トップ :: B 処理操作 運輸 :: B27 木材または類似の材料の加工または保存;釘打ち機またはステ−プル打ち機一般

【発明の名称】 卓上切断機
【発明者】 【氏名】林崎 利彦

【氏名】牛渡 繁春

【要約】 【課題】簡便で安価な設備で種々の仕口加工を行うことができる卓上切断機を提供すること。

【解決手段】加工材35を載置するベース部と、該ベース部の後部にベース部上面に対して左右方向に傾斜自在に立設されたホルダ5と、該ホルダ5に丸鋸支持部を摺動可能に支持させる摺動部と、前記丸鋸支持部に傾動軸4を介して上下揺動可能に支持された丸鋸刃14を備える丸鋸部12と、該丸鋸部12に設けられた当接部と、前記丸鋸部支持部に設けられた当接受部を備え、丸鋸部12がベース部方向に揺動したとき前記当接部が前記当接受部に当接して丸鋸刃14の下限位置を規制する卓上切断機において、前記丸鋸部12の傾斜範囲を一方は45°以上、他方は90°以上とし、被加工材35を前記ベース部に上下移動部材によって上下に移動可能に支持する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
加工材を載置するベース部と、該ベース部の後部にベース部上面に対して左右方向に傾斜自在に立設されたホルダと、該ホルダに丸鋸支持部を摺動可能に支持させる摺動部と、前記丸鋸支持部に回動軸を介して上下揺動可能に支持された丸鋸刃を備える丸鋸部と、該丸鋸部に設けられた当接部と、前記丸鋸部支持部に設けられた当接受部を備え、丸鋸部がベース部方向に揺動したとき前記当接部が前記当接受部に当接して丸鋸刃の下限位置を規制する卓上切断機において、
前記丸鋸部を一方に90°以上傾斜可能としたことを特徴とする卓上切断機。
【請求項2】
前記丸鋸部を前記90°以上傾斜する傾斜方向の他方側に45°以上傾斜可能としたことを特徴とする請求項1記載の卓上切断機。
【請求項3】
被加工材を前記ベース部に上下移動部材によって上下に移動可能に支持したことを特徴とする請求項1又は2記載の卓上切断機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、鋸刃部が左右に傾斜可能な卓上切断機に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の左右傾斜式の卓上切断機は、左右の傾斜角が最大45°までであった(例えば、特許文献1参照)
【特許文献1】特開2005−279933号公報(図4及び図5)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記従来の卓上切断機は、左右の傾斜角が最大45°であり、被加工材の切断のみの用途であった。このため、図11〜図13に示すような仕口加工ができなかった。
【0004】
従来は図11〜図13に示すような仕口加工は成形カッタによって行っていた。図示のように、形状が異なるとともに、被加工材の大きさによって仕口の大きさの変わるため、成形カッタはそれに応じた種々の先端工具が必要であり、形状が変わる度に先端工具を交換するという不便さがあった。
【0005】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、簡便で安価な設備で種々の仕口加工を行うことができる卓上切断機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、 加工材を載置するベース部と、該ベース部の後部にベース部上面に対して左右方向に傾斜自在に立設されたホルダと、該ホルダに丸鋸支持部を摺動可能に支持させる摺動部と、前記丸鋸支持部に回動軸を介して上下揺動可能に支持された丸鋸刃を備える丸鋸部と、該丸鋸部に設けられた当接部と、前記丸鋸部支持部に設けられた当接受部を備え、丸鋸部がベース部方向に揺動したとき前記当接部が前記当接受部に当接して丸鋸刃の下限位置を規制する卓上切断機において、前記丸鋸部を一方に90°以上傾斜可能としたことを特徴とする。
【0007】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記丸鋸部を前記90°以上傾斜する傾斜方向の他方側に45°以上傾斜可能としたことを特徴とする。
【0008】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、被加工材を前記ベース部に上下移動部材によって上下に移動可能に支持したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、丸鋸部の左右傾斜範囲を一方は45°以上とし、他方は90°以上としたため、直角切断と傾斜切断の組み合わせによって簡便で安価な設備で種々の仕口加工が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0011】
図1は本発明に係る卓上切断機の側面図、図2は同卓上切断機の正面図、図3は同卓上切断機のホルダ部の正面図、図4は同卓上切断機の平面図、図5は図1のA−A線断面図、図6は図1のB−B線断面図、図7は同卓上切断機の一動作状態を示す側面図、図8は同卓上切断機の右側傾斜状態を示す正面図、図9は同卓上切断機の左側傾斜状態を示す正面図、図10は同卓上切断機の仕口加工状態を示す部分正面図、図11〜図13は仕口加工の例を示す図である。
【0012】
本実施の形態に係る卓上切断機は、被加工材35を載置可能なベース部と、駆動源であるモータ21を収納して該モータ21によって回転駆動される丸鋸刃14を回動可能に支持する丸鋸部12と、丸鋸刃14の軸方向とほぼ平行な揺動軸11によって丸鋸部12を揺動可能に支持する支持部材8とを有し、ベース部上面に対する丸鋸刃14の側面の角度を変更可能に構成されている。
【0013】
前記ベース部は、本体を支持するベース1と、該ベース1に埋設されベース1の垂直の貫通孔1aに挿入されて上下移動部材となるサブテーブル101及び支柱101aから構成されている。ベース1の貫通孔1a側面にはノブ102が螺合しており、このノブ102によってサブテーブル101の上下位置を所定位置で固定することができる。作業時には、ベース部のサブテーブル101に被加工材35が載置可能となっている。
【0014】
ベース1には上面とほぼ直交する押さえ面3a(図1に示す右側端面)を有するフェンス3が設けられており、図1に示すような角柱状の被加工材35を切断する際には、フェンス3の押さえ面3aに被加工材35の一面を当接させた状態で切断を行うことによって作業を安定して行うことができる。
【0015】
図1に示すように、ベース1の後方側(図1の左側)端部付近には、上方に立設するホルダ5が丸鋸刃14の側面及びベース1の上面とほぼ平行に延びた傾動軸4を介して接続されている。この傾動軸4を支点としてホルダ5はベース1に対して傾動可能となっている(図8及び図9参照)。
【0016】
又、ベース1の後方側端部には、上方に突出した突出部2aが設けられ、この突出部2aにホルダ5に設けられた傾動規制手段を構成するクランプレバー6が押接されることでベース1に対するベース1の傾動が規制(固定)される。このように、クランプレバー6の操作によってホルダ5とベース1との傾動を固定・解除可能となっている。尚、図示しないが、ベース1の突出部分には、傾動軸4を支点とした円弧状の長孔2b(図2及び図3参照)が設けられており、この長孔2b内に、ホルダ5に取り付けられたクランプレバー6の軸部が係合している。尚、長穴2bは、丸鋸部12の右傾斜を45°以上とし、左傾斜を90°以上回動する範囲の長さを有している。
【0017】
ホルダ5の上端部付近には、丸鋸刃14の側面及びベース部1の上面にほぼ平行に配列された穴部5cが2個形成されている(図1及び図7参照)。そして、ホルダ5の穴部5cには、ほぼ同径又は若干大径のパイプ材から成る硬質のガイドバー7が挿入されている。本実施の形態に係る卓上切断機においては、ホルダ5に対するガイドバー7の抜け及び回動を防止するためにホルダ5の穴部5c内に突出可能な固定手段5dが設けられている(図1及び図7参照)。尚、ホルダ5の穴部5c内に挿入されるガイド部である2本のガイドバー7はほぼ同じ長さ寸法のものであり、長さはベース1の長手方向長さよりも短く設定されている。
【0018】
ガイドバー7の前方(図1の右側)端部には、丸鋸刃14の側面及びベース部1の上面にほぼ平行に配列された2個の穴部9aが設けられた係合部材であるサポート9が取り付けられている。サポート9には、穴部9a内に突出可能な固定手段9bが設けられており、この固定手段9bによってガイドバー7に対するサポート9の抜け止め及びガイドバー7の回動が阻止されている。
【0019】
ガイドバー7上のホルダ5とサポート9との間には、丸鋸部12の揺動軸11を支持する支持部材8が設けられている。そして、この支持部材8には、ガイドバー7とほぼ同心の穴部8aが2個形成されており、一方の穴部8a(図6の下側穴部8a)内にはガイドバー7の外径寸法とほぼ同寸法の内径を有し、ガイドバー7の外径部に当接可能な一方の摺動部であるボールベアリング8bが設けられている。又、他方の穴部8a(図6の上側穴部8a)内には、ガイドバー7との間に他方の摺動部である2個の移動部材8cが設けられており、これらの移動部材8cは、支持部材8に螺合するボルト8dの先端によって穴部8a内からの抜け落ちが防止されてるとともに、ボルト8dの先端の押圧によって移動調整可能となっている。
【0020】
又、支持部材8には、上側穴部8a内に突出可能な固定手段であるノブ10が設けられており、ノブ10の先端がガイドバー7の外径部を押圧することによって、ガイドバー7上で支持部材8の位置を固定可能となっている。
【0021】
ボルト8dの操作によって移動部材8cの位置を調整することにより、穴部8a内におけるガイドバー7の位置を調整することができる。即ち、2個の移動部材8cを図6に示す左側方向に移動させれば、支持部材8は下方のガイドバー7を支点として図示時計回りに回動し、これに伴って丸鋸部12及び丸鋸刃14もガイドバー7を支点として図示時計回りに回動することとなる。このように一方のガイドバー7を支点として支持部材8を回動調整可能な構成とすることによって、ベース1の上面に対する丸鋸刃14側面の角度の微調整を行うことができるようにしている。
【0022】
尚、支持部材8の穴部8aを有する部分の穴部8aの軸方向寸法は、一方の摺動部であるボールベアリング8bの軸方向寸法とほぼ同じで、支持部材8が摺動性を損なわない必要最低限以上の寸法となっており、他方の摺動部である移動部材8cを移動可能として角度微調整機構を備えさせるとともに、他方の摺動部近辺に固定手段を設けた構成としたことによって支持部材8の寸法を小さく抑えることができ、卓上切断機本体の小型化、丸鋸部12の摺動量の確保を行うことができるようになる。
【0023】
2本のガイドバー7のホルダ5と反対側の端面には、両者と係合する係合部材であるサポート9が設けられており、支持部材8は、ホルダ5に当接することで丸鋸部12のホルダ5側への摺動が規制され、サポート9に当接することでホルダ5から離れる方向への摺動が規制される構成となっており、容易に支持部材8及び丸鋸部12の抜け止めを行うことができるようになっている。
【0024】
而して、本実施の形態に係る卓上切断機によれば、ガイドバー7上を摺動するのが支持部材8及び丸鋸部12のみであり、摺動時にボールベアリング8bに加わる摺動方向に直交した力を小さく抑えることができるとともに、従来の卓上切断機のように摺動位置によってボールベアリング8bに加わる摺動方向に直交する力が増加するものではないため、ボールベアリング8bの小型化を図ることができる。
【0025】
図6に示すように、支持部材8には、ガイドバー7の軸方向と直交する方向に延びる揺動軸11が固定され、この揺動軸11を介して支持部材8には丸鋸部12が連結されている(図1及び図7参照)。
【0026】
図1及び図7に示すように、支持部材8の揺動軸11の下方には凹部8eが設けられ、この凹部8e内にはレーザー発振器40が設けられている。このレーザー発振器40は、少なくとも丸鋸刃14の軸方向に移動調整可能な構成を有しており、丸鋸刃14の側面の延長線上に延びるレーザー光を被加工材35上に照射可能となっている。
【0027】
又、揺動軸11の外周にはスプリング13が設けられ、このスプリング13によって丸鋸部12はベース部から丸鋸刃14が離れる方向(上方)に揺動するよう付勢されており、通常時には図示しないストッパ機構によって図1に示す最も上方(反ベース部側)に揺動した位置となる。切断加工は、スプリング13の付勢力に抗して丸鋸部12を揺動軸11を支点に下方(ベース部側)に揺動させることによって行われる。
【0028】
丸鋸部12を下方(ベース部側)に揺動させると、丸鋸刃14は図示しないベース1に設けられた溝部内に侵入し、所定量侵入した状態でストッパ部によって図7に示すように揺動が停止される。ストッパ部は、支持部材8正面に設けたストッパ受部8fへ丸鋸部12に支持されるストッパボルト108が当接し下限への揺動を規制するものである。
【0029】
本卓上切断機は、図7に示すように、丸鋸部12をベース部側に揺動させた状態から丸鋸部12をホルダ5側に付勢することによって、支持部材8がガイドバー7上を摺動して丸鋸部12及び丸鋸刃14がホルダ5側に移動しながら幅広の被加工材35の切断加工を行うことができる。
【0030】
丸鋸部12は、図5に示すように、ギヤ16と回転固定された鋸刃軸部15上に丸鋸刃14を回転固定されるよう取り付け可能な構成有している。又、丸鋸部12は、ギヤ16と噛み合うピニオン17aを有するプーリ軸17と、該プーリ軸17と回転固定されたプーリ18と、丸鋸刃14の回転軸となる鋸刃軸部15と平行に且つ丸鋸刃14側面の延長線と交差するように配置されたモータ21と、モータ軸22と回転固定されたプーリ23と、プーリ18及びプーリ23に巻き付きモータ軸22の回転力をプーリ18に伝達するための伝達ベルト24を有している。尚、伝達ベルト24とプーリ18,23によってベルト機構が構成されている。
【0031】
丸鋸部12のハウジングは、丸鋸刃14の一部外周を覆うとともに、鋸刃軸15を覆う形状を有するソーカバー20と、該ソーカバー20と連結し、鋸刃軸15、ギヤ16、プーリ軸17、プーリ18、プーリ23等を覆う形状を有するギヤカバー37と、該ギヤカバー37と連結されたモータ21、モータ軸22を覆う形状を有するモータハウジング25とから構成される。
【0032】
ソーカバー20のホルダ5側部分には、開口した切粉排出口20aが形成されており(図7参照)、集塵バック41を切粉排出口20aと接続する、或は切粉排出口20aに集塵機と接続したホースを接続することによって切断加工時に発生する切粉の飛散を抑制することができる。
【0033】
又、ソーカバー20内には、ソーカバー20より突出する部分の丸鋸刃14外周を覆う形状を有する鋸カバー19が回動可能に設けられている。鋸カバー19は、図1に示すように、丸鋸部12が上方に揺動している状態では、ソーカバー20より突出する部分の丸鋸刃14外周を覆う位置に回動し、図7に示すように、丸鋸部12が下方に揺動している状態では、図示しないリンク機構によってソーカバー20内に収納され、ソーカバー20より突出する部分の丸鋸刃14の外周を露出する位置に回動する。
【0034】
モータハウジング25には、丸鋸刃14の側面の延長線上に位置するハンドル部26が一体的に設けられており、ハンドル部26には、モータ21の駆動を制御するスイッチ27が設けられている。又、モータハウジング25には、運搬用の把手となるサブハンドル36が設けられている。
【0035】
尚、図2、図8及び図9に示すように、ホルダ5のベース部側部分には、傾斜時の位置決め手段であるストッパ5a,5bが設けられており、ベース1上面にはストッパ5a,5bの移動軌跡上に位置する傾斜微調整手段であるストッパボルト30,31が垂直方向にねじ嵌合している。ホルダ5を傾動軸4を支点として傾斜させると、所定の傾斜角度でストッパ5a,5bがストッパボルト30,31の各々の頭部に当接し、丸鋸部12の傾動位置が位置決めされる。ストッパボルト30は、ホルダ5が左方向に90°の位置に傾斜したときにストッパ5aに係合するように設けられている。又、ストッパボルト31は、ホルダ5が右方向に45°の位置に傾斜したときにストッパ5bに係合するように設けられている。
【0036】
更に、ベース1上部には貫通孔1bが設けられるとともに、貫通孔1b内には直角時の位置決め手段となるピン32が前後に水平移動自在に設けられており、図2に示すように、ホルダ5にはピン32の移動軌跡上に位置するようにストッパボルト33が垂直方向にねじ嵌合している。ホルダ5が直角切断位置になったとき、ストッパボルト33の先端とピン32の外径部が接触する。
【0037】
以上説明した構成において、丸鋸部12を垂直位置に設定して加工材35を直角切断するには、ピン32を前方へ移動させた状態でホルダ5を傾動させ、ストッパボルト33の先端とピン32の外径部が接触する位置に傾動した際にクランプレバー6を締め、ホルダ5の傾動位置を固定する。
【0038】
被加工材35を切断するには、ハンドル部26に設けたスイッチ27を操作し、モータ21を回転駆動し、鋸刃軸15を介して丸鋸刃14を回転させる。この状態で、ハンドル26を握り、スプリング13の付勢力に抗して丸鋸部12を押し下げ、被加工材35を切断する。丸鋸刃14がベース1の溝部内へ侵入して被加工材35の切断が完了した時点で、丸鋸部12への押し下げ力を解除すると、丸鋸部12はスプリング13の付勢力によって元の上限位置に復帰する。
【0039】
次に、丸鋸部12を左右に傾斜させる方法について説明する。
【0040】
クランプレバー6を緩め、ホルダ5の固定状態を解除してホルダ5を傾動軸4を支点として左又は右方向へ傾動させる。このとき、モータ21の重心は傾動軸4のほぼ真上に位置するため、丸鋸部12を左傾斜と右傾斜のどちら側でもほぼ一定の力で傾斜させることができる。クランプレバー6を緩め、ホルダ5の固定状態を解除してホルダ5を左方向へ傾動させると、ストッパ5aがストッパボルト30に当接し、丸鋸部12は左傾斜90°の状態に位置決めされる。この状態で、クランプレバー6を締め、ホルダ5の傾斜位置を固定する。その後は前述した切断方法で被加工材35の切断作業を行う。
【0041】
更に、直角切り、傾斜切りで幅の広い加工材35を切断する場合には、フェンス3の押さえ面3aに被加工材35を押し付けて固定した後、ノブ10を緩めてハンドル部26を手前側(図1の右方向)に引くと、丸鋸部ホルダ8及び丸鋸部12は一体となって移動する。
【0042】
ハンドル部26を押し下げて切り込みを与えた後、ホルダ5側に丸鋸部12を摺動させながら切断を行う(図7に示す状態)。切断終了後、丸鋸部12への押し下げ力を解除すると、丸鋸部12は、スプリング13の付勢力によって元の上限位置に復帰する。
【0043】
図11〜図13に示すような仕口加工を行う場合は、この幅の広い加工材を直角切りと傾斜切りの切断方法によって切断する。このとき、ストッパボルト108を移動させて丸鋸部12の揺動下限位置を変えることによって仕口加工深さを決定する。又、サブテーブル101の上下高さを変えることによって仕口加工位置を決定することができる。
【0044】
尚、本実施の形態では、丸鋸刃14の右側に動力を伝達するギヤ16やプーリ18,23及びガイドバー7を配置したが、これとは逆に左側に各部材を配置した構成としても構わない。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】本発明に係る卓上切断機の側面図である。
【図2】本発明に係る卓上切断機の正面図である。
【図3】本発明に係る卓上切断機のホルダ部の正面図である。
【図4】本発明に係る卓上切断機のホルダ部の平面図である。
【図5】図1のA−A線断面図である。
【図6】図1のB−B線断面図である。
【図7】本発明に係る卓上切断機の一動作状態を示す側面図である。
【図8】本発明に係る卓上切断機の右側傾斜状態を示す正面図である。
【図9】本発明に係る卓上切断機の左側傾斜状態を示す正面図である。
【図10】本発明に係る卓上切断機の仕口加工状態を示す部分正面図である。
【図11】仕口加工の第1例を示す図である。
【図12】仕口加工の第2例を示す図である。
【図13】仕口加工の第3例を示す図である。
【符号の説明】
【0046】
1 ベース
3 フェンス
4 傾動軸
5 ホルダ
5a,5b ストッパ
6 クランクレバー
7 ガイドバー
8 支持部材
9 サポート
10 ノブ
11 揺動軸
12 丸鋸部
13 スプリング
14 丸鋸刃
15 鋸刃軸
16 ギヤ
17 プーリ軸
18 プーリ
19 鋸カバー
20 ソーカバー
21 モータ
22 モータ軸
23 プーリ
24 伝達ベルト
25 モータハウジング
26 ハンドル部
27 スイッチ
30,31 ストッパボルト
32 ピン
33 ストッパボルト
35 被加工材
36 サブハンドル
37 ギヤカバー
40 レーザー発振器
41 集塵バック
101 サブテーブル
102 ノブ
108 ストッパボルト
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成19年3月16日(2007.3.16)
【代理人】 【識別番号】100092853
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一


【公開番号】 特開2008−229880(P2008−229880A)
【公開日】 平成20年10月2日(2008.10.2)
【出願番号】 特願2007−68521(P2007−68521)