| 【発明の名称】 |
鋸刃 |
| 【発明者】 |
【氏名】宮脇 昌三
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| 【要約】 |
【課題】歯のピッチや歯の大きさに好ましい変化をもたらすことにより、被切断物を切断する際の人力の軽減を図り、切断スピードを速め、被切断物の対象範囲を広くすることができる鋸刃の提供を目的とする。
【構成】刃渡り部2に複数の歯3を有する鋸刃1であって、前記歯3は、そのピッチを前記刃渡り部2の一端側から他端側にかけて1乃至複数毎に徐々に増加するように形成してある。また全ての歯先を同一高さとすると共に歯先の角度を同一とし、且つ歯深を変えることでピッチが大きいほど歯3が大きくなるように形成してある。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記歯は、そのピッチを前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて1乃至複数毎に徐々に増加するように形成してあることを特徴とする鋸刃。 【請求項2】 刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて、ピッチの異なる2種類の歯を1乃至複数枚毎に交互に形成してあることを特徴とする鋸刃。 【請求項3】 刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて、歯のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返すように形成してあることを特徴とする鋸刃。 【請求項4】 引き鋸用であって、刃渡り部の基端側の歯をピッチの小さい歯で形成してあることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の鋸刃。 【請求項5】 全ての歯先を同一高さとすると共に歯先の角度を同一とし、且つ歯深を変えることでピッチが大きいほど歯が大きくなるように形成してあることを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の鋸刃。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、ピッチの異なる歯を持つ鋸刃に関する。 【背景技術】 【0002】 従来の一般的な手引き鋸では、その歯が等ピッチで配列されている。歯群を等ピッチの同形歯で構成した鋸では、被切断物を綺麗に切断するには、切断始めから切断終わりまでをできるだけ同じ力でもって人力を加える必要があり、また切断速さはその人力の程度によって決まるので、速く切断するには相当の労力を必要とする。 また被切断物に対する切り始めの歯の逃げ、即ち被切断物に対する切り始めの歯の位置がなかなか所定の位置に定まり難い問題があり、また所定の切り筋で上手く切断することができない問題や、歯のピッチの大小によって切断できる対象物の種類も限定されるという問題があった。 一方、特開2005−74667号公報には、3種の鋸歯を4対または8対を単位として規則的に配列して構成された鋸刃の配列が開示されている(特許文献1)。また特開2005−22380号公報には、複数個の並列する横引歯の途中に隣接1対の縦引歯が適宜間隔を置いて形成された鋸が、特開2002−321202号公報には、アサリ歯の配列中に刃付部を形成した切り歯を混在配置させた鋸刃が開示されている(特許文献2、3)。 【特許文献1】特開2005−74667号公報 【特許文献2】特開2005−22380号公報 【特許文献3】特開2002−321202号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 上記特許文献1に示す鋸歯は、外向きのアサリを付けた外刃を50%、内向きのアサリを付けた内刃を25%、アサリを付けない中立刃を25%とした3種類の鋸歯を、4対または8対を単位として配列された構成としているので、切り始めに歯が逃げずに切り込みができるが、切り込み深さが浅くなり、切断時間と労力が多くかかる問題がある。 また上記特許文献2の鋸は、複数個の鋸歯を並列形成し、該複数個の鋸歯は複数個の並列する横引歯から形成され、横引歯の途中に隣接1対の縦引歯が適宜間隔を置いて形成されている。また特許文献3の鋸刃は、アサリを形成したアサリ歯の配列中に、刃付部を形成した切り歯をアサリ歯よりもやや突出した状態に混在配置している。このように構成することによって、切断速度を速くすることができるが、切断時に切断抵抗が生じると共に、綺麗な切れ後にならない問題があった。 【0004】 そこで本発明は上記従来における問題を解消し、歯のピッチや歯の大きさに好ましい変化をもたらすことにより、被切断物を切断する際の人力の軽減を図り、切断スピードを速め、被切断物の対象範囲を広くすることができる鋸刃の提供を目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0005】 上記課題を達成するための本発明の鋸刃は、刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記歯は、そのピッチを前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて1乃至複数毎に徐々に増加するように形成してあることを第1の特徴としている。 また本発明の鋸刃は、刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて、ピッチの異なる2種類の歯を1乃至複数枚毎に交互に形成してあることを第2の特徴としている。 また本発明の鋸刃は、刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて、歯のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返すように形成してあることを第3の特徴としている。 また本発明の鋸刃は、上記第1又は第3の特徴に加えて、引き鋸用であって、刃渡り部の基端側の歯をピッチの小さい歯で形成してあることを第4の特徴としている。 また本発明の鋸刃は、上記第1〜第3の何れかに記載の特徴に加えて、全ての歯先を同一高さとすると共に歯先の角度を同一とし、且つ歯深を変えることでピッチが大きいほど歯が大きくなるように形成してあることを第5の特徴としている。 【発明の効果】 【0006】 請求項1に記載の鋸刃によれば、刃渡り部に複数の歯を有する鋸刃であって、前記歯は、そのピッチを前記刃渡り部の一端側から他端側にかけて1乃至複数毎に徐々に増加するように形成しているので、木材等の切断において、一端側の小さなピッチの歯から被切断物に切り込みが開始され、道筋のついた切込溝に徐々に大きなピッチの歯が導かれて連続的に切断が展開される。よって小さなピッチの歯により被切断物に少ない抵抗で切り込みが行え、切り筋がついた後にはピッチの大きな歯で連続して深く切り込み、同時に挽き粉をかき出して切断することが可能となった。 また小さなピッチの歯から大きなピッチの歯へと切断が展開されるので、先ず小さなピッチの歯によって、木材等の被切断物に対しては歯の逃げが生じることなく、所定の位置に確実に切断の道筋を切り込み開始することができる。よって後続する歯を確実に前記切り込まれた道筋に導くことが可能となり、1本の綺麗な切り溝を構成して切断を行うことが可能となる。 また鋸刃の歯を小さなピッチの歯から大きなピッチの歯へと徐々に増加させるようにしたことで、ピッチの小さい歯からピッチの大きな歯までの広い範囲の歯を持って被切断物に対処することができる。よってより広い対象範囲の色々な被切断物に対しても、その切断作業を行うことが可能となった。 請求項1の発明によれば、被切断物を切り始める際においては、歯が所定の切り込み位置から此方彼方此方へと外れて逃げることなく、所定の位置からスムーズに、正確に切断を始めることができる。そして歯のピッチを連続して増加させるように形成したことで、1ストローク中においても徐々に切断に対する抵抗を減少させることができ、また歯の切断力を増すことができ、労力の軽減と切断速度を増加させることが可能となった。従ってこれまでのように、切り始めから切り終わりまでの1ストローク中の全期間に渡って力を加えるようなことをしなくてすむようになった。 【0007】 請求項2に記載の鋸刃によれば、刃渡り部の一端側から他端側にかけて、ピッチの異なる2種類の歯を1乃至複数枚毎に交互に形成しているので、木材等の切断において、引き手方向に小さなピッチの歯から被切断物に切り込み、間もなく大きなピッチの歯へと連続してピッチの異なる歯が交互に切断するように展開されるので、小さなピッチの歯が切断方向を真っ直ぐ正確に切り込みをしながら大きなピッチの歯が深く切り込みを行うこととなり、切れ味もよく、切断速度が速くなって、切断労力の軽減が可能となった。 【0008】 請求項3に記載の鋸刃によれば、刃渡り部の一端側から他端側にかけて、歯のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返すように形成してあるので、木材等の切断において、一端側から他端側にかけて、小さなピッチの歯から被切断物に切り込みが開始され、続いて大きなピッチの歯へと連続して切断が展開されていく。よって小さなピッチの歯が切断方向を真っ直ぐ正確に切り込みをしながら大きなピッチの歯が深く切り込みを行い、且つこれが複数回繰り返されることで、切れ味もよく、切断速度が速くなって、切断労力の軽減が期待できる。 【0009】 請求項4に記載の鋸刃によれば、上記請求項1〜3の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、刃渡り部の基端側の歯をピッチの小さい歯で形成してあるので、特に引き鋸に適しており、被切断物を切り始める時に切り込みの抵抗が小さくなり、スムーズに切断することができる。 【0010】 請求項5に記載の鋸刃によれば、上記請求項1〜4の何れかに記載の構成による作用効果に加えて、全ての歯先を同一高さとすると共に歯先の角度を同一とし、且つ歯深を変えることでピッチが小さいほど歯が小さく、ピッチが大きくなるほど歯が大きくなるように形成してあるので、被切断物の切り始めにおける抵抗を小さい歯で小さくすることができると共に、正確な位置から切り込みを開始することができる。更に同一高さの歯先で、歯先に掛かる切断抵抗力を分散することができ、またピッチの増加に応じて歯が大きくなることによって歯に加わる切断抵抗が軽減され、大きく切り込みすることができる。よって正確な位置での切断、綺麗な切断、楽な切断が期待できる。 【発明を実施するための最良の形態】 【0011】 以下の図面を参照して、本発明の実施の形態を詳細に説明する。 図1は本発明の第1の実施形態に係る鋸刃の正面図、図2は本発明の第1の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図、図3は本発明の第2の実施形態に係る鋸刃の正面図、図4は本発明の第2の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図、図5は本発明の第3の実施形態に係る鋸刃の正面図、図6は本発明の第3の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図である。 【0012】 先ず図1、図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る鋸刃1を説明する。 この鋸刃1の場合は、刃渡り部2に複数の歯3を有し、基端側の上端にフック係止溝4と下端にボルト挿通孔5を設けて形成されている。 【0013】 前記刃渡り部2の歯3は、刃渡り部2の一端側から他端側にかけて歯3のピッチが徐々に増加するように形成されている。 本実施形態に示す手引き鋸等の引き鋸の場合は、刃渡り部2の基端側から先端側にかけて該歯3のピッチが徐々に増加する連続拡大歯列2aを形成させてある。 勿論、押し鋸の場合は、先端側から基端側にかけて歯3のピッチが徐々に増加するように連続拡大歯列2aが構成されることになる。 【0014】 前記連続拡大歯列2aは、引き手方向となる基端側が小さなピッチの歯3となり、ピッチが大きいほど歯3が大きくなるようにして、先端側では大きなピッチの歯3となって形成されている。 基端側が小さなピッチの歯3となることによって、被切断物に対して切り始めの切り込みがし易く、切り込み開始位置の所定の位置からのズレを無くすことができる。また切り込み開始位置付近に、不要な切り込み失敗傷を付けることも無くすことが可能となる。 また歯3が基端側から先端側へ向けて徐々に大きくなるように構成されているので、スムーズに切断作業が行える。 【0015】 前記小さなピッチの歯3と大きなピッチの歯3は、歯先3aを同一高さにすると共に、歯先3aの角度を同一とし、歯深3bを変えることでピッチが大きいほど歯3が大きくなるように形成している。歯先3aを同一高さにすると共に歯先3aの角度を同一とすることにより、歯先3aに掛かる切断抵抗を分散させることができる。またピッチを増加させて歯3が徐々に大きくなるように歯深3bを変化させることで、切断時の切り始めの抵抗を小さくすることができる。更に同じ歯先3aの高さで連続して徐々に拡大した歯3となるので、切断抵抗が徐々に軽減され、且つ徐々に切り込みを大きくでき、全体として切り込みが容易で正確となり、真っ直ぐで、正確で綺麗な切断を行うことができる。 また従来の歯の形状やピッチが単一の鋸刀の場合には、切断に適した被切断物の対象が狭く限定されていたが、本実施例の鋸刃のように構成することによって、1つの鋸刃による被切断物の対象を薄物から丸太等の厚物まで、広い範囲に広げることが可能となった。 【0016】 前記連続拡大歯列2aは、歯3の1枚毎にそのピッチが増加するように構成しているが、鋸刃1の大きさ(長さ)や、その他の条件に応じて複数毎にそのピッチが増加させるように構成することも可能である。複数枚毎にピッチを徐々に増加させることで、1枚ずつ増加させる場合と同様に、1ストローク中において鋸刃1が進むに連れ、その切断スピードを高めることができる。 【0017】 前記フック係止溝4は、鋸柄部に鋸刃1を取り付ける時に、該鋸刃1と鋸柄部とをフックで係止するための溝である。 また前記ボルト挿通孔5は、鋸柄部に鋸刃1を取り付ける時に、該鋸刃1と鋸柄部とをボルトを挿通して螺着させるための孔である。 【0018】 以上のようにして、本第1の実施形態の鋸刃1では、刃渡り部2に歯3のピッチが徐々に増加する連続拡大歯列2aを形成し、この鋸刃1を鋸柄部に挿入し、フック係止溝4にフックを係止し、またボルト挿通孔5にボルトを挿通して螺着することで、鋸刃1を鋸柄部に取り付けた鋸が完成する。 ピッチが徐々に増加する連続拡大歯列2aの形成によって、被切断物に対して小さなピッチの歯3と大きなピッチの歯3のピッチの境界を無くしたので、歯先3aに掛かる切断抵抗を分散させることができる。また歯3が徐々に大きくなるに比例して歯深3bを変化させるようにしたことで、切り始めの抵抗が少なく、連続して徐々に大きな歯が深く切るようになり、従来の切断にように終始同じ人力を必要とせず、労力を軽減して切断作業が行うことができる。この結果、薄物から大きい丸太まで被切断物の対象の範囲を広げることができると共に、真っ直ぐで綺麗な切断を行うことができる。 【0019】 図3、図4を参照して、本発明の第2の実施形態の鋸刃10を説明する。 この鋸刃10の場合、刃渡り部20にピッチの異なる2種類の歯30a、30bを複数枚毎に交互に形成している。勿論、ピッチの異なる2種類の歯30a、30bを1枚毎に交互に形成することも可能である。 また基端側の上端にフック係止溝40と下端にボルト挿通孔50を設けている。この鋸刃10も手引き鋸用である。 【0020】 本第2の実施形態における刃渡り部20には、小さなピッチの歯30aと大きなピッチの歯30bとを複数枚毎に交互に形成したピッチの異なる2種類の歯列20aが構成されている。 なお前記ピッチの異なる2種類の歯列20aは、小さなピッチの歯30aと大きなピッチの歯30bを1枚毎に交互に形成することも可能である。 【0021】 前記小さなピッチの歯30aと前記大きなピッチの歯30bは、歯先30cを同一高さとすると共に歯先30cの角度を同一とし、且つ歯深30dを変えることでピッチが大きいほど歯30が大きくなるように形成している。 なお小さなピッチの歯30aの連続配置枚数と大きなピッチの歯30bの連続配置枚数は特に限定されるものではないが、小さなピッチの歯30aの連続配置枚数を大きなピッチの歯30bより多くし、配置領域としては同程度の寸法の領域が交互に生じるようにするのが好ましい。 【0022】 前記刃渡り部20の基端側と先端側の歯30は、ピッチの小さい歯30aで形成している。これによって1ストローク中における切り始めと切り終わりでの切り込み具合がきめ細かくなり、往復ストロークでの鋸刃10のスムーズな移動を確保することができる。 【0023】 前記フック係止溝40は、鋸柄部に鋸刃10を取り付ける際に、該鋸刃10と鋸柄部とをフックで係止する溝である。 また前記ボルト挿通孔50は、鋸柄部に鋸刃10を取り付ける際に、該鋸刃10と鋸柄部とをボルトを挿通して螺着できる孔である。 【0024】 本発明の第2の実施形態の鋸刃10では、刃渡り部20にピッチの異なる歯30a、30bを複数枚毎に交互に設けたピッチの異なる2種類の歯列20aを形成し、この鋸刃10を鋸柄部に挿入し、フック係止溝40にはフックを係止し、ボルト挿通孔50にはボルトを挿通して螺着することで、鋸刃10を鋸柄部に取り付けた鋸が完成する。 ピッチの異なる2種類の刃列20aを構成することによって、被切断物に対して切断力が増し、小さなピッチの歯30aと大きなピッチの歯30bとで交互に切断することで、切断スピードが速く、正確に切断することが可能となった。 【0025】 図5、図6を参照して、本発明の第3の実施形態の鋸刃60を説明する。 この鋸刃60の場合、刃渡り部70に歯80のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返すように形成している。 また基端側の上端にフック係止溝90と下端にボルト挿通孔100を設けて構成されている。この鋸刃60も手引き鋸用である。 【0026】 本実施形態に示す手引き鋸等の引き鋸の場合は、刃渡り部70の基端側から先端側にかけて前記歯80のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返し、歯を山形80cのように形成している。 勿論、押し鋸の場合は、先端側から基端側にかけて歯80のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返す山形80cに形成されることになる。 前記刃渡り部70には、該刃渡り部70の基端側から先端側にかけて連続する複数の歯の山形80cよって山並み形状となる増減反復歯形列70aが構成されている。 前記増減反復歯形列70aは、鋸刃60の大きさ(長さ)に応じて一定の範囲でピッチを増加と減少とを繰り返す山形80cを増加するよう構成することも可能である。 【0027】 前記歯80は、歯先80aを同一高さとすると共に歯先80aの角度を同一とし、且つ歯深80bを変えることで、ピッチが大きいほど歯80が大きくなるように形成し、小さなピッチの歯80から徐々に大きなピッチの歯80になり、更に徐々に小さなピッチの歯80となるような連続する配置に構成されている。 なお連続する配置枚数は、特に限定されるものではない。 【0028】 前記刃渡り部70の基端側と先端側の歯80は、ピッチの小さい歯80で形成している。これによって、1ストローク中における切り始めと切り終わりでの切り込み具合がきめ細かくなり、往復ストロークでの鋸刃60のスムーズな移動を確保することができる。 【0029】 前記フック係止溝90は、鋸柄部に鋸刃60を取り付ける際に、該鋸刃60と鋸柄部とをフックで係止する溝である。 また前記ボルト挿通孔100は、鋸柄部に鋸刃60を取り付ける際に、該鋸刃60と鋸柄部とをボルトを挿通して螺着できる孔である。 【0030】 本発明の第3の実施形態の鋸刃60では、刃渡り部70に歯80のピッチを一定の範囲で1枚毎に徐々に増加と減少を繰り返す増減反復歯形列70aを形成し、この鋸刃60を鋸柄部に挿入し、フック係止溝90にはフックを係止し、ボルト挿通孔100にはボルトを挿通して螺着することで、鋸刃60を鋸柄部に取り付けた鋸が完成する。 ピッチの境界を無くし、切断抵抗が少ない小さな歯80から徐々に大きくなり、そして徐々に小さくなるように、一定の範囲で歯の山形80cが形成され、その山形80cが連続することによって山並み形状となる増減反復歯形列70aを構成したことで、切り始めの抵抗が少なく、連続して徐々に大きな歯が深く切るようになり、従来の切断にように終始同じ人力を必要とせず、労力を軽減して切断作業が行うことができる。歯80のピッチの増減を交互に形成することによって、被切断物に対する切断力が増し、切断スピードが速く、正確に切断することが可能となった。 【図面の簡単な説明】 【0031】 【図1】本発明の第1の実施形態に係る鋸刃の正面図である。 【図2】本発明の第1の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図である。 【図3】本発明の第2の実施形態に係る鋸刃の正面図である。 【図4】本発明の第2の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図である。 【図5】本発明の第3の実施形態に係る鋸刃の正面図である。 【図6】本発明の第3の実施形態に係る鋸刃の刃渡り部の正面拡大図である。 【符号の説明】 【0032】 1 鋸刃 2 刃渡り部 2a 連続拡大歯列 3 歯 3a 歯先 3b 歯深 4 フック係止溝 5 ボルト挿通孔 10 鋸刃 20 刃渡り部 20a ピッチの異なる2種類の歯列 30 歯 30a 小さなピッチの歯 30b 大きなピッチの歯 30c 歯先 30d 歯深 40 フック係止溝 50 ボルト挿通孔 60 鋸刃 70 刃渡り部 70a 増減反復歯形列 80 歯 80a 歯先 80b 歯深 80c 歯の山形 90 フック係止溝 100 ボルト挿通孔
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| 【出願人】 |
【識別番号】590006387 【氏名又は名称】株式会社ユーエム工業
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| 【出願日】 |
平成18年7月21日(2006.7.21) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100091834 【弁理士】 【氏名又は名称】室田 力雄
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| 【公開番号】 |
特開2008−23845(P2008−23845A) |
| 【公開日】 |
平成20年2月7日(2008.2.7) |
| 【出願番号】 |
特願2006−198933(P2006−198933) |
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