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外壁材加工装置 - 特開2008−183786 | j-tokkyo
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【発明の名称】 外壁材加工装置
【発明者】 【氏名】羽根田 光弘

【氏名】辻 和由

【要約】 【課題】搬入側における外壁材を載置するテーブルを不要とし、しかも外壁材に対し表裏両方から加工がなし得る外壁材加工装置を提供する。

【解決手段】搬入部10と、加工部20と、搬出部30とを備え、搬入部10が外壁材Bを加工部20にベルト搬送するベルト搬送機構14を有し、そのベルト搬送機構14が、位置が固定されている固定側ベルト搬送部14Sと、固定側ベルト搬送部14Sに対し前進および後進スライド自在とされたスライド側ベルト搬送部14Mとを有してなる外壁材加工装置Aである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬入部と、加工部と、搬出部とを備えてなる外壁材加工装置であって、
前記搬入部が、外壁材を加工部にベルト搬送するベルト搬送機構を有することを特徴とする外壁材加工装置。
【請求項2】
ベルト搬送機構が、上流部と下流部とに分割されてなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項3】
ベルト搬送機構が、位置が固定されている固定側ベルト搬送部と、前記固定側ベルト搬送部に対し前進および後進スライド自在とされたスライド側ベルト搬送部とを有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項4】
固定側ベルト搬送部側に、外壁材の位置決めをなす搬入部定規ローラーを有してなることを特徴とする請求項2記載の外壁材加工装置。
【請求項5】
スライド側ベルト搬送部側に、外壁材を搬入部定規ローラーに送り動作可能に付勢する搬入部付勢機構を有してなることを特徴とする請求項4記載の外壁材加工装置。
【請求項6】
搬入部が、外壁材を押さえる搬入部押さえ機構を有することを特徴する請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項7】
搬入部押さえ機構が、固定側ベルト搬送部に対応させられた固定側押さえ部と、スライド側ベルト搬送部に対応させられたスライド側押さえ部とを含んでなることを特徴する請求項6記載の外壁材加工装置。
【請求項8】
加工部が、上側加工機構と下側加工機構とを搬入部側に有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項9】
上側加工機構が、切断部と、複数の切削部とを有してなることを特徴とする請求項8記載の外壁材加工装置。
【請求項10】
下側加工機構が、複数の切削部を有してなることを特徴とする請求項8記載の外壁材加工装置。
【請求項11】
切削部が防塵フードに収納され、前記防塵フードが上面の前部および後部に案内ローラーを有してなることを特徴とする請求項10記載の外壁材加工装置。
【請求項12】
加工部が、最大幅の外壁材を搬送可能な加工部ベルト搬送機構を有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項13】
加工部が、加工部側定規ローラーを有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項14】
加工部が、外壁材を加工部側定規ローラーに送り動作可能に付勢する加工部側付勢機構を有してなることを特徴とする請求項13記載の外壁材加工装置。
【請求項15】
加工部が、外壁材を押さえる加工部押さえ機構を有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項16】
加工部押さえ機構が、固定側押さえ部と、スライド側押さえ部とを含んでなることを特徴する請求項15記載の外壁材加工装置。
【請求項17】
搬出部が、前後動自在とされた外壁材が載置されるテーブルを有してなることを特徴とする請求項1記載の外壁材加工装置。
【請求項18】
搬出部が、テーブル載置された外壁材を払い出す払出機構を有してなることを特徴とする請求項17記載の外壁材加工装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は外壁材加工装置に関する。さらに詳しくは、外壁材を表裏両面から加工し得る外壁材加工装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、外壁材加工装置として、外壁材を載置するテーブルと、テーブル上方に配設された加工機構と、外壁材や加工機構を移送する移送機構とを備えた外壁材加工装置が知られている。
【0003】
例えば、特許文献1には、図17に示すように、外壁材B‘を載置するテーブル101と、テーブル101上方に配設された加工機構102と、加工機構102を移送する移送機構103とを備えた外壁材加工装置100が提案されている。
【0004】
しかしながら、従来の外壁材加工装置100においては、外壁材B‘をテーブル101に載置しているところから、加工は上方からしかなし得ない。そのため、外壁材B‘を所定寸法に切断して面取りした後、裏面に溝加工をなすような場合には、外壁材B‘を所定寸法に裁断した後に、外壁材B‘を裏返しにして溝加工をしなければならず、作業性が悪いという問題がある。また、作業性が悪いところから、生産性も低いという問題もある。
【0005】
さらに、裏がえしにした場合、表面つまり化粧面をテーブルに押し付けることになり、化粧面が損傷するおそれもあるという問題もある。その上、化粧面は通常凹凸を有しているので、加工精度が悪くなるという問題もある。
【特許文献1】特開2005−28652号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明はかかる従来技術の課題に鑑みなされたものであって、搬入側における外壁材を載置するテーブルを不要とし、しかも外壁材に対し表裏両方から加工がなし得る外壁材加工装置を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の外壁材加工装置は、搬入部と、加工部と、搬出部とを備えてなる外壁材加工装置であって、前記搬入部が、外壁材を前記加工部にベルト搬送するベルト搬送機構を有することを特徴とする。
【0008】
本発明の外壁材加工装置においては、ベルト搬送機構が、上流部と下流部とに分割されてなるのが好ましい。
【0009】
また、本発明の外壁材加工装置においては、ベルト搬送機構が、位置が固定されている固定側ベルト搬送部と、前記固定側ベルト搬送部に対し前進および後進スライド自在とされたスライド側ベルト搬送部とを有してなるのが好ましい。
【0010】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、固定側ベルト搬送部側に、外壁材の位置決めをなす搬入部定規ローラーを有してなるのが好ましい。
【0011】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、スライド側ベルト搬送部側に、外壁材を搬入部定規ローラーに送り動作可能に付勢する搬入部付勢機構を有してなるのが好ましい。
【0012】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、搬入部が、外壁材を押さえる搬入部押さえ機構を有するのが好ましい。
【0013】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、搬入部押さえ機構が、固定側ベルト搬送部に対応させられた固定側押さえ部と、スライド側ベルト搬送部に対応させられたスライド側押さえ部とを含んでなるのが好ましい。
【0014】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部が、上側加工機構と下側加工機構とを搬入部側に有してなるのが好ましい。
【0015】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、上側加工機構が、切断部と、複数の切削部とを有してなるのが好ましい。
【0016】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、下側加工機構が、複数の切削部を有してなるのが好ましい。
【0017】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、切削部が防塵フードに収納され、前記防塵フードが上面の前部および後部に案内ローラーを有してなるのが好ましい。
【0018】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部が、最大幅の外壁材を搬送可能な加工部ベルト搬送機構を有してなるのが好ましい。
【0019】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部が、加工部定規ローラーを有してなるのが好ましい。
【0020】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部が、外壁材を加工部定規ローラーに送り動作可能に付勢する加工部付勢機構を有してなるのが好ましい。
【0021】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部が、外壁材を押さえる加工部側押さえ機構を有してなるのが好ましい。
【0022】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、加工部押さえ機構が、固定側押さえ部と、スライド側押さえ部とを含んでなるのが好ましい。
【0023】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、搬出部が、前後動自在とされた外壁材が載置されるテーブルを有してなるのが好ましい。
【0024】
さらに、本発明の外壁材加工装置においては、搬出部が、テーブル載置された外壁材を払い出す払出機構を有してなるのが好ましい。
【発明の効果】
【0025】
本発明によれば、外壁材をベルト搬送により加工部に搬送しているので、外壁材を表裏両面から加工がなし得、作業能率の向上および生産性の向上が図られるという優れた効果が得られる。
【0026】
また、外壁材を表裏両面から加工がなし得えるので、表面つまり化粧面が損傷するおそれもないという優れた効果も得られる。
【0027】
さらに、フラットな裏面側を載置した状態で加工がなし得るので、加工精度を高度に維持できるという優れた効果も得られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0028】
以下、添付図面を参照しながら本発明を実施形態に基づいて説明するが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではない。
【0029】
本発明の一実施形態に係る外壁材加工装置(以下、単に加工装置という)を、図1にブロック図で示す。
【0030】
加工装置Aは、図1に示すように、外壁材B(図2参照)を加工部20に搬入する搬入部10と、搬入部10により搬入された外壁材Bを加工する加工部20と、加工部20により加工された外壁材Bを搬出する搬出部30とを主要部として備えてなるものとされる。
【0031】
ここで、本明細書の記述および理解を容易にするため、移動方向に関する用語を次のように定義する。
【0032】
前進:搬出部方向への移動
後進:搬出部方向と反対方向への移動
前進スライド:固定部材側または搬出側へのスライド
後進スライド:固定部材側と反対側または搬出側と反対側へのスライド
以下、搬入部10、加工部20および搬出部30の順に説明する。
【0033】
搬入部10は、図2および図3に示すように、ベース11と、ベース11の一側端部に沿って配設された固定部材12と、前進および後進スライド自在にベース11上に配設されたスライド部材13と、外壁材Bを加工部20にベルト搬送するベルト搬送機構14と、固定部材12の上面内側端部に外壁材Bの搬送方向に沿って縦列状に所定間隔で垂設され定規として機能する所要数のローラー(以下、搬入部定規ローラーという)15,15,15,・・・と、ベルト搬送機構14に載置された外壁材Bの一側端を付勢し、外壁材Bの他側端を前記定規ローラー15,15,・・・に当接させて外壁材Bの位置決めをなすスライド部材13に所定間隔で配置された所要数の付勢機構(以下、搬入部付勢機構という)16と、外壁材Bを押さえる押さえ機構(以下、搬入部押さえ機構という)17と、搬入部押さえ機構17が吊設されるベース11に立設された門型フレーム18とを備えてなるものとされる。
【0034】
なお、図中、矢符は移動方向またはスライド方向を示し、丸十は紙面の奥方向への移動を示し、丸点は紙面手前方向の移動を示す。このことは、以下の図においても同様とされている。
【0035】
スライド部材13は、ベース11上をスライドするスライド部13aと、スライド部13aに起立状に設けられた起立部13bとを有するものとされる。
【0036】
スライド部13aをスライドさせる機構は、例えば駆動シリンダとガイド部材とを組み合わせてなるものや、ボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせてなるものとされる。
【0037】
ベルト搬送機構14は、図3に示すように、加工部20に近い下流部14Dと加工部20から遠い上流部14Uとに分割され、分割された下流部14Dと上流部14Uのそれぞれが、固定部材12の内側に設けられた固定側ベルト搬送部14Sと、スライド部材13の起立部13b内側に前記固定側ベルト搬送部14Sに対応させて設けられたスライド側ベルト搬送部14Mとを有するものとされる。
【0038】
このように、ベルト搬送機構14を上流部14Uと下流部14Dとに分割することにより、下流部14Dで外壁材Bに加工に必要な送り動作をかけながら、つまり外壁材Bを前進や後進させながら、次材を上流部14Uに待機させることができ、作業能率の向上および生産性の向上が図られる。
【0039】
搬入部付勢機構16は加工精度の維持のため、下流部14Dに対応する箇所では密に配置され、上流部14Uに対応する箇所では疎に配置されている。例えば、下流部14Dでは3基が設けられる一方、上流部14Uでは1基とされる。
【0040】
搬入部付勢機構16は、図4に示すように、搬入部定規ローラー15に対向させて縦列状に配置された複数のローラー16a,16a,・・・を垂直に保持したローラー保持部材16bを、ガイド部材16cを有する駆動シリンダ16dにより進退自在としてなるものとされ、駆動シリンダ16dがスライド部材13の起立部13bに設けられた据付台13cに据付けられる。図中、符号16eは駆動シリンダ16dのピストンロッドを示す。
【0041】
搬入部付勢機構16がかかる構成とされていることにより、外壁材Bを搬入部定規ローラー15,15,・・・に当接させて位置決めした状態で加工に必要な送り動作、つまり外壁材Bの前進や後進がなし得る。
【0042】
搬入部押さえ機構17は、固定側ベルト搬送部14Sに対応させられた固定側押さえ部17Sと、スライド側ベルト搬送部14Mに対応させられたスライド側押さえ部17Mとを含むものとされ、ベルト搬送機構14の下流部14Dの下流側端部上方において、門型フレーム18の頂部水平部材18aに吊設される。
【0043】
固定側押さえ部17Sは、前進および後進自在とされる一方、スライド側押さえ部17Mは、前進および後進に加えて前進および後進スライド自在とされる。スライド側押さえ部17Mのスライドはスライド部材13のスライドと同期させてなされ、スライド側押さえ部17Mがスライド側ベルト搬送部14Mと同一ライン上に位置するようにされる(図3参照)。
【0044】
固定側押さえ部17Sおよびスライド側押さえ部17Mの前進は、必ずしも同時になされる必要はなく、後述する上側加工機構の加工に支障のない箇所の押さえ部が単独で前進させられるようにされてもよい。例えば、固定側押さえ部17Sのみが前進させられてもよい。
【0045】
固定側押さえ部17Sは、図5に示すように、外壁材Bの搬送方向に沿って縦列状に配設された複数の押さえローラー17aと、押さえローラー17aを回転自在かつ外壁材B表面に沿って追従自在に保持する細長の押さえローラー保持部材17bと、押さえローラー保持部材17bを昇降させる昇降シリンダ17cと、昇降シリンダ17cによる昇降をガイドするガイド部材17dと、昇降シリンダ17cおよびガイド部材17dを保持する保持部材17eと、保持部材17eを前進および後進させるガイド部を有する前後動シリンダ17fと、保持部材17eを前後動自在に支持する基材17gとを備えてなるものとされ、基材17gがベース11上に固定部材12およびスライド部材13を跨ぐにようにして配設された門型フレーム18の頂部水平部材18aに吊設される。
【0046】
押さえローラー17aを外壁材B表面に沿って追従自在とする構成は、公知の各種構成を好適に用いることができ、例えば、押さえローラー17aを回転自在に支持する支持部材を伸縮自在な支持部材とし、その伸縮をバネにより調整してなるものとされる。
【0047】
また、昇降シリンダ17cのピストンロッドの先端は、ローラー保持部材17bの上面中央に接合されるとともに、ガイド部材17dのガイドロッドは、ピストンロッドを挟んで対称に配設される。
【0048】
スライド側押さえ部17Mは、ベース11上に固定部材12およびスライド部材13を跨ぐにようにして配設された門型フレーム18の頂部水平部材18aに基材17gが前進および後進スライド自在に吊設されている他は、固定側押さえ部17Sと同様とされている。なお、スライド側押さえ部17Mをスライドさせるスライド機構は、例えば、ボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせてなるものとれさる。
【0049】
次に、加工部20について説明する。
【0050】
加工部20は、図6および図7に示すように、ベース21と、外壁材Bを表面側から加工する上側加工機構22と、外壁材Bを裏面側から加工する下側加工機構23と、ベルト搬送機構14の下流部14Dと同期して外壁材Bの前進および後進をなす加工部ベルト搬送機構24と、搬入部定規ローラー15に対応させた加工部定規ローラー25と、外壁材Bを加工部定規ローラー25に付勢する加工部付勢機構26と、加工の際に搬入部押さえ機構17と協働して外壁材Bを押さえる加工部押さえ機構27と、上側加工機構22および加工部押さえ機構27が吊設されるベース21に立設された門型フレーム28と、下側加工機構23を走行自在に保持する保持部材29とを備えてなるものとされる。
【0051】
上側加工機構22は、図示はされていないが、外壁材Bを切断する回転鋸刃を有する切断部と、外壁材Bを回転切削する切削具(例えばビット)を有する上側第一切削部と、外壁材Bを面取りしながら回転切削する面取り切削具(例えば面取りビット)を有する上側第二切削部とを備えてなるものとされる。
【0052】
切断部の回転鋸刃は外壁材Bの送り方向と直交方向に走行自在とされ、かつ、回転(つまり、水平面内における回転鋸刃の方向転換)および昇降自在とされている。また、切断の際に発生する粉塵による環境汚染を防止するため、図8に示すように、回転鋸刃41はその駆動部を含めて防塵フード42内に収納されている。この防塵フード42の下端には合成樹脂製のブラシ43が下方に向けて所定長さで植設され、切断の際における防塵フード42の外壁材B表面との接触による外壁材Bの損傷防止および粉塵の飛散防止が図られている。また、この防塵フード42の側面には、回転鋸刃41を回転および昇降自在とする回転・昇降機構44が配設されている。この回転・昇降機構44は、図示は省略するが、その基端部が加工部20を跨ぐにようにして配設された門型フレーム28の頂部水平部材28a(図6参照)に配設された走行機構の走行部材に装着されて走行自在、つまり前進および後進スライド自在とされる。
【0053】
そして、この防塵フード42内で集塵された粉塵は、フレキシブルダクト45により集塵装置に排出される。
【0054】
なお、回転鋸刃41を走行自在とする走行機構は、公知の各種機構を好適に用いることができ、その構成に特に限定はないが、走行精度を高度に維持できる点から、ボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせた構成とするのが好ましい。また、回転自在とする回転機構は、例えばサーボモータ機構とすることができ、昇降自在とする昇降機構は、例えばガイド部を有する電動シリンダとすることができる。
【0055】
上側第一切削部の切削具は外壁材Bの搬送方向と直交方向に走行自在とされ、かつ、昇降自在とされている。また、切削の際に発生する粉塵による環境汚染を防止するため、図9に示すように、切削具51はその駆動部を含めて防塵フード52内に収納されている。この防塵フード52の下端には合成樹脂製のブラシ53が下方に向けて所定長さで植設され、切削の際における防塵フード52の外壁材B表面との接触による外壁材Bの損傷防止および粉塵の飛散防止が図られている。また、この防塵フード52の側面には、切削具51を昇降自在とする昇降機構54が配設されている。この昇降機構54は、図示は省略するが、その基端部が加工部20を跨ぐにようにして配設された門型フレーム28の頂部水平部材28a(図6参照)に配設された走行機構の走行部材に装着されて走行自在、つまり前進および後進スライド自在とされる。
【0056】
そして、この防塵フード52内で集塵された粉塵は、フレキシブルダクト55により集塵装置に排出される。
【0057】
なお、切削具51を走行自在とする走行機構は、公知の各種機構を好適に用いることができ、その構成に特に限定はないが、走行精度を高度に維持できる点から、ボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせた構成とするのが好ましい。また、昇降自在とする機構は、例えばガイド部を有する電動シリンダとすることができる。
【0058】
上側第二切削部の面取り切削具は外壁材Bの送り方向と直交方向に走行自在とされ、かつ、昇降自在とされている。また、面取りおよび切削の際に発生する粉塵による環境汚染を防止するため、図10に示すように、面取り切削具61はその駆動部を含めて防塵フード62内に収納されている。この防塵フード62の下端には合成樹脂製のブラシ63が下方に向けて所定長さで植設され、面取りおよび切削の際における防塵フード62の外壁材B表面と接触による外壁材Bの損傷防止および粉塵の飛散防止が図られている。また、この防塵フード62の側面には、面取り切削具61を昇降自在とする昇降機構64が配設されている。この昇降機構64は、図示は省略するが、その基端部が加工部20を跨ぐにようにして配設された門型フレーム28の頂部水平部材28a(図6参照)に配設された走行機構の走行部材に装着されて走行自在、つまり前進および後進スライド自在とされる。
【0059】
そして、この防塵フード62内で集塵された粉塵は、フレキシブルダクト65により集塵装置に排出される。
【0060】
なお、面取り切削具61を走行自在とする走行機構は、公知の各種機構を好適に用いることができ、その構成に特に限定はないが、走行精度を高度に維持できる点から、ボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせた構成とするのが好ましい。また、昇降自在とする機構は、例えばガイド部を有する電動シリンダとすることができる。
【0061】
切断部がかかる構成とされていることにより、図11に示すように、長方形状とされた外壁材Bの角を所望形状に切り欠くことができる。図11(a)は角を長方形状に切り欠いた状態を示し、図11(b)は角を斜めに切り欠いた状態を示す。
【0062】
また、切削部および切断部がかかる構成とされていることにより、図12に示すように、外壁B材の表面側から例えば長方形状に窓開口部Wを形成することができる。つまり、角部を切削部により切削し、ついで切断部により角部と角部の間を切断することにより、長方形状に窓開口部Wを効率的に形成することができる。
【0063】
下側加工機構23は、図示はされていないが、外壁材Bを回転切削する大径切削具(例えば大径ビット)を有する下側第一切削部と、外壁材を回転切削する小径切削具(例えば小径ビット)を有する下側第二切削部とを備えてなるものとされる。
【0064】
下側第一切削部の大径切削具は外壁材Bの搬送方向と直交方向に走行自在とされ、かつ、昇降自在とされている。より具体的には、図13に示すように、切削の際に発生する粉塵による環境汚染を防止するため、大径切削具71は昇降機構72およびそれらの駆動部73を含めて収納している防塵フード74側面に、保持部材29に保持されている走行機構75の走行部材75aが接続されて搬送方向と直交方向に走行自在、つまり前進および後進スライド自在とされている。
【0065】
この防塵フード74の上端は外壁材B裏面より下方に位置するよう調整され、切削の際における防塵フード74の外壁材B裏面との接触による外壁材Bの損傷防止が図られている。また、この防塵フード74の上面前部および後部には、ベルト搬送機構14のベルトと頂部が同一レベルとされた案内ローラー76,76が配設され、外壁材Bのたわみを防止しながら円滑な搬送がなし得るようにされている。
【0066】
そして、防塵フード74内で集塵された粉塵は、フレキシブルダクト77により集塵装置に排出される。
【0067】
下側第二切削部の小径切削具は外壁材Bの搬送方向と直交方向に走行自在とされ、かつ、昇降自在とされている。なお、下側第二切削部は、切削具が小径とされている他は、下側第一切削部と同様とされているので、その構成の図示説明は省略する。
【0068】
この場合、下側第一切削部の大径切削具および下側第二切削部の小径切削具は、構成の簡素化の観点から同一の防塵フード内に収納されて同一の走行機構により走行させられてもよい。
【0069】
下側切削部23がかかる構成とされていることにより、例えば図14に示すように、上側加工機構22により角部が長方形に切り欠かれた外壁材Bの切欠き部の裏面縁部に切欠き部Kを、所定幅でかつコーナーアールRを所定精度で形成することができる。
【0070】
加工部ベルト搬送機構24は、幅方向に数条のベルト24aを加工部20の搬入口から搬出口にわたって掛け渡してなるものとされ、その幅は最大幅の外壁材Bの搬送がなし得るようにされている。また、ベルト24aが掛け渡された駆動軸24bおよび従動軸24cは、図示はされていないが、ベース21上に配設された支持部材により回転可能に支持されている。
【0071】
加工部定規ローラー25は、門型フレーム28の固定側垂直部材28bに設けられた据付台28cに搬入部定規ローラー15に対応させて設けられている他は、搬入部定規ローラー15と同様とされているので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0072】
加工部付勢機構26は、門型フレーム28の固定側垂直部材28dに設けられた据付台28eに設けられている他は、搬入部付勢機構16と同様とされているので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0073】
加工部押さえ機構27は、搬入部押さえ機構17の固定側押さえ部17Sに対応させた固定側押さえ部27Sと、搬入部押さえ機構17のスライド側押さえ部17Mに対応させたスライド側押さえ部27Mとを含むものとされ、門型フレーム28の頂部水平部材28aに吊設される。なお、加工部押さえ機構27の構成は、加工部押さえ機構17の構成と同様とされているので、その構成の詳細な説明は省略する。
【0074】
次に、搬出部30について説明する。
【0075】
搬出部30は、図15および図16に示すように、ベース31の支持部31aに前後動自在に配設とされたテーブル32と、テーブル32に載置された外壁材Bをテーブル32の側方払い出す払出機構33と、テーブル32の側方に沿ってベース31の支持部31bに支持されて適宜間隔で配設された所要数の受け部材34,34,34,・・・とを備えてなるものとされる。このため、外壁材Bを門型フレーム28と干渉しない位置に移動させて払出機構33による払い出しがなし得る。
【0076】
テーブル32は、後述する払出機構33のガイド部材が配設される溝32aが所要数横方向に形成されるとともに、空気膜により外壁材Bを浮上させて払出機構33による払い出しを助成する空気噴出孔(図示省略)が多数形成されてなるものとされる。
【0077】
テーブル32を前後動させる前後動機構35は、例えばボールねじ送り機構とガイド部材とを組み合わせてなるものとされる。
【0078】
払出機構33は、払出バー33aと、その前進および後進スライドをガイドするガイド部材33bと、払出バー33aを駆動する駆動部33cとを有するものとされる。駆動部33cは、例えばボールねじ送り機構とされる。
【0079】
このように、本実施形態の加工装置Aにおいては、搬入側におけるテーブルが設けられていないので、外壁材Bを表裏両面から加工がなし得る。そのため、作業性および生産性が向上する。
【0080】
また、外壁材を表裏両面から加工がなし得えるので、表面つまり化粧面が損傷するおそれもない。
【0081】
さらに、フラットな裏面側を載置した状態で加工がなし得るので、加工精度を高度に維持できる。
【0082】
以上、本発明を実施形態に基づいて説明してきたが、本発明はかかる実施形態のみに限定されるものではなく、種々改変が可能である。例えば、加工部に切断部と切削部に加えて孔形成部を設けるようにしてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0083】
本発明は、外壁材の加工に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0084】
【図1】本発明の一実施形態に係る外壁材加工装置のブロック図である。
【図2】同外壁材加工装置の搬入部の概略正面図である。
【図3】同概略平面図である。
【図4】搬入部付勢機構の2面図であって、同(a)は概略平面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図5】搬入部押さえ機構の2面図であって、同(a)は概略正面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図6】同外壁材加工装置の加工部の概略正面図である。
【図7】同概略平面図である。
【図8】上側加工機構の切断部の2面図であって、同(a)は概略平面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図9】上側加工機構の第一切削部の2面図であって、同(a)は概略平面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図10】上側加工機構の第二切削部の2面図であって、同(a)は概略平面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図11】同加工機構の切断部による外壁材の切断例を示す平面図である。
【図12】同加工機構の切削部と同加工機構の切断部との協働による外壁材の加工例を示す平面図である。
【図13】下側加工機構の大径切削部の2面図であって、同(a)は概略平面図を示し、同(b)は概略側面図を示す。
【図14】下側加工機構の大径切削部と小径切削部との協働による外壁材裏面の加工例を示す背面図である。
【図15】同外壁材加工装置の搬出部の概略正面図である。
【図16】同概略平面図である。
【図17】特許文献1の提案に係る外壁材加工装置の概略図である。
【符号の説明】
【0085】
10 搬入部
14 ベルト搬送機構
14D 下流部
14U 上流部
15 搬入部定規ローラー
16 搬入部付勢機構
17 搬入部押さえ機構
20 加工部
22 上側加工機構
23 下側加工機構
24 加工部ベルト搬送機構
25 加工部定規ローラー
26 加工部付勢機構
27 加工部押さえ機構
30 搬出部
32 テーブル
33 払出機構
34 受け部材
A 外壁材加工装置
B 外壁材
【出願人】 【識別番号】599115675
【氏名又は名称】ゴウダ株式会社
【出願日】 平成19年1月30日(2007.1.30)
【代理人】 【識別番号】100096839
【弁理士】
【氏名又は名称】曽々木 太郎


【公開番号】 特開2008−183786(P2008−183786A)
【公開日】 平成20年8月14日(2008.8.14)
【出願番号】 特願2007−18884(P2007−18884)