| 【発明の名称】 |
自動車用窓ガラスユニットの製造装置 |
| 【発明者】 |
【氏名】中嶋 啓博
|
| 【要約】 |
【課題】設備を大掛かりにすることなくガラス板の下縁に対して樹脂製ホルダを射出成形することができ、複数の樹脂製ホルダの成形位置や間隔が互いに異なる各種窓ガラスに対しても容易に対応することができるガラスユニット製造装置の提供。
【構成】ガラス板2を規定位置に固定させるガラス受け具25と、ガラス受け具25に固定されたガラス板2の下縁部分を挟むことにより、内部に樹脂製ホルダに対応したキャビティが形成される複数の成形型51と、成形型51内に溶融した樹脂を射出する射出ユニット52と、射出ユニット52を、複数の成形型51を結ぶ直線に沿って移動させ、複数の成形型51に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構53と、複数の成形型51の成形型を、夫々別々にガラス板2の下縁に沿って移動可能とする成形型移動機構とを具備する。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 自動車窓用のガラス板と、該ガラス板の下縁部分に対して一体的に成形される複数の樹脂製ホルダとを備え、前記ガラス板を昇降させるための昇降装置に前記樹脂製ホルダを介して連結される自動車用窓ガラスユニット、を製造する製造装置であって、 前記ガラス板を規定位置に固定させるガラス受け具と、 該ガラス受け具によって固定された前記ガラス板の下縁部分を挟むことにより、内部に前記樹脂製ホルダに対応したキャビティが形成される複数の成形型と、 該成形型内に、溶融した樹脂を射出する射出ユニットと、 該射出ユニットを、前記複数の成形型を結ぶ直線に沿って移動させ、該複数の成形型に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構と、 前記複数の成形型のうち少なくとも一つの成形型を、前記ガラス板の下縁に沿って移動可能とする成形型移動機構と を具備することを特徴とする自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項2】 前記射出位置変位機構は、前記射出ユニットを前記直線に沿って摺動可能に支持する射出ユニット支持部と、前記射出ユニットが夫々の前記成形型に対向するように前記直線に沿って移動させる射出位置変位用駆動源とを備え、 前記成形型移動機構は、前記成形型を前記ガラス板の下縁に沿って摺動可能に支持する成形型支持部と、前記成形型を手動操作によって摺動させる手動操作部とを備えることを特徴とする請求項1に記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項3】 前記ガラス受け具は、 前記ガラス板を寝かせた状態で載置可能な受具本体と、 該受具本体から上方に突出するとともに、前記ガラス板の上縁と当接し、前記ガラス板の基準位置を定める基準ピンと、 該受具本体から上方に突出するとともに、前記ガラス板の下縁を押圧し、前記ガラス板を前記基準ピン側に付勢する位置決めピンと、 少なくとも前記射出ユニットによって何れかの前記成形型内に樹脂を射出する際、前記ガラス板を前記受具本体側に吸引し前記ガラス板における面方向への変形を防止する吸引手段と を備えることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項4】 前記成形型は、前記ガラス板よりも下方に位置し固定状態に支持された下型と、前記ガラス板よりも上方に位置し昇降可能な上型とからなり、 前記ガラス受け具は、前記基準ピン及び前記位置決めピンによって前記ガラス板を固定したまま、該ガラス板の下縁部分を前記上型及び前記下型の間に挿入させるガラス挿入機構をさらに備え、 該ガラス挿入機構は、前記位置決めピンを前記ガラス板の下縁に圧接させた状態で昇降させるピン昇降部と、前記ガラス板を前記成形型に向って水平方向に移動させるガラス駆動部と、前記ピン昇降部によって前記ガラス板の下縁部分を持ち上げた状態で前記ガラス駆動部を動作させ、前記ガラス板の下縁部分が前記上型及び前記下型の間に挿入されると、その後、前記ガラス板の下縁部分を下降させ前記ガラス板を前記下型に当接させるガラス装着制御手段と、を具備することを特徴とする請求項3に記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項5】 上面に前記ガラス受け具を載置して支持するとともに、下端にキャスターを有する受具支持台をさらに備え、 前記ガラス受け具及び前記受具支持台を具備して構成されるガラス支持装置と、前記成形型、前記射出ユニット、前記射出位置変位機構、及び前記成形型移動機構を具備して構成される成形機とが、互いに分離可能に連結されていることを特徴とする請求項1乃至請求項4の何れか一つに記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項6】 前記樹脂製ホルダは、内面が前記ガラス板の表面側に当接する表面側保持部と、内面が前記ガラス板の裏面側に当接する裏面側保持部と、内面が前記ガラス板の下縁端面に当接し前記表面側保持部及び前記裏面側保持部を繋ぐ端面側保持部と、該端面側保持部から下方に突出し前記昇降装置に連結可能な突出連結部とを有し、 前記成形型は、前記表面側保持部に対応する表面側キャビティを内部に形成する表面側成形部と、前記裏面側保持部に対応する裏面側キャビティを内部に形成する裏面側成形部と、前記端面側保持部に対応する端面側キャビティを内部に形成する端面側成形部と、前記突出連結部に対応する突出キャビティを内部に形成する突出成形部とを備え、 前記端面側成形部は、前記ガラス板における高さ方向の公差を加味して高さが最大である最大ガラス板を想定した場合に、前記端面側成形部における前記最大ガラス板の端面に対向する部位が、前記最大ガラス板の端面に当接するか、あるいは該最大ガラス板の端面との間に隙間が生じるように形成され、 一方、前記成形型の左右側方には、 前記射出ユニットによって前記成形型内に樹脂を射出する際に、前記ガラス板の下縁端面に当接して、前記ガラス板の下縁端面と前記端面側成形部との間に形成される隙間の開口部分を塞ぎ、前記ガラス板の下縁端面と前記端面側成形部との隙間を通った樹脂が、前記成形型の外部に流出することを防止する流出防止部材をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至請求項5の何れか一つに記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項7】 前記成形型は、内部に樹脂が射出される際、前記表面側成形部と前記ガラス板の表面との間、及び前記裏面側成形部と前記ガラス板の裏面との間に、前記射出ユニットによって射出された樹脂が流出しない大きさの隙間が生じるように形成されていることを特徴とする請求項6に記載の自動車用窓ガラスユニットの製造装置。 【請求項8】 自動車窓用のガラス板と、該ガラス板の下縁部分に対して一体的に成形される二個の樹脂製ホルダとを備え、前記ガラス板を昇降させるための昇降装置に前記樹脂製ホルダを介して連結される自動車用窓ガラスユニット、を製造する製造装置であって、 二枚の前記ガラス板を夫々別々に規定位置に固定させる二組のガラス受け具と、 夫々の該ガラス受け具によって固定された二枚の前記ガラス板の下縁部分を挟むことにより、内部に前記樹脂製ホルダに対応したキャビティが形成される四組の成形型と、 該成形型内に、溶融した樹脂を射出する射出ユニットと、 該射出ユニットを、四組の前記成形型を結ぶ直線に沿って移動させ、該四組の成形型に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構と、 前記四組の成形型を夫々別々に、前記ガラス板の下縁に沿って移動可能に支持する成形型移動機構と を具備することを特徴とする自動車用窓ガラスユニットの製造装置。
|
【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自動車用窓ガラスユニットの製造装置に関するものであり、特に、昇降装置に連結可能な樹脂製ホルダを、自動車窓用のガラス板の下縁部分に対し一体的に成形する製造装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 例えば、図12に示すように、自動車の窓ガラスを昇降させるための昇降装置140として、二本のアーム141,142、昇降レール143、固定レール144、及びレギュレータ(図示しない)等から構成されたものが知れている。二本のアーム141,142は、支点146を軸として互いに回動可能に連結されており、その上端が昇降レール143に摺動可能に取付けられている。また、一方のアーム141の下端は固定レール144に摺動可能に取付けられ、他方のアーム142の下端はラックギア147を介してレギュレータ(図示しない)に接続されている。つまり、レギュレータによってラックギア147を駆動することにより、昇降レール143を昇降させることができるようになっている。 【0003】 窓ガラス148は、二つのホルダ149を介して昇降レール143に連結されている。ホルダ149は、ガラス繊維を含有したポリアセタール樹脂等から成形されており、一般的には、窓ガラス148及びホルダ149にプライマーを塗布した後、ウレタン接着剤によって窓ガラス148の下縁近傍に接着されることにより取付けられる。 【0004】 ところが、上記の製造方法では、ホルダ149の接着力を確保するために、窓ガラス148及びホルダ149にプライマーを塗布しなければならず、また、それに伴い、プライマーの塗布工程や乾燥工程が必要になり、さらには接着剤が固まるまでに比較的長い時間を要することから、中間在庫を多く抱えなければならなかった。また、使用する材料が多いため、管理に手間がかかっていた。 【0005】 さらに、近年は資源の再利用促進の観点から、自動車用窓ガラスの再資源化が望まれているが、ガラス板にプライマーや接着剤が付着されていると、これらの材料とガラス材料との分別ができず、ガラス板をリサイクルすることが困難となっていた。 【0006】 そこで、窓ガラス148の下縁部に対し、樹脂製のホルダ149を射出成形により一体化する技術が提案されている(例えば特許文献1)。特に、この文献によれば、窓ガラス148の下縁部分に貫通孔を穿設し、この貫通孔を含む領域に対して樹脂製のホルダ149を射出成形により一体化する技術が開示されている。これによれば、窓ガラス148に樹脂製のホルダ149を射出成形により一体化するだけで、ホルダ149を固定できるため、プライマーの塗布工程や接着剤による接着工程が不要となり、比較的短い時間で製造することが可能になる。また、窓ガラス148とホルダ149とを分別することが可能となり、窓ガラス148(ガラス板)を再資源として有効利用できるようになる。 【0007】 【特許文献1】再公表WO2002/070293 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかし、ホルダ149を射出成形によって窓ガラス148に一体化する方法を実現するには、窓ガラス148を固定するガラス受け具、ガラス板の下縁部分に装着される成形型(例えば金型)、及び成形型内に溶融した樹脂を射出する射出ユニット等を備える必要があり、設備が複雑になる虞があった。特に、窓ガラス148の下縁部分に対し少なくとも二つのホルダ149が互いに離間して成形されるため、成形型及び成形射出ユニットが大型化し、大掛かりな装置となることが懸念されていた。また、車種が異なると、窓ガラスの大きさや形状が同一または類似していても、ホルダ149の取付け位置やピッチが異なる場合があり、このような各種の窓ガラスに対応するためには、複数種類の成形型を予め準備しておかなければならなかった。このため、設備費がさらに嵩むとともに、成形型の交換作業及び管理に多くの手間がかかることとなり、ひいては作業者の負担が増加するとともに、多品種少量生産に対応することが困難となっていた。 【0009】 また、窓ガラス148の上縁を固定した状態で、窓ガラス148の下縁部分に対して射出成形することから、窓ガラス148の面方向に大きな圧力が加わっていた。特に、複数のホルダ149を同時に成形するため、窓ガラス148に加わる圧力が相当高いものとなっていた。このため、窓ガラス148を破損させるに至らないまでも、射出中に窓ガラス148が湾曲したり変形したりする場合があり、ひいては窓ガラス148の下縁部分の位置が変化し、ホルダ149の取付精度を悪化させる要因となっていた。 【0010】 そこで、本発明は、上記の実状に鑑み、設備を大掛かりにすることなくガラス板の下縁に対して樹脂製ホルダを射出成形することができるとともに、複数の樹脂製ホルダの成形位置や間隔が互いに異なる各種窓ガラスに対しても容易に対応することができ、しかも、射出中におけるガラス板の変形を抑制することが可能な自動車用窓ガラスユニットの製造装置の提供を課題とする。 【課題を解決するための手段】 【0011】 本発明にかかる自動車用窓ガラスユニットの製造装置は、「自動車窓用のガラス板と、該ガラス板の下縁部分に対して一体的に成形される複数の樹脂製ホルダとを備え、前記ガラス板を昇降させるための昇降装置に前記樹脂製ホルダを介して連結される自動車用窓ガラスユニット、を製造する製造装置であって、 前記ガラス板を規定位置に固定させるガラス受け具と、 該ガラス受け具によって固定された前記ガラス板の下縁部分を挟むことにより、内部に前記樹脂製ホルダに対応したキャビティが形成される複数の成形型と、 該成形型内に、溶融した樹脂を射出する射出ユニットと、 該射出ユニットを、前記複数の成形型を結ぶ直線に沿って移動させ、該複数の成形型に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構と、 前記複数の成形型のうち少なくとも一つの成形型を、前記ガラス板の下縁に沿って移動可能とする成形型移動機構と を具備する」ものである。 【0012】 ここで、「樹脂製ホルダ」の形状は特に限定されるものではないが、例えば、内面がガラス板の表面に当接する表面側保持部と、内面がガラス板の裏面に当接する裏面側保持部と、内面がガラス板の下縁端面に当接し表面側保持部及び裏面側保持部を繋ぐ端面側保持部と、その端面側保持部から下方に突出し昇降装置に連結される突出連結部とから構成することができる。また、「昇降装置」の構成も特に限定されるものではないが、支点を軸として互いに回動可能に連結された二本のアームと、それらの上端に摺動可能に取付けられた昇降レールと、一方のアームの下端に摺動可能に取付けられた固定レールと、他方のアームの下端に対しラックギアを介して接続されたレギュレータとを具備して構成することができる。なお、この場合、樹脂製ホルダは、昇降レールに連結されることになるが、樹脂製ホルダの内部に、連結用のナットが埋込まれるようにしてもよい。 【0013】 また、「自動車窓ガラスユニット」は、少なくともガラス板と複数の樹脂製ホルダを具備して構成されるが、これら以外の部材が取付けられていても構わない。また、「ガラス受け具」は、ガラス板を立てた状態で固定してもよく、寝かした状態で固定するようにしてもよい。なお、ガラス板を固定する構成は特に限定されるものではないが、例えば、ガラス板を寝かせた状態で載置可能な受具本体と、ガラス板の上縁と当接しガラス板の基準位置を定める基準ピンと、ガラス板の下縁を押圧しガラス板を基準ピン側に付勢する位置決めピンとから構成することができる。 【0014】 さらに、「射出位置変位機構」は、射出ユニットを所定の直線に沿って摺動可能に支持する射出ユニット支持部(具体的にはガイドレール)と、射出ユニットを夫々の成形型に対向するように直線に沿って移動させる駆動源(具体的には電動モータ)とから構成することができる。また、「成形型移動機構」は、成形型をガラス板の下縁に沿って摺動可能に支持する成形型支持部(具体的には送りネジ)と、成形型を手動操作によって摺動させるハンドルとから構成することができる。なお、手動操作をする代わりに電動モータ等の駆動源を設け、電気的に発生する動力を用いて成形型を移動させるようにしてもよい。 【0015】 本発明の自動車用窓ガラスユニットの製造装置(以下、「ガラスユニット製造装置」という)によれば、まず、ガラス板がガラス受け具によって規定位置に固定され、その後、ガラス板の下縁部分に対して複数の成形型が装着される。なお、ガラス受け具に、ガラス板を固定したまま、成形型内(例えば上型と下型の間)に送込む機構を備えるようにしてもよく、この場合には、ガラス受け具と成形型とを離間して配置することが可能になる。 【0016】 また、成形型は、ガラス板の下縁部分の、樹脂ホルダが成形される部位に対して夫々別々に設けられる。つまり、樹脂ホルダが二個成形される場合には、ガラス板の下縁部分に対して二組の成形型が装着される。しかも、製造装置には成形型移動機構が設けられており、複数の成形型のうち少なくとも一つの成形型をガラス板の下縁に沿って移動させることが可能になっている。このため、複数の樹脂ホルダの間隔や取付位置が互いに異なる、各種の窓ガラスユニットを製造する場合であっても、成形型移動機構によって容易に対応することが可能になる。つまり、成形型を交換しなくても、成形型をスライドさせるだけで所望の位置に成形型を配置させることが可能になる。 【0017】 ガラス板の下縁部分に複数の成形型が装着された後、射出ユニットによって成形型内のキャビティに、溶融した樹脂が射出される。特に、製造装置には、射出位置変位機構が備えられており、射出ユニットは、複数の成形型を結ぶ直線に沿って移動し、複数の成形型に対して順に樹脂を注入する。つまり、複数の樹脂製ホルダを一つずつ順に成形する。このため、比較的小型の射出ユニットで対応することが可能になり、装置の小型化及び低廉化が可能となる。また、樹脂製ホルダを1つずつ成形することから、射出中にガラス板の下縁端面に加わる圧力を低減することが可能となり、ガラス板の変形等を抑制することが可能となる。 【0018】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「前記射出位置変位機構は、前記射出ユニットを前記直線に沿って摺動可能に支持する射出ユニット支持部と、前記射出ユニットが夫々の前記成形型に対向するように前記直線に沿って移動させる射出位置変位用駆動源とを備え、 前記成形型移動機構は、前記成形型を前記ガラス板の下縁に沿って摺動可能に支持する成形型支持部と、前記成形型を手動操作によって摺動させる手動操作部とを備える」ように構成してもよい。 【0019】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、射出位置変位用駆動源が動作すると、射出ユニットは、射出ユニット支持部に案内されて摺動する。つまり、電動機等の動力を用いて夫々の成形型と対向する位置まで移動させることが可能になるため、作業者に負担をかけることなく円滑に移動させることができる。一方、成形型は、手動操作部(例えばハンドル)の操作によって摺動するため、樹脂製ホルダ同士の間隔を無段階に調整することが可能になる。また、電動機等の駆動源が不要であることから、製造装置のさらなる低廉化が可能になるとともに、装置全体の小型化及び軽量化が可能になる。 【0020】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「前記ガラス受け具は、 前記ガラス板を寝かせた状態で載置可能な受具本体と、 前記ガラス板の上縁と当接し、前記ガラス板の基準位置を定める基準ピンと、 前記ガラス板の下縁を押圧し、前記ガラス板を前記基準ピン側に付勢する位置決めピンと、 少なくとも前記射出ユニットによって何れかの前記成形型内に樹脂を射出する際、前記ガラス板を前記受具本体側に吸引し前記ガラス板における面方向への変形を防止する吸引手段と を備える」ように構成してもよい。 【0021】 ここで、「基準ピン」及び「位置決めピン」は、夫々1つのみ設けるようにしてもよいが、複数設けるようにすれば、安定して固定することが可能になる。 【0022】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、ガラス板を寝かせた状態で載置可能な受具本体と、基準ピン及び位置決めピンとが設けられており、基準ピンがガラス板の上縁に当接し、位置決めピンがガラス板の下縁を基準ピン側に付勢することによりガラス板が位置決めされるようになっている。つまり、自動車用窓ガラスのガラス板は、一般に上縁を基準として製造され、高さ方法に1mm程度の公差が生じるが、本発明では位置決めピンによってガラス板を基準ピン側に付勢するため、ガラス板の高さがばらついても上縁を基準とした規制位置にガラス板を固定することが可能になる。また、成形型内に樹脂を射出する際には、吸引手段によってガラス板が受具本体側に吸引されるため、譬え、ガラス板の下縁端面に過度の圧力が加わった場合でも、ガラス板の変形による浮き上がりを防止することができる。 【0023】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「前記成形型は、前記ガラス板よりも下方に位置し固定状態に支持された下型と、前記ガラス板よりも上方に位置し昇降可能な上型とからなり、 前記ガラス受け具は、前記基準ピン及び前記位置決めピンによって前記ガラス板を固定したまま、該ガラス板の下縁部分を前記上型及び前記下型の間に挿入させるガラス挿入機構をさらに備え、 該ガラス挿入機構は、前記位置決めピンを前記ガラス板の下縁に圧接させた状態で昇降させるピン昇降部と、前記ガラス板を前記成形型に向って水平方向に移動させるガラス駆動部と、前記ピン昇降部によって前記ガラス板の下縁部分を持ち上げた状態で前記ガラス駆動部を動作させ、前記ガラス板の下縁部分が前記上型及び前記下型の間に挿入されると、その後、前記ガラス板の下縁部分を下降させ前記ガラス板を前記下型に当接させるガラス装着制御手段と、を具備する」ように構成してもよい。 【0024】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、受具本体が成形型から分離されており、受具本体上で基準ピン及び位置決めピンによって固定されたガラス板は、ガラス挿入機構によって移動させられ、ガラス板の下縁部分が、上型及び下型の間に挿入する。この際、ガラス挿入機構は、まず、位置決めピンをガラス板の下縁に圧接させた状態で上昇させる。つまり、ガラス板の下縁部分を持ち上げた状態とする。その後、ガラス駆動部を動作させ、ガラス板の下縁部分を上型及び下型の間に挿入させる。さらにその後、位置決めピンによってガラス板の下縁部分を下降させ、ガラス板を下型の上面に当接させる。このように、下型が固定状態で配置されていても、ガラス板の下縁部分と下型との接触を回避しながらガラス板を挿入させることが可能になり、ひいてはガラス板における下縁端面の破損を防止することが可能になる。特に、位置決めピンを用いて下縁部分を持ち上げることから、比較的簡単な構成で安価に実現することが可能になる。 【0025】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「上面に前記ガラス受け具を載置して支持するとともに、下端にキャスターを有する受具支持台をさらに備え、 前記ガラス受け具及び前記受具支持台を具備して構成されるガラス支持装置と、前記成形型、前記射出ユニット、前記射出位置変位機構、及び前記成形型移動機構を具備して構成される成形機とが、互いに分離可能に連結されている」構成を採用してもよい。 【0026】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、ガラス受け具が、キャスターを有する受具支持台の上に載置されており、これらを、成形機(すなわち成形型、射出ユニット、射出位置変位機構、及び成形型移動機構を具備する成形機)から分離させることが可能になっている。このため、例えば、ガラス板の形状や大きさが変わる場合には、受具支持台ごとガラス受け具を交換することができ、交換作業における作業者の負担を軽減することが可能になる。つまり、多品種少量生産でも比較的容易に対応することが可能になる。 【0027】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「前記樹脂製ホルダは、内面が前記ガラス板の表面側に当接する表面側保持部と、内面が前記ガラス板の裏面側に当接する裏面側保持部と、内面が前記ガラス板の下縁端面に当接し前記表面側保持部及び前記裏面側保持部を繋ぐ端面側保持部と、該端面側保持部から下方に突出し前記昇降装置に連結可能な突出連結部とを有し、 前記成形型は、前記表面側保持部に対応する表面側キャビティを内部に形成する表面側成形部と、前記裏面側保持部に対応する裏面側キャビティを内部に形成する裏面側成形部と、前記端面側保持部に対応する端面側キャビティを内部に形成する端面側成形部と、前記突出連結部に対応する突出キャビティを内部に形成する突出成形部とを備え、 前記端面側成形部は、前記ガラス板における高さ方向の公差を加味して高さが最大である最大ガラス板を想定した場合に、前記端面側成形部における前記最大ガラス板の端面に対向する部位が、前記最大ガラス板の端面に当接するか、あるいは該最大ガラス板の端面との間に隙間が生じるように形成され、 一方、前記成形型の左右側方には、 前記射出ユニットによって前記成形型内に樹脂を射出する際に、前記ガラス板の下縁端面に当接して、前記ガラス板の下縁端面と前記端面側成形部との間に形成される隙間の開口部分を塞ぎ、前記ガラス板の下縁端面と前記端面側成形部との隙間を通った樹脂が、前記成形型の外部に流出することを防止する流出防止部材 をさらに備える」ように構成してもよい。 【0028】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、成形型には、表面側成形部、裏面側成形部、端面側成形部、及び突出成形部が形成されており、この成形型内のキャビティに樹脂を射出することにより、ガラス板の表面側に当接する表面側保持部、裏面側に当接する裏面側保持部、下縁端面に当接し表面側保持部及び裏面側保持部を繋ぐ端面側保持部からなる断面略コ字形の部分と、端面側保持部から下方に突出する突出連結部とを有する樹脂製ホルダが成形される。 【0029】 ところで、成形型の端面側成形部によって端面側保持部を形成する場合には、端面側成形部におけるガラス板の端面に対向する部位を、ガラス板の端面に当接させる必要がある。しかしながら、前述したように自動車窓ガラス用のガラス板は製造上の公差を有し、且つ上縁を基準として製造されるため、上縁に対する下縁部分の位置がばらつくことがある。このため、設計上のガラス板の大きさに合せて、成形型の端面側成形部をガラス板の下縁部分に配置させると、ガラス板の高さ寸法が基準値よりも小さい場合には、端面側成形部とガラス板の下縁との間に隙間が生じ、端面側キャビティに射出された樹脂がこの隙間を通って流出する虞がある。一方、ガラス板の高さ寸法が基準値よりも大きい場合には、成形型の端面側成形部とガラス板の下縁部分とが重なり合い、ガラス板を破損させることが懸念される。 【0030】 これに対し、本発明では、ガラス板における高さ方向の公差が最大である最大ガラス板を想定し、端面側成形部における最大ガラス板の端面に対向する部位が、最大ガラス板の端面に当接するか、あるいは最大ガラス板の端面との間に隙間が生じるように端面側成形部を形成している。このため、ガラス板における高さ方向の寸法がばらついても、成形型の端面側成形部とガラス板の下縁部分との衝突を回避することが可能になる。また、成形型の左右両側には、成形型とは独立した一対の流出防止部材が設けられており、射出ユニットによって成形型内に樹脂を射出する際に、流出防止部材をガラス板の下縁端面に当接させる。これによれば、ガラス板の下縁端面と端面側成形部との間に形成される隙間の開口部分が塞がれ、その隙間を通った樹脂が成形型の外部に流出することを防止できる。 【0031】 また、本発明のガラスユニット製造装置において、「前記成形型は、内部に樹脂が射出される際、前記表面側成形部と前記ガラス板の表面との間、及び前記裏面側成形部と前記ガラス板の裏面との間に、前記射出ユニットによって射出された樹脂が流出しない大きさの隙間が生じるように形成されている」構成を採用してもよい。 【0032】 ところで、ガラス板の公差は高さ寸法だけではなく厚み寸法においても生じるが、厚み寸法の公差は高さ寸法の公差に比べると小さい。そこで、本発明のガラスユニット製造装置によれば、内部に樹脂が射出される際、表面側成形部とガラス板の表面との間、及び裏面側成形部とガラス板の裏面との間に、小さな隙間(樹脂の粘性によって樹脂が流出しない隙間(例えば0.1〜0.2mm))が生じるように、表面側成形部及び裏面側成形部を形成している。このため、ガラス板における下縁部分の厚さ寸法がばらついても、樹脂の流出を阻止するとともに、ガラス板の破損を防止することができる。 【0033】 ところで、本発明のガラスユニット製造装置は、以下のように構成することもできる。すなわち「自動車窓用のガラス板と、該ガラス板の下縁部分に対して一体的に成形される二個の樹脂製ホルダとを備え、前記ガラス板を昇降させるための昇降装置に前記樹脂製ホルダを介して連結される自動車用窓ガラスユニット、を製造する製造装置であって、 二枚の前記ガラス板を夫々別々に規定位置に固定させる二組のガラス受け具と、 夫々の該ガラス受け具によって固定された二枚の前記ガラス板の下縁部分を挟むことにより、内部に前記樹脂製ホルダに対応したキャビティが形成される四組の成形型と、 該成形型内に、溶融した樹脂を射出する射出ユニットと、 該射出ユニットを、四組の前記成形型を結ぶ直線に沿って移動させ、該四組の成形型に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構と、 前記四組の成形型を夫々別々に、前記ガラス板の下縁に沿って移動可能に支持する成形型移動機構と を具備する」ように構成してもよい。 【0034】 本発明のガラスユニット製造装置によれば、樹脂製ホルダが二個ずつ成形された自動車用窓ガラスユニットを二枚単位で製造することが可能になる。つまり、ガラス受け具が二組設けられ、夫々のガラス受け具に固定される各ガラス板の下縁部分に対して成形型が二組ずつ配置される。但し、射出ユニットは一セットのみであり、四個の成形型を結ぶ直線に沿って移動し、四組の成形型に対して順に樹脂を注入する。なお、一方のガラス板に対して樹脂ホルダが成形されるまでの間には、成形型を閉じる工程、射出ユニットを一方の成形位置まで移動させる工程、対向する成形型に樹脂を射出する工程、射出ユニットを他方の成形位置まで移動させる工程、対向する成形型に樹脂を射出する工程、冷却工程、成形型を開く工程、及び製品を突き出す工程等が行われるが、これらの工程が行われる時間を利用して、作業者に、他方のガラス受け具で製造されたガラス板(完成品)の検査及び取出し、並びに新たなガラス板のセット等を行わせることが可能になり、これによれば、二組のガラス受け具に固定された夫々のガラス板に対して、射出ユニットを交互にしかも連続的に動作させることができ、製造装置の稼働率を高めることが可能になる。 【発明の効果】 【0035】 このように、本発明の自動車用窓ガラスユニットの製造装置によれば、射出ユニットを移動可能とし、複数の樹脂製ホルダを一つずつ成形することから、設備を大掛かりにすることなくガラス板の下縁に対して樹脂製ホルダを射出成形することができる。また、ガラス板に加わる圧力を抑え、射出中におけるガラス板の変形を抑制することができる。さらに、複数の成形型が別々に設けられ且つ移動可能であることから、樹脂製ホルダの成形位置や間隔が互いに異なる各種の窓ガラスに対しても容易に対応することができる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0036】 以下、本発明の一実施形態であるガラスユニット製造装置について、図1乃至図10に基づき説明する。図1はガラスユニット製造装置の構成を示す正面図であり、図2はその平面図であり、図3は左側面図である。なお、これらの図面においては説明の便宜上一部を省略した構成を示している。また、図4及び図5はガラスユニット製造装置の動作を、正面及び上面から見た状態を概念的に示す説明図である。図6は成形型の構成を示す縦断面図であり、図7はガラスユニット製造装置におけるガラス支持装置の構成を示す拡大側面図であり、図8(a)は成形型への樹脂注入状態を示す説明図であり、(b)はそのA−A断面図であり、(c)は成形型によって成形された完成品を示す平面図であり、図9は図8(a)におけるB−B断面図である。また、図10はガラスユニット製造装置における制御手段の機能的構成を示すブロック図である。なお、図11(a)は樹脂製ホルダが成形される前のガラス板を示す斜視図であり、(b)は樹脂製ホルダが形成された自動車用窓ガラスユニットを示す斜視図である。 【0037】 本実施形態のガラスユニット製造装置1は、自動車窓用のガラス板2に対し昇降装置140(図12参照)に連結可能な樹脂製ホルダ3を、一体的に成形する製造装置である。つまり、図11に示すように、自動車窓用のガラス板2と、そのガラス板2の下縁部分に対して成形される二つの樹脂製ホルダ3とを具備して構成される自動車用窓ガラスユニット4を製造するためのものである。なお、昇降装置140の構成については上述した周知の装置と同様であるため、ここでは詳細な説明を省略する。 【0038】 図11(a)に示すように、ガラス板2の周縁部3には、ガラス板2を貫通する貫通孔5が穿設されており、樹脂製ホルダ3は、射出成形によって貫通孔5を含むガラス板2の下縁部分に一体化される。樹脂製ホルダ3は、主な構成として、ガラス板2を挟んだ状態で支持するように、内面がガラス板2の表面6側に当接する表面側保持部7、及び内面がガラス板2の裏面8側に当接する裏面側保持部9と、内面がガラス板2の下縁端面10に当接し表面側保持部7及び裏面側保持部9を繋ぐ端面側保持部11と、その端面側保持部11から下方に突出し昇降装置140に連結可能な突出連結部12とを具備して構成されており、突出連結部12には、ボルト等の締結手段を挿通させるための取付孔13が穿設されている。なお、樹脂製ホルダ3は、一枚のガラス板2に対して二つ設けられているが、一方の樹脂製ホルダ3の取付孔13は丸孔形状に形成され、他方の樹脂製ホルダ3の取付孔13は長孔形状に形成される。 【0039】 図1〜図3に示すように、本例のガラスユニット製造装置1は、二枚のガラス板2(例えば前部座席用の窓ガラスと後部座席用の窓ガラス)に対して、樹脂製ホルダ3を二個ずつ成形することが可能となっており、二枚のガラス板2を夫々支持する二組のガラス支持装置20と、四つの樹脂製ホルダ3を成形する成形機21とから構成されている。図3に示すように、ガラス支持装置20は、ガラス板2を規定位置に固定させるガラス受け具25と、上面にガラス受け具25を載置して支持するとともに移動可能に構成された受具支持台26とに大別されている。ガラス受け具25は、図7に示すように、ガラス板2を寝かせた状態に載置可能な受具本体28と、ガラス板2の上縁部分等に当接し、ガラス板2の基準位置を定める複数の基準ピン29と、ガラス板2の下縁部分等を押圧し、ガラス板2を基準ピン29側に付勢する複数の位置決めピン31とを有している。ここで、基準ピン29は円筒状の外観を呈し、鉛直方向に立設された基準ピン支持部30によって固定状態で支持されている。一方、位置決めピン31は中央部分が縮径された糸巻型の外観を呈し、位置決めピン支持部32によって移動可能に支持されている。特に、位置決めピン支持部32には、前後方向に伸縮するピン移動用シリンダ33を有するピン移動機構34と、鉛直方向に伸縮するピン昇降用シリンダ35を有するピン昇降装置36とが具備されており、位置決めピン31を、ガラス板2の下縁端面10から離れる開放位置と、ガラス板2の下縁端面10(図11参照)に圧接する固定位置、との間で水平方向に移動させるとともに、固定位置において昇降させることが可能になっている。ここで、ピン昇降用シリンダ35が本発明のピン昇降部に相当する。 【0040】 また、受具本体28は、ガラス板2の裏面8(寝かせた状態では下面)に当接しガラス板2を支持する複数の支えピン38と、樹脂製ホルダ3を成形する際、ガラス板2の裏面8を下方に吸引しガラス板2における面方向への変形を防止する吸引手段39とを備えている。つまり、複数の支えピン38によってガラス板2を載置するとともに、吸引手段39によって浮き上がりを防止している。 【0041】 また、ガラス受け具25には、支えピン38、基準ピン29、及び位置決めピン31によってガラス板2を固定したまま、ガラス板2の下縁部分を成形機21内に挿入させるガラス挿入機構42を備えている。このガラス挿入機構42は、ガラス挿入用シリンダ43を有しており、ピストンロッドの出没によってスライド部材44を前後方向に移動させることにより、ガラス板2を支える部分を基台41に対して摺動させるようになっている。ここで、ガラス挿入用シリンダ43が本発明のガラス駆動部に相当する。 【0042】 また、図3に示すように、受具支持台26は、ガラス受け具25を支持する枠状の受枠部46と、受枠部46の四隅から垂下された脚部45と、夫々の脚部45の下端に取り付けられたキャスタ47とから構成されており、成形機21に対して分離させることが可能になっている。なお、図示していないが、成形機21には、この受具支持台26を位置決めする位置決め手段と、位置決めされた状態で保持するロック手段とが設けられている。また、ガラス受け具25で用いられる電気コードやエア配管を、成形機21に連結させるコネクタ等の連結具も設けられており、ワンタッチで接続させることが可能になっている。 【0043】 一方、図1に示すように、成形機21は、直方体形状の架台50内に配設され、ガラス受け具25によって固定されたガラス板2の下縁部分を挟むことにより、内部に樹脂製ホルダ3に対応したキャビティが形成される四組の成形型51と、各成形型51内に溶融した樹脂(ポリアセタール樹脂等)を射出する射出ユニット52と、この射出ユニット52を四組の成形型51を結ぶ直線に沿って移動させ、その複数の成形型51に対して順に樹脂を注入可能とする射出位置変位機構53と、四組の成形型51を夫々別々にガラス板2の下縁に沿って移動可能とする成形型移動機構54とを具備して構成されている。 【0044】 さらに詳しく説明すると、図6に示すように、成形型51は、ガラス板2よりも下方に位置し固定状態に取付けられた下型57と、ガラス板2よりも上方に位置し昇降可能な上型56とからなる。つまり、上型56が上昇したときは成形型51が開放されガラス板2の挿入及び取出しが可能になり、一方、上型56が下降しガラス板2を挟んで下型57に突き合わせられると、成形型51が閉じられ内部に樹脂を注入させることが可能になる。なお、上型56は、図3に示すように、成形型51の後方に配置された型開閉用シリンダ68を有する型締ユニット69に連結されており、油圧によって例えば10トンの圧力が加わるようになっている。 【0045】 また、図6に示すように、上型56には、樹脂製ホルダ3の表面側保持部7に対応する表面側キャビティ58を内部に形成した表面側成形部59が設けられ、下型57には、裏面側保持部9に対応する裏面側キャビティ60を内部に形成した裏面側成形部61が設けられている。また、上型56及び下型57の連通部分には、端面側保持部11に対応する端面側キャビティ62を内部に形成した端面側成形部63と、突出連結部12に対応する突出キャビティ64を内部に形成した突出成形部65とが設けられている。また、上型56には、射出ユニット52によって樹脂が注入される注入口66と、注入口66に注入された樹脂を夫々のキャビティに供給する樹脂供給路67が形成されている。 【0046】 ところで、端面側成形部63によって端面側保持部11を形成する場合には、端面側成形部63におけるガラス板2の下縁端面10に対向する部位を、ガラス板2の下縁端面10に当接させる必要がある。しかしながら、ガラス板2は製造上の公差を有し、且つ上縁を基準として製造されるため、下縁端面10の位置がばらつくことがある。このため、設計上のガラス板2の大きさに合せて、端面側成形部63をガラス板2の下縁部分に配置させると、ガラス板2の高さ寸法が基準値よりも小さい場合には、端面側成形部63とガラス板2の下縁端面10との間に隙間が生じ、端面側キャビティ62に射出した樹脂がこの隙間を通って流出する虞がある。一方、ガラス板2の高さ寸法が基準値よりも大きい場合には、端面側成形部63とガラス板2の下縁部分とが衝突し、ガラス板2を破損させることが懸念される。 【0047】 そこで、本例では、図8(a),(b)に示すように、ガラス板2における高さ方向の公差が最大である最大ガラス板を想定し、端面側成形部63における最大ガラス板の端面に対向する部位が、最大ガラス板の下縁端面10に当接するか、あるいは最大ガラス板の下縁端面10との間に隙間70が形成されるように端面側成形部63が形成されている。このため、ガラス板2における高さ方向の寸法がばらついても、端面側成形部63とガラス板2の下縁部分との衝突を回避することが可能になる。また、成形型51の左右両側には、成形型51とは独立して動作する一対の流出防止部材71が設けられており、射出ユニット52によって成形型51内に樹脂を射出する際に、流出防止部材71をガラス板2の下縁端面10に当接させるようになっている。このため、ガラス板2の下縁端面10と端面側成形部63との間に形成される隙間70の開口部分が塞がれ、その隙間70を通った樹脂が、成形型51の外部に流出することを防止できる。また、流出防止部材71には、緩衝部材72(弾性部材)が設けられており、流出防止部材71がガラス板2の下縁端面10に当接する際の衝撃が緩和されるようになっている。このため、ガラス板2の高さ寸法がばらついても、下縁端面10に対して過度の押圧力が加わることを抑制し、下縁端面10の破損を防止するとともに、流出防止部材71の先端を下縁端面10に密接させることが可能になる。なお、上記のように隙間70を設けて樹脂を注入した場合には、図8(c)に示すように、ガラス板2の下縁端面10に沿って延出された腕部Aを有する樹脂製ホルダ3が成形される。 【0048】 また、ガラス板2の公差は高さ寸法だけではなく厚み寸法においても生じるが、厚み寸法の公差は高さ寸法の公差に比べると小さい。そこで、図9に示すように、本例のガラスユニット製造装置1によれば、内部に樹脂が射出される際、表面側成形部59とガラス板2の表面6との間、及び裏面側成形部61とガラス板2の裏面8との間に、樹脂が流出しない程度の隙間74(例えば0.1〜0.2mm)が形成されている。このため、ガラス板2における下縁部分の厚さ寸法がばらついても、樹脂の流出を阻止するとともに、ガラス板2の破損を防止することができる。 【0049】 一方、図3に示すように、射出ユニット52は、先端にノズル75が設けられた射出機76と、回転しながら樹脂を溶融するとともに規定量を計量するスクリュ77と、温度制御によって樹脂を高温に維持するヒーター(図示しない)を有するバレル78と、を具備して構成されている。また、射出位置変位機構53は、射出ユニット52を支持するとともに、四組の成形型51を結ぶ直線に沿って摺動可能に支持する射出ユニット支持部80と、射出ユニット52が夫々の成形型51に対向するように直線に沿って射出ユニット52を移動させるサーボモータ81とを備えて構成され、射出ユニット支持部80は、水平方向に配置された二本のガイドレール82と、ガイドレール82に沿って摺動可能に支持されサーボモータ81によって往復直線運動を行うことが可能な複数の摺動部材83とから構成されている。ここで、サーボモータ81が本発明の射出位置変位用駆動源に相当する。 【0050】 成形型移動機構54は、送りねじ(図示しない)等を有し夫々の成形型51をガラス板2の下縁に沿って摺動可能に支持する成形型支持部90と、夫々の送りネジを手動操作によって回転させることにより成形型51を夫々別々に摺動させる四つのハンドル91とを具備している。つまり、電動機等の駆動源を用いることなく、手動操作によって成形型51の位置及び間隔を無段階に調整することが可能となっている。ここで、ハンドル91が本発明の手動操作部に相当する。 【0051】 なお、ガラスユニット製造装置1には、上記の機構の他、制御ボックス95、操作スイッチ97、及びエリアセンサー98等も備えられている。制御ボックス95は、ガラスユニット製造装置1の各種設定や制御を行うものであり、モニタータッチパネル及び複数のスイッチを具備して構成されている。また、操作スイッチ97は成形動作の開始を指示する運転スイッチ96(図10参照)や型締の開閉操作等を行うボタンを有して構成されている。さらに、エリアセンサー98は成形動作中に作業者等が該当エリアに侵入したか否かを検出し、侵入した場合には成形処理を中断するエリアセンサー98が設けられている。 【0052】 次に、ガラスユニット製造装置1の制御装置における機能的構成を、図10のブロック図を基に説明する。ガラスユニット製造装置1の制御装置は、一連の動作を行う運転制御手段100を有する。運転制御手段100は、演算及び制御を行う中央情報処理装置(CPU)と、読み出し専用メモリ(ROM)及びランダムアクセスメモリ(RAM)からなる補助記憶装置とを備えており、予め入力されたプログラムに従って樹脂製ホルダ3の成形処理を行う。運転制御手段100の入力ポートには、運転スイッチ96等の操作スイッチ97と、四組の成形型51及び射出ユニット52の位置を夫々検出する位置検出センサ101が接続されている。 【0053】 運動制御手段83の出力ポートには、サーボモータ81を駆動し射出ユニット52の位置(即ち射出位置)を変化させるとともに、射出ユニット52の位置が四組の成形型51に対して順に対向するように制御する射出位置制御手段102と、スクリュ77を制御し溶融された規定量の樹脂をノズル75から射出する射出動作制御手段104と、型開閉用シリンダ68を制御し、成形型51を開閉させる成形型開閉制御手段105とが接続されている。また、運転制御手段100の出力ポートには、ガラス装着制御手段106が接続されており、ガラス装着制御手段106は、吸引手段39によってガラス板2を吸引保持するとともに、ピン移動用シリンダ33によって位置決めピン31をガラス板2の下縁端面10に圧接させ、ガラス板2を基準ピン29側に向って付勢する。また、ガラス装着制御手段106には、ピン昇降用シリンダ35及びガラス挿入用シリンダ43が接続されており、ガラス板2の下端部分を成形型51に挿入する際、ピン昇降用シリンダ35によってガラス板2の下縁部分を持ち上げた状態でガラス挿入用シリンダ43を動作させ、ガラス板2の下端部分が上型56及び下型57の間に挿入されると、その後、ガラス板2の下縁部分を下降させガラス板2を下型57に当接させるように制御する。 【0054】 続いて、ガラスユニット製造装置1による自動車用窓ガラスユニット4の製造方法について図4及び図5に基づき説明する。まず、作業者は、一方のガラス受け具25に対してガラス板2をセットし、運転スイッチ96をオン操作する。すると、ガラスユニット製造装置1では、ガラス受け具25にセットされたガラス板2に対して、ガラス挿入工程、成形型閉成工程、第一射出ユニット移動工程、第一射出工程、第二射出ユニット移動工程、第二射出工程、冷却工程、成形型開放工程、及び製品突き出し工程が順に行われる。詳しく説明すると、まずガラス挿入機構42(図7参照)によってガラス板2の下縁部分を上型56及び下型57の間に挿入する(ガラス挿入工程)。次に、一対の上型56を下降させ、ガラス板2の下縁部分を上型56及び下型57によって挟むとともに、型開閉用シリンダ68によって加圧する(成形型閉成工程)。その後、一対の成形型51のうち一方の成形型51(F1)に対向するように射出ユニット52を移動させ(第一射出ユニット移動工程)、その成形型51(F1)に対して溶融した樹脂を注入する(第一射出工程)。続いて、もう一方の成形型51(F2)に対向するように射出ユニット52を再び移動させ(第二射出ユニット移動工程)、その成形型51(F2)に対して溶融した樹脂を注入する(第二射出工程)。次に、成形型51(F1,F2)に注入された樹脂を冷却し(冷却工程)、その後、上型56を上昇させ成形型51を開放状態とする(成形型開放工程)。最後に、樹脂製ホルダ3が成形されたガラス板2を成形型51の外部に排出し、取出し可能な状態とする(製品突き出し工程)。つまり、完成した自動車用窓ガラスユニット4を取出すことが可能になる。 【0055】 なお、これらの工程が行われる時間を利用して、作業者は、他方のガラス受け具25において製造された自動車用窓ガラスユニット4を検査し、それを取出す。また、空となったガラス受け具25に新たなガラス板2をセットし、運転スイッチ96をオン操作する。つまり、二枚のガラス板2に対して交互に成形処理を行い、一方のガラス板2に対する樹脂製ホルダ3の成形中には、完成品の取出し処理及び新たなガラス板2のセットを行う。このため、射出ユニット52を交互に且つ連続的に動作させることが可能になり、製造装置の稼働率を高めることが可能になる。 【0056】 このように、本例のガラスユニット製造装置1によれば、射出ユニット52を移動可能とし、複数の樹脂製ホルダ3を一つずつ成形することから、設備を大掛かりにすることなくガラス板2の下縁部分に対して樹脂製ホルダ3を射出成形することができる。また、二つの樹脂製ホルダ3を同時に成形する場合に比べてガラス板2に加わる圧力が抑えられるため、射出中におけるガラス板2の変形を抑制することができる。特に、サーボモータ81の動作によって、射出ユニット52が摺動するため、作業者に負担をかけることなく円滑に移動させることができる。 【0057】 また、本例のガラスユニット製造装置1によれば、成形型移動機構54を備え、四組の成形型51を夫々別々に移動させることが可能になっている。このため、二つの樹脂製ホルダ3の間隔や取付位置が互いに異なる、各種の自動車用窓ガラスユニット4を製造する場合であっても、成形型移動機構54によって容易に対応することができる。つまり、成形型51を交換しなくても、成形型51をスライドさせるだけで所望の位置に成形型51を配置させることが可能になる。特に、成形型51は、ハンドル91による手動操作によって摺動するため、樹脂製ホルダ3同士の間隔を無段階に調整することができる。また、電動機等の駆動源が不要であることから、製造装置のさらなる低廉化が可能になるとともに、装置全体の小型化及び軽量化が可能になる。 【0058】 また、本例のガラスユニット製造装置1によれば、成形型51内に樹脂を射出する際、吸引手段39によってガラス板2を吸引するため、譬え、ガラス板2の下縁端面10に過度の圧力が加わった場合でも、ガラス板2の変形による浮き上がりを確実に防止することができる。 【0059】 また、本例のガラスユニット製造装置1によれば、ガラス挿入機構42は、位置決めピン31を上昇させることにより、ガラス板2の下縁部分を持ち上げた状態で上型56及び下型57の間に挿入させるため、ガラス板2の下縁部分と下型57との接触を回避しながらガラス板2を挿入させることができる。したがって、ガラス板2における下縁端面10の破損を防止することが可能になる。また、位置決めピン31を用いて下縁部分を持ち上げることから、比較的簡単な構成で安価に実現することができる。 【0060】 また、本例のガラスユニット製造装置1によれば、ガラス受け具25が、キャスタ47を有する受具支持台26の上に載置されており、これらを、成形機21から分離させることが可能になっているため、ガラス板2の形状や大きさが変わる場合には、受具支持台26ごとガラス受け具25を交換することができ、交換作業における作業者の負担を軽減することができる。 【0061】 また、本例のガラスユニット製造装置1によれば、最大ガラス板を想定し、端面側成形部63における最大ガラス板の下縁端面に対向する部位が、最大ガラス板の下縁端面に当接するか、あるいは最大ガラス板の下縁端面との間に隙間70が形成されるように端面側成形部63が形成されているため、ガラス板2における高さ方向の寸法がばらついても、成形型51の端面側成形部63とガラス板2の下縁部分との衝突を回避することが可能になる。また、成形型51の左右両側には、成形型51とは独立した一対の流出防止部材71が設けられているため、ガラス板2の端面と端面側成形部63との間に形成される隙間70の開口部分が塞がれ、成形型51の外部に樹脂が流出することを防止できる。 【0062】 さらに、本例のガラスユニット製造装置1によれば、成形型51の内部に樹脂が射出される際、表面側成形部59とガラス板2の表面6との間、及び裏面側保持部9とガラス板2の裏面8との間に、樹脂が流出しない隙間74が形成されるため、ガラス板2における下縁部分の厚さ寸法がばらついても、樹脂の流出を阻止するとともに、ガラス板2の破損を防止することができる。 【0063】 以上、本発明を実施するための最良の形態を挙げて説明したが、本発明はこの実施の形態に限定されるものではなく、以下に示すように本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の改良および設計の変更が可能である。 【0064】 すなわち、上記実施形態のガラスユニット製造装置1では、ガラス板2に貫通孔5を穿設し、その貫通孔5が形成された部分に対して樹脂製ホルダ3が成形されるものを示したが、貫通孔5が穿設されていないガラス板2に対して樹脂製ホルダ3を成形するようにしてもよい。ただし、本例のように貫通孔5を設けるようにすれば、ガラス板2に樹脂製ホルダ3を射出成形により一体化するだけで、樹脂製ホルダ3を強固に固定することが可能になる。なお、貫通孔5の代りに、窪み、溝、または凹部を形成するようにしてもよく、突起または隆起部を設けるようにしてもよい。 【0065】 また、上記実施形態のガラスユニット製造装置1では、一枚のガラス板2の下縁部分に二個の樹脂製ホルダ3を成形するものを示したが、樹脂製ホルダ3の数は特に限定されるものではなく、例えば三個以上の樹脂製ホルダ3を成形するようにしてもよい。 【0066】 また、上記実施形態のガラスユニット製造装置1では、二組のガラス受け具25を備え、二枚の自動車用窓ガラスユニット4を交互に製造可能とするものを示したが、ガラス受け具25を一組のみとし、自動車用窓ガラスユニット4を一枚ずつ製造するようにしてもよい。但し、上記実施形態のように二組のガラス受け具25及び成形型51を備えるようにすれば、一方のガラス板2に対して樹脂製ホルダ3が成形されている時間を利用して、他方のガラス板2に対する準備を行うことができるため、射出ユニット52を交互に且つ連続的に動作させることが可能になり、ガラスユニット製造装置1の稼働率を高めることが可能になる。特に、互いに形状の異なる前部座席用の窓ガラスと後部座席用の窓ガラスとを、成形型を交換することなく交互に製造できるため、中間在庫を少なくすることが可能になる。 【0067】 さらに、上記実施形態のガラスユニット製造装置1では、四組の成形型51を夫々別々に移動可能とするものを示したが、一枚のガラス板2に対応する二組の成形型51のうち、一方の成形型51のみを移動可能としてもよい。このような簡易的な構成であっても、一方の成形型51の位置、及び二つの成形型51のピッチを変更することが可能である。 【図面の簡単な説明】 【0068】 【図1】本実施形態のガラスユニット製造装置の構成を示す正面図である。 【図2】ガラスユニット製造装置の構成を示す平面図である。 【図3】ガラスユニット製造装置の構成を示す左側面図である。 【図4】ガラスユニット製造装置の動作を、正面から見た状態を概念的に示す説明図である。 【図5】ガラスユニット製造装置の動作を、上面から見た状態を概念的に示す説明図である。 【図6】成形型の構成を示す縦断面図である。 【図7】ガラスユニット製造装置におけるガラス支持装置の構成を示す拡大側面図である。 【図8】(a)は成形型への樹脂注入状態を示す説明図であり、(b)は(a)におけるA−A断面図であり、(c)は成形型によって成形された完成品を示す平面図である。 【図9】図8(a)におけるB−B断面を示す断面図である。 【図10】ガラスユニット製造装置における制御手段の機能的構成を示すブロック図である。 【図11】(a)は樹脂製ホルダが成形される前のガラス板を示す斜視図であり、(b)は樹脂製ホルダが形成された自動車用窓ガラスユニットを示す斜視図である。 【図12】自動車用窓ガラスユニットの昇降機構を示す概念図である。 【符号の説明】 【0069】 1 ガラスユニット製造装置 2 ガラス板 3 樹脂製ホルダ 4 自動車用窓ガラスユニット 6 表面 7 表面側保持部 8 裏面 9 裏面側保持部 10 下縁端面 11 端面側保持部 12 突出連結部 20 ガラス支持装置 21 成形機 25 ガラス受け具 26 受具支持台 28 受具本体 29 基準ピン 31 位置決めピン 35 ピン昇降用シリンダ(ピン昇降部) 39 吸引手段 42 ガラス挿入機構 43 ガラス挿入用シリンダ(ガラス駆動部) 47 キャスタ 51 成形型 52 射出ユニット 53 射出位置変位機構 54 成形型移動機構 56 上型 57 下型 58 表面側キャビティ 59 表面側成形部 60 裏面側キャビティ 61 裏面側成形部 62 端面側キャビティ 63 端面側成形部 64 突出キャビティ 65 突出成形部 70 隙間 71 流出防止部材 74 隙間 81 サーボモータ(射出位置変位用駆動源) 90 成形型支持部 91 ハンドル(手動操作部) 106 ガラス装着制御手段
|
| 【出願人】 |
【識別番号】591008199 【氏名又は名称】ビューテック株式会社
|
| 【出願日】 |
平成18年9月7日(2006.9.7) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100098224 【弁理士】 【氏名又は名称】前田 勘次
|
| 【公開番号】 |
特開2008−62502(P2008−62502A) |
| 【公開日】 |
平成20年3月21日(2008.3.21) |
| 【出願番号】 |
特願2006−242531(P2006−242531) |
|