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【発明の名称】 携帯用ルータ
【発明者】 【氏名】内田 洋樹

【要約】 【課題】本発明の目的は、切削溝内に切削屑が堆積することを抑制することができ、作業性の良い携帯用ルータを提供する。

【構成】ベース3にベース底面から突出可能なプレート6と、プレートを突出方向に付勢するスプリング8を設けたので切削された切削溝12には切削屑14が排出される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
モータと、該モータを収容するハウジングと、前記モータ先端に着脱可能な先端工具と、前記ハウジング下部に設けられ、前記ハウジングを保持し、中央に前記先端工具が通過する穴部を有するベースとを有する携帯用ルータであって、
前記ベースに、該ベース底面から突出可能な突出部材と、該突出部材を突出方向に付勢する付勢手段を設けたことを特徴とする携帯用ルータ。
【請求項2】
前記ハウジングは2つのハンドル部を有し、該2つのハンドル部は、2つのハンドル部を結ぶ第1の仮想線が前記先端工具の中心延長線を通過するように配置され、
前記突出部材は、該突出部と前記先端工具とを結ぶ第2の仮想線が前記第1の仮想線とほぼ直交する関係となる位置に配置されていることを特徴とする請求項1記載の携帯用ルータ。
【請求項3】
前記突出部材は前記ベースに回動可能に設けられていることを特徴とする請求項1あるいは請求項2記載の携帯用ルータ。
【請求項4】
前記ベースは、該ベース下部に着脱可能なサブベースを有し、前記サブベースを取付けることにより、前記突出部材の突出方向の最回動位置が規制されることを特徴とする請求項3記載の携帯用ルータ。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ベース下方に突出可能な先端工具を有する携帯用ルータに関するものである。
【背景技術】
【0002】
図1を用いて従来の携帯用ルータの一例を説明する。
【0003】
図1に示すように、携帯用ルータは、不図示のモータを収容するハウジング1と、ハウジング胴部に着脱可能に設けられたハンドル2と、モータ先端に着脱可能な先端工具5と、ハウジング1下部に設けられ、ハウジング1を保持し、中央に先端工具が通過する図示しない穴部3aを有するベース3とを有する構成をしている。
【0004】
携帯用ルータは、ベース3を被削材上面に配置させ、被削材上でベース3を摺動させることにより、先端工具により被削材の切削作業を行うものであるが、摺動性を向上させる目的などでベース3はベース3の底面を構成する樹脂などにより形成されたサブベース4が取付けられている。
【0005】
切削作業時に発生する切削屑を集塵する場合には、例えばベース3上面側において先端工具4を覆う形状をしたアダプタを介して、集塵ホース及び集塵機と接続するようにしている。
【特許文献1】特開2001−170905
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記した従来の携帯用ルータは、図8に示すように、被切削材13上面に配置させ、被切削材上でベース3を摺動させ、溝きり作業等を行うものである。被切削材13を先端工具5により切削を行う。切削された切削溝12には切削屑14が切削溝12に堆積してしまうものであった。
【0007】
本発明の目的は、上記問題点を解消し、切削屑が堆積することを抑制することができる作業性の良い携帯用ルータを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、ベースにベース底面から突出可能な突出部材と、突出部材を突出方向に付勢する付勢手段を設けることにより達成することができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、ベースにベース底面から突出可能な突出部材と、突出部材を突出方向に付勢する付勢手段とを設けることにより、突出部材を切削溝に嵌合し切削溝内に切削屑の堆積を抑制することができる作業性の良い携帯用ルータを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明携帯用ルータの一実施形態を図1〜図7を用いて説明する。
【0011】
図1に示すように、携帯用ルータは、不図示のモータを収容するハウジング1と、ハウジング胴部に着脱可能に設けられたハンドル2と、モータ先端に着脱可能な先端工具5と、とハウジング1下部に設けられ、ハウジング1を保持し、中央に先端工具が通過する図示しない穴部3aを有するベース3とを有する構成をしている。
【0012】
ベース3を被削材上面に配置させ、被削材上でベース3を摺動させることにより、先端工具5により被削材の切削作業を行うものであるが、摺動性を向上させる目的などでベース3はベース3の底面を構成する樹脂などにより形成されたサブベース4が取付けられている。
【0013】
切削作業時に発生する切削屑を集塵する場合には、ベース3には、例えばベース3上面側において先端工具5を覆う形状をした着脱可能なアダプタを介して、集塵ホース及び集塵機と接続される。
【0014】
ベース3には図2、図3に示すようにルータの摺動性を向上させるため、樹脂などにより形成されたサブベース4が取り付けられており、中央に先端工具が通過する穴部3aが設けられている。また、ベース3には図3に示すように、ピン7を介して接続された突出部材であるプレート6がピン7を中心に回動可能に設けられている。プレート6は、図2及び図3に示すように、付勢手段であるスプリング8によって常にベース3の下方から突出する方向に付勢されている。これらプレート6、ピン7、スプリング8は、ベース3に形成された収納部3b内に収納されている。
【0015】
図4に示すように、プレート6は複数(3個)設けられ、いずれもベースに設けられた凹部10に収納されたピン7を回転支点に回動可能な構成をし、プレート6の数に応じてスプリング8が設けられた構成をしている。これにより、任意の先端工具5の刃幅による切削溝においてもプレート6の切削溝と嵌合する部分のみが嵌合することになる。
【0016】
図5に示すように、プレート6は、被切削材と当接する部分の角が丸みを帯びた形状となっている。これにより、プレート6が切削溝に嵌合していないときには被切削材の表面を傷つけることが無く、かつプレート6が切削溝に嵌合しているときには被切削材の切削溝の底面を傷つけることが無い構造になっている。
【0017】
プレート6が切削溝に嵌合していないとき(本発明で切削をしていないとき)の状態を図7により説明する。プレート6は、スプリング8により突出方向に付勢され、被切削材13と丸みを帯びた角で当接している。
【0018】
プレート6が切削溝12に嵌合しているとき(本発明で切削をしているとき)の状態を図6により説明する。プレート6は、スプリング8により突出方向に付勢され、先端工具5により切削された切削溝12に嵌合し、切削屑14を切削方向へと案内するためその堆積を抑制する構成となっている。また、プレート6はスプリング8により突出方向へ付勢されているため、スプリング8の先端部は、切削溝14の底に当接するため、先端工具5の任意の長さにおいても切削屑14を切削方向へと案内することが可能になっている。
【図面の簡単な説明】
【0019】
【図1】本発明携帯用ルータの一実施形態を示す正面図。
【図2】図1の携帯用ルータの一実施形態を示す側方断面図。
【図3】図2の携帯用ルータを示す拡大図。
【図4】図1の携帯用ルータの一実施形態を示す底面図。
【図5】プレート6の正面図及び平面図
【図6】本発明ルータの一実施状態を示す側方断面図。
【図7】本発明ルータの一実施状態を示す側方断面図。
【図8】従来のルータの一実施状態を示す側方断面図。
【符号の説明】
【0020】
1はハウジング、2はハンドル、3はベース、3aは穴部、3bは収納部、4はサブベース、5は先端工具、6はプレート、7はピン、8はスプリング、9は切欠、10は凹部、12は切削溝、13は被切削材、14は切削屑である。
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成18年8月4日(2006.8.4)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−36943(P2008−36943A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−213454(P2006−213454)