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平台式枚葉紙打抜き機 - 特開2008−100343 | j-tokkyo
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【発明の名称】 平台式枚葉紙打抜き機
【発明者】 【氏名】トーマス イムカムプ

【氏名】ペーター パルメン

【氏名】フランク シュミット

【要約】 【課題】平台式枚葉紙打抜き機において、非常に高い打抜き力を必要とする枚葉紙でも、打抜き処理および/またはエンボス処理を1回の機械通過で行う。

【解決手段】紙または板紙からなるシート状材料の打抜き処理および/またはエンボス処理をするための、特に紙または厚紙の裁断物を製作するための平台式枚葉紙打抜き機は、打抜き装置(3)と、処理されるべき材料枚葉紙を打抜き装置(3)を通して搬送するための駆動装置を備える搬送装置(10)と、を有している。平台式枚葉紙打抜き機には、打抜き装置(3)の後に配置された少なくとも1つの別の打抜き装置(3’)が設けられている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
打抜き装置(3)と、処理されるべき材料枚葉紙を該打抜き装置(3)を通して搬送するための駆動装置を備える搬送装置(10)と、を有し、紙または板紙からなるシート状材料の打抜き処理および/またはエンボス処理をするための、特に紙または厚紙の裁断物を製作するための平台式枚葉紙打抜き機において、
前記打抜き装置(3)の後に配置された少なくとも1つの別の打抜き装置(3’)が設けられていることを特徴とする、平台式枚葉紙打抜き機。
【請求項2】
機械通過方向Xに見た第1の前記打抜き装置(3)はフィルムを枚葉紙に箔押しするために設けられており、第2の前記打抜き装置(3’)はフィルムを付された枚葉紙にエンボシングおよび/または打抜きを行うために設けられている、請求項1に記載の平台式枚葉紙打抜き機。
【請求項3】
機械通過方向Xに見た第1の前記打抜き装置(3)は打抜き専用装置として構成されており、第2の前記打抜き装置(3’)は溝付け装置として構成されている、請求項1に記載の平台式枚葉紙打抜き機。
【請求項4】
個々の処理ステーション(1,2,3,3’,4,5,6,10)は、各々が専用の駆動装置を備えた独立モジュールとして構成されている、請求項1に記載の平台式枚葉紙打抜き機。
【請求項5】
前記各駆動装置は、データ信号および/または制御信号を交換するための接続部を介して相互に接続された制御ユニットを有している、請求項4に記載の平台式枚葉紙打抜き機。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、打抜き装置と、処理されるべき材料枚葉紙を打抜き装置を通して搬送するための搬送装置と、を有し、紙、板紙等からなるシート状材料の打抜き処理および/またはエンボス処理をするための、特に紙または厚紙の裁断物を製作するための平台式枚葉紙打抜き機(Flachbett- Bogenstanzmaschine)に関する。
【背景技術】
【0002】
打抜きとは、円形、楕円形、または多角形、ならびにあらゆる種類の架空形状であってよい、それ自体閉じた幾何学的な裁断形状をもつ切断のことである。パンチ工具による打抜き、角の切り落とし、レジスタの打抜きなど、印刷仕上げ処理で行われている実際の作業も、この分野に含まれる。打抜きは、打抜き台または雌型(Stempel)に対して行われ、部分的にはせん断プロセスでもある(非特許文献1参照)。
【0003】
紙、厚紙、板紙、ダンボール紙などからなる包装材料は、主として枚葉紙の判型で打ち抜かれる。これに加えて打抜き工程で、溝線や空押しなども紙の利用部分に刻設される。このように複雑なプロセスであることから、枚葉紙を1枚ずつ打ち抜くことが不可欠である。最終製品は、技術面やグラフィック面での仕上がりに関して高い品質が求められる包装なので(たとえば化粧品、タバコ、医薬品、食料品などの包装)、包装材料そのものに関して特別な要求事項が課せられるばかりでなく、最善の結果を得るためには、最小の公差をもつ打抜き工具や、きわめて正確かつ確実に作動する打抜き機も必要となる。
【0004】
このような要求は、平台式打抜きによってもっとも良く満たされる。この場合、印刷されて紙積み台の上に積み重ねられた枚葉紙が、打抜き機に供給される。この機械では、まず紙さばき装置で、打ち抜かれるべき枚葉紙の紙さばきが行われ、次いで、揃え装置で正しい見当に揃えられ、くわえキャリッジに引き取られて、定置に支持された下台とトグルレバー伝動装置(Kniehebegetriebe)または偏心伝動装置によって鉛直方向へ可動の上台との間で、打抜き装置に正確に位置決めされる。このような種類の平台打抜きは、たとえば特許文献1より公知である。あるいは、上台が定置に支持されており、下台が鉛直方向に可動である打抜きも知られている。
【0005】
これら両方の台は、裁断工具と溝付け工具、またはこれに適合する対応する工具を備えており、これらの工具によって、台面の間へとサイクルごとに案内される枚葉紙から利用部分が打抜かれ、それと同時に、きれいに折り畳むために必要な溝が押し込まれる。これに続く取り去り装置では、取り去り工具によって廃棄物が機械的に取り除かれる。最後に、機械の装備内容に応じて、打ち抜かれた利用部分(Nutzen)を、そのために設けられた利用部分分離装置で分離することができる。
【0006】
たとえば出願人がDymatrix(登録商標)シリーズという名称で提供しているような公知の平台式枚葉紙打抜き機は、中央駆動装置を有しており、この駆動装置によって、一方では、処理されるべき枚葉紙を機械を通過させて搬送する搬送装置が駆動され、他方では、連接棒伝動装置(Schubstangengetriebe)を介して個々の処理ステーションも駆動される。このように、連接棒伝動装置を介して打抜き装置の上台が駆動されることと結びついた1つの問題は、連接棒によっては上台のストロークしか設定することができず、打抜き力や打抜き速度は設定できないという点にある。このことは、多数の小さい利用部分を1枚の枚葉紙から打ち抜くときには、枚葉紙からただ1つの利用部分しか打ち抜かないときよりも打抜き力が大きいという意味で欠点である。この問題は、現在、多数の小さい利用部分を打ち抜くときには、枚葉紙を何度も打抜き機を通過させることによって解決されている。しかし、このことは少なからぬコストと結びつく。しかも、たとえば溝付けと打抜きを1回の作業工程で行うときには、工具のセットアップコストが著しく高くなる。
【特許文献1】独国特許出願公開第3044083号明細書
【非特許文献1】「印刷仕上げ処理、製本工の育成入門書」(Druckweiterverarbeitung, Ausbildungsleitfaden fur Buchbinder)、ドイツ、登記済み社団連邦印刷連盟(Bundesverband Druck e.V.), 1996年、p.351
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
以上の問題点に鑑みて、本発明の目的は、非常に高い打抜き力を必要とする枚葉紙でも、1回の機械通過で処理することができるように、冒頭に述べた種類の平台式枚葉紙打抜き機を構成することである。さらに、セットアップ時間が短縮されるのが望ましい。
【課題を解決するための手段】
【0008】
この課題は、本発明によると、打抜き装置の後に配置された少なくとも1つの別の打抜き装置が設けられていることによって解決される。本発明に基づいて構成された打抜き機は、相前後して配置された少なくとも2つの打抜き装置を有しているため、これまでは打抜き機を何度も通さなくてはならなかった材料枚葉紙でも、ただ1回の機械通過で完全に処理することができる。さらに、打抜きと溝付けという作業工程を2つの作業ステーションに配分することができ、これにより、セットアップ時間が大幅に短縮される。そのために、第2の打抜きステーションは溝付けステーションとして構成される。
【0009】
さらに、第1の打抜き装置によって枚葉紙にフィルムを箔押しして、第2の打抜きステーションでエンボス工程および/または打抜き工程を行うことができる。それにより、本発明の打抜き機は、複雑な処理工程でも1回の機械通過で行うことを可能にする。
【0010】
1つの有利な態様では、個々の処理ステーションは、各々が専用の駆動装置を備える独立したモジュールとして構成される。このことは、特に打抜きステーションにおいて、互いに大きさの異なる打抜き力によって作業をするという利点をもたらす。
【0011】
特別に好ましい態様では、各駆動装置は、データ信号および/または制御信号を交換するための接続部を介して相互に接続された制御ユニットを有している。このようにして、極めて簡易な通信が可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
図1に示す平台式枚葉紙打抜き機は、紙、板紙等からなるシート状材料の打抜き処理および/またはエンボス処理をするために、特に紙や厚紙の裁断物を製作するときに用いることができる。この平台式枚葉紙打抜き機は、通過方向Xに相前後して位置する給紙・紙さばき装置1と、揃え装置2と、打抜き装置3と、溝付け装置またはエンボス装置としても構成されることができる別の打抜き装置3’と、取り去り装置4と、利用部分積置き装置5と、分離枚葉紙供給装置6と、を含んでいる。さらに、利用部分積置き装置5にはパレット置き場7が設けられている。
【0013】
給紙・紙さばき装置1では、処理されるべき枚葉紙が積み重ねられた状態で提供され、吸引ヘッド8によってパイルから1枚ずつ上から取り出されて搬送ベルト9に載せられ、この搬送ベルトが枚葉紙を揃え装置2へ供給し、そこで枚葉紙は、たとえば横当てと前当てを含む3つの点で、正しい見当になるように揃えられる。
【0014】
揃えステーション2では、揃えられた枚葉紙が、図面には搬送チェーン10だけが示されている搬送装置のくわえづめによって引き取られ、この搬送装置が、枚葉紙を、正確に揃った状態のままサイクルごとに、以後の処理ステーション3,3’,4,5,6を通過させる。
【0015】
揃えステーション2の後には、機械フレームGに定置に支持された下台11と、鉛直方向へ可動の上台12とを有する打抜き装置3が配置されている。上台12は打抜きカッターを支持しており、下台は打抜き対抗プレート(Stanzgegenplatte)を支持している。
【0016】
上台12の作動は、他の処理ステーションも駆動する打抜き機の中央駆動装置と連結された偏心伝動装置14によって行われるのが通常である。
【0017】
打抜き装置3の後には、溝付け装置またはエンボス装置として構成されることもできる別の第2の打抜き装置3’が設けられており、本実施形態では第1の打抜き装置3と同じ構造を有しているが、異なる構成になっていてもよい。
【0018】
第2の打抜き装置3’に続いて取り去り装置4が設けられており、ここでは、打抜き工程の際に生じた不要な廃棄物片が枚葉紙から下方に向って突き落とされ、それにより、こうした廃棄物片は取り去り装置4の下に押し込まれた容器状のワゴン15の中へ落ちる。
【0019】
取り去り装置4の後には積置き装置5があり、ここでは、枚葉紙がただ単に積み置かれるか、または同時に個々の利用部分の分離が行われ、その場合には、詳しくは図示しない形式の分離工具を用いることができる。本実施形態では、パレット置き場7に格納されているパレットの上に枚葉紙を置いて、積み重ねることができ、それにより、一定のパイル高さに達すると、積み重ねられた枚葉紙とともにパレットを打抜き機の領域から運び出すことができる。
【0020】
この打抜き機は、相前後して配置された少なくとも2つの打抜き装置3,3’を有していることによって、従来は何回も打抜き機に通さなくてはならなかった材料枚葉紙でも、ただ1回の機械通過で完全に処理することができる。たとえば4つの利用部分を1枚の枚葉紙から打ち抜こうとする場合、これらの利用部分を第1の打抜き装置3で予備的に打ち抜いてから、第2の打抜き装置3’で完全に打ち抜くことができる。この場合、両方の打抜き装置3,3’は同じような工具を備えていてよい。
【0021】
さらに、第1の打抜き装置3によってフィルムを枚葉紙に箔押しして、第2の打抜き装置3’で、このフィルムを付された枚葉紙に対してエンボス工程および/または打抜き工程を行うことができる。このように本発明の打抜き機は、打抜き装置3,3’が相応の装備を有していれば、複雑な処理工程でも1回の機械通過で行うことを可能にする。
【0022】
平台式枚葉紙打抜き機の個々の処理ステーション1,2,3,3’,4,5,6,10は、独立したモジュールとして構成されていてもよく、これによって、各ステーションの特別にフレキシブルな利用が可能となる。そのために、これらのステーションは、詳しくは図示しない専用の駆動装置を各々が備えている。フレキシビリティをさらに高めるために、これらの駆動装置は、データ信号および/または制御信号を交換するための接続部を介して相互に接続された、詳しくは図示しない制御ユニットをそれぞれ有していてよい。
【0023】
図1に示す実施形態では、2つの打抜きステーションが直接相前後して図示されている。しかしながら、3以上の打抜きステーションが設けられていてもよい。これらの打抜きステーションも直接相並んで配置されていてもよいが、必ずしもそうでなくてもよい。
【0024】
さらに、打抜き機はさらに別の取り去り装置を備えていてもよい。これによって、限界領域に達するとすぐに、取り去り工具の必要な力を下げることができるという利点が生じる。
【0025】
さらには、別の利用部分積置き装置を設けることもできる。これは、たとえば抜取りステーションとして利用したり、サンプル採取のために利用したりすることができる。
【図面の簡単な説明】
【0026】
【図1】本発明による平台式枚葉紙打抜き機を示す図である。
【符号の説明】
【0027】
1 給紙・紙さばき装置
2 揃え装置
3 打抜き装置
3’ 別の打抜き装置、溝付け装置、またはエンボス装置
4 取り去り装置
5 利用部分積置き装置
6 分離枚葉紙供給装置
7 パレット置き場
8 吸引ヘッド
9 搬送ベルト
10 搬送チェーン
11 下台
12 上台
14 偏心伝動装置
15 ワゴン
X 通過方向
G 機械フレーム
【出願人】 【識別番号】390009232
【氏名又は名称】ハイデルベルガー ドルツクマシーネン アクチエンゲゼルシヤフト
【氏名又は名称原語表記】Heidelberger Druckmaschinen AG
【住所又は居所原語表記】Kurfuersten−Anlage 52−60, Heidelberg, Germany
【出願日】 平成19年10月15日(2007.10.15)
【代理人】 【識別番号】100123788
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 昭夫

【識別番号】100106138
【弁理士】
【氏名又は名称】石橋 政幸

【識別番号】100127454
【弁理士】
【氏名又は名称】緒方 雅昭


【公開番号】 特開2008−100343(P2008−100343A)
【公開日】 平成20年5月1日(2008.5.1)
【出願番号】 特願2007−267545(P2007−267545)