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【発明の名称】 カッター
【発明者】 【氏名】西河 智雅

【氏名】横田 伴義

【氏名】渡辺 英樹

【氏名】池田 知也

【要約】 【課題】被切断材等に集塵カバーをぶつけても被切断材への傷付きを防ぐことができるとともに、集塵効率の向上を図ることができるカッターを提供すること。

【解決手段】カッター本体2に内蔵された駆動源と、該駆動源によって回転駆動される回転刃3と、該回転刃3の外周の一部を覆う保護カバー4と、前記回転刃3の外周の一部に開口する吸込口12aから粉塵を吸引して回収する集塵カバー12を備えたカッター1において、前記集塵カバー12を前記保護カバー4の外周に沿って形成するとともに、少なくともその一部をゴムや軟質ウレタン樹脂等の弾性体で構成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カッター本体に内蔵された駆動源と、該駆動源によって回転駆動される回転刃と、該回転刃の外周の一部を覆う保護カバーと、前記回転刃の外周の一部に開口する吸込口から粉塵を吸引して回収する集塵カバーを備えたカッターにおいて、
前記集塵カバーを前記保護カバーの外周に沿って形成するとともに、少なくともその一部を弾性体で構成したことを特徴とするカッター。
【請求項2】
前記集塵カバーの吸込口部分を弾性体で構成するとともに、その端部を前記回転刃の外周部よりも内径側へと延ばし、その一部に前記回転刃が通過する切欠きを形成したことを特徴とする請求項1記載のカッター。
【請求項3】
前記集塵カバーの吸込口部分の両側部を、その内外に配された既存の剛性部材で挟持したことを特徴とする請求項2記載のカッター。
【請求項4】
前記集塵カバーを弾性材にて管状に成形し、その内部に前記保護カバーとは独立した粉塵流路を形成したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のカッター。
【請求項5】
前記集塵カバーの少なくとも一部を構成する弾性材としてゴム、軟質ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂を用いることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のカッター。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、コンクリートやタイル等を切断する際に発生する粉塵を回収するための集塵カバーを備えたカッターに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、電動モータやエンジン等を駆動源としてコンクリートやタイル等を切断するためのカッターとして、ディスクグラインダの回転軸に回転刃を結合し、該回転刃の外周部に、粉塵の飛散防止等を目的とした安全カバーを取り付けた構造のものが一般的に使用されている。このようなカッターを使用して切断作業を行うときに発生する粉塵は周囲に飛散し、僅かな切断であっても作業現場、特に室内における作業現場では視界が悪くなる程であった。このため、作業者は防塵マスクや保護眼鏡等を装着しなければ作業ができない状況であり、作業現場及び作業者に対する環境は劣悪であった。
【0003】
そこで、上記状況を改善するため、カッターの安全カバーの一部に集塵ホースを取り付け、この集塵ホースを外部に設置した電気集塵機等に接続し、切断時に発生する粉塵を電気集塵機等によって吸引して回収するようにしたカッターが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このようなカッターを図10に示す。
【0004】
即ち、図10は電気集塵機等により粉塵を吸い取る集塵装置を備えたカッターの切断状況を示す側面図であり、同図に示すように、カッター101には集塵カバー112が取り付けられている。そして、集塵カバー112のカバー本体内部には回転刃103が回転可能に収納されており、この回転刃103は、図示矢印方向(時計方向)に回転しながら被切断材Wを切断する。
【0005】
又、集塵カバー112には吸入筒116が付随しており、この吸入筒116は、集塵ホース114を介して不図示の電気集塵機に接続されている。尚、吸入筒116には、該吸入筒116から排出される粉塵を溜めるための不図示の集塵袋を着脱可能に装着することもできる。
【0006】
而して、カッター101による被切断材Wの切断に際しては、集塵カバー112とカッター101は切断方向(図10の左方向)に移動し、被切断材Wの切断によって発生した粉塵は、集塵カバー112内で吸入筒116へ向かって噴出され、この噴出された粉塵は、電気集塵機によって吸引されて集塵ホース114を通って電気集塵機へと効率良く回収され、その周囲への飛散が防がれる。
【特許文献1】特開2002−046018号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
ところが、図10に示す従来のカッター101に取り付けられた集塵カバー112は、鋼材等の強固な材料にて構成されていたため、カッター101の運搬時等において該集塵カバー112を被切断材W等にぶつけることによって被切断材W等に傷が付くといった問題が生じていた。又、図10に示すような従来の集塵機構では、粉塵の一部が集塵カバー112の外部へ漏れ出るという問題も発生していた。
【0008】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、被切断材等に集塵カバーをぶつけても被切断材への傷付きを防ぐことができるとともに、集塵効率の向上を図ることができるカッターを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、カッター本体に内蔵された駆動源と、該駆動源によって回転駆動される回転刃と、該回転刃の外周の一部を覆う保護カバーと、前記回転刃の外周の一部に開口する吸込口から粉塵を吸引して回収する集塵カバーを備えたカッターにおいて、前記集塵カバーを前記保護カバーの外周に沿って形成するとともに、少なくともその一部を弾性体で構成したことを特徴とする。
【0010】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記集塵カバーの吸込口部分を弾性体で構成するとともに、その端部を前記回転刃の外周部よりも内径側へと延ばし、その一部に前記回転刃が通過する切欠きを形成したことを特徴とする。
【0011】
請求項3記載の発明は、請求項2記載の発明において、前記集塵カバーの吸込口部分の両側部を、その内外に配された既存の剛性部材で挟持したことを特徴とする請求項3記載の集塵カバー付きカッター。
【0012】
請求項4記載の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、前記集塵カバーを弾性材にて管状に成形し、その内部に前記保護カバーとは独立した粉塵流路を形成したことを特徴とする。
【0013】
請求項5記載の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記集塵カバーの少なくとも一部を構成する弾性材としてゴム、軟質ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂を用いることを特徴とする。
【発明の効果】
【0014】
請求項1記載の発明によれば、集塵カバーの少なくともその一部を弾性体で構成したため、当該カッターの搬送時等において集塵カバーが被切断材にぶつかっても、集塵カバーが弾性変形するだけで被切断材が傷付くことがない。特に、集塵カバーを保護カバーの外周に沿って形成したため、カッター全体をコンパクトに構成することができるとともに、集塵カバーの被切断材等への接触面積が減り、集塵カバーの接触による被切断材等への傷付きが抑制される。
【0015】
請求項2記載の発明によれば、集塵カバーの吸込口部分の端部を回転刃の外周部よりも内径側へと延ばしたため、回転刃による被切断材の切断によって発生する粉塵が回転刃の回転によって保護カバーの内径側に共回りしようとしても、集塵カバーの吸込口部分の端部によってそれが阻止され、粉塵は集塵カバーの吸込口へと効率良く吸引されて回収されることとなり、これによって高い集塵効率が確保される。尚、このように集塵カバーの吸込口部分の端部を回転刃の外周部よりも内径側へと延ばしても、該部分に形成された切欠きによって回転刃との干渉が防がれる。又、集塵カバーの吸込口部分を弾性材で構成したため、回転刃の交換時に際しては集塵カバーの吸込口部分が容易に変形し、回転刃の交換に支障を来たすことがない。
【0016】
請求項3記載の発明によれば、集塵カバーの吸込口部分の両側部がこれの内外に配された既存の剛性部材で挟持されるため、その変形が防がれ、集塵効率を高めるため吸込口部分を回転刃に近づけても、該吸込口部分の回転刃との干渉が確実に防がれ、切断作業を安定的に行うことができる。
【0017】
請求項4記載の発明によれば、集塵カバーを弾性材にて管状に成形し、その内部に保護カバーとは独立した粉塵流路を形成したため、粉塵流路の面が段差等の無い滑らかな面となり、集塵カバー内に吸引された粉塵が粉塵流路内を抵抗なくスムーズに流れて回収され、高い集塵効率が確保される。又、集塵カバーを強制的に変形させた場合であっても、内部の粉塵流路が外部と繋がることがなく、切断時に粉塵が粉塵流路の外部へ漏れ出すことがない。
【0018】
請求項5記載の発明によれば、集塵カバーの少なくとも一部を構成する弾性材として柔軟なゴム、軟質ウレタン樹脂又は熱可塑性樹脂を用いたため、集塵カバーを被切断材等にぶつけても被切断材への傷付きが効果的に防がれるとともに、集塵カバーの吸込口部分を回転刃に近づけて集塵効率の向上を図ることができる他、集塵カバーを安価に構成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0020】
<実施の形態1>
図1及び図2は本発明の実施の形態1に係るカッターによる切断作業を示す側面図、図3は同カッターの側断面図、図4は図2のA−A線断面図、図5は図3のB−B線断面図、図6は図3のC−C線断面図、図7は図3のD−D線断面図である。
【0021】
本実施の形態に係るカッター1は、図1〜図3に示すように、カッター本体2の先端部に円板状の回転刃3を回転可能に支持して構成されており、回転刃3の外周の上半部と片側(図1〜図3のの奥側)端面は、アルミニウム等の硬質材料にて一体成形された円弧状の保護カバー4によって覆われている。ここで、カッター本体2には駆動源である不図示の電動モータが内蔵されており、該電動モータによって回転駆動される駆動軸5の端部に取り付けられている。又、カッター本体2の後端部にはハンドル部2aが形成されており、このハンドル部2aには、前記電動モータの駆動をON/OFFするためのスイッチ6が設けられている。そして、ハンドル部2aからは前記電動モータに給電するための電源コード7が延びている。
【0022】
又、カッター本体2の前端下部には、金属製のベース8がその前端部の軸9を中心として回動可能に設けられている。このベース8は、回転刃33の切り込み深さを調整するとともに、切断作業を安定して行わせるためのものであって、前記保護カバー4に一端(上端)が固定された左右一対の金属製の連結部材10の他端(下端)に前端部が前記軸9によって回動可能に連結されている。そして、このベース8の前端部と後端部上には、回転刃3を両側からは挟み込むチャンネル状のガイド部8A,8Bがそれぞれ立設されており、一方のガイド部8Bの側部には円弧状のガイド溝8aが形成されている。
【0023】
従って、図1〜図3に示すようにベース8を被切断材W上に載置した状態では、カッター本体2は、回転刃3等と共に軸9を中心として上下に回動させることができ、その位置は、ベース8のガイド部8Bに形成されたガイド溝8aに挿通するアジャスタ11を締め付けることによって固定される。
【0024】
ところで、前記保護カバー4の外側には、該保護カバー4の外周に沿って側面視円弧状に成形された集塵カバーが12取り付けられている。この集塵カバー12は、ゴム、軟質ウレタン樹脂、熱可塑性樹脂等の柔軟な弾性材によって矩形管状に一体成形されており(図6参照)、その内部には、保護カバー12とは独立した粉塵流路13が形成されている(図3参照)。柔軟な弾性材としては、例えばスチレン系エラストマー(SBC)、オレフィン系エラストマー(TPO)、ウレタン系エラストマー(TPU)、塩ビ系エラストマー(TPVC)、ポリエステル系エラストマー(TPEE)、ポリアミド系エラストマー(TPAE)、フッ素系エラストマー等のような熱可塑性樹脂(TPE)も挙げられる。
【0025】
上記集塵カバー12の一端(下端)には、回転刃3の外周の一部に向かって開口する吸込口12aが形成され、他端(上端)には排出口12bが開口しており、排出口12にはホース14の一端に取り付けられたホース口15が差し込まれて接続されている。尚、ホース14の他端は、不図示の集塵機に接続されている。
【0026】
ここで、集塵カバー12は、前述のように全体がゴム等の柔軟な弾性材によって構成されているため、ホース14は、その端部に取り付けられたホース口15を集塵カバー12の排出口12bに差し込むだけで集塵カバー12に確実に接続される。このため、カッター本体2を動かしても、ホース口15が集塵カバー12の排出口12b周りに密着保持され、ホース14の集塵カバー12からの脱落が防がれるとともに、集塵カバー12の排出口12bとホース口15の隙間からの粉塵の漏出が確実に防がれる。
【0027】
又、図3及び図5に示すように、集塵カバー12の吸込口12a部分の端部は、回転刃3の外周部より図示の長さxだけ内径側へと延ばされ、その幅方向中央には、回転刃3が通過する切欠き12cが部分的に形成されている。そして、集塵カバー12の吸込口12aの内部には、図3及び図6に示すように、ベース8上に立設された前記ガイド部8Aの一部が臨んでおり、集塵カバー12の吸込口12a部分の両側部は、図4に示すように、それらの内外に配されたガイド部8Aと連結部材110によって挟持されている。
【0028】
次に、以上の構成を有するカッター1を用いた被切断材Wの切断作業について説明する。尚、切断作業には溝切り加工が含まれる。
【0029】
本実施の形態に係るカッター1を用いて被切断材Wを切断する場合には、図1〜図3に示すように、被切断材W上にベース8を載置してカッター1を被切断材W上にセットし、カッター本体2のハンドル部2aを把持してスイッチ6をON操作する。すると、カッター本体2に内蔵された不図示の電動モータが起動され、その回転は駆動軸5へと伝達され、該駆動軸5に取り付けられた回転刃3が図示矢印a方向(反時計方向)に回転駆動される。そして、その状態でカッター本体2を切断方向(図示矢印b方向)に移動させると、被切断材Wが回転刃3によって順次切断されていく(本実施の形態では、被切断材Wには溝切り加工が施される)。
【0030】
図1に示す状態では、被切断材Wの切断深さ(溝深さ)はh1と比較的深いが、アジャスタ11を緩めてカッター本体2を回転刃3等と共に軸9を中心として上方へ回動させた後、アジャスタ11を締め付けてカッター本体2の位置を固定すれば、図2に示すように、被切断材Wの切断深さ(溝深さ)はh1よりも浅いh2(<h1)に調整される。
【0031】
而して、以上のようにして被切断材Wが回転刃3によって切断(溝切り)されると粉塵が発生するが、この粉塵は、回転刃3の回転と不図示の集塵機による吸引力によってベース8のガイド部8Aによってガイドされながら図3に矢印cにて示すように集塵カバー12の吸込口12aから粉塵流路13内へと吸引される。そして、集塵カバー12内の粉塵流路13内に吸引された粉塵は、粉塵流路13内を図3に矢印d方向に排出口12bに向かって流れ、排出口12bからホース14を経て不図示の集塵機に吸引されて回収され、該粉塵の周囲への飛散が防がれて作業環境の改善が図られる。
【0032】
以上において、本実施の形態では、集塵カバー12の全体をゴム等の柔軟な弾性体で構成したため、当該カッター1の搬送時等において集塵カバー12が被切断材W等にぶつかっても、集塵カバー12が弾性変形するだけで被切断材W等が傷付くことがない。特に、集塵カバー12を保護カバー4の外周に沿って形成したため、カッター1全体をコンパクトに構成することができるとともに、集塵カバー12の被切断材W等への接触面積が減り、集塵カバー12の接触による被切断材W等への傷付きが抑制される。
【0033】
又、本実施の形態では、集塵カバー12の吸込口12a部分の端部を回転刃3の外周部よりも内径側へと延ばしたため、回転刃3による被切断材Wの切断によって発生する粉塵が回転刃3の回転によって保護カバー12の内径側に共回りしようとしても、集塵カバー12の吸込口12a部分の端部によってそれが阻止され、粉塵は集塵カバー12の吸込口12aへと効率良く吸引されて回収されることとなり、これによって高い集塵効率が確保される。尚、このように集塵カバー12の吸込口12a部分の端部を回転刃3の外周部よりも内径側へと延ばしても、該部分に形成された切欠き12cによって回転刃3との干渉が防がれる。又、集塵カバー12の全体を弾性材で構成したため、回転刃3の交換時に際しては集塵カバー12の吸込口12a部分が容易に変形し、回転刃3の交換に支障を来たすことがない。
【0034】
更に、本実施の形態では、集塵カバー12の吸込口12a部分の両側部がこれの内外に配された金属製のベース8のガイド部8Aと連結部材10によって挟持されるため、その変形が防がれ、集塵効率を高めるために集塵カバー12の吸込口12a部分を回転刃3に近づけても、該吸込口12a部分の回転刃3との干渉が確実に防がれ、切断作業を安定的に行うことができる。
【0035】
又、本実施の形態では、集塵カバー12を弾性材にて矩形管状に成形し、その内部に保護カバー4とは独立した粉塵流路13を形成したため、粉塵流路13の面が段差等の無い滑らかな面となり、集塵カバー12内に吸引された粉塵が粉塵流路13内を抵抗なくスムーズに流れて回収され、高い集塵効率が確保される。そして、集塵カバー12を強制的に変形させた場合であっても、内部の粉塵流路13が外部と繋がることがなく、切断時に粉塵が粉塵流路113の外部へ漏れ出すことがない。
【0036】
その他、本実施の形態では、集塵カバー12を構成する弾性材として柔軟なゴム又は軟質ウレタン樹脂を用いたため、集塵カバー12を安価に構成することができる。
【0037】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図8及び図9に基づいて説明する。
【0038】
図8は本発明の実施の形態2に係るカッターによる切断作業を示す側面図、図9は図8のE−E線断面図であり、これらの図においては図1〜図7に示したものと同一要素には同一符号を付しており、以下、それらについての再度の説明は省略する。
【0039】
本実施の形態は、保護カバー4の端部を集塵カバー12の吸込口に向かって一体に延ばして突片4aとし、この突片4aによって粉塵を集塵カバー12の吸込口12aへとガイドするとともに、図9に示すように、この突片4aと連結部材10とで集塵カバー12の吸込口12aの両側部を両側から挟持したことを特徴とし、他の構成は前記実施の形態1と同様である。
【0040】
而して、本実施の形態においても、集塵カバー12の吸込口12a部分の両側部がこれの内外に配された保護ケース4の突片4aと連結部材10によって挟持されるため、その変形が防がれ、集塵効率を高めるために集塵カバー12の吸込口12a部分を回転刃3に近づけても、該吸込口12a部分の回転刃3との干渉が確実に防がれ、切断作業を安定的に行うことができる他、本実施の形態1と同様の効果が得られる。
【0041】
尚、以上に実施の形態では、集塵カバーの全体をゴム等の弾性材で構成したが、集塵カバーは少なくとも外周部と吸込口部分を含む一部が弾性体で構成されていれば前記と同様の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【0042】
【図1】本発明の実施の形態1に係るカッターによる切断作業(切断深さが深い場合)を示す側面図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係るカッターによる切断作業(切断深さが浅い場合)を示す側面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係るカッターによる切断作業(切断深さが深い場合)を示す側断面図である。
【図4】図2のA−A線断面図である。
【図5】図3のB−B線断面図である。
【図6】図3のC−C線断面図である。
【図7】図3のD−D線断面図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係るカッターによる切断作業を示す側面図である。
【図9】図8のE−E線断面図である。
【図10】従来のカッターによる切断作業を示す側面図である。
【符号の説明】
【0043】
1 カッター
2 カッター本体
2a カッター本体のハンドル部
3 回転刃
4 保護カバー
4a 保護カバーの突片(既設の剛性部材)
5 駆動軸
6 スイッチ
7 電源コード
8 ベース
8A,8B ベースのガイド部(既設の剛性部材)
8a ベースのガイド溝
9 軸
10 連結部材(既設の剛性部材)
11 アジャスタ
12 集塵カバー
12a 集塵カバーの吸込口
12b 集塵カバー排出口
12c 集塵カバーの切欠き
13 粉塵流路
14 ホース
15 ホース口
W 被切断材
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成18年12月20日(2006.12.20)
【代理人】 【識別番号】100092853
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一


【公開番号】 特開2008−149679(P2008−149679A)
【公開日】 平成20年7月3日(2008.7.3)
【出願番号】 特願2006−342775(P2006−342775)