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プレス装置の安全装置 - 特開2008−30111 | j-tokkyo
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【発明の名称】 プレス装置の安全装置
【発明者】 【氏名】川上 雄弘

【要約】 【課題】下端に上型を有するラムを上下動自在にして上型と下型とが噛み合うことによりワークを加工するプレス装置において、その作業時に手指が上型と下型とに挟まれないようにする安全装置を簡単な構成で提供する。

【構成】アーム1の一端1Aを上側固定ベース7に軸支し、アーム1の中間位置1Cを引っ張りばね8でラム3の方向に押し上げるとともに、アーム1の他端1Bを前記一端1Aと反対方向に延出する保護板2に保護板位置調整具11を介して連結し、前記保護板2を引っ張りばね8で上型4および下型6から離れた位置に保持してあって、ラム3の下降時にラム3に設けた案内ピン9でアーム1を押し上げることによりアーム1の一端1Aを支点にしてアーム1を回動させて上型4と下型6の噛み合い前に保護板2が通過するようにしてプレス作業者の手を払うプレス装置の安全装置である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上側固定ベースにあるラムを上下動させてラムの下端の上型を下部固定ベース上の下型と噛み合い状態にするプレス型において、アームの一端を上側固定ベースに軸支して、アームの中間位置を引っ張りばねでラムの方向に押し上げるとともに、アームの他端を前記一端と反対方向に延出する保護板に保護板位置調整具を介して連結し、前記保護板を引っ張りばねで上型および下型から離れた位置に保持してあって、ラムの下降時にラムに設けた案内ピンでアームを押し下げることによりアームの一端を支点にしてアームを回動させて上型と下型との噛み合い前に保護板が通過するようにしたことを特徴とするプレス装置の安全装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、上型と下型とが噛み合うことによりワークを加工するプレス装置における安全装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、上型と下型とが噛み合うことによりワークを加工するプレス装置において、プレス作業者の手指などが上型と下型とに挟まって負傷することを防止する種々の手払い式プレス安全装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1では、手払い棒を取付板に連結して、手払い棒の回転支点をプレス機ラムの前方から側方に片寄せる手払い式プレス安全装置、特許文献2では、連結板と回動板にて手払杆の透明な手払保護板をシャッター作動させる手払い式プレス安全装置および特許文献3では、2つの払いアームを用いた手払い式プレス安全装置が提案されている。
【0004】
【特許文献1】 特開昭61−53160号公報
【特許文献2】 実開平3−14094号公報
【特許文献3】 実開平5−30876号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
手払い式プレス安全装置は安全性を確保する必要あるが、プレス装置自体に付属させるものであるので、簡単な構成の手払い式プレス安全装置が要求される。しかし、上記特許文献1乃至3の手払い式プレス安全装置は何れも型の交換などにも配慮してはいるものの依然として手払いを作動させる構成は簡単とは言い難く製作費も高い。
【0006】
そこで、本発明、上記問題点を解消してプレス装置における安全で作業性がよく安価な構造の安全装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明のプレス装置における安全装置は、上側固定ベースにあるラムを上下動させてラムの下端の上型を下部固定ベース上の下型と噛み合い状態にするプレス型において、アームの一端を上側固定ベースに軸支して、アームの中間位置を引っ張りばねでラムの方向に押し上げるとともに、アームの他端を前記一端と反対方向に延出する保護板に保護板位置調整具を介して連結し、前記保護板を引っ張りばねで上型および下型から離れた位置に保持してあって、ラムの下降時にラムに設けた案内ピンでアームを押し下げることによりアームの一端を支点にしてアームを回動させて上型と下型との噛み合い前に保護板が通過するようにしたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明のプレス装置における安全装置は、上側固定ベースにあるラムを上下動させてラムの下端の上型を下部固定ベース上の下型と噛み合い状態にするプレス型において、アームの一端を上側固定ベースに軸支して、アームの中間位置を引っ張りばねでラムの方向に押し上げるとともに、アームの他端を前記一端と反対方向に延出する保護板に保護板位置調整具を介して連結し、前記保護板を引っ張りばねで上型および下型から離れた位置に保持してあって、ラムの下降時にラムに設けた案内ピンでアームを押し下げることによりアームの一端を支点にしてアームを回動させて上型と下型との噛み合い前に保護板が通過するようにしているので、プレス作業が安全で、構造の簡単な安全装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
図面はプレス装置を簡略化してあり、この図面を参照して本発明の実施形態を以下、説明する。
【0010】
プレス装置の下部固定ベース6には下型5が配置されてあり、上側固定ベース7には下端に上型4を有するラム3が上下動自在に設けられており、前記ラム3が上下動して、上型4と下型5とが噛み合い状態にしてプレス作業行う。この場合、上型4はラム3の下方位置にある上型取り付け具3Aに取り付けられている。上型取り付け具3Aはストローク調整ネジ3Bを介してラム3の上方位置にあるラム本体3Cに取り付けられているので、上型4および下型5を交換した場合に、上型4の下降ストロークを長短自在に調整できるようになっている。
【0011】
アーム1はその−端1Aから延びる辺13が辺14で略L字状となって他端1Bに至る途中で辺14が辺15で逆L字状となる形状で構成してあり、辺13と辺15とは辺14に対して逆方向に延びている。
【0012】
上側固定ベース7には、回動軸12を有し、回動軸12にアーム1の一端1Aが取り付けられことにより、アーム1の一端1Aが上側固定ベース7に軸支されている。また、上側固定ベース7にはアーム1の中間位置1Cをラム3の方向に押し上げる引っ張りばね8が取り付けられている。
【0013】
前記ラム3(本実施形態ではラム本体3C)には案内ピン9が設けられており、案内ピン9はラム3の下降時にアーム1を押し下げることによりアーム1の一端1Aを支点にしてアーム1を回動させるとともに、前記引っ張りばね8にてアーム1がラム3の方向に押し上げられすぎないように阻止するストッパーとなっている。
【0014】
前記アーム1の他端1Bは保護板位置調整具11に固定されている。また、前記保護板位置調整具11にはアーム1の他端1Bとは別に保護板支持棒10が保護板位置調整具本体11Aに移動可能に設けられている。保護板位置調整具本体11Aに設けられた調整ネジ16は係止具17を保護板支持棒10に係止させて保護板支持棒10の移動を可能にしたり移動を阻止したりする。更に、保護板支持棒10にはアーム1の他端1Bと平行方向すなわち前記一端1Aと反対方向に延出しその先端に保護板2が設けられている。
【0015】
次に、本発明のプレス装置における安全装置の動作を以下、説明する。
【0016】
図1において、保護板2は引っ張りばね8で上型4および下型6から離れた位置に保持してあるので、プレス装置の上型4と下型5とが離間した状態でプレスされるワーク(図示せず)をプレス作業者の手で装着する。次に、図2においてラム3が下降するとラム3の下降と連動して案内ピン9がアーム1を押し下げてアーム1の一端1Aを支点にしてアーム1が回動することにより、上型4と下型6の噛み合い前に上型4と下型6の位置を保護板2が通過してプレス作業者の手(図示せず)を払う。
【0017】
ここで、例えば、上型4や下型5を交換して、上型4の下降ストロークが異なった場合、前記保護板位置調整具11の調整ネジ16をゆるめて係止具17による保護板支持棒10への係止を解除して保護板支持棒10の移動を調整することによりアーム1および保護板2との位置関係が調整できて、上型4と下型6の噛み合い前に適確に保護板2が通過してプレス作業者の手を払うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明のプレス装置における安全装置でプレス装置の上型と下型とが離間した状態の概略図である。
【図2】同上のプレス装置の上型と下型とが噛み合った状態の概略図である。
【図3】同上の保護板位置調整具の断面である。
【符号の説明】
【0019】
1 アーム
2 保護板
3 ラム
4 上型
5 下型
6 下部固定ベース
7 上部固定ベース
8 引っ張りばね
9 案内ピン
10 保護板支持棒
11 保護板位置調整具
【出願人】 【識別番号】506287497
【氏名又は名称】川上 雄弘
【出願日】 平成18年7月26日(2006.7.26)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−30111(P2008−30111A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−227155(P2006−227155)