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【発明の名称】 鋸鞘
【発明者】 【氏名】宮脇 昌三

【要約】 【課題】本発明は、片刃や両刃の手引き鋸の鋸身のサイズや形状に対して汎用性が大きく、また製作コストを安価にできる鋸鞘の提供を課題とする。

【解決手段】鞘体10と、鞘体10の内孔内両側で鋸刃を受け入れる一対の鋸刃保護体20と、鋸鞘の基端部を構成して鋸身を挿入させる挿入口構成体30と、鋸鞘の先端部を構成して止蓋となる止蓋体40とを有する鋸鞘1であって、鞘体10はその断面形状が長手方向に一定な金属成形体とし、一対の鋸刃保護体20はその断面形状を鞘体10の内孔内両側の形状に合わせて長手方向に一定な略コ字状としたプラスチック成形体とし、鞘体10の内孔内両側に略コ字状断面を有する鋸刃保護体20を挿嵌した状態で、鞘体10に対してその両側から挿入口構成体30と止蓋体40とをそれぞれ嵌合すると共に鞘体10の内孔内の一対の鋸刃保護体20に結合させることで全体を一体的に構成してある。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
鋸身を収納するための鞘体と、該鞘体の内孔内両側で鋸刃を受け入れる一対の鋸刃保護体と、鋸鞘の基端部を構成して鋸身を挿入させる挿入口構成体と、鋸鞘の先端部を構成して止蓋となる止蓋体とを有する鋸鞘であって、前記鞘体はその断面形状が長手方向に一定な金属成形体とし、前記一対の鋸刃保護体はその断面形状を前記鞘体の内孔内両側の形状に合わせて長手方向に一定な略コ字状としたプラスチック成形体とし、前記鞘体の内孔内両側に前記略コ字状断面を有する鋸刃保護体を挿嵌した状態で、前記鞘体に対してその両側から前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ嵌合すると共に前記鞘体の内孔内の前記一対の鋸刃保護体に結合させることで全体を一体的に構成してあることを特徴とする鋸鞘。
【請求項2】
鞘体の外殻に長手方向のリブを複数本形成すると共に、該鞘体のリブに対応して一対の鋸刃保護体の外殻にもリブを形成し、これによって一対の鋸刃保護体を鞘体の内孔内に挿嵌した際に一対の鋸刃保護体のリブが鞘体のリブと相互に嵌り合って位置決め固定されるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の鋸鞘。
【請求項3】
一対の鋸刃保護体のリブの基端面と先端面とに前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ結合して固定するための結合用孔を形成してあることを特徴とする請求項1又2に記載の鋸鞘。
【請求項4】
挿入口構成体は、その基端側を鋸身の挿入口部とすると共に、その先端側を前記鞘体との嵌合部とし、該嵌合部と前記挿入口部との間に段差壁を形成し、該段差壁が前記鞘体の基端面と当接することで位置決めされることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鋸鞘。
【請求項5】
挿入口構成体の挿入口部には、挿入口と、その一側に鋸身を前記挿入口に案内するガイド部とを形成してあることを特徴とする請求項4に記載の鋸鞘。
【請求項6】
挿入口部の一部を肉厚部に形成し、該肉厚部に取付紐を通すための複数の紐挿通孔を形成してあることを特徴とする請求項4又は5に記載の鋸鞘。
【請求項7】
挿入口構成体の嵌合部には、前記一対の鋸刃保護体のリブに対応して複数本のリブを形成し、該リブには前記一対の鋸刃保護体のリブの結合用孔に対応して、挿入口構成体を貫通する複数の結合用孔を形成してあることを特徴とする請求項4〜6の何れかに記載の鋸鞘。
【請求項8】
鋸の代わりにナイフや鉈等の刃物の収納に用いることを特徴とする請求項1〜7の何れかに記載の鋸鞘。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は鋸鞘に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、手引き鋸の鋸身を収納する鋸鞘は、それぞれの鋸身の形状に合ったプラスチック製等の一体成型品として作られている。しかし、それらの鋸鞘は対応する1種類の鋸にのみ使用できるもので、形やサイズの違いがあると、うまく収納できない問題があった。またプラスチック製の一体成型品の鋸鞘の場合には、製作コストに大きな費用を要する問題があった。
一方、特開平7−213171号公報には、剪定鋸が収納でき、鞘が上下に昇降できる剪定鋸鞘の構造が開示されている。また実用新案登録第3034625号公報には、替え刃の取替えが随時できるように収納できる替え刃収納可能な鋸鞘が提供されている。
【特許文献1】特開平7−213171号公報
【特許文献2】実用新案登録第3034625号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上記特許文献1に示す構造は、鞘が上下に昇降でき、鞘を腰に装着した時の鋸の定位置を決められるものであるが、鋸のサイズには対応できない等、汎用性に欠ける問題があった。また特許文献2に示す鋸鞘は、替え刃の取替えが随時できるように替え刃の収納が可能な鋸鞘であるが、通常の鋸やサイズに対応できない問題があった。
【0004】
そこで本発明は上記従来の問題点を解決し、片刃や両刃の手引き鋸の鋸身のサイズや形状に対して汎用性が大きく、また製作コストを安価にできる鋸鞘の提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
上記課題を達成するため本発明の鋸鞘は、鋸身を収納するための鞘体と、該鞘体の内孔内両側で鋸刃を受け入れる一対の鋸刃保護体と、鋸鞘の基端部を構成して鋸身を挿入させる挿入口構成体と、鋸鞘の先端部を構成して止蓋となる止蓋体とを有する鋸鞘であって、前記鞘体はその断面形状が長手方向に一定な金属成形体とし、前記一対の鋸刃保護体はその断面形状を前記鞘体の内孔内両側の形状に合わせて長手方向に一定な略コ字状としたプラスチック成形体とし、前記鞘体の内孔内両側に前記略コ字状断面を有する鋸刃保護体を挿嵌した状態で、前記鞘体に対してその両側から前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ嵌合すると共に前記鞘体の内孔内の前記一対の鋸刃保護体に結合させることで全体を一体的に構成してあることを第1の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、第1の特徴に加えて、鞘体の外殻に長手方向のリブを複数本形成すると共に、該鞘体のリブに対応して一対の鋸刃保護体の外殻にもリブを形成し、これによって一対の鋸刃保護体を鞘体の内孔内に挿嵌した際に一対の鋸刃保護体のリブが鞘体のリブと相互に嵌り合って位置決め固定されるようにしてあることを第2の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1又は第2の特徴に加えて、一対の鋸刃保護体のリブの基端面と先端面とに前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ結合して固定するための結合用孔を形成してあることを第3の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1〜第3の何れかの特徴に加えて、挿入口構成体は、その基端側を鋸身の挿入口部とすると共に、その先端側を前記鞘体との嵌合部とし、該嵌合部と前記挿入口部との間に段差壁を形成し、該段差壁が前記鞘体の基端面と当接することで位置決めされることを第4の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第4の特徴に加えて、挿入口構成体の挿入口部には、挿入口と、その一側に鋸身を前記挿入口に案内するガイド部とを形成してあることを第5の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第4又は第5の特徴に加えて、挿入口部の一部を肉厚部に形成し、該肉厚部に取付紐を通すための複数の紐挿通孔を形成してあることを第6の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第4〜第6の何れかの特徴に加えて、挿入口構成体の嵌合部には、前記一対の鋸刃保護体のリブに対応して複数本のリブを形成し、該リブには前記一対の鋸刃保護体のリブの結合用孔に対応して、挿入口構成体を貫通する複数の結合用孔を形成してあることを第7の特徴としている。
また本発明の鋸鞘は、上記第1〜第7の何れかの特徴に加えて、鋸の代わりにナイフや鉈等の刃物の収納に用いることを第8の特徴としている。
【発明の効果】
【0006】
請求項1に記載の鋸鞘によれば、鋸身を収納するための鞘体と、該鞘体の内孔内両側で鋸刃を受け入れる一対の鋸刃保護体と、鋸鞘の基端部を構成して鋸身を挿入させる挿入口構成体と、鋸鞘の先端部を構成して止蓋となる止蓋体とを有する鋸鞘であって、前記鞘体はその断面形状が長手方向に一定な金属成形体とし、前記一対の鋸刃保護体はその断面形状を前記鞘体の内孔内両側の形状に合わせて長手方向に一定な略コ字状としたプラスチック成形体とし、前記鞘体の内孔両側に前記略コ字状断面を有する一対の鋸刃保護体を挿嵌した状態で、前記鞘体に対してその両側から前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ嵌合すると共に前記鞘体の内孔内の前記一対の鋸刃保護体に結合させることで全体を一体的に構成してあるので、
プラスチック成形の一対の鋸刃保護体により、鋸刃を刃毀れなく受け入れることができる。そして金属製の鞘体により、鋸身と一対の鋸刃保護体とを熱や水などから防ぐと共に、強度を保持することができる。また鞘体が金属製であるので表面に印刷等もできる。
鞘体及び一対の鋸刃保護体は何れもその断面形状が長手方向に一定としているので、押出成形品として製造されたものを必要に応じた長さに切断でき、種々の長さのものを自在に用意できる。従って種々の長さの鋸鞘を、低コストで製作することができる。そして一対の鋸刃保護体は略コ字状の簡単な形状ではあるが、鞘体の内孔内の両側に挿嵌.配置されることで、鋸刃を刃毀れなく受け入れることができるのみならず、挿入口構成体と止蓋体を取り付けて確実に固定させることができる重要な機能を果たすことができる。
特に金型にて一体成形する鋸鞘の場合は、金型に大きなコストがかかる他、寸法が変わればそれに応じて金型が必要であったが、本発明の場合には鞘体と一対の鋸刃保護体との長さを調整することで、各種サイズに対応した多種の鋸鞘を提供することができる。
【0007】
また請求項2に記載の鋸鞘によれば、請求項1に記載の構成による作用効に加えて、鞘体の外殻に長手方向のリブを複数本形成すると共に、該鞘体のリブに対応して一対の鋸刃保護体の外殻にもリブを形成し、これによって一対の鋸刃保護体を鞘体の内孔内に挿嵌した際に一対の鋸刃保護体のリブが鞘体のリブと相互に嵌り合って位置決め固定されるようしてあるので、
前記リブにより鞘体の内孔内の両側に前記一対の鋸刃保護体を正確に挿嵌し易く、挿嵌後に相互に横ズレが生じない。
またプラススチック製で略コ字状である一対の鋸刃保護体の全体の強度を高く保持することができ、更に鋸鞘を支持して強度を増すことができる。
【0008】
また請求項3に記載の鋸鞘によれば、請求項1又は2に記載の構成による作用効果に加えて、一対の鋸刃保護体のリブの基端面と先端面とに前記挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ固定するための結合用孔を形成してあるので、
前記長手方向に設けられたリブの厚肉を利用して、その基端面と先端面とに結合用孔を設け、良好な取り付け強度をもって挿入口構成体と止蓋体とをそれぞれ取り付けることができる。
【0009】
また請求項4に記載の鋸鞘によれば、請求項1〜3の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、挿入口構成体は、その基端側を鋸身の挿入口部とすると共に、その先端側を前記鞘体との嵌合部とし、該嵌合部と前記挿入口部との間に段差壁を形成し、該段差壁が前記鞘体の基端面と当接することで位置決めされるので、
前記挿入口構成体の前記嵌合部を前記鞘体の基端面から挿入し、前記段差壁が鞘体の基端面に当接するまで押し込むことで、自動的に前記挿入口構成体が前記鞘体の基端面の定位置に挿嵌され、前記内鞘体との結合に最適な位置に位置決めすることができる。
【0010】
また請求項5に記載の鋸鞘によれば、請求項4に記載の構成による作用効果に加えて、挿入口構成体の挿入口部には、挿入口と、その一側に鋸身を前記挿入口に案内するガイド部とを形成してあるので、
鋸の収納時には、鋸身の先端付近がガイド部に沿って案内され、鋸身をスムーズに挿入口内へ導き入れることができる。
【0011】
また請求項6に記載の鋸鞘によれば、請求項4又は5に記載の構成による作用効果に加えて、挿入口部の一部を肉厚部に形成し、該肉厚部に取付紐を通すための複数の紐挿通孔を形成してあるので、
挿入口部の肉厚部を利用して、その紐挿通孔に通した紐により鋸鞘を十分確実に、動かないように身体に定着させることができる。
【0012】
また請求項7に記載の鋸鞘によれば、請求項4〜6の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、挿入口構成体の嵌合部には、前記一対の鋸刃保護体のリブに対応して複数本のリブを形成し、該リブには前記一対の鋸刃保護体のリブの結合用孔に対応して、挿入口構成体を貫通する複数の結合用孔を形成してあるので、
鞘体に嵌合された挿入口構成体を、一対の鋸刃保護体に対して、結合用孔を用いてネジやピン等を用いて確実に結合することができる。よって鋸鞘の挿入口部分を強固に構成することができる。
【0013】
また請求項8に記載の鋸鞘によれば、請求項1〜7の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、鋸の代わりにナイフや鉈等の刃物の収納に用いることができるので、
鋸の他、ナイフ、鉈等の鞘としても利用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下の図面を参照して、本発明の実施形態に係る鋸鞘について説明する。
図1は本発明の実施形態に係る鋸鞘を示す全体斜視図、図2は鋸鞘の鞘体を示す斜視図、図3は鋸鞘の一対の鋸刃保護体を示す斜視図、図4は鋸鞘の挿入口構成体を示す斜視図、図5は挿入口構成体を嵌合部側から見た図、図6は鋸鞘の止蓋体を示す斜視図、図7は止蓋体を基端側から見た図である。
【0015】
図1を参照して、本発明の実施形態に係る鋸鞘1は、鋸身を収納するための鞘体10と、該鞘体10の内孔内の両側に挿嵌する一対の鋸刃保護体20と、鋸鞘の基端部を構成して鋸の挿入口となる挿入口構成体30と、先端部を構成して止蓋となる止蓋体40とからなり、それら鞘体10、一対の鋸刃保護体20、挿入口構成体30、止蓋体40が一体的に結合されることで鋸鞘1が構成される。
【0016】
図2を参照して、鞘体10は金属製からなり、例えばアルミニウム合金やステンレスの耐腐食性材料を使用できる。また鞘体10は長手方向に一定の断面形状であるから、押出し加工により形成したものを適当な長さに切断して用いることができる。
鞘体10は長細い偏平状の筒として鋸鞘の主たる外観を構成する。鞘体10の長さ寸法は、鞘体10の内孔内の両側に挿嵌される一対の鋸刃保護体20の長さよりも少し長く構成されている。
鞘体10には、その外殻11の表裏に、長手方向における基端から先端に至る寸法で、リブ11aが形成されている。各リブ11aに対応する鞘体10の内孔部分は、凹溝状になされている。
【0017】
図3を参照して、一対の鋸刃保護体20は、前記鞘体10の内孔内両側の形状に合わせて、長手方向に一定な略コ字状20aの断面形状を有する外殻21で構成されている。
一対の鋸刃保護体20には、前記鞘体10のリブ11aに対応して、前記略コ字状20aの外殻21の開放端付近に、長手方向の基端から先端に至るリブ21aが形成されている。本実施形態では、リブ21aを表裏にそれぞれ2本ずつ、4本形成している。
一対の鋸刃保護体20の各リブ21aには、長手方向の基端面と先端面とにそれぞれ結合用孔23を形成している。ここで基端面とは挿入口構成体30が結合される側の端面であり、先端面とは前記止蓋体40が結合される側の端面である。これらリブ21aの基端面と先端面は厚肉になされているので、結合用孔23の形成にも効果的に併用できる。この結合用孔23はネジ孔或いはピン止め孔とされる。
一対の鋸刃保護体20は、プラスチック成形体としている。プラスチックとしては特にその材質は限定されないが、強化プラスチックや熱硬化性樹脂を用いることができる。また一対の鋸刃保護体20は、射出成形により長く製造したものを所定の長さに切断して用いることができる。
【0018】
前記鞘体10の内孔内の両側に前記一対の鋸刃保護体20が挿嵌されと、挿嵌された一対の鋸刃保護体20のリブ21aが前記鞘体10のリブ11a、より具体的にはリブ11aの前記凹溝状の内孔部分、に合着した状態となる。鞘体10の内孔内に挿嵌された一対の鋸刃保護体20は、そのリブ21aで前記鞘体10のリブ11aと嵌り合うため、一定の位置に正確に位置決めされ、横方向のズレ(長手方向に直角な方向のズレ)が生じない。
【0019】
図4、図5を参照して、挿入口構成体30はプラスチック製とすることができる。挿入口構成体30の基端側の半部に挿入口部31を形成し、該挿入口構成体30の先端側の残る半部に嵌合部32を形成している。
挿入口部31は、挿入口31aと、その一側に鋸身を該挿入口31aに案内するガイド部31bを形成して構成される。挿入口部31のガイド部31bは、実際には前記挿入口31aの一側で前方に突出した突縁31dの前記挿入口31aに面した面である。
挿入口部31は、前記挿入口31aの前記ガイド部31bがある一側とは反対の他側を肉厚部31cに形成、例えば山形状に膨出させて形成している。この肉厚部31cには、腰紐等の紐を通せるように、2ヶ所に挿通孔34を貫通させて設けている。
【0020】
挿入口構成体30の嵌合部32は、前記鞘体10の基端側に差し込まれて嵌合する部分で、鞘体10の基端面の内孔に丁度嵌り合う断面形状をしている。
嵌合部32には、前記一対の鋸刃保護体20のリブ21aと対応する位置に同形状のリブ32aが形成され、該リブ32aには結合用孔33が貫通して形成されている。
嵌合部32が前記鞘体10に嵌合され、嵌合部32の先端面が前記一対の鋸刃保護体20の先端面に当接した際に、両リブ21a、32aとが相互に一致し、また両結合用孔23、33が一致して当接するようなされている。
嵌合部32には、前記挿入口部31との間に段差壁32bが形成されている。該嵌合部32を前記鞘体10の基端側から挿嵌すると、該段差壁32bに前記鞘体10の基端面11bが当接して、挿入口構成体30の位置決めが自動的にできるよう構成される。
嵌合部32を鞘体10に嵌合し、結合用孔33にネジ又はピン50を挿通して一対の鋸刃保護体20と結合することで、挿入口構成体30の固定が完了する。
【0021】
図6、図7を参照して、止蓋体40は、その先端側に蓋部41を形成し、また基端側に前記鞘体10に挿嵌できる嵌合縁42を形成している。
止蓋体40の蓋部41には、その表裏に前記鞘体10のリブ11aに対応するリブ41aが、嵌合縁42には、その表裏に前記一対の鋸刃保護体20のリブ21aに対応するリブ42aが、それぞれ形成されている。また前記嵌合縁42のリブ42aには、それぞれ結合用孔43が貫通して形成されている。
嵌合縁42は、その外形が前記鞘体10の先端側に丁度嵌合する形状とされており、またその端面が前記一対の鋸刃保護体20の先端面形状と対応するよう形成されている。
嵌合縁42には、前記蓋部41との間に段差壁42bが形成されているので、嵌合縁42を前記鞘体10に挿嵌すると、前記段差壁42bが前記鞘体10の先端面11cと当接して挿着の位置決めをすることができる。そして前記リブ42aに設けられた前記結合用孔43にネジ又はピン50を挿通して前記一対の鋸刃保護体20と結合することで、止蓋体40の固定が完了する。
なお前記鋸刃保護体20の長手方向長さと挿入口構成体30の嵌合部32と止蓋体40の嵌合縁42との長さの合計が、前記鞘体10の長手方向長さと一致する。
【0022】
上記のような構成により、本発明の鋸鞘の構成において、前記鞘体10の内孔内の両側に前記一対の鋸刃保護体20を挿嵌し、該鞘体10の基端面11bの内孔に前記挿入口構成体30を挿嵌してネジ又はピン50で前記一対の鋸刃保護体20と固着し、該鞘体10の先端面11cの内孔に前記止蓋体40を挿嵌し、ネジ又はピン50で前記一対の鋸刃保護体20と固着する。これによって前記鞘体10が前記挿入口構成体30と前記止蓋体40とによって挟持状態に保持された状態で、全体が一体的に構成され、鋸鞘が完成する。
本発明の鋸鞘では、前記一対の鋸刃保護体20と前記鞘体10との切断長さを変更するだけで、各種鋸のサイズに対応できる。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【図1】本発明の実施形態に係る鋸鞘を示す全体斜視図である。
【図2】鋸鞘の鞘体を示す斜視図である。
【図3】鋸鞘の一対の鋸刃保護体を示す斜視図である。
【図4】鋸鞘の挿入口構成体を示す斜視図である。
【図5】挿入口構成体を嵌合部側から見た図である。
【図6】鋸鞘の止蓋体を示す斜視図である。
【図7】止蓋体を基端側から見た図である。
【符号の説明】
【0024】
1 鋸鞘
10 鞘体
11 外殻
11a リブ
11b 基端面
11c 先端面
20 一対の鋸刃保護体
20a 略コ字状
21 外殻
21a リブ
21b 基端面
21c 先端面
23 結合用孔
30 挿入口構成体
31 挿入口部
31a 挿入口
31b ガイド部
31c 肉厚部
31d 突縁
32 嵌合部
32a リブ
32b 段差壁
33 結合用孔
34 挿通孔
40 止蓋体
41 蓋部
41a リブ
42 嵌合縁
42a リブ
42b 段差壁
43 結合用孔
50 ネジ又はピン
【出願人】 【識別番号】590006387
【氏名又は名称】株式会社ユーエム工業
【出願日】 平成18年11月2日(2006.11.2)
【代理人】 【識別番号】100091834
【弁理士】
【氏名又は名称】室田 力雄


【公開番号】 特開2008−114443(P2008−114443A)
【公開日】 平成20年5月22日(2008.5.22)
【出願番号】 特願2006−298680(P2006−298680)