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裁断予定部分離機構 - 特開2008−18527 | j-tokkyo
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【発明の名称】 裁断予定部分離機構
【発明者】 【氏名】トーマス・ヴァルター

【要約】 【課題】周知の機械要素を十分に利用しながら、有用部と廃棄部との分離を行うこと。

【構成】打ち抜き加工された枚葉紙状の基材の有用部と廃棄部を簡単に分離するために、枚葉紙印刷機に枚葉紙分別装置が設けられている。枚葉紙を全体として分別する代わりに、枚葉紙状の基材の有用部を分割かつ搬出するために枚葉紙分別装置が設けられている。枚葉紙状の基材において有用部を前記廃棄部から分割するために、廃棄部は枚葉紙分別ドラムのくわえブリッジに把持されるとともに、枚葉紙状の基材の端は印刷機の枚葉紙の搬送経路の吸引力は枚葉紙の搬送経路に設けられた別個の空気圧による吸引装置の吸引力によって保持され、最適な分割を実現するために、枚葉紙分別ドラムによる方向転換を介して、枚葉紙状の基材の廃棄部のできるだけ急な方向転換を実現する印刷機が提供される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
給紙装置と、一つまたは複数の印刷装置および/あるいはニス引き装置と、仕上げ加工のためのステーション、特に回転式加工器具による厚紙の断裁および打ち抜きのためのステーションと、を有する印刷機であって、前記断裁および打ち抜きは、枚葉紙状の基材が少なくとも一つの有用部と、廃棄部とにほぼ完全に分離され、それによって有用部と廃棄部とはさらなる搬送のために、一つまたは複数の拘束点を介して互いに連結されたままであるように行われる、印刷機において、
前記枚葉紙状の基材の搬送経路は、枚葉紙印刷機に設けられた枚葉紙分別モジュールに配設されており、前記枚葉紙分別モジュールは枚葉紙分別ドラムを有し、
前記枚葉紙状の基材において前記有用部を前記廃棄部から分割するために、前記廃棄部は前記枚葉紙分別ドラムのくわえブリッジに把持されるとともに、前記枚葉紙状の基材の端は前記印刷機の枚葉紙の搬送経路の吸引力、あるいは、枚葉紙の搬送経路に設けられた別個の空気圧による吸引装置の吸引力によって保持され、それによって、最適な分割を実現するために、前記枚葉紙分別ドラムによる方向転換を介して、前記枚葉紙状の基材の前記廃棄部のできるだけ急な方向転換を実現することを特徴とする印刷機。
【請求項2】
分離された前記有用部は、くわえ機構、吸引機構、または、空気圧により作用するコンベヤベルト機構によって保持され、裁断予定部のための排紙部またはさらなる加工ステーションに搬送されることを特徴とする、請求項1に記載の印刷機。
【請求項3】
前記有用部の前記廃棄部からの分割は、分割手段によって支援されることを特徴とする、請求項1に記載の印刷機。
【請求項4】
前記枚葉紙状の基材が前記有用部と前記廃棄部とにほぼ完全に分離されることは、前記印刷機における印刷の前に行われることを特徴とする、請求項1に記載の印刷機。
【請求項5】
前記枚葉紙状の基材が前記有用部と前記廃棄部とにほぼ完全に分離されることは、前記印刷機における印刷の後に行われることを特徴とする、請求項1に記載の印刷機。
【請求項6】
前記枚葉紙状の基材の端は、吸引部材または一つもしくは複数の吸引羽根車によって、前記廃棄部の方向転換工程中に張りを持たされ、それによって分割が支援されることを特徴とする、請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の印刷機。
【請求項7】
少なくとも一つの有用部と、廃棄部とから成り、前記有用部と廃棄部とは少なくとも一つの拘束点を介して互いに連結されている、請求項1に記載の印刷機において加工されるための枚葉紙状の基材であって、
前記一つもしくは複数の有用部の、搬送方向にある縁は、より簡単な分割を行うために、一つもしくは複数の拘束点を有していないことを特徴とする枚葉紙状の基材。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、折りたたみ式ダンボール箱および/あるいはラベルのための裁断予定部分離機構に関する。該裁断予定部分離機構は枚葉紙印刷機の構成部材であり、概ね枚葉紙印刷機のすでに知られた機械要素を用いている。さらに本願特許は、打ち抜きを良好に実施するための前提となる、打ち抜きの一つの形態を説明するものである。
【背景技術】
【0002】
印刷機において、一枚の印刷枚葉紙から複数の裁断予定部を打ち抜くことが周知の。このとき裁断予定部は、いくつかのわずかな拘束点によって印刷枚葉紙に連結されており、それによって、打ち抜き加工された裁断予定部を備えた印刷枚葉紙は、枚葉紙印刷機の排紙装置へと、さらに確実に搬送される。
【0003】
特許文献1は、インライン方式の打ち抜きおよびエンボス加工の応用のための同属の種類の代表例として、仕上げ加工のための装置、特に印刷された厚紙、厚紙梱包材料、ダンボール、紙、または同様の枚葉紙状の基材を、輪転式の打ち抜き機を用いて断裁および打ち抜きを行うための装置を説明している。前記輪転式の打ち抜き機において、基材は前進方向において回転する二つの加工ローラの間に進入可能であり、作用間隙を通過する際に、作用を及ぼす器具部材によって加工され、前記作用間隙において基材は、少なくとも一つの廃棄部と、少なくとも一つの有用部とに区分され、このとき加工ローラは枚葉紙状の基材を見当どおりに搬送するための少なくとも一つのくわえを備えている仕上げ加工のための装置において、有用部を廃棄部から分割および分離するための手段が、作用間隙の排出側の端部に設けられていることを特徴とする仕上げ加工のための装置である。このとき廃棄部はくわえによって把持され、作用間隙から除去される。
【0004】
前記のように見出された解決の不利点は、このような加工装置の場合、印刷機に別個の加工モジュールを組み込まなければならないことと、前記加工装置の特殊な性格のために、他の作動態様がほとんど許容されないことである。
【0005】
特許文献2に、枚葉紙印刷機に取り付けられた排紙装置であって、枚葉紙の取り出しを選択的に可能にするために、切り替え装置として作用するとともに、くわえブリッジを備えたドラムを有する排紙装置が開示されている。この排紙装置は枚葉紙印刷機の排紙部の枚葉紙搬送機構から枚葉紙を選別し、その後、選別された枚葉紙を別個のパイルに降下させることができる。このようなモジュールは枚葉紙分別装置とも呼ばれ、瑕疵のある枚葉紙、または慣らし運転時の枚葉紙、またはその他の方法で印刷損紙として定義される枚葉紙を選別するために用いられる。
【特許文献1】欧州特許第1283765号明細書
【特許文献2】独国特許第19819491号明細書
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
したがって本発明の課題は、周知の機械要素を十分に利用しながら、有用部と廃棄部との分離を行うことである。このとき枚葉紙はまず、印刷機において回転しながら打ち抜き加工され、一つもしくは複数の有用部と、一つもしくは複数の廃棄部とが、打ち抜き線を中断することによって生じる拘束点によって互いに連結された状態で共に別個のユニットに供給され、この別個のユニットによって廃棄部と有用部との分離が行われる。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明によれば、一つまたは複数の裁断予定部を備えた印刷枚葉紙は、回転しながら作動する打ち抜き装置によって、印刷機を通過しながら行われる印刷運転の間に、少なくとも一つの有用部と、少なくとも一つの廃棄部とに区分され、このとき有用部と廃棄部とは打ち抜き休止点を介して互いに連結されたままであり、ともに枚葉紙搬送機構から分離装置へとさらに移送される。
【0008】
有用部を廃棄部からより良好かつ容易に分割するために、枚葉紙の搬送方向に設けられている裁断予定部の縁は、それぞれ、打ち抜き休止点を有していないか、有していてもそれらの打ち抜き休止点は非常に弱い。
【0009】
分離装置は主に、特許文献2に開示されているような排紙装置から成る。枚葉紙全体を選別する代わりに、枚葉紙分別ドラムのくわえブリッジによって、打ち抜き加工され、かつ、拘束点で拘束された枚葉紙の裁断予定部のみが把持される。枚葉紙搬送ドラムの周囲に設けられて方向転換されることによって、打ち抜き加工された有用部が分割される。このとき、有用部の分離を、分割手段によって支援することが可能である。枚葉紙全体から分離された有用部はその後、コンベヤベルトによって排紙部、またはその他の任意の処理ステーションに供給され、廃棄部は枚葉紙分別ドラムによって保持され、パイルに供給されて降下されるか、もしくは、搬送機構によって保持され、廃棄部除去装置に供給される。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
図1から図3には、枚葉紙分別ステーションが示されている。
【0011】
枚葉紙輪転印刷機において印刷装置1であって、ニス引きユニットあるいはその他のさらなる加工ステーションによって形成することもできる印刷装置に対して、搬送方向において排紙装置が後置されている。本図において印刷装置1はブランケット胴2および圧胴4とから成る。ブランケット胴2は圧胴4と機能的に連結され、圧胴4には、搬送方向において枚葉紙を搬送するための搬送胴3が前置されている。
【0012】
排紙装置は特に、複数のくわえ機構25を有する、無端の循環する枚葉紙搬送機構5から成り、枚葉紙搬送機構5は、好適にチェーンコンベヤとして、好適に空気圧を供給可能な第一の枚葉紙ガイド装置28を有して形成されている。枚葉紙搬送機構5の下方ベルト部分の外側には、枚葉紙搬送機構5に対してわずかな距離を有して、版型の幅にわたって延在する空洞部30が、第一の枚葉紙ガイド装置28内に設けられている。枚葉紙搬送機構5の下方ベルト部分の空洞部30領域に対して、枚葉紙をガイドするドラム11が下方に配設されている。ドラム11は少なくとも一つのくわえブリッジ26を有し、このくわえブリッジの作用領域31は空洞部30と交差する。枚葉紙を降下させるために、ドラム11の下方において、パイル機構10がドラムに対して後置されている。枚葉紙搬送機構5は、主パイルとして機能する第一排紙パイル9を越えるところまで延在している。搬送方向においてこの第一排紙パイル9に前置されて、枚葉紙をガイドするドラム11が枚葉紙搬送機構5に配設されている。ドラム11はブランケット胴2の大きさを1とすると、二倍の大きさのドラム11として、周面に左右対称に配分して設けられた二つのくわえブリッジ26を有して形成されていてよい。ドラム11はまた、1倍の大きさの直径を有するとともに一つのくわえブリッジ26を有して構成することもできるが、3倍もしくはそれ以上の大きさの直径を有するとともに、周面に左右対称に配分して設けられた対応する数のくわえブリッジ26を有して構成することもできる。
【0013】
ドラム11は循環する枚葉紙搬送機構5から枚葉紙を選択的に取り出すための切り替え装置として機能する。そのためにドラム11は枚葉紙搬送機構5の水平に設けられた部分に好適に配設され、ドラム11にガイドされた枚葉紙はそこでパイルシステム10に降下可能である。パイルシステム10は最も単純に形成した場合、印刷損紙を受け取るための紙積み台あるいは格子状の箱である。さらなる形成を施す場合は、エッジを正確に形成するために、少なくともストッパ手段および紙そろえ装置を設けることができる。ここに枚葉紙状の基材を搬送する搬送システムを設けることも可能である。
【0014】
ドラム11の上方の枚葉紙搬送機構5の領域には、例えば回動可能なコントロールカムなどの制御装置24が設けられている。この制御装置24によって、枚葉紙搬送機構5の循環するくわえ機構25は必要なときに作動可能であり、このとき、くわえ機構25は常にドラム11のくわえブリッジ26と相関関係にある。くわえ機構25と相関関係にあるくわえブリッジ26も好適に回動可能なコントロールカムによって作動される。そのために、例えば空気圧によって作動される作用シリンダーなどの作動装置が設けられ、この作用シリンダーは連結歯車装置を介して、くわえ機構25およびくわえブリッジ26のコントロールカムを作動させ、同時に枚葉紙ガイド部材29を作動させる。
【0015】
枚葉紙排出部には、ドラム11に距離を有して隣接する第二枚葉紙ガイド装置20が配設されている。第二枚葉紙ガイド装置はパイル機構10に至るまで延在する。ドラム11とパイル機構10との間には好適に送気装置21が設けられている。第二枚葉紙ガイド装置20は好適に空気圧により、例えば送気によって加圧可能である。
【0016】
第二枚葉紙ガイド装置20に対向して第三枚葉紙ガイド装置22が設けられており、第三枚葉紙ガイド装置はドラム11とパイル機構10との間に設けられている。第三枚葉紙ガイド装置22は好適に送気/吸気機構23を用いて空気圧を供給可能である。
【0017】
少なくともドラム11およびパイル機構10は、紙取りモジュール7を形成する。排紙装置は少なくとも搬送方向において紙取りモジュール7に対して前置された第一排紙モジュール6と、紙取りモジュール7と、紙取りモジュール対して後置された第二排紙モジュール8と、から形成される。
【0018】
好適な更なる実施の形態においては、紙取りモジュール7がチェーンガイドレールを備えた枚葉紙搬送機構5の一部と、制御装置24とを有している。
【0019】
紙取りモジュール7は好適に側方フレーム領域に、前置された第一排紙モジュール6に対する支持面15を有するとともに、後置された第二排紙モジュール8に対する支持面16を有している。
【0020】
第一排紙パイル9および第二排紙パイル17を備えた排紙装置の形成においては、第一排紙モジュール6と紙取りモジュール7との間に、枚葉紙搬送機構5の一部を備えた中間モジュール18が設けられている。排紙装置をモジュール方式で構成することにより、中間モジュール18を乾燥装置区間として形成することもできる。実施の形態は図2による構成に限定されない。代替的に、紙取りモジュール7は搬送方向において、(乾燥装置区間および/あるいは第二排紙パイル17を備えた)中間モジュール18に対して前置することも可能である。
【0021】
作用の仕方は以下のとおりである。印刷機1の加工ステーションから出される枚葉紙は、枚葉紙搬送機構5のくわえ機構25に受け取られ、搬送方向において枚葉紙分別装置まで搬送される。そこで枚葉紙はその前縁がドラム11のくわえ機構26に引き渡される。水平方向から方向転換されることにより、枚葉紙は湾曲され、同時に枚葉紙の下側がドラム11に対して前置された吸気機構によって保持されることにより、方向転換を介して強い曲がりが生じる。このような曲がりは、ドラム11の半径をできる限り小さくする場合に、特に効果的である。枚葉紙が曲がる際に、枚葉紙の打ち抜き加工された部分が分割され、把持されるとともに搬出可能となる。
【0022】
図2に示す排紙装置において枚葉紙は、第一排紙パイルあるいは第二排紙パイル9,17に選択的に降下される。これによって、完全な枚葉紙を印刷の瑕疵に関して選別することが制御可能となる。すなわち、第一排紙パイル9と第二排紙パイル17との間で制御を変更しさえすればよく、それによって、加工された部分枚葉紙は、常に第二パイル9または枚葉紙分別装置に搬送されるが、損紙となる枚葉紙はパイル17に搬送することができる。
【0023】
枚葉紙ドラムにおける方向転換によって行われる分割は、くわえによって把持されない枚葉紙の自由端を、強力な吸気によって枚葉紙搬送経路に保持することによって支援することができる。このような支援方法は、薄い材料であれば、周知の空気圧を用いた枚葉紙搬送経路の構成を補強することによって実現できる。厚紙やシートなどの比較的厚みのある材料の場合は、例えば排紙部において枚葉紙ストッパ領域に設けられるような別個の吸引スリット、あるいは、枚葉紙の速度に比べて小さな回転速度で、もしくは枚葉紙搬送方向に抗して回転する、回転式の吸引ローラが推奨される。このような支援の目的は、枚葉紙の端に張りをもたせて枚葉紙搬送経路に保持し、それによって、枚葉紙分別ドラムによって枚葉紙が方向転換されるとき、有用部と廃棄部との分割を最大限に実現させることである。
【0024】
分離された有用部はその後、くわえ機構、吸引機構、または、好適に空気圧により吸引を行うコンベヤベルト機構によって保持され、続いて排紙部または加工ステーションに搬送される。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】第一排紙パイルおよび紙取りモジュールを備えた排紙装置の概略構成図である。
【図2】第一および第二排紙パイルおよび紙取りモジュールを備えた排紙装置の概略構成図である。
【図3】紙取りモジュールの概略構成図である。
【図4】紙取りモジュールにおける枚葉紙の案内を示す要部拡大図である。
【符号の説明】
【0026】
1 印刷装置
2 ブランケット胴
3 搬送胴
4 圧胴
5 枚葉紙搬送機構
6 第一排紙モジュール
7 紙取りモジュール
8 第二排紙モジュール
9 第一排紙パイル
10 パイル機構
11 ドラム
15 支持面
16 支持面
17 第二排紙パイル
18 中間モジュール
20 第二枚葉紙ガイド装置
21 送気装置
22 第三枚葉紙ガイド装置
23 送気/吸気機構
24 制御装置
25 くわえ機構
26 くわえブリッジ
28 第一枚葉紙ガイド装置
29 枚葉紙ガイド部材
30 空洞部
31 作用領域
【出願人】 【識別番号】599011584
【氏名又は名称】エム・アー・エヌ・ローラント・ドルックマシーネン・アクチエンゲゼルシャフト
【出願日】 平成19年7月11日(2007.7.11)
【代理人】 【識別番号】100064908
【弁理士】
【氏名又は名称】志賀 正武

【識別番号】100089037
【弁理士】
【氏名又は名称】渡邊 隆

【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦

【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉


【公開番号】 特開2008−18527(P2008−18527A)
【公開日】 平成20年1月31日(2008.1.31)
【出願番号】 特願2007−182655(P2007−182655)