| 【発明の名称】 |
ホットランナーユニット及び射出成形用金型 |
| 【発明者】 |
【氏名】小山 雅徳
【氏名】山端 光春
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| 【要約】 |
【課題】部品毎や射出成形用金型ごとに作り変える事無く、ゲート位置などの位置変更の自由度も多く、取り付け位置が容易に決められて組み立て時間も短縮され、低コストでさまざまな形状の成形品でも転用することが出来るホットランナーユニットを提供する。
【構成】樹脂の入口側から内部に延びて端部側にゲート部が形成される樹脂流路を有するマニホールド1と、マニホールド1を取り付けるマニホールド取り付けプレート2と、マニホールド取り付けプレート2を所定の回動方向に変更可能に嵌合して取り付けるホットランナーユニットベース3と、ホットランナーユニットベース3を固定する固定側取り付け板4を備える。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 プラスチック製品の射出成形に用いるホットランナーユニットにおいて、樹脂の入口側から内部に延びて端部側にゲート部が形成される樹脂流路を有するマニホールドと、前記マニホールドを取り付けるマニホールド取り付けプレートと、前記マニホールド取り付けプレートを所定の回動方向に変更可能に嵌合して取り付けるホットランナーユニットベースと、前記ホットランナーユニットベースを固定する固定側取り付け板と、を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項2】 請求項1に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールドを取り付けるマニホールド取り付けタップ穴を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項3】 請求項1又は2に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールドの取り付け位置を変更する規則的な角度を持たせたマニホールド取り付け溝を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項4】 請求項3に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付け溝は、複数個の長穴形状を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項5】 請求項3又は4に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付け溝は、略75度の角度を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項6】 請求項3乃至5のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールド取り付け溝を前記マニホールドの取り付け角度と平行に対応するように備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項7】 請求項1乃至6のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、辺の長さが同一寸法の多角形状の外形部を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項8】 請求項7に記載のホットランナーユニットにおいて、前記外形部は、四角形状を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項9】 請求項7又は8に記載のホットランナーユニットにおいて、前記外形部は、各辺の交点の角を削除する角削除部を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項10】 請求項1乃至9のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記ホットランナーユニットベースは、前記マニホールド取り付けプレートを前記外形部と嵌合して取り付けるマニホールド取り付けプレート取り付け部を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項11】 請求項10に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレート取り付け部は、前記マニホールド取り付けプレートの中央部を中心とする同心円状に前記マニホールド取り付けプレートの外形部が嵌合する規則的な角度で配置する4角溝を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項12】 請求項10又は11に記載のホットランナーユニットにおいて、前記4角溝は、略30度ごとに配置して備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項13】 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記固定側取り付け板は、中央部を中心とした同心円状に規則的な角度で配置するキー溝を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項14】 請求項13に記載のホットランナーユニットにおいて、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置を取り付けるホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板は、前記キー溝と嵌合して固定する突起を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項15】 請求項13又は14に記載のホットランナーユニットにおいて、前記キー溝は、同心円状に略15度で配置する複数個の刻みを備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項16】 請求項13、14又は15に記載のホットランナーユニットにおいて、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板は、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置の位置を決める位置決め用キー溝を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項17】 請求項16に記載のホットランナーユニットにおいて、前記位置決め用キー溝は、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板の中心線と平行に所定のピッチで複数箇所に同一寸法で備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項18】 請求項1乃至17のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記固定側取り付け板に前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板を所定位置に取り付け固定し、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板の所定位置に前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置を位置決め固定して、バブルピンを前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置から前記マニホールド、ホットランナーボデイに挿入するバルブゲート方式を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項19】 請求項1乃至12のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートにマニホールドとホットランナーボデイを組み付け前記ホットランナーユニットベースと組み合わせてゲートの位置を同心円上に回転移動するオープンゲート方式を備えることを特徴とするホットランナーユニット。 【請求項20】 プラスチック製品を射出成形する射出成形用金型において、キャビテイを形成する入れ子と、前記請求項1乃至19のいずれか一項に記載の前記ホットランナーユニットと、を備えることを特徴とする射出成形用金型。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ホットランナーユニット、及びそのホットランナーユニットを備える射出成形用金型に関する。詳しくは、プラスチック製品の射出成形に用いるホットランナーユニット及びそのホットランナーユニットを備えてプラスチック製品を射出成形する射出成形用金型に関する。 【背景技術】 【0002】 従来のホットランナー式の射出成形用金型では、プラスチック製品の形状に伴いゲート位置を決めてから、マニホールドは一体部品で、一点一様の設計及び製作を行っている。また、ゲートの位置によってホットランナーバルブ開閉用シリンダ装置の位置は決定されている。 その為、ホットランナー式の射出成形用金型では、ゲートの位置変更は困難であった。また、ゲートの位置変更をすることが出来ない為、ホットランナーユニットを他の射出成形用金型へ転用する場合は、ホットランナーボディ、バルブピンユニットなどの部品毎に別の射出成形用金型に組み込む事になる。 または、新規購入で別物を組み込む必要があった。しかしながらプラスチック製品の試作段階や少量多品種生産用部品等の金型にとっては製作期間が長くなる、費用が高くなるなどの弊害があった。 【0003】 そこで、従来の金型における共通機構を固定盤又は可動盤に組み込んで、この固定盤および可動盤に必要不可欠の部分のみ構成した規格サイズの金型を互換可能に嵌装するようにして、多種少量生産に対応するように金型の交換作業を迅速容易にすることができるようにすると共に、固定盤には固定金型を嵌装する固定金型嵌装穴を穿設した固定金型保持板を含み、可動盤には可動金型を嵌装する可動金型嵌装穴を穿設した可動金型保持板を含み、金型のキャビテイに達する樹脂路として固定金型保持板と可動金型保持板とのパーテイングラインに設けた樹脂路と固定金型嵌装穴の背面に連絡するように設けた樹脂路とを具備し、これら2つ樹脂路を2者択一的に切替える手段を設け2プレートタイプと3プレートの両機能を有する射出成形装置が提案されている(特許文献1を参照)。 【0004】 ホットランナ部を成形機と一体で共通使用することにより、金型の段取り替え時間の短縮、設備費の低減、放置管理によるトラブル防止などの、省力化、信頼性を向上する射出成形金型装置および成形方法も提案されている(特許文献2を参照)。 マニホールドの出口部を入れ子に形成し、マニホールドを加工、交換することなく入れ子を交換するだけで出口部の位置を変更することができるマニホールドも提案されている(特許文献3を参照)。 マニホールド内の樹脂流路を入れ子化することによりゲート位置の変更に対応しているが、マニホールド内だけの位置変更であり、自由度は少なく、マニホールド形状の制約を受けてしまう。 【0005】 プラスチック成形のホットランナーシステムを構成するマニホールドにおいて、樹脂流路の部位別に少なくともノズルブロック、直線ブロック、分岐ブロック、ゲートブロックに分割することによって、ゲート位置の多様化に対応することができるマニホールドも提案されている(特許文献5を参照)。 然し、入れ子をブロック化することによりゲート位置の変更に対応しているが、ゲート位置毎のブロックを用意する必要があり、大幅にゲート位置を変更する場合にはブロックを再作成しなければ対応することが出来ない。 また、ゲート位置変更と同時にホットランナーボディ位置も変更する必要があるが、ホットランナーボディ位置変更には対応されていない。 他にも、ホットランナー式射出成形用金型では、マニホールドゲートだけでなく、ゲート位置変更にともないゲートを開閉するバルブピン及びバルブピンを動作させるシリンダ装置の位置も変更する必要がある。 【0006】 そこで、ゲートを開閉するバルブピン及び、バルブピンを動作させる油圧シリンダ装置を備え、バルブピンの軸方向と交差方向の大きさが油圧シリンダ装置より大きい装着孔を固定側に形成すると共に、装着孔に油圧シリンダ装置を前記交差方向へ移動可能に設置する。ゲート位置の変更に合わせて油圧シリンダ装置の装着孔内における位置をかえることにより、共通した取り付け板を用いてゲート位置の変更に対応することが出来る成形用金型装置も提案されている(特許文献4を参照)。 このような成形用金型装置では、固定側にバルブピン開閉用シリンダ装置よりも大きい装着孔を用意することにより一定方向へ移動可能としているが、あくまで装着孔内での移動であり、自由度が少ない。その為、別部品への適用などのような大幅なゲート位置変更へは対応することが出来ない。 【特許文献1】特公昭62−24245号公報 【特許文献2】特開2001−30300公報 【特許文献3】特開2003−340878公報 【特許文献4】特開2003−340881公報 【特許文献5】特開2004−255754公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0007】 従来のホットランナーユニット、及びそのホットランナーユニットを備える射出成形用金型は、少量多品種の部品成形用金型に費用が高く製作期間の長くなるホットランナーユニットを部品毎金型ごとに作り変える事無く組み換えを行うことで転用することが出来ても、マニホールド内だけの位置変更で自由度は少なくマニホールド形状の制約を受け、ゲート位置毎のブロックを用意する必要があり大幅にゲート位置を変更する場合にはブロックを再作成しなければ対応することが出来なくなり、装着孔内での移動であり自由度が少なく別部品への適用などのような大幅なゲート位置変更へは対応することが出来ないと言う問題が発生していた。 【0008】 そこで本発明の課題は、このような問題点を解決するものである。即ち、部品毎や射出成形用金型ごとに作り変える事無く、ゲート位置などの位置変更の自由度も多く、取り付け位置が容易に決められて組み立て時間も短縮され、低コストでさまざまな形状の成形品でも転用することが出来るホットランナーユニット、及びそのホットランナーユニットを備える射出成形用金型を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0009】 上記目的を達成するために、請求項1に記載の本発明は、プラスチック製品の射出成形に用いるホットランナーユニットにおいて、樹脂の入口側から内部に延びて端部側にゲート部が形成される樹脂流路を有するマニホールドと、前記マニホールドを取り付けるマニホールド取り付けプレートと、前記マニホールド取り付けプレートを所定の回動方向に変更可能に嵌合して取り付けるホットランナーユニットベースと、前記ホットランナーユニットベースを固定する固定側取り付け板と、を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項2に記載の本発明は、請求項1に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールドを取り付けるマニホールド取り付けタップ穴を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0010】 請求項3に記載の本発明は、請求項1又は2に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールドの取り付け位置を変更する規則的な角度を持たせたマニホールド取り付け溝を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項4に記載の本発明は、請求項3に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付け溝は、複数個の長穴形状を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項5に記載の本発明は、請求項3又は4に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付け溝は、略75度の角度を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0011】 請求項6に記載の本発明は、請求項3乃至5のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、前記マニホールド取り付け溝を前記マニホールドの取り付け角度と平行に対応するように備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項7に記載の本発明は、請求項1乃至6のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートは、辺の長さが同一寸法の多角形状の外形部を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項8に記載の本発明は、請求項7に記載のホットランナーユニットにおいて、前記外形部は、四角形状を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0012】 請求項9に記載の本発明は、請求項7又は8に記載のホットランナーユニットにおいて、前記外形部は、各辺の交点の角を削除する角削除部を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項10に記載の本発明は、請求項1乃至9のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記ホットランナーユニットベースは、前記マニホールド取り付けプレートを前記外形部と嵌合して取り付けるマニホールド取り付けプレート取り付け部を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項11に記載の本発明は、請求項10に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレート取り付け部は、前記マニホールド取り付けプレートの中央部を中心とする同心円状に前記マニホールド取り付けプレートの外形部が嵌合する規則的な角度で配置する4角溝を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0013】 請求項12に記載の本発明は、請求項10又は11に記載のホットランナーユニットにおいて、前記4角溝は、略30度ごとに配置して備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項13に記載の本発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記固定側取り付け板は、中央部を中心とした同心円状に規則的な角度で配置するキー溝を備えホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項14に記載の本発明は、請求項13に記載のホットランナーユニットにおいて、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置を取り付けるホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板は、前記キー溝と嵌合して固定する突起を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0014】 請求項15に記載の本発明は、請求項13又は14に記載のホットランナーユニットにおいて、前記キー溝は、同心円状に略15度で配置する複数個の刻みを備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項16に記載の本発明は、請求項13、14又は15に記載のホットランナーユニットにおいて、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板は、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置の位置を決める位置決め用キー溝を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項17に記載の本発明は、請求項16に記載のホットランナーユニットにおいて、前記位置決め用キー溝は、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板の中心線と平行に所定のピッチで複数箇所に同一寸法で備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0015】 請求項18に記載の本発明は、請求項1乃至17のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記固定側取り付け板に前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板を所定位置に取り付け固定し、前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板の所定位置に前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置を位置決め固定して、バブルピンを前記ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置から前記マニホールド、ホットランナーボディに挿入するバルブゲート方式を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 【0016】 請求項19に記載の本発明は、請求項1乃至12のいずれか一項に記載のホットランナーユニットにおいて、前記マニホールド取り付けプレートにマニホールドとホットランナーボディを組み付け前記ホットランナーユニットベースと組み合わせてゲートの位置を同心円上に回転移動するオープンゲート方式を備えるホットランナーユニットであることを特徴とする。 請求項20に記載の本発明は、プラスチック製品を射出成形する射出成形用金型において、キャビテイを形成する入れ子と、前記請求項1乃至19のいずれか一項に記載の前記ホットランナーユニットと、を備える射出成形用金型であることを特徴とする。 【発明の効果】 【0017】 本発明によれば、部品毎や射出成形用金型ごとに作り変える事無く、ゲート位置などの位置変更の自由度も多く、取り付け位置が容易に決められて組み立て時間も短縮され、低コストでさまざまな形状の成形品でも転用することが出来るホットランナーユニット、及びそのホットランナーユニットを備える射出成形用金型を提供することが出来る。 【発明を実施するための最良の形態】 【0018】 以下に、本発明の実施形態を、図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明の実施形態にかかるホットランナーユニット10とそのホットランナーユニット10を備える射出成形用金型100の基本構成の断面図である。図2は、本発明の実施形態にかかるホットランナーユニット10のマニホールド取り付けプレート2の平面図である。図3は、本発明の実施形態にかかるホットランナーユニット10のホットランナーユニットベース3の平面図である。図4は、本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニット10の基本構成の下面図である。図5は、本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニット10のホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6の回動状態の基本構成の下面図である。図6は、本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニット10のキー溝40と突起60の基本構成図である。 【0019】 図1乃至図6において、プラスチック製品の射出成形に用いるホットランナーユニット10は、樹脂の入口側から内部に延びて端部側にゲート部が形成される樹脂流路を有するマニホールド1と、マニホールド1を取り付けるマニホールド取り付けプレート2と、マニホールド取り付けプレート2を所定の回動方向に変更可能に嵌合して取り付けるホットランナーユニットベース3と、ホットランナーユニットベース3を固定する固定側取り付け板4を備える。 ホットランナーユニット10は、2個のゲート8で構成される例とする。図2に図示するマニホールド取り付けプレート2には、2個のゲート8の位置、ピッチに合せた大きさのマニホールド1をボルトにてマニホールド取り付け用タップ穴20を使用して固定する。 【0020】 マニホールド取り付けプレート2は、辺22の長さが同一寸法の多角形状の外形部23が四角形状とし、図3に図示するホットランナーユニットベース3に加工されたマニホールド取り付けプレート取り付け部30に取り付けられる。 マニホールド取り付けプレート取り付け部30は、ホットランナーユニットベース3の中央を中心とした同心円上に所定の深さで溝の掘り込みがされて、辺32の寸法はマニホールド取り付けプレート2の外形部23が滑合状態で嵌合して挿入できる寸法となっていてマニホールド1の回動機構を構成している。 【0021】 ホットランナーユニットベース3の取り付けスペースがマニホールド取り付けプレート2の外形部23と嵌合させられる事により取り付け位置が容易に決めることが出来て、組立時間も短縮することが出来る。 このようなマニホールド1の回動機構では、従来技術ではマニホールド1内だけであったゲート8の位置変更をマニホールド1の回動機構を準備することで、従来では変更することが出来なかった位置へ変更することが出来る。 よって、マニホールド1の再作成や追加工を行うことなくゲート8の位置を変更することが出来る為、ゲート8の変更に伴う、ホットランナーユニット10の準備の為のコストを削減し納期を短縮することが出来る。 【0022】 マニホールド取り付けプレート2の外形部23は、各辺22の交点の角を削除する角削除部24が形成されて、マニホールド取り付けプレート取り付け部30の4角溝31に嵌め易く安全の形状になっている。 ホットランナーユニットベース3に掘り込まれるマニホールド取り付けプレート取り付け部30は、規則的な略30度毎に寸法が辺32となる四角形状が掘り込まれて4角溝31が形成されて配置される。この事によりマニホールド取り付けプレート2は、ホットランナーユニットベース3に組付けるのに略30度毎に位置を替える事ができる。 またマニホールド取り付けプレート2には規則的な角度で、本実施例では略75度に明けられたマニホールド取り付け用タップ穴20を設ける。 【0023】 此処に示したマニホールド取り付けプレート2にマニホールド1を固定する位置を略75度に替えて、マニホールド1を取り付けるマニホールド取り付けプレート2をホットランナーユニットベース3のマニホールド取り付けプレート取り付け部30の位置を選択して取り付けることによりマニホールド1は略15度毎に同心円上を回動移動させる事ができる。 ホットランナーユニットベース3に同心円上に設けたマニホールド取り付けプレート取り付け部30の4角溝31にマニホールド取り付けプレート2を嵌合組み込みするに所定の角度で組み込み位置を替える事ができる。 【0024】 マニホールド取り付けプレート2には、マニホールド取り付け用タップ穴20と平行にホットランナーボディ7が挿入できるホットランナーボディ7の取り付け部となるマニホールド1の取り付け位置を変更する規則的な角度を持たせたマニホールド取り付け溝21が設けられ、実施例では略75度としている。 マニホールド取り付け溝21は、複数個の長穴形状でホットランナーボディ7が平行移動できるようにマニホールド1の取り付け角度と平行に対応するように形成されている。 【0025】 マニホールド取り付けプレート2にマニホールド取り付け溝21を設ける事でマニホールド1の取り付け位置をマニホールド取り付け溝21に沿って変更する事が出来る。 又、ホットランナーボディ7の設置部を多数用意することによって、ゲート8の位置の変更に伴いホットランナーボディ7の位置を変更することが出来るので、ゲート8の変更に伴うホットランナーユニット10の準備の為のコストを削減し納期を短縮することが出来る。 このようにホットランナーユニット10では、マニホールド1の長手方向の位置と回動方向の位置の変更が出来るので、プラスチック製品の形状が替わった場合でも変更されたゲート8の位置に対応したマニホールド1の位置の設置に対応できる。 【0026】 ホットランナーユニット10には、ゲート8の温度を制御し射出時は高温とし、射出終了時は低温としてプラスチックの樹脂を固化させてゲート8を遮断するオープンゲート方式と、ゲート8をバルブピン9の使用により、その開閉により射出時とゲート8の遮断を行うバルブゲート方式とが通常使用されている。 オープンゲート方式の場合には、マニホールド1とホットランナーボディ7を組み込む事でホットランナーユニット10が構成され、前記したマニホールド取り付けプレート2にマニホールド1とホットランナーボディ7を組み付けホットランナーユニットベース3と組み合わせる事でゲート8の位置を同心円上に回動移動することができる。 マニホールド取り付けプレート2にホットランナーボディ7を取付けるマニホールド取り付け溝21を設ける事でホットランナーボディ7の位置を回動方向及びピッチ方向への移動ができる事でオープンゲート方式のピッチ、回転方向位置、この組合せによる位置の変更が可能となり、プラスチック製品の形状変更によるゲート8の位置変更に再製作や追加工を必要としないで位置変更の組み替えで対応することが出来る。 【0027】 バルブゲート方式の場合には、図4に図示する固定側取り付け板4には、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6の取り付け部に中央部を中心とした同心円状に規則的な角度で配置するキー溝40を略15度の刻みで設けてある。 これにより、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6は、スプルー11を中心とした円周上に略15度の刻みで、例えば図5に図示する回動状態に回動させることが出来るホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の回動機構となる。 そして、図6に図示するようにホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6は、突起60をキー溝40と嵌合して固定することが出来る。 【0028】 又、図4に図示するようにホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の位置決めを位置決めキー50でホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6に設けた位置決め用キー溝61に嵌め合わせて固定する事でホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の位置を決める事ができる。 ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6に設けた位置決め用キー溝61は中心線と平行に所定のピッチで複数箇所に同一寸法で設けて有る。 固定側取り付け板4にホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6を取り付けて固定し、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6の所定の位置にホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5を位置決め固定して、バルブピン9をホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5からマニホールド1、ホットランナーボディ7に挿入する事でバルブゲート方式のホットランナーユニット10が組み上げられる。 ホットランナーユニット10では、マニホールド1のゲート8の位置をさまざまな半径の円周上に変更することが出来て、同時にホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の位置も変更することが出来る為、ホットランナーユニット10を再作成、加工することなくゲート8の位置を変更することが出来る。 【0029】 従来技術ではバルブピン9の開閉位置はバルブ開閉用シリンダ装置取り付け孔内でしか変更することができなかった。 然し、ホットランナーユニット10では、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の回動機構を準備することで、同一半径の円周上にホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の位置を変更することが出来る。さらに、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5とホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板6との間に位置決めを設けることで別の半径の円周上へも変更することが出来る。 よって、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の取り付け部品の再作成や追加工を行う事無くゲート8の位置変更をすることが出来る為、ゲート8の変更に伴うホットランナーユニット10を準備する為のコストを削減し納期を短縮することが出来る。 【0030】 又、ホットランナーユニット10では、マニホールド1のゲート8の位置、ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置5の位置をさまざまな半径の円周上に変更することが出来る為、ホットランナーユニット10の再作成、加工することなくゲート8の位置変更をすることが出来る。そのため、従来に比べホットランナーユニット10を準備する為のコストを削減し、納期を短縮することが出来る。 従って、部品毎や射出成形用金型100ごとに作り変える事無く、ゲート8の位置などの位置変更の自由度も多く、取り付け位置が容易に決められて組み立て時間も短縮され、低コストでさまざまな形状の成形品でも転用することが出来るホットランナーユニット10を提供することが出来る。 【0031】 図1に図示するように、プラスチック製品を射出成形する射出成形用金型100は、キャビテイ101を形成する入れ子102と、前記請求項1乃至19のいずれか一項に記載のホットランナーユニット10を備えている。 射出成形用金型100では、ホットランナーユニット10がさまざまな位置のゲート8の位置に対応可能な為、キャビテイ101を形成する入れ子102を固定側受け板103内に差し替えることによって多様な成形品の形状に対応することが出来る。 キャビテイ101部分を形成する入れ子102を変更することにより、さまざまな形状の成形品に対応することが出来る。その為に、従来では、対応することが困難であった成形数が少なく納期が短いものにも容易に対応することが可能である。 従って、部品毎や射出成形用金型100ごとに作り変える事無く、ゲート8の位置などの位置変更の自由度も多く、取り付け位置が容易に決められて組み立て時間も短縮され、低コストでさまざまな形状の成形品でも転用することが出来るホットランナーユニット10を備える射出成形用金型100を提供することが出来る。 【図面の簡単な説明】 【0032】 【図1】本発明の実施形態にかかるホットランナーユニットとそのホットランナーユニットを備える射出成形用金型の基本構成の断面図である。 【図2】本発明の実施形態にかかるホットランナーユニットのマニホールド取り付けプレートの平面図である。 【図3】本発明の実施形態にかかるホットランナーユニットのホットランナーユニットベースの平面図である。 【図4】本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニットの基本構成の下面図である。 【図5】本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニットのホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板の回動状態の基本構成の下面図である。 【図6】本発明の実施形態にかかるバルブゲート方式のホットランナーユニットのキー溝と突起の基本構成図である。 【符号の説明】 【0033】 1 マニホールド、2 マニホールド取り付けプレート、3 ホットランナーユニットベース、4 固定側取り付け板、5 ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置、6 ホットランナーバブル開閉用シリンダ装置取り付け板、7 ホットランナーボディ、8 ゲート、9 バブルピン、10 ホットランナーユニット、11 スプルー、20 マニホールド取り付け用タップ穴、21 マニホールド取り付け溝、22 辺、23 外形部、24 角削除部、30 マニホールド取り付けプレート取り付け部、31 4角溝、32 辺、40 キー溝、50 位置決めキー、60 突起、61 位置決め用キー溝、100 射出成形用金型、101 キャビテイ、102 入れ子、103 固定側受け板
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| 【出願人】 |
【識別番号】000006747 【氏名又は名称】株式会社リコー
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| 【出願日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【代理人】 |
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| 【公開番号】 |
特開2008−62521(P2008−62521A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−243102(P2006−243102) |
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