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移動式タッカー装置 - 特開2008−137330 | j-tokkyo
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【発明の名称】 移動式タッカー装置
【発明者】 【氏名】小川 誠

【要約】 【課題】梱包中の製品の周辺を自由に移動でき、更にはステープルの打ち付け高さを自由に調整可能とした移動式タッカー装置を提供する。

【解決手段】タッカー20を移動用の作業車1に搭載して、任意の場所に移動できるようにする。作業車1には回転用ハンドル11を回転することによって昇降台8を昇降させて、搭載したタッカー20のステープル打ち出し口23の高さ位置を調節することができる手段と、ハンドルレバー13を操作することによって、ステープルを打ち出し口23から打ち出すことができる手段とを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
引金を引くと、圧縮エアーによってマガジン内のステープルを打ち出し口から打ち出して打ち込むように構成したタッカーであって、
移動操作自在に構成した作業車に、上記のタッカーを上記の打ち出し口が外側を向くようにして搭載せしめると共に、このタッカーを上記作業車のフレームに対して上下方向に移動自在に装着して、上記打ち出し口の高さ位置を上下調節自在に構成したことを特徴とする移動式タッカー装置。
【請求項2】
前記作業車に、回転すると前記タッカー本体を上下方向に移動することができるスクリュー軸を取付け、このスクリュー軸の一端部には回転用のハンドルを取付けたことを特徴とする請求項1記載の移動式タッカー装置。
【請求項3】
前記タッカー本体を上下動することができるスクリュー軸に、スクリュー軸の回転量を検知して、前記ステープルの打ち出し高さを表示することができる表示装置を設けたことを特徴とする請求項1又は2に記載の移動式タッカー装置。
【請求項4】
前記作業車に、作業車を移動操作することができる運転用ハンドルを取付け、この運転用ハンドルには、ワイヤーを介して前記タッカーの引金用トリガーレバーを作動するためのハンドルレバーを設けたことを特徴とする請求項1、2、又は3に記載の移動式タッカー装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、木製の部材にビニールシートを取付けたり、木枠の上に大きくて重い製品等を載せ、段ボール箱を被せて梱包して出荷する場合に、夫々木材の部分にステープルを打ち付けてビニールシートや段ボール箱を固定するタッカーに関するものである。
【背景技術】
【0002】
上述したタッカーに関しては、例えば特許文献1に見られるように、ステープルの打ち付け動作を行うドライバを改良したものが存在する。
【特許文献1】特開昭63−162168号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に記載のタッカーは、木製の部材にビニールシートや段ボールをステープルで固定する場合に使用するもので、ハンディタイプであるため、作業時には重いタッカーを持ち歩かなければならず、使用操作が非常に面倒であった。
【0004】
また、低い箇所にステープルを打ち付ける場合には、その都度作業者はかがんでタッカーを扱わねばならず、疲労がかさみ、腰痛を起こす原因にもなっていた。
【0005】
そこで本発明の技術的課題は、梱包中の製品の周辺を自由に移動でき、更にはステープルの打ち付け高さを自由に調整可能とした移動式タッカー装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記の技術的課題を解決するために、本発明で講じた手段は以下の如くである。
【0007】
(1) 前記請求項1に記載の移動式タッカー装置は、引金を引くと、圧縮エアーによってマガジン内のステープルを打ち出し口から打ち出して打ち込むように構成したタッカーであって、移動操作自在に構成した作業車に、上記のタッカーを上記の打ち出し口が外側を向くようにして搭載せしめると共に、このタッカーを上記作業車のフレームに対して上下方向に移動自在に装着して、上記打ち出し口の高さ位置を上下調節自在に構成したことを特徴としている。
【0008】
(2) また、前記請求項2に記載の移動式タッカー装置は、前記作業車に、回転すると前記タッカー本体を上下方向に移動することができるスクリュー軸を取付け、このスクリュー軸の一端部には回転用のハンドルを取付けたことを特徴としている。
【0009】
(3) また、前記請求項3に記載の移動式タッカー装置は、前記タッカー本体を上下動することができるスクリュー軸に、スクリュー軸の回転量を検知して、前記ステープルの打ち出し高さを表示することができる表示装置を設けたことを特徴としている。
【0010】
(4) 更に、前記請求項4に記載の移動式タッカー装置は、前記作業車に、作業車を移動操作することができる運転用ハンドルを取付け、この運転用ハンドルには、ワイヤーを介して前記タッカーの引金用トリガーレバーを作動するためのハンドルレバーを設けたことを特徴としている。
【0011】
上記(1)で述べた請求項1に係る手段によれば、タッカーを移動可能な作業車に搭載したので、ステープルを打ち付ける製品の周辺を自由に移動することができ、また、ステープルの打ち出し口の高さを上下調整可能としたので、作業時には移動が容易であり、低い箇所では腰を曲げて作業をする必要がないので、疲労が少なく、作業能率を高めることができる。
【0012】
上記(2)で述べた請求項2に係る手段によれば、回転用ハンドルを操作してスクリュー軸を回転すると、タッカー本体が上方又は下方に移動して、打ち出し口を上下に移動するため、ステープルの打ち出し位置の高さを自由に調整することができ、従って、作業者は立った状態のままステープルの打ち出し位置(打ち込み位置)を任意の位置に調整することを可能にする。
【0013】
上記(3)で述べた請求項3に係る手段によれば、スクリュー軸の回転によってその移動量を表示できるので、ステープルの打ち出し位置を設定することができる。従って、製品ごとにステープルの打ち付け位置が異なっていても、その都度表示を見ながらステープルの打ち出し高さを設定できるので、常時正しい高さにステープルの打ち付けが可能となる。
【0014】
上記(4)で述べた請求項4に係る手段によれば、移動用作業車の運転用ハンドルに、ハンドルレバーを取り付けて、ハンドルレバーとタッカーの引金を作動するトリガーレバーの間をワイヤーで接続して、このハンドルレバーの操作でトリガーレバーを作動させてステープルの打ち付け作業を行うため、ステープルの打ち付け作業を立ったまま容易に、しかも早く行うことができる。
【発明の効果】
【0015】
以上述べた次第で、本発明に係る移動式タッカー装置によれば、タッカーの移動が自在であり、ステープルの打ち付け高さも自由に調整できると共に、作業者はこれ等の各作業を立ったまま行うことができるため、疲労が少なく、ステープルの打ち込み作業を能率良く行うことができる。また、各種形状の異なる製品に対して繰り返し行うステープルの打ち込み作業も、打ち付け高さを記録しておくことによって、同一高さに簡単に、且つ、正確に行うことができるため、作業上の品質が向上するといった利点も発揮することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下に、上述した本発明に係る移動式タッカー装置の実施の形態を図面と共に詳細に説明すると、図1は公知のタッカー(例えば株式会社マキタ製エアタッカ・型番SW1748)を搭載した本発明の全体を示した斜視図、図2はその平面図、図3は図2のX−X線に沿った断面図、図4(イ)は天板を取り外して示した要部の平面図、図4(ロ)はその一部断面正面図であって、これ等の図面において夫々符号1で全体的に示したのは、同じく符号20で全体的に示した上記公知のタッカーを搭載した移動用の作業車を示す。
【0017】
上記の作業車1は、図1乃至図3に示す如く、天板2と、基台3(車台)と、この基台3上に敷設したベース板4と、これ等天板2と基台3を上下に間隔をあけた状態で平行に取り付ける複数本の支柱5…とから成るフレーム体によって構成されていて、基台3の底面には移動用の車輪6…が取り付けられ、後部の支柱5,5の上端部には、角度調節自在な取付具1T,1Tを介して運転用ハンドル1Kが斜め上方に突出した状態に取付けられている。
【0018】
7…は、上記天板2とベース板4との間に縦に並設した計4本のガイド軸で、8はこれ等各ガイド軸7…にガイドされて天板2とベース板4の間を上下移動自在に構成された昇降台(昇降板)を示す。
【0019】
また、9は上記昇降台8のほぼ中央部に設けた筒状のナット体、10はこのナット体9内に螺合させると共に、上記天板2とベース板4の間に回転自在に取付けたスクリュー軸、10Aは天板2の上面に突出したスクリュー軸10の上端部であって、この上端部10Aには回転用ハンドル11が取付けられていて、回転用ハンドル11を回転操作して上記スクリュー軸10を回転すると、スクリュー軸10とナット体9との螺合によって、昇降台8がガイド軸7…に沿って天板2とベース板4の間を上昇移動、又は、下降移動するように構成されている。
【0020】
上述した各図、及び、図5に示した要部の背面図において、12は上記スクリュー軸10の上端部10Aの部分に設けた表示器(表示装置)であって、この表示器12はスクリュー軸10の回転量を検知して、その正逆方向の回転量から昇降台8の高さ位置、具体的には、後述するタッカー20から打ち出されるステープルの打ち込み位置(床面からの高さ寸法)を計算して表示できるように構成されている。
【0021】
以上の如く構成した昇降台8には、前述したタッカー20が、そのステープル(図示省略)の打ち出し口23を前記作業車1の前面外側に向けた状態で搭載されている。このタッカー20は、内部が圧縮エアーの流体室と成っているタッカー本体20Hと、内部に圧縮エアーによって作動するピストンと、このピストンによって作動されてステープルを上記の打ち出し口23から打ち出すドライバとを備えたシリンダ22と、ステープルを収めたマガジン21とによって構成されていて、このように構成されたタッカー20は、図3に示す如く、取付板24と、各図に示されている取付部材25とによって上記の昇降台8に取付けられている。尚、図3において26は基台3に取付けた反動防止具である。
【0022】
次に、図1と図2及び図4(イ)、(ロ)において、15はタッカー本体20H(その他の場所であっても可)に設けたタッカー20の引金(トリガー)であって、この引金15が押されるか又は引かれるかすると、前記シリンダ22内に圧縮エアーが供給されてドライバが作動し、ステープルが打ち出し口23から打ち出される仕組みに成っている。
【0023】
16は中間部を支点軸16Aによって前記昇降台8の前縁に回動自在に取付けられたトリガーレバーであって、14Sは先端をこのトリガーレバー16に取付け、根端側を前記運転用ハンドル1Kに取付けられているハンドルレバー13に取付けたワイヤーであって、このハンドルレバー13を握ってワイヤー14Sを牽引作動すると、上記のトリガーレバー16が復帰スプリング16Sを伸張しながら支点軸16Aを支点にして回動し、上記の引金15を押圧又は引くように構成されている。
【0024】
尚、図1、図2、図4(イ)、(ロ)、及び図6において、14は上記のワイヤー14Sを挿通させたワイヤーチューブであって、図面にはハンドルレバー13の握り操作に従ってこのワイヤー14Sが引かれると、トリガーレバー16が回動して引金15が作動する構成が示されているが、これは実施の一例であって、トリガーレバー16による引金15の作動構成は、図示の構成に限定されるものではない。
【0025】
図6は、本発明に係る移動式タッカー装置の使用例を示したものであって、輸送用パレット30上に載置した製品31にダンボール製の箱32を上から被せ、次いで、作業車1を移動してタッカー20の打ち出し口23を箱32の外側面に向け、且つ、回転用ハンドル11を回転操作して打ち出し口23の高さ位置を調節して位置合わせした後、ハンドルレバー13を握り操作すれば、打ち出し口23より打ち出されるステープルによって、箱32の下端口32Xを輸送用パレット30の保持部30Tに打ち着けて止めることができる。
【0026】
従って、本発明に係る移動式タッカー装置によれば、作業車1でタッカー20の打ち出し口23を位置合わせするだけで、ハンディタイプの重いタッカーを持ち運んだり、低い位置に腰をかがめたりすることなく、ステープルを極めて簡単に、且つ、確実に打ち込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】本発明に係る移動式タッカー装置の全体を示した斜視図。
【図2】本発明に係る移動式タッカー装置の平面図。
【図3】図2のX−X線に沿った断面図。
【図4】(イ)は本発明の要部を天板を外して示した平面図、(ロ)はその一部断面正面図。
【図5】本発明の要部を示した背面図。
【図6】本発明の使用状態を示した説明図。
【符号の説明】
【0028】
1 移動用の作業車
1K 運転用ハンドル
1T 取付具
2 天板
3 基台
4 ベース板
5 支柱
6 車輪
7 ガイド軸
8 昇降台
9 ナット
10 スクリュー軸
11 回転用ハンドル
12 表示器(表示装置)
13 ハンドルレバー
14 ワイヤーチューブ
14S ワイヤー
15 引金
16 トリガーレバー
16A 支点軸
16S 復帰スプリング
20 タッカー
20H タッカー本体
21 マガジン
22 シリンダ
23 打ち出し口
24 取付板
25 取付部材
26 反動防止具
【出願人】 【識別番号】000101617
【氏名又は名称】アマノ株式会社
【出願日】 平成18年12月5日(2006.12.5)
【代理人】 【識別番号】100067714
【弁理士】
【氏名又は名称】矢島 正和


【公開番号】 特開2008−137330(P2008−137330A)
【公開日】 平成20年6月19日(2008.6.19)
【出願番号】 特願2006−327715(P2006−327715)