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【発明の名称】 サンドイッチ用包装材の製造方法
【発明者】 【氏名】渡辺 克巳

【要約】 【課題】開封性の安定したサンドイッチ用包装材を不良品の発生を抑えて製造することのできるサンドイッチ用包装材の製造方法を提供する。

【解決手段】枚葉状の内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’に積層する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルム20a’と内装フィルム3とをシールして複数本のシールラインSL1,2,3を並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルム3の貼着された第一長尺フィルム20a’に、第二長尺フィルム20b’を積層するフィルム積層工程と、積層された第一及び第二長尺フィルム20a’、20b’をシールと同時に、又はシールした後に切断してサンドイッチ用包装材1を形成する包装材形成工程とを備えたサンドイッチ用包装材の製造方法において、内装フィルム供給工程は、少なくとも一端側に折返部の形成された内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’に積層する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
重ね合わされた二枚の外装フィルムの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体と、並列に形成された複数本のシールラインを介して一方の外装フィルムに貼着された枚葉状の内装フィルムとを備え、少なくとも一方の外装フィルムのシールライン間を切断して開封するように構成されたサンドイッチ用包装材を製造すべく、枚葉状の内装フィルムを第一長尺フィルムに重ねるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルムと内装フィルムとをシールして複数本のシールラインを並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルムのシールされた第一長尺フィルムに、第二長尺フィルムを重ね合わせるフィルム積層工程と、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルムをシールと同時に又はシールした後に切断して前記サンドイッチ用包装材を作製する包装材形成工程とを含んだサンドイッチ用包装材の製造方法において、前記内装フィルム供給工程は、少なくとも一端側に折返部の形成された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給することを特徴とするサンドイッチ用包装材の製造方法。
【請求項2】
第三長尺フィルムを切断して内装フィルムを形成する内装フィルム形成工程をさらに含み、該内装フィルム形成工程は、切断前の第三長尺フィルム又は切断後の内装フィルムの端部を折り返し、内装フィルムの少なくとも一端側に折返部を形成する請求項1記載のサンドイッチ用包装材の製造方法。
【請求項3】
内装フィルム形成工程は、内装フィルムの折返部と該折返部と対向する領域との少なくとも一部同士をシールする請求項2記載のサンドイッチ用包装材の製造方法。
【請求項4】
重ね合わされた二枚の外装フィルムの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体と、並列に形成された複数本のシールラインを介して一方の外装フィルムに貼着された枚葉状の内装フィルムとを備え、少なくとも一方の外装フィルムのシールライン間を切断して開封するように構成されたサンドイッチ用包装材を製造すべく、枚葉状の内装フィルムを第一長尺フィルムに重ねるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルムと内装フィルムとをシールして複数本のシールラインを並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルムのシールされた第一長尺フィルムに、第二長尺フィルムを重ね合わせるフィルム積層工程と、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルムをシールと同時に又はシールした後に切断して前記サンドイッチ用包装材を作製する包装材形成工程とを含んだサンドイッチ用包装材の製造方法において、前記内装フィルム供給工程は、何れか一方の面に内装フィルムの供給方向又は該供給方向と交差する方向に延びる補強用フィルムが貼着された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給することを特徴とするサンドイッチ用包装材の製造方法。
【請求項5】
第三長尺フィルムを切断して内装フィルムを形成する内装フィルム形成工程をさらに含み、該内装フィルム形成工程は、切断前の第三長尺フィルム又は切断後の内装フィルムに帯状の補強用フィルムを貼着する請求項4記載のサンドイッチ用包装材の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、サンドイッチを包装するためのサンドイッチ用包装材の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
サンドイッチを包装するためのサンドイッチ用包装材として、図15(a)及び(b)に示す如く、重ね合わされた二枚の外装フィルム200a,200bの一端側同士、及び両側端部同士が接続されて形成された袋本体200と、並列に形成された複数本のシールラインSL…を介して一方の外装フィルム200aに貼着された枚葉状の内装フィルム300とを備えたものが提供されている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
かかるサンドイッチ用包装材100’は、少なくとも一方の外装フィルム200aに切断可能(切り裂き可能)なフィルムが採用されており、前記シールラインSL…が切断方向に沿って形成されるとともに、開封把持片220が一方の外装フィルム200aの一端部に形成されている。
【0004】
上記構成のサンドイッチ用包装材100’は、開封把持片220を一端側から他端側に向けて引っ張ることで、外装フィルム200aがシールラインSL…間で切断されるようになっている。すなわち、該サンドイッチ用包装材100’は、溶着によって剛性の高まったシールラインSL…の存在で外装フィルム200aが不特定な方向に裂かれてしまうことを阻止し、外装フィルム200a(サンドイッチ用包装材100’)を略一方向に向けて(シールラインSL…に沿って)切断できるようになっている。
【0005】
これにより、上記構成のサンドイッチ用包装材100’は、外装フィルム200aがサンドイッチを巻き込んで型くずれを生じさせるような不特定な方向に裂けてしまうことを防止し、円滑な開封を安定して行えるようになっている。
【0006】
上記構成のサンドイッチ用包装材100’は、図16に示す如く、枚葉状の内装フィルム300を第一長尺フィルム200a’に重ね合わせるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルム200a’と内装フィルム300とをシールして複数本のシールラインSL…を並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルム300がシールされた第一長尺フィルム200a’に、第二長尺フィルム200b’を重ね合わせるフィルム積層工程と、内装フィルム300を含むように第一及び第二長尺フィルム200a’,200b’をシールと同時に、又はシールした後に平面視略台形状に切断して前記サンドイッチ用包装材100’を形成する包装材形成工程とを経て製造されている。
【特許文献1】特開2006−8162号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところで、内装フィルム300は、枚葉状で非常に薄いフィルムであるため折れ曲がり易く、特に、延伸フィルムが採用されている場合、枚葉状にするとカールしてしまうことから、内装フィルム供給工程で内装フィルム300を第一長尺フィルム200a’上に供給する際に、内装フィルム300を安定して供給できなかったり、内装フィルム300が折れ曲がった状態で第一長尺フィルム200a’上に重ね合わされたりしてしまう場合があり、製造過程での不良品の発生率が高くなるといった問題があった。
【0008】
そこで、本発明は、斯かる実情に鑑み、開封性の安定したサンドイッチ用包装材を不良品の発生を抑えて製造することのできるサンドイッチ用包装材の製造方法を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係るサンドイッチ用包装材の製造方法は、重ね合わされた二枚の外装フィルムの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体と、並列に形成された複数本のシールラインを介して一方の外装フィルムに貼着された枚葉状の内装フィルムとを備え、少なくとも一方の外装フィルムのシールライン間を切断して開封するように構成されたサンドイッチ用包装材を製造すべく、枚葉状の内装フィルムを第一長尺フィルムに重ねるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルムと内装フィルムとをシールして複数本のシールラインを並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルムのシールされた第一長尺フィルムに、第二長尺フィルムを重ね合わせるフィルム積層工程と、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルムをシールと同時に、又はシールした後に切断して前記サンドイッチ用包装材を作製する包装材形成工程とを含んだサンドイッチ用包装材の製造方法において、前記内装フィルム供給工程は、少なくとも一端側に折返部の形成された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給することを特徴とする。
【0010】
上記構成のサンドイッチ用包装材の製造方法によれば、内装フィルム供給工程において、少なくとも一端側に折返部の形成された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給するようにしているので、内装フィルムにコシを持たせた上で第一長尺フィルム上に供給することができる。すなわち、内装フィルムの少なくとも一端部を折り返して折返部を形成することで、曲げ稜線が形成される結果、内装フィルムに剛性を付与することができる。これにより、内装フィルム供給工程で、内装フィルムを第一長尺フィルム上に供給するに際し、内装フィルムが不用意に折れ曲がることがなく、安定した供給が可能となる。その結果、シールライン形成工程において、内装フィルムと第一長尺フィルムとの相対的な位置関係を適正な状態にした上で、両者をシールすることができる。従って、不良品の発生を抑えてサンドイッチ用包装材を製造することができる。
【0011】
そして、該製造方法によって製造されたサンドイッチ用包装材は、一方の外装フィルム(第一長尺フィルム)と内装フィルムとを接続する複数のシールラインが形成されているので、開封するに際して外装フィルムが不特定な方向に裂けようとしても、他の領域(外装フィルムのみの領域)に比して剛性の高いシールラインの存在で、外装フィルムがシールラインを越えて裂けてしまうことがなく、シールラインに沿って外装フィルムを切断することができ、安定した開封が可能である。
【0012】
また、第三長尺フィルムを切断して内装フィルムを形成する内装フィルム形成工程をさらに含み、該内装フィルム形成工程は、切断前の第三長尺フィルム又は切断後の内装フィルムの端部を折り返し、内装フィルムの少なくとも一端側に折返部を形成するようにしてもよい。このようにすれば、一連の工程内で、曲げやカールを防止することのできる剛性の高まった内装フィルムを作製することができる。
【0013】
内装フィルム形成工程は、内装フィルムの折返部と該折返部と対向する領域との少なくとも一部同士をシールすることが好ましい。このようにすれば、内装フィルムの折返部(端部)が起き上がることがない上に、シールによって内装フィルムの剛性を更に高めることができ、内装フィルムを第一長尺フィルム上により安定して供給することができる。
【0014】
また、本発明に係るサンドイッチ用包装材の製造方法は、重ね合わされた二枚の外装フィルムの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体と、並列に形成された複数本のシールラインを介して一方の外装フィルムに貼着された枚葉状の内装フィルムとを備え、少なくとも一方の外装フィルムのシールライン間を切断して開封するように構成されたサンドイッチ用包装材を製造すべく、枚葉状の内装フィルムを第一長尺フィルムに重ねるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルムと内装フィルムとをシールして複数本のシールラインを並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルムのシールされた第一長尺フィルムに、第二長尺フィルムを重ね合わせるフィルム積層工程と、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルムをシールと同時に又はシールした後に切断して前記サンドイッチ用包装材を作製する包装材形成工程とを含んだサンドイッチ用包装材の製造方法において、前記内装フィルム供給工程は、何れか一方の面に内装フィルムの供給方向又は該供給方向と交差する方向に延びる補強用フィルムが貼着された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給することを特徴とする。なお、ここで「貼着」とは、手段を問わず補強用フィルムを内装フィルムに貼り付けることを意図するもので、例えば、ヒートシールで貼り付けることや、接着剤を用いて貼り付けること等を含む概念である。
【0015】
上記構成のサンドイッチ用包装材の製造方法によれば、何れか一方の面に内装フィルムの供給方向又は該供給方向と交差する方向に延びる補強用フィルムが貼着された内装フィルムを第一長尺フィルムに重ね合わせるように供給するようにしているので、内装フィルム自体にコシ(剛性)を持たせた上で第一長尺フィルム上に供給することができる。すなわち、内装フィルムの何れか一方の面に該内装フィルムの供給方向又は該供給方向と交差する方向に延びる補強用フィルムが貼着されることで、その補強用フィルムの貼着された領域の厚みが厚くなる結果、内装フィルム全体に剛性を付与することができる。これにより、内装フィルム供給工程で、内装フィルムを第一長尺フィルム上に供給するに際し、内装フィルムが不用意に折れ曲がることがなく、安定した供給が可能となる。その結果、シールライン形成工程において、内装フィルムと第一長尺フィルムとの相対的な位置関係を適正な状態にした上で、両者をシールすることができる。従って、不良品の発生を抑えてサンドイッチ用包装材を製造することができる。
【0016】
そして、該製造方法によって製造されたサンドイッチ用包装材は、一方の外装フィルム(第一長尺フィルム)と内装フィルムとを接続する複数のシールラインが形成されているので、開封するに際して外装フィルムが不特定な方向に裂けようとしても、他の領域(外装フィルムのみの領域)に比して剛性の高いシールラインの存在で、外装フィルムがシールラインを越えて裂けてしまうことがなく、シールラインに沿って外装フィルムを切断することができ、安定した開封が可能である。
【0017】
また、第三長尺フィルムを切断して内装フィルムを形成する内装フィルム形成工程をさらに含み、該内装フィルム形成工程は、切断前の第三長尺フィルム又は切断後の内装フィルムに帯状の補強用フィルムを貼着するようにしてもよい。このようにすれば、一連の工程内で、曲げやカールを防止することのできる剛性の高まった内装フィルムを作製することができる。
【発明の効果】
【0018】
以上のように、本発明のサンドイッチ用包装材の製造方法によれば、開封性の安定したサンドイッチ用包装材を不良品の発生を抑えて製造することができるという優れた効果を奏し得る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の第一実施形態について、添付図面を参照して説明する。
【0020】
まず、本実施形態にかかる製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材について説明する。本実施形態に係るサンドイッチ用包装材は、側面視略直角三角形状をなすサンドイッチを包装するもので、図1(a)及び(b)に示す如く、重ね合わされた二枚の外装フィルム20a,20bの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体2と、並列に形成された複数本のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aに貼着された枚葉状の内装フィルム3とを備えている。なお、「シールライン」とは、外装フィルム20aと内装フィルム3とを熱シール(溶着)することで形成される線状又は帯状の部分であり、外装フィルム20aと内装フィルム3との貼着部分を意味する。
【0021】
前記二枚の外装フィルム20a,20bは、自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルム、すなわち、二軸延伸処理された樹脂フィルム(OPPフィルム)が採用されている。各外装フィルム20a,20bは、平面視略台形状に裁断され、一端部としての上辺部同士が所定幅でシールされて接続されるとともに、側端部として斜辺部同士が所定幅でシールされて接続されている。すなわち、袋本体2は、二枚の外装フィルム20a,20bを上辺部及び斜辺部の三方がシールされている。
【0022】
より具体的には、本実施形態の袋本体2は、上記三方シールに加え、上辺部から底辺部側に所定間隔をおいて両斜辺部に跨るように二枚の外装フィルム20a,20bがシールされている。すなわち、該袋本体2は、上辺部同士を接続した帯状のシール部(以下、上辺シール部という)Saに対して略平行なシール部(中間シール部という)Sbが、上辺シール部Saに対して間隔をおいて形成されている。これにより、該袋本体2は、側辺部同士を接続した一対のシール部(以下、側辺シール部という)Sc,Scと中間シール部Sbとで包囲した領域にサンドイッチを収容する空間が形成されるとともに、外装フィルム20a,20bの他端側にサンドイッチを入れるための開口が形成されている。
【0023】
さらに、該袋本体2は、一方の外装フィルム20aの上辺シール部Saと中間シール部Sbとの間の領域に円弧状の切り込み21が設けられており、該切り込み21によって画定される領域によって、開封時に把持する開封把持片22が形成されている。すなわち、切り込み21は、始点及び終点が外装フィルム20aの切断基点となるように、始点及び終点を中間シール部Sb側に位置させ、上辺シール部Sa側に凸になるように円弧状に形成されている。
【0024】
前記内装フィルム3は、自己の特性によって切断方向性を有する樹脂フィルムで構成されている。すなわち、本実施形態に係る内装フィルム3は、一軸延伸処理又は二軸延伸処理されることにより、一方向又は略一方向に切断可能な特性を有する樹脂フィルム(OPPフィルム)が採用されている。該内装フィルム3は、平面視略長方形状に形成されており、長手方向の両端には、端部の折り返された折返部30a,30bが形成されている。そして、該内装フィルム3は、長手方向が台形状を呈する外装フィルム20aの上下方向と一致するように一方の外装フィルム20aに重ね合わされた状態で、該内装フィルム3の短手方向に間隔をおいて並列に形成された複数本(本実施形態においては三本)のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aに貼着されている。すなわち、内装フィルム3は、折返部30a,30bが外装フィルム20aの上辺側と底辺側とに位置するように外装フィルム20a上に配置され、三本のシールラインSL1,SL2,SL3を介して外装フィルム20aの一方の面(袋本体2の内面となる面)に貼着されている。
【0025】
該内装フィルム3は、長手方向の一端部(一方の折返部30a)が袋本体2の中間シール部Sbを越えて上辺シール部Sa側に位置するように設けられている。すなわち、袋本体2は、中間シール部Sbにおいて、内装フィルム3を介して二枚の外装フィルム20a,20bが熱シールされている。なお、本実施形態に係る内装フィルム3は、一軸延伸処理によって片面に熱溶着性がないため、外装フィルム20a,20bと内装フィルム3とのシール(貼着)については、内装フィルム3の熱溶着性のない面、及び、該面と対向する外装フィルム20a,20bの一方の面の少なくとも一方のシールする部位に感熱性接着剤でパートコートを施した上で、該パートコートを介して外装フィルム20a,20bと内装フィルム3とが熱シールされている。
【0026】
そして、本実施形態においては、上述の如く、内装フィルム3の一端部が中間シール部Sbを越えて上辺シール部Sa側に位置するため、該内装フィルム3にも一方の外装フィルム20aの切り込み21と一致する切り込み21が設けられている。すなわち、前記開封把持片22は、外装フィルム20a及び内装フィルム3に設けられた切り込み21によって画定される領域によって構成されている。
【0027】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、以上の構成からなり、次に、サンドイッチの包装と該サンドイッチ用包装材1の開封について説明する。該サンドイッチ用包装材1でサンドイッチを包装するには、図2(a)に示す如く、袋本体2の他端側開口からサンドイッチを収容した上で、袋本体2(外装フィルム20a)の他端部側を折り畳むことで完了する。
【0028】
他方、サンドイッチ用包装材1を開封するには、図2(b)に示す如く、開封把持片22を把持した上で、該開封把持片22を袋本体2の他端側に引っ張る。そうすると、開封把持片22を形成する切り込み21の始点及び終点が一方の外装フィルム20a及び内装フィルム3の切断起点となって切断し(裂け)始める。そうすると、一方の外装フィルム20a及び内装フィルム3は、中間シール部Sbを越えてシールラインSL1,SL2,SL3間で他端側(底辺側)に裂けることになる。本実施形態においては、内装フィルム3に切断方向性を持たせているので、上述の如く、外装フィルム20a及び内装フィルム3が裂け始めると、外装フィルム20aが内装フィルム3に案内されて一方向(延伸方向)に裂けることになる。
【0029】
そして、開封把持片22に対する引っ張りが均一でない場合等において、外装フィルム20a及び内装フィルム3が設定した一方向からずれるように裂け始めたとしても、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3の存在で、外装フィルム20aがシールラインSL1,SL2,SL3を越えて裂けてしまうことが阻止される。すなわち、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3は、他の部分よりも剛性があるため、外装フィルム20a等が不特定な方向に裂けようとしても、剛性のあるシールラインSL1,SL2,SL3によって不特定な方向への切り裂き(切断)の続行が阻止され、結果としてシールラインSL1,SL2,SL3に沿って裂けることになり、安定した開封が行われる。
【0030】
次に、上記構成のサンドイッチ用包装材1の製造方法について説明する。なお、後述する第一長尺フィルム、及び第二長尺フィルムは、外装フィルム20a,20bになるもの、すなわち、外装フィルム20a,20bの連続体で、それぞれロール状に巻回されており、長手方向に引き出されることで供給される。また、第三長尺フィルムは、内装フィルム3の連続体であり、これもまた、ロール状に巻回されており、長手方向に引き出されることで供給される。
【0031】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1の製造方法は、図3に示す如く、少なくとも一端側に折返部30a,30bの形成された枚葉状の内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’に重ね合わせるように供給する内装フィルム供給工程と、第一長尺フィルム20a’と内装フィルム3とをシールして複数本のシールラインSL1,SL2,SL3を並列に形成するシールライン形成工程と、内装フィルム3のシール(貼着)された第一長尺フィルム20a’に、第二長尺フィルム20b’を重ね合わせる(積層する)フィルム積層工程と、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルム20a’,20b’をシールした後に切断してサンドイッチ用包装材1を作製する包装材形成工程とを含んでいる。さらに、本実施形態に係る製造方法は、第三長尺フィルム3’を所定長さに切断して枚葉状の内装フィルム3を形成する内装フィルム形成工程を含んでいる。
【0032】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1の製造方法について、より具体的に説明すると、まず、第三長尺フィルム3’を長手方向に搬送しつつ、該第三長尺フィルム3’の短手方向の両端部を折り返して折返部30a,30bを形成する(内装フィルム形成工程)。かかる第三長尺フィルム3’の端部の折返しは、第三長尺フィルム3’の搬送(供給)経路の両側に配置されたガイド(図示しない)で搬送中の第三長尺フィルム3’の端部を案内することにより行われる。そして、第三長尺フィルム3’の折返部30a,30bとそれに対向する領域とを全体的にヒートシールバーHS1,HS1によって加熱シールし、折返部30a,30bの起き上がりを防止する(内装フィルム形成工程)。しかる後、第三長尺フィルム3’を所定長さに切断し、両端部に折返部30a,30bの形成された内装フィルム3を形成する(内装フィルム形成工程)。本実施形態において、第三長尺フィルム3’は、長手方向と直交する短手方向(一方向)に切断方向性を有しており、上述の如く長手方向に所定長さで切断されることで、折返部30a,30b間で一方向の切断性を有する内装フィルム3が形成される(内装フィルム形成工程)。
【0033】
そして、第一長尺フィルム20a’上に、折返部30a,30bの形成された内装フィルム3を供給(積層)する(内装フィルム供給工程)。本実施形態において、第一長尺フィルム20a’の引き出し方向と第三長尺フィルム3’との引き出し方向(内装フィルム3の切り離し方向)とを一致させており、第三長尺フィルム3’を切断して形成された内装フィルム3は、折返部30a,30bが第一長尺フィルム20a’の短手方向の端部に沿うように、第一長尺フィルム20a’に積層される。上述の如く、内装フィルム3は、両端部に折返部30a,30bが形成されることによって剛性が高まっているため、自在な変形が抑制され、不用意に折れ曲がることなく第一長尺フィルム30a’上に適正な状態で安定して供給される。
【0034】
そして、ヒートシールバーHS2,HS2,HS2によって内装フィルム3と第一長尺フィルム20a’とが加熱シール(貼着)される。本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、上述の如く、三本のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aと内装フィルム3とが貼着されるため、間隔をおいて並列に配設された三本のヒートシールバーHS2,HS2,HS2によって内装フィルム3及び第一長尺フィルム3’が熱シールされる(シールライン形成工程)。本実施形態においては、内装フィルム3の短手方向の両端部、及び短手方向の中央位置の三カ所が帯状に熱シールされ、三本のシールラインSL1,SL2,SL3が形成される(シールライン形成工程)。
【0035】
しかる後、円弧状の型刃Cによって内装フィルム3と第一長尺フィルム20a’とに、開封把持片22を形成するための切り込み21’が入れられる。かかる切り込み21’は、後の工程によって形成される上辺シール部Saと中間シール部Sbとの間の領域となる部位に入れられる。
【0036】
そして、内装フィルム3を介して二枚の長尺フィルム20a’,20b’が積層されるように、第二長尺フィルム20b’が第一長尺フィルム20a’上に長手方向に供給される(フィルム積層工程)。すなわち、内装フィルム3のシール(貼着)された第一長尺フィルム20a’に対し、長手方向を一致させるようにして第二長尺フィルム20b’を重ね合わせる。その後、上述した上辺シール部Sa、中間シール部Sb及び側辺シール部Sc,Scに対応する部位が、ヒートシールバーHS3,HS3,HS4,HS4によってシールされる。
【0037】
すなわち、第一及び第二長尺フィルム20a’,20b’の供給方向に延び、且つ第一及び第二長尺フィルム20a’,20b’の供給方向と直交する方向に間隔をおいて配設された二本のヒートシールバーHS3,HS3によって、上辺シール部Sa、及び中間シール部Sbに対応する部位がシールされるとともに、第一及び第二長尺フィルム20a’,20b’の供給方向と交差する方向に延び、平面視ハの字状に配設された二本のヒートシールバーHS4,HS4によって、両側辺シール部Sc,Scに対応する部位がシールされる。
【0038】
なお、本実施形態において、片面に熱溶着性のない樹脂フィルムを内装フィルム3として採用しているため、熱溶着性のない片面を第一長尺フィルム20a’と対向させるように内装フィルム3が供給される場合には、第三長尺フィルム3’(内装フィルム3)の熱溶着性のない面、及び、該面と対向する第一長尺フィルム20a’の一方の面の少なくとも何れか一面(シールラインSL1,SL2,SL3及び中間シール部Sbに対応する部分)に感熱式接着剤がパートコートとして予め塗布されており、該パートコートを介して内装フィルム3と第一長尺フィルム20a’とのシールラインSL1,SL2,SL3及び中間シール部Sbに対応する部分がシールされる。その一方で、熱溶着性のない片面を第二長尺フィルム20b’と対向させるように内装フィルム3が供給される場合には、第三長尺フィルム3’(内装フィルム3)の熱溶着性のない面、及び、該面と対向する第二長尺フィルム20b’の一方の面の少なくとも何れか一面(中間シール部Sbに対応する部分)に感熱式接着剤がパートコートとして予め塗布されており、該パートコートを介して内装フィルム3と第二長尺フィルム20b’との中間シール部Sbに対応する部分がシールされる。
【0039】
しかる後、ハの字に配置されたヒートシールバーHS4,HS4によってシールされた領域が、そのシールされた領域の伸張方向に沿って二分するように切断されることで、上述のサンドイッチ用包装材1が完成する。
【0040】
以上のように、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1の製造方法によれば、両端部に折返部30a,30bの形成された内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’に重ね合わせるように供給するようにしているので、内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’上に供給するに際し、内装フィルム3が不用意に折れ曲がることがなく、安定した供給が可能となり、不良品の発生を抑えてサンドイッチ用包装材1を製造することができる。
【0041】
また、切断前の第三長尺フィルム3’の端部を折り返し、該第三長尺フィルム3’の短手方向の両端部に折返部30a,30bを形成した上で該第三長尺フィルム3’を切断して内装フィルム3を作製し、その内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’上に積層するようにしたので、一連の工程内で剛性の高まった内装フィルム3を作製した上で供給することができ、連続的にサンドイッチ用包装材1を製造することができる。
【0042】
特に、折返部30a,30bと該折返部30a,30bと対向する領域とをシールするようにしたので、内装フィルム3の剛性をより高めることができ、内装フィルム3を適正且つ安定して供給することができる。
【0043】
また、内装フィルム3に切断方向を持たせるようにしたので、外装フィルム20aに切断方向性のない樹脂フィルムを採用しても、開封時に外装フィルム20aを内装フィルム3の切断方向に沿って切断することができる。また、内装フィルム3の切断方向に沿ってシールラインSL1,SL2,SL3を形成するようにしたので、万一、外装フィルム20aが不特定な方向に裂けようとしても、剛性の高まったシールラインSL1,SL2,SL3を超えて裂けることがなく、外装フィルム20aを円滑に切断して(切り裂いて)開封することができる。
【0044】
次に、本発明の第二実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一又は相当する構成については、同一名称及び同一符号を付すこととし、相違する点についてのみ詳細に説明することとする。
【0045】
本実施形態にかかる製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材1は、第一実施形態と同様に、側面視略直角三角形状をなすサンドイッチを包装するもので、図4(a)及び(b)に示す如く、重ね合わされた二枚の外装フィルム20a,20bの一端側同士、及び両側端部同士が接続された袋本体2と、並列に形成された複数本のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aに貼着された枚葉状の内装フィルム3とを備えている。
【0046】
本実施形態に係る袋本体2は、第一実施形態と同様に、重ね合わされた二枚の外装フィルム20a,20bの一端側同士及び両側端同士が接続されたものであり、各外装フィルム20a,20bには、自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルムが採用されている。
【0047】
前記内装フィルム3は、袋本体2を構成する二枚の外装フィルム20a,20bと同様に、自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルムが採用されている。該内装フィルム3は、第一実施形態と同様、平面視略長方形状に形成されており、長手方向の両端部が折り返されて折返部30a,30bが形成されている。そして、該内装フィルム3は、長手方向が台形状を呈する外装フィルム20aの上下方向と一致するように一方の外装フィルム20aに重ね合わされた状態で、該内装フィルム3の短手方向に間隔をおいて並列に形成された複数本(本実施形態においては三本)のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aに貼着されている。
【0048】
該内装フィルム3は、三本のシールラインSL1,SL2,SL3間に貫通した線状の切り込み(切断による切り込み、或いは、焼き切りによる切り込み)33,33が設けられている。該線状の切り込み33,33は、開封把持片22を画定する外装フィルム20a及び内装フィルム3に設けられた切り込み21の始点及び終点に対応する位置を起点にして外装フィルム20aの他端側に延びるように直線状に形成されている。なお、本実施形態においても、内装フィルム3は、長手方向の一端部(一方の折返部30a)が袋本体2の中間シール部Sbを越えて上辺シール部Sa側に位置するように設けられている。
【0049】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、以上の構成からなり、次に、サンドイッチの包装と該サンドイッチ用包装材1の開封について説明する。該サンドイッチ用包装材1でサンドイッチを包装するには、図5(a)に示す如く、第一実施形態と同様に、袋本体2の他端側開口からサンドイッチを収容した上で、袋本体2(外装フィルム20a)の他端部側を折り畳むことで完了する。
【0050】
他方、サンドイッチ用包装材1を開封するには、図5(b)に示す如く、開封把持片22を把持した上で、該開封把持片22を袋本体2の他端側に引っ張る。そうすると、開封把持片22を形成する切り込み21の始点及び終点が一方の外装フィルム20a及び内装フィルム3の切断起点となって裂け始めることになる。そうすると、一方の外装フィルム20aは、中間シール部Sbを越えてシールラインSL1,SL2,SL3間で他端側(底辺側)に切断される(裂ける)ことになる。本実施形態においては、開封把持片22を画定する切り込み21の始点及び終点に対応するように、内装フィルム3に直線状の切り込み33,33を設けているので、上述の如く、外装フィルム20aが裂け始めると、内装フィルム3の切り込み33,33に沿うように裂けることになる。
【0051】
そして、開封把持片22に対する引っ張りが均一でない場合等において、外装フィルム20aが内装フィルム3に設けた直線状の切り込み33(一方向)からずれるように裂け始めたとしても、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3の存在で、外装フィルム20aがシールラインSL1,SL2,SL3を越えて裂けてしまうことが防止される。すなわち、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3は、他の部分よりも剛性があるため、外装フィルム20a等が不特定な方向に裂けようとしても、剛性のあるシールラインSL1,SL2,SL3によって不特定な方向への切り裂き(切断)の続行が阻止され、結果としてシールラインSL1,SL2,SL3に沿って裂けることになり、安定した開封が行われる。
【0052】
上記構成のサンドイッチ用包装材1は、図6に示す如く、内装フィルム形成工程において、第三長尺フィルム3’又は切断後の内装フィルム3に直線状の切り込み33,33を入れた上で、第一実施形態と同様、内装フィルム供給工程、シールライン形成工程、フィルム積層工程、包装材形成工程を経て製造される。従って、本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0053】
次に、本発明の第三実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一又は相当する構成については、同一名称及び同一符号を付すこととし、相違する点についてのみ詳細に説明することとする。
【0054】
本実施形態にかかる製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材1は、図7(a)及び(b)に示す如く、第一及び第二実施形態と同様に、袋本体2と、内装フィルム3とを備えている。
【0055】
本実施形態に係る袋本体2は、本実施形態に係る袋本体2は、二枚の外装フィルム20a,20bに自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性の有する樹脂フィルムが採用され、一方の外装フィルム20aに切断補助線23,23が設けられている。
【0056】
かかる切断補助線23,23には、ミシン目やハーフカット等を採用することができ、本実施形態においては、一般的なミシン目が採用されている。該切断補助線23,23は、内装フィルム3を貼着するシールラインSL1,SL2上に形成されている。なお、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、第一及び第二実施形態と異なり、二本のシールラインSL1,SL2を介して一方の外装フィルム20aに内装フィルム3が貼着されている。そのため、切断補助線23,23についても、シールラインSL1,SL2に対応して、内装フィルム3の短手方向に間隔をおいて二本形成されている。
【0057】
内装フィルム3は、袋本体2を構成する二枚の外装フィルム20a,20bと同様に、自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性の有する樹脂フィルムが採用されている。前記内装フィルム3は、第一実施形態と同様、平面視略長方形状に形成されており、長手方向の両端部が折り返されて折返部30a,30bが形成されている。そして、該内装フィルム3は、長手方向が台形状を呈する外装フィルム20aの上下方向と一致するように一方の外装フィルム20aに重ね合わされた状態で、内装フィルム3の短手方向に間隔をおいて並列に形成された二本のシールラインSL1,SL2を介して一方の外装フィルム20aに貼着されている。
【0058】
該内装フィルム3は、袋本体2(外装フィルム20a)に形成された切断補助線23,23に対してずれた位置であって、二本のシールラインSL1,SL2の形成される領域内に貫通した線状の切り込み33’、33’(切断による切り込み、或いは、焼き切りによる切り込み)が設けられている。なお、該線状の切り込み33’、33’は、第二実施形態と同様に、開封把持片22を画定する外装フィルム20a及び内装フィルム3に設けられた切り込み21の始点及び終点に対応する位置を起点にして外装フィルム20aの他端側に延びるように直線状に形成されている。なお、本実施形態においても、内装フィルム3は、長手方向の一端部が袋本体2の中間シール部Sbを越えて上辺シール部Sa側に位置するように設けられている。
【0059】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、以上の構成からなり、次に、サンドイッチの包装と該サンドイッチ用包装材1の開封について説明する。該サンドイッチ用包装材1でサンドイッチを包装するには、図8(a)に示す如く、第一実施形態と同様に、袋本体2の他端側開口からサンドイッチを収容した上で、袋本体2(外装フィルム20a)の他端部側を折り畳むことで完了する。
【0060】
該サンドイッチ用包装材1は、上述の如く、一方の外装フィルム20aにミシン目等の切断補助線23,23を設けるとともに、内装フィルム3に貫通した線状の切り込みが設けられているが、切断補助線23,23及び切り込み33’,33’が互いにずれた位置に設けられるとともに、何れもがシールラインSL1,SL2上に位置するように設けられているので、切断補助線23,23や切り込み33’,33’を介して湿気等が入り込むことがなく、良好な状態でサンドイッチを包装することができる。
【0061】
他方、サンドイッチ用包装材1を開封するには、図8(b)に示す如く、開封把持片22を把持した上で、該開封把持片22を袋本体2の他端側に引っ張る。そうすると、開封把持片22を形成する切り込み21の始点及び終点が一方の外装フィルム20a及び内装フィルム3の切断起点となって裂け始める。本実施形態においては、開封把持片22を画定する切り込み21の始点及び終点に対応するように、内装フィルム3に直線状の切り込み33’,33’を設けているので、上述の如く、外装フィルム20aが裂け始めると、外装フィルム20a内装フィルム3の切り込み33’,33’に沿うように裂けることになる。
【0062】
そして、開封把持片22に対する引っ張りが均一でない場合等において、外装フィルム20aが内装フィルム3に設けた直線状の切り込み33’,33’(一方向)からずれるように裂け始めたとしても、切断補助線23,23よりも外側で内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2の存在で、外装フィルム20aがシールラインSL1,SL2を越えて裂けてしまうことが防止される。すなわち、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2上に切断補助線23,23を設けているため、当該切断補助線23,23での切断は比較的容易であるが、その切断補助線23,23よりも外側は、外装フィルム20aと内装フィルム3とのシールによって他の部分よりも剛性があるため、外装フィルム20a等が不特定な方向に裂けようとしても、剛性のあるシールラインSL1,SL2によって不特定な方向への切断(切り裂き)の続行が阻止され、結果としてシールラインSL1,SL2に沿って切断されることになり、安定した開封が行われる。
【0063】
上記構成のサンドイッチ用包装材1は、図9に示す如く、内装フィルム形成工程において、第三長尺フィルム3’又は切断後の内装フィルム3に直線状の切り込み33’,33’を入れるとともに、第一長尺フィルム20a’に切断補助線23,23を入れた上で、第一実施形態と同様、内装フィルム供給工程、シールライン形成工程、フィルム積層工程、包装材形成工程を経て製造される。従って、本実施形態においても、第一、及び第二実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0064】
次に、本発明の第四実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一又は相当する構成については、同一名称及び同一符号を付すこととし、相違する点についてのみ説明することとする。
【0065】
本実施形態にかかる製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材1は、第一実施形態と同様に、側面視略直角三角形状をなすサンドイッチを包装するもので、図10(a)及び(b)に示す如く、袋本体2と、内装フィルム3とを備えている。
【0066】
本実施形態に係る袋本体2は、二枚の外装フィルム20a,20bに自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルム、すなわち、二軸延伸処理された樹脂フィルムが採用されており、それ以外の基本的な構成が第一実施形態と同様のものである。
【0067】
内装フィルム3は、袋本体2を構成する二枚の外装フィルム20a,20bと同様に、自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルム、すなわち、二軸延伸処理された樹脂フィルムが採用されている。前記内装フィルム3は、第一実施形態と同様、平面視長方形状に形成されており、長手方向の両端部が折り返されて折返部30a,30bが形成されている。そして、該内装フィルム3は、長手方向が台形状を呈する外装フィルム20aの上下方向になるように、該内装フィルム3の短手方向に間隔をおいて並列に形成された複数本(本実施形態においては三本)のシールラインSL1,SL2,SL3を介して一方の外装フィルム20aに貼着されている。
【0068】
該内装フィルム3は、三本のシールラインSL1,SL2,SL3間に貫通した穴部35、35が形成されている。該穴部35,35は、シールラインSL1,SL2,SL3に沿うように、平面視長方形状を呈しており、型抜きや打ち抜き等によって形成される。該穴部35,35は、開封把持片22を画定する外装フィルム20a及び内装フィルム3に設けられた切り込み21の始点及び終点に対応する位置から外装フィルム20aの他端側に延びるように形成されている。なお、本実施形態においても、内装フィルム3は、長手方向の一端部が袋本体2の中間シール部Sbを越えて上辺シール部Sa側に位置するように設けられている。
【0069】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、以上の構成からなり、次に、サンドイッチの包装と該サンドイッチ用包装材1の開封について説明する。該サンドイッチ用包装材1でサンドイッチを包装するには、図11(a)に示す如く、第一乃至第三実施形態と同様、袋本体2の他端側開口からサンドイッチを収容した上で、袋本体2(外装フィルム20a)の他端部側を折り畳むことで完了する。
【0070】
他方、サンドイッチ用包装材1を開封するには、図11(b)に示す如く、開封把持片22を把持した上で、該開封把持片22を袋本体2の他端側に引っ張る。そうすると、開封把持片22を形成する切り込み21の始点及び終点が一方の外装フィルム20a及び内装フィルム3の切断起点となって裂け始めることになる。そうすると、一方の外装フィルム20aは、中間シール部Sbを越えてシールラインSL1,SL2,SL3間で他端側(底辺側)に切断される(裂ける)ことになる。本実施形態においては、内装フィルム3のシールラインSL1,SL2,SL3間に穴部35,35を設けているので、上述の如く、外装フィルム20aが裂け始めると、外装フィルム20aのみが存在する部分が裂けることになることになる。
【0071】
そして、開封把持片22に対する引っ張りが均一でない場合等において、外装フィルム20aが想定した切断方向からずれるように裂け始めたとしても、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3の存在で、外装フィルム20aがシールラインSL1,SL2,SL3を越えて裂けてしまうことが防止される。すなわち、内装フィルム3と外装フィルム20aとを接続するシールラインSL1,SL2,SL3は、他の部分よりも剛性があるため、外装フィルム20a等が不特定な方向に裂けようとしても、剛性のあるシールラインSL1,SL2,SL3によって不特定な方向への切り裂きの続行が阻止され、結果としてシールラインSL1,SL2,SL3に沿って切断されることになり、安定した開封が行われる。
【0072】
上記構成のサンドイッチ用包装材1は、図12に示す如く、内装フィルム形成工程において、内装フィルム3に穴部35,35を形成した上で、第一実施形態と同様、内装フィルム供給工程、シールライン形成工程、フィルム積層工程、包装材形成工程を経て製造される。従って、本実施形態においても、第一実施形態と同様の作用及び効果を奏することができる。
【0073】
次に、本発明の第五実施形態について説明する。なお、第一実施形態と同一又は相当する構成については、同一名称及び同一符号を付すこととし、相違する点についてのみ詳細に説明することとする。
【0074】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、図13(a)及び(b)に示す如く、基本的な構成は第一実施形態と同様であり、袋本体2(外装フィルム20a,20b)に自己の特性による切断方向性がなく、且つ熱溶着性を有する樹脂フィルムが採用される一方、内装フィルム3には、自己の特性によって切断方向性を有する樹脂フィルムが採用されている。そして、二枚の外装フィルム20a,20b及び内フィルム3は第一実施形態と同様の態様で熱シールされ、サンドイッチ用包装材1を形成している。
【0075】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、第一乃至第四実施形態で説明した折返部30a,30bに代えて内フィルム3に補強用フィルム40,40が貼着されている。かかる補強用フィルム40,40は、当該サンドイッチ用包装材1を開封される際に切断される領域を躱すように設けられており、本実施形態においては、第一実施形態の折返部30a,30bと同様の配置になるように設けられている。すなわち、補強用フィルム40,40は、略長方形状をなす内装フィルム3の長手方向の両端部に貼着されている。本実施形態に係る補強用フィルム40、40は、帯状を呈し、長手方向を内装フィルム3の短手方向(製造時における内装フィルム3の供給方向に相当する方向)に合わせるようにして、内装フィルム3に対して短手方向の略全長に亘って貼着されている。
【0076】
本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1は、一方の補強用フィルム40が中間シール部Sbを越えて上端側に位置するとともに、他方の補強用フィルム40が下端側に位置し、第一実施形態と同様に、シールラインSL1,SL2,SL3を形成する領域(開封される領域)に剛性を高める補強用フィルム40,40が存在しないようになっている。
【0077】
上記構成のサンドイッチ包装材1は、上述の如く、外装フィルム20a,20b及び内装フィルム3が第一実施形態と同様のものが採用され、また同様の態様で熱シールされたものであるため、第一実施形態と同様の開封状態となる。
【0078】
上記構成のサンドイッチ用包装材1は、図14に示す如く、内装フィルム形成工程において、帯状の補強用フィルム40,40を内装フィルム3に貼着した上で、第一実施形態と同様、内装フィルム供給工程、シールライン形成工程、フィルム積層工程、包装材形成工程を経て製造される。
【0079】
ここで、内フィルム形成工程について具体的に説明すると、第三長尺フィルム3’を長手方向に搬送しつつ、該第三長尺フィルム3’の短手方向の両端部上に長尺テープ40’が供給される。すなわち、長尺テープ40’と第三長尺フィルム3’を同方向に搬送しつつ、二本の長尺テープ40’、40を第三長尺フィルム3’の両端部に重ね合わせる。そして、該長尺テープ40’を第三長尺フィルム3’に貼着する。なお、長尺テープ40’は、補強用フィルム40になるもの、すなわち、補強用フィルム40…の連続体で、ロール状に巻回されており、長手方向に引き出されることで供給される。
【0080】
本実施形態において、前記長尺テープ40’には熱溶融性を有するものを採用しているため、ヒートシールバーHS1で長尺テープ40’と第三長尺フィルム3’とを加熱溶着(熱シール)するようにしている(内装フィルム形成工程)。しかる後、第三長尺フィルム3’を所定長さに切断し、両端部に補強用フィルム40の貼着された内装フィルム3を形成する(内装フィルム形成工程)。本実施形態において、第三長尺フィルム3’は、長手方向と直交する短手方向(一方向)に切断方向性を有しており、上述の如く長手方向に所定長さで切断されることで、補強用フィルム40,40間で一方向の切断性を有する内装フィルム3が形成される(内装フィルム形成工程)。
【0081】
そして、第一長尺フィルム20a’上に、補強用フィルム40の貼着された内装フィルム3を供給(積層)する(内装フィルム供給工程)。本実施形態においても、第一長尺フィルム20a’の引き出し方向と第三長尺フィルム3’との引き出し方向(内装フィルム3の切り離し方向)とを一致させており、第三長尺フィルム3’を切断して形成された内装フィルム3は、補強用フィルム40が第一長尺フィルム20a’の短手方向の端部に沿うように、第一長尺フィルム20a’に積層される。上述の如く、内装フィルム3は、両端部に補強用フィルム40,40が貼着されることによって剛性が高まっているため、自在な変形が抑制され、不用意に折れ曲がることなく第一長尺フィルム30a’上に適正な状態で安定して供給される。
【0082】
しかる後、第一実施形態と同様に、シールライン形成工程、フィルム積層工程、包装材形成工程を経てサンドイッチ用包装材1が完成する。
【0083】
以上のように、本実施形態に係るサンドイッチ用包装材1の製造方法によれば、前記内装フィルム供給工程は、一方の面に内装フィルム3の供給方向に延びる補強用フィルム40が貼着された内装フィルム3を第一長尺フィルム20’に重ね合わせるように供給するようにしているので、第一乃至第四実施形態と同様に、内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’上に供給するに際し、内装フィルム3が不用意に折れ曲がることがなく、安定した供給が可能となり、不良品の発生を抑えてサンドイッチ用包装材1を製造することができる。
【0084】
また、第一実施形態と同様に、内装フィルム3に切断方向を持たせるようにしたので、外装フィルム20aに切断方向性のない樹脂フィルムを採用しても、開封時に外装フィルム20aを内装フィルム3の切断方向に沿って切断することができる。さらに、内装フィルム3の切断方向に沿ってシールラインSL1,SL2,SL3を形成するようにしたので、万一、外装フィルム20aが不特定な方向に裂けようとしても、剛性の高まったシールラインSL1,SL2,SL3を超えて裂けることがなく、外装フィルム20aを円滑に切断して(切り裂いて)開封することができる。
【0085】
尚、本発明のサンドイッチ用包装材の製造方法は、上記何れの実施形態にも限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0086】
上記第一乃至第四実施形態において、サンドイッチ用包装材1の製造工程内で両端部に折返部30a,30bの形成された内装フィルム3を作製するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、折返部30a,30bの形成された枚葉状の内装フィルム3を予め(別途)作製しておき、サンドイッチ用包装材1を製造するに際して、第一長尺フィルム20a’上にかかる内装フィルム3を重ね合わせるようにして供給するようにしてもよい。
【0087】
また、第五実施形態においては、サンドイッチ用包装材1の製造工程内で両端部に補強用フィルム40,40の貼着された内装フィルム3を作製するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、補強用フィルム40の貼着された枚葉状の内装フィルム3を予め(別途)作製しておき、サンドイッチ用包装材1を製造するに際して、第一長尺フィルム20a’上にかかる内装フィルム3を重ね合わせるようにして供給するようにしてもよい。
【0088】
上記第一乃至第四実施形態において、枚葉状の内装フィルム3を作製するに当り、第三長尺フィルム3’の端部を折り返して折返部30a,30bを形成した後に、該第三長尺フィルム3’を切断して枚葉状の内装フィルム3を作製するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、第三長尺フィルム3’を所定長さに切断して枚葉状のフィルムを作製した後、該枚葉状のフィルムの端部を折り返して折返部30a,30bを形成して内装フィルム3にするようにしてもよい。また、内装フィルム3の折返部30a,30bは、外装フィルム20a,20bに重ね合わせた状態で、一方の外装フィルム20a側に位置してもよいし、他方の外装フィルム20b側に位置してもよい。すなわち、折返部30a,30bを形成するのは、内装フィルム3の剛性を高めて該内装フィルム3を安定且つ適正に供給するためであるので、特に折返部30a,30bの向きは限定されるものではない。
【0089】
また、第五実施形態においては、枚葉状の内装フィルム3を作製するに当り、第三長尺フィルム3’の端部に長尺テープ40’を貼着した後、該第三長尺フィルム3’を切断して枚葉状の内装フィルム3を作製するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、第三長尺フィルム3’を所定長さに切断して枚葉状のフィルムを作製した後、該枚葉状のフィルムの端部に帯状の補強用フィルム40,40を貼着して内装フィルム3にするようにしてもよい。また、内装フィルム3の補強用フィルム40は、外装フィルム20a,20bに重ね合わせた状態で、一方の外装フィルム20a側に位置してもよいし、他方の外装フィルム20b側に位置してもよい。すなわち、補強用フィルム40を貼着するのは、第一乃至第四実施形態の折返部30a,30bと同様に、内装フィルム3の剛性を高めて該内装フィルム3を安定且つ適正に供給するためであるので、特に補強用フィルム40,40の向きは限定されるものではない。
【0090】
上記第一乃至第四実施形態において、内装フィルム3の折返部30a,30bとそれに対向する領域とを全体的に(全領域を)シールするようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、内装フィルム3の端部を単に折り返して折返部30a,30bとするようにしてもよい。このようにしても、折返部30a,30bの形成に伴って形成される折曲稜線によって剛性が高まるので、内装フィルム3を円滑且つ適正に供給することができる。但し、折返部30a,30bの起き上がりを確実に防止するには、上記実施形態と同様に対向する領域同士をシールすることが好ましい。また、このように対向する領域をシールする場合、対向する領域の全領域を貼着する形態に限定されるものではなく、例えば、対向する領域の一部同士を貼着するようにしても勿論よい。
【0091】
上記第一乃至第四実施形態において、内装フィルム3の折返部30a,30bが外装フィルム20aの上辺及び底辺に沿った態様(折返部30a,30bによる曲げ稜線がシールラインSL1,SL2,SL3と直交する態様)になるよう、内装フィルム3を供給するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、折返部30a,30bがシールラインSL1,SL2,SL3と並列になるように、内装フィルム3を第一長尺フィルム20a’上に積層して供給するようにしてもよい。すなわち、内装フィルム3を適正且つ安定して供給するといった観点においては、折返部30a,30bを形成して内装フィルム3の剛性を高めることにより目的を達成することができるので、開封時に外装フィルム20aの切断(切り裂き)を折返部30a,30bが邪魔することのないことを前提に、外装フィルム20aに対する内装フィルム3の配置は適宜変更可能である。
【0092】
上記第一乃至第四実施形態において、内装フィルム3の両端側(長手方向の両端側)に折返部30a,30bを形成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、内装フィルム3の一端側に折返部30a,30bを形成するようにしてもよい。このように一端部に折返部30a,30bを形成しても内装フィルム3の剛性を高めることができ、適正且つ安定した供給が実現される。但し、上記実施形態のように、内装フィルム3の両端部に折返部30a,30bを設ければ、内装フィルム3の剛性がいっそう高まるので、両端側に折返部30a,30bを設けることが好ましいことは言うまでもない。
【0093】
また、第五実施形態において、内装フィルム3の両端側(長手方向の両端側)に補強用フィルム40,40を貼着するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、内装フィルム3の一端部、又は端部以外の部分の一カ所で当該内装フィルム3の短手方向に延びるように帯状の補強用フィルム40を貼着してもよい。このようにしても、内装フィルム3の剛性を高めることができ、適正且つ安定した供給が実現される。そして、上記第五実施形態において、補強用フィルム40を内装フィルム3の供給方向に延びるように設ける(供給する)ようにしたが、例えば、補強用フィルム40(長尺テープ40’)を内装フィルム3(第一長尺フィルム30’)の供給方向と交差する方向に延びるように設ける(供給する)ようにしてもよい。すなわち、内装フィルム3の切断方向に沿うように補強用フィルム40を供給するようにしてもよい。この場合においても、補強用フィルム40は一カ所以上に設ければよい。但し、内装フィルム3の剛性を高めるには、補強用フィルム40を二カ所以上に設けることが好ましく、また、補強用フィルム40は、外装フィルム20a及び内装フィルム3の切断(サンドイッチ用包装材1の開封)を阻害することのない配置にすることが好ましいことは言うまでもない。
【0094】
上記第一乃至第五実施形態の包装材形成工程において、シールラインSL1,SL2,SL3を介して内装フィルム3の貼着された第一長尺フィルム20a’と第二長尺フィルム20b’とを重ね合わせた状態で、ヒートシールバーHS2,HS2,HS3,HS3によって上辺シール部Sa、中間シール部Sb、及び側辺シール部Scに対応する部分をシールした後に、断面略台形状に切断してサンドイッチ用包装材を作成するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、重ね合わされた第一及び第二長尺フィルム20bの上辺シール部Sa及び両側辺シール部Scに対応する部分を溶断し、その溶断後、又は、溶断前にヒートシールバーHS2で中間シール部Sbに対応する部分をシールするようにしてもよい。すなわち、二枚の外装フィルム20a,20bの一端側、及び両側端に対応する部分を溶断してシールと同時に切断するようにしてもよい。
【0095】
上記第一乃至第五実施形態において、二枚の外装フィルム20a,20bの一端側のシールとして、上辺シール部Saと中間シール部Sbを形成するようにしたが、外装フィルム20a,20bの一端側のシールは、中間シール部Sbのみであってもよい。すなわち、開封把持片22を形成するための切り込み21を設けても、該切り込み21とサンドイッチを収容する内部領域とが連通しないように、切り込み21の形成される領域と、サンドイッチを収容する領域とを区画するようにシールすればよい。
【0096】
上記第一及び第五実施形態において、第三長尺フィルム3’に切断方向性のある樹脂フィルムを採用するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、第二乃至第四実施形態のように、第三長尺フィルム3’についても切断方向性のないものを採用するようにしてもよい。このようにしても、シールラインSL1,SL2,SL3間で外装フィルム20aを切断して開封するため、切断方向が不特定な方向に向こうとしてもシールラインSL1,SL2,SL3の存在で矯正することができ、該シールラインSL1,SL2,SL3に沿って開封することができる。他方、第二乃至第四実施形態においては、第一乃至第三長尺フィルム20a’,20b’,3’のそれぞれに切断方向性のある樹脂フィルムを採用するようにしても勿論よい。但し、切断方向性のある樹脂フィルムを採用する場合(熱溶着性のないフィルムを採用する場合)には、シールする部分に感熱性接着剤をパートコートした上でシールすることが必要である。
【0097】
上記第一、第三、第四、及び第五実施形態において、一方の外装フィルム20aと内装フィルム3とを三本のシールラインSL1,SL2,SL3を介して貼着し、第二実施形態において、一方の外装フィルム20aと内装フィルム3とを二本のシールラインSL1,SL2を介して貼着するようにしたが、これに限定されるものではなく、一方の外装フィルム20aと内装フィルム3とは、複数(少なくとも二本)のシールラインSL1,SL2を介して貼着されればよく、該シールラインSL1,SL2,SL3間で外装フィルム20aを切断(切除)できる構成であればよい。
【0098】
また、上記第一乃至第五実施形態において、開封される一方の外装フィルム20aに対して内装フィルム3を貼着して積層状態にする一方で、他方の外装フィルム20cを単層にするようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば一方の外装フィルム20aに内装フィルム3を貼着するとともに、他方の外装フィルム20bにサンドイッチの具を保護するための透明な保護フィルムを貼着するようにしてもよい。
【0099】
上記第二及び第四実施形態において、外装フィルム20a,20b及び内装フィルム3に自己の特性による切断方向性のないものを採用し、内装フィルム3にのみ切り込み33’,33’や穴部35,35を設けるようにしたが、例えば、この種の形態においては、例えば、内装フィルム3の切り込み33’や穴部35に対応するように、一方の外装フィルム20aに切断補助線を設けるようにしても勿論よい。但し、サンドイッチ用包装材1内への湿気の流入等を考慮すると、切断補助線には非貫通状態のハーフカット等を採用することが好ましい。
【0100】
上記第五実施形態において、補強用フィルム40を外装フィルム20aに対して熱シールすることで貼着するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、接着剤を介して補強用フィルム40を貼着するようにしてもよいし、補強用フィルム40に粘着テープ又は接着テープを採用し、その粘着剤又は接着剤によって貼着するようにしてもよい。すなわち、外装フィルム20aに対して補強用フィルム40を貼着する手段は種々のものを採用することができる。
【0101】
上記第五実施形態において、枚葉状の内装フィルム3を作製するに当り、第三長尺フィルム3’の端部に別個に用意した長尺テープ40’を貼着するようにしたが、これに限定されるものではなく、例えば、第三長尺フィルム3’の端部を長手方向(第三長尺フィルム3’の搬送方向)に切断することで帯状のフィルムを作製し、該帯状のフィルムを長尺テープ3’として第三長尺フィルム3’の残りの部分の端部に貼着するようにしてもよい。すなわち、単一な第三長尺フィルム3’に対し、第三長尺フィルム3’の搬送方向と直交する方向において、該第三長尺フィルム3’の両端部を長尺テープ40’(補強用フィルム40)となる領域に設定するとともに、残りの部分を第五実施形態の第三長尺フィルム3’(内装フィルム3)となる領域に設定し、各領域が分断されるように第三長尺フィルム3’を長手方向に切断した上で、長尺テープ40’となる領域を内装フィルム3となる領域の端部に貼着するようにしてもよい。この場合、長尺テープ40’となる領域を切断線を基準にして反転させて第三長尺フィルム3’に重ね合わせて貼着するようにしてもよいし、帯状のフィルムを第三長尺フィルム3’の長手方向と直交する方向にスライドさせて第三長尺フィルム3’に重ね合わせて貼着するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0102】
【図1】本発明の第一実施形態に係る製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図2】第一実施形態に係るサンドイッチ用包装材による包装状態と開封状態とを説明するための説明図であって、(a)は、包装状態の斜視図を示し、(b)は、開封状態の斜視図を示す。
【図3】第一実施形態に係る製造方法の説明図を示す。
【図4】本発明の第二実施形態に係る製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図5】第二実施形態に係るサンドイッチ用包装材による包装状態と開封状態とを説明するための説明図であって、(a)は、包装状態の斜視図を示し、(b)は、開封状態の斜視図を示す。
【図6】第二実施形態に係る製造方法の説明図を示す。
【図7】本発明の第三実施形態に係る製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図8】第三実施形態に係るサンドイッチ用包装材による包装状態と開封状態とを説明するための説明図であって、(a)は、包装状態の斜視図を示し、(b)は、開封状態の斜視図を示す。
【図9】第三実施形態に係る製造方法の説明図を示す。
【図10】本発明の第四実施形態に係る製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図11】第四実施形態に係るサンドイッチ用包装材による包装状態と開封状態とを説明するための説明図であって、(a)は、包装状態の斜視図を示し、(b)は、開封状態の斜視図を示す。
【図12】第四実施形態に係る製造方法の説明図を示す。
【図13】本発明の第五実施形態に係る製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図14】第五実施形態に係る製造方法の説明図を示す。
【図15】従来の製造方法によって製造されるサンドイッチ用包装材の説明図であって、(a)は、サンドイッチ用包装材の正面図を示し、(b)は、サンドイッチ用方法材の縦断面図を示す。
【図16】従来の製造方法の説明図を示す。
【符号の説明】
【0103】
1…サンドイッチ用包装材、2…袋本体、3…内装フィルム、3’…第三長尺フィルム、20a,20b…外装フィルム、20a’…第一長尺フィルム、20b’…第二長尺フィルム、22…開封把持片、23…切断補助線、30a,30b…折返部、35…穴部、40…補強用フィルム、40’…長尺テープ、C…型刃、HS1,HS2,HS3,HS4…ヒートシールバー、Sa…上辺シール部、Sb…中間シール部、Sc,Sc…側辺シール部、SL1,SL2,SL3…シールライン
【出願人】 【識別番号】506293177
【氏名又は名称】信和産業株式会社
【出願日】 平成18年11月15日(2006.11.15)
【代理人】 【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇


【公開番号】 特開2008−100488(P2008−100488A)
【公開日】 平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願番号】 特願2006−308625(P2006−308625)