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【発明の名称】 情報読み取り防止穴あけ具
【発明者】 【氏名】福田 実

【氏名】福田 京子

【氏名】福田 直子

【要約】 【課題】破棄したい情報が箱等に直接書かれていても、また、シール等を使って箱等に貼られている場合でもシール等を剥がさずに、破棄したい情報を読み取り不能にすることができ、ゴミの出ない情報読み取り防止具を提供する。

【解決手段】先端が鋭利に尖った鋸状の刃2を持つ円盤状のカッター1により、紙等に穴をあける穴あけ具であって、柄6と前記柄6の下端に形成された支持脚4、前記支持脚4の底面中央に取り付けられたガード部材5、及び前記支持脚4に対して回動自在に支持された前記カッター1と前記カッター1の左右両側面に回動自在に取り付けられたローラー3とを備え、破棄したい情報が記載されている箇所に前記カッター1を当て押引すれば、前記刃2が破棄したい箇所に穴をあけ、情報を読み取り不能にすることを特徴とする情報読み取り防止穴あけ具。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
先端が鋭利に尖った鋸状の刃(2)を持つ円盤状のカッター(1)により、紙等に穴をあける穴あけ具であって、柄(6)と前記柄(6)の下端に形成された支持脚(4)、前記支持脚(4)の底面中央に取り付けられたガード部材(5)、及び前記支持脚(4)に対して回動自在に支持された前記カッター(1)と前記カッター(1)の左右両側面に回動自在に取り付けられたローラー(3)とを備え、破棄したい情報が記載されている箇所に前記カッター(1)を当て押引すれば、前記鋸状の刃(2)が破棄したい箇所に穴をあけ、情報を読み取り不能にすることを特徴とする情報読み取り防止穴あけ具。
【請求項2】
円盤状のカッター(1)を、複数個取り付けたことを特徴とする請求項1記載の情報読み取り防止穴あけ具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、紙等に穴をあける穴あけ具に関するもので、特に、小包や宅配便等に表示されている宛名の情報読み取り防止穴あけ具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
住所・氏名・電話番号等は、個人情報のなかで最も基本的な情報の一つであり、その取扱には十分な注意を払わねばならない。そこで、従来、それらの個人情報の流出を防止するため、小包・ハガキ・封筒等のそれらが記載された箇所を手で細かく裂いていた。しかし、破棄すべき箇所を上手に切り裂くことは困難であり、面倒であった。これを解決するために、鋏やシュレッダーを使って裁断したり、パンチで切り取ったりした。また、情報流出を防止するための技術も多数提案されている。例えば、ダイレクトメールの宛名部分や磁気記録部分等に孔を開けて第三者が読み取れないようにした情報流出防止用パンチの提案(特許文献1参照)が知られている。
【特許文献1】特開2004−25361号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、これらの方法は、破棄したい情報が記載された宛名シール等が、箱状のもの例えば段ボールに貼り付けられている場合、そのままでは処理できず、一旦剥がしてから裁断しなければならなかった。また、住所・氏名等が箱等に直接書かれている場合、手やカッターを使って引き裂くしか方法がなかった。さらに、従来の手段では、裁断された切り屑でゴミも発生し、引き裂かれた段ボールは、そのままでは再利用できないという問題点もあった。
【0004】
そこで、本発明は、破棄したい情報が箱等に直接書かれていても、また、シール等を使って箱等に貼られている場合でも、シール等を剥がさずに、破棄したい情報を読み取り不能にすることができて、ゴミの出ない情報読み取り防止具を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記課題を達成するために本発明は、次の具体的手段を採っている。即ち、本発明に係る情報読み取り防止穴あけ具は、先端が鋭利に尖った鋸状の刃を持つ円盤状のカッターにより、紙等に穴をあける穴あけ具であって、柄と前記柄の下端に形成された支持脚、前記支持脚の底面中央に取り付けられたガード部材、及び前記支持脚に対して回動自在に支持された前記カッターと前記カッターの左右両側面に回動自在に取り付けられたローラーとを備え、破棄したい情報が記載されている箇所に前記カッターを当て押引すれば、前記鋸状の刃が破棄したい箇所に穴をあけ、情報を読み取り不能にすることを特徴とする。
【0006】
また、本発明に係る情報読み取り防止穴あけ具は、円盤状のカッターを複数個取り付けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0007】
本発明は、前記のように構成したことにより、効果は次の通りである。
【0008】
破棄したい情報が箱等に直接書かれていても、シール等を使って箱に貼られている場合でもシール等を剥がさずに、破棄したい情報を読み取り不能にできる。
【0009】
また、切り取ったりしないので、ゴミが発生せず段ボール等を再利用できる。
【0010】
更に、破棄したい情報が記載された箇所のみ読み取り不能にできるので効率的である。
【0011】
そして、片方の手で操作できるので使用が簡単である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
別紙図面の図1〜図5を参照して、本発明に係る実施の形態について説明する。
【0013】
以下に本発明の第1実施形態について述べる。
【0014】
図1は、本発明の情報読み取り防止穴あけ具の斜視図であり、図2は、正面図、図3は、側面図である。また、図4は、図3のX−X線断面図である。この前記穴あけ具は、柄6と前記柄6の下端に形成された支持脚4、前記支持脚4の底面中央に取り付けられたガード部材5、及び前記支持脚4に対して回動自在に支持された鋸状の刃2を持つ円盤状のカッター1とローラー3とを備えている。前記支持脚4の両下端には軸孔7aが形成され、前記円盤状のカッター1及び前記ローラー3の中心にも円状の軸孔7b、7cがそれぞれ形成されている。そして、それぞれの前記軸孔7a、7b、7cに丸リベット8を挿入することにより、前記カッター1及び前記ローラー3はワッシャー9を介して、前記支持脚4に対して回動自在に支持されている。さらに、前記鋸状の刃2に沿って前記ガード部材5が湾曲形成されている。
【0015】
前記カッター1は、先端が鋭利に尖った前記鋸状の刃2を持つ円盤形状をしており、中心に円状の前記軸孔7bが形成され、前記支持脚4に対して回動自在に支持されている。
【0016】
前記円盤状カッター1が回転し、前記鋸状の刃2が破棄したい情報が記載された箇所に穴をあけ、情報を読み取り不能にする。
【0017】
前記ローラー3は、円柱形状をしており、中心に円状の前記軸孔7cが形成され、前記カッター1の左右両側面に取り付けられ、前記支持脚4に対して回動自在に支持されている。
【0018】
前記ローラー3が前記カッター1の左右両側面に取り付けられたことによって、前記刃2が穴をあける対象物である紙等に必要以上に挿入するのを防ぎ前記カッター1の回転を滑らかにする。また、前記カッター1によって箱等の中にある内容物を傷つけないように、前記カッター1が穴をあける対象物に一定の深さ以上に挿入するのを防止する。なお、前記カッター1と前記ローラー3とを分割したものを示したが、一体的に形成しても差し支えない。
【0019】
前記支持脚4は、アーチ形状をしており、両下端には前記軸孔7aが形成されている。
【0020】
前記カッター1と前記ローラー3及び前記支持脚4のそれぞれの前記軸孔7b、7c、7aに丸リベット8を挿入することにより、前記カッター1及び前記ローラー3はワッシャー9を介して、前記支持脚4に対して回動自在に支持される。
【0021】
前記ガード部材5は、前記支持脚4の底面中央に取り付けられ、前記鋸状の刃2に沿って湾曲形成されている。前記ガード部材5により、前記柄6を握った手や指が直接、前記刃2に触れることがなく安全である。
【0022】
前記柄6は、棒形状をしており、前記支持脚4の上面中央に取り付けられる。なお、棒状でなくても、その他、手で握りやすい形状にしてもよい。また、前記支持脚4と前記柄6とを分割したものを示したが、一体的に形成し構造を単純化しても差し支えない。
【0023】
次に本発明の第2実施形態について述べる
【0024】
図5は、本発明の第2実施形態に係る情報読み取り防止穴あけ具の正面図である。この穴あけ具には、円盤状のカッター1が複数個取り付けられている。
【0025】
円盤状のカッター1を複数個取り付けたことによって、一度に消去できる箇所が増え効率的である。また、消去する面に対してカッター1に加える力の方向が安定し、消去を容易にする。
【0026】
次に本発明の使用方法について述べる。
【0027】
片方の手で前記柄6を握り、破棄したい情報が記載されている箇所に対して垂直あるいは斜めになるように前記カッター1を押し当て、手で前記カッター1を押引すれば、前記カッター1及び前記ローラー3が回転し、前記鋸状の刃2が破棄したい箇所に穴をあけ、その箇所に記載されている情報を読み取り不能にする。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】本発明の第1実施形態に係る情報読み取り防止穴あけ具の斜視図である。
【図2】図1の穴あけ具の正面図である。
【図3】図1の穴あけ具の側面図である。
【図4】図3のX−X線断面図である。
【図5】本発明の第2実施形態に係る情報読み取り防止穴あけ具の正面図である。
【符号の説明】
【0029】
1 カッター
2 刃
3 ローラー
4 支持脚
5 ガード部材
6 柄
7a 軸孔
7b 軸孔
7c 軸孔
8 リベット
9 ワッシャー
【出願人】 【識別番号】504373048
【氏名又は名称】福田 実
【出願日】 平成18年11月28日(2006.11.28)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−132581(P2008−132581A)
【公開日】 平成20年6月12日(2008.6.12)
【出願番号】 特願2006−348484(P2006−348484)