トップ :: B 処理操作 運輸 :: B31 紙製品の製造;紙の加工

【発明の名称】 包装体
【発明者】 【氏名】アート マリン

【氏名】スタンリー ピロトロースキ

【氏名】マイケル マクマホン

【要約】 【課題】成形充填融着機械により製造される包装体の製造工程の間にジッパにスライダ取付けを可能とした包装体を提供すること。

【解決手段】包装体を形成するフィルム材料22の長手の両縁部をフィン状にするように案内しながらフィルム材料22を長手方向に前進させつつ管に成形する。ジッパ38をフィンに隣接させて配置された第1のガイド50によりフィンの中に給送され、ジッパ38のフランジ部が第2のガイド54の両側に沿って給送される。フランジ部が第2のガイド54に対してフィンの対向した側面に融着される。係合部材が包装体の長さに相当する間隔を以て互いに押圧され、押圧された部分において隣接する各対の間にスライダが係合部材に取付けられる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
再閉鎖可能な包装体を形成する方法において、
包装体を形成するフィルム材料の長手の両縁部をフィン状にするように案内しながら前記フィルム材料を長手方向に前進させつつ管に成形する工程と、
互いに係合する係合部材と該係合部材に取着されたフランジ部とを有した第1と第2の輪郭部材を含むジッパを前記フィンの中に給送する工程と、
前記第1と第2の輪郭部材の外表面を前記フィンに隣接させて配置された第1のガイド部材内に捕捉することにより、前記ジッパを前記フィンに対して所定位置に案内する工程とを含んで成る再閉鎖可能な包装体を形成する方法。
【請求項2】
更に、前記係合部材が前記第1のガイド部材内に配置されている間に前記フランジ部を前記フィン内に配置された第2のガイド部材の両側に沿って給送する工程を含んで成る請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記係合部材が前記第1のガイド部材内に捕捉されている間に前記フランジ部の各々の一部を前記フィンの隣接する側面に融着する工程を含んで成る請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の輪郭部材に取着されているフランジ部が、前記第2の輪郭部材に取着されているフランジ部よりも長くなっており、
更に、前記第1の輪郭部材のフランジ部において前記第2の輪郭部材のフランジ部を越えて延設された部分を前記第2の輪郭部材に隣接するフィンの側面に剥離可能に融着する工程を含んで成る請求項3に記載の方法。
【請求項5】
更に、前記ジッパにスライダを取付ける工程を含んで成る請求項3に記載の方法。
【請求項6】
前記スライダは、前記ジッパが前記第1のガイド部材から退出した後に前記ジッパに取付けられる請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記ジッパが前記フィンに取付けられた後に前記係合部材を互いに押しつけジッパ沿いに包装体の長さに相当する間隔を以て被押圧部を形成する工程を含んで成る請求項3に記載の方法。
【請求項8】
更に、前記被押圧部を形成した後に、隣接する各対の被押圧部の間へスライダを前記ジッパに取付ける工程を含んで成る請求項7に記載の方法。
【請求項9】
更に、前記被押圧部を形成する前に、隣接する各対の被押圧部の間へスライダを前記ジッパに取付ける工程を含んで成る請求項7に記載の方法。
【請求項10】
更に、前記管を横断して前記被押圧部の各々を通るように横融着部を形成する工程を含んで成る請求項7に記載の方法。
【請求項11】
再閉鎖可能な包装体を形成するための成形、充填、融着装置において、
充填チューブと、
包装体を形成するフィルム材料から成る長手方向に移動するウェブと、
前記長手方向に移動するウェブを案内して前記充填チューブの周囲に配設されたフィルム材料より成る管へ成形し、かつ、前記フィルム材料の両縁部を案内してフィン状にする、前記充填チューブの上流側に配設された成形カラーと、
ジッパ供給手段と、互いに係合する係合部材と該係合部材に取着されたフランジ部とを有した第1と第2の輪郭部材を含むジッパを前記ジッパ供給手段から前記フィン内へ送るための送出手段と、
前記第1と第2の輪郭部材の外表面を捕捉する前記充填チューブに平行な面を有し前記フィンに隣接させて配置された第1のガイドとを具備する再閉鎖可能な包装体を形成するための成形、充填、融着装置。
【請求項12】
更に、前記フィン内において、前記第1のガイドの少なくとも一部と前記充填チューブとの間に配設された第2のガイド部材を具備し、
前記ジッパ送出手段が前記第2のガイド部材の側面に沿って前記フランジ部を送り出すようにした請求項11に記載の装置。
【請求項13】
更に、前記第2のガイド部材の両側面に配設された一対の第1の融着バーを具備し、前記融着バーの各々は、前記第1のガイドの少なくとも一部と同じ長さを有しており、かつ、前記第1の融着バーの各々は、前記輪郭部材の少なくとも一部が前記第1のガイド部材内に捕捉されている間に、前記フランジ部の各々において少なくとも前記フィンの側面に隣接する一部を融着するために前記第2のガイド部材の両側面の各々に対して閉じるように設けられている請求項12に記載の装置。
【請求項14】
前記第1の輪郭部材に取着されているフランジ部が、前記第2の輪郭部材に取着されているフランジ部よりも長くなっており、
更に、前記第1の輪郭部材のフランジ部において少なくとも前記第2の輪郭部材のフランジ部を越えて延設された部分を前記第2の輪郭部材に隣接するフィンの側面に剥離可能に融着するための一対の第2の融着バーを具備している請求項13に記載の装置。
【請求項15】
更に、前記第1のガイドの下流側の端部の下流に配設され前記ジッパにスライダを取付けるためのスライダ取付手段を具備する請求項13に記載の装置。
【請求項16】
前記ジッパが前記フィンに取付けられた後に前記係合部材を互いに押しつけて、前記ジッパに沿って、包装体の長さに相当する間隔を以て被押圧部を形成するための押圧手段を含んで成る請求項13に記載の装置。
【請求項17】
前記押圧手段の下流に配設され、前記係合部材が互いに押圧された後にスライダを前記ジッパに取付けるためのスライダ取付手段を具備する請求項16に記載の装置。
【請求項18】
前記充填チューブの下流側の端部の下流において前記フィルムチューブの両側に配設された一対の第3の融着バーを具備する請求項16に記載の装置。
【請求項19】
再閉鎖可能な包装体を形成するための成形、充填、融着装置において、
包装体を形成するフィルム材料の長手の両縁部をフィン状にするように案内しながら前記フィルム材料を長手方向に前進させつつ管に形成するための手段と、
互いに係合する係合部材と該係合部材に取着されたフランジ部とを有した第1と第2の輪郭部材を含むジッパを前記フィンの中に給送する手段と、
前記第1と第2の輪郭部材の外表面を前記フィンに隣接させて配置された第1のガイド部材内に捕捉することにより、前記ジッパを前記フィンに対して所定位置に案内する手段とを具備する再閉鎖可能な包装体を形成するための成形、充填、融着装置。
【請求項20】
更に、前記係合部材が前記第1のガイド部材内に捕捉されている間に前記フランジ部を前記フィン内に配置された第2のガイド部材の両側に沿って給送する手段を具備する請求項19に記載の装置。
【請求項21】
前記係合部材が前記第1のガイド部材内に配置されている間に前記フランジ部の各々の一部を前記フィンの隣接する側面に融着する手段を具備する請求項20に記載の装置。
【請求項22】
更に、前記ジッパにスライダを取付けるための手段を具備する請求項20に記載の装置。
【請求項23】
前記ジッパが前記フィンに取付けられた後に前記係合部材を互いに押しつけ前記ジッパに沿いに包装体の長さに相当する間隔を以て被押圧部を形成するための手段を具備する請求項20に記載の装置。
【請求項24】
再閉鎖可能な包装体において、
包装体を形成するフィルム材料の長手の両縁部をフィン状にするように案内しながら前記フィルム材料を長手方向に前進させつつ管に成形する工程と、
互いに係合する係合部材と該係合部材に取着されたフランジ部とを有した第1と第2の輪郭部材を含むジッパを前記フィンの中に給送する工程と、
前記第1と第2の輪郭部材の外表面を前記フィンに隣接させて配置された第1のガイド部材内に捕捉することにより、前記ジッパを前記フィンに対して所定位置に案内する工程とにより形成された再閉鎖可能な包装体。
【請求項25】
更に前記ジッパに取付けられたスライダを具備する請求項24に記載の包装体。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、再閉鎖可能なプラスチックバッグに関し、特にこうしたバッグを成形、充填、融着する装置および方法に関する。
【背景技術】
【0002】
米国特許第4709533号には、再閉鎖可能なプラスチックバッグを成形、充填、融着するための方法および装置が開示されており、成形充填融着(FFS)機械によりバッグのフィルム材料の両縁部がフィン状に結合され、前記フィンにジッパが融着される。この特許に開示された方法は比較的単純な構成の包装体の製造ではうまく作用するが、ジッパにスライダを取着する等の複雑な包装体や、内容物を保存するために気密シールが必要または望ましい場合には問題を生じる。
【0003】
【特許文献1】米国特許第4709533号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、成形充填融着機械において再閉鎖可能な包装体を製造するための方法を改良して、包装体の製造工程の間にジッパにスライダ取付けを可能とすることを目的としている。本発明は、更に、包装体の製造工程の間にジッパの下側に剥離可能な融着部を形成可能とする方法を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明による再閉鎖可能な包装体を形成する方法では、包装体を形成するフィルム材料の長手の両縁部をフィン状にするように案内しながら前記フィルム材料を長手方向に前進させつつ管に成形する。互いに係合する係合部材と該係合部材に取着されたフランジ部とを有したジッパが、前記係合部材の外表面を前記フィンに隣接させて配置された第1のガイド部材内に捕捉することにより前記フィンの中に給送され、前記フランジ部が前記フィン内に配置された第2のガイド部材の両側に沿って給送される。前記フランジ部の各々の一部が前記第2のガイド部材に対して前記フィンの対向した側面に融着される。前フランジ部の一方は他方のフランジ部を越えて延設されている。前記フランジ部の延長部が、前記他方のフランジ部に隣接するフィンの側面に剥離可能に融着される。前記係合部材が包装体の長さに相当する間隔を以て互いに押圧され、押圧された部分において隣接する各対の間にスライダが前記係合部材に取付けられる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
図1を参照すると、本発明により製造された再閉鎖可能なプラスチックバッグ10(以下、単にバッグ10と記載する)が図示されている。バッグ10は本体部分12を含み、かつ、スライダ14により開閉するようにできるジッパを有している。バッグ10の内容物はフランジ部16により保護され、該フランジ部は剥離可能な融着部(peel seal)18によりバッグの壁面に接合されている。バッグ10を最初に開くと前記剥離可能な融着部が破れ、これによりバッグ10が既に開かれていることが証明される。
【0007】
バッグ10は、図2、3に示す立形FFS機械20により形成される。バッグのフィルム材料22がスプール24から成形カラー26の上に引き出される。成形カラー26は、平坦で水平に移動するフィルム材料を、該FFS機械の充填チューブ30の周囲に鉛直に設けられた管28に変形させる。管28の長手の縁部32、34を合わせてフィン36が形成される。ジッパ38がジッパスプール40から引き出されフィン36へ供給される。ジッパ38は第1と第2の輪郭部材42、44を具備している。前記輪郭部材は、互いに嵌合可能な係合部材と、取付フランジ部46、48とを有している。フランジ部46は、他方のフランジ部48よりも長くなっている。フランジ部46、48は、好ましくは前記輪郭部材に一体的に形成されたウェブより成り、フランジ部は輪郭部材の延長部分として輪郭部材に取着されている。前記延長部分は広範に適合性を有する材料より形成されており、前記輪郭部材を様々なバッグ形成フィルムで使用可能となっている。
【0008】
ジッパをフィルム材料に対して正しく位置決めするために、ジッパ38は第1のガイド50に供給される。第1のガイド50はFFS機械の充填チューブ26に対して平行に長手方向に延設されている。第1のガイド50は、前記充填チューブの上端から該充填チューブの長さの実質的部分に渡って延設されている。図5に示すように、第1のガイド50は溝52を有しており、嵌合状体にある第1と第2の輪郭部材42、44の外表面が前記溝内に捕らえられ、これにより、前記ジッパ38のフランジ部がフィン36内に固定される。
【0009】
第2のガイド54が、フィン36の間に前記充填チューブから半径方向外方へ延びている。第2のガイド54は、また、長手方向に延設された融着装置56、58と同等の長さを以て前記充填チューブの上端から下方に延設されている。融着装置56は半径方向に外側に配置されており、一対の融着バー56a、56bを有している。融着バー56a、56bは短い方のフランジ部48と実質的に同じ幅を有し、かつ、該フランジ部48に並ぶように配置されている。融着バー56a、56bが第2のガイド54に対して閉じることができるように、第2のガイド54は、フランジ部46、48の間に延設されるように配置されている。短い方のフランジ部48と、隣接するフィン32は融着バー56aと第2のガイド54の一側面との間に保持される。長い方のフランジ部46の外側の部分(つまり、前記ジッパ部材に近い部分)は、融着バー56bと第2のガイド54の他方の側面との間に保持される。その結果、熱と圧力とを伴って融着バー56a、56bが閉じると、フランジ部46、48は、フィン34、32の内面に夫々融着される。
【0010】
内側の融着装置58は一対の融着バー58a、58bを有している。融着バー58aは加熱され、融着バー58bは加熱されていない。融着バー58a、58bは第2のガイド54に形成された切欠部分において互いに接近動作して、両者間に長い方のフランジ部分46の先端部分(つまり、前記ジッパ部材から遠位の部分)が挟持される。その結果、融着バーが閉じると、フランジ部分46は、フィン32の内面に緩く固定される。これに関連して、上記融着を制御するために、剥離可能な融着部材料(peel seal material)をフィン32に取着されるフランジ部の表面に適用しても良い。
【0011】
融着装置56、58の下側にスライダ挿入装置60が配設されており、前記嵌合したジッパ部材にスライダ62が取付けられる。スライダ62を前記ジッパに保持するために、前記ジッパは押圧装置64により押圧され、輪郭部材を変形させてスライダが外れることを防止する。押圧装置64は、図3に示すようにスライダ挿入装置60の上流側、または、図4に示すようにスライダ挿入装置60の下流側、若しくは、図3において一点鎖線で示すようにジッパガイドの上流側に配設することができる。
【0012】
スライダがジッパに取付けられた後に、融着装置66により横融着部が管状のフィルム材料および押圧変形させた部分を横切って形成され、包装体の内容物が充填される。次の押圧変形された部分を横断させて次の横融着部を形成するようにして上記工程を繰り返すことにより、先の包装体の他方の側部が融着され、こうして充填、完成した包装体が管状のフィルム材料から切離されると同時に、次の包装体の一方の側部が融着される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明により製造された再閉鎖可能な包装体の略示断面図である。
【図2】本発明によるFFS機械の正面図である。
【図3】図2のFFS機械の側面図である。
【図4】他の実施形態によるFFS機械の部分側面図である。
【図5】図3において矢視線5−5に沿う断面図である。
【図6】図3において矢視線6−6に沿う断面図である。
【符号の説明】
【0014】
10 プラスチックバッグ
12 本体部分
14 スライダ
16 フランジ部
18 剥離可能な融着部
20 立形FFS機械
22 フィルム材料
26 成形カラー
28 管
30 充填チューブ
36 フィン
38 ジッパ
40 ジッパスプール
42 第1の輪郭部材
44 第2の輪郭部材
46 取付フランジ部
48 取付フランジ部
50 第1のガイド
52 溝
54 第2のガイド
【出願人】 【識別番号】591203428
【氏名又は名称】イリノイ トゥール ワークス インコーポレイティド
【出願日】 平成19年10月24日(2007.10.24)
【代理人】 【識別番号】100077517
【弁理士】
【氏名又は名称】石田 敬

【識別番号】100092624
【弁理士】
【氏名又は名称】鶴田 準一


【公開番号】 特開2008−74108(P2008−74108A)
【公開日】 平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願番号】 特願2007−276989(P2007−276989)