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トイレブース用化粧パネル - 特開2008−207420 | j-tokkyo
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【発明の名称】 トイレブース用化粧パネル
【発明者】 【氏名】藤澤 敏夫

【要約】 【課題】トイレブースを構成するドアパネルや正面パネルとして用いられ、とりわけメラミン樹脂化粧板等の熱硬化性樹脂化粧板が被覆されたトイレブース用化粧パネルに於て、熱硬化性樹脂化粧板を用いる事ができると共に、それでいてプライバシーを確保する目隠し機能とドア開閉時の危険防止とを発揮できる様にする。

【解決手段】芯材2と二枚の化粧板3,4とで構成し、とりわけ、芯材2は、突起7と凸曲面8と凹曲面9とを備え、一方の化粧板3は、平面部10と凸曲面部11と凹曲面部12と延出部13とを備え、他方の化粧板4は、平面部15と延長部16とを備えている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
芯材と、芯材の表裏面に接着される二枚の化粧板とを備えたトイレブース用化粧パネルに於て、芯材は、表裏面のうちの一面の一隅から延長して形成された突起と、表裏面のうちの突起とは反対側の面から端面に亘って形成された凸曲面と、端面から突起に亘って形成された凹曲面とを備えて居り、一方の化粧板は、芯材の表裏面のうちの突起とは反対側の面に接着される平面部と、芯材の凸曲面に接着される凸曲面部と、芯材の凹曲面に接着される凹曲面部と、芯材の突起から延出する延出部とを備えて居り、他方の化粧板は、芯材の表裏面のうちの突起側の面に接着される平面部と、芯材の突起から延出して一方の化粧板の延出部に重合されて接着される延長部とを備えている事を特徴とするトイレブース用化粧パネル。
【請求項2】
一方の化粧板の延出部と他方の化粧板の延長部との角部は、曲面に形成されている請求項1に記載のトイレブース用化粧パネル。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、トイレブースを構成するドアパネルや正面パネルとして用いられ、とりわけメラミン樹脂化粧板等の熱硬化性樹脂化粧板が被覆されたトイレブース用化粧パネルの改良に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種のトイレブース用化粧パネルは、ドアパネルと正面パネルの突合せ端面を斜状や弧状等にする事に依り、外側から内部が見えない様にしてプライバシーを確保する目隠し機能と、ドア開閉時の指詰め等を回避する危険防止機能とを備えて居り、次の様なものが知られている。
(1) 芯材の表裏面に化粧板を接着したもの(特許文献1参照)。
(2) 芯材の表裏面に化粧板を接着すると共に、端面にエッジ材を付設したもの(特許文献2〜6参照)。
【0003】
然しながら、前者のものは、芯材の端面が化粧板で覆われていないので、見栄えが悪いと共に、耐水性や耐薬品性が充分ではなかった。他方、後者のものは、エッジ材を別途用意してこれを付着せねばならなかったので、部品点数が多くなってコストが高く付くばかりでなく、組立てが煩雑であった。
【0004】
ところで、化粧パネルとしては、一隅に曲面を形成した芯材に、メラミン樹脂化粧板等の熱硬化性樹脂化粧板を曲げ加工して接着する所謂ポストフォーム加工したものが知られている(特許文献7〜9)。
この様なものは、熱硬化性樹脂化粧板を用いているので、硬くて割れ易く、加工が難しいものの、表面が硬くて傷が付き難く、耐熱性等に優れている。
【0005】
【特許文献1】特開平7−286389号公報
【特許文献2】特開平8−210035号公報
【特許文献3】特開平10−54184号公報
【特許文献4】特開平11−336441号公報
【特許文献5】特開2002−106091号公報
【特許文献6】特許第2809580号公報
【特許文献7】特許第3343602号公報
【特許文献8】特開2000−233459号公報
【特許文献9】特開2004−358873号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
然しながら、この様な化粧パネルは、トイレブース用化粧パネルのドアパネルと正面パネルの何れか一方には採用できるものの、両方には、採用できなかった。何故ならば、両方に採用した場合には、ドアパネルと正面パネルの突き合わせ端面間に直線状の隙間が形成されて外側から内部が見通せるからである。
従って、熱硬化性樹脂化粧板を用いる事ができると共に、それでいてプライバシーを確保する目隠し機能とドア開閉時の危険防止機能とを備えたものが要望されていた。
【0007】
本発明は、叙上の問題点に鑑み、これを解消する為に創案されたもので、その課題とする処は、熱硬化性樹脂化粧板を用いる事ができると共に、それでいてプライバシーを確保する目隠し機能とドア開閉時の危険防止とを発揮できるトイレブース用化粧パネルを提供するにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明のトイレブース用化粧パネルは、基本的には、芯材と、芯材の表裏面に接着される二枚の化粧板とを備えたトイレブース用化粧パネルに於て、芯材は、表裏面のうちの一面の一隅から延長して形成された突起と、表裏面のうちの突起とは反対側の面から端面に亘って形成された凸曲面と、端面から突起に亘って形成された凹曲面とを備えて居り、一方の化粧板は、芯材の表裏面のうちの突起とは反対側の面に接着される平面部と、芯材の凸曲面に接着される凸曲面部と、芯材の凹曲面に接着される凹曲面部と、芯材の突起から延出する延出部とを備えて居り、他方の化粧板は、芯材の表裏面のうちの突起側の面に接着される平面部と、芯材の突起から延出して一方の化粧板の延出部に重合されて接着される延長部とを備えている事に特徴が存する。
【0009】
一方の化粧板は、凸曲面部と凹曲面部とから成る二次曲面状(略S字状)に彎曲されると共に、他方の化粧板は、平面状のままにされ、両化粧板の延出部と延長部は、重合されて接着される様にしたので、二枚の化粧板に依り芯材の表裏面は元より端面をも含めて全ての面を覆う事ができる。この為、見栄えが良くなると共に、耐水性や耐薬品性も向上させる事ができる。
芯材の突起と両化粧板の重合部分である延出部及び延長部は、トイレブース用化粧パネルの突部を為しているので、これに依りドアパネルと正面パネルの突合せ端面間には、視線を遮る隙間を形成する事ができる。この為、当該隙間を通して外側から内部が見える惧れがなくなり、プライバシーを確保する事ができる。
一方の化粧板は、凸曲面部と凹曲面部とから成る二次曲面状に彎曲されているので、ドア開閉時の指詰め等を回避する事ができる。
【0010】
一方の化粧板の延出部と他方の化粧板の延長部との角部は、曲面に形成されているのが好ましい。この様にすれば、角部に依り怪我をする心配がなくなり、安全性が向上する。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、次の様な優れた効果を奏することができる。
(1) 芯材と二枚の化粧板とで構成し、とりわけ、芯材は、突起と凸曲面と凹曲面とを備え、一方の化粧板は、平面部と凸曲面部と凹曲面部と延出部とを備え、他方の化粧板は、平面部と延長部とを備えているので、熱硬化性樹脂化粧板を用いる事ができると共に、それでいてプライバシーを確保する目隠し機能とドア開閉時の危険防止とを発揮できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明のトイレブース用化粧パネルを用いたトイレブースを示す横断平面図。図2は、図1の要部拡大図。図3は、芯材のみを示す図2と同様図である。
本発明のトイレブース用化粧パネル1は、芯材2と、二枚の化粧板3,4とからその主要部が構成されて居り、トイレブース50を構成する正面パネル51に適用している。
【0013】
トイレブース50は、正面パネル51とドアパネル52と仕切りパネル53等で構成されている。
ドアパネル52は、芯材54と二枚の化粧板55,56とから構成されて居り、芯材54は、表裏面57と、端面58と、一隅に形成された凸曲面59とを備えている。一方の化粧板55は、芯材54の表裏面57のうちの他方に接着される平面部60を備えている。他方の化粧板56は、芯材54の表裏面57のうちの一方に接着される平面部61と、芯材54の凸曲面59に接着される凸曲面部62と、芯材54の端面58に接着される平端面部63とを備えている。
而して、この様なドアパネル52は、例えば特許文献7に基づいて作製される。
【0014】
芯材2は、トイレブース用化粧パネル1の基本部分を為すもので、この例では、表裏面5と端面6とを備えていると共に、表裏面5のうちの一面の一隅から延長して形成された突起7と、表裏面5のうちの突起7とは反対側の面から端面6に亘って形成された凸曲面8と、端面6から突起7に亘って形成された凹曲面9とを備えている。
芯材2としては、切削が容易な木質材料、例えば木質単板、木質合板、中質繊維板(MDF)、パーティクルボード等が用いられる。
【0015】
一方の化粧板3は、芯材2の表裏面5のうちの突起7とは反対側の面に接着される平面部10と、芯材2の凸曲面8に接着される凸曲面部11と、芯材2の凹曲面9に接着される凹曲面部12と、芯材2の突起7から延出する延出部13とを備えている。この例では、凸曲面部11と凹曲面部12との間には、芯材2の端面6に接着される連結平面部13を備えている。
【0016】
他方の化粧板4は、芯材2の表裏面5のうちの突起7側の面に接着される平面部15と、芯材2の突起7から延出して一方の化粧板3の延出部13に重合されて接着される延長部16とを備えている。
【0017】
化粧板3,4としては、メラミン樹脂化粧板やポリエステル樹脂化粧板等の熱硬化性樹脂化粧板が用いられて居り、この例では、厚さが0.8mmのメラミン樹脂化粧板にしてある。
化粧板3の延出部13と化粧板4の延長部16との重ね代Aは、5〜10mmが好ましく、この例では、8mmにしてある。
【0018】
芯材2と各化粧板3,4との間、並びに両化粧板3,4間は、周知の接着剤を用いて接着される。接着剤としては、水性ビニールウレタン系接着剤、ウレタン系接着剤、ユリア系接着剤、酢酸ビニール系接着剤、エポキシ系接着剤、合成ゴム系接着剤等がある。
【0019】
トイレブース用化粧パネル1は、例えば次の様にして製造される。
先ず、化粧板4は、延長部16が芯材2の突起7から所定距離だけ突出された状態で、平面部15が芯材2の表裏面のうちの突起7側の面に接着される。次いで、化粧板3は、凸曲面部11と連結平面部14と凹曲面部12と延出部13に相当する部分が芯材2の端面6から突出された状態で、平板部8が芯材2の表裏面のうちの突起7とは反対側の面に接着される。そして、化粧板3の突出部分は、ヒータで約170〜180℃に加熱されながら、ピンチローラで約5〜6kg/cm2 の加圧力に依り曲げ加工が行われ、化粧板3の凸曲面部11が芯材2の凸曲面8に、化粧板3の連結平面部14が芯材2の端面6に、化粧板3の凹曲面部12が芯材2の凹曲面9に夫々接着されると共に、化粧板3の延出部13が化粧板4の延長部16に重合されて接着される。その後、延出部13と延長部16の重合部分の角部が曲面状に面取りされる。
【0020】
化粧板3は、凸曲面部11と凹曲面部12とから成る二次曲面状(略S字状)に彎曲されると共に、化粧板4は、平面状のままにされ、両化粧板3,4の延出部13と延長部16は、重合されて接着される様にしたので、二枚の化粧板3,4に依り芯材2の表裏面5は元より端面6をも含めて全ての面を覆う事ができる。この為、見栄えが良くなると共に、耐水性や耐薬品性も向上させる事ができる。
【0021】
芯材2の突起7と両化粧板3,4の重合部分である延出部13及び延長部16は、トイレブース用化粧パネル1の突部を為しているので、これに依りドアパネルと正面パネルの突合せ端面間には、視線を遮る隙間を形成する事ができる。この為、当該隙間を通して外側から内部が見える惧れがなくなり、プライバシーを確保する事ができる。
【0022】
化粧板3は、凸曲面部11と凹曲面部12とから成る二次曲面状に彎曲されているので、ドア開閉時の指詰め等を回避する事ができる。
【0023】
尚、トイレブース用化粧パネル1は、先の例では、正面パネルBに適用したが、これに限らず、例えばドアパネルDに適用しても良い。
芯材2は、先の例では、凸曲面8と凹曲面9との間に平面状の端面6を形成していたが、これに限らず、例えばこの端面6を割愛して凸曲面8と凹曲面9とを連続させても良い。この場合、一方の化粧板3も、凸曲面部11と凹曲面部12との間に形成した連結平面部14を割愛して凸曲面部11と凹曲面部12とを連続させるのが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明のトイレブース用化粧パネルを用いたトイレブースを示す横断平面図。
【図2】図1の要部拡大図。
【図3】芯材のみを示す図2と同様図。
【符号の説明】
【0025】
1…トイレブース用化粧パネル、2…芯材、3…化粧板、4…化粧板、5…表裏面、6…端面、7…突起、8…凸曲面、9…凹曲面、10…平面部、11…凸曲面部、12…凹曲面部、13…延出部、14…連結平面部、15…平面部、16…延長部、A…トイレブース、50…トイレブース、51…正面パネル、52…ドアパネル、53…仕切りパネル、54…芯材、55…化粧板、56…化粧板、57…表裏面、58…端面、59…凸曲面、60…平面部、61…平面部、62…凸曲面部、63…平端面部、A…重ね代。
【出願人】 【識別番号】507062406
【氏名又は名称】中川 経司
【識別番号】507062428
【氏名又は名称】宮田 博司
【識別番号】507062587
【氏名又は名称】株式会社フジタテクノ
【出願日】 平成19年2月26日(2007.2.26)
【代理人】 【識別番号】100082474
【弁理士】
【氏名又は名称】杉本 丈夫


【公開番号】 特開2008−207420(P2008−207420A)
【公開日】 平成20年9月11日(2008.9.11)
【出願番号】 特願2007−45138(P2007−45138)