トップ :: B 処理操作 運輸 :: B27 木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステ−プル打ち機一般

【発明の名称】 生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針及びステープラー
【発明者】 【氏名】加藤 功好

【氏名】長澤 潔

【氏名】杉浦 茂

【氏名】宮田 真司

【氏名】嶺澤 量彦

【氏名】大川 勝

【氏名】神谷 智仁

【氏名】水野 弘和

【要約】 【課題】生単板を貫通するH状の合成樹脂製ステープルを裏面に案内して導入するために適した導入中空針を提供する。

【解決手段】中心部に中空部58を有するパイプ状であって、先端側には小巾生単板に侵入する細径である侵入部53と大径の基部52とを有し、後端部57から先端部にかけて前記中空部まで達するスリット56を備えており、先端部には斜めにカットして形成された開放開口が形成され、尖端55は、中心軸上に位置するように開放開口54の背面側の壁にカーブを設け尖った形状に形成されており、開放開口面は、側面視で凹状に形成され、開放開口面の先端は中心軸よりも開放側に偏位し、開放開口が設けられた斜めカットの後面はステープル放出用のカーブが形成されていることを特徴とする生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の小巾生単板を繊維方向に対して直交方向に突き合わせ、隣接する小巾生単板同士をH状の合成樹脂製ステープルによって連結する横はぎ生単板を製造する装置において用いられるH状の合成樹脂製ステープルのT字形片を小巾生単板の裏面に案内し開放する合成樹脂製ステープル導入用中空針であって、
該導入用中空針は、中心部に中空部を有するパイプ状をなし、先端側は基部側よりも小径である小巾生単板に侵入する侵入部であり、後端部から先端部にかけて前記中空部まで達するスリットを備えており、
先端部には、斜めにカットして形成された開放開口がスリット側に形成され、
導入用中空針の最先端である尖端は、鋭利な尖った形状であり、開放開口の背面側の壁に湾曲を設けて中心軸上に位置しており、
前記開放開口の先端は、中心軸よりも開放側に偏位し、開放開口の後面はステープル放出用のカーブが形成されていることを特徴とする生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項2】
導入用中空針の先端から開放開口の先端までを尖端部とし、該尖端部の開放開口先端側基部は、中空部の径の延長線上と同レベルに形成したことを特徴とする請求項1記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項3】
導入用中空針の尖端は、スリットと直行する方向に広がった扁平状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項4】
スリットの縁は少なくとも一方を面取り形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項5】
導入用中空針は、少なくとも細径である侵入部から尖端にかけて、スリットと直行する方向に広がった扁平状に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項6】
導入用中空針は全長に渡ってスリットと直行する方向に広がった扁平であって、中空部は楕円あるいは長方形であることを特徴とする請求項5記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【請求項7】
請求項1〜6のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を2本備えたステープラーであって、2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針をスリットが正対して対向する方向から並列する方向の範囲に配置することを特徴とするステープラー。
【請求項8】
2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針をスリットが、「ハ」の形に配置したことを特徴とする請求項7記載のステープラー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、合板の製造における中間製品である横はぎ生単板装置に用いる合成樹脂製ステープル導入用中空針及びそれを用いたステープラーに関する。
【背景技術】
【0002】
丸太から薄く削出した単板を積層して木質系合板が製造されている。丸太は真円柱ではなく、また、割れや腐れ節など不良部分があるので不良部を切除した小巾な単板を寄せ集めて定尺単板として使用されている。また、丸太の削出は高含水率状態で行われ、合板積層には乾燥単板が使われるので、乾燥工程が必要となる。丸太から削出された高含水率状態の単板を生単板と称している。
削出された生単板をドライヤーに入れて乾燥する前に、ドライヤーの負荷軽減や取扱い性を向上させるために不良部を切除し、繋ぎ合わせて一定長の横はぎ生単板を形成することが行われている。生単板は、高含水率である故に接着が難しいので、接着剤のみによる接合ばかりでなく、接着剤と接合糸の併用、浅い溝に糸を埋め込む方法、接着テープを使用する方法など各種提案されている。
さらに、乾燥工程おいて、乾燥ひずみや裂けなど新たに発生した不良部を切除する必要もあるので、横はぎ材料として切断刃の妨げになるものは不適当である。金属の他切れにくい紐も不適当である。これは、製品である合板の切削加工性にも悪影響があり、更に、チップなどにリサイクルする際にも異質な素材が混入しているのは不適切である。
横はぎ生単板に関する従来例をいくつか紹介する。
【0003】
特許文献1(実公昭58−45048号公報)には、このような横はぎ単板としては、繊維方向に対して直交方向に連続状に密に配列した生単板を、配列方向に複数本の細い帯状に乾燥させ、その乾燥部にホットメルト接着剤を塗布した繋合糸を貼着して固着したものが提案されている。
【0004】
特許文献2(特公昭60−47082号公報)には、繋合糸をドライヤーの乾燥温度よりも低い溶融温度をもった合成樹脂等から紡糸された糸状とし、接着剤は繋合糸の溶融温度より低い溶融温度をもった合成樹脂等の糊料からなるものを用いたものも提案されている。
すなわち、この先行技術は本出願人に係る提案であって、この開示技術が基本であるので、詳述する。
特許文献2に係る発明は、多量に水分を含有する未乾燥の小巾生単板の表面に、ドライヤーの乾燥温度より低い溶解温度をもった繋合糸をその繋合糸の溶融温度よりさらに低い溶解温度をもった接着剤により粘着して後段の乾燥工程の最終段階で前記繋合糸と接着糸を乾燥温度に達した単板材温によって溶融されてその繋合状態を解除可能に構成した中間製品として横はぎ生単板に関するものである。
従来この種中間製品としての横はぎ生単板(例えば特開昭55−132201号公報参照)は、後段の乾燥工程で乾燥すると個々の小巾生単板が乾燥過程で干割れを生じたり、節や材質的脆弱部分が欠落したり、或いは不均等な乾燥収縮によって切断端縁が歪んで相互の衝合部に隙間を生じる等の材質的欠陥が発生するのでこれを再補修する必要があったが、その再補修作業には単板表面に残留している繋合糸が禍してこれを再度乾燥単板用横はぎ機等に掛けて欠陥個所を切断除去しようとしても単板は切れても繋合糸が切れず、従って除去すべき切屑が実質的には除去できない重大な不都合があったものである。特許文献2に係る発明は、上記横はぎ生単板特有の乾燥後に材質的欠陥を生ずる現象を充分に把握した上で最初は個々の小巾生単板を繋合することによってドライヤーへの挿入作業性及び充填効率を格段に高め、また最終的にはその繋合を解除することによって後段の再補修のための横はぎ作業への悪影響を排除することが出来る中間製品として繋合と繋合解除の二態様がとれる新規な横はぎ生単板を提供せんとしたものである。
具体例を図14に従ってその構成を説明すれば次の通りである。多数の小巾生単板1が繊維方向の直交方向に連続状に配列されてその配列方向に複数列の繋合糸2が接着剤3により粘着されている横はぎ生単板4に於て、前記繋合糸2にはドライヤーの乾燥温度、例えば180℃前後の乾燥温度より充分低い溶融温度をもった合成樹脂等から紡糸された糸状、例えば100〜120℃位で溶融可能なポリプロピレン等から紡糸された糸状からなる繋合糸2を用い、また前記接着剤3には前記繋合糸2の溶融温度より充分低い溶融温度をもった合成樹脂等の糊料、例えば60〜80℃で溶融可能なエチレン酢ビ共重合樹脂(EVA)等の糊料からなる接着剤3を用いた最初は繋合姿態がとれ、最後は繋合解除姿態となる中間製品としての横はぎ生単板4である。また前記横はぎ生単板4の繋合解除姿態は後段工程のドライヤーによる乾燥操作によって繋合糸2と接着剤3がドライヤー炉内で乾燥温度に達した単板材温によって次第に溶融することになるので、その最初の繋合状態が次第に解かれて再び個々の小巾乾燥単板6に戻された姿態になって後段の補修工程に順次供給されるものであるから、前記繋合糸2と接着剤3は最初ドライヤーに小巾生単板1を挿入する際の挿入作業性と充填効率を高めることだけに機能するものである。
尚、図示された中間製品としての横はぎ生単板4を構成する個々の小巾生単板1は前後に若干の不良部分5を残存して切断したラフカット単板であるが、通常の全く不良部分5を残存しないで切断した正カット単板でこれを構成してもよい。
【0005】
特許文献3(特開2003−291105号公報)には、複雑な機構を備えた接着テープによる小巾単板の接合処理装置が開示されている。
特許文献4(特開2001−232603号公報)には、ベニヤ単板を有寸巾に切断し、相互の端面を接合し、連続帯状の単板とした後所定寸法毎に切断して定尺寸法の横はぎ単板を得るベニヤ単板の横はぎ方法において、通常の定尺寸法で接合切断堆積して第1定尺寸法の横はぎ単板の積山を得る第1横はぎ工程と、該第1横はぎ工程で得られた第1定尺寸法の横はぎ単板3を積山から1枚毎繰出して相互の端面を接着剤により接合して第1定尺寸法の複数倍の第2定尺寸法の横はぎ単板の積山を得る第2横はぎ工程とからなるベニヤ単板の横はぎ方法が開示されている。
【0006】
特許文献5(特開昭62−156902号公報)には、合板製造の分野に於て取扱われる横はぎ単板、特に小巾のベニヤ単板の前端縁に溶融ホットメルト樹脂等の接着剤を塗布してなる後続ベニヤ単板を先行ベニヤ単板の後端縁に衝突させながら一体に後方に押出すと共に、その表面に溶融ホットメルト樹脂等を糸に含浸した接着糸を貼着してすだれ状に連なった横はぎ単板を得るように構成した押出方式の単板横はぎ機に於ける端縁衝合時の押出制動方法及び装置が開示されている。
【0007】
特許文献6(特開平8−216105号公報)には、単板接合部の斜め上方の空間に架設した糊付ノズル9による空間からのビーズ状の溶融ホットメルト樹脂の射出による糊付機構と、切断ナイフ7の可動刃側の両面に昇降および開閉自在に併設した押圧冷却バーによる単板接合部の直上からの点付け溶融ホットメルト樹脂の冷圧機構とからなる切断糊付冷圧装置を単板接合機に適用した単板接合機における切断糊付冷圧装置が開示されている。
【0008】
接着剤を使用する手段は、高含水率の生単板を接合することは難しいので、特殊な接着剤を使用したり、接着接合部を部分的に乾燥したり、接着剤を硬化するために加熱したりする必要がある。接着剤の準備、保存、可使時間による制限など生じ、効率性、作業性、コスト等の面から解決余地が多い。接着用の糸や接着剤付きのテープも接着剤と同様の問題が含まれると、糸やテープの準備が必要となる。
長手方向に設けた浅い切れ込みに糸を埋設する方法は、1〜4mm程度の薄い単板に切れ込みを入れることは切れ込み刃に精緻な制御が必要であり、抜けだし等の問題も発生し易く、効率性及び糸の事後処理などにも問題が発生することがある。
更に、近年は、小径木である杉、松、唐松、とうひ等の針葉樹が原木として使用されることが多く、このような小径木針葉樹丸太を使用した場合は、頻繁に原木が入れ替わるので、最初に不揃いで不良部の多い単板の発生が多くなる。このような単板の処理がネックとなることが多いので、効率的な処理手段の開発が求められている。
【0009】
【特許文献1】実公昭58−45048号公報
【特許文献2】特公昭60−47082号公報
【特許文献3】特開2003−291105号公報
【特許文献4】特開2001−232603号公報
【特許文献5】特開昭62−156902号公報
【特許文献6】特開平8−216105号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本出願人は、かかる従来技術に鑑み、生単板を確実、且つ強固に結合でき、乾燥後の後工程に影響の少ない横はぎ生単板及び、横はぎ生単板の製造工程および製造装置を簡素化して効率よく生産できる製造方法およびその装置に関する発明として、隣接する小巾生単板同士がH状の合成樹脂製ステープルで連結した横はぎ生単板及び、H状の合成樹脂製ステープルで連結する方法、製造装置を先に特願2006−246934号として提案した。
本願発明は、この先願開示した発明に関し、さらに研究を続け、生単板を貫通するH状の合成樹脂製ステープルを裏面に案内して導入するために適した導入用中空針を提供するものである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、生単板を貫通するH状の合成樹脂製ステープルを裏面に案内して導入するために適した導入用中空針を提供する。
【0012】
本発明は、次の構成を要旨とするものである。
(1)複数の小巾生単板を繊維方向に対して直交方向に突き合わせ、隣接する小巾生単板同士をH状の合成樹脂製ステープルによって連結する横はぎ生単板を製造する装置において用いられるH状の合成樹脂製ステープルのT字形片を小巾生単板の裏面に案内し開放する合成樹脂製ステープル導入用中空針であって、
該導入用中空針は、中心部に中空部を有するパイプ状をなし、先端側は基部側よりも小径である小巾生単板に侵入する侵入部であり、後端部から先端部にかけて前記中空部まで達するスリットを備えており、
先端部には、斜めにカットして形成された開放開口がスリット側に形成され、
導入用中空針の最先端である尖端は、鋭利な尖った形状であり、開放開口の背面側の壁に湾曲を設けて中心軸上に位置しており、
前記開放開口の先端は、中心軸よりも開放側に偏位し、開放開口の後面はステープル放出用のカーブが形成されていることを特徴とする生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(2)導入用中空針の先端から開放開口の先端までを尖端部とし、該尖端部の開放開口先端側基部は、中空部の径の延長線上と同レベルに形成したことを特徴とする(1)記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(3)導入用中空針の尖端は、スリットと直行する方向に広がった扁平状に形成されていることを特徴とする(2)記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(4)スリットの縁は少なくとも一方を面取り形成したことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(5)導入用中空針は、少なくとも細径である侵入部から尖端にかけて、スリットと直行する方向に広がった扁平状に形成されていることを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(6)導入用中空針は全長に渡ってスリットと直行する方向に広がった扁平であって、中空部は楕円あるいは長方形であることを特徴とする(5)記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
(7)(1)〜(6)のいずれかに記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を2本備えたステープラーであって、2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針をスリットが正対して対向する方向から並列する方向の範囲に配置することを特徴とするステープラー。
(8)2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針をスリットが、「ハ」の形に配置したことを特徴とする(7)記載のステープラー。
(9)生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針のスリット側を生単板の繊維方向と直行する方向とする(7)記載のステープラー。
(10)スリットの縁が面取りされ、曲面に形成されていることを特徴とする(1)記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針。
【発明の効果】
【0013】
木材である生単板に突き刺さる部分のみを細くしたので、突き刺し強度が向上する、
突刺尖端が導入用中空針の中心軸状にあるので、侵入方向が横ブレせず直進性が向上する。
尖端部の基部が中空部の径の延長線と同レベルとすることにより、単板に形成する開口の大きさを十分に開設することができると共に生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を引き抜くときに開放したステープルに引っかかる事故を減少することができ、ステープル挿入作業の安定性を向上させることができる。
スリットの縁を面取りして曲面とすることにより、挿入する合成樹脂製ステープルの連結部の摺擦ダメージを小さくすることができる。
1〜5mm厚の小幅生単板は、繊維方向(木材の木目方向)に沿って割れやすいが、突き刺さって侵入する部分が小径であるので、割れが発生しにくい。特に、繊維方向に並行して扁平とした場合は、割れの危険性は小さくなり、割れが発生しても拡大が抑えられる。扁平部にフィンを形成すると、導入用中空針先端部が生単板に突き刺さり侵入する際に、繊維に平行した隙間の拡幅案内がスムーズになって、一層割れ防止に有効である。
ステープラーに取り付ける2本の導入用中空針のスリットの向きを対向する方向とすると、ステープルの連結部がスリットの縁に摺擦することがなく、スリットの方向を並列した平行まで「ハ」の字形に配置すると、ステープルの連結部がスリットの縁に接触する角度は鈍角であって、さらに「V」形になると鋭角となり摺擦して連結部が摺り切れる危険が大きくなるので、2本の導入用中空針のスリットの向きを対向する方向から並列平行した範囲にすることが好ましい。一方、スリットが対向している場合は、ステープル挿入時に単板の開口角部に直に接触し、硬い木質部によってダメージを受けるので、スリットを「ハ」の字に配置することが好ましい。さらに、スリットの縁を面取りして曲面とすることにより、摺擦ダメージを小さくすることができる。ステープルの切断に伴うステープラーの中断を少なくすることができ、横はぎ生単板の製造を安定して行うことができる。スリットの縁を面取りして曲面とすることにより、摺擦ダメージを小さくすることができる。
導入用中空針のスリットが生単板の繊維方向に直行する方向であることは、尖端は繊維方向となるので、繊維方向に沿った突き刺さりとなり、穿孔抵抗が小さいとともに、開口の伴う割れの拡張を少なくすることができる。「ハ」の字形になるようにスリットを向けて導入用中空針を単板に突き刺すことにより、扁平な尖端部による開口をやや大きくでき、穿孔抵抗と開口開き動作を調整できる。
なお、繊維を切断する方向に突き刺した場合は、突き刺し抵抗が高くなり、導入用中空針にかかる負荷が大きくなり、強度を向上させる必要がある。また、開口に伴う割れが拡張する危険があり、単板の強度が低下して好ましくない。
【0014】
生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を用いてH状の合成樹脂製ステープルにより隣接する小巾生単板の当接端面を跨ぐように接合しているので、小巾生単板間の結合が簡単で、接合強度が高い横はぎ単板が得られる。接着剤や接着剤を含有する糸やテープを使用しないので、装置構成が簡素にできる。また、接着剤を使用しないので汚損が無く、接着剤臭も無いので作業環境が改善される。さらに、ホットメルト接着剤の溶融や接着剤の硬化に必要な加熱機器も不用となるのでエネルギーの節約及び火災などの危険性も小さくなる。
また、本発明は、小巾生単板間の接合に、ステープルにより機械的に結合するので、製造工程が簡素化され、生産速度が向上して生産コスト削減を図ることができる。さらに、ステープラーを配置するだけで小巾生単板を結合でき、繋合糸を用いた場合のような、繋合糸の貯留、繰り出し装置や接着剤の貯留槽等の設備を必要としないため、装置の簡略化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、本発明を図1〜図11に基づいて詳細に説明する。
図1は、横はぎ生単板の斜視図であり、図2は、合成樹脂製ステープルによる係合部分の拡大斜視図であり、図3は、他の態様の横はぎ生単板の斜視図であり、図4は、横はぎ生単板の製造装置例1の側面図であり、図5は、横はぎ生単板の製造装置例2の側面図である。
【0016】
横はぎ生単板10は、図1に示すように、多数の小巾生単板11が繊維方向に対して直交方向に連続状に密に配置され、多数の小巾生単板11は、隣接する小巾生単板11,11の当接端面11aを跨ぐように、合成樹脂製ステープル12で連結されている。この例では、当接端面11aに沿って両側および中央の3個所に合成樹脂製ステープル12を打ち込んでいるが、小巾生単板11の材質や長さ等に応じてその数を増減させてもよい。小巾生単板の繊維方向の配列は図11の従来例と同様であるので、木目の表現は省略する。
合成樹脂製ステープル12は、図2に示すように、H状の形状をなし、それぞれの先端は、打ち込んだ際に裏面においてT字状またはL字状に開く係合部12aを有し、投錨効果を発揮させて連結を強固にしている。
このような原料生単板の不良部を切除して小巾の生単板を形成する方法は多数開発され実用化されている。例えば、特開昭62−59003号公報に開示したベニヤレースで削出された端尺な単板を搬送しつつアンビルロールの上でナイフを作用させることにより不良部切断を行い、後段のデバイダで分別する。また、切除分別する機構として、刃を上下に配置して切断と廃棄を同時に行う2枚刃構成(特開昭62−46601号公報参照)を採用することもできる。
【0017】
なお、上記の例では両側に欠陥のない正カット小巾生単板11を用いているが、図3に示すような、前後に若干の不良部分21bが残存して切断したラフカット小巾生単板21を用いた横はぎ生単板20であってもよい。このようなラフカット小巾生単板21を用いた場合は、乾燥工程で生ずる材質的欠陥の再補修と同時に不良部分のカット等の補修を行なえばよい。
また、小巾生単板間の接合に、ステープルにより機械的に結合するので、製造工程が簡素化され、生産速度が向上して生産コスト削減を図ることができる。さらに、ステープラーを配置するだけで小巾生単板を結合でき、繋合糸を用いた場合のような、繋合糸の貯留、繰り出し装置や接着剤の貯留槽等の設備を必要としないため、装置の簡略化を図ることができる。接着剤を使用しないので、化学物質の飛散などが無く、作業環境の改善に寄与する。
【0018】
<原材料生単板>
木質系合板の素材となる原木丸太から約1〜5mm厚程度に削出された高含水率の生単板のうち、定尺に満たないものや、腐れ、割れ、節などの不良部をもった生単板が対象である。このような不良部は、原木丸太の削出作業の最初の部分から発生することが多い。特に、国内の杉、松、唐松などの人工林から得られる針葉樹原木は小径木が多く、数多くの原木丸太を使用するので、発生頻度が多い。
【0019】
<ステープル>
ステープルはH型をした可撓性のある合成樹脂製の細い線材から形成されている(図6参照)。保管状態では、縄はしご状に連続して巻き玉状とすることができる。使用時にはH型にカットして中空の導入用中空針を小巾の生単板に貫通させ、導入用中空針の内部を通してH型ステープルを押し込み、単板裏面で係合部を開放することにより抜止となり、隣接する小巾単板同士を連結して横はぎ単板とすることができる。取扱い性の点から縄ばしご状としてあるので、個別に切り離すとH状となるが、個別に準備する場合は、抜止となる形状でよいので、例えば、先端はL形、J形などで良い。
図6を参照して、ステープルを説明する。図6(a)は、ラダー状ステープル15をステープルホルダー16に巻いて保存あるいはステープルの供給装置に装填可能とした状態を示す。(b)はステープラーにおいて、ラダー状ステープル15がナイフ33によってH形に切り離される状態を示し、切り離されたH形の合成樹脂製ステープル12は(c)に示すように係合部14となるT字状の先端部と連結部13から構成されることとなる。このH形のステープルは可撓性があり単板に打ち込まれた屈曲した姿勢を保つことによって接合部材の機能を果たす状態を(d)に示す。当接端面11同士の接合端面11aを跨ぐようにステープルの連結部13が存在し、それぞれの単板縁部を貫通してT字状の係合部14が開脚して抜止状態となり、横はぎが完成する。
材質は、可撓性及び屈曲性のある合成樹脂製の線材が好ましい。ステープルの可撓性はステープラーによる屈曲押し込み動作に対応できる程度に必要である。合成樹脂は、熱可塑性又は熱硬化性のどちらも使用可能であるが熱可塑性樹脂が一般的である。ドライヤーの温度よりも低融点のステープルの場合は、熱可塑性樹脂を用いる。また、後の切削加工性等を考慮して選定することができる。
熱可塑性樹脂としては、ドライヤーの加熱温度よりも低融点材料としては、100〜120℃位で溶融可能なポリプロピレン、エチレン酢ビ共重合樹脂(EVA)、ポリエチレン、ポリエステルが挙げられる。ポリプロピレン、EVA、ポリエチレン、ポリエステルなどは、融点を高くしてドライヤーの熱でも溶融しないようにすることもできる。生分解性樹脂(生分解性ポリエステル樹脂(特許2709234号公報))を用いた場合は、廃棄物処理が容易である。柔軟性の高いポリウレタンも使用することができる。
【0020】
ステープルを、ドライヤーの乾燥温度よりも低い溶融温度を有する合成樹脂で形成すると、ドライヤーの最終段階でステープルは溶融して再び個々の小巾乾燥単板に戻るので、乾燥工程で生じた裂けや収縮あばれなどの材質的欠陥の切除など再補修を簡単に行うことができる。(図14参照)
また、ドライヤーの乾燥温度よりも高い溶融温度を有する合成樹脂で形成した場合は、ドライヤーか搬出した後も連結した状態で搬送などの処理を行うことができる。そして、乾燥工程で生じた材質的欠陥を再補修するために、個々の小巾乾燥単板に切断する際には、合成樹脂製ステープルは、切断刃を傷つけることなく、簡単に切断できる。乾燥工程から再補修することなく、合板製品とした場合も、合板を切削加工するときの同様に支障が発生しない。
【0021】
<ステープラー>
ステープラーは、隣接する小巾生単板の接合端面において、前後小巾生単板の縁に合成樹脂製のステープルを打ち込むものである。
図7に概略を示す。基本構成は、2本の中空導入用中空針31,31を隣接する2枚の小巾生単板11,11に貫通させ、導入用中空針内を通してH形合成樹脂製ステープル12の脚部を小巾生単板の裏面まで押し込み、開放してT字状に開いた脚部が抜止(係合部14)となり隣接する小巾生単板同士を連結して、横はぎ状態を完成する。なお、図7に記載された導入用中空針31は、模式的に示したものである。
この中空導入用中空針31は、2本の針が相対する面側に長さ方向に連続するスリット35が形成されている。このスリット35は、H形のステープル12の連結部材13が通過するために設けられている。はしご状のラダーステープルが斜め手前側から案内部材に従い中空導入用中空針31へ導入される。また、この導入用中空針の上部側には、ナイフ33が進入できるナイフ隙間34が設けられている。ラダーステープル15が導入用中空針の中空部36上部に挿入されたとき、ナイフ33がナイフ隙間34から進入して切断分離して、個別のH形のステープル12とする。また、導入用中空針31の中空部36を上下動可能なプレッシャ−32が配置されている。H形のステープル12は、導入用中空針31が小巾生単板11を貫通している状態において、中空部内36を上下動するプレッシャー32によって小巾生単板を屈曲貫通して、裏面側で脚部が中空部36の先端から開放されてT字状に開脚して抜止係合部14となり横はぎが完成する。
【0022】
また、小巾生単板間の接合に、ステープルにより機械的に結合するので、製造工程が簡素化され、生産速度が向上して生産コスト削減を図ることができる。さらに、ステープラーを配置するだけで小巾生単板を結合でき、繋合糸を用いた場合のような、繋合糸の貯留、繰り出し装置や接着剤の貯留槽等の設備を必要としないため、装置の簡略化を図ることができる。
ステープラーには本願発明の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を2本取り付けられる。ステープルが案内挿入されるときにスリットの縁で摺擦して損傷を受ける危険や単板の材質によって突き刺し開口の形成程度を考慮して2本の導入用中空針の取付けを決定する。詳しくは、生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の特徴と共に後段で言及するが、2本のスリットの向きを正対する対向から並列する平行までの間で、「ハ」字形に配置されるように取り付けることが好ましい。
【0023】
<生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針>
本発明に用いられる、生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針について、図8〜13を参照して説明する。図7に記載された導入用中空針31は、模式的に示したものである。
図8には、本願発明の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針51の基本形が記載されている。(a)は正面図、(b)は側面図、(c)A−A断面図を示す。
生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針51(以下「ステープル導入用中空針」あるいは「導入用中空針」と称する場合がある。また、本願明細書では「中空針」は本願発明である「生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針」以外を指す用語としては用いられていない。)は、基本的には、外形はストレートで断面円形であり、中心部にはトンネル状に後端から先端まで貫通する中空部を備え、該中空部から外側表面まで連通するスリットが後端から先端まで直線状に形成されている。導入用中空針の外形は、単板に侵入する先端側は基部側よりも小径となっている。先端部は、スリット側から先端に向けて斜めカットされている。最先端部は鋭利に尖った尖端を成している。尖端は中心軸線上に位置し、斜めカット部の背壁面は尖端に向かって湾曲してR面(以下「開口背面R部」という)が形成されている。斜めカットされた側は、中空部も斜めに開口し、開口に臨む中空トンネルの先端側は、開口側に向かって湾曲してカーブR(以下「開口後面R部」という)が形成されている。斜めカットされた開口面は、凹んだ湾曲状に形成(以下「開口前面R部」という)されている。尖端から単板に侵入する部分は、単板の割れを押さえるために扁平、さらにはヒレ上のフィンが形成されていることが好ましい。尖端の傾斜は前後の傾斜が同傾斜として突き刺し直進性を確保することが好ましい。尖端部の基部である開放開口の先端は、側面視において中空部の径の延長線上に位置することが好ましい。尖端部の基部が大きすぎる場合は、単板の開口は充分であって、開放開口からステープルの押出し開放には充分であるが、針を引き抜く際に、放出したステープルに引っかかり、損傷する危険がある。一方、尖端部の基部の大きさが、小さい場合は、突き刺しによって単板に形成される開口が小さくなる恐れがあり、柔らかい材質などの場合は単板の一部がスリットの隙間から中空部まで入り込むことがあり、このような場合はステープルをフプランジャーでスムーズに押し出して、開放開口からのスムーズな押出し開放が困難となる危険がある。
【0024】
また、スリットの縁は後端から先端の開放開口までステープルの連結部が通過する際に、摺擦により損傷を受ける危険があるので、少なくとも一方の縁を面取りして、曲面に形成して、ダメージを小さくすることが好ましい。また、ステープラーに生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を2本取り付ける際には、ステープラーの項で前述したようにスリットの向き考慮することが重要である。
導入用中空針の後部側には、ステープラー機体に固定するための位置決め用として、凹部、面取り部を設けることができる。特に、突き刺さる単板の性状は一様でなく、突入に際し捻れや斜めの力が加わり、また、ステープラー自体が打ち込み位置に移動するなど使用条件が過酷であるので、2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の配置関係が確実に維持されるように、固定されることは重要である。
【0025】
このステープル導入用中空針は前記ステープラーにスリット側を正対する対向から並列する平行までの間で、「ハ」字形に配置されるように対向して2本取り付けることが好ましい。中空部に合成樹脂製H形ステープルの片方の脚部であるT字部を導入用中空針の中空部に挿入し、左右を連結しているバー部をスリットから出して他方の脚部も同様に他の導入用中空針の中空部に挿入し、プレッシャーによって押し出すと、開口後面R部に案内されてスムーズに先端の開口部から脚部であるT字部が外方に開放される。木質単板は、1〜5mmと木板としては薄い素材であり、木材は、樹木の生長方向に繊維が連続していて、繊維方向に割れが発生しやすい。特に、薄い板材や針葉樹材では顕著である。また、繊維方向には強度が強く、繊維方向と直角方向には強度的に弱い異方性がある素材である。この異方性を解消することが合板の特徴の一つである。したがって、繊維を切断することは強度低下に直結するので避けることが好ましい。また、割れが発生することは、単板の接合がはずれてバラバラになり、合板製造工程の取扱い性が悪化する原因となるので、好ましくない。このため、導入用中空針の単板に侵入する部分はできるだけ小径とすることが好ましい。しかし、中空部やスリットを設けることが必要であることと、木材には木目や節など硬い部分が存在するので、これらによって、導入用中空針が折れ曲がったりしては、連続作業が止まってしまうので、避けなければならない。このため、尖端は鋭利であり、侵入の直線性が得られるように中心軸上に存在し、繊維を押し分けて侵入する角度が前後に均等となるように均等傾斜であることが好ましい。さらに、侵入部を扁平にすることにより、割れの拡大を小さくすることができる。そして、開口部の後面Rに案内されてステープルの脚部が押し出され、開口前面の凹み湾曲によって開放空間を広くすることができる。
【0026】
単板の繊維方向は成長方向に向かうのが原則であるが、必ずしも平行した直線とは限らず、成長条件や樹種によって捻れや傾斜が生じていることがある。このような単板に生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を突き刺した場合は、その捻れなどの影響を受けて針に回転モーメントが発生する。
2本のステープル導入用中空針のスリットが所定の角度に配置されていないと合成樹脂製ステープルの連結部がスリットの縁に擦れて傷やすり切れが発生して単板同士の接合が不良になる危険がある。したがって、スリットの位置関係を維持すること、即ち、ステープラーにステープル導入用中空針を、しっかり固定することは重要な要素である。
【0027】
さらに 具体的に図8に沿って、詳しく説明する。
図8(a)は、設けられたスリットを正面とする生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針51の正面図であり、図8(b)は側面図、図8(c)はA−A断面図である。外形の基本形は断面図を示す図8(c)から分かるように、断面円形である。このステープル導入用中空針51は、長手方向中心軸に沿ってH形合成樹脂製ステープルのT型脚部が案内される中空部58が設けられ、正面にはH形合成樹脂製ステープルの連結部が通過するスリット56が後端から先端まで設けられている。スリット56は、後端部57においてY状に拡幅してステープルを案内導入し易い形状となっており、先端側まで同一幅で連続している。生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針51の身体は、前方の単板に突き刺さり侵入する部分が小径の侵入部53と段部61を介して後方の太い径の基部52からとなっており、先端側はスリット側から先方に向かって斜めにカットされた突刺部60が形成され、突刺部先端は鋭く尖った尖端55を成し、斜めカットされた中空部は合成樹脂製ステープルの脚部を中空部から開放する開放開口54となる。突刺部60のスリット側となる前面は斜めカットされ、さらに、凹んだ湾曲状を成す開口前面R部62であり、背面は斜めカットされた先端をステープル導入用中空針51の中心軸線c上まで持ってくるように湾曲させた開口背面R部63を形成している。斜めカットされた突刺部60の斜め開口である開放開口54に臨む中空トンネルの先端側は、開口側に向かって湾曲してカーブRが形成された開口後面R部64となっている。
【0028】
突刺部60は、斜めカットされ、中空部部分はステープルを単板裏面に開放する開放開口54となり、さらにその先端には穂先状に成形されて単板に突き刺さる尖端部65が形成される。尖端部65は、直進方向に突き刺すためには、尖端55が中心軸線上位置し、正面視、側面視ともそれぞれの左右が同傾斜なるように形成することが好ましい。なお、斜めカットされているので、尖端部は正面視側が広くなった扁平形状が一般的である。扁平であることは、単板は木材の繊維方向に沿って突刺して挿入することにより、繊維を断ち切ることなく割れ目を入れて開口を押し広げる作用には適している。尖端55が中心軸線上位置させるために、背面側を曲げ加工する。なお、加工の施工上、突刺部形成のための斜めカットは、曲げ加工を先行することも可能である。その後、尖端を中心軸線上に位置させる再加工することも可能である。斜めカットされた中空部の先端側は湾曲して、ステープルを押し出して放出する案内面である開口後面R部64を形成する。
【0029】
ステープル導入用中空針51の後端側には、図8(b)に示すように姿勢固定用凹部59が形成されている。この凹部を利用してステープラー機体側にしっかりと固定することにより、ステープル導入用中空針51にかかる捻れや、回転、前後への振れ、傾斜などに応力に対して姿勢を保持する機能を向上させることができ、2本のステープル導入用中空針51スリットの正対性を維持することができる。本図では、凹部で表現したが、4角、6角や8角などに面取り、あるいは、さらに太くして面付けしても良い。
中空部の径はH形合成樹脂製ステープルのT字状先端の太さよりやや大きい程度とし、スリット幅はT字状先端が抜け出さないようにそれよりも狭くする。無論、H形合成樹脂製ステープルは、T字状先端が連結部よりも太く形成される必要がある。
【0030】
図10(a)に導入用中空針の先端部の側面視拡大図を示す。図10(b)は、B−B方向の断面視図を示す。
尖端55から開放開口先端66を通るB−Bまでを先端部65とする。B−Bの位置を尖端部65の基部とすると、尖端部65の基部の開放開口側の頂部である開放開口先端66は、中空部58の径の延長線L1と同じレベルに設定されている。開放開口54を形成する傾斜の始端から先端55までを突刺部60とする。突刺部60の開放開口54の背面である開口背面R部63は、尖端55に向かって湾曲状に形成して、尖端55を中心軸線C上に位置させる。尖端部65は、正面視側が広がった扁平であるが、正面視、側面視とも中心軸線Cに対して対象に形成されている。これによって、突刺部は単板に対して真っ直ぐ突き刺さることができ、生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の耐久性向上に寄与する。
開放開口54における中空部58の延長面は、先端側で湾曲して開放開口先端66に至り、開口後面R部64を形成する。開口後面R部64の曲面は、ステープルをスムーズに放出する案内面となる。
図10(b)に示されるハンチングを施した円形部分は中空部58を示し、開放開口先端66は、スリット側であって、中空部58の径と同じレベルに形成されている。同図では、侵入部53の外径と基部52の外径が示され、傾斜面も示されている。スリットの縁56a、56bは、面取りして曲面に形成することにより、ステープルの摺擦ダメージを押さえることができる。
【0031】
図11は、生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を単板に突き刺した状態をし、尖端部基部(B−B断面)の頂部の高さの違いに伴うステープル放出動作に対する影響を説明する図である。図11(a)は、図10(a)に示したものと同じであって、中空部の径と同じ高さにある。図11(b)は、先端基部の頂部を高くした例を示しており、尖端部が単板を突き刺して大きく隙間を広げることができ、ステープルを容易に押し出して放出することができるが、針を抜く際にこの頂部が放出したステープルに引っかかり、ステープルを損傷、切断する危険が発生する。図11(c)は、先端基部の頂部を低くした例を示しており、尖端部が単板を突き刺した際に単板の隙間が十分に開かずにステープルの押し出し、放出がスムーズにできなくなることがある。なお、いずれも本願発明の実施態様であって、(a)図が最も好ましいことを説明するものである。
【0032】
図12は、ステープラーに取り付ける2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の配置状態を説明する概略である。矢印Pはスリットの方向を示している。(a)はスリットを正対して対向させた配置である。(b)は「ハ」字形に傾斜した配置である。(c)は並列平行に配置した状態である。スリットは、ステープラーの連結部の通過部であり、縁でこすられて損傷を受ける可能性がある。摺擦損傷の観点からは、スリットを正対させた(a)が最もダメージが少なく、(c)は連結部が直角に曲げられるのでダメージが大きい。一方、生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の尖端部は、前述したように、正面視がわが広がった扁平、即ちスリットとは直角の方向に広がり、スリット方向は薄くなっている。(a)は、一般的な単板の繊維方向に扁平した薄い尖端部が突き刺さるので、繊維の切断を少なくして押し広げることができる。(c)は、繊維を切断してしまう危険がある。(b)は中間にあって、繊維に対して斜めに突き刺さり、繊維を押し広げるので、ステープルを放出する空間を確保し易い。どの態様を選択するかは、単板の材質によるが、(b)の状態の傾きを調整して、状況に応じて選択することが好ましい。また、スリットの縁56a、56bを面取りして曲面に形成することにより、ステープルの摺擦ダメージを押さえることができる。
【0033】
寸法は、例えば、全長30〜150mm程度が実用的である。最大長は、機械的制約などの実用上の都合で設定される。最短長は、少なくとも突刺部に単板の厚さを加えた以上の長さを備えた侵入部が必要となる。突刺部は、特に、開放開口の長さはH形合成樹脂製ステープルのT字形先端がスムーズに開放される長さが必要であり、開口長は3〜10mm程度、斜めカットされている突刺部は尖端も含めて5〜15mm程度である。
外形は、細い方が単板の突き刺し割れへの影響は小さくなるが、強度との見合いである。本例では鋼を用いており、基部径が3〜6mm程度、侵入部が2〜4mm程度である。中空部は、ステープルのサイズによるが、1〜3mm程度である。スリットは中空部よりも狭くなっていて、0.5〜2.0mm程度とする。
【0034】
外形については、特に侵入部の形状を扁平とすることにより、割れ防止に寄与することができる。生単板は、高含水率であって、乾燥単板よりも柔らかいので徐々に突入して、幅を広げる様にすると、扁平とした生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の外形に添って変形し、割れの伸長を押さえることができる。その例を断面にして図9(b)に示す。図9(b)はスリット面を正面として前後に扁平した例である。さらに、扁平として尖端部を薄いフィン状にするとより効果的である。図10は、尖端部の断面であり、斜めカットされているので、扁平が基本形である。
図11は、円形断面あるいは変形断面の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針が単板に侵入した場合の割れ形成の差異を模式的に表現した例である。図11(a)に示される円形断面である場合は、繊維方向に添って割れが大きくなる傾向があり、図11(b)に示される扁平の場合は割れが小さくできる傾向がある。
【0035】
[横はぎ生単板の製造装置例1]
次に、本願発明の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を適用する横はぎ生単板の製造装置例1について、図4に基づいて説明する。本装置例の横はぎ生単板製造装置100は、図4に示すように、原料生単板の繊維方向に切断して小巾生単板を形成する小巾生単板形成手段110と、前記小巾生単板を繊維方向に対して直交方向に連続状に配置し、隣接する小巾生単板11の当接端面11aを跨ぐように、H状の合成樹脂製ステープル12で連結して帯状の横はぎ生単板を形成する横はぎ手段120と、帯状の横はぎ生単板を所定の長さに切断する定尺切断手段130とを備えている。また、定尺切断手段130の後段には、切断された横はぎ生単板10の堆積手段140が設けられている。
【0036】
小巾生単板形成手段110は、小巾の原料生単板Bを搬送する第1の搬送装置111と、原料生単板Bの不良部を切断して小巾生単板にするベニヤ切断装置112と、第1の搬送装置111の途中に設けられ、原料生単板Bの形状を検知する第1の検知器113と、この第1の検知器113の検知に基づいて原料生単板Bの切断位置を演算する第1の制御装置114と、小巾生単板を小巾生単板結合装置に移送する第2の搬送装置115とから構成され、第2の搬送装置115は、第1の制御装置114によって駆動を制御するようにしている。
【0037】
横はぎ手段120は、第2の搬送装置115から移送された小巾生単板11を、隣接する小巾生単板11に当接して密に配列させる第3の移送装置121と、隣接した小巾生単板11との当接端面11aを跨ぐようにステープル12を打ち込むステープラー122と、第3の移送装置121の入り口近傍に配置した第2の検知器123と、ステープラー122打ち込み駆動および第3の移送装置121の駆動を制御する第2の制御装置124とから構成されている。第2の制御装置124は、第2の検知器123により小幅生単板11の先端を検知し、第2の搬送装置115の駆動機121aとステープラー122を制御する。なお、ステープラー122は、接合端面に位置にあわせて、若干左右に移動可能とすることもできる。本装置例では、図8に記載した生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を用いている。
【0038】
定尺切断手段130は、帯状の横はぎ生単板を移送する第4の移送装置131と、移送されている帯状の横はぎ生単板の先端を検知する第3の検知器132と、この第3の検知器132の先端検知により作動する定尺切断装置133とから構成されている。
また、横はぎ生単板の堆積手段140は、移送装置141と横はぎ生単板10の先端を検知する先端検知器142と、先端検知により、移送装置141から定尺寸法の横はぎ生単板を載置テーブルTに落下させる制御装置143とから構成されている。この後ドライヤー工程に移送され、ドライヤーに1枚毎に取り出され、挿入される。
次に、本装置例1の横はぎ生単板製造装置100を用いた横はぎ生単板の製造方法について説明する。
【0039】
原木から切削された原料生単板Bは、第1の搬送装置111でベニヤ切断装置112に移送され、まず不良部が切断される。不良部が切除された原料生単板Bは第2の移送装置115で移送され、後部がベニヤ切断装置112に至ると後部が切断されて小巾生単板11となって、横はぎ手段120に送られる。
横はぎ手段120では、先行する小巾生単板11が第3の移送装置121の噛み込み位置に停止しているので、第2の搬送装置115から送られた小巾生単板11は、先行する小巾生単板11の後端面に当接する。当接すると第3の移送装置121を駆動させ、小巾生単板11の後端部が第3の移送装置121の噛み込み位置となるまで移送させるとともに、ステープラー122により、ステープル12が当接端面11aを跨ぐように打ち込まれ、隣接する小巾生単板11と連結する。この動作を繰り返すことにより、帯状の横はぎ生単板となる。
帯状の横はぎ生単板は、第3の移送装置121から繰り出されて、定尺切断手段130に移送される。定尺切断手段130は、定尺切断装置133の前方に所定の間隔(定尺分)を置いて第3の検知器132が設けられているので、第4の移送装置131で移送されている帯状の横はぎ生単板の先端を第3の検知器132で検知すると、定尺切断装置133が駆動して所定の長さに切断する。
【0040】
このようにして製造された横はぎ生単板10は、堆積手段140の移送装置141で堆積位置まで移送され、先端検知器142で先端を検知すると、制御装置143により図示しない落下装置を作動させて、横はぎ生単板10を落下させて載置テーブルT上に積み重ねる。
【0041】
[横はぎ生単板の製造装置例2]
次に、本発明の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を適用する装置例2の横はぎ生単板製造装置を図5に基づいて説明する。
本装置例は、装置例1における定尺切断機構を省略し、小巾単板の切断制御において、定尺を積算し、定尺後端に当たる小巾単板を切断制御するようにしたものである。
本装置例の横はぎ生単板製造装置200は、図5に示すように、原料生単板Bの不良部を繊維方向に切断して小巾生単板を形成する小巾生単板形成手段と、小巾生単板の幅を検知して所定長さが積算されたときに後続の小巾単板を前記切断装置にて切断して定尺となるように小巾生単板形成と積算定尺切断を兼用した小巾生単板形成及び積算定尺切断手段210を備えている。
小巾生単板を繊維方向に対して直交方向に連続状に密に配列し、隣接する小巾生単板との当接端面を跨ぐように、H状の合成樹脂製ステープルで連結する横はぎ手段230とを備えており、横はぎ手段230の後段には横はぎ生単板10の堆積手段240を設けている。
【0042】
小巾生単板形成及び積算定尺切断手段210は、小巾の原料生単板Bを搬送する第1の搬送装置211と、原料生単板Bの両側や不良部を切断して小巾生単板11にするベニヤ切断装置212と、第1の搬送装置211の途中に設けられ、原料生単板Bの不良部を検知する第1の検知器213と、この検知手段213の検知に基づいて原料生単板Bの切断位置を演算する第1の制御装置214と、小巾生単板11を横はぎ手段230に移送する第2の搬送装置215とから構成され、第2の移送装置215は、第1の制御装置214によって駆動を制御するようにしている。
また、第1の検知器213によって、各小巾生単板の有効な寸法を積算して、積算値が定尺寸法に至ったときに、ベニヤ切断装置212を第1の制御装置214によって作動させるようにする。これによって、後段で横はぎされた単板は、自動的に定尺とされる。
【0043】
横はぎ手段230は、第2の搬送装置215から移送された小巾生単板11を隣接する小巾生単板11に当接して密に配列させる第3の移送装置221と、隣接する小巾生単板11の当接端面11aを跨ぐようにステープル12を打ち込むステープラー222と、生単板の位置を検知するように第3の移送装置221の入り口近傍に配置した第2の検知器223と、検知に基づいて第3の移送装置221の駆動機221aとステープラー222とを作動させる第2の制御装置224とから構成されている。本装置のステープラーには、図8記載の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針を用いた。
横はぎ生単板10の堆積手段240は、移送装置241と横はぎ生単板10の先端を検知する先端検知器242と、後端を検知する後端検知器244と、これら検知器による先端及び後端検知により、横はぎ生単板10を載置テーブルTに図示しない落下装置を作動させて落下させる移送制御装置243とから構成されている。
【0044】
次に、本装置例の横はぎ生単板製造装置200を用いた横はぎ生単板の製造方法について説明する。
原木から切削された小巾の原料生単板Bは、第1の搬送装置211で切断装置212に移送されて前縁や後縁などの不良部が切断装置212によって切断されて小巾生単板11となって横はぎ手段220に送られる。
第1の検知機213は、原料生単板Bの不良部検出と小巾単板の有効長を検出し、第1の制御装置214は検出された信号に基づきベニヤ切断装置212を作動し、また、小巾単板の有効長を積算して定尺長になったときにベニヤ切断装置212を作動して、それぞれ切断するように制御する。これによって、不良部切断と定尺長切断が兼用できる。
【0045】
横はぎ手段230では、先行する小巾生単板11が第3の移送装置221の噛み込み位置に停止しているので、第2の搬送装置215から送られた小巾生単板11は、先行する小巾生単板11の後端面に当接する。当接すると第3の移送装置221を駆動して、小巾生単板11の後端部が第3の移送装置221の噛み込み位置となるまで移送させるとともに、ステープラー222によりを先行小巾生単板11の当接端面11aを跨ぐように打ち込み、連結する。この動作を繰り返すことにより、横はぎ生単板10となる。
【0046】
このようにして製造された横はぎ生単板10は、第3の移送装置221から繰り出されて、堆積手段240の移送装置241で堆積位置まで移送され、ここで載置テーブルT上に積み重ねる。この後ドライヤー工程に移送され、ドライヤーに1枚毎に取り出され、挿入される。
【0047】
以上、詳述したように、本発明は、H状のステープルで隣接する小巾生単板を結合しているので、単板を表裏に貫通して隣接する小巾単板同士を強固に連結した横はぎ生単板を得ることができる。また、ステープルを打ち込むだけなので工程および装置が簡素となるので、効率よく低コストで生産できるという顕著な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【0048】
【図1】横はぎ生単板の斜視図である。
【図2】合成樹脂製ステープルによる係合部分の拡大斜視図である。
【図3】横はぎ生単板の斜視図である。
【図4】横はぎ生単板の製造装置例1の横はぎ生単板の製造装置の側面図である。
【図5】横はぎ生単板の製造装置例2の横はぎ生単板の製造装置の側面図である。
【図6】ステープルの概略図である。
【図7】ステープラーの概略図である。
【図8】生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の例を示す図である。
【図9】生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の侵入部の断面概略図である。(a)侵入部をスリット方向に長楕円とした例、(b)侵入部をスリット方向と直角方向に長楕円とした例。
【図10】(a)生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の先端部拡大図、(b)(a)B−B方向断面図。
【図11】尖端部の基部の大きさの違う中空針の単板に対する侵入状態模式図、(a)中空部内径と同レベルしたものの例、(b)中空部内径レベルより大きなものの例、(c)中空部内径レベルよりも小さなものの例。
【図12】2本の生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の配置例、(a)スリットを正対して対向配置した例、(b)スリットを「ハ」の字形に配置した例、(c)スリットを並列平行配置した例。
【図13】生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針の侵入部の断面概略図である。
【図14】横はぎ単板の工程例を示す図である。
【符号の説明】
【0049】
1・・・小巾生単板
2・・・繁合糸
3・・・接着剤
5・・・不良部分
6・・・小巾乾燥単板
4・・・横はぎ生単板
10・・・横はぎ生単板
11・・・小巾生単板
11a・・・当接端面
11b・・・欠陥部
12・・・合成樹脂製ステープル
12a・・・T字状係合部
13・・・連結部
14・・・係合部
15・・・ラダー状ステープル
16・・・ステープルホルダー
20・・・ラフカット・横はぎ生単板
21・・・ラフカット小巾生単板
21a・・・接合端面
21b・・・不良部分
31・・・導入用中空針
32・・・プレッシャー
33・・・ナイフ
34・・・ナイフ隙間
35・・・スリット
36・・・中空部
51・・・生単板接合用合成樹脂製ステープル導入用中空針
52・・・基部
53・・・侵入部
54・・・開放開口
55・・・尖端
56・・・スリット
56a・・・スリットの縁
56b・・・スリットの縁
57・・・後端部
58・・・中空部
59・・・姿勢固定用凹部
60・・・突刺部
61・・・段部
62・・・開口前面R部
63・・・開口背面R部
64・・・開口後面R部
65・・・尖端部
66・・・開放開口先端

100、200・・・横はぎ生単板製造装置
110・・・小巾生単板形成手段
111、211・・・第1の搬送装置
112、212・・・ベニヤ切断装置
113、213・・・第1の検知器
114、214・・・第1の制御装置
115、215・・・第2の搬送装置
120、220、230・・・横はぎ手段
121、221・・・第3の移送装置
122、222・・・ステープラー
123、223・・・第2の検知器
124、224・・・第2の制御装置
130・・・定尺切断手段
131・・・第4の移送装置
132・・・第3の検知器
133・・・定尺切断装置
210・・・小巾生単板形成及び積算定尺切断手段
140、240・・・堆積手段
141、241・・・移送装置
142、242・・・先端検知器
143、243・・・制御装置
244・・・後端検知器
B・・・原料生単板
C ・・・中心軸線
L1・・・中空部の径の延長線
T・・・載置テーブル

【出願人】 【識別番号】000162869
【氏名又は名称】橋本電機工業株式会社
【出願日】 平成19年3月16日(2007.3.16)
【代理人】 【識別番号】100105061
【弁理士】
【氏名又は名称】児玉 喜博

【識別番号】100150681
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 荘助

【識別番号】100122954
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷部 善太郎


【公開番号】 特開2008−229904(P2008−229904A)
【公開日】 平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願番号】 特願2007−69224(P2007−69224)