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鋸用小型自動ブロア - 特開2008−213447 | j-tokkyo
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【発明の名称】 鋸用小型自動ブロア
【発明者】 【氏名】岩崎 進

【要約】 【課題】鋸で木材等を切断する際に、加工材表面の切断線上にたまる切り屑を飛散させて切断線の視認が明瞭となるほとんどの鋸に装着可能な鋸用小型自動ブロアを提供する。

【解決手段】先端部にノズル4が形成されると共に、後端底部に吸気口5が設けられた筒状のシリンダー部1と、前面に弁体7が設けられた通気孔6を有する筒状のピストン部3をシリンダー部1内に摺動自在に内設し、シリンダー部1側面外側上部に設けられた正面が馬蹄形状で側面に適宜の幅を有するホルダー部2を介して鋸の把持部に装着する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端部が細く絞られてノズルが形成されると共に、後端底部に適宜大の吸気口が設けられた筒状のシリンダー部と、そのシリンダー部の側面外側上部に設けられた正面が馬蹄形状で側面に適宜の幅を有するホルダー部とを備え、前面に弁体が設けられた通気孔を有する筒状のピストン部を前記シリンダー部内に摺動自在に内設したことを特徴とする鋸用小型自動ブロア。
【請求項2】
ホルダー部がクリップである請求項1記載の鋸用小型自動ブロア。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、手引き型の鋸で木材等を切断する際に出る切り屑を吹き飛ばすブロー装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、手引き型の鋸で木材等の加工材を切る場合、鋸の押し引き操作毎に切り屑が出て、加工材表面の鋸刃の進行方向にたまり、墨付けをした切断線が見えなくなる不都合があった。そこで、正確な部材の切り取りや加工をするためには、切断操作を頻繁に中断して切断線上にたまった切り屑を口で吹き飛ばしたり、手で払い除けたりしなければ刃先の切り込み方向のずれを確認できない不都合があった。さらに、切る進行方向上にたまった切り屑は、鋸刃に目詰まりを起こして切れ味が悪くなる一因ともなっていた。そのために、加工材上の切る進行方向にたまった切り屑を除去する装置が切望されていた。
【0003】
前述の問題を解決する手段として、手引き型鋸の把持部に空気袋からなるエアポンプを内設して、把持部を握った握力によってエアポンプを圧縮し、エアホースを介してノズルから圧縮空気を噴出させる方法で切り屑を飛散させる発明が知られている(特許文献1参照)。
【特許文献1】特許公開平9−141605
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上記の把持部にエアポンプを内設する鋸は極めて有効な手段であるが、製作コスト面で割高な点とその構造を内設した鋸を使用することで効果を得られるのであって、既存の鋸の使用ではその効果に与れない欠点があった。鋸の所有者は複数本を使い分けるのが普通である。そこで、本発明は前述の諸問題を解消し、既存のほとんどの鋸にも装着可能で安価な小型ブロー装置を提供することを目的としたものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、前述の課題を解決するために、その手段として構成したところは、先端部が細く絞られてノズルが形成されると共に、後端底部に吸気口が設けられた筒状のシリンダー部と、そのシリンダー部の側面外側上部に設けられた正面が馬蹄形状で側面に適宜の幅を有するホルダー部とを備えており、さらに、シリンダー部内には通気孔を有する筒状のピストンが摺動自在に内設され、そのピストンの前面には弁体が設けられた構成から成る。以上のように構成された本発明の鋸用小型自動ブロアを手引き型鋸の把持部先端の下方に装着する手段で解決を図ったものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明は前述のように構成されたことによって、ほとんどの鋸の把持部にワンタッチで着脱可能となり、既存の手持ちの鋸にこれを装着して木材を切るだけでシリンダー部内のピストン部が鋸の押し引き操作によって前後に摺動し、ノズル先端から圧縮空気を噴出して切断線上の鋸刃の進行方向にたまった切り屑を適度に飛散させることが可能である。したがって、従来のように切り屑を除去するために切断操作を中断する必要もなく、終始、切断線を明瞭に視認することができるので正確な部材の切り取りが容易となるとともに、切り屑による鋸刃の目詰まりも削減できて作業効率が向上する効果がある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図1は、本発明の鋸用小型自動ブロアの一実施形態を示した説明図である。
筒状のシリンダー部1の先端は徐々に絞り込まれたノズル4が形成され、シリンダー部1の後端底部には適宜大の吸気口5が設けられいる。シリンダー部1の内部には通気孔6を有する筒状のピストン部3が摺動自在に備えられており、ピストン部3の前面には弁体7が設けられて後面は開口された状態である。弁体7はピストン部3の内径より大きく、外径より小さい円形のフィルム状の材料で形成され、ピストン部3の周縁に一部だけ固着されている。シリンダー部1の側面外側上部の後方には、正面が馬蹄形状で側面に適宜の幅を有するホルダー部2が備えられている。
【0008】
図2は、本発明の鋸用小型自動ブロアの一実施形態を示した断面図である。
シリンダー部1とノズル4は、樹脂、或いはアルミ等の金属材料で一体形成されることが望ましいが、シリンダー部1を金属で形成してノズル4を樹脂で形成した混成構造でも実施可能である。ホルダー部2によって鋸の把持部下方に装着された本発明の鋸用小型自動ブロアは、切断操作である押し引きに伴ってシリンダー部1内のピストン部3が前後に摺動し、ピストン部3が前進するときは弁体7がピストン部3の通気孔6を閉じてシリンダー部1内の空気を圧縮してノズル4から噴出しつつ、シリンダー部1後端底部の吸気口5から吸気する。そして、ピストン部3が後退するときは、弁体7が開いて通気孔6を通じてシリンダー部1内の空気をピストン部3の前方に流通させる。
【0009】
図1では図示してなかったがシリンダー部1内の先端面と後端面には、ピストン部3が前後に摺動して衝突する音を緩和するスポンジ等の弾性素材で形成されたリング状の緩衝材8と9が備えられている。緩衝材8はリング形状が望ましいが、緩衝材9は通気性が良好な素材であればリング形状に限定するものではなく、全面を覆う円形のほうがむしろ砂塵などの侵入を阻止するフィルターとしても働いて最適である。さらに、シリンダー部1内部の保守の上からシリンダー部1の前部、或いは、後部が外れてピストン部3を取り出せることが望ましく、その方式にはネジ式、又は、円周状に形成された凹部と凸部による嵌合式などが好適である。
ホルダー部2は樹脂などの可撓性素材で形成されるのが望ましいが、板バネなどの金属素材でも可能であり、この馬蹄形状は素材の性質を利用した着脱が容易で最も単純な形状を採択したものであるが、鋸の把持部への装着方法はこの方式に限定されるものではない。例えば、クリップ式、面ファスナー式、ゴムバンド式、マグネット式などでも実施可能である。
【0010】
図3は、本発明の鋸用小型自動ブロアを手引き型鋸の把持部に装着した状態を示したものであり、図4は、本発明の鋸用小型自動ブロアを装着した手引き型鋸で木材を切断している状態を示したものである。鋸の押し引き操作を停止した状態では、シリンダー部1内のピストン部3は鋸の傾斜によって下降して最前進の位置にある。即ち、往復機関の行程上の上死点にあたる。鋸の引き操作に伴ってピストン部3は上昇して後退し、次の押し操作に伴ってピストン部3は下降して前進する。この際にノズル4の先端から空気を噴出しつつ、切り屑がたまっている木材面に接近して切断線上の切り屑を飛散させる。このポンプ作動は、鋸の押し引き操作を続行中は自動的に反復され、切り屑の飛散は継続される。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】 本発明の説明図
【図2】 本発明の断面図
【図3】 本発明の装着状態を示す説明図
【図4】 本発明の使用状態を示す説明図
【符号の説明】
【0012】
1………シリンダー部
2………ホルダー部
3………ピストン部
4………ノズル
5………吸気口
6………通気孔
7………弁体
8………緩衝材
9………緩衝材
【出願人】 【識別番号】599039740
【氏名又は名称】岩崎 進
【出願日】 平成19年3月6日(2007.3.6)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−213447(P2008−213447A)
【公開日】 平成20年9月18日(2008.9.18)
【出願番号】 特願2007−97835(P2007−97835)