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【発明の名称】 コンクリート圧縮強度増を伴う製造方法
【発明者】 【氏名】沖野 浩二

【氏名】横井 克則

【要約】 【課題】同量のセメント量(コンクリート原材料の中で最も高価格)で従来のコンクリートより初期強度及び長期強度で数十パーセントの増が見込まれるコンクリート製造方法である。コスト面を度外視すれば高価な混和剤やセメント量を増やせば、強度を増す方法はあるが、施工性及びコスト面で使用は限られている。

【解決手段】コンクリート製造(混練)時に使用する水に代って、20ミクロン以下の微細泡を含んだ水を使用することによって、コンクリートの初期圧縮強度および長期圧縮強度の増加となることを特徴とするコンクリート製造方法。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンクリート製造(混練)時に使用する水に代えて、微細泡を含んだ水を使用することによって、コンクリートの圧縮強度増となることを特徴とするコンクリート製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、土木・建設・建築で使用するコンクリート製造において微細泡水を使用したコンクリート圧縮強度増を伴う製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
コンクリートを混練する時に通常の水を使うと初期強度を得る為に長い期間の養生が必要であった。また、長期強度を増すにはセメント量を増すのが通常の方法であった。
【非特許文献1】「コンクリート工学」 朝倉書店
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
同量のセメント量(コンクリート原材料の中で最も高価格)で従来のコンクリートより初期強度及び長期強度で数十パーセントの増が見込まれるコンクリート製造方法である。従来は目標のコンクリート初期強度を得るため長い期間養生する必要があった。コスト面を度外視すれば高価な混和剤やセメント量を増やせば、強度を増す方法はあるが、施工性及びコスト面で使用は限られている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
コンクリート製造(混練)時に使用する水に代って、20ミクロン以下の微細泡を含んだ水を使用することによって、コンクリートの初期圧縮強度および長期圧縮強度の増加となることを特徴とするコンクリート製造方法。現場品質管理に使用されているスランプ試験の値もAEコンクリート(AE剤使用)と同様の値で発現しており、従来のスランプ試験でも十分に現場品質管理ができると考えられる。コンクリート強度及び施工性についてはコスト面を度外視すればいくらでも製造方法はあるが、本製造方法ではコストを少なく、かつコンクリート強度の増が見込まれる製造方法である。
【発明の効果】
【0005】
図1に示すように、初期強度の増により型枠の脱却が早期に行なえる為、施工性、経済性が増す。また、長期強度も増す為、目標強度を得るための従来のセメント量の減量が考えられるので経済性が増す。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
微細泡の粒径が20ミクロン以下で、その泡が多数発生する装置を使用し、他の混和剤を使用しない。
【実施例】
【0007】
表1.微細泡水使用のコンクリート配合表により3種類(AE剤・50ミクロン以下・20ミクロン以下)のコンクリートを製造し、圧縮強度試験を行った結果、20ミクロン以下微細泡水は、表2.微細泡水使用コンクリート圧縮強度試験結果より1週間圧縮強度試験でAE剤より20%以上の増が認められ、13週間経過でも強度増の低減は認められなかった。
AE剤:通常コンクリートに使用する減水効果のある混和剤と普通水を使用。
50ミクロン以下:微細泡発生装置によって混練り直前に作られた微細泡水(白濁状態)で50ミクロン以下の微細泡水を使用。混和剤使用せず。
20ミクロン以下:微細泡発生装置によって混練り数時間前に作られた微細泡水(澄んだ状態)で20ミクロン以下の微細泡水を使用。混和剤使用せず。
微細泡発生装置は資源開発株式会社「高濃度マイクロバブル発生装置B−01」を使用。(特許第3620797号)
20ミクロンの泡発生能力: 1cc当り約3500個
【表1】


【表2】


【産業上の利用可能性】
【0008】
土木、建設、建築に使用するコンクリート製造コストの削減が考えられる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】検試体3種類の圧縮強度の経時変化。
【出願人】 【識別番号】507214566
【氏名又は名称】沖野 浩二
【出願日】 平成19年5月29日(2007.5.29)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−296565(P2008−296565A)
【公開日】 平成20年12月11日(2008.12.11)
【出願番号】 特願2007−168157(P2007−168157)