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【発明の名称】 斜行合板の製造方法
【発明者】 【氏名】二宮 通人

【要約】 【課題】合板を構成する複数層の単板の内、少なくとも2層の単板はその繊維方向が互いに交差し且つ合板の4辺に対しても傾斜した合板を簡単な方法で製造する。

【構成】予め定められた単位単板1d−3を、移動・反転装置11の第1基体35と回動バー37とにより挟持した状態で、繊維方向と傾斜する辺と平行な第1回転軸13回りに回転して反転させ、その他の単位単板は移動・反転装置11により水平移動させ、これら単位単板を、傾斜する辺同士を揃えた状態で接着剤を介して重ね合せて接着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
繊維方向とほぼ平行な2辺と、繊維方向と傾斜して平行な2辺とを有し平行四辺形に形成された複数の単位単板を、互いに前記傾斜している辺を平行な状態として配置し、
次いで予め選択された前記単位単板を、該傾斜する辺と平行な軸中心線の回
りに回転して反転させた後、
前記選択されない単位単板と、該傾斜する辺同士を揃えた状態で、接着剤を介して重ね合せて接着する斜行合板の製造方法。
【請求項2】
繊維方向とほぼ平行な2辺と、繊維方向と傾斜して平行な2辺とを有し平行四辺形に形成された複数の単位単板を、所定位置まで繊維方向に搬送し、
次に前記所定位置で、予め選択された単位単板は、該傾斜する辺と平行な軸
中心線の回りに回転して反転させ、
前記選択されない単位単板は、該繊維方向と傾斜する辺と直交する方向に移
動させ、
次いでこれら単位単板を該傾斜する辺同士を揃えた状態で、接着剤を介して重ね合せて接着する斜行合板の製造方法。
【請求項3】
単板を第1搬送体により、繊維方向に搬送しつつ繊維方向に接合し、
次に繊維方向に接合された単板を、該繊維方向と傾斜する方向に沿って該繊維方向で所定間隔に切断して略平行四辺形で同一形状の単位単板を順次作成し、
次いで該単位単板を該繊維方向で第1所定位置まで搬送し、
次に、予め選択された単位単板は、単位単板から水平方向で離れた位置に設けた、該傾斜する方向と平行な軸中心線の回りに回転して反転させて移動させ、
前記選択されない単位単板は、該第1所定位置から該傾斜する方向と直交す
る方向に移動させた後、
これら単位単板を、接着剤を介して重ね合せて接着する斜行合板の製造方法。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、複数層の単板が接着剤により接着されて得られる合板で、該合板を構成する各層の単板の内、少なくとも2層の単板はその繊維方向が互いに交差し且つ合板の4辺に対しても傾斜した状態(以下、斜行状態と言う)となっている合板(以下、斜行合板という)の製造方法に関するものである。
【背景技術】
【0002】
特許文献1では、歩留まりが良く、しかも単板が損傷しにくい斜行合板の製造方法が提案されている。
【特許文献1】特開2004−188803
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
本発明は、特許文献1で提案された斜行合板の製造方法の中で、2辺が繊維方向と平行で且つ他の2辺(以下、傾斜辺と言う)が繊維方向と傾斜した状態に形成した平行四辺形の単板(以下、単位単板という)を、斜行状態に効率よく重ね合せ、斜行合板を製造する方法を提案するものである。
【課題を解決するための手段】
【0004】
繊維方向が同一方向にある複数の単位単板の中で、選択された単位単板を、その傾斜辺と平行な軸中心線の回りに回転して反転させると、反転された単位単板の繊維方向は、反転されない単位単板の繊維方向と交差した状態となる。この状態で、接着剤を介して適数枚の反転された単位単板と反転されない単位単板とを重ね合せて接着すると希望する斜行合板となる。
【発明の効果】
【0005】
それ故、簡単な構成で生産性良く、斜行合板を製造することができる。
【実施例1】
【0006】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は、装置全体の平面説明図である。
1は、繊維方向が、矢印で示す搬送コンベア(図示せず)による搬送方向と同じになるように供給される単板である。
3は、単板1の繊維方向端部同士を接合部1aで順次接合し、接合単板1bとする、公知の縦矧装置である。
該縦矧装置3は、単板接合時には単板の搬送を停止し、接合後、単板を搬送するが、搬送作動中であっても、後述する制御器95からの信号により停止することがある。
5は、縦矧装置3により接合された接合単板1bを、繊維方向に搬送するべく、後述する第1丸鋸7の移動の妨げとならぬように配置されたロールである。 ロール5は、縦矧装置3の単板の搬送・停止に同調して走行・停止自在であると共に、走行中であっても、後述する制御器95からの信号により停止することがある。
【0007】
7は、第1検知器2a及び第2検知器2bからの検知信号により、実線で示す位置から二点鎖線で示す位置に移動、即ちロール5の搬送方向に対し傾斜した方向に移動し、接合単板1bの先端角度、即ち図4の角度αが60度となる状態に切断する第1丸鋸である。第1丸鋸7は切断後、実線で示す位置に移動待機する。
尚、この第1丸鋸7による切断において、後述するように、最初に第1検知器2aからの信号で切断した後は、第2検知器2bからの信号で単板を検知する毎に切断するが、図4の二点鎖線で示すように、傾斜辺1cの長さが短辺の長さ1eの長さの2倍となるように、第2検知器2bの位置を決定する。
9は、単位単板1dをロール5と同方向に搬送するロールであり、後述する移動・反転装置の挟持保持体33が回動して図1の実線で示す待機位置に至る時、妨げとならぬように配置してある。またロール9は、後述する制御器95からの信号により走行・停止する。
【0008】
11は、ロール9で搬送されてきた単板を、水平移動又は一点鎖線X−Xを軸中心線として回転して反転移動させる移動・反転装置である。
移動・反転装置11は、図1の一点鎖線A−Aより矢印方向を見た正面説明図である図2、図2の一点鎖線B−Bより矢印方向を見た側面説明図である図3、図2の一点鎖線C−Cより矢印方向を見た平面説明図である図4、図4の一点鎖線D−Dより矢印方向を見た正面説明図である図5のように構成されている。
図2において、13は一点鎖線X−Xを軸中心線として回転可能な第1回転軸である。第1回転軸13の軸中心線方向両端部には、各々軸受け(図示せず)を介して第1第1回転軸13を保持するための下方が開口した門形の第1保持体15を設ける。
【0009】
各第1保持体15には、互いに相対する内側、即ち図3では左側に突出する係止部17を固定し、第1保持体15が水平方向に配置した支持バー19に案内されて滑らかに移動可能とするために、係止部17と支持バー19との間にリニア軸受(図示せず)を介在させる。
また第1保持体15には、該移動を行うためのエアシリンダ21のピストンロッド21aを連結する。
このエアシリンダ21の作動により、ピストンロッド21aがエアシリンダ21本体内に限度一杯後退した位置である図2で示す待機位置と、逆に、後述する図13で示すように、第1基体35の上面がロール41で構成される搬送面により低い位置となるピストンロッド21aが限度一杯突出した位置である前進位置との間を往復移動自在とする。
【0010】
また第1保持体15の、第1回転軸13の軸中心線方向での各々外側には、軸受(図示せず)を介して回転自在に第1回転軸13を支持する取付部材25を、上下動自在に設ける。
即ち、取付部材25を、図2の左右方向の両端部で、第1保持体15に固定して備えた2個の第1ガイド部材27に、各々リニア軸受け(図示せず)を介して設ける。
また第1回転軸13の図3で示す端部は、後述するように第1回転軸13を180度往復回転させるために、取付部材25に固定されたモータ23の回転駆動部と連結する。
【0011】
一方取付部材25の上部は、終端を第1保持体15に固定した取付バー29に連結された中間停止機能付エアシリンダ(以下、エアシリンダという)31のピストンロッド31aの先端と連結する。
該エアシリンダ31の作動により、取付部材25、第1回転軸13及びモータ23が、第1保持体15に対し、ピストンロッド31aが限度一杯突出した前進位置と逆にエアシリンダ31本体内に限度一杯後退した後退位置と、更に両者の中間位置の3箇所で上下動及び停止自在となる。
【0012】
一方、第1回転軸13にはその軸中心線方向で間隔をおいて、図4に示すように4個の挟持保持体33を固定して設ける。
挟持保持体33は、図5に示すように、L字状の第1基体35が第1回転軸13に固定されており、第1基体35の上面35aとの間で単位単板を挟持するべく一端が第1基体35に回動自在に連結された回動バー37を設けてある。
回動バー37を、図5において実線で示す待機位置と二点鎖線で示す挟持位置との間を回動・停止させるために、図5に示すように、同じく一端が第1基体35に回動自在に連結されたエアシリンダ39のピストンロッド39aの先端と回動バー37とを回動自在に連結する。
尚、各挟持保持体33に上記構成を備えるが、4個の挟持保持体33の内、図4に示すように、第1回転軸13の軸中心線方向での一方側端部(図4で上方)にある挟持保持体33は、後述するように単位単板を保持する箇所が限定されるので、第1回転軸13からの長さを短く構成してある。
尚、4は単位単板を検知する第2検知器である。
【0013】
図1で、41は単位単板1dを後述するグルースプレッダ45に向けて搬送・停止自在のロールである。
43は、ロール41の搬送速さと同じ速さで単位単板を搬送しつつ、必要な場合だけ単位単板の上面だけに接着剤を塗布する、公知のグルースプレッダ(以下、スプレッダという)である。
スプレッダ43は、図1で一点鎖線E−Eより矢印方向を見た断面側面説明図である図6に示すように、構成されている。
即ち、塗布ロール43aとの間に接着剤43eを収容し、塗布ロール43aに圧接される量を調整することで、塗布ロール43aの周囲に付着させる接着剤の量を調整するドクターロール43bを備えている。
また塗布ロール43aとドクターロール43bとは一体で昇降装置(図示せず)により、対向ロール43cとの間隔が図6で示す単位単板1dの厚さより大となって単位単板1dに接着剤を塗付しない通過位置と、図7で示す単位単板1dの厚さより小となって接着剤を塗付する塗付位置との間を上下動可能及び停止自在に構成されている。
一方図1で、45は、単位単板を後述する各位置まで搬送する、搬送・停止自在のロールである。
【0014】
また47は、単位単板をロール45の搬送方向に搬送し且つ後述する第2回転軸51の軸中心線を回転中心として反転する搬送・反転装置であり、次のような構成となっている。
即ち、図1の一点鎖線F−Fより矢印方向を見た一部断面正面説明図である図8、同じく一点鎖線G−Gより矢印方向を見た一部断面正面説明図である図9において、49は、下部で連結され、ロール45の搬送方向の両端で、垂直方向に設けた2個の支持部49aを有する基台である。
両支持部49aの上部には、該方向の両端を、軸受(図示せず)を介して回転自在に支持された第2回転軸51を設け、第1保持体15と同様の構成の第2保持体53により、第2回転軸51を、水平移動はしないが回動自在及び上下動自在に構成する。
前記第2回転軸51を回動及び上下動させるための空間として、図8に示すように、両支持部49aの上部に開口部49bを設ける。
【0015】
一方第2保持体53の、第2回転軸51の軸中心線方向での各々外側には、図3で示した場合と同様に、軸受(図示せず)を介して回転自在に第2回転軸51を支持する取付部材57を設ける。
該取付部材57は、図8の左右方向の両端部で、第2保持体53に固定して備えた2個の第2ガイド部材59に、各々リニア軸受け(図示せず)を介して設ける。
また第2回転軸51の図8で示す端部は、後述するように第2回転軸51を180度往復回転させるために、取付部材57に固定されたモータ55の回転駆動部と連結する。
一方取付部材57の上部は、終端を第2保持体53に固定した取付バー29に連結された中間停止機能付エアシリンダ(以下、エアシリンダという)63のピストンロッド63aの先端と連結する。
該エアシリンダ63の作動により、取付部材57、第2回転軸51及びモータ55が、第2保持体53に対し、ピストンロッド63aが限度一杯突出した前進位置と逆にエアシリンダ63本体内に限度一杯後退した後退位置と、更に両者の中間の停止位置の3箇所で上下動及び停止自在となる。
【0016】
一方、第2回転軸51には、図9の一点鎖線H−Hから矢印方向を見た平面説明図である図10に示すように、第2回転軸51の半径方向に伸びる吸着バー65a,65b、67a,69aが、第2回転軸51の軸中心線方向に適宜間隔をおいて固定されている。
図10からも明らかなように、第2回転軸51の軸中心線方向で両端に位置する吸着バー65a,67a及び吸着バー65b、67bは、各々前記半径方向の長さが、他の吸着バー69aと同じ吸着バー65a,65bと、該他の吸着バーより短い吸着バー67a,67bの2本とからなっている。
これら各吸着バー65a,65b、67a,67b、69aには、各々バキューム装置(図示せず)に開閉弁付の管(図示せず)により連結された複数の吸着カップ71が、前記半径方向で後述するように、単位単板1dを吸着可能な位置に設けられている。
尚、吸着バー65a,67a及び65b,67bでは、前記管の開閉弁の作動が、後述するような制御器95からの信号によって制御されることにより、単位単板1dに対応する箇所の吸着カップ71だけを吸着・解放自在としている。
【0017】
また第2回転軸51は、制御器95からの信号により前記モータ55が作動させられることにより、各吸着バー65a,65b、67a,67b、69aを、図9では吸着バー69aだけを示すが、実線で示す位置と、二点鎖線で示す該状態から反時計回りに90度回転した位置と、更に90度回転した位置との間を、往復回動・停止自在としている。
【0018】
一方、基台49は第2ガイド部材73によりロール45の搬送方向に移動が案内され、サーボモータ(図示せず)により、該方向に往復移動自在及び予め定められた3箇所の位置で停止自在に構成されている。
尚、6はロール45で搬送されてきた単位単板を検知する第3検知器である。
【0019】
75は、反転装置47より反転搬送され、選択的に接着剤が塗布された単位単板を後述するように重ね合せて載置し、ロール45の搬送方向と同方向に搬送・停止自在のチェーンコンベアであり、サーボモータ(図示せず)により、その作動が制御される。
77は、前記重ね合わされた複数の単位単板を、圧締することで接着剤の粘性を利用し一時的に一体化するためのコールドプレスである。
コールドプレス77は、図1の一点鎖線K−Kから矢印方向を見た側面説明図である図11に示すように、構成されている。
即ち、チェーンコンベア75の搬送面より若干低い定位置に、チェーンコンベア75の搬送方向と直交する両側に設けた支持部(図示せず)に、該直交する方向の両端部を固定された下側プレス79が設けられている。
下側プレス79の圧接面は、チェーンコンベア75の搬送方向の長さが後述する傾斜切断長辺1cの長さより若干長く、且つ該搬送方向と直交する方向の長さが後述する単位単板の該辺1cと直交する方向の長さより長くなるように構成されている。
また下側プレス79には、その上面に接触しながら回動するように、モータ(図示せず)により回転駆動及び停止自在の駆動ロール81aと3個の従動ロール81bとに掛け渡された広幅のベルト83を備える。
この下側プレス79との間で、後述するように重ねあわされた単位単板1dを所定圧力で押圧する実線で示す押圧位置と、二点鎖線で示す離隔位置との間を油圧シリンダ(図示せず)により移動及び停止自在の、圧接面が下側プレス79と同様の形状となっている上側プレス85が設けられている。
【0020】
89は、後述するようにベルト83との間隔を開けて配置され、コールドプレス77で順次一体化された単位単板群を搬送するコンベアである。
91は、ベルト83とコンベア89との間で、ベルト83の走行方向と直交する方向に往復移動することで、単位単板群を切断する第2丸鋸である。
93は、第2丸鋸79で切断され所定長さとなった該一体化された複数の単位単板を、順次堆積する堆積装置である。
95は、配線状態は図示しないが後述するように、第1検知器2a、第2検知器2b、第3検知器4及び第4検知器6からの信号により、各部材の作動を制御する信号を出し、且つこれら検知器からの信号により各部材が順次作動する場合は、先の作動が終了するために十分な時間が経過したことを検出してから次の作動信号を出すように設定されている制御器である。
【0021】
本発明の実施例は、以上のように備えるもので、次に単板を厚さ方向に3枚重ねる場合の作用を説明する。
最初に初期状態として、縦矧装置3は搬送状態、ロール5及びロール9は走行させ、第1丸鋸7を図1の実線で示す位置で待機させ、また移動・反転装置11は、図1、図2で示す待機位置で、エアシリンダ21は待機位置で且つ図5で示すように回動バー37は上昇位置で、更にはエアシリンダ31は図3で示すピストンロッド31aが突出しきった限度位置で、エアシリンダ39は待機位置で各々待機させておく。またプレッダ43の塗布ロール43a及びドクターロール43bは、図6に示す通過位置に移動待機させておく。更には、バキューム装置(図示せず)から各吸着カップ71に通じるに各開閉弁は閉状態としておく。また、コールドプレス77は、離隔位置に上側プレス85を待機させておく。
【0022】
該状態で図1に示すように、単板1を繊維方向に縦矧装置3に順次挿入し、板同士の繊維方向端部を接合部1aとして接合し、接合単板1bとする。
接合単板1bはロール5により搬送され、その搬送方向下手側(以下、先端側という)端縁が二点鎖線で示す位置に到達し第1検知器2aにより検知されると、該信号を受けた制御器95から出される信号により、縦矧装置3での搬送、ロール5及びロール9の走行を停止させる。
次いで制御器95から出される信号により、実線の位置で待機している第1丸鋸7を二点鎖線で示す位置まで移動させ、接合単板1bの先端を実線で示すように繊維方向に対し傾斜した方向に切断し、傾斜辺1cを形成する。尚、この切断で三角形の単板が切断分離されるが、これは手作業によりロール5上から排除する。
第1丸鋸7が二点鎖線で示す位置に到達するために十分な時間が経過したことを制御器で検出した後、制御器からの信号で、第1丸鋸7の移動を停止させると共に、ロール5及びロール9の走行を再開させる。
尚、第1丸鋸7は前記停止後、接合単板1bの移動に妨げとならないような位置まで下降した後、実線で示す原位置に移動復帰させておく。
【0023】
接合単板1bはロール5により単板1の挿入方向に搬送され、やがて傾斜辺1cが第2検知器2bにより検知されると、該信号を受けた制御器95は、同様に信号を出し、縦矧装置3での搬送及びロール5及びロール9の走行を停止させる。
次いで前記と同様に、制御器95からの信号で、第1丸鋸7を移動させて切断し、図4の二点鎖線で示すように、傾斜辺1cの長さが短辺の長さ1eの長さの2倍となる平行四辺形で、角度αが60度で、角度βが120度となる単位単板1d−1を形成する。
【0024】
次いで制御器95は、移動・反転装置11が待機位置にあるという条件で、ロール9を作動させて単位単板1d−1を搬送し、その先端側傾斜辺1cが第3検知器4に検知されると、該信号を受けた制御器95は信号を出し、縦矧装置3での搬送、及びロール5及び9の各走行を停止させる。
この時、単位単板1d−1は、図1、図2、図4及び図5に示す位置にある。尚、図4では、便宜上、単位単板1d−1を二点鎖線で示してある。
次いで制御器95から出される信号により、各挟持保持体33のエアシリンダ39を作動させてピストンロッド39aを前進させることで、回動バー37を図5の二点鎖線で示す位置に回転下降させ、単位単板1d−1を第1基体35との間で挟持する。
この場合、図4から明らかなように、単位単板1d−1の、第1回転軸13の軸中心線方向で一方側端部(図4で上方)付近の形状は鋭角となった先端部分であるため、対応する挟持保持体33の、第1回転軸13の半径方向での長さが短くて良い。
【0025】
前記挟持後、制御器95から出される信号により、両第1保持体15のエアシリンダ31のピストンロッド31aを中間位置まで後退作動させる。
その結果、図12及び図13に示すように、取付部材25、第1回転軸13、モータ23等が一体で上昇し、各挟持保持体33も上昇するため、単位単板1d−1は前記挟持された状態で、ロール9から離れる。
次いで制御器95から出される信号により、各エアシリンダ21を、図14に示すように、ピストンロッド21aを突出しきった前進位置まで移動させる。
その結果、移動・反転装置11の要部だけを示す平面説明図である図15に示すように、ロール41の上方に単位単板1d−1が至る。
【0026】
次に制御器95から出される信号により、エアシリンダ31をピストンロッド31aが前進位置に至るまで作動させる。
その結果、第1保持体15及びその周辺の部分側面説明図である図16に示すように、第1基体35の上面がロール41で構成される搬送面により低い位置となり、単位単板1d−1はロール41に当たる。
次いで制御器95から出される信号により、エアシリンダ39を作動させ回動バー37を図の実線で示す位置と同様の待機位置に移動させる。
その結果、単位単板1d−1は第1基体35及び回動バー37による挟持が開放される。
次いで、各ロール41を回転させると、単位単板1d−1はグルースプレッダ43に向かって搬送される。
【0027】
尚、搬送される単位単板1d−1の搬送方向上手側(以下、終端側という)短辺1eが、グルースプレッダ43側の支持バー19の箇所を通過し終えるために十分な時間が経過すると、制御器95から出される信号により各部材を作動させ、後続の単位単板1d−2をロール41上へ供給するための準備をさせる。即ち、エアシリンダ21を前記とは逆に作動させて、移動・反転装置11を、図2で示した待機位置まで移動させ待機させ且つエアシリンダ31を作動させピストンロッド31aを前進位置まで突出させておくと共に、後述するように、縦矧装置3を作動させて単板1を順次接合する。
【0028】
前記ロール41で搬送される単位単板1d−1は、やがてグルースプレッダ43の箇所を通過するが、前述の図6で示したように、塗布ロール43a及びドクターロール43bが通過位置にあるため、接着剤は塗布されない。
前記スプレッダ43の箇所を通過した単位単板1d−1は、ロール45により更に搬送され続け、その搬送方向下手側短辺1eが第4検知器6により検知されると、該検知信号を受けた制御器95から出される信号により、ロール45、ロール41を停止させる。
この段階で単位単板1d−1は、搬送・反転装置47の各吸着バー65a,65b、67a,67b、69aに対し、図10の二点鎖線で示す位置にある。
次いで制御器95から出される信号により、エアシリンダ63を作動させ、中間停止位置までピストンロッド63aを上昇させる。
その結果、第2回転軸51が上昇し、これに設けられている各吸着バーも上昇し、例えば吸着バー69aだけを示すが図17に示すように単位単板1d−1は、その下面を各吸着カップ71により支持されて持ち上げられ、ロール45から離れる。
【0029】
次いで制御器95から出される信号により、バキューム装置(図示せず)から単位単板1d−1に対応する吸着バー65a,69a及び67bの各吸着カップ71に通じるに各開閉弁を開作動させて、単位単板1d−1を吸着保持する。
次に制御器95は作動信号を出しモータ55を反時計回りに180度回転させ、図18に示すように、各吸着カップ71に吸着保持された状態の単位単板1d−1を反転させてチェーンコンベア75の上方に移動させる。
次いで制御器95から出される信号により、エアシリンダ63を作動させ、ピストンロッド63aを前記後退位置に移動させる。
そこで第2回転軸51及び各吸着バーは下降し、図19に示すように、前記吸着保持された単位単板1d−1がチェーンコンベア75に当たる。
【0030】
次に制御器95から出される信号により、開状態となっていた各開閉弁を閉作動させて吸着カップ71による単位単板1d−1の吸着を中止し、次いでエアシリンダ63を作動させピストンロッド63aを中間位置へと作動させてから停止させ、第2回転軸51を図18に示した位置と同じ位置に上昇させる。
次いでモータ55により第2回転軸51を前記とは逆、即ち図18で時計回りに180度回転させる。
その結果、部分平面図である図20に示すように、単位単板1d−1はチェーンコンベア75上に残り、各吸着バー65a,65b、67a,67b、69aは、元の位置に戻る。
尚、後述するように各単位単板は3層となるように重ねるが、便宜上、各図面では、最下層の単位単板にαを、2層目の単位単板にβを、最上層の単位単板にγをつけて示す。また線が多数示されることによる分かりにくさを避けるため、チェーンコンベア75上に載置した各単位単板の接合部1aの線は示さないことにする。
前記各吸着バー65a,65b、67a,67b、69aは、元の位置に戻ると、コンベア75を単位単板1d−1の搬送方向の長さだけ走行させた後、再び停止させ、図21に示す位置に待機させておく。
【0031】
一方、前記のように単位単板1d−1をプレッダ43に向けて搬送し、また移動・反転装置11を、図2で示した待機位置で待機させた後、制御器95から出される信号により、縦矧装置3による単板の接合を再開させる。
即ち、縦矧装置3に単板1を供給して接合し、また縦矧装置3の搬送・停止に同調させてロール5及びロール9を搬送・停止させて、順次接合単板1bを移動・反転装置11に向けて搬送する。
接合単板1bの傾斜辺1cが第2検知器2bに検知されると、単位単板1d−1の場合と同様に第1丸鋸7により切断され単位単板1d−2となる。次いで単位単板1d−2は更に搬送され、先端側切断部1cが第3検知器4に検知されると、図2に示す1d−1と同様の位置で停止する。
以後、単位単板1d−1の場合と同様の移動・反転装置11の各部材の作動により、単位単板1d−2を反転することなくロール41上へと移動・載置させ、この状態で待機させておく。
【0032】
前記単位単板1d−2をロール41上で待機させた状態で、第2回転軸51を図18で時計回りに180度回転させた後、制御器95からの信号により、ロール41、ロール45を走行させる。
そこで単位単板1d−2はスプレッダ43を通りロール45で搬送され、第4検知器6によりその先端側短辺1eが検出されるとロール45が停止し、図12に示す状態に、単位単板1d−2が位置する。尚、単位単板1d−2がスプレッダ43を通る祭、スプレッダ43は依然として図6に示すように設定されているので、同様に接着剤は塗布されない。
【0033】
次いで、制御器95からの信号により、単位単板1d−2を、単位単板1d−1の場合と同様の動作により搬送・反転装置47を作動させて反転させ、チェーンコンベア75上に載置し、各吸着バーでの吸着を中止する。その結果、図22に示すように、単位単板1d−1及び1d−2が短辺1e同士を密接させた状態で並べられる。
尚、単位単板1d−2の先端側短辺1eが第4検知器6により検出されると、該信号を受けた制御器95からの信号により、スプレッダ43の塗布ロール43a及びドクターロール43bを図7で示す塗付位置に下降停止させておく。
【0034】
また一方これら作動でも、搬送される単位単板1d−2の、終端側短辺1eが前記支持バー19の箇所を通過し終えると、制御器95から出される信号により、移動・反転装置11の待機位置への移動待機、ピストンロッド31aの前進位置への突出を行い、次いで縦矧装置3を作動させて単板1を順次接合する。
【0035】
尚、これ以降、前記のように先行の単位単板の終端側短辺が該支持バー19の箇所を通過し終えるために十分な時間が経過すると、後続の単位単板を作成し且つ該単位単板を移動・反転装置11で1枚づつ搬送可能となる位置、即ち図1、図2に示す1d−1と同様の位置に待機させるべく、次のように各部材を作動させる。
前記1d−2の場合と同様に、縦矧装置3を作動させて単板を接合し、該接合された単板の傾斜辺1cが第2検知器2bに検知されると、同様の作動で第1丸鋸7により切断して単位単板とする。またこの単位単板は、エアシリンダ21が後退作動し移動・反転装置11が待機位置に復帰している時、ロール9を走行させ、第3検知器4に単位単板が検知されると該ロール9の走行を停止させ、待機させる。
【0036】
そこで前記単位単板1d−2に続いて同様に、単位単板1d−3が形成され、同じく第3検知器4により検知されることで、図2に示す1d−1と同様の位置で停止待機させられる。
【0037】
次いで、図5の二点鎖線で示した場合と同様に、回動バー37と第1基体35との間で単位単板1d−3を挟持した後、エアシリンダ31のピストンロッド31aを中間位置まで後退作動させる。
次に制御器95から出される信号によりモータ23を作動させ、図5と対応する側面説明図である図23に示すように、第1回転軸13を反時計回りに180度回転させる。
そこで、単位単板1d−3は便宜上二点鎖線で示すロール41の若干上方に、位置することになる。
【0038】
次いでエアシリンダ31を作動させピストンロッド31aを前進位置まで移動させると、図24に示すように第1回転軸13が下降し、単位単板1d−3がロール41に当たる。
次に、エアシリンダ39を作動させピストンロッド39aを後退位置まで移動させて図25に示すように回動バー37を矢印方向に回動させ、前記単位単板1d−3の挟持を開放する。
次いでエアシリンダ31を作動させピストンロッド31aを後退位置まで移動させると、図26に示すように第1回転軸13が上昇し、単位単板1d−3はロール41だけに接触し支持された状態となる。尚、この場合、ロール41上の単位単板1d−3は、後述する図27で示すように、単位単板1d−1、1d−2と、ロール41の搬送方向と平行な仮想線に対し線対称な状態となっている。
【0039】
次に、先の単位単板1d−2を図22に示す状態に並べ且つ各吸着バー65a,65b、67a,67b、69a、は、元の位置に戻っていることを条件として、制御器95から信号が出され、ロール41、ロール45を走行させる。
そこで単位単板1d−3はスプレッダ43の箇所を通るが、スプレッダ43が図7のように配置されているので、単位単板1d−3の上面に接着剤が塗布される。
更にロール45で搬送され、第4検知器6によりその先端側短辺1eが検出されるとロール45が停止し、図27に示す状態に、単位単板1d−3が位置する。
【0040】
次いで単位単板1d−1、1d−2の場合と同様に、第2回転軸51を上昇させ、これに設けられている各吸着バーも上昇し図17に示した場合と同様に、単位単板1d−1は、各吸着カップ71により支持されて持ち上げられ、ロール45から離れる。
次いで制御器95から出される信号により、バキューム装置(図示せず)から単位単板1d−3に対応する吸着バー67a,69a、及び67bの各吸着カップ71に通じるに各開閉弁を開作動させて、単位単板1d−1を吸着保持する。
次に図28に示すようにモータ55により第2回転軸51を反時計回りに90度回転させた後に停止させ、単位単板1d−3を垂直な状態として支持しておく。
【0041】
次いで便宜上図27で説明すると、単位単板1d−3の角部97と単位単板1d−1の角部99とが、ロール45の搬送方向と直交する方向で同一仮想線上に位置する箇所まで、サーボモータ(図示せず)を作動させて搬送・反転装置47をロール45の搬送方向へ移動させ停止させる。
次にモータ55により第2回転軸51を前記反時計回りに更に90度回転させた後に停止させ、以後、単位単板1d−1の場合と同様に、作動させて単位単板1d−3を載置し、各吸着バーでの吸着を中止する。
その結果、図29に示すようにチェーンコンベア75上にある単位単板1d−1及び単位単板1d−2に跨った状態で且つ該角部97と角部99とが一致した状態で、単位単板1d−3が接着剤を塗布された面を下側として重ね合わされる。
【0042】
該載置後、エアシリンダ63を作動させて第2回転軸51を上昇させ単位単板1d−3から各吸着カップを離し、次いでモータ55により第2回転軸51を前記とは逆の時計回りに90度回転させた後に停止させ、次にサーボモータ(図示せず)を作動させて搬送・反転装置47を、前記とは逆方向に移動させ最初に待機していた位置に至ると、停止させる。
次にモータ55により第2回転軸51を同じく時計回りに90度回転させ、前記初期状態で停止待機させる。
【0043】
一方これら作動でも、搬送される単位単板1d−3の終端側短辺1eが前記支持バー19の箇所を通過し終えると、制御器95から出される信号により、モータ23を作動させて第1回転軸13を前記とは逆の時計回りに180度回転させた後、エアシリンダ31のピストンロッド31aを前進位置へ移動させ待機させておく。次いで縦矧装置3を作動させて単板1の接合を再開し、前記と同様の作動で、後続の単位単板1d−4を形成し、ロール9により搬送して第3検知器4によりその傾斜辺1cが検出された信号が出されると、ロール9を停止させる。
以後は、単位単板1d−1,2の場合と同じ作動で、単位単板1d−4を反転させないでロール41上に乗せ、次いでロール41、ロール45を走行させて単位単板1d−4の先端側短辺1eが第4検知器6に検知されると、ロール41、ロール45を停止させ、図30の状態とする。
ここでスプレッダ43は、図7の位置に設定されたままであるので、スプレッダ43を通過した単位単板1d−4の上面には接着剤が塗布される。
【0044】
尚、単位単板1d−4に続く各単位単板は、後述するように、連続する2枚の単位単板(例えば後述する単位単板1d−5,6)は移動・反転装置11で水平移動をさせ、続く1枚の単位単板(例えば後述する単位単板1d−7)は移動・反転装置11で反転移動をさせ、更に続く連続する2枚の単位単板(例えば後述する単位単板1d−8,9)は同じく水平移動をさせと、これら動作を順次繰り返すように、制御器95からの信号で移動・反転装置11の作動が制御される。
また、スプレッダ43による接着剤の塗付は、前記単位単板1d−3及び単位単板1d−4と連続して2枚の単位単板には接着剤を塗付し、続く1枚の単位単板、即ち後述する単位単板1d−5には接着剤を塗布せず、更に続く2枚の単位単板以(例えば後述する単位単板1d−6、1d−7)には接着剤を塗付しと、これら動作を順次繰り返すように、制御器95からの信号で、塗布ロール43a及びドクターロール43bの上下動が制御される。
【0045】
次いで、単位単板1d−3の場合と同じ作動で、吸着カップ71により単位単板1d−4を吸着保持し、図28に示した場合と同様に、第2回転軸51を反時計回りに90度回転させた後に停止させ、単位単板1d−4を垂直な状態として支持する。
次に便宜上、図30で説明すると、単位単板1d−4の角部101と単位単板1d−1の角部99とが、ロール45の搬送方向と直交する方向で同一仮想線上に位置する箇所まで、サーボモータ(図示せず)を作動させて搬送・反転装置47をロール45の搬送方向へ移動させ停止させる。
次にモータ55により第2回転軸51を前記反時計回りに更に90度回転させた後に停止させ、以後、単位単板1d−1の場合と同様に作動させて単位単板1d−4を載置し、各吸着バーでの吸着を中止する。
その結果図31に示すように単位単板1d−4は、接着剤を塗布された面を下側として、単位単板1d−1に相対する位置で該角部101と角部99とが一致した状態で、単位単板1d−1と単位単板1d−3に跨った状態で重ね合わされている。
【0046】
該載置後、エアシリンダ63を作動させて第2回転軸51を上昇させ単位単板1d−4から各吸着カップを離し、次いでモータ55により第2回転軸51を前記とは逆の時計回りに90度回転させた後に停止させ、次にサーボモータ(図示せず)を作動させて搬送・反転装置47を、前記とは逆方向に移動させ最初に待機していた位置に至ると、停止させる。
次にモータ55により第2回転軸51を同じく時計回りに90度回転させ、図31に示す前記初期状態で停止待機させる。
【0047】
一方これら作動でも、搬送される単位単板1d−4の終端側短辺1eが前記支持バー19の箇所を通過し終えると、制御器95から出される信号により、モータ23を作動させて第1回転軸13を前記とは逆の時計回りに180度回転させた後、エアシリンダ31のピストンロッド31aを前進位置へ移動させ待機させておく。また同じく制御器95から出される信号により、スプレッダ43の塗布ロール43a及びドクターロール43bを図6で示す位置に上昇待機させておく。
次いで縦矧装置3を作動させて単板1の接合を再開し、前記と同様の作動で、後続の単位単板1d−5を形成し、ロール9により搬送して第3検知器4によりその傾斜辺1cが検出された信号が出されると、ロール9を停止させる。
以後は、単位単板1d−1の場合と同じ作動で、単位単板1d−5を第1基体35と回動バー37とにより挟持した後、第1回転軸13は回転させずエアシリンダ21を作動させて単位単板1d−5をロール41上に乗せる。
次いでロール41、ロール45を走行させて単位単板1d−5の先端側短辺1eが第4検知器6に検知されると、ロール41、ロール45を停止させ、図10の単位単板1d−1と同じ位置関係とする。
尚、スプレッダ43は前記のように設定されているので、単位単板1d−5には接着剤が塗布されない。
【0048】
一方前記単位単板1d−4を図31に示すように重ね合せ、単位単板1d−4から各吸着カップが離れた後、制御器95から出される信号により、前記重ね合わされた4枚の単板群をチェーンコンベア75により後述の所定量だけ移動させ停止させる。
該所定量は、1枚の単位単板のチェーンコンベア75の走行方向長さ、即ち図31で示す単位単板1d−4の長さLである。
チェーンコンベア75の該長さL移動、停止により、重ね合わされた単位単板1d−4等の一部が、コールドプレス77の両プレス79及び85の間に入るが、該入った部分は、単位単板の厚さ方向で3枚揃っていない箇所があるため、制御器95から上側プレス85を作動させる信号が出ず、両プレスによる圧接は行わない。
【0049】
また単位単板1d−5は、単位単板1d−3の場合と同様に、各吸着バーにより吸着保持した後、同じく図28に示したように垂直な状態として支持する。
次に、図32に示した状態で単位単板1d−2の矢印で示す角部103に対し、単位単板1d−5が前記第4検知器6に検知され停止した時の矢印で示す角部101が、ロール45の搬送方向と直交する方向で同一仮想線上に位置するように、単位単板1d−3の場合と同様に、搬送・反転装置47をロール45の搬送方向へ移動させ停止させる。
次いで前記状態で各吸着バーを更に回動させ、単位単板1d−5を、該角部101と角部103とが一致し、且つ単位単板1d−2と単位単板1d−5との相対する短辺同士が密接した状態で、図33に示すようにチェーンコンベア75上に載置し、各吸着バーでの吸着を中止する。
前記単位単板1d−5を載置する動作と平行して、他の単位単板と同様に形成した単位単板1d−6を、単位単板1d−3の場合と同様に、移動・反転装置11により反転させ、その後、搬送してスプレッダ43によりその上面への接着剤塗付を行い、その短辺1eが第4検知器6により検知されることにより図34に示す位置で停止待機させる。
【0050】
次いで単位単板1d−6に対応した吸着カップ71により吸着保持した後、図28に示した場合と同様に、各吸着バーの回動により単位単板1d−6を垂直な状態として支持する。次に図34において、単位単板1d−6の矢印で示す角部105が、単位単板1d−2の矢印で示す角部107と、ロール45の搬送方向と直交する方向で同一仮想線上に位置するように、搬送・反転装置47を移動させてから停止させておく。
前記状態で各吸着バーを更に回動させ、単位単板1d−6を、単位単板1d−6の角部105と角部107とが一致し、且つ単位単板1d−3と単位単板1d−6との相対する短辺同士が密接した状態で、図35に示すように、単位単板1d−2から単位単板1d−5に跨った状態で載置する。
【0051】
次いで単位単板1d−4の場合と同様に、第1丸鋸7での切断、移動・反転装置11での水平移動、スプレッダ43による接着剤の塗付を経て搬送される単位単板1d−7の短辺1eが、第4検知器6により検知されることにより、図36で示す位置で停止待機させられる。
次に、同様に吸着カップ71により吸着保持し、図28に示した場合と同様に、各吸着バーの回動により単位単板1d−7を垂直な状態として支持した後、図36で示す単位単板1d−7の矢印で示す角部109が、単位単板1d−6の矢印で示す角部111と、ロール45の搬送方向と直交する方向で同一仮想線上に位置するように、搬送・反転装置47を走行させる。
【0052】
次いで前記状態で各吸着バーを更に回動させ、単位単板1d−7を、該角部109と角部111とが一致し、且つ単位単板1d−4と単位単板1d−7との相対する短辺同士が密接した状態で、図37に示すようにチェーンコンベア75上に載置し、各吸着バーでの吸着を中止する。
【0053】
次に、チェーンコンベア75の長さLの走行停止により、図37の状態から図38の状態とし、また接着剤が塗布されていない単位単板1d−8の短辺1eが第4検知器6に検知されて、図32の単位単板1d−5と同様に図38の位置で停止待機させられる。
尚、チェーンコンベア75の走行停止により、単位単板1d−7の一部までが、コールドプレス77の下側プレス79及び上側プレス85の間に入る。該入った部分の殆どの部分が、単位単板の厚さ方向で3枚揃っている。
そこでチェーンコンベア75が停止した後、上側プレス85を下降させ、所定圧力で下側プレス79及び上側プレス85の間にある各単位単板を少なくとも所定時間、圧接し続ける。この圧接し続けることで、接着剤の粘着力により該各単位単板が一体化される。
【0054】
次いで単位単板1d−8を、図33における単位単板1d−5と同様の作動で、チェーンコンベア75上で単板1d−5との相対する短辺同士が密接した状態に載置し、図39の状態とする。
次に後続の単位単板1d−9の短辺1eが、図40に示すように第4検知器6に検知されて停止待機させられる。
この単位単板1d−9を、図34における単位単板1d−6と同様の動作で、図41に示すように、図40での単位単板1d−9の矢印で示す角部117が、単位単板1d−5の矢印で示す角部119とが一致し且つ単位単板1d−6と相対する短辺同士が密接した状態に載置する。
【0055】
次いで後続の単位単板1d−10の短辺1eが、図42に示すように第4検知器6に検知されて停止待機させられる。この単位単板1d−10を、図36における単位単板1d−7と同様の動作で、図43に示すように、図42での単位単板1d−10の矢印で示す角部121と、単位単板1d−9の矢印で示す角部119とが一致し且つ単位単板1d−7と相対する短辺同士が密接した状態に載置する。
尚、コールドプレス77による前記圧接が所定時間経過した後であって、しかも単位単板1d−10の短辺1eが第4検知器6に検知されると、前記継続していたコールドプレス77による前記圧接を中止するべく、上側プレス85を上昇させ元の位置で待機させておく。
【0056】
また単位単板1d−10が図43の状態となると、チェーンコンベア75を長さLだけ走行し停止させ、各単位単板が図44に示す位置関係となる。
次いで、コールドプレス77の上側プレス85を下降させ、所定圧力で前記と同様に各単位単板を圧接し続ける。
【0057】
一方、各単位単板が図44に示す位置関係となると、コールドプレス77の搬出側では、図45に示すように、重ね合わされた単位単板群がベルト83及びコンベア89の上に跨った状態となるが、この時、単位単板1d−4の角部123がベルト83及びコンベア89の間に位置するように、各々配置しておく。
この状態で、第2丸鋸91を作動させ、二点鎖線で示す位置で重ね合わされた単位単板群を切断する。尚、切断された単位単板群の先端側の部分は手作業で取り除いておく。
【0058】
以後、順次ロール45で搬送されてくる単位単板は3枚を1組とし、次に示す工程を繰り返して同様に重ね合せるのである。
即ち、最初に搬送されてくる単位単板は図38で示した単位単板1d−8と、二番目に搬送されてくる単位単板は図40で示した単位単板1d−9と、三番目に搬送されてくる単位単板は図42で示した単位単板1d−10と同様の工程を経て、接着剤塗布の有無及び平面説明図である図38、図40及び図42での短辺1eの傾斜方向を同じ状態として搬送する。
【0059】
また順次搬送されるこれら3枚の各単位単板の搬送方向下手側短辺1eが第4検知器6により検知されると、該信号を受けた制御器95からの作動信号により、最初に搬送されてくる単位単板は図38の単位単板1d−8と、二番目に搬送されてくる単位単板は図40の単位単板1d−9と、三番目に搬送されてくる単位単板は図42の単位単板1d−10と同じように各部材を作動させて、各々チェーンコンベア75上又は載置済みの単位単板上に載置する。
次いで、3枚の各単位単板が重ね合わされる毎に、即ち重ね合わされた単位単板が図43に示した場合と同じ位置関係となる毎に、コールドプレス77の上側プレス85を上昇させ圧接を中止し、次にチェーンコンベア75を長さLだけ走行停止させ、更に上側プレス85を下降させ、所定圧力で前記と同様に各単位単板を圧接する各動作を行う。
更には、図45の状態から、最初にチェーンコンベア75が長さLだけ走行し停止すると、コールドプレス77の搬出側では、図46に示すように、重ね合わされた単位単板群がベルト83及びコンベア89の上に跨った状態となっている。
そこで図45を用いて説明した場合と同様に、第2丸鋸91を往復作動させ、二点鎖線の位置で単位単板群を切断する。
この切断で得られた長手方向が長さLの単位単板群(以下、定尺単位単板群という)は、その全体で厚さ方向に3枚の単位単板が揃っており製品となるもので、手作業又は公知の堆積装置により堆積装置93上に堆積する。
以後、チェーンコンベア75が長さLだけ走行し停止する毎に、第2丸鋸91を往復作動させ、得られた定尺単位単板群を順次堆積装置93上に堆積する。
またこのようにして堆積された定尺単位単板群は、更に別に設けたコールドプレス(図示せず)により所定時間圧接した後、通常合板製造で用いるホットプレスにより加熱加圧して接着し、斜行合板とする。
【0060】
以上のように前記実施例では、搬送・反転装置47により、選択された単位単板を、繊維方向と傾斜する辺と平行な軸中心線の回りに回転して反転させ、その他の単位単板は反転させず、これら両単位単板を傾斜する辺同士を揃えた状態で接着剤を介して重ね合せることで、斜行状態に効率よく重ね合せ、簡単な構成で斜行合板を製造することができる。
【0061】
次に本発明の変更例を説明する。
1. 前記実施例では、単位単板を移動・反転装置11により回転させることにより、繊維方向と傾斜する辺と平行な軸中心線を、単位単板から離れた位置に設定したが、該軸中心線を単位単板内に設定しても良い。
即ち、該傾斜する辺と平行な方向に設けた一対の挟持体により、単位単板を表裏両面より挟持し、次いで該一対の挟持体を、該一対の挟持体の間で且つ該傾斜する辺と平行な軸中心線の回りに回転して反転させるのである。
2. 前記実施例では、同じ厚さの単位単板を、1個の移動・反転装置11により順次ロール41上に供給したが、生産性を上げるために以下のように構成しても良い。
即ち、前記移動・反転装置11は、単に前述の水平移動作用だけを行わせて各単位単板をロール41上に供給する。
一方、ロール41を中心として移動・反転装置11と反対側に、新に、図1に示した縦矧装置3から移動・反転装置11に至るまでの装置と同じ単位単板供給装置を、ロール41の搬送方向と平行な仮想線に対し対称で且つロール41上に同じく単位単板1dを供給可能な位置関係で各々配置する。
該対称な状態に配置された単位単板を形成・供給する装置によって、ロール41上には、平面での各辺での長さは同一であるが、図1でロール41上に示した単位単板1dと、上記平行な仮想線に対し対称な状態、即ち例えば図27の単位単板1d−3で示した状態の単位単板を、予め定められた順番により供給する。
即ち、例えば前記実施例と同様に3枚の単位単板を重ね合せる場合、前記移動・反転装置11からは、チェーンコンベア75上で重ね合わされた場合に、図43のα及びγのように外側に位置する単位単板を供給し、前記反対側に設けた装置からは、同じく重ね合わされた場合に、図43のβのように中央に位置する単位単板を供給するようにし、その供給する順番は、前記実施例でα、β、γと重ねた順と同様とする。
この場合、例えば移動・反転装置11からは比較的厚さが薄い単板を供給し、新たに設けた単位単板供給装置からは、比較的厚さが厚い単板を供給すれば良い。
3.前記実施例では、チェーンコンベア75の走行する方向と直交する方向の、一方側からのみ搬送・反転装置47により単位単板をチェーンコンベア75上に回転させて重ね合せるようにしたが、生産性を向上させるために、次のように攻勢しても良い。
即ち、チェーンコンベア75を挟んで、搬送・反転装置47と反対側に搬送・反転装置47と同様の装置を新たに設け、該他方側からも同様に単位単板をチェーンコンベア75上に回転させて重ね合せるようにしても良い。この場合、例えば新たに設けた搬送・反転装置からは前記βのように中央に位置する単位単板を供給すれば良い。
4. 前記実施例では、縦矧装置3から移動・反転装置11を経て搬送・反転装置47までを一連に配置したが、単位単板を製造する箇所即ち縦矧装置3から第1丸鋸7で切断するまでの単位単板製造工程と、移動・反転装置11から堆積装置93までの接着剤塗付・重ね合わせ工程とを分けて設けても良い。
即ち、単位単板製造工程で、予め単位単板を多数枚製造して堆積しておき、これら単位単板を1枚づつ接着剤塗付・重ね合わせ工程に供給するようにすれば良い。
この場合、単位単板製造工程では、原木切削時に生じる裏割が下面側にある単位単板と、該裏割が上面側にある単位単板とを製造しておく。
このように製造された単位単板は、例えば前記実施例では、αの位置に用いられる単位単板は裏割が下面側にある単位単板を、また、γの位置に用いられる単位単板は裏割が上面側にある単位単板を、接着剤塗付・重ね合わせ工程に供給する。
その結果、製造された斜行合板の、表裏に位置する両単位単板の表面には、裏割がなく、美観上等の欠点となることがない。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】実施例装置全体の平面説明図である。
【図2】図1の一点鎖線A−Aより矢印方向を見た正面説明図である。
【図3】図2の一点鎖線B−Bより矢印方向を見た側面説明図である。
【図4】図2の一点鎖線C−Cより矢印方向を見た平面説明図である。
【図5】図4の一点鎖線D−Dより矢印方向を見た側面説明図である。
【図6】図1で一点鎖線E−Eより矢印方向を見た断面側面説明図で、接着 剤を塗付しない通過位置を示す図である。
【図7】図1で一点鎖線E−Eより矢印方向を見た断面側面説明図で、接着 剤を塗付する塗付位置を示す図である。
【図8】図1の一点鎖線F−Fより矢印方向を見た一部断面正面説明図で ある。
【図9】図1の一点鎖線G−Gより矢印方向を見た一部断面正面作動説明 図である。
【図10】図9の一点鎖線H−Hから矢印方向を見た平面説明図である。
【図11】図1の一点鎖線K−Kから矢印方向を見た側面説明図である。
【図12】図3に対応する側面作動説明図である。
【図13】図2に対応する正面作動説明図である。
【図14】図2に対応する正面作動説明図である。
【図15】移動・反転装置11の要部だけを示す平面説明図である。
【図16】保持体15及びその周辺の要部正面作動説明図である。
【図17】図9に対応する正面作動説明図である。
【図18】図9に対応する正面作動説明図である。
【図19】図9に対応する正面作動説明図である。
【図20】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図21】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図22】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図23】移動・反転装置11の要部の正面作動説明図である。
【図24】移動・反転装置11の要部の正面作動説明図である。
【図25】移動・反転装置11の要部の正面作動説明図である。
【図26】移動・反転装置11の要部の正面作動説明図である。
【図27】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図28】搬送・反転装置47の要部の正面作動説明図である。
【図29】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図30】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図31】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図32】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図33】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図34】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図35】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図36】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図37】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図38】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図39】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図40】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図41】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図42】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図43】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図44】単位単板の位置関係を示す平面作動説明図である。
【図45】第2丸鋸91で重ね合わされた単位単板群を切断する際の、 平面作動説明図である。
【図46】第2丸鋸91で重ね合わされた単位単板群を切断する際の、 平面作動説明図である。
【符号の説明】
【0063】
3・・縦矧装置
7・・第1丸鋸
11・・移動・反転装置
13・・第1回転軸13
43・・グルースプレッダ
47・・搬送・反転装置
75・・チェーンコンベア
【出願人】 【識別番号】000155182
【氏名又は名称】株式会社名南製作所
【出願日】 平成18年6月21日(2006.6.21)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−957(P2008−957A)
【公開日】 平成20年1月10日(2008.1.10)
【出願番号】 特願2006−171675(P2006−171675)