| 【発明の名称】 |
電動工具用案内装置とそれを備えた電動マルノコ |
| 【発明者】 |
【氏名】藤原 健二
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| 【要約】 |
【課題】電動工具による被切断物の切断時に、切断開始から切断終了まで電動工具を安定して案内することができ、持運びも容易な案内装置を提供すること。
【構成】切断刃を備えた電動工具のベースに取付けて被切断物Wの切断時にこの被切断物Wの側縁Eと前記切断刃との切断幅を保つために、前記被切断物Wの横方向に進出または後退させる位置調整部2と、この位置調整部2の一方端部で前記被切断物Wの切断方向Cに延びてこの被切断物Wの側縁Eに接する案内部3とを備え、この案内部3を切断方向Cにスライド可能に構成するとともに、この案内部3のスライド範囲を、この案内部3を前記ベースの右側または左側横方向に位置させた状態で、この案内部3の切断方向端部が前記切断刃の側方位置となるようにする。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 切断刃を備えた電動工具のベースに取付けて被切断物の切断時に該被切断物の側縁と前記切断刃との切断幅を保つ案内装置であって、 前記被切断物の横方向に進出または後退させる位置調整部と、該位置調整部の一方端部で前記被切断物の切断方向に延びて該被切断物の側縁に接する案内部とを備え、 該案内部を切断方向にスライド可能に構成するとともに、該案内部のスライド範囲を、該案内部を前記ベースの右側または左側横方向に位置させた状態で、該案内部の切断方向端部が前記切断刃の側方位置となるようにした電動工具用案内装置。 【請求項2】 前記案内部に、前記位置調整部を固定する取付部材と、該取付部材に固定して前記被切断物の側縁に接する案内部材とを設け、該案内部材を被切断物の切断方向にスライド可能なように前記取付部材に設けるとともに、該案内部材を所定位置で取付部材に固定する取付具を設けた請求項1に記載の電動工具用案内装置。 【請求項3】 前記案内部に前記位置調整部の端部を固定する固定部を設け、該固定部に前記位置調整部を固定する固定具を設けて着脱可能に構成した請求項1または請求項2に記載の電動工具用案内装置。 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動工具用案内装置を備えた電動マルノコ。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、電動工具を被切断物に沿って移動させる時に、その電動工具を被切断物の側縁に沿って案内するための案内装置に関するものである。 【背景技術】 【0002】 従来より、手持ちの電動マルノコ等の電動工具で木材等の被切断物を切断する場合、その被切断物の表面の切断位置に墨線を引き、その墨線に沿って作業者が手で電動工具を移動させて切断している。しかし、作業者が手で電動工具を墨線に沿って移動させるのは非常に難しく、正確に被切断物を切断するのは難しい。そのため、この種の電動工具には、被切断物の一側縁に沿って電動工具を案内するための案内具が設けられたものがある。例えば、電動工具の一種である電動マルノコには、被切断物を所定幅に切断するためにこの種の案内具が設けられている。以下、この電動マルノコを例に説明する。 【0003】 図7は、従来の案内具を備えた電動マルノコを示す斜視図である。図示するように、電動マルノコ51には、切断方向Cに長い矩形状に形成されたベース52が設けられ、このベース52に電動モータ53が固定されている。この電動モータ53には、回転駆動されるノコ刃54が設けられている。ノコ刃54は、前記ベース52の中央部に設けられた開口55から下方に突出している。電動モータ53の上部には把手56が設けられ、この把手56にスイッチ57が設けられている。この把手56を持ち、スイッチ57を指で押すことによってノコ刃54が回転/停止する。ノコ刃54の上方には上カバー58が設けられ、ノコ刃54の下方には、このノコ刃54の切断進行に伴って後方へ回動する下カバー59が設けられている。 【0004】 また、前記ベース52には角度調整部60が設けられている。この角度調節部60は、固定ボルト61を緩めることにより、支点63を中心に、長穴62の範囲で電動モータ53、すなわちノコ刃54のベース52に対する相対角度を変更するものである。この角度調整部60によって、ノコ刃54の刃面に対するベース52の下面の角度を調整することで、被切断物Wの切断角度を調整できる。図示するベース52は、下面が前記ノコ刃54の刃面と直交しており、この状態でベース52を被切断物Wの上面に沿って切断方向Cに移動させれば、ノコ刃54でベース下面と直角に被切断物Wを切断することができる。 【0005】 そして、前記ノコ刃54の切断方向Cの前方に、案内具64が設けられている。この案内具64は、前記ベース52から横方向に進出または後退する位置調整部65と、この位置調整部65の先端に設けられた案内部66とから構成されている。この案内部66のベース52側の面が、案内面である。案内具64は、ベース52からノコ刃54の切断方向Cと直交する方向に進出または後退するように、ベース52に設けられた挿入穴68に挿入された状態で案内部66を所望量突出させてベース52に固定ネジ67で固定されている。 【0006】 このような電動マルノコ51は、ノコ刃54で被切断物Wの切断線L上を切断するように位置させた状態で、前記案内部66の案内面を被切断物Wの側縁Eに沿わせ、前記位置調整部65をベース52に固定する。そして、把手56を持ってスイッチ57でノコ刃54を回転させ、案内部66を被切断物Wの側縁に沿わせながら電動マルノコ51を切断方向Cに移動させることにより、前記案内具64で設定した幅で被切断物Wを切断することができる。 【0007】 この種の従来技術として、被切断物の板厚が薄い場合でも案内できる案内具を提供しようとするものがある(例えば、特許文献1参照)。 【特許文献1】特開平9−150312号公報(第2−3頁、図2) 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0008】 しかしながら、前記図7に示すような電動マルノコ51の場合、案内具64の案内部66が切断方向Cに短いため、この案内部66の案内面後端がノコ刃54の側方位置よりも切断方向Cの前方に位置し、被切断物Wの切断終端部分でノコ刃54を切断線Lに沿って案内することができなくなる。つまり、被切断物Wの切断終端部分で、案内部66が被切断物Wの側縁Eから外れて、ノコ刃54を案内できなくなる。この場合、切断終端部分では作業者が電動マルノコ51を切断線Lに沿って移動させることとなるが、手作業で切断線Lに沿って電動マルノコ51を移動させるのは難しく、切断線が乱れて被切断物Wの端部を正確に切断することができなくなる。 【0009】 一方、前記特許文献1のように、案内具64の案内部66を長くして被切断物Wの切断終端部分まで電動マルノコ51を案内しようとする考えもある。しかし、この種の案内具64は、使用者が作業鞄等に入れて作業現場へと持ち込むため、案内具64が大きくなると持運びが困難になる。 【0010】 しかも、この種の案内具64は、通常、被切断物Wの切断幅に応じて位置調整部65の長さが異なる物を使い分けるため、一般的に、作業者は位置調整部65の長さの異なる案内具64を3種類程度常備するが、前記したように案内部66を長くすると、より案内具64を多く持運ぶのが困難になる。 【0011】 そこで、本発明は、電動工具による被切断物の切断時に、切断開始から切断終了まで電動工具を安定して案内することができ、持運びも容易な案内装置を提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0012】 前記目的を達成するために、本発明の電動工具用案内装置は、切断刃を備えた電動工具のベースに取付けて被切断物の切断時に該被切断物の側縁と前記切断刃との切断幅を保つ案内装置であって、前記被切断物の横方向に進出または後退させる位置調整部と、該位置調整部の一方端部で前記被切断物の切断方向に延びて該被切断物の側縁に接する案内部とを備え、該案内部を切断方向にスライド可能に構成するとともに、該案内部のスライド範囲を、該案内部を前記ベースの右側または左側横方向に位置させた状態で、該案内部の切断方向端部が前記切断刃の側方位置となるようにしている。この明細書及び特許請求の範囲の書類中では、切断方向Cを前後方向、切断方向Cと直交する左右方向を横方向という。これにより、案内部をベースの右側横方向に位置させて切断する場合と、左側横方向に位置させて切断する場合とのいずれでも、使用時には案内部の端部を切断刃の側方に位置させて安定した電動工具の案内ができる案内装置をコンパクトに形成して、案内装置のコンパクト化と重量軽減とを図ることができる。 【0013】 また、前記案内部に、前記位置調整部を固定する取付部材と、該取付部材に固定して前記被切断物の側縁に接する案内部材とを設け、該案内部材を被切断物の切断方向にスライド可能なように前記取付部材に設けるとともに、該案内部材を所定位置で取付部材に固定する取付具を設ければ、案内部材の端部を切断刃の側方までスライドさせて取付部材に固定することにより、切断刃の側方まで延びる案内部を容易に調整することができる案内装置を構成することができる。 【0014】 さらに、前記案内部に前記位置調整部の端部を固定する固定部を設け、該固定部に前記位置調整部を固定する固定具を設ければ、固定具で位置調整部の先端を容易に着脱することができ、使用条件に応じて適した長さの位置調整部を案内部に取付けて安定した作業を行うことが容易にできる。また、位置調整部の交換や、使用時および使用後の分解が迅速にできるとともに、案内部と位置調整部とをコンパクトに収納することができ、長さの異なる位置調整部を持運ぶのが容易に可能となる。 【0015】 一方、本発明の電動マルノコは、これらいずれかの電動工具用案内装置を備えることにより、被切断物の切断終り部分でも安定した案内が可能であり、安定した切断作業を行うことができる。しかも、位置調整部を取外すことにより容易に持運びが可能であるとともに、異なる長さの位置調整部を持ち歩いて作業に応じた長さの位置調整部を使用することが容易に可能であり、大幅な作業性の向上を図ることができる。 【発明の効果】 【0016】 本発明は、以上説明したような手段により、切断開始から切断終了まで電動工具を安定して案内することができ、持運びが容易な案内装置を提供することが可能となる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0017】 以下、本発明の一実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施の形態に係る電動工具用案内装置を示す分解斜視図であり、図2は、図1に示す電動工具用案内装置の組立状態を示す平面図、図3は、図2に示す電動工具用案内装置の正面図である。図4は、図3に示す電動工具用案内装置の断面図であり、(a) はA−A断面図、(b) はB−B断面図、(c) は(b) の固定溝部分のみを示す斜視図、(d) は(b) に示す断面の別例を示す断面図、(e) は(d) の固定溝部分のみを示す斜視図である。以下の実施の形態における電動マルノコ51は、前記図7に示す電動マルノコ51と同一であり、後述する図5(a),(b) と同一であるため、同一の構成には同一の符号を付して、その詳細な説明は省略する。 【0018】 図1に示すように、案内装置1は、前記ベース52(図5)から被切断物Wの横方向に進出または後退する位置調整部2と、この位置調整部2の端部で被切断物W(図5)に接する案内部3とを備えている。 【0019】 前記位置調整部2は、一端が下向きに屈曲させられた平棒状の部材であり、その屈曲された端部が取付端部4に形成され、他端は横方向に延びる平棒状に形成されている。この取付端部4には、その下面に固定具たる固定用ボルト5が設けられている。この固定用ボルト5は、位置調整部2に形成された雌ネジ6に螺合されている。位置調整部2の上面には、被切断物Wの切断幅を示す目盛7が形成されており、この目盛7により位置調整部2で被切断物Wの切断幅を設定する定規として使用できる。 【0020】 前記案内部3は、前記位置調整部2の長手方向と直交する前後方向(切断方向C)に延びるように形成されている。この案内部3は、前記位置調整部2の屈曲された取付端部4を挿入して取付ける固定部たる固定溝9が形成された取付部材8と、この取付部材8に固定する案内部材10とを備えている。 【0021】 図1,2に示すように、前記案内部材10は、平板の長手方向上下を一側方に屈曲させた屈曲部11が形成され、前後方向の端部は前記屈曲部11と同一方向に湾曲させた湾曲部12に形成されている。この案内部材10の反屈曲部側が案内面13に形成されている。屈曲部11は、前記取付部材8を前後方向に案内する機能も兼ねている。また、湾曲部12は、案内部材10が被切断物Wの側縁Eに沿ってスライドする時に被切断物Wの表面に引っ掛かるのを防止している。さらに、案内部材10の前後方向中央部には、屈曲部11と同一方向に立設ボルト14が設けられており、前後方向に2本が設けられている。この立設ボルト14は、案内部材10の案内面13側には突出部が無いように案内部材10に固定されている。 【0022】 一方、図1,3に示すように、前記取付部材8は、この実施の形態では、L字状に屈曲させられた板状の部材で形成されている。L字状の縦向きのスライド部15が前記案内部材10の屈曲部11の間に嵌る高さで形成され、このスライド部15には、案内部材10の前後方向に延びる長穴16が設けられている。この長穴16は、前記取付部材8に設けられた2本の立設ボルト14が所定量スライドできる長さで形成されており、この長穴16の範囲内で立設ボルト14をスライドさせることにより、取付部材8と案内部材10との前後方向位置関係を変更することができる。このスライド量としては、案内部材10を切断方向後方にスライドさせた時に、案内部材10の後端が前記ノコ刃54の側方に位置する範囲に設定される。 【0023】 また、この取付部材8のL字状横向きの取付部17には、前記位置調整部2の取付端部4を固定する固定部たる固定溝9が設けられている。図4(a),(b),(c) に示すように、この実施の形態では、取付部17の2箇所を上面から下向きにプレスして一部を屈曲させることにより、この屈曲させた取付部17の一部で固定溝9が形成されている。このようにプレス加工で固定溝9を形成することにより、固定溝9の形成が容易に可能であるとともに、下向きにプレスして屈曲させて形成した固定溝9の間に隙間18ができるようにしている。この固定溝9の間に隙間18を形成することにより、前記位置調整部2の取付端部4を固定溝9に挿入するときに、取付端部4に設けられた固定用ボルト5が隙間18を通って一方の固定溝9の奥まで挿入できるようにしている。この固定用ボルト5を2箇所に設けた固定溝9の間に位置させることにより、この固定用ボルト5を締め込むことによって、取付部17と固定溝9との間で位置調整部2を固定できるようにしている。 【0024】 この固定溝9としては、この実施の形態以外に、図4(d),(e) に示すように、取付部材8の取付部17の下面に固定溝9を形成するU字状の溝形成部材21を設けてもよい。このようにした場合、溝形成部材21に雌ネジ22を形成し、この雌ネジ22に固定用ボルト5を螺合して位置調整部2を取付部17に固定するようにしてもよい。この場合、位置調整部2に雌ネジ6を形成する必要はない。なお、他の構成で位置調整部2と案内部3とを着脱可能に構成してもよい。 【0025】 前記したように形成された取付部材8と案内部材10とは、取付部材8に設けられた長穴16に、前記案内部材10に設けられた立設ボルト14を挿入し、ワッシャ19を介して取付具たる取付ネジ20を立設ボルト14に螺合することにより、これら取付部材8と案内部材10とが一体に固定された案内部3を形成することができる。この実施の形態の取付ネジ20は、作業者が手で操作できる大きさで形成されており、手で容易に緩めたり締めたりできる。 【0026】 そして、この案内部3に設けられた固定溝9に前記位置調整部2の端部に形成された取付端部4を挿入し、固定用ボルト5で案内部3の取付部17に固定することにより、これら位置調整部2と案内部3とが一体となった案内装置1が形成される。この固定は、固定用ボルト5にちょうボルトを採用しているので、作業者が手で容易に固定することができる。この案内装置1は、図1,2に示すように、被切断物Wの側縁Eに沿わせる案内部32に対して位置調整部2が直交する方向に延びる、平面視が略T字状に形成される。このように形成された案内装置1は、位置調整部2に形成された目盛4が、案内面13からノコ刃54(図5)の切断位置までを設定する定規として使用できる。 【0027】 図5(a),(b) は、図1に示す電動工具用案内装置の使用状態を示す斜視図である。図5(a),(b) に示す電動マルノコ51は前記図7と同一の構成であり、前記案内装置1は、この電動マルノコ51のベース52に設けられた挿入穴68に位置調整部2を挿入し、案内部3をベース52の横方向に位置させた状態で固定して使用される。案内装置1の位置調整部2をベース52に固定している固定ネジ67を緩めることにより、案内装置1をベース52から横方向に進出または後退させることができる。 【0028】 図5(a) に示す状態は、被切断物Wの右側を切断する場合の終端部分を示している。図示するように、被切断物Wの右側を所定幅で切断する場合、電動マルノコ51のベース52から右側に案内部3が進出するように案内装置1を取付け、ノコ刃54を切断線L上に位置させるとともに、案内部3の案内面13を被切断物Wの右側側縁Eに沿わせて位置調整部2をベース52に固定する。この時、取付ネジ20を手で緩めて案内部材10を取付部材8から切断方向Cの後方にずらして固定することにより、この案内部材10の後端をノコ刃54の側方に位置させることができる。 【0029】 そして、この案内装置1を設けた電動マルノコ51の把手56を持ち、案内部3を被切断物Wの側縁Eに沿わせながら切断方向Cに移動させることにより、案内装置1で設定した所定幅Hで被切断物Wを切断することができる。しかも、案内部3の案内部材10を切断方向Cの後方にずらすことによりノコ刃54の側方位置まで案内面13があるので、ノコ刃54で被切断物Wを切断終了するまで案内部3で電動マルノコ51を安定して案内することができ、切断終了端部も正確な切断幅Hで切断することができる。 【0030】 一方、図5(b) に示す状態は、被切断物Wの左側を切断する場合の終端部分を示している。図示するように、被切断物Wの左側を所定幅で切断する場合、電動マルノコ51のベース52から左側に案内部3が進出するように案内装置1を取付け、ノコ刃54を切断線L上に位置させるとともに、案内部3の案内面13を被切断物Wの左側側縁Eに沿わせて位置調整部2をベース52に固定する。この時、取付ネジ20を手で緩めて案内部材10を取付部材8から切断方向Cの後方にずらして固定することにより、この案内部材10の後端をノコ刃54の側方に位置させることができる。 【0031】 そして、この案内装置1を設けた電動マルノコ51の把手56を持ち、案内部3を被切断物Wの側縁Eに沿わせながら切断方向Cに移動させることにより、案内装置1で設定した所定幅Hで被切断物Wを切断することができる。しかも、案内部3の案内部材10を切断方向Cの後方にずらすことによりノコ刃54の側方位置まで案内面13があるので、ノコ刃54で被切断物Wを切断終了するまで案内部3で電動マルノコ51を安定して案内することができ、切断終了端部も正確な切断幅Hで切断することができる。 【0032】 このように、被切断物Wの切断位置に応じて案内部材10を切断方向Cの後方にずらすことができるようにすることにより、ノコ刃54で被切断物Wの終端を切断するまで案内部材10で電動マルノコ51を安定して案内できるようにするとともに、案内部材10をできるだけコンパクトにしている。つまり、案内部材10を切断方向Cにずらせるようにして、使用時には切断終端まで安定した案内ができ案内部材10を、作業者が持運ぶ工具としてはコンパクトな重量軽減を図ったものとしている。 【0033】 図6は、図2に示す電動工具用案内装置の分解状態を示す平面図である。前記したように、案内装置1は、位置調整部2を案内部3に固定している1本の固定用ボルト5を緩めることにより位置調整部2と案内部3とを分解できる。この実施の形態では、前記したようにちょうボルトで構成された固定用ボルト5を作業者が手で緩め、位置調整部2の取付端部4を固定溝9から抜くことによって容易に分解できる。この実施の形態では、固定用ボルト5が位置調整部2の雌ネジ6に取付いた状態で分解される。これらを分解した場合、図示するように、位置調整部2と案内部3とはそれぞれ略I字状の部材になるので、これらを平行に並べれば容易に作業鞄に入れて持運ぶことができる。図示する例では、一般的に持運ばれる長さの異なる3種類の位置調整部2,23,24と、共通して使用できる案内部3とを並べて示している。このように、一般的に持運ばれる長さの異なる数種類の位置調整部2をコンパクトにして持運ぶことができるので、作業に適した位置調整部2,23,24を選択的に使用して適切な作業を迅速に行えるとともに、持運びが容易な電動工具用案内装置1を提供することができる。 【0034】 なお、前記実施の形態では、電動工具として電動マルノコを例に説明したが、他にカッタ等の電動工具でも同様の使用形態の場合は本発明を適用することはでき、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。 【0035】 また、前述した実施の形態は一例を示しており、本発明の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本発明は前述した実施の形態に限定されるものではない。 【産業上の利用可能性】 【0036】 本発明に係る電動工具用案内装置は、電動マルノコやカッタ等の電動工具による切断幅を一定に保つのに有用である。 【図面の簡単な説明】 【0037】 【図1】本発明の第1実施の形態に係る電動工具用案内装置を示す分解斜視図である。 【図2】図1に示す電動工具用案内装置の組立状態を示す平面図である。 【図3】図2に示す電動工具用案内装置の正面図である。 【図4】図3に示す電動工具用案内装置の断面図であり、(a) はA−A断面図、(b) はB−B断面図、(c) は(b) の固定溝部分のみを示す斜視図、(d) は(b) に示す断面の別例を示す断面図、(e) は(d) の固定溝部分のみを示す斜視図である。 【図5】(a),(b) は、図1に示す電動工具用案内装置の使用状態を示す斜視図である。 【図6】図2に示す電動工具用案内装置の分解状態を示す平面図である。 【図7】従来の案内具を備えた電動マルノコを示す斜視図である。 【符号の説明】 【0038】 1…案内装置 2…位置調整部 3…案内部 4…取付端部 5…固定用ボルト(固定具) 8…取付部材 9…固定溝(固定部) 10…案内部材 13…案内面 14…立設ボルト 15…スライド部 16…長穴 17…取付部 18…隙間 20…取付ネジ(取付具) 23,24…位置調整部 51…電動マルノコ 52…ベース 54…ノコ刃 67…固定ネジ 68…挿入穴 C…切断方向 L…切断線 W…被切断物 E…側縁 H…切断幅
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| 【出願人】 |
【識別番号】592109950 【氏名又は名称】株式会社小林鉄工所
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| 【出願日】 |
平成18年7月31日(2006.7.31) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100065868 【弁理士】 【氏名又は名称】角田 嘉宏
【識別番号】100106242 【弁理士】 【氏名又は名称】古川 安航
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| 【公開番号】 |
特開2008−30339(P2008−30339A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月14日(2008.2.14) |
| 【出願番号】 |
特願2006−207406(P2006−207406) |
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