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空缶分別減容装置 - 特開2008−18432 | j-tokkyo
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【発明の名称】 空缶分別減容装置
【発明者】 【氏名】山崎 恭介

【要約】 【課題】簡易構造で、コンパクトな装置構造にできて、安価に提供可能となる空缶分別減容装置を提供すること。

【構成】分別機構3は、磁石体31を内装したベルトコンベア装置部30を傾斜状態に設け、上方の空缶投入部1から移送始点位置30Aに落下したアルミ缶2Aは滑落し、移送始点位置30Aに落下したスチール缶2Bは磁石体31により吸磁停止し、ベルトコンベア装置部30で移送終点位置30Bに移送されて滑落する構成とし、缶潰し機構4は、ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aから滑落するアルミ缶2Aを支持して圧潰するアルミ缶受部40と、移送終点位置30Bから滑落するスチール缶2Bを支持して圧潰するスチール缶受部41とを設けて構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
空缶投入部を備え、この空缶投入部の下方に、空缶投入部から投入された空缶をアルミ缶とスチール缶とに分別する分別機構を備え、この分別機構の下方に、分別機構で分別されたアルミ缶とスチール缶とを扁平状に圧潰する缶潰し機構を備え、この缶潰し機構の下方に、缶潰し機構で圧潰されたアルミ缶とスチール缶が落下収納するアルミ缶収納部とスチール缶収納部を備えた空缶分別減容装置であって、前記分別機構は、前記空缶投入部の下方に、ベルトコンベア装置部を傾斜状態に設けて、このベルトコンベア装置部の移送始点位置に前記空缶投入部から投入された空缶が落下する構成とすると共に、この傾斜状態のベルトコンベア装置部から傾斜下方側へ空缶が滑落するように構成し、このベルトコンベア装置部には磁石体を内装して、移送始点位置に落下したアルミ缶は、この移送始点位置から滑落し、且つ移送始点位置に落下したスチール缶は、前記磁石体によりこの移送始点位置で吸磁停止し、この吸磁状態でベルトコンベア装置部により移送終点位置に移送されてこの移送終点位置から滑落する構成とし、前記缶潰し機構は、前記ベルトコンベア装置部の下方に、前記移送始点位置から滑落するアルミ缶を支持して扁平状に圧潰するアルミ缶受部と、前記移送終点位置から滑落するスチール缶を支持して扁平状に圧潰するスチール缶受部とを設けて構成し、このアルミ缶受部の下方に前記アルミ缶収納部を配置し、前記スチール缶受部の下方に前記スチール缶収納部を配置して、アルミ缶受部で圧潰されたアルミ缶がアルミ缶収納部へ落下収納し、スチール缶受部で圧潰されたスチール缶がスチール缶収納部へ落下収納する構成としたことを特徴とする空缶分別減容装置。
【請求項2】
前記缶潰し機構は、前記ベルトコンベア装置部の移送始点位置から滑落するアルミ缶を支持するアルミ缶受部と、前記移送終点位置から滑落するスチール缶を支持するスチール缶受部と、このアルミ缶受部とスチール缶受部とを往復移動する押圧移動体とを設けて、この往復移動する押圧移動体によりアルミ缶受部に支持されたアルミ缶とスチール缶受部に支持されたスチール缶が扁平状に圧潰される構成としたことを特徴とする請求項1記載の空缶分別減容装置。
【請求項3】
前記分別機構のベルトコンベア装置部は、前記移送始点位置から前記移送終点位置付近にまで前記磁石体を内装して、移送始点位置に落下したスチール缶は、前記磁石体によりこの移送始点位置で吸磁停止し、この吸磁状態でベルトコンベア装置部により移送終点位置へと移送されて磁石体の吸磁力の影響を受けない移送終点位置から前記缶潰し機構の前記スチール缶受部へ滑落する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置。
【請求項4】
前記空缶投入部から投入された空缶が前記ベルトコンベア装置部の前記移送始点位置に落下したことを検知する缶検知部を備え、この缶検知部の検知作動によりベルトコンベア装置部が作動すると共に前記缶潰し機構の前記押圧移動体が往復作動する構成としたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置。
【請求項5】
前記缶潰し機構は、ベース体上に、一対の圧壁を間隔を置いて立設し、この対設する圧壁間にこの圧壁間を往復移動する押圧移動体を設けて、一側の圧壁と押圧移動体との間の隙間を前記スチール缶受部とすると共に、他側の圧壁と押圧移動体との間の隙間を前記アルミ缶受部とし、このスチール缶受部で支持したスチール缶とアルミ缶受部で支持したアルミ缶とが押圧移動体の移動により前記各圧壁に圧し付けられて扁平状に圧潰される構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置。
【請求項6】
前記アルミ缶受部と前記スチール缶受部で、前記押圧移動体による圧潰処理が完了するまで前記アルミ缶と前記スチール缶を所定の高さ位置に支持する支持装置部を備えたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、空缶をスチール缶とアルミ缶とに自動分別すると共に、圧潰処理して収納する空缶分別減容装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、空缶をスチール缶とアルミ缶に自動分別して圧潰処理する空缶分別減容装置が実施されている。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これまでに実施されている空缶分別減容装置は、装置自体が大型であり、また、高価なために付加価値に見合わず、あまり普及していないという現状である。
【0004】
本発明は、簡易構造で、コンパクトな装置構造にできて、安価に提供可能となる空缶分別減容装置を提供することが技術的課題である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
添付図面を参照して本発明の要旨を説明する。
【0006】
空缶投入部1を備え、この空缶投入部1の下方に、空缶投入部1から投入された空缶2をアルミ缶2Aとスチール缶2Bとに分別する分別機構3を備え、この分別機構3の下方に、分別機構3で分別されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bとを扁平状に圧潰する缶潰し機構4を備え、この缶潰し機構4の下方に、缶潰し機構4で圧潰されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bが落下収納するアルミ缶収納部5とスチール缶収納部6を備えた空缶分別減容装置であって、前記分別機構3は、前記空缶投入部1の下方に、ベルトコンベア装置部30を傾斜状態に設けて、このベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aに前記空缶投入部1から投入された空缶2が落下する構成とすると共に、この傾斜状態のベルトコンベア装置部30から傾斜下方側へ空缶2が滑落するように構成し、このベルトコンベア装置部30には磁石体31を内装して、移送始点位置30Aに落下したアルミ缶2Aは、この移送始点位置30Aから滑落し、且つ移送始点位置30Aに落下したスチール缶2Bは、前記磁石体31によりこの移送始点位置30Aで吸磁停止し、この吸磁状態でベルトコンベア装置部30により移送終点位置30Bに移送されてこの移送終点位置30Bから滑落する構成とし、前記缶潰し機構4は、前記ベルトコンベア装置部30の下方に、前記移送始点位置30Aから滑落するアルミ缶2Aを支持して扁平状に圧潰するアルミ缶受部40と、前記移送終点位置30Bから滑落するスチール缶2Bを支持して扁平状に圧潰するスチール缶受部41とを設けて構成し、このアルミ缶受部40の下方に前記アルミ缶収納部5を配置し、前記スチール缶受部41の下方に前記スチール缶収納部6を配置して、アルミ缶受部40で圧潰されたアルミ缶2Aがアルミ缶収納部5へ落下収納し、スチール缶受部41で圧潰されたスチール缶2Bがスチール缶収納部6へ落下収納する構成としたことを特徴とする空缶分別減容装置に係るものである。
【0007】
また、前記缶潰し機構4は、前記ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aから滑落するアルミ缶2Aを支持するアルミ缶受部40と、前記移送終点位置30Bから滑落するスチール缶2Bを支持するスチール缶受部41と、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41とを往復移動する押圧移動体42とを設けて、この往復移動する押圧移動体42によりアルミ缶受部40に支持されたアルミ缶2Aとスチール缶受部41に支持されたスチール缶2Bが扁平状に圧潰される構成としたことを特徴とする請求項1記載の空缶分別減容装置に係るものである。
【0008】
また、前記分別機構3のベルトコンベア装置部30は、前記移送始点位置30Aから前記移送終点位置30B付近にまで前記磁石体31を内装して、移送始点位置30Aに落下したスチール缶2Bは、前記磁石体31によりこの移送始点位置30Aで吸磁停止し、この吸磁状態でベルトコンベア装置部30により移送終点位置30Bへと移送されて磁石体31の吸磁力の影響を受けない移送終点位置30Bから前記缶潰し機構4の前記スチール缶受部41へ滑落する構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置に係るものである。
【0009】
また、前記空缶投入部1から投入された空缶2が前記ベルトコンベア装置部30の前記移送始点位置30Aに落下したことを検知する缶検知部32を備え、この缶検知部32の検知作動によりベルトコンベア装置部30が作動すると共に前記缶潰し機構4の前記押圧移動体42が往復作動する構成としたことを特徴とする請求項2,3のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置に係るものである。
【0010】
また、前記缶潰し機構4は、ベース体43上に、一対の圧壁44・45を間隔を置いて立設し、この対設する圧壁44・45間にこの圧壁44・45間を往復移動する押圧移動体42を設けて、一側の圧壁44と押圧移動体42との間の隙間を前記スチール缶受部41とすると共に、他側の圧壁45と押圧移動体42との間の隙間を前記アルミ缶受部40とし、このスチール缶受部41で支持したスチール缶2Bとアルミ缶受部40で支持したアルミ缶2Aとが押圧移動体42の移動により前記各圧壁44・45に圧し付けられて扁平状に圧潰される構成としたことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置に係るものである。
【0011】
また、前記アルミ缶受部40と前記スチール缶受部41で、前記押圧移動体42による圧潰処理が完了するまで前記アルミ缶2Aと前記スチール缶2Bを所定の高さ位置に支持する支持装置部7を備えたことを特徴とする請求項2〜5のいずれか1項に記載の空缶分別減容装置に係るものである。
【発明の効果】
【0012】
本発明は上述のように構成したから、分別機構により空缶をアルミ缶とスチール缶とに分別し、この分別した空缶を缶潰し機構により圧潰処理して別々に収納して回収することができ、しかも、ベルトコンベア装置部と磁石体とを用いた簡易構造の分別機構を採用している上に、ベルトコンベア装置部を傾斜させて傾斜するこのベルトコンベア装置部からアルミ缶とスチール缶とが自重で下方の缶潰し機構へと滑落する構成を採用したため、この構成は簡易に且つ安価に設計実現可能な構成であり、このような簡易構造の分別機構を採用したが故に装置自体をコンパクトに設計することも容易に可能となるなど、極めて実用性に秀れた画期的な空缶分別減容装置となる。
【0013】
また、請求項2記載の発明においては、アルミ缶受部とスチール缶受部とを往復移動する押圧移動体によりアルミ缶受部で受けたアルミ缶と、スチール缶受部で受けたスチール缶とを圧潰処理する簡易構造の缶潰し機構を採用したため、一層簡易に且つ安価に設計実現可能な装置構成となり、装置自体をコンパクトに設計することも一層容易に可能となるなど、極めて実用性に秀れた空缶分別減容装置となる。
【0014】
また、請求項3記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する分別機構を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の空缶分別減容装置となる。
【0015】
また、請求項4記載の発明においては、空缶投入部から空缶が投入された際にのみ分別・圧潰作動を行うので、無駄に電力等を消費することのない極めて実用性に秀れた空缶分別減容装置となる。
【0016】
また、請求項5記載の発明においては、前記作用・効果を確実に発揮する缶潰し機構を簡易構成にして容易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の空缶分別減容装置となる。
【0017】
また、請求項6記載の発明においては、缶潰し機構により空缶が確実に扁平状態に圧潰される構成を簡易に設計実現可能となる一層実用性に秀れた構成の空缶分別減容装置となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
好適と考える本発明の実施形態(発明をどのように実施するか)を、図面に基づいて本発明の作用を示して簡単に説明する。
【0019】
空缶投入部1から空缶2を投入すると、下方の分別機構3のベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aに空缶2が落下する。
【0020】
投入された空缶2がアルミ缶2Aの場合、傾斜しているベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aから傾斜下方側へと自重で滑落し、ベルトコンベア装置部30下方の缶潰し機構4のアルミ缶受部40へと落下して支持され、このアルミ缶受部40で、例えば、アルミ缶受部40とスチール缶受部41とを往復移動可能に設けた押圧移動体42によって扁平状に圧潰されることになる。
【0021】
そして、このアルミ缶受部40で扁平状に圧潰されたアルミ缶2Aは、このアルミ缶受部40下方の前記アルミ缶収納部5へと落下収納することになる。
【0022】
また、投入された空缶2がスチール缶2Bの場合、ベルトコンベア装置部30に内装した磁石体31により、傾斜しているこのベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aで吸磁されて停止し、ベルトコンベア装置部30の作動により吸磁状態のまま移送終点位置30B方向へと移送される。そして、スチール缶2Bが移送終点位置30Bに達すると、例えば、この移送終点位置30Bで磁石体31の吸磁力から解放されて移送終点位置30Bからスチール缶2Bが傾斜下方側へと自重で滑落し、缶潰し機構4のスチール缶受部41へと落下して支持され、このスチール缶受部41で、例えば、スチール缶受部41と前記アルミ缶受部40とを往復移動可能に設けた押圧移動体42によって扁平状に圧潰されることになる。
【0023】
そして、このスチール缶受部41で扁平状に圧潰されたスチール缶2Bは、このスチール缶受部41下方の前記スチール缶収納部6へと落下収納することになる。
【0024】
従って、分別機構3により空缶2をアルミ缶2Aとスチール缶2Bとに分別し、この分別したアルミ缶2Aとスチール缶2Bとを缶潰し機構4により圧潰処理して別々に収納し回収することができる。
【0025】
また、ベルトコンベア装置部30と磁石体31とを用いた簡易構造の分別機構3を採用すると共に、ベルトコンベア装置部30を傾斜させて、このベルトコンベア装置部30からアルミ缶2Aとスチール缶2Bとが自重で下方の缶潰し機構4へと滑落する構成を採用したため、この分別機構3の構成は簡易に且つ安価に設計実現可能な構成であり、更に、例えば、アルミ缶受部40とスチール缶受部41とを往復移動する押圧移動体42によりアルミ缶受部40で受けたアルミ缶2Aと、スチール缶受部41で受けたスチール缶2Bとを圧潰する簡易構造の缶潰し機構4を採用すれば、缶潰し機構4も簡易に且つ安価に設計実現可能となり、このような簡易構造の分別機構3と缶潰し機構4を採用することで装置自体をコンパクトに設計することが容易に可能となる。
【実施例】
【0026】
本発明の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
【0027】
本実施例は、図1に示すような上下方向に長さを有する方形箱形の装置形状とし、この装置本体8の上方部に空缶投入部1を備え、この装置本体8の前記空缶投入部1の下方位置に、空缶投入部1から投入された空缶2をスチール缶2Bとアルミ缶2Aとに自動分別する分別機構3を備え、この装置本体8の前記分別機構3の下方に、分別機構3で分別されたスチール缶2Bとアルミ缶2Aとを扁平状に圧潰する缶潰し機構4を備え、この装置本体8の前記缶潰し機構4の下方に、缶潰し機構4で圧潰されたスチール缶2Bとアルミ缶2Aとを収納するスチール缶収納部6とアルミ缶収納部5とを備えた構成としている。
【0028】
以下、具体的に説明すると、本実施例の空缶投入部1は、装置本体8前面部の上方位置であって、空缶2を投入し易い高さ位置に形成している。
【0029】
更に詳しくは、装置本体8前面部の上方位置であって、図1において右寄りの位置を凹設し、この凹設部内に斜設状態に空缶2の形に適応した円形の投入開口部1Aを形成すると共に、この投入開口部1Aの装置本体8内側には、図2,図3に示すように投入開口部1Aの空缶2投入方向に長さを有する板状のガイド部1Bを突設状態に斜設して、装置本体8外部前方からこの投入開口部1Aを介して装置本体8内に空缶2を投入すると、ガイド部1Bにガイドされて空缶2が自重により装置本体8内の後ろ斜め下方に向かって滑動する構成としている。また、このガイド部1Bは、空缶2の下部と左右部とをガイドする三枚の板材から成る構成としている。
【0030】
本実施例の分別機構3は、装置本体8内であって、前記空缶投入部1の前記下部のガイド部1Bの下端部の斜め下方位置に、この下部のガイド部1Bとベルト上面とが略平行状態となるようにして、無端ベルトが回転駆動するベルトコンベア装置部30を斜設状態(装置本体8に対して前傾状態)に配設し、空缶投入部1から投入されてガイド部1Bを滑落する空缶2(アルミ缶2A)は、斜設するこのベルトコンベア装置部30のベルト上面をも自重により滑落してベルトコンベア装置部30の傾斜下方側へと滑落することとなるように構成している(図3参照。)。
【0031】
また、このベルトコンベア装置部30は、空缶投入部1からの空缶2投入方向と直交する方向が移送(搬送)方向となる、即ち装置本体8の左右横方向にベルト長を有するようにして配置している(図2,図4参照。)。
【0032】
また、このベルトコンベア装置部30は、装置本体8内の前側に配置し、装置本体8前面部の右寄りに存する前記空缶投入部1から投入された空缶2が、ベルトコンベア装置部30の一側位置(図2,図4における右側位置)に滑落するように設け、この空缶2が滑落するベルトコンベア装置部30の一側位置を移送始点位置30Aとし、この移送始点位置30Aからベルトの進行方向側となる他側位置を移送終点位置30Bとしている。
【0033】
また、このベルトコンベア装置部30の上側に配されるベルトの下方に、このベルト下面に添設状態となるようにして、前記移送始点位置30Aから前記移送終点位置30B付近にまで磁石体31を並設状態に配設している。更に、ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aにおいては、ベルトコンベア装置部30の傾斜方向(空缶2の投入方向)にも磁石体31を並設状態に配設し、この傾斜方向に並設する磁石体31が、空缶投入部1から投入されて移送始点位置30Aを滑落しようとするスチール缶2Bを強力に吸磁し、この移送始点位置30Aでスチール缶2Bが制動停止するように構成している(図4参照。)。
【0034】
また、このベルトコンベア装置部30のベルト表面には、無端ベルトの長さ方向(周方向)に等間隔を置いた数箇所にスチール缶2Bの移送をガイドする帯板状のガイド桟30Cを突設状態に固定し、ベルト駆動の際にこのガイド桟30Cがスチール缶2Bの側面に当接してスチール缶2Bを確実に移送終点位置30B方向へと移送させる構成としている。
【0035】
また、本実施例では、ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aの近傍に、この移送始点位置30Aのベルト上方に前記空缶投入部1から投入された空缶2が位置したことを検知する缶検知部32(センサー)を設け、この缶検知部32の検知作動によりベルトコンベア装置部30が作動する構成としている。
【0036】
また、このベルトコンベア装置部30の上方部に、前記ガイド桟30Cを検知する桟検知部33(センサー)を設け、ベルトコンベア装置部30が作動してこの桟検知部33位置にガイド桟30Cが移動してきたことが検知されると、ベルトコンベア装置部30が停止する構成としている。
【0037】
また、この桟検知部33によってガイド桟30Cが停止する位置を、このガイド桟30Cの待機位置T1とし、この待機位置T1は、図2,図4に示すように、ガイド桟30Cが前記空缶投入部1の図面右側のガイド部1Bと略一直線上に配される位置に設定している。
【0038】
そして、この待機位置T1からベルトコンベア装置部30のベルト駆動によりガイド桟30Cが空缶2(スチール缶2B)を移送終点位置30Bまで移送させてこの移送終点位置30Bから後述のスチール缶受部41へと滑落させると、このスチール缶2Bをガイドしていたガイド桟30のベルト駆動方向後方側に存するガイド桟30Cが前記待機位置T1に位置してベルトコンベア装置部30が停止する構成としている。
【0039】
即ち、空缶投入部1から空缶2が投入されてベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aに滑落すると、このことが缶検知部32に検知されてベルトコンベア装置部30が作動し、この際、空缶2がアルミ缶2Aの場合には、そのまま自重により移送始点位置30Aから滑落して後述するアルミ缶受部40へと滑落到達し、空缶2がスチール缶2Bの場合には、移送始点位置30Aで磁石体31により吸磁停止し、ベルト駆動と待機位置T1のガイド桟30Cとにより移送終点位置30B方向へと移送されて磁石体31による吸磁力の影響を受けない移送終点位置30Bまで移送されたところで、この移送終点位置30Bから再び自重により滑落を始めて後述するスチール缶受部41へと滑落到達し、その後、スチール缶2Bを移送したガイド桟30Cの後方側に存するガイド桟30Cが桟検知部33の真下を通過すると、このことが検知されてベルトコンベア装置部30の停止信号が出力され、後方からきたガイド桟30Cが待機位置T1に入れ替わって停止する構成としている。
【0040】
本実施例のベルトコンベア装置部30は、この動きを1サイクルとして空缶2が空缶投入部1から投入される度にこの1サイクル作動を繰り返す。
【0041】
本実施例の前記缶潰し機構4は、前記装置本体8内であって、前記ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aの下方に、この移送始点位置30Aから滑落するアルミ缶2Aを支持するアルミ缶受部40を設け、ベルトコンベア装置部30の移送終点位置30Bの下方に、この移送終点位置30Bから滑落するスチール缶2Bを支持するスチール缶受部41を設け、更に、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41とを往復移動する押圧移動体42を設けて、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41とに支持されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bが、往復移動する押圧移動体42によって扁平状に圧潰される構成としている。
【0042】
具体的には、ベース体43上に、一対の圧壁44・45を間隔を置いて立設し、この対設する圧壁44・45間に、この圧壁44・45間を往復移動する前記押圧移動体42を設けて、この一側の圧壁44と押圧移動体42との間の隙間を前記スチール缶受部41とし、他側の圧壁45と押圧移動体42との間の隙間を前記アルミ缶受部40としている。
【0043】
また、図9,図10に示すように、この押圧移動体42がベース体43に対し一側(図面左側)の圧壁44方向に移動すると、他側の圧壁45と押圧移動体42との間に空缶2の直径より幅広となる空間部40(前記アルミ缶受部40)が形成されて、このアルミ缶受部40内でアルミ缶2Aを受入可能となり、押圧移動体42がベース体43に対し他側の圧壁45方向に移動すると、一側の圧壁44と押圧移動体42との間に空缶2の直径より幅広となる空間部41(前記スチール缶受部41)が形成されて、このスチール缶受部41内でスチール缶2Bを受入可能となる構成としている。そして、このアルミ缶受部40内に収容したアルミ缶2Aとスチール缶受部41内に収容したスチール缶2Bは、押圧移動体42の移動により押圧移動体42と各圧壁44・45とに挟まれて扁平状に圧潰されるように構成し、この圧潰されたアルミ缶2Aは、ベース体43に形成した落下孔43Aを通過して下方の前記アルミ缶収納部5へと落下し、圧潰されたスチール缶2Bは、ベース体43に形成した落下孔43Bを通過して前記スチール缶収納部6へと落下するように構成している。
【0044】
このように、押圧移動体42が移動することでアルミ缶受部40とスチール缶受部41との一方が広く他方が狭くなる構成を採用したため、常時空缶2の直径より幅広なアルミ缶受部40とスチール缶受部41とが形成されているような構成に比して、一対の圧壁44・45間のスペース(幅寸法)を小さく設計することができ、缶潰し機構4をコンパクト化でき、また、これにより前記ベルトコンベア装置部30(分別機構3)もコンパクトなものを採用できるため、本実施例は装置自体をコンパクト化できることになる。
【0045】
更に詳しくは、ベース体43は、前記ベルトコンベア装置部30の下方の、前記装置本体8の中程位置に水平に配設した板体により構成し、このベース体43上の前記ベルトコンベア装置部30より装置本体8内の後側位置に、対設方向がベルトコンベア装置部30の移送方向と合致するようにして前記一対の圧壁44・45を設け、この圧壁44・45間に押圧移動体42を往復移動可能に設けた構成としている。即ち、この一対の圧壁44・45と押圧移動体42とは、前記ベルトコンベア装置部30の傾斜下端部の後ろ斜め下方位置に設けられる構成としている。
【0046】
また、押圧移動体42は、圧壁44・45と同等の高さを有し且つ図2,図4,図6に示すような平面視略H字形をなす形状に構成し、圧壁44・45間のベース体43上に設けた直動軸受レール部46を介して、前記空缶投入部1から投入される空缶2の投入滑落方向と直交する水平方向に往復移動することとなるように設け、この押圧移動体42の左右の押圧面42A・42Bが臨設する圧壁44・45との間に空缶2を挟み込んで押圧潰する構成としている。
【0047】
また、このベース体43上に形成される前記アルミ缶受部40と前記スチール缶受部41との距離が、前記ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aと移送終点位置30Bとの距離と略合致するように設定構成し、ベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aの後ろ斜め下方にはアルミ缶受部40が、移送終点位置30Bの後ろ斜め下方にはスチール缶受部41が配設することとなるように構成している。
【0048】
また、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41の下方に存するベース体43部位には、細長い貫通孔を形成し、この夫々の貫通孔を押圧移動体42によって扁平状に圧潰された空缶2が自重により落下排出する前記落下孔部43A・43Bとし、この落下孔部43A・43Bからアルミ缶受部40とスチール缶受部41で扁平状に圧潰されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bがベース体43下方の前記アルミ缶収納部5と前記スチール缶収納部6とに落下する構成としている。
【0049】
また、押圧移動体42は、ベルトコンベア装置部30の下方(ベース体43の前側部位)に設けた駆動源(モータ(例えば、汎用の減速機能付モータなど))47によって駆動するクランク機構部48により、駆動源47の回転運動が往復運動に変えられて往復作動する構成としている。この押圧移動体42を駆動する駆動源47は、前記缶検知部32が空缶2の投入を検知すると作動する構成としている。
【0050】
このクランク機構部48について更に詳しく説明すると、図6,図7に示すように、駆動源47と並設状態にしてベース体43上に軸受部48Aを設けると共に、この軸受部48Aにはクランク軸48Bを回動自在に軸支し、このクランク軸48Bの一端部と駆動源47をチェーン48Dで連結している。また、このクランク軸48B他端のアーム48Hに固定されたクランクピン48Cに連結杆48Eの一端部を連結すると共に、この連結杆48Eの他端部を押圧移動体42に一体化された連結ピン48Iに連結した構成とし、前記クランク軸48Bが一回転すると、押圧移動体42が一往復分運動する構成としている。
【0051】
また、図8に示すように、クランク軸48Bには、被検知部48Fを外方へ向けて突設してクランク軸48Bと共に回転する構成とし、この被検知部48Fを検知する回転位置検知部48G(センサー)をクランク軸48B近傍に設けて、この回転位置検知部48Gが被検知部48Fを所定のクランク軸48Bの回転位置で検知すると、前記駆動源47を停止させる構成とし、この回転位置検知部48Gが被検知部48Fを検知して駆動源47が停止した際、前記押圧移動体42が後述する待機位置T2に位置することとなるようにクランク機構部48を設定構成している。
【0052】
また、この押圧移動体42は、図9に示すようにアルミ缶受部40側の圧壁45の近傍にこの圧壁45と小間隙を置いた位置が待機位置T2(初期位置)となるように設定し、この待機位置T2から駆動源47の駆動によりスチール缶受部41側の圧壁44に向って移動し、このスチール缶受部41側の圧壁44とに小間隙を置いた近接位置まで移動した後、反転移動してアルミ缶受部40側の圧壁45に向って移動し、このアルミ缶受部40側の圧壁45とに小間隙を置いた近接位置まで移動した後、少し反転移動して元の待機位置T2で停止する構成としている。即ち、押圧移動体42が待機位置T2に存する初期状態は、スチール缶受部41が広く形成された状態となるように構成している。本実施例の缶潰し機構4は、この動きを1サイクルとして空缶2が空缶投入部1から投入される度にこの1サイクル作動を繰り返す。
【0053】
また、前記ベルトコンベア装置部30の1サイクル作動に要する時間と、この缶潰し機構4の1サイクル作動に要する時間とが、略同時間となるように設定構成している。
【0054】
また、この押圧移動体42の、圧壁45側に臨設する押圧面42Aと、前記待機位置T2での(アルミ缶受部40側の)圧壁45との間の小間隙は、アルミ缶2Aが最大限扁平状に圧潰された際の厚み幅、即ち押圧移動体42の押圧面42Aとアルミ缶受部40側の圧壁45とが最も接近した状態(図9(c)の状態)での間隙幅よりも大きく、且つこの扁平状に圧潰された空缶2(アルミ缶2A)がやや復元することで増した厚み幅よりも大きく設定し、これにより扁平状に圧潰された空缶2(アルミ缶2A)がやや復元して厚みが増しても、この復元したアルミ缶2Aが押圧移動体42の押圧面42Aと圧壁45とに挟み込まれてこのアルミ缶受部40にとどまることなく、この小隙間から圧潰されたアルミ缶2Aが下方の落下孔部43Aへと確実に落下することになる構成としている。
【0055】
また、アルミ缶2Aが投入されて移送始点位置30Aを滑落した際には、押圧移動体42が前記待機位置T2にあって、アルミ缶受部40がアルミ缶2Aを収容できる状態ではないため、当初アルミ缶2Aはアルミ缶受部40側の圧壁45に近接状態で待機している押圧移動体42の図2,図3における右上部上に載置することになるが、この際、滑落してきたアルミ缶2Aが押圧移動体42より後方へと飛び出すことと、押圧移動体42の移動方向へ移動することとを阻止する位置決め用ガイド49A・49B・49Cを、圧壁45上部に支持している。
【0056】
また、本実施例では、アルミ缶受部40とスチール缶受部41とに、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41で受けたアルミ缶2Aとスチール缶2Bを前記押圧移動体42による圧潰処理が完了するまで、ベース体43上面より所定高さ位置に支持する支持装置部7を設け、この支持装置部7により支持されて押圧移動体42により扁平状態に圧潰処理されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bとが、下方の前記アルミ缶収納部5と前記スチール缶収納部6へと落下するように構成している。
【0057】
具体的には、支持装置部7は、図9,図10に示すように、ベース体43の前記各落下孔部43A・43B間の下面の、各落下孔部43A・43B近傍に取付体7Bを付設し、この取付体7Bの上部に帯板状のリフト体7Aを起伏回動自在に枢着すると共に、夫々のリフト体7Aの起伏先端部を、夫々に近接する落下孔部43A・43B方向へ突設させ、また、このリフト体7Aと取付体7Bとに抗縮弾性を有する弾性体7C(コイルバネ)を架設して、この弾性体7Cの付勢力により各リフト体7Aの先端が各落下孔部43A・43Bを介して上方のアルミ缶受部40とスチール缶受部41に突出するように設けている。
【0058】
そして、このリフト体7Aが、このアルミ缶受部40とスチール缶受部41で受けた空缶2をこのアルミ缶受部40とスチール缶受部41内で前記所定高さに浮上状態に支持する構成としている(図9(b)及び図10(c)参照。)。
【0059】
この支持装置部7による空缶2の支持高さは、前記押圧移動体42によりアルミ缶受部40とスチール缶受部41とで空缶2が不足なく扁平に圧潰できる高さ位置に設定する。
【0060】
更に詳しくは、押圧移動体42の押圧面42A・42Bにより空缶2が圧潰される際に円柱状から扁平状へと形を変える過程で上下方向に伸びていくことを考慮して、各リフト体7Aの長さ寸法や傾斜度などを設定する。
【0061】
即ち、例えば、空缶2がベース体43上に直接載置されて圧潰されるような構成であると、空缶2がベース体43により下方へ伸びることができずに、きれいな扁平状にならないが、リフト体7Aで所定高さに空缶2を支持しながら圧潰する本実施例によれば、このような不都合は生じず、実用的となる。
【0062】
また、この各リフト体7Aは、各リフト体7Aの近傍に存する各圧壁44・45の方向に押圧移動体42が移動すると、押圧移動体42の底面に押圧されて前記弾性体7Cの付勢力に抗して伏動して押圧移動体42の底側に入り込むように構成し、これにより押圧移動体42の動きと空缶2の下方への伸び変形に支障のない構成としている(図9,図10参照。)。
【0063】
また、この各リフト体7Aの長さ寸法は、その起伏先端部と近傍の各圧壁44・45との間に扁平状に圧潰された空缶2が落下可能な隙間を有するように設定する。
【0064】
次に、空缶2投入からの缶潰し機構4の作動を、前記分別機構3の作動をまじえて説明する。
【0065】
空缶投入部1から投入された空缶2がアルミ缶2Aの場合、図2,図3に示すようにベルトコンベア装置部30の移送始点位置30Aを滑落してアルミ缶受部40側の圧壁45に近接状態で待機している押圧移動体42の図示右上部へ到達するが、圧壁45上部に支持された位置決め用にガイド49Aに突き当り、この位置決め用ガイド49Aと他の位置決め用ガイド49B,49Cにより囲まれた位置で停止し、位置決めされる(図9(a)参照。)。
【0066】
この際、移送始点位置30Aで滑落途中のアルミ缶2Aが缶検知部32に検知され、押圧移動体42がスチール缶受部41側の圧壁44に向って移動する(同時にベルトコンベア装置部30も前記1サイクル作動する。)。すると、アルミ缶受部40たる空間部40の幅が広がり、前記位置決め用ガイド49A・49B・49Cによって押圧移動体42と共に移動することを阻止されたアルミ缶2Aがこのアルミ缶受部40内に落下し、前記支持装置部7のリフト体7Aによってこのアルミ缶受部40内で浮上状態に支持される(図9(b)参照。)。
【0067】
そして、押圧移動体42はその押圧面42Bがスチール缶受部41側の圧壁44に近接した後反転移動し、押圧面43Aがアルミ缶受部40で支持されているアルミ缶2Aを圧壁45との間に挟み込んで扁平状に押し潰すことになり(図9(c)参照。)、この圧潰処理終了後、前記待機位置T2に戻って停止する(図9(a)参照。)。すると、アルミ缶受部40側の圧壁45と押圧移動体42の押圧面42Aとの間には、小間隙を生じ、この小間隙が前記したように扁平状態に圧潰されたアルミ缶2Aを挟持しない間隙であるため、このアルミ缶受部40から落下孔部43Aを介してベース体43の下方に落下する。
【0068】
空缶投入部1から投入された空缶2がスチール缶2Bの場合、図4,図5に示すように移送始点位置30Aで磁石体31の吸磁力により吸磁停止し、この移送始点位置30Aでスチール缶2Bが缶検知部32に検知される。
【0069】
すると、ベルトコンベア装置部30が駆動し、ベルトと待機位置T1に存する一方のガイド桟30Cによりスチール缶2Bは吸磁状態を保ったまま移送終点位置30B方向へと移送され(図4並びに図10の(a),(b)参照。)、磁石体31の吸磁力の影響が解除された移送終点位置30Bまで移送されたところで、この移送終点位置30Bから再び斜設するベルトコンベア装置部30に沿って滑落し始めてスチール缶受部41内へと滑落する。
【0070】
本実施例では、この移送終点位置30Bからスチール缶2Bが落下する際に、スチール缶受部41が略最大幅になるように、押圧移動体42の作動タイミングと、前記ベルトコンベア装置部30の作動タイミングとを調整設定しており、スチール缶2Bは幅が広くなっているスチール缶受部41へと落下して、前記支持装置部7のリフト体7Aによってこのスチール缶受部40内で浮上状態に支持されることになる(図10(c)参照。)。
【0071】
スチール缶2B投入時の作動は、一旦ここで終了する。
【0072】
その後、空缶投入部1から新たな空缶2が投入されると、缶検知部32によってこのことが検知され、押圧移動体42がスチール缶受部41側の圧壁44に向って移動して、押圧面42Bがスチール缶受部41に支持されているスチール缶2Bを圧壁44との間に挟み込んで扁平状に押し潰すことになる。そして、この圧潰処理終了後に押圧移動体42が反転移動すると扁平状に圧潰されたスチール缶2Bが落下孔部43Bを介してベース体43の下方に落下する。
【0073】
また、本実施例では、図1に示すように、装置本体8の中程の前記ベース体43より下方部分の前面部を開口形成し、この前面開口部8Aから、ベース体43の下方の前記アルミ缶受部40の下方位置と前記スチール缶受部41の下方位置とに、アルミ缶収納部5としてのコンテナ5とスチール缶収納部6としてのコンテナ6を出し入れ自在に載置し得るように設けている。
【0074】
また、このベース体43の下方の前記アルミ缶受部40の下方位置と前記スチール缶受部41の下方位置とには、図3,図5に示すように落下孔部43A・43Bを介して落下する圧潰処理されたアルミ缶2Aとスチール缶2Bとを夫々アルミ缶収納部5とスチール缶収納部6とに案内するシュータ部10を設けて、アルミ缶受部40から落下孔部43Aを介してアルミ缶2Aがアルミ缶収納部5内に落下収納し、スチール缶受部41から落下孔部43Bを介してスチール缶2Bがスチール缶収納部6内に落下収納する構成としている。
【0075】
また、この装置本体8下部の前面開口部8Aの上側には、アルミ缶収納部5内とスチール缶収納部6内の空缶2の溜まり具合を透視可能な透明カバー9を付設している。
【0076】
図中符号11は空缶2の投入可否を表示する表示部である。本実施例は、一度空缶2を投入して分別機構3と缶潰し機構4双方の1サイクル作動が完了しない限りは、続いて空缶2を投入できない構成であるため、例えば、空缶2を投入不可能な時には表示部11に赤ランプを点灯し、投入可能な時には表示部11に青ランプを点灯するなどしてユーザーに表示する構成としている。尚、この表示部11の表示方法は、上記以外の方法を採用しても良く、適宜設計変更可能である。
【0077】
上述のように構成した本実施例は、従来の装置に比して機械容積(装置体積)を大幅にコンパクト化できた。また、価格についても大幅に低価格化が可能となった。
【0078】
また、分別機構3(ベルトコンベア装置部30)の作動も、缶潰し機構4の作動も決まった1サイクル作動とし、この双方の1サイクル作動以外の動きはなく、この1サイクル作動が空缶2の投入の度に繰り返される構成であるから、複雑な制御機構なども不要であり、簡易に設計実現可能である。
【0079】
尚、本発明は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件やこの実施例で説明していない制御方式等の具体的構成は適宜設計し得るものである。
【0080】
また、本実施例では、空缶投入部1を装置本体8前面部の右側(右寄り)に設け、この空缶投入部1の位置(空缶2の投入滑落位置)に応じて、分別機構3と缶潰し機構4とを構成した場合を図示しているが、空缶投入部1を装置本体8前面部の左側(左寄り)に設けても良く、この場合は、例えば、本実施例に対して、分別機構3と缶潰し機構4とを左右反転させた構成とすると共に、待機位置T1,T2も左右反転位置に設定すると良い。
【0081】
また、本実施例の缶潰し機構4は、押圧移動体42の待機位置T2をアルミ缶受部40側の圧壁45の近傍位置に設定した場合を示したが、スチール缶受部41側の圧壁44の近傍であってこの圧壁44と小間隙を置いた位置を待機位置T2に設定しても良い。この場合、位置決め用ガイド49A,49B,49Cなどの関連構造も左右反転位置に設ける。また、この場合の作動を説明すると、アルミ缶2Aが投入されると、このアルミ缶2Aがアルミ缶受部40に落下して支持され、圧壁45に向って移動する押圧移動体42によってこのアルミ缶受部40で圧潰される。その後、押圧移動体42が待機位置T2に戻ると、圧潰されたアルミ缶2Aがアルミ缶収納部5に落下収納されることになる。また、スチール缶2Bが投入されると、このスチール缶2Bがベルトコンベア装置部30の移送終点位置30Bからスチール缶受部41側の圧壁44に近接状態で待機している押圧移動体42上に落下して位置決め用ガイド49A,49B,49Cにより停止し、次の空缶2が投入されて待機位置T2から圧壁45に向って押圧移動体42が移動することで、押圧移動体42上のスチール缶2Bがスチール缶受部41に落下して支持され、圧壁44に向って復動する押圧移動体42によってこのスチール缶受部41で圧潰される。その後、押圧移動体42が待機位置T2に戻ると、圧潰されたスチール缶2Bがスチール缶収納部6に落下収納されることになる。
【図面の簡単な説明】
【0082】
【図1】本実施例を示す斜視図である。
【図2】本実施例のアルミ缶の移動経路を示す説明平断面図である。
【図3】図2のa−a断面図である。
【図4】本実施例のスチール缶の移動経路を示す説明平断面図である。
【図5】図4のb−b断面図である。
【図6】本実施例の缶潰し機構を示す説明平断面図である。
【図7】図6のc−c断面図である。
【図8】本実施例のクランク機構部の制御構造を示す部分拡大説明図である。
【図9】本実施例の、アルミ缶が投入された場合の缶潰し機構の1サイクル作動を示す説明図である。
【図10】本実施例の、スチール缶が投入された場合の缶潰し機構の1サイクル作動を示す説明図である。
【符号の説明】
【0083】
1 空缶投入部
2 空缶
2A スチール缶
2B アルミ缶
3 分別機構
30 ベルトコンベア装置部
30A 移送始点位置
30B 移送終点位置
31 磁石体
32 缶検知部
4 缶潰し機構
40 アルミ缶受部
41 スチール缶受部
42 押圧移動体
43 ベース体
44 圧壁
45 圧壁
5 アルミ缶収納部
6 スチール缶収納部
7 支持装置部
【出願人】 【識別番号】506209101
【氏名又は名称】山崎 恭介
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100091373
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 剛

【識別番号】100097065
【弁理士】
【氏名又は名称】吉井 雅栄


【公開番号】 特開2008−18432(P2008−18432A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2006−180999(P2006−180999)