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【発明の名称】 サイドバイザ製造用2色成形金型
【発明者】 【氏名】熊岡 俊弘

【要約】 【課題】確実に1次成形及び2次成形を連続して行わせることにより、作業性を向上させつつ車両用の樹脂製サイドバイザを得ることができるサイドバイザ製造用2色成形金型を提供する。

【構成】樹脂製サイドバイザの形状に倣った凹部1aを有した固定型1と、該固定型1の凹部1aと合致して1次キャビティC1を形成して1次成形を行い得る1次側可動型2と、1次成形後の固定型1の凹部1aと合致して2次キャビティを形成し、2次成形を行い得る2次側可動型3とを具備し、1次側可動型2及び2次側可動型3が順次、固定型1の凹部1aと合致して2色成形を行い、樹脂製サイドバイザを成形し得るサイドバイザ製造用2色成形金型において、固定型1の凹部1a周縁には、1次成形時に成形される半製品Aの周縁にボス状捨て肉Acを形成する捨てボス形成部1aaが形成されたものである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
車両用の樹脂製サイドバイザの形状に倣った凹部を有した固定型と、
該固定型の凹部と合致して1次キャビティを形成し、該1次キャビティに1次成形用溶融樹脂を流し込んで1次成形を行い得る1次側可動型と、
前記1次成形後の前記固定型の凹部と合致して2次キャビティを形成し、該2次キャビティに2次成形用溶融樹脂を流し込んで2次成形を行い得る2次側可動型と、
を具備し、前記1次側可動型及び2次側可動型が順次、前記固定型の凹部と合致して2色成形を行い、樹脂製サイドバイザを成形し得るサイドバイザ製造用2色成形金型において、
前記固定型の凹部周縁には、1次成形時に成形される半製品の周縁にボス状捨て肉を形成する捨てボス形成部が形成されたことを特徴とするサイドバイザ製造用2色成形金型。
【請求項2】
前記ボス状捨て肉には、前記固定型から出没自在に配設されたノックアウトピンの先端が突き当てられ、2次成形後の樹脂製サイドバイザが前記固定型の凹部から排出されることを特徴とする請求項1記載のサイドバイザ製造用2色成形金型。
【請求項3】
前記2次側可動型には、1次成形時の湯口近傍に形成された樹脂溜まりを挟持するための挟持部が配設されたことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のサイドバイザ製造用2色成形金型。
【請求項4】
前記挟持部は、前記樹脂溜まりとの当接面に突起が形成されたことを特徴とする請求項3記載のサイドバイザ製造用2色成形金型。
【請求項5】
前記1次側可動型による1次成形時、前記2次成形時の湯口を挿通し得る挿入孔が形成された湯口用捨て肉を形成し、当該挿入孔に湯口を挿入して前記2次キャビティ内に2次成形用溶融樹脂を流し込むことを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のサイドバイザ製造用2色成形金型。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、1次側可動型及び2次側可動型が順次、固定型の凹部と合致して2色成形を行い、車両用の樹脂製サイドバイザを成形し得るサイドバイザ製造用2色成形金型に関するものである。
【背景技術】
【0002】
自動車などのドア上縁部に取り付けられる車両用の樹脂製サイドバイザは、意匠性などの観点から、例えば樹脂成形品に塗料等を吹き付けて2色の濃淡配色とされるものが多く提供されている。然るに、塗料の吹き付け作業は、マスキングを取り付ける工程、吹き付け工程、マスキングの取り外し工程など多数の手作業が必要となることから、製造コストが嵩んでしまう一因となっていた。
【0003】
ところで、従来より、2つの可動型(1次側可動型、2次側可動型)を順次固定型の凹部に合致させて溶融樹脂を流し込むことにより樹脂成形品を成形するサイドバイザ製造用2色成形金型が例えば特許文献1にて開示されている。かかるサイドバイザ製造用2色成形金型によれば、吹き付け工程などの手作業による工程を不要とすることができるため、製造コストが嵩んでしまうのを抑制しつつ比較的大型の樹脂製サイドバイザを成形することができる。
【特許文献1】特開2000−141406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記従来のサイドバイザ製造用2色成形金型においては、1次成形により得られた半製品が離型時に1次側可動型に付着し、固定型の凹部から取り除かれてしまう虞があった。この場合、2次側可動型を合致させても2次成形を行うことができず、作業者が手作業で1次側可動型に付着した半製品を固定型の凹部に戻すことが必要となり、作業性が悪化してしまう。
【0005】
即ち、1次成形で成形された半製品を固定型の凹部に残存させつつ、2次側可動型を当該凹部に合致させて2色成形を行うことにより、連続的に1次成形及び2次成形を行うことができるのであるが、1次成形で得られた半製品が1次側可動型に付着して固定型の凹部から取り除かれてしまうと、連続した2色成形を行うことができず、却って作業性が悪化してしまうのである。
【0006】
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、確実に1次成形及び2次成形を連続して行わせることにより、作業性を向上させつつ車両用の樹脂製サイドバイザを得ることができるサイドバイザ製造用2色成形金型を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1記載の発明は、車両用の樹脂製サイドバイザの形状に倣った凹部を有した固定型と、該固定型の凹部と合致して1次キャビティを形成し、該1次キャビティに1次成形用溶融樹脂を流し込んで1次成形を行い得る1次側可動型と、前記1次成形後の前記固定型の凹部と合致して2次キャビティを形成し、該2次キャビティに2次成形用溶融樹脂を流し込んで2次成形を行い得る2次側可動型とを具備し、前記1次側可動型及び2次側可動型が順次、前記固定型の凹部と合致して2色成形を行い、樹脂製サイドバイザを成形し得るサイドバイザ製造用2色成形金型において、前記固定型の凹部周縁には、1次成形時に成形される半製品の周縁にボス状捨て肉を形成する捨てボス形成部が形成されたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明は、請求項1記載のサイドバイザ製造用2色成形金型において、前記ボス状捨て肉には、前記固定型から出没自在に配設されたノックアウトピンの先端が突き当てられ、2次成形後の樹脂製サイドバイザが前記固定型の凹部から排出されることを特徴とする。
【0009】
請求項3記載の発明は、請求項1又は請求項2記載のサイドバイザ製造用2色成形金型において、前記2次側可動型には、1次成形時の湯口近傍に形成された樹脂溜まりを挟持するための挟持部が配設されたことを特徴とする。
【0010】
請求項4記載の発明は、請求項3記載のサイドバイザ製造用2色成形金型において、前記挟持部は、前記樹脂溜まりとの当接面に突起が形成されたことを特徴とする。
【0011】
請求項5記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1つに記載のサイドバイザ製造用2色成形金型において、前記1次側可動型による1次成形時、前記2次成形時の湯口を挿通し得る挿入孔が形成された湯口用捨て肉を形成し、当該挿入孔に湯口を挿入して前記2次キャビティ内に2次成形用溶融樹脂を流し込むことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
請求項1の発明によれば、固定型の凹部周縁には、1次成形時に成形される半製品の周縁にボス状捨て肉を形成する捨てボス形成部が形成されているので、離型時に1次側可動型に半製品が付着してしまうのを確実に回避することができる。従って、確実に1次成形及び2次成形を連続して行わせることにより、作業性を向上させつつ車両用の樹脂製サイドバイザを得ることができる。
【0013】
請求項2の発明によれば、ボス状捨て肉には、固定型から出没自在に配設されたノックアウトピンの先端が突き当てられ、2次成形後の樹脂製サイドバイザが前記固定型の凹部から排出されるので、樹脂製サイドバイザの製品面にノックアウトピン先端の形状が転写されてしまうのを回避することができる。加えて、ボス状捨て肉が、1次成形後の離型時において不用意に半製品が凹部から取り除かれてしまうのを回避する機能と、2次成形後の離型時において確実に凹部から樹脂製サイドバイザを排出させる機能とを兼ね備えることとなる。
【0014】
請求項3の発明によれば、2次側可動型には、1次成形時の湯口近傍に形成された樹脂溜まりを挟持するための挟持部が配設されているので、2次成形後の樹脂製サイドバイザを確実に2次側可動型に付着させ、当該樹脂製サイドバイザの搬出を容易とすることができる。
【0015】
請求項4の発明によれば、挟持部は、樹脂溜まりとの当接面に突起が形成されているので、挟持時に当該突起を当該樹脂溜まりに食い込ませることにより、より確実に挟持することができ、樹脂製サイドバイザの搬出を容易とすることができる。
【0016】
請求項5の発明によれば、1次側可動型による1次成形時、2次成形時の湯口を挿通し得る挿入孔が形成された湯口用捨て肉を形成し、当該挿入孔に湯口を挿入して2次キャビティ内に2次成形用溶融樹脂を流し込むので、固定型の凹部と半製品との間の隙間に2次成形用溶融樹脂が流れ込んでしまうのを確実に回避することができ、精度よく樹脂製サイドバイザの2色成形を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0017】
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら具体的に説明する。
本実施形態に係るサイドバイザ製造用2色成形金型は、2色成形を施して車両用の樹脂製サイドバイザを成形し得るものであり、図1に示すように、固定型1と、1次側可動型2と、2次側可動型3とから主に構成されているとともに、1次側可動型2及び2次側可動型3とが一体的に同図中上下方向、及び左右方向に移動して、順次1次成形及び2次成形を行い得るよう構成されている。
【0018】
固定型1は、車両用の樹脂製サイドバイザの形状(表面形状)に倣った凹部1aを有しているとともに、1次成形時において溶融樹脂(1次成形用溶融樹脂)を吐出させる湯口1bと、2次成形時において溶融樹脂(2次成形用溶融樹脂)を吐出させる湯口1cとを有している。尚、同図中符号1bは、後述する挟持部3bを動作させるための棒状の動作部を示している。
【0019】
また、固定型1の凹部1aは、図2に示すように、その周縁に、1次成形時に成形される半製品A(図4参照)の周縁に複数のボス状捨て肉Acを形成する捨てボス形成部1aaが形成されている。更に、同図に示すように、凹部1aの周縁には、捨てボス形成部1aの他、1次成形時の樹脂溜まりを形成する形状1ac及び湯口用捨て肉Abを形成するための形状1abが造り込まれている。
【0020】
このうち、湯口用捨て肉Abを形成する形状1abは、2次成形時に湯口1cが配設される位置に形成されている。尚、固定型1における捨てボス形成部1aが形成された位置には、出没自在なノックアウトピンK(図9参照)が配設されており、1次成形及び2次成形が終了した製品(2色成形後の樹脂製サイドバイザ)を凹部1aから容易に排出し得るよう構成されている。
【0021】
1次側可動型2は、図3に示すように、固定型1の凹部1aと合致して1次キャビティC1を形成するダイ2aを具備しており、湯口1bから1次キャビティC1に1次成形用溶融樹脂を流し込んで1次成形を行い得るものである。ダイ2aには、樹脂溜まり形成部2bが形成されており、湯口1bから1次成形用溶融樹脂が吐出されると、樹脂溜まりAa(コールドスラグ)を形成し得るよう構成されている。尚、同図中符号2cは、動作部1dを挿通させ、ダイ2aとの干渉を防止するための挿通部を示している。
【0022】
上記1次側可動型2による1次成形においては、図4で示す如き半製品Aが成形されることとなる。かかる半製品Aの周縁には、樹脂溜まり形成部2bにより形成された樹脂溜まりAa、形状1abにより形成された湯口用捨て肉Ab、捨てボス形成部1aにより形成されたボス状捨て肉Acがそれぞれ成形されるとともに、湯口用捨て肉Abには、2次成形時の湯口1cを挿通し得る挿通孔Abaが形成されることとなる。
【0023】
2次側可動型3は、図6に示すように、1次成形後の固定型1の凹部1aと合致して2次キャビティC2を形成するダイ3aを具備しており、湯口1cから2次キャビティC2に2次成形用溶融樹脂を流し込んで2次成形を行い得るものである。ダイ3aには、挟持部3bが形成されており、1次成形時の湯口1b近傍に形成された樹脂溜まりAaを挟持し得るようになっている。
【0024】
即ち、挟持部3bは、その一方の面に複数の突起3baが形成されるとともに、他方の面に傾斜面3bbが形成されており、キャビティC2を形成すべく、2次側可動型3が固定型1に近接すると、図7に示すように、動作部1dが傾斜面3bbと当接してカムの作用にて挟持部3bを図中上方に動作させ、突起3baにて樹脂溜まりAaを挟持し得るよう構成されているのである。
【0025】
また、2次側可動型3が固定型1に近接してキャビティC2が形成されると、図8に示すように、半製品Aの挿通孔Abaに湯口1cが挿通されてキャビティC2に臨むようになっている。この状態で2次キャビティC2内に2次成形用溶融樹脂を流し込むことにより、その圧力で湯口用捨て肉Abを凹部1a側に強く密着させることができる。これにより、半製品Aが成形途中で撓んでしまった場合でも、固定型1の凹部1aと半製品Aとの間の隙間に2次成形用溶融樹脂が流れ込んでしまうのを確実に回避することができ、精度よく樹脂製サイドバイザの2色成形を行うことができる。
【0026】
次に、上記サイドバイザ製造用2色成形金型における作用について説明する。
まず、固定型1と1次側可動型2とが対向した状態(図1の状態)から、当該1次側可動型2を左方向に移動させて固定型1に合致させ(同時に2次側可動型3も動作する)、図3で示すように、凹部1cとダイ2aとの間でキャビティC1を形成する。かかる状態で湯口1bからキャビティC1に1次成形用溶融樹脂を流し込んだ後、冷却固化して半製品Aを得る。
【0027】
このとき、捨てボス形成部1aa(図2参照)により、図4に示すように、半製品Aの周縁に複数のボス状捨て肉Acが形成されることとなる。これにより、半製品Aの固定型1の凹部1aに対する密着性を向上させることができるので、1次成形が終了し、1次側可動型2を固定型1から離間(離型)させる際、図5で示すように、半製品Aを凹部1a側に確実に残存させることができる。
【0028】
1次成形の後、固定型1の凹部1aに半製品Aを残存させた状態において、1次側可動型2及び2次側可動型3を下方へ移動させ、2次側可動型3を固定型1に対向した状態とする。その後、2次側可動型3を左方向に移動させて固定型1に合致させ(同時に1次側可動型2も動作する)、図6で示すように、半製品Aの一部とダイ3aとの間でキャビティC2を形成する。
【0029】
このとき、図7に示すように、挟持部3bが樹脂溜まりAa側に移動して当該樹脂溜まりAaを挟持するとともに、図8に示すように、湯口1cが湯口用捨て肉Abの挿通孔Abaに挿通された状態とされる。然るに、挟持部3bにおける樹脂溜まりAaとの当接面には、突起3baが形成されているため、挟持時において、当該突起3baが樹脂溜まりAaに食い込み、硬く挟持することができる。
【0030】
かかる状態で湯口1cからキャビティC2に2次成形用溶融樹脂を流し込めば、当該2次成形用溶融樹脂の圧力により湯口用捨て肉Abを固定型1側に密着させつつ2次成形を行うことができ、既述のように、固定型1の凹部1aと半製品Aとの間の隙間に2次成形用溶融樹脂が流れ込んでしまうのを確実に回避することができ、精度よく樹脂製サイドバイザの2色成形を行うことができる。
【0031】
そして、2次成形用溶融樹脂が冷却固化すれば2次成形による樹脂Bが半製品Aの所望位置に形成されることとなる。その後、2次側可動型3を固定型1から離間(離型)させる際、ノックアウトピンKを突出させ、その先端をボス状捨て肉Acに突き当てる。しかして、ノックアウトピンKによる突き当て動作と挟持部3bによる挟持で、図9に示すように、2次側可動型3側に製品(即ち、捨て肉が形成された状態の樹脂製サイドバイザ)が確実に付着した状態となる。
【0032】
これにより、ボス状捨て肉Acには、ノックアウトピンKの先端が突き当てられ、2次成形後の樹脂製サイドバイザが固定型1の凹部1aから排出されるので、樹脂製サイドバイザの製品面にノックアウトピンK先端の形状が転写されてしまうのを回避することができる。加えて、ボス状捨て肉Acが、1次成形後の離型時において不用意に半製品が凹部1aから取り除かれてしまうのを回避する機能と、2次成形後の離型時において確実に凹部1aから樹脂製サイドバイザを排出させる機能とを兼ね備えることとなる。
【0033】
この状態から2次側可動型3及び1次側可動型2を上方へ移動させ、当該1次側可動型2を固定型1に対向させた状態(図10の状態)とすれば、製品を容易に取り出すことができるとともに、製品の取り出し後に再び1次側可動型2を固定側1に合致させれば、次の2色成形作業における1次成形を行わせることができる。そして、取り出された製品の捨て肉(ボス状捨て肉Ac、湯口用捨て肉Ab)及び樹脂溜まりAaをトリミングすれば、車両のドアに取り付け可能な樹脂製サイドバイザを得ることができる。
【0034】
上記実施形態によれば、固定型1の凹部1a周縁には、1次成形時に成形される半製品Aの周縁にボス状捨て肉Acを形成する捨てボス形成部1aaが形成されているので、離型時に1次側可動型2に半製品Aが付着してしまうのを確実に回避することができる。従って、確実に1次成形及び2次成形を連続して行わせることにより、作業性を向上させつつ車両用の樹脂製サイドバイザを得ることができる。
【0035】
また、2次側可動型3には、1次成形時の湯口近傍に形成された樹脂溜まりAaを挟持するための挟持部3bが配設されているので、2次成形後の樹脂製サイドバイザを確実に2次側可動型3に付着させ、当該樹脂製サイドバイザの搬出を容易とすることができる。特に、挟持部3bは、樹脂溜まりAaとの当接面に突起3baが形成されているので、挟持時に当該突起3baを当該樹脂溜まりAaに食い込ませることにより、より確実に挟持することができ、樹脂製サイドバイザの搬出を容易とすることができる。
【0036】
以上、本実施形態について説明したが、本発明はこれに限定されず、例えば挟持部の突起に代えて、樹脂溜まりを挟持する他の形態(例えば、樹脂溜まりとの当接面の粗度を大きくして摩擦力をより大きくしたもの)としてもよい。また、本実施形態においては、所謂ダイスライド型の2色成形金型に適用されているが、ロータリー式など他の2色成形金型に適用してもよい。
【産業上の利用可能性】
【0037】
1次側可動型及び2次側可動型が順次、固定型の凹部と合致して2色成形を行い、樹脂製サイドバイザを成形し得るものであって、固定型の凹部周縁に1次成形時に成形される半製品の周縁にボス状捨て肉を形成する捨てボス形成部が形成されたサイドバイザ製造用2色成形金型であれば、外観形状が異なるもの或いは他の機能が付加されたもの等にも適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0038】
【図1】本発明の実施形態に係るサイドバイザ製造用2色成形金型を示す全体模式図
【図2】同サイドバイザ製造用2色成形金型における固定型の凹部を示す平面図
【図3】同サイドバイザ製造用2色成形金型における固定型に1次側可動型が合致した状態を示す模式図
【図4】同サイドバイザ製造用2色成形金型における1次成形で得られた半製品を示す模式図
【図5】同サイドバイザ製造用2色成形金型における固定型から1次側可動型が離型した状態を示す模式図
【図6】同サイドバイザ製造用2色成形金型における固定型に2次側可動型が合致した状態を示す模式図
【図7】同サイドバイザ製造用2色成形金型における挟持部が樹脂溜まりを挟持した状態を示す模式図
【図8】同サイドバイザ製造用2色成形金型における2次キャビティ及び2次成形用溶融樹脂の流れを示す模式図
【図9】同サイドバイザ製造用2色成形金型における固定型から2次側可動型が離型した状態を示す拡大模式図
【図10】同サイドバイザ製造用2色成形金型における2色成形が終了した状態を示す模式図
【符号の説明】
【0039】
1 固定型
1a 凹部
1aa 捨てボス形成部
1b、1c 湯口
1d 動作部
2 1次側可動型
2a ダイ
2b 樹脂溜まり形成部
3 2次側可動型
3a ダイ
3b 挟持部
3ba 突起
A 半製品
Aa 樹脂溜まり
Ab 湯口用捨て肉
Ac ボス状捨て肉
B 2次成形により形成される樹脂
C1 1次キャビティ
C2 2次キャビティ
【出願人】 【識別番号】591162136
【氏名又は名称】サンショウ株式会社
【出願日】 平成18年8月23日(2006.8.23)
【代理人】 【識別番号】100095614
【弁理士】
【氏名又は名称】越川 隆夫


【公開番号】 特開2008−49534(P2008−49534A)
【公開日】 平成20年3月6日(2008.3.6)
【出願番号】 特願2006−226592(P2006−226592)