トップ :: B 処理操作 運輸 :: B27 木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステ−プル打ち機一般

【発明の名称】 5軸加工装置
【発明者】 【氏名】竹下 登

【要約】 【課題】ヘッドに装着した工具で加工木材を加工したときに、木屑が散乱し、この木屑によって、加工木材上の加工部分がずれることがなく加工部分が正確に加工される5軸加工機を提供する。

【解決手段】下部ヘッドの上部に吸引部17が装着され、吸引部17の上部に吸引装置に接続される吸引ダクト18が装着され、吸引部17の下部に接続ダクト19が装着され、首振りヘッド15の下端にカバー20が装着され、カバー20の下端にブラシ21が固着され、カバー20の側面にカバー20の内部と連通するエルボ型ダクト22が固着され、このエルボ型ダクト22の端部と接続ダクト19の外側に弾力性ダクト23が接続され、首振りヘッド15の側部にシリンダが装着され、シリンダを駆動することによって、カバー20は首振りヘッド15に沿って下方に移動する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
被加工部材を装着するテーブルをベース上で第1のサーボモータにより前後に移動可能に装着し、前記ベースに装着した支持部材に横移動部材を第2のサーボモータで前記テーブルの移動方向に対して直交方向に移動可能に装着し、前記横移動部材に装着した第3のサーボモータで上下移動部材を上下に移動可能に装着し、前記上下移動部材に上部ヘッドを装着し、該上部ヘッドの下に第4のサーボモータで回動する下部ヘッドを装着し、前記下部ヘッドに装着した第5のサーボモータで首振りヘッドを回動し、該首振りヘッドにモータを装着した5軸加工装置において、前記首振りヘッドに工具の周囲を覆うカバーを装着し、該カバーの下端の周囲にブラシを装着し、前記首振りヘッドに前記カバーを上下するシリンダを装着し、前記カバーの側面にエルボ型ダクトを装着し、該エルボ型ダクトの端部に曲折可能な弾力性ダクトを接続し、前記下部ヘッドの上部に下部ヘッドとともに回動する吸引部を装着し、該吸引部の上面に吸引ダクトを装着し、又、前記吸引部の下部に前記弾力性ダクトと接続される接続ダクトを装着してなり、前記首振りヘッドの工具の交換時に前記シリンダで前記がバーを上げ、加工木材の加工時に前記シリンダで前記カバーを下げて加工し、前記カバーの下端のブラシの内側の加工時に溜まる木屑をエルボ型ダクト、弾力性ダクト、接続ダクト及び円盤状ダクトを介して常時吸引しながら加工することを特徴とする5軸加工装置。
【請求項2】
前記弾力性ダクトは一方の端部がエルボ型ダクトに固着され、他方の端部は接続ダクトに密接して接続されていることを特徴とする請求項1記載の5軸加工装置。
【請求項3】
前記弾力性ダクトは蛇腹状のダクトであることを特徴とする請求項1記載の5軸加工装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、首振りヘッドの工具の周囲にエルボ型ダクトを接続したカバーを装着し、カバー内に溜まる木屑を吸引しながら加工するようにした5軸加工装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の5軸加工装置としては、図8〜図10に示すように、ベース1の上に2本のレール2が装着され、このレール2に係合するベアリング3はテーブル4の下部に固着され、このテーブル4は上面に多数の微小孔を設けて被加工部材を吸着するように構成したり、又は他の手段により被加工部材を固定するように構成され、ベース1に固定された第1のサーボモータ5で前後に移動され、所望の位置に位置決めされるように構成されている。
【0003】
又、テーブル4を跨ぐようにベース1に装着された支持部材1aの前面にレール6が装着され、このレール6に係合されたベアリング7は横移動部材8に固着され、又、支持部材1aに装着された第2のサーボモータ9により横移動部材8が支持部材1aの前面を移動するように構成され、さらに、横移動部材8の前面に上部ヘッド10が横移動部材8に装着された第3のサーボモータ11で上下に移動されて所望の位置に位置決めされるように構成されている。
【0004】
さらに、上部ヘッド10に第4のサーボモータ12が装着され、上部ヘッド10の下部に回動自在に装着された下部ヘッド13は第4のサーボモータ12の回動を傘歯車に伝達することにより回動され、さらに図8及び図9に示すように、下部ヘッド13は二股部13a、13bで構成され、この二股部13aに第5のサーボモータ14が内蔵され、この第5のサーボモータ14で首振りヘッド15は二股部13a、13bの間で水平方向から垂直方向に回動されるように構成され、又、首振りヘッド15に装着されたモータで首振りヘッド15の端部に装着された工具(図示せず)が回転されるように構成されている。
【0005】
しかしながら、このように構成された従来の5軸加工装置では、ヘッドに装着した工具で加工木材を加工したときに、木屑が散乱し、この木屑によって、加工木材上の加工部分がずれて加工部分が正確に加工されないという問題があった。
【特許文献1】特開平2006−28635
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
解決しようとする問題点は、ヘッドに装着した工具で加工木材を加工したときに、木屑が散乱し、この木屑によって、加工木材上の加工部分がずれて加工部分が正確に加工されないという問題がある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明は、被加工部材を装着するテーブルをベース上で第1のサーボモータにより前後に移動可能に装着し、前記ベースに装着した支持部材に横移動部材を第2のサーボモータで前記テーブルの移動方向に対して直交方向に移動可能に装着し、前記横移動部材に装着した第3のサーボモータで上下移動部材を上下に移動可能に装着し、前記上下移動部材に上部ヘッドを装着し、該上部ヘッドの下に第4のサーボモータで回動する下部ヘッドを装着し、前記下部ヘッドに装着した第5のサーボモータで首振りヘッドを回動し、該首振りヘッドにモータを装着した5軸加工装置において、前記首振りヘッドの工具の周囲を覆うカバーを装着し、該カバーの下端の周囲にブラシを装着し、前記首振りヘッドに前記カバーを上下するシリンダを装着し、前記カバーの側面にエルボ型ダクトを装着し、該エルボ型ダクトの端部に曲折可能な弾力性ダクトを接続し、前記下部ヘッドの上部に下部ヘッドとともに回動する円盤状のダクトを装着し、該円盤状のダクトの上面に吸引ダクトを装着し、又、前記円盤状ダクトの下面に前記弾力性ダクトと接続される接続ダクトを装着してなり、前記首振りヘッドの工具の交換時に前記シリンダで前記がバーを上げ、加工木材の加工時に前記シリンダで前記カバーを下げて加工し、前記カバーの下端のブラシの内側の加工時に溜まる木屑をエルボ型ダクト、弾力性ダクト、接続ダクト及び円盤状ダクトを介して常時吸引しながら加工するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、首振りヘッドの下端の工具の周囲に、シリンダによって上下するカバーを装着し、このカバーの下端の周囲にブラシを装着し、加工時にブラシを下げて加工することにより、工具で飛び散った木屑が周囲に離散することがさけられ、この木屑をエルボ型ダクト、弾力性ダクト、接続ダクト及び円盤状ダクトを介して常時吸引しながら加工するので、加工面は常に木屑が存在せず、きれいに保たれ、又工具交換時には、シリンダによってカバーを上昇させるとにより、交換装置との干渉を防ぐことができるいう利点がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
本発明は、首振りヘッドの工具の周囲に木屑集塵用のブラシを装着したカバーを取付け、このカバーにエルボ型ダクトを設け、このエルボ型ダクトに弾力性ダクトを介して接続ダクトを接続することにより、首振りヘッドが曲げられても、その曲げに追従するように構成し、工具で加工した時に発生する木屑を確実に吸引することができた。
【実施例1】
【0010】
図1は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドの一部断面正面図、図2は図1の下部ヘッドの右側面図、図3は図1の下部ヘッドの一部断面側面図で、13は下部ヘッド、13a、13bは二股部、14は第5のサーボモータ、15は首振りヘッドで、工具を回転するモータを装着しており、これらの構成は上記従来例と同じであるので、説明は省略するが、本実施例では、下部ヘッド13の上部に吸引部17が装着され、この吸引部17の上部に吸引装置(図示せず)に接続される吸引ダクト18が装着され、又、吸引部17の下部に接続ダクト19が装着され、さらに、首振りヘッド15の下端にカバー20が装着され、このカバー20の下端にブラシ21が固着され、カバー20の側面にカバー20の内部と連通するエルボ型ダクト22が固着され、このエルボ型ダクト22の端部と接続ダクト19の外側に弾力性ダクト23が接続されており、又、首振りヘッド15の側部にシリンダ24が装着され、このシリンダ24の駆動軸24aがカバー20の上部に連結され、又、ガイド25が支持部材26によって支持され、シリンダ24を駆動することによって、図4に示すように、カバー20は首振りヘッド15に沿って下方に移動するように構成されている。
【0011】
このように構成された本実施例の5軸加工装置では、加工時にバキューム装置を駆動してカバー20内の空気を吸引部17、接続ダクト18、弾力性ダクト23,エルボ型ダクト22を介して吸引し、次に、首振りヘッド15に装着したシリンダ24を駆動してカバーを下方に移動し、首振りヘッド15に装着したモータで工具を回転して加工すると、その加工によって発生した木屑は、カバー20内に飛び散るので、カバー20内からエルボ型ダクト22,弾力性カバー23、接続ダクト18から吸引部17に送られ、この吸引部17から吸引ダクト18を介して吸引装置で集塵され、首振りヘッド15が図6及び図7に示すように左右に振られても、弾力性ダクト23によって接続ダクト19とエルボ型ダクト22は外れることが無く、常に木屑の吸引を続けることができる。
【産業上の利用可能性】
【0012】
なお、上記の説明では、接続ダクト19とエルボ型ダクト22の間を弾力性ダクト23で接続したが、この部材としては合成樹脂を使用することができ、又、この弾力性ダクトの代わりに、蛇腹状のダクトを使用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】図1は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドの一部断面正面図である。
【図2】図2は図1の下部ヘッドの右側面図である。
【図3】図3は図1の下部ヘッドの一部断面側面図である。
【図4】図4は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドのシリンダを延ばした一部断面正面図である。
【図5】図5は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドのシリンダを延ばした側面図である。
【図6】図6は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドのシリンダを延ばした状態で首振りヘッドを一方に曲げた側面図図である。
【図7】図7は本発明の5軸加工装置の下部ヘッドのシリンダを延ばした状態で首振りヘッドを他方に曲げた側面図図である。
【図8】従来の5軸加工装置の平面図である。
【図9】図8の5軸加工装置の側面図である。
【図10】図9の5軸加工装置の下部ヘッドの拡大正面図である。
【符号の説明】
【0014】
13 下部ヘッド
14 第5のサーボモータ
15 首振りヘッド
17 吸引部
18 吸引ダクト
19 接続ダクト
20 カバー
21 ブラシ
22 エルボ型ダクト
23 弾力性ダクト
【出願人】 【識別番号】000154624
【氏名又は名称】株式会社平安コーポレーション
【出願日】 平成18年11月7日(2006.11.7)
【代理人】 【識別番号】100077045
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 和夫


【公開番号】 特開2008−114529(P2008−114529A)
【公開日】 平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願番号】 特願2006−301349(P2006−301349)