラベルに印刷する文字、記号、図形等を入力する。このとき、複数の構成ラベルにまたがって文字、記号、図形等を印刷できるように、拡大文字の入力をすることができる。
【0076】
また、利用者が文字の入力を希望しない場合には、利用者は文字入力をせず、例えば画面表示上の「文字入力終り」等の選択肢を選択して文字入力処理を終了してもよい。
【0077】
利用者により文字が入力されると(ステップS106)、CPU21は、入力された文字を取り込む(ステップS107)。また、利用者による文字入力がない場合、CPU21は、文字入力処理を終了し、ステップS108に移行する。
【0078】
次に、CPU21は、テープ種類検出センサ12からテープ種類検出結果を受け取り、テープ種類検出結果に基づいて、現在装填されているテープの種類(テープ幅、テープ色)がラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されている、対応するラベルデザイン形状の「テープ幅」、「テープ色」に一致しているか否かを判断する(ステップS108)。
【0079】
そして、現在装填されているテープ種類(テープ幅、テープ色)がラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定の「テープ幅」、「テープ色」に一致しない場合、CPU21は、設定されている「テープ幅」、「テープ色」のテープカートリッジTCが正しく装填されていない旨を、液晶ディスプレイ35に表示させる(ステップS109)。
【0080】
このとき、CPU21は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されている「テープ幅」、「テープ色」を同時に表示するようにしてもよい。これにより、交換を要求するテープ種類を利用者に示すことができる。
【0081】
利用者は、液晶ディスプレイ35の表示画面を見て、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定のテープカートリッジTCに交換すると、CPU21は、テープ種類検出センサ12からのテープ種類検出結果に基づいて、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定のテープ種類が装填されていることを判断し(ステップS108)、ステップS110に移行する。
【0082】
ここで、図6に示すラベルデザイン作成処理では、利用者が、正しいテープカートリッジTCを装填するまで、その後の処理に移行しないものとする。しかし、後述するように、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているラベルデザインの「テープ幅」、「テープ色」とは別に、利用者が指定したテープ種類で作成させる場合には、テープカートリッジTCを交換しなくても、その後の処理に移行させることできる。
【0083】
次に、CPU21は、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bを参照して、利用者により選択されたラベルデザインについて背景模様が設定されているか否かを判断する(ステップS110)。
【0084】
そして、選択されたラベルデザインについて背景模様の設定がなされている場合、CPU21は、選択されたラベルデザインに対応する背景模様を選択させる(ステップS111)。
【0085】
ここで、背景模様の選択方法としては、種々の方法を適用することができるが、例えば、予め設定された複数の背景模様の設定フォームを保存しておき、選択されたラベルデザインに対応する背景模様を選び出すことで実現することができる。このとき、背景模様の設定フォームには、背景模様を印刷する領域情報が設定されている。例えば、「きりん」のラベルは多数の黒丸を自動印刷できるようするため、例えば、丸の大きさ、丸と丸との間隔等の情報が設定されている。
【0086】
また、選択されたラベルデザインについて背景模様の設定がない場合には、CPU21は、ステップS112に移行する。
【0087】
ステップS112では、CPU21が、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bを参照して、それぞれ特定の長さにテープを切断させることで、利用者により選択されたラベルデザインを構成する各構成ラベルを作成させる。
【0088】
各構成ラベルの作成の際、入力文字や背景模様を印刷する必要のある構成ラベルについては、CPU21は、入力文字や背景模様をテープに印刷した後、所定長でテープを切断して、入力文字や背景模様が印刷された構成ラベルを作成させる。
【0089】
ここで、各構成ラベルの排出処理として、例えば、それぞれ作成した構成ラベルを、そのまま順次排出するようにしてもよい。
【0090】
また、別の方法として、構成ラベルの排出の際に、各構成ラベルをどのように貼り合わせてラベルデザインを作り上げるかを示す組合せ方法を示すようにしてもよい。このように組合せ方法を示すことにより、その組合せ方法を見ながら利用者が組み合わせることができるので、極めて容易にラベルデザイン形状を形成することができ、貼り合わせミスを低減させることができる。
【0091】
なお、以下で説明する図8、図11、図24に示す、「案内ラベル」及び「貼り合わせ位置」は、本発明の「案内」の概念に含まれるものである。また、図9で説明するように、表示手段にラベルの組み合わせ方法を表示することも、本発明の「案内」の概念に含まれるものである。
【0092】
図8は、ラベルデザイン形状の組合せ方法の表示を示す例を説明する説明図である。
【0093】
例えば、図8(A)に示すように、CPU21は、各構成ラベルを排出する際、ラベルデザインの完成イメージと、当該構成ラベルがどの部分のものであるかを示す案内ラベルをラベルの先頭に印刷させる。図8(A)では、斜線部分が当該構成ラベルの貼り合わせ位置としている。また、CPU21は、案内ラベル部分と構成ラベル本体部分との間をハーフカットで切断させる。また、CPU21は、各構成ラベル間についてはフルカットで切断させる。これにより、利用者に対し、構成ラベル本体と案内ラベルとの関係をわかり易く示すことができる。
【0094】
また例えば、図8(B)に示すように、CPU21は、ラベルデザインの完成イメージと、各ラベルに番号を付した案内ラベルをラベル先頭に印刷させる。案内ラベルに示す番号は、このラベル表示以後に排出される構成ラベルの並び順に相当するものである(また、構成ラベル番号に相当するものでもある)。また、CPU21は、案内ラベル部分と各構成ラベルとの間、及び、各構成ラベル間をハーフカットで切断させる。
【0095】
なお、図8(A)に示す案内ラベルと図8(B)に示す案内ラベルとを組み合わせて出力してもよい。
【0096】
また、図24に示すように、例えば「H」と「O」等のように、2以上の分離したラベルデザインの構成ラベルを作成する際、それぞれのラベル群毎に次のようにして出力するようにしてもよい。例えば、「H」については、図8(B)と同じように、案内ラベルをラベル先頭に印刷して「H」の構成ラベル群を作成し、構成ラベル群の作成が終了すると、フルカットで切断する。このとき、「H」の複数の構成ラベル間はハーフカットとする。その後、次の「O」について、「H」と同様にして構成ラベル群を作成する。
【0097】
さらに、CPU21は、液晶ディスプレイ35に組合せ方法を表示するようにしてもよい。図9は、液晶ディスプレイ35上に表示させるラベルデザインの組合せ方法の表示例を説明する説明図である。
【0098】
図9に示すように、CPU21は、ラベルデザインの完成イメージと、構成ラベルの組み合わせ順序を液晶ディスプレイ35に表示させる。例えば、図9(A)の表示画面を表示させた後に、図9(B)の表示画面に切り替えて表示させる。このように、ラベルデザインが完成するまで繰り返し表示切替させる。
【0099】
この場合、例えば、ラベルを組み合わせる順番を表示させるための組み合わせ順序情報を設定フォームに予め設定しておき、CPU12が、この設定フォームの組み合わせ順序情報に基づいて、ディスプレイ駆動回路36を制御することで、ラベルを組み合わせる方法を表示させることができる。
【0100】
なお、表示画面の切替方法としては、例えば、CPU12が、所定時間毎に画面を切り替え制御するようにしてもよいし、利用者によるキー入力部11の操作を受けて切り替え(選択)するようにしてもよいし、また、所定時間毎の自動切替と利用者操作による選択の両方を備えるようにしたりしてもよい。
【0101】
また、図8(A)又は(B)に示す案内ラベルの印刷と共に、図9に示す液晶ディスプレイ35上で組合せ方法を表示させるようにしてもよい。
【0102】
さらにまた、CPU21は、構成ラベル同士を貼り合わせる位置を印刷させるようにしてもよい。
【0103】
図10、図11及び図25は、構成ラベル同士の貼り合わせ位置の印刷例を示す図である。
【0104】
例えば、図10では、「へび」形状の構成ラベルを示している。また、図10では、複数のラベルにまたがって文字が印刷される場合の例である。図10(A)は、ラベルデザインの出来上がりを示す。図10(A)に示すように、「テ」、「プ」、「ラ」も文字はそれぞれ上段と下段のラベルにまたがって印刷される。この場合、図10(B)に示すように、CPU21は、ラベル先頭に案内ラベルを印刷させると共に、各構成ラベルに対応する文字の一部分を印刷させる。また、図10(C)に示すように、CPU21は、各構成ラベルの貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を印刷させる。このとき、構成ラベルのハーフカット代に貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を付けたり、また構成ラベルを貼り合わせることで、この貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を隠すことができるように印刷させたりしてもよい。これにより、貼り合わせたときに、貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を隠すことができるので、出来上がりがきれいなラベルデザインを形成することができる。
【0105】
例えば、図11(A)では、「きりん」形状の構成ラベルを示している。そのうち、「構成ラベルNo.2」のように、CPU21は、「構成ラベルNo.1」及び「構成ラベルNo.3」の貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を印刷させる。また、「構成ラベルNo.3」のように、CPU21は、「構成ラベルNo.4」の貼り合わせ位置を示す指標(マーク)を印刷させる。これにより、構成ラベルの貼り合わせ位置を利用者にわかり易く示すことができるので、ラベルデザインの容易な形成が可能となる。
【0106】
また例えば、図11(B)では、「矢印」形状の構成ラベルを示している。図11(B)に示すように、CPU21は、構成ラベル間を貼り合わせる部分(重ね合わせ部分)が分かるように、重ね合わせ部分を印刷させる。これにより、利用者が重ね合わせ部分に構成ラベルを貼り合わせることで、容易にラベルデザインを形成させることができる。
【0107】
さらに、図11(C)では、「矢印」形状の構成ラベルを示している。図11(C)に示すように、CPU21は、構成ラベルの重ね合わせ部分に、重ね合わせる構成ラベルの番号を印刷させる。このように、番号を印刷することで、重ね合わせる構成ラベルを特定できるので、より簡単にラベルデザインを形成させることができる。
【0108】
また、図25(A)、(B)に示すように、構成ラベルの重複部分を網点で示すようにする。これにより、単色印刷しかできないラベル作成装置であっても、複数枚の重複部分を表現することができる。
【0109】
上記では、構成ラベルの組合せ方法を表示する例を示したが、このほかに、CPU21は、構成ラベルに切り取り線を印刷するようにしてもよい。図12は、構成ラベルに切り取り線を印刷する場合の例を示す図である。
【0110】
例えば、図12では、「戦車」形状の構成ラベルを示している。そのうち、「構成ラベルNo.2」のように、CPU21は、切り取り線を印刷する。その後、利用者が切り取り線に沿って切り離すことで、「構成ラベルNo.2」のラベルに丸みをつけることができる。すなわち、矩形形状のラベルを変形させることができるので、ラベルデザインにバリエーションを与えることができる。
【0111】
以上のようにして、ラベルデザイン作成装置1は利用者が選択したラベルデザインを構成する構成ラベルを排出することができ、利用者が各構成ラベルを組み合わせることで、所望のラベルデザインを形成することができる。
【0112】
図5に示すラベルデザインの例のほかに、例えば、図13に示すように、文字を形成するようにしてもよい。例えば、図13(A)と図13(B)とは共に、英字「C」を形成する場合の例であるが、英字「C」を形成するための組合せ方法が異なる。つまり、図13(A)の例は、構成ラベルの幅方向の軸及び長さ方向の軸が一致するようにして形成した場合であり、図13(B)の例は、構成ラベルの長さ方向が、「C」の文字形状に沿って並べるようにして形成した場合である。
【0113】
なお、図13では、英字を例挙げて説明したが、「ひらがな」、「カタカナ」、「漢字」、「数字」等の形状をラベルで形成できるようにしてもよい。
【0114】
また、図23は、別のラベルデザインの例を示す。図23(A)は、「矢印」形状の別の例である。図23(A)では、指で方向を指す図形と目的先(「伊東家」)が印刷されてえる。図23(B)は、「第1会議室」の方向を示す「矢印」形状である。「第1会議室」という文字が、5枚のラベルにまたがって印刷されている。図23(C)は、「階段」形状に、2階が「古着売場」であることを案内するラベルデザインである。「古着売場」という文字及び「矢印」の図形が、2枚のラベルにまたがって印刷されている。図23(D)は、「矢印」形状のラベルデザインであり、「100m」という文字が2枚のラベルにまたがって印刷されると共に、「先」という文字が4枚のラベルにまたがって印刷される。図23(E)は、「パンダ」形状であり、パンダの口に案内文が印刷されている場合である。図23(F)は、「まる注」という文字図形が3枚のラベルに印刷されているラベルデザインである。図23(G)は、「家」形状に「家」という文字が2枚のラベルに印刷されている。
【0115】
図23に示すように、複数の構成ラベルにまたがって拡大文字や拡大図形等を印刷させることにより、既存の拡大印刷の場合に比べて、テープ使用量を少なくすることができ、また、ラベルデザインの形状と共に表示させることができるので、その意図を明確にすることができる。
【0116】
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のようにして、ラベルデザイン作成装置1は、利用者が選択したラベルデザインを形成するための構成ラベルを作成することができる。
【0117】
(B)第2の実施形態
次に、本発明のラベルデザイン作成装置の第2の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0118】
第1の実施形態では、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているテープ種類(デフォルト設定のテープ種類)を用いて構成ラベルを作成する場合を説明した。
【0119】
これに対して、第2の実施形態では、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているテープ種類に限定されないで、構成ラベルを作成する場合を説明する。
【0120】
第2の実施形態のラベルデザイン作成装置の内部構成は、図1に示す構成に対応するため、第2の実施形態でも図1を用いて説明する。
【0121】
第2の実施形態が、第1の実施形態と異なる点は、CPU21が実行するラベルデザイン作成処理プログラムの内容である。そこで、第2の実施形態では、ラベルデザイン作成処理プログラム22cと示す。
【0122】
図14は、第2の実施形態のラベルデザイン形状の作成処理を示す動作フローチャートである。
【0123】
図14において、ラベルデザイン作成装置1がラベルデザイン作成処理モードになる処理から入力文字を取り込むまでの処理は、第1の実施形態で説明した処理に対応するため、ここでの詳細な説明は省略する(ステップS101〜S107)。
【0124】
入力文字の取り込み処理がなされると、CPU21は、テープ種類検出センサ12からのテープ種類検出結果に基づいて、テープ種類が正しく装填されているか否かを判断する(ステップS108)。
【0125】
現在装填されているテープ種類がラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定のデフォルト設定のテープ種類でない場合、CPU21は、設定されている「テープ幅」、「テープ色」のテープカートリッジTCが正しく装填されていない旨を、液晶ディスプレイ35に表示させる(ステップS109)。
【0126】
また、CPU21は、デフォルト設定のテープ種類で構成ラベルを作成するか否かの確認画面を液晶ディスプレイ35に表示させる(ステップS201)。
【0127】
利用者は、キー入力部11を操作して、デフォルト設定のテープ種類で構成ラベルを作成するか否かを選択する。
【0128】
これを受けて、CPU21は、デフォルト設定のテープ種類で作成するか否かを判断し(ステップS202)、デフォルト設定で作成する場合には、ステップS108に戻り、正しいテープカートリッジTCの交換を促し、デフォルト設定で作成しない場合には、ステップS110に移行し、背景模様の選択処理を行なう。
【0129】
ステップS110以降の処理は、第1の実施形態で説明した処理に対応するので、ここの詳細な説明は省略する。
【0130】
上記のようにして、ラベルデザイン設定フォーム保存部22bに設定されているデフォルト設定のテープ種類以外のテープ種類を用いて、利用者はラベルデザインを形成することができる。
【0131】
図15は、デフォルト設定以外のテープ種類を用いたラベルデザインの形成例を示す図である。
【0132】
例えば、図15(A)は、テープ幅が24mmのテープと6mmのテープを用いて、「矢印」形状を形成する場合の例である。また、図15(B)は、屋根部分に赤色のテープを用いて、壁部分に黄色のテープを用いて「家」形状を形成する場合の例である。さらに、図15(C)は、青テープ、白色テープ、赤色テープを並べて、国旗のようにしてラベルデザインを形成する場合の例である。
【0133】
このように、デフォルト設定以外のテープ種類を用いることで、利用者の好みに応じて、自由にラベルデザイン形状を形成させることができる。
【0134】
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態と同様の効果を奏する。また、第2の実施形態によれば、デフォルト設定のテープ種類に限定されず、利用者が希望するテープ種類でラベルデザイン形状を形成することができる。
【0135】
(C)第3の実施形態
次に、本発明のラベルデザイン作成装置の第3の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0136】
第3の実施形態は、利用者が、ラベルデザインを自由に作図できることに特徴がある。
【0137】
第1及び第2の実施形態では、主に、専用のラベルデザイン作成装置(ラベル作成装置)を想定して説明したが、第3の実施形態では、パーソナルコンピュータと接続するラベル作成装置やスタンドアロン型ラベル作成装置等の比較的処理能力が高い情報処理装置に適用する場合を想定して説明する。
【0138】
勿論、後述する処理はソフトウェア処理であるから、専用のラベルデザイン作成装置に適用することもできる。
【0139】
(C−1)第3の実施形態の構成
第3の実施形態のラベルデザイン作成装置として適用する情報処理装置(例えば、パーソナルコンピュータやスタンドアロン型ラベル作成装置等)のハードウェア構成は、既存の情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。すなわち、情報処理は、CPU、記憶部(RAM、ROM等)を備え、CPUが、ROM等に記憶される処理プログラムを実行することで、所定の処理を実現することができるものである。
【0140】
第3の実施形態では、ラベルデザイン作成プログラム22dをCPUが実行して、後述する処理を実現することができる。
【0141】
なお、ラベルデザイン作成プログラム22dは、CPUに読取可能な記録媒体に記憶されるものを利用したり、ハードウェアに予め記憶されているものを利用したり、電気回線を通じてダウンロードしたものを利用したりして適用できる。
【0142】
利用者は、例えば、パーソナルコンピュータの入力装置(例えば、マウス、キーボード等)や、スタンドアロン型ラベル作成装置の入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等)を操作してラベルデザインを作成する。
【0143】
図16は、第3の実施形態のラベルデザイン作成プログラム22dが実行されることで実現される機能を説明する機能ブロック図である。
【0144】
図16に示すように、第3の実施形態のラベルデザイン作成プログラム22dは、構成ラベル編集機能部51、ラベルデザイン編集機能部52、文字入力機能部53、背景模様編集機能部54、印刷機能部55、を少なくとも有する。
【0145】
構成ラベル編集機能部51は、ラベルデザインを構成する各構成ラベルの長さ、幅、色、個数などを編集する機能である。
【0146】
ラベルデザイン編集機能部52は、構成ラベルの位置や角度等を編集する機能である。構成ラベルの編集方法としては、例えば、利用者がマウス等を用いて構成ラベルを移動させたり、移動距離や移動角度を座標入力させたり(パラメータ編集)する方法がある。
【0147】
また、ラベルデザイン編集機能52は、矩形形状の構成ラベルのかどを、面取りしたり、円弧で丸みをつけたりする機能も有する。
【0148】
文字入力機能部53は、ラベルデザイン編集機能部52により編集されたラベルデザイン形状に、利用者により入力された文字、記号、図形等を、利用者の指示に従った位置に設定するものである。
【0149】
背景模様編集機能部54は、ラベルデザイン形状編集機能部52により編集されたラベルデザイン形状に、利用者により選択された背景模様を、利用者の指示に従った位置に設定するものである。
【0150】
印刷機能部55は、利用者操作により作成されたラベルデザインをラベル作成装置に印刷させるものである。
【0151】
また、ラベルデザイン作成プログラム22dは、利用者が作成したラベルデザインの構成を保存するようにしてもよい。このとき、形状の名称、構成ラベルの枚数、各構成ラベルの長さ、テープ幅、テープ色を関連付けて設定登録することができる。
【0152】
(C−2)第3の実施形態の動作
次に、第3の実施形態のラベルデザイン作成処理を、図面を参照しながら説明する。
【0153】
まず、利用者は入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等)を操作して、ラベルデザイン形状プログラム22dを起動させ、ラベルデザイン作成処理モードにさせる。
【0154】
CPUは、ラベルデザインを作成するための作図画面を表示させる。利用者は、作図画面を見ながら、ラベルデザインを作成する所定の操作を行なう。
【0155】
利用者は、まず、構成ラベルの編集を行なう。構成ラベルの編集は、例えば、作図画面上に表示されている構成ラベル編集ボタン(アイコン)を選択することで可能となる。
【0156】
例えば、図17に、操作画面に表示される作図画面の例を示す。図17に示す作図画面61には、構成ラベルを編集するための構成ラベル編集画面62が表示されている。
【0157】
構成ラベル編集画面62には、構成ラベルの長さ、テープ幅、テープ色のそれぞれを指定するためのテープ長さ入力部621、テープ幅入力部622、テープ色入力部623を有している。
【0158】
利用者は、この構成ラベル編集画面62を見ながら、機能するラベルデザインに必要な大きさの構成ラベルを、必要な数だけ表示させることができる。
【0159】
なお、構成ラベルの別の編集方法として、作図画面上のx座標、y座標の指定により構成ラベルを編集する方法も適用できる。例えば、利用者が、マウス等を操作して、線分の始点及び終点を指定することで、テープ長さ及びテープ幅を任意に指定するようにしてもよい。
【0160】
次に、利用者は、ラベルデザイン形状の編集を行なう。利用者は、例えば、マウス等の入力装置で作図画面61上に表示されている構成ラベルの表示を操作することで可能となる。
【0161】
ラベルデザイン形状のとしては、構成ラベル表示を移動させたり、角度を調整させたり、回転させたり、反転させたり、構成ラベルの重ね合わせの順序を変えたりすることができる。これにより、利用者が作成するラベルデザインの各構成ラベルの位置、角度などを調整することができる。
【0162】
例えば、図18は、構成ラベル表示の角度を調整させるときの編集画面例を示す。図18において、まず、マウス等の入力装置を用いて構成ラベル表示の固定点を指定する。例えば、図18では、構成ラベル表示71aの右上の角を指定して固定点とする。その次に、利用者は、マウス等の入力装置を用いて、構成ラベル表示71aの左上の角を指定したまま、構成ラベル表示71aを操作すると、固定点を基点として、構成ラベル表示71aの角度を変えることができる。これにより、構成ラベル表示71aの角度を調整することができる。
【0163】
続いて、利用者は、必要に応じて、文字入力、背景模様の編集を行なう。文字入力の編集としては、例えば、利用者により指定された位置に、利用者により入力された文字、記号、図形等をテキスト入力することで設定することができる。また、背景模様の編集としては、予め設定された背景模様の設定フォームの中から、利用者が選択した背景模様を選択することで設定することができる。
【0164】
このとき、文字入力は、複数の構成ラベルにまたがって、拡大文字を印刷させるように設定することができる。このとき、各構成ラベルの重なり部分のうち、どの構成ラベルを前面にし、どの構成ラベルを背面にするかを決定することもできる。
【0165】
図19(A)は、作図画面61上でのラベルデザインの完成イメージである。利用者は、希望のラベルデザインを作成すると、所定の印刷操作をして、各構成ラベルの作成して排出することができる。そして、各構成ラベルを組み合わせると、図19(B)に示すようなラベルデザイン形状を形成することができる。
【0166】
なお、各構成ラベルの作成及び排出処理については、第1及び第2の実施形態で説明した各構成ラベルの作成及び排出処理を適用できる。すなわち、構成ラベルの作成の際に、装填されているテープカートリッジTCのテープ種類の検知処理及びテープ種類が異なる場合にその旨を表示させる処理、及び、構成ラベルを排出する際に、案内ラベルを付けて排出させる等の処理を行なう。
【0167】
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、第3の実施形態によれば、第1及び第2の実施形態の効果に加えて、利用者が希望するラベルデザインを作成することができる。
【0168】
(D)第4の実施形態
次に、本発明のラベルデザイン作成装置の第4の実施形態を、図面を参照して説明する。
【0169】
第4の実施形態は、利用者が、希望するラベルデザイン形状を描写すると、そのラベルデザインを形成できるように構成ラベルを自動的に配置させ、ラベルデザインを自由に作図できることに特徴がある。
【0170】
第4の実施形態も、第3の実施形態と同様に、パーソナルコンピュータと接続するラベル作成装置やスタンドアロン型ラベル作成装置等の比較的処理能力が高い情報処理装置に適用する場合を想定して説明する。
【0171】
勿論、後述する処理はソフトウェア処理であるから、専用のラベルデザイン作成装置に適用することもできる。
【0172】
(D−1)第4の実施形態の構成
第4の実施形態では、ラベルデザイン作成プログラム22eをCPUが実行して、後述する処理を実現することができる。
【0173】
なお、ラベルデザイン作成プログラム22eは、CPUに読取可能な記録媒体に記憶されるものを利用したり、ハードウェアに予め記憶されているものを利用したり、電気回線を通じてダウンロードしたものを利用したりして適用できる。
【0174】
図20は、第4の実施形態のラベルデザイン作成プログラム22eが実行されることで実現される機能を説明する機能ブロック図である。
【0175】
図20に示すように、第4の実施形態のラベルデザイン作成プログラム22eは、ラベルデザイン形状設定機能部61、構成ラベル配置機能部62、構成ラベル編集機能部63、ラベルデザイン形状編集機能部64、印刷機能部65、を少なくとも有する。
【0176】
ラベルデザイン形状設定機能部61は、利用者により描写された形状を取り込み、これを利用者が希望するラベルデザイン形状として設定する機能である。
【0177】
構成ラベル配置機能部62は、ラベルデザイン形状設定機能部61により設定された利用者が描写したラベルデザイン形状に合わせて、当該ラベルデザイン形状を形成できるように構成ラベルを自動的に配置させる機能である。
【0178】
構成ラベルを配置させる方法として、例えば、構成ラベルの幅方向の軸と長さ方向の軸を一致させたまま、利用者が描写した形状をカバーできるように、複数の構成ラベルを配置させる方法や、また、利用者が描写した形状線に沿って、構成ラベルを並べるようにして配置させる方法等を適用できる。
【0179】
構成ラベル編集機能部63は、構成ラベル配置機能部62による構成ラベルの自動配置後、利用者操作による構成ラベルの長さ、幅、色、個数などを編集する機能である。
【0180】
ラベルデザイン編集機能部63は、構成ラベル配置機能部62による構成ラベルの自動配置後、構成ラベルの位置や角度等を編集する機能である。
【0181】
印刷機能部65は、利用者操作により作成されたラベルデザイン形状をラベル作成装置に印刷させるものである。
【0182】
また、ラベルデザイン形状作成プログラム22eは、利用者が作成したラベルデザイン形状の構成を保存するようにしてもよい。このとき、形状の名称、構成ラベルの枚数、各構成ラベルの長さ、テープ幅、テープ色を関連付けて設定登録することができる。
【0183】
(D−2)第4の実施形態の動作
次に、第4の実施形態のラベルデザイン作成処理を、図面を参照しながら説明する。
【0184】
まず、利用者は入力装置(例えば、マウス、キーボード、タッチパネル等)を操作して、ラベルデザイン形状プログラム22eを起動させ、ラベルデザイン作成処理モードにさせる。
【0185】
CPUは、ラベルデザインを作成するための作図画面を表示させる。利用者は、作図画面を見ながら、ラベルデザインを作成する所定の操作を行なう。
【0186】
利用者は、まず、ラベルデザインとして希望する形状を、マウス等を用いて作図画面上に描写する。これを受けて、CPUは、利用者が描写した形状を取り込み、その形状を表示すると共に、その取り込んだ形状を利用者が希望するラベルデザイン形状として設定する。
【0187】
例えば、図21は、利用者が描写した形状を表示させる作図画面の例を示す。図21では、「?(クエスチョンマーク)」を利用者が描写する場合とする。
【0188】
CPUは、利用者により描写された形状をラベルデザイン形状として設定すると、描写したラベルデザイン形状に合わせて、当該ラベルデザイン形状を形成できるように構成ラベルを自動的に配置させる。
【0189】
このとき、配置されるテープ幅については、利用者が予め設定しておいてもよいし、構成ラベルの自動配置後、構成ラベル編集機能により設定変更してもよい。
【0190】
図22は、構成ラベルを配置させたときの作図画面の例を示す。構成ラベルの配置方法としては、図22(A)のように、テープ幅方向軸とテープ長さ方向軸とを一致させたまま、描写された形状をカバーするように構成ラベルを配置させる場合と、図22(B)のように、利用者が描写した形状線に沿って、構成ラベルを並べるようにして配置させる場合を適用できる。
【0191】
構成ラベルの配置設定については、描写された形状曲線の変化量が大きい場合には、構成ラベルの長さを小さくし、形状曲線の変化量が小さい場合には、構成ラベルの長さを大きくするようにする。
【0192】
また、テープ使用量の無駄を省くため、描写された形状曲線をカバーする余白部分を調整できるようにしてもよい。
【0193】
なお、これら構成ラベルの配置方法のいずれかを適用するかは、利用者の選択により切り替えることができる。
【0194】
CPUによる構成ラベルの自動配置後、利用者は、必要に応じて、構成ラベルの編集処理及びラベルデザイン形状の編集処理を行なうことができる。この構成ラベルの編集処理及びラベルデザイン形状の編集処理は、第3の実施形態で説明した処理を適用できるので、ここでの詳細な説明は省略する。また、利用者は、必要に応じて、文字入力、背景模様の編集を行なうようにしてもよい。
【0195】
利用者は、描写した形状に対するラベルデザイン形状を作成すると、所定の印刷操作をして、各構成ラベルの作成して排出させ、各構成ラベルを組み合わせて、所望のラベルデザイン形状を形成することができる。
【0196】
なお、各構成ラベルの作成及び排出処理については、第1及び第2の実施形態で説明した各構成ラベルの作成及び排出処理を適用できるので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0197】
(D−3)第4の実施形態の効果
以上のように、第4の実施形態によれば、第1〜第3の実施形態の効果に加えて、利用者が希望する形状をラベルデザイン形状として形成させることができる。
【0198】
また、第4の実施形態によれば、ラベルデザイン形状の大きさも、利用者が希望する大きさに設定することができるので、より利用者の希望に合うラベルデザインを形成することができる。
【0199】
(E)他の実施形態
次に、第1〜第4の実施形態においても種々の変形実施形態を説明したが、それ以外の変形実施形態について説明する。
【0200】
(E−1)図6及び図14に示す動作フローは例示であるので、図6及び図14に示す処理順序は特に限定されるものではない。
【0201】
(E−2)ラベルデザイン設定フォーム保存部22bは、複数のラベルデザイン形状を、ラベルデザイン形状の分野毎に、階層的に格納するものとしてもよい。
【0202】
例えば、上記概念として、「動物」、「図形」、「文字」、…などに分類され、さらに、例えば「動物」の下位概念して、「パンダ」「きりん」、…等のようにして、ラベルデザイン形状設定保存部22bが各種設定フォームを格納するようにしてもよい。
【0203】
(E−3)第1〜第4の実施形態において、液晶ディスプレイ等の表示手段が、ラベルを貼り合わされた後の大きさ(縦×横)を表示するようにしてもよい。この場合、予め設定フォームのラベル全体の大きさを示す情報を設定しておき、利用者の選択の際に、CPUが、このラベル全体の大きさを示す情報を表示させることで実現できる。
【0204】
なお、ラベル全体の大きさについては、利用者操作を受けて変更することができる。この場合、例えば、ラベル全体の大きさに変更に合わせて、テープ幅、テープ長も変更するようにし、最初に提示したデザインと略相似形のデザインになるようにする。
【0205】
(E−4)第1〜第4の実施形態において、デザインを構成するラベル枚数が多い場合には、案内(例えば、図10のハーフカット代)や符号(例えば、図11の貼り合わせ位置)等)を自動的に付すようにしてもよい。なお、ラベル枚数の閾値は適宜設定できる。
【0206】
さらに、貼り合わす側(例えば、表面側になるラベル、図11(C)の番号「3」等)にも番号を(好適に小さく)印刷するようにしてもよい。このとき、貼り合わせ箇所同士に、同じ番号を付すようにすることで、その番号同士での貼り合わせをすれば、ラベルを形成することができることを促すことができる。
【0207】
なお、図10のように、案内ラベルを先頭につける場合にも、ハーフカット代に案内ラベルに示す番号を付すようにしてもよい。
【0208】
(E−5)第1〜第4の実施形態ラベル組み合わせ情報は、予め設定フォームとして設定されているものとしたが、この設定フォームを用いることなく、利用者が選択・指定できるようにしてもよい。これにより、利用者が希望するラベル組み合わせでラベルデザインンを形成することができる。
【0209】
(E−6)上記第1〜第4の実施形態から、以下の技術的思想も導き出される。
【0210】
(1)利用者が作成を希望するラベルデザインの入力を受け付けるラベルデザイン入力手段と、ラベルデザイン入力手段に入力されたラベルデザインを形成するために必要な複数の矩形形状の構成ラベルを作成する構成ラベル作成手段とを備え、構成ラベル作成手段で作成された複数の矩形形状の構成ラベルが組み合わされることでラベルデザインが形成されることを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0211】
このラベルデザイン作成装置によれば、利用者等から入力されたデザインを、複数の構成ラベルで構成し、当該構成ラベルを出力させることが可能となる。
【0212】
(2)複数種類のラベルデザイン毎に、それぞれ、少なくとも、構成ラベルの枚数と構成ラベルの長さとが設定された設定情報を保存するラベルデザイン設定情報保存手段を備え、構成ラベル作成手段は、ラベルデザイン設定情報保存手段に設定されているラベルデザインの設定情報に基づいて、複数の構成ラベルを作成することを特徴とする請求項1に記載のラベルデザイン作成装置。
【0213】
このラベルデザイン作成装置によれば、ラベルデザイン設定情報を保存することができるので、このラベルデザイン設定情報に基づいて、ラベルデザインを形成することができる構成ラベルを出力することができる。
【0214】
(3)(1)のラベルデザイン作成装置において、ラベルデザイン入力手段は、利用者操作を受けて、ラベルデザインを構成する各構成ラベルの組み合わせ形態を調整し、独自の組み合わせ形態を許容するものであり、構成ラベル作成手段が、独自の組み合わせ形態で形成されるラベルデザインの各構成ラベルを作成するものであることを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0215】
このラベルデザイン作成装置によれば、利用者独自の組み合わせによりラベルデザインを作成することができる。
【0216】
(4)(1)又は(3)のラベルデザイン作成装置において、ラベルデザイン入力手段は、利用者により描写された描写形状の入力を取り込むものであって、入力された描写形状をカバーするように、複数の矩形形状を配置するものであり、構成ラベル作成手段は、描写形状に対して配置された複数の矩形形状を、描写形状をラベルデザインとするときの構成ラベルとして作成するものであることを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0217】
このラベルデザイン作成装置によれば、利用者が描写した形状に対して、構成ラベルを自動的に割り当てて、それら構成ラベルを出力することができる。
【0218】
(5)(1)〜(4)のいずれかのラベルデザイン作成装置において、構成ラベル作成手段は、構成ラベルの出力の際、ラベルデザインの組み合わせ形状のイメージ、及び/又は、ラベルデザインの組み合わせ方法も、併せて出力することを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0219】
このラベルデザイン作成装置によれば、ラベルデザインの組み合わせ方法も同時に出力することができるので、利用者が容易にラベルデザインを作り上げることができる。
【0220】
(6)(1)〜(5)のいずれかのラベルデザイン作成装置において、構成ラベル作成手段は、各構成ラベルの出力の際、構成ラベルのそれぞれの組み合わせ位置を示す指標を、各構成ラベルに印刷して出力することを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0221】
このラベルデザイン作成装置によれば、組み合わせ位置を示す指標をラベルに自動印刷することができるので、利用者が容易にラベルデザインを作り上げることができる。
【0222】
(7)(6)のラベルデザイン作成装置において、構成ラベル作成手段が、構成ラベルのそれぞれの組み合わせ位置を示す案内を、1又は複数の構成ラベルのハーフカット代に印刷することを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0223】
このラベルデザイン作成装置によれば、組み合わせ位置を示す案内を、ハーフカット代に印刷することができるので、利用者が容易にラベルデザインを作り上げることができる。
【0224】
(8)(1)〜(7)のいずれかのラベルデザイン作成装置において、1又は複数の構成ラベルに対して、1又は複数の画像を形成する画像形成手段をさらに備えることを特徴とするラベルデザイン作成装置。
【0225】
このラベルデザイン作成装置によれば、ラベルに画像を印刷する画像形成手段を備えることにより、文字、記号、模様などをラベルに印刷することができる。
【図面の簡単な説明】
【0226】
【図1】第1の実施形態のラベルデザイン作成装置の電気的構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のラベルデザイン作成装置の外観斜視図である。
【図3】第1の実施形態のラベルデザイン作成プログラムの機能構成を示す既往ブロック図である。
【図4】第1の実施形態のラベルデザイン形状設定フォーム保存部の構成例を示す図である。
【図5】第1の実施形態のラベルデザイン形状の完成イメージ図である。
【図6】第1の実施形態のラベルデザイン作成処理を示す動作フローチャートである。
【図7】第1の実施形態の液晶ディスプレイに表示させる選択画面例である。
【図8】第1の実施形態のラベルデザイン形状の組合せ方法の表示を示す例を説明する説明図である(その1)。
【図9】第1の実施形態の液晶ディスプレイに表示させる組合せ方法の表示例を説明する説明図である。
【図10】第1の実施形態の構成ラベル同士の貼り合わせ位置の印刷例を示す図である(その1)。
【図11】第1の実施形態の構成ラベル同士の貼り合わせ位置の印刷例を示す図である(その2)。
【図12】第1の実施形態の構成ラベルに切り取り線を印刷する場合の例を示す図である。
【図13】第1の実施形態のラベルデザイン形状として文字を形成する場合の例を示す図である。
【図14】第2の実施形態のラベルデザイン形状の作成処理を示す動作フローチャートである。
【図15】第2の実施形態のデフォルト設定以外のテープ種類を用いたラベルデザイン形状の形成例を示す図である。
【図16】第3の実施形態のラベルデザイン作成プログラムが実行されることで実現される機能を説明する機能ブロック図である。
【図17】第3の実施形態の構成ラベルを編集するための構成ラベル編集画面例を示す図である。
【図18】第3の実施形態の構成ラベル表示の角度を調整させるときの編集画面例を示す図である。
【図19】第3の実施形態のラベルデザイン形状の完成イメージである。
【図20】第4の実施形態のラベルデザイン作成プログラムが実行されることで実現される機能を説明する機能ブロック図である。
【図21】第4の実施形態の利用者が描写した形状を表示させる作図画面の例を示す図である。
【図22】第4の実施形態の構成ラベルを配置させたときの作図画面の例を示す。
【図23】第1の実施形態のラベルデザイン形状の完成イメージ図である。
【図24】第1の実施形態のラベルデザイン形状の組合せ方法の表示を示す例を説明する説明図である(その2)。
【図25】第1の実施形態の構成ラベル同士の貼り合わせ位置の印刷例を示す図である(その3)。
【符号の説明】
【0227】
1…ラベルデザイン作成装置、10…入力部、20…制御部、21…CPU、22…ROM、23…RAM、22a、22c、22d…ラベルデザイン作成プログラム、22b…ラベルデザイン形状設定フォーム保存部、出力部。
【出願人】 【識別番号】000129437
【氏名又は名称】株式会社キングジム
【識別番号】000002369
【氏名又は名称】セイコーエプソン株式会社
【出願日】 平成19年5月25日(2007.5.25)
【代理人】 【識別番号】100090620
【弁理士】
【氏名又は名称】工藤 宣幸

【識別番号】100092576
【弁理士】
【氏名又は名称】鎌田 久男


【公開番号】 特開2008−290390(P2008−290390A)
【公開日】 平成20年12月4日(2008.12.4)
【出願番号】 特願2007−139483(P2007−139483)