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化粧パネルの製造方法 - 特開2008−238478 | j-tokkyo
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【発明の名称】 化粧パネルの製造方法
【発明者】 【氏名】小森 智景

【氏名】内藤 和成

【要約】 【課題】縁材が基材パネルからはみ出すようなことがなく、仕上げの手間を不要にすることができる化粧パネルの製造方法を提供する。

【解決手段】基材ブロック1の表面に、対向する二面以外の少なくとも一面の全面において縁材プレート2を接着して縁材付き基材ブロック3を作製する。次に縁材付き基材ブロック3を、基材ブロック1の上記対向する二面の少なくとも一方の面と平行に切断してスライスすることによって、基材ブロック1が切断された基材パネル4の端面に縁材プレート2が切断された縁材5が接着された板状の縁材付き基材パネル6を作製する。そしてこの縁材付き基材パネル6の切断面に化粧シート7を貼り付ける。縁材5の幅寸法は基材パネル4の厚み寸法と正確に同じ寸法に形成されるものであり、縁材5が基材パネル4からはみ出すようなことがなく、縁材5のはみ出し部を除去する仕上げの作業が不要になる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材ブロックの表面に、対向する二面以外の少なくとも一面の全面において縁材プレートを接着して縁材付き基材ブロックを作製し、縁材付き基材ブロックを、基材ブロックの上記対向する二面の少なくとも一方の面と平行に切断してスライスすることによって、基材ブロックが切断された基材パネルの端面に縁材プレートが切断された縁材が接着された板状の縁材付き基材パネルを作製し、この縁材付き基材パネルの切断面に化粧シートを貼り付けることを特徴とする化粧パネルの製造方法。
【請求項2】
縁材付き基材パネルに化粧シートを、基材パネルの表面から縁材の表面にかけて貼り付けることを特徴とする請求項1に記載の化粧パネルの製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、扉、引前板、幕前板などとして使用される化粧パネルの製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
扉、引前板、幕前板などとして使用される化粧パネルAは、パーチクルボードやMDFなどの基材パネル4の表面に表面化粧シート7を貼り付け、また基材パネル4の端面に縁材5を貼り付けて形成されており、その製造方法は特許文献1等において各種のものが提案されている。
【0003】
図4(a)(b)はこのような表面化粧シート7と縁材5で化粧した化粧パネルAの製造の一例を示すものであり、パーチクルボードやMDFなどの両面に表面化粧シート7を貼った大板を所定寸法に切断することによって、表面に化粧シート7を貼った基材パネル4を切り出し、この基材パネル4の各端面に縁材5を接着するようにしたものである。
【特許文献1】特開2000−025013号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記のように基材パネル4の端面に縁材5を接着して貼り付けるにあたって、基材パネル4は厚みのばらつきが大きく、このため図5(a)に示すように基材パネル4の表面に縁材5の端縁がはみ出すことがあり、縁材5のこのはみ出し部5aを図5(b)のように取り除く必要がある。そして、このように縁材5のはみ出し部5aを除去する際に、表面の化粧シート7を傷つけると、耐浸漬性などの品質に問題が生じるために、縁材5のはみ出し部5aの除去はカッターなどを用いた手作業で行なう必要があり、仕上げに手間を要することになるという問題を有するものであった。
【0005】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、縁材が基材パネルからはみ出すようなことがなく、仕上げの手間を不要にすることができる化粧パネルの製造方法を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の請求項1に係る化粧パネルの製造方法は、基材ブロック1の表面に、対向する二面以外の少なくとも一面の全面において縁材プレート2を接着して縁材付き基材ブロック3を作製し、縁材付き基材ブロック3を、基材ブロック1の上記対向する二面の少なくとも一方の面と平行に切断してスライスすることによって、基材ブロック1が切断された基材パネル4の端面に縁材プレート2が切断された縁材5が接着された板状の縁材付き基材パネル6を作製し、この縁材付き基材パネル6の切断面に化粧シート7を貼り付けることを特徴とするものである。
【0007】
この発明によれば、縁材プレート2を接着した縁材付き基材ブロック3を切断してスライスすることによって、縁材5が端面に貼り付けられた基材パネル4を得ることができるものであり、縁材5の幅寸法は基材パネル4の厚み寸法と正確に同じ寸法に形成されるものであって、縁材5が基材パネル4からはみ出すようなことがなく、縁材5のはみ出し部を除去する仕上げの作業が不要になるものである。
【0008】
また請求項2の発明は、請求項1において、縁材付き基材パネル6に化粧シート7を、基材パネル4の表面から縁材5の表面にかけて貼り付けることを特徴とするものである。
【0009】
この発明によれば、後付けで接着する化粧シート7によって基材パネル4と縁材5との間の接合部を隠すことができ、基材パネル4に縁材5を接着する接着剤が露出して外観を損ねることを防ぐことができるものである。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、縁材プレート2を接着した縁材付き基材ブロック3を切断してスライスすることによって、縁材5が端面に貼り付けられた基材パネル4を得ることができるものであり、縁材5の幅寸法は基材パネル4の厚み寸法と正確に同じ寸法に形成されるものであって、縁材5が基材パネル4からはみ出すようなことがなく、縁材5のはみ出し部を除去する仕上げの作業が不要になるものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
【0012】
基材ブロック1はMDFや木材の端材を集成した木質材料で、図1(a)のような長方形状に形成されるものであり、その短手側の対向する両面は、扉、引前板、幕前板などの面寸法とほぼ同じ寸法に形成してある。
【0013】
そしてこの基材ブロック1の、短手側の対向する二面以外の表面に、縁材プレート2を接着して貼り付ける。縁材プレート2は、基材ブロック1の対向する二面以外の4面のうち少なくとも一面に貼り付けるものであり、図1(b)の実施の形態では4面の総てに縁材プレート2を貼り付けるようにしてある。この縁材プレート2としてはABS製のものなどを用いることができるものであり、基材ブロック1の各面の全面に亘ってホットメルト接着剤などで貼り付けるものである。このように基材ブロック1に縁材プレート2を貼り付けることによって、縁材付き基材ブロック3を作製することができる。
【0014】
次に、この縁材付き基材ブロック3を図1(c)のように丸鋸などの切断装置11で切断してスライスする。縁材付き基材ブロック3の切断は、基材ブロック1の縁材プレート2を貼っていない上記の対向する二面と平行な面で行なわれるものであり、扉、引前板、幕前板などとほぼ同じ厚みでスライスするものである。このように縁材付き基材ブロック3を切断して板状にスライスすることによって、図1(d)に示すような縁材付き基材パネル6を作製することができる。このようにして得られる縁材付き基材パネル6は、基材ブロック1を切断して得られる基材パネル4の四周の端面に、縁材プレート2を切断して得られる縁材5が貼り付けられたものである。ここで、基材パネル4と縁材5は、基材ブロック1に縁材プレート2を貼った縁材付き基材ブロック3を切断して得られるものであるので、基材パネル4の厚み寸法と縁材5の幅寸法は正確に一致しており、基材パネル4から縁材5がはみ出すことはない。従って、縁材5のはみ出し部をカッターで切断して除去するような仕上げの手間は不要になるものである。
【0015】
次に必要に応じて、縁材5にRトリミングや面取りなどの仕上げ加工を施す。図2や図3に縁材5の仕上げ加工の一例としてRトリミングしたアール部12を示す。
【0016】
この後、縁材付き基材パネル6の切断面の片面あるいは両面に化粧シート7を接着して貼り付ける。化粧シートとしては、ポリエチレン(PE)シートやジアリルフタレート(DAP)シートなどの樹脂シート、突き板、布、紙など任意のものを用いることができるものであり、ラッピングなどの工法で貼り付けることができるものである。このようにして、基材パネル4の端面に縁材5を貼り付けると共に基材パネル4の表面に化粧シート7を貼って形成される、図1(e)のような化粧パネルAを得ることができるものである。
【0017】
ここで上記のように縁材付き基材パネル6に化粧シート7を貼り付けるにあたって、化粧パネル7は基材パネル4の全面に貼り付けるのは勿論、図2(a)(b)に示すように基材パネル4の表面から縁材5の表面にかけて張るようにしてある。このように化粧シート7を基材パネル4の表面から縁材5の表面にかけて貼り付けることによって、縁材5よりも後付けで貼り付ける化粧シート7で基材パネル4と縁材5との間の接合部を隠すことができるものであり、基材パネル4に縁材5を接着する接着剤13が露出して外観を損ねることを防ぐことができるものである。縁材5の表面に化粧シート7を貼り付ける範囲は、図2のように縁材5のアール部12にまで化粧シート7が至らない範囲や、図3に示すようにアール部12を超える範囲など、任意に設定することができる。縁材5の後付で化粧シート7を貼り付けるようにしているので、このように縁材5の表面の任意の範囲で化粧シート7を貼り付けることが可能になるものである。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)乃至(e)はそれぞれ各工程の斜視図である。
【図2】同上の化粧パネルの一例を示すものであり、(a)は一部の拡大した断面図、(b)は一部の拡大した斜視図である。
【図3】同上の化粧パネルの他の一例を示す一部の拡大した斜視図である。
【図4】従来例を示すものであり、(a)は分解斜視図、(b)は斜視図である。
【図5】従来例を示すものであり、(a)(b)はそれぞれ一部の拡大断面図である。
【符号の説明】
【0019】
1 基材ブロック
2 縁材プレート
3 縁材付き基材ブロック
4 基材パネル
5 縁材
6 縁材付き基材パネル
7 化粧シート
【出願人】 【識別番号】000005832
【氏名又は名称】松下電工株式会社
【出願日】 平成19年3月26日(2007.3.26)
【代理人】 【識別番号】100087767
【弁理士】
【氏名又は名称】西川 惠清

【識別番号】100085604
【弁理士】
【氏名又は名称】森 厚夫


【公開番号】 特開2008−238478(P2008−238478A)
【公開日】 平成20年10月9日(2008.10.9)
【出願番号】 特願2007−79632(P2007−79632)