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【発明の名称】 容器廃棄処理機
【発明者】 【氏名】檜山 好文

【要約】 【課題】容器の投入が容易で、操作性・作業性に優れ、安価に構成することができる容器廃棄処理機を提供する。

【構成】容器を圧縮するべく往復運動可能な圧縮機51が内部に配設された本体部10と、本体部10内にあって容器に孔を開ける穿刺部55と、本体部10から引き出された引き出し位置と、本体部に引き込まれて容器を圧縮機の作動範囲に位置づける引き込み位置との間で移動可能となっており、容器を本体部へと投入する移動式投入部30と、移動式投入部が引き込み位置にあることを検出する検出部と、検出部から引き込み位置にあることを検出する信号が送出されたことに基づき、前記圧縮機51を作動させる制御部と、を備える。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器に孔を開けると共に容器を圧縮する容器廃棄処理機において、
容器を圧縮するべく往復運動可能な圧縮機が内部に配設された本体部と、
前記本体部内にあって容器に孔を開ける穿刺部と、
本体部から引き出された引き出し位置と、本体部に引き込まれて容器を圧縮機の作動範囲に位置づける引き込み位置との間で移動可能となっており、容器を本体部へと投入する移動式投入部と、
前記移動式投入部が引き込み位置にあることを検出する検出部と、
該検出部から引き込み位置にあることを検出する信号が送出されたことに基づき、前記圧縮機を作動させる制御部と、
を備えることを特徴とする容器廃棄処理機。
【請求項2】
前記移動式投入部が引き込み位置にあるときに移動式投入部の移動をロックすると共に、圧縮機の作動が終了すると該ロックを解除するロック部をさらに備えることを特徴とする請求項1記載の容器廃棄処理機。
【請求項3】
前記本体部内には、前記投入部を引き出し位置方向へと常時付勢する付勢手段が設けられることを特徴とする請求項2記載の容器廃棄処理機。
【請求項4】
前記本体部外には、前記移動式投入部の移動方向に沿って容器を支持及び案内する固定ガイドが設けられており、固定ガイドと圧縮機本体との間には、圧縮された容器が通過可能な隙間が設けられることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の容器廃棄処理機。
【請求項5】
前記穿刺部は、前記移動式投入部によって圧縮機の作動範囲に位置づけられた容器を支持すると共に圧縮機の往復方向に変位可能となった受台と、該受台が変位したときに受台に設けられた開口から突出可能となり容器を穿刺する針と、を有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の容器廃棄処理機。
【請求項6】
前記本体部内の排気を行なう排気ブロアをさらに備えると共に、前記本体部内には、外部からの空気が流入可能であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の容器廃棄処理機。
【請求項7】
前記本体部に連通するミスト分離機及びフィルタをさらに備えることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の容器廃棄処理機。


【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、使用済みの容器に孔を開けると共に容器を圧縮する容器廃棄処理機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の容器廃棄処理機としては、特許文献1ないし3に記載されたものが知られている。
【0003】
特許文献1に記載されたものでは、ロック機構付きフード内に蓋付きの耐爆性ケースを有している。そして、始動時のフード及び蓋が開いている状態で、手動によって容器である缶が下を向けてケース内に差し込まれて、フードが手動で降ろされてロック機構の接点が閉じられると、制御装置から進行の命令が出される。すると、ケースの蓋が閉められて、防護ガスがケース内に導入され、その後、缶から弁胴が取り外されて、作動ガス及び作動物質が流出してそれらが回収された後、蓋が開けられてロック機構が解除されてフードが作動状態になるので、フードを開けて空になった缶を取り出すことができるようになっている。
【0004】
特許文献2に記載されたものでは、ピストンの下方において、缶が鉛直方向に挿入されると、ピストンによって下向きに押圧されて缶がパンチの先端に達するまで下向き行程を行い、缶の穴あけが行なわれる。缶内の液体が流れた後、所定のプリセット時間の後、ピストンが上向きに移行すると、缶がバネの作用下で持ち上がり、缶の取替えを行なうことができるようになっている。
【0005】
特許文献3に記載されたものでは、缶が連続的な列になって装置に供給されており、往復動可能な供給プレートによって缶は圧縮ステーションに押し出される。圧縮ステーションでは、ピストン及びシリンダ装置に連結された圧縮ヘッドが下降して缶を押さえ、別のピストン及びシリンダ装置によって穿刺具が下方から上昇して缶に孔をあけ、次いで、圧縮ヘッドが缶を押し潰して、缶内の液体を排出する。
【0006】
【特許文献1】特公平1−34845号公報
【特許文献2】特開昭62−168894号公報
【特許文献3】米国特許第3,835,768号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、特許文献1のような構成では、フードの開閉をした後、缶の挿入、取り出しを行なわなければならず、缶の投入に手間がかかり、操作性・作業性が悪いという問題がある。
【0008】
特許文献2の構成では、缶をピストンの下方に手動で投入しなければならず、安全性に問題があり、特許文献1と同様に、缶の投入に手間がかかり、操作性・作業性が悪いという問題がある。
【0009】
特許文献3の構成では、装置が大掛かりとなり、高価になる、という問題がある。
【0010】
本発明はかかる課題に鑑みなされたもので、容器の投入が容易で、操作性・作業性に優れ、安価に構成することができる容器廃棄処理機を提供することを、その目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明のうち、請求項1記載の発明は、容器に孔を開ける共に容器を圧縮する容器廃棄処理機において、
容器を圧縮するべく往復運動可能な圧縮機が内部に配設された本体部と、
前記本体部内にあって容器に孔を開ける穿刺部と、
本体部から引き出された引き出し位置と、本体部に引き込まれて容器を圧縮機の作動範囲に位置づける引き込み位置との間で移動可能となっており、容器を本体部へと投入する移動式投入部と、
前記移動式投入部が引き込み位置にあることを検出する検出部と、
該検出部から引き込み位置にあることを検出する信号が送出されたことに基づき、前記圧縮機を作動させる制御部と、
を備えることを特徴とする。
【0012】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記移動式投入部が引き込み位置にあるときに移動式投入部の移動をロックすると共に、圧縮機の作動が終了すると該ロックを解除するロック部をさらに備えることを特徴とする。
【0013】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の前記本体部内には、前記投入部を引き出し位置方向へと常時付勢する付勢手段が設けられることを特徴とする。
【0014】
請求項4記載の発明は、請求項1ないし3のいずれか1項に記載の前記本体部外には、前記移動式投入部の移動方向に沿って容器を支持及び案内する固定ガイドが設けられており、固定ガイドと圧縮機本体との間には、圧縮された容器が通過可能な隙間が設けられることを特徴とする。
【0015】
請求項5記載の発明は、請求項1ないし4のいずれか1項に記載の前記穿刺部が、前記移動式投入部によって圧縮機の作動範囲に位置づけられた容器を支持すると共に圧縮機の往復方向に変位可能となった受台と、該受台が変位したときに受台に設けられた開口から突出可能となり容器を穿刺する針と、を有することを特徴とする。
【0016】
請求項6記載の発明は、請求項1ないし5のいずれか1項に記載のものにおいて、前記本体部内の排気を行なう排気ブロアをさらに備えると共に、前記本体部内には、外部からの空気が流入可能であることを特徴とする。
【0017】
請求項7記載の発明は、請求項1ないし6のいずれか1項に記載のものにおいて、前記本体部に連通するミスト分離機及びフィルタをさらに備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明によれば、移動式投入部によって容器を本体部の外部から内部へと移動させることができるので、安全であり、且つその投入が容易で、操作性・作業性に優れる。
【0019】
請求項2記載の発明によれば、引き込み位置において移動式投入部の移動をロックすることにより、圧縮機の作動中に移動式投入部が不用意に移動することはなく、安全性が保たれる。
【0020】
請求項3記載の発明によれば、ロック部がロックを解除することにより、付勢手段によって移動式投入部が引き出し位置方向へと付勢されるため、作動が終了したことを知ることができるようになり、安全に移動式投入部を引き出し位置へと引き出すことができる。
【0021】
請求項4記載の発明によれば、移動式投入部を引き出し位置へと引き出す際に、隙間から圧縮された容器が抜けることができるため、自動的に処理済み容器の排出を行なうことができる。このため容器の排出の際に容器を直接手で触れる必要がないので、処理済み容器で怪我をしたり、または容器の内容物に触れたりすることがなく、安全である。
【0022】
請求項5記載の発明によれば、容器が圧縮機の作動範囲において受台に支持されるときに、針が受台から突出していないことにより、容器は円滑に作動範囲へと移動することができ、受台が圧縮機の作動を受けて変位することにより針が受台の開口から突出して、容器に孔を開けることが可能になる。
【0023】
請求項6記載の発明によれば、排気ブロアによって外部からの空気を本体部内へと流入させることにより、本体部内雰囲気を爆発限界に達しないガス濃度に下げた状態とすることができる。
【0024】
請求項7記載の発明によれば、容器から噴出した噴射剤ガスを分離吸着することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下図面につき本発明の第一の実施の形態を詳細に説明する。
図1は本発明の実施形態にかかる使用済みの容器に孔を開けると共に容器を圧縮し内容物を分離回収する容器廃棄処理機の全体斜視図、図2は、その構成を表すブロック図である。
【0026】
図において、容器廃棄処理機は、容器であるエアゾール缶を圧縮するべく往復運動可能な圧縮機が内部に配設された本体部10を備えている。本体部10の下方には、エアゾール缶に残っている液体状、ゲル状、粉末等の固体状等の内容物を回収する内容物回収容器12が連結されている。また、本体部10の側部には、排気ボックス14が連結されており、排気ボックス14の流路には、エアゾール缶に残っているミストおよび噴射剤ガス等の気体状の内容物を分離し回収するミスト分離機16及び活性炭フィルタ18が設けられている。さらに排気ボックス14の終端部には、排気ブロア20が設けられて、さらに排気ブロア20からは適宜排気ダクト22等を介して外部へと開放されている。また、本体部10から好ましくは離反された位置に制御部24が設けられている。
【0027】
本体部10の正面部に設けられた開口10aには、図5及び図6に示すように、本体部10にエアゾール缶を投入するための移動式投入部30が本体部10に対して引き出し方式で水平移動可能に取り付けられている。移動式投入部30は、大まかに、ハンドル31の設けられた扉32と、扉32の背面に形成された矩形状の枠34と、から構成された、無底形状となっている。枠34の側部には、本体部10への移動を案内するレール34aが設けられると共に、後述のロック部60に係合する係合突起34bが側方向に突出している。
【0028】
本体部10の外ケースには、図5ないし図6に示すように、移動式投入部30を包囲するようにしてコ字状の固定枠40が設けられており、コ字状の固定枠40の中央部裏面には、移動式投入部30の扉32を挿通し移動式投入部30の移動方向に沿って延びる固定ガイド42が取り付けられている。この例では、移動式投入部30によって一度に投入できるエアゾール缶は2缶としており、この投入缶数に合わせて固定ガイド42は2列設けられる。固定ガイド42の横断面形状は、エアゾール缶が安定して載置されるのに適するように、V字形形状をなしている。固定ガイド42の後端は、本体部10の手前で終わっており、よって、固定ガイド42と以下で説明する本体部10の受台56との間には隙間44が形成されている。この隙間44は、処理済みの圧縮されたエアゾール缶が通過できる程度の大きさとなっており、その隙間44の下方には処理済み缶回収容器46(図2参照)が配置される。
【0029】
本体部10内には、移動式投入部30を受け入れる圧縮室50が形成される。図3に示すように、圧縮室50の上方には、圧縮機51が配設される。圧縮機51は、シリンダ52と、該シリンダ52のピストンロッド52aに連結された圧縮ヘッド54と、から構成され、シリンダ52の作動により圧縮ヘッド54は上下方向に往復動可能となっている。圧縮ヘッド54に連結された複数のロッド53の周囲に巻回されたスプリングによって圧縮ヘッド54は、上方へと付勢されている。
【0030】
圧縮室50の底部には、図4に示すように、穿刺部55が設けられる。穿刺部55は、圧縮室50内で移動式投入部30によって投入されたエアゾール缶を支持する受台56と、針58とから構成される。受台56は、本体部10の底部との間に介挿されるスプリング57によって、上下方向、即ち圧縮機51の圧縮ヘッド54の往復方向に変位することが可能となっている。受台56には、前記固定ガイド42のV字形形状のV字頂点とほぼ整合するようにして、V字状溝56aが形成されると共に、V字状溝56aの長手方向に適宜間隔で離間されて複数の開口56bが形成されている。受台56の開口56b内には、前記針58が本体部10に対して固定されており、針58は、受台56がスプリング57によって上方へと付勢されている通常状態では開口56b内に退没しており、受台56が下方へと押圧されると、開口56bから突出することができるようになっている。
【0031】
移動式投入部30は、本体部10から引き出された引き出し位置と、本体部10に押し入れて圧縮室50においてエアゾール缶を圧縮機51の作動範囲に位置づける引き込み位置との間で、移動可能となっている。そして、圧縮室50の側方には、移動式投入部30が引き込み位置にあるときに、その移動をロックするロック部60が設けられる。
【0032】
ロック部60は、図3及び図4に示すように、前記移動式投入部30の枠34に突設された係合突起34bに係合可能な係合部62aを有する揺動可能なレバー62と、該レバー62を係合突起34bに係合させる方向に付勢する引張スプリング64と、レバー62の上部に取り付けられたラチェット爪66と、圧縮ヘッド54に揺動可能に取り付けられたラチェット爪68と、圧縮室50の奥面から伸びて、移動式投入部30の枠34に当接して、該枠34を引き出し位置方向へと付勢する付勢手段としてのスプリング付きロッド70と、から構成される。移動式投入部30がスプリング付きロッド70の弾撥力に抗して本体部10内へと押し込まれると、係合突起34bがレバー62を揺動させながら移動して、レバー62の係合部62aに係合される。引張スプリング64によってレバー62が係合突起34bと係合する揺動方向に付勢されているため、スプリング付きロッド70により付勢された移動式投入部30の係合突起34bはレバー62に係合されて移動がロックされるようになっている。
【0033】
本体部10内の圧縮室50の側部には、図3及び図4に示すように、移動式投入部30の位置を検出する検出部80が設けられる。検出部80は、レバー62に取り付けられた検出バー82と、該検出バー82の位置を検出する第1センサ84と、係合突起34bがレバー62に係合されたときに接触する検出バー86と、該検出バー86の位置を検出する第2及び第3センサ88、90と、から構成される。センサ84、88、90からの信号は、制御部24へと送出される。
【0034】
制御部24は、センサ84、88、90及び本体部10に設けられた操作スイッチからの信号に応じて制御を行なうものである。
【0035】
また、圧縮室50内には図示しない水タンクからの水を噴霧する噴霧ノズルが設けられている。
【0036】
以上のように構成される容器廃棄処理機の作用を説明する。まず、操作スイッチのメインスイッチがONとなると、排気ブロア20が作動を開始して、圧縮室50には外気が流入されて圧縮室50の換気が開始される(図2参照)。
【0037】
始動状態においては、移動式投入部30は本体部10の外部に引き出されており、エアゾール缶の投入が可能となっている。手動または自動によりエアゾール缶を移動式投入部30内から固定ガイド42の上に載置した後、移動式投入部30を本体部10へと押し入れて本体部10内へと引き込めると、エアゾール缶は、移動式投入部30と一緒に固定ガイド42上をスライドしながら本体部10内の受台56上へと移動する。完全に移動式投入部30が本体部10の引き込み位置に達すると、前述の係合突起34bがレバー62に係合して、移動式投入部30の移動がロックされる。
【0038】
検出部80の各センサが、移動式投入部30の引き込み位置にあることを検出して、該当する信号を制御部24に送出すると、制御部24が、圧縮機51の作動を開始させる。即ち、圧縮機51のシリンダ52のピストンロッド52aが下動を開始し、これに伴って圧縮ヘッド54が下降する。圧縮ヘッド54は受台56に載置されたエアゾール缶に上方から当接してエアゾール缶を押圧するので、受台56が下動し、針58が開口56bから突出するために、エアゾール缶に孔が開けられる。これによってエアゾール缶内に残っていた内容物は開口56bから流出し、本体部10の底部から本体部10に連結された内容物回収容器12へと回収される。さらなる圧縮ヘッド54の下動により、エアゾール缶は圧縮される。
【0039】
この作動中、エアゾール缶から排出された噴射剤ガスは、ミスト分離機16によりミストと分離され更に活性炭フィルタ18によって吸着されるので、排気ブロア20からの排気は脱臭・希釈されたものとなる。また、排気ブロア20によって、圧縮室50の中が換気されているので、本体部内雰囲気を爆発限界に達しないガス濃度に下げた状態とすることができる。さらに、水タンクからの水を噴霧することで圧縮室50内の加湿および冷却を行い、静電気の発生を抑え放電による引火を防止するとよい。
【0040】
圧縮機51のシリンダ52の下動が終了して、上動を開始すると、圧縮ヘッド54に取り付けられたラチェット爪68がレバー62に取り付けられたラチェット爪66に係合して、レバー62を揺動させる。このため、係合突起34bとレバー62との係合が解除されるために、スプリング付きロッド70によって引き出し位置方向へと付勢された移動式投入部30は引き出し位置方向へと移動する。これによって、本体部10から移動式投入部30が少しだけ引き出されるので、作業が終了したことを知ることができる。さらに、手動または自動により移動式投入部30を完全に引き出すと、圧縮されたエアゾール缶は移動式投入部30と一緒に引き出されるものの、固定ガイド42と受台56との間の隙間44から下方へと落下して、処理済み缶回収容器46に回収される。隙間44からの缶の落下を確実にするために、固定ガイド42の後端の方が受台56よりも若干高い位置にあるとよく、これによって、処理済みの缶が固定ガイド42へと移動せずに隙間44から自動的に排出されることになる。
【0041】
以上のように本発明による容器廃棄処理機においては、引き出し方式の移動式投入部30によりエアゾール缶の投入を行なっているために、投入が容易である。また、圧縮機51が配設された本体部10内に手などを挿入する必要はないため、安全である。従って、操作性・作業性に優れたものとなっている。
【0042】
また、移動式投入部30は、一旦、本体部10に投入すると、ロック部60によってロックされるために、安全が確保され、この投入によって自動的に圧縮処理等が開始され、終了すると、自動的に移動式投入部30が引き出されるために、作業の開始と終了が明瞭となっている。
【0043】
そして、移動式投入部30を完全に引き出すと、圧縮されたエアゾール缶が処理済み缶回収容器46内に自動落下するために、圧縮室50内に手や道具などを入れてエアゾール缶を取り出す必要が無いので、処理されたエアゾール缶の開孔端で怪我をしたり、排出され缶に付着している内容物に触れることが無く、また、万が一、誤動作や外的要因により圧縮ヘッド54が下降しても挟まれるおそれが無く、安全であるとともに、回収する手間も簡単になっている。
【0044】
エアゾール缶の長さが異なっていても、固定ガイド42によってエアゾール缶の長手方向に沿って移動していくために、特別な位置決めは不要である。特にV字形形状の固定ガイド42と、V字状溝56aの受台56によって、横置きされた円筒形のエアゾール缶が案内されるために、位置がずれることはない。針58は、作動時以外は受台56内に退沈しているため、エアゾール缶の移動を阻害することはない。また、針58は、そのV字状溝56aに沿って複数個設けられているために、そのいずれかの針58によってエアゾール缶に確実に孔を開けることができる。
【0045】
排気ブロア20によって圧縮室50が常時換気されるために、炭酸ガスや窒素ガス供給などの雰囲気置換装置を不要とすることもできる。
【0046】
尚、以上の例では、容器としてエアゾール缶としたエアゾール缶廃棄処理機について説明したが、これに限るものではなく、容器としてプラスチック容器他、任意の容器に適用することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の実施形態にかかる容器廃棄処理機の全体斜視図である。
【図2】本発明の実施形態にかかる容器廃棄処理機のブロック図である。
【図3】本体部の内部と、移動式投入部とを表す側面図である。
【図4】図3の4−4線に沿って見た断面図である。
【図5】固定枠付近を表す斜視図であり、移動式投入部が引き込み位置にある状態を示す。
【図6】固定枠付近を表す斜視図であり、移動式投入部が引き出し位置にある状態を示す。
【図7】本体部の開口付近から見た本体部内部付近の斜視図である。
【符号の説明】
【0048】
10 本体部
16 ミスト分離機
18 活性炭フィルタ
20 排気ブロア
24 制御部
30 移動式投入部
34b 係合突起
42 固定ガイド
44 隙間
51 圧縮機
55 穿刺部
56 受台
56b 開口
58 針
60 ロック部
62 レバー
70 スプリング付きロッド
80 検出部
【出願人】 【識別番号】391035430
【氏名又は名称】東洋食品機械株式会社
【出願日】 平成18年6月26日(2006.6.26)
【代理人】 【識別番号】100097250
【弁理士】
【氏名又は名称】石戸 久子

【識別番号】100103573
【弁理士】
【氏名又は名称】山口 栄一


【公開番号】 特開2008−813(P2008−813A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−175818(P2006−175818)