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サークルカッター - 特開2008−30168 | j-tokkyo
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【発明の名称】 サークルカッター
【発明者】 【氏名】大矢根 裕一

【要約】 【課題】サークルカッターの組み立て作業を簡略化すると共に、移動刃の交換を容易に行えるようにする。

【構成】タイミングベルトに固定されたベルト固定部を備えタイミングベルトの回転移動に伴ってフレームに沿って移動する移動台に、タイミングベルトの回転移動に伴って回転する凸状又は凹状の嵌合部を設け、これに移動刃ホルダの凹状または凸状の嵌合部を嵌合して移動刃ホルダを移動台に装着する。移動刃は移動刃ホルダの嵌合部の回転によって回転するので、移動台の嵌合部の回転が移動刃に伝達される。移動刃ホルダの嵌合部を移動台の嵌合部に押し込み、又は抜き取ることで容易に移動刃ホルダを移動台に着脱できるので、移動刃の交換が簡単である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
円盤状の移動刃をシートの幅方向に移動させてシートを切断するサークルカッターにおいて、
フレームと、
該フレーム両端付近に軸着されたプーリに架け渡されて回転移動するタイミングベルトと、
該タイミングベルトに固定されたベルト固定部を備えタイミングベルトの回転移動に伴ってフレームに沿って移動する移動台と、
移動刃を備え前記移動台に固定手段により着脱自在に装着される移動刃ホルダを有し、
前記移動台は、前記タイミングベルトに噛み合って該タイミングベルトの回転移動に伴って回転する駆動歯車と、該駆動歯車の回転に伴って回転する凸状又は凹状の嵌合部を有し、
前記移動刃ホルダは前記移動台の嵌合部と嵌合する凹状又は凸状の嵌合部を有し、
前記移動台の嵌合部に前記移動刃ホルダの嵌合部を嵌合することで前記移動刃ホルダを前記移動台に装着し、
前記移動台の嵌合部の回転に伴って前記移動刃ホルダの嵌合部が回転し、その回転に伴って前記移動刃が回転することを特徴とするサークルカッター。
【請求項2】
前記移動刃が、これに圧接され共に移動する丸刃と協働してシートを切断することを特徴とする請求項1のサークルカッター。
【請求項3】
前記移動刃が、フレームに固定された刃先が直線状の固定刃と協働してシートを切断することを特徴とする請求項1のサークルカッター
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ファクシミリ、プリンタ、プロッタのロール紙等の長尺シートを切断するサークルカッターに関する。
【背景技術】
【0002】
円盤状の移動刃をシートの幅方向に移動させてシートを切断するサークルカッターは、直線状の刃物2枚を噛み合わせて切断するタイプのカッターに比べ、シート幅が広くなっても刃物をそれに合わせて大型化する必要がなく、カッター装置を小型軽量化することができるので、近年さかんに用いられるようになってきている。
【0003】
従来のサークルカッターは、例えば下記特許文献1に開示されている。このカッターは、フレーム両端付近に軸着されたプーリに架け渡されて回動するタイミングベルトと、タイミングベルトに固定されたベルト固定部を有しタイミングベルトの回転移動に伴ってフレームに沿って移動するホルダと、ホルダに軸着されタイミングベルトと噛み合いタイミングベルトの回転移動により回転する移動刃回転プーリと、移動刃回転プーリの回転を伝達されて回転する移動刃とを備えているものである。
【特許文献1】特開平9−117891号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
前記特許文献1のカッターは、タイミングベルトが移動する力が移動刃に伝達されて移動刃が回転するので、別途移動刃を回転させる駆動装置を必要とせず、カッターの小型、軽量化が実現された。しかし、移動刃ホルダのさらなる小型化が求められている昨今、小さな一つのホルダ内に多くの小さな歯車を組み込まなければならいため、組み立て作業が緻密、煩雑になり、製造能率が悪くなっていた。また、移動刃が摩耗したり、糊付きのシートを切断して移動刃に糊が付着するなどして切れ味が悪くなったときに、移動刃を交換する作業がきわめて困難であった。
【0005】
本発明は、上記従来のサークルカッターの組み立て作業を簡略化すると共に、移動刃の交換を容易に行えるようにすることを課題としてなされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
(構成1)
本発明は、円盤状の移動刃をシートの幅方向に移動させてシートを切断するサークルカッターにおいて、
フレームと、
該フレーム両端付近に軸着されたプーリに架け渡されて回転移動するタイミングベルトと、
該タイミングベルトに固定されたベルト固定部を備えタイミングベルトの回転移動に伴ってフレームに沿って移動する移動台と、
移動刃を備え前記移動台に固定手段により着脱自在に装着される移動刃ホルダを有し、
前記移動台は、前記タイミングベルトに噛み合って該タイミングベルトの回転移動に伴って回転する駆動歯車と、該駆動歯車の回転に伴って回転する凸状又は凹状の嵌合部を有し、
前記移動刃ホルダは前記移動台の嵌合部と嵌合する凹状又は凸状の嵌合部を有し、
前記移動台の嵌合部に前記移動刃ホルダの嵌合部を嵌合することで前記移動刃ホルダを前記移動台に装着し、
前記移動台の嵌合部の回転に伴って前記移動刃ホルダの嵌合部が回転し、その回転に伴って前記移動刃が回転することを特徴とするサークルカッターである。
【0007】
(構成2)
また本発明は、前記移動刃が、これに圧接され共に移動する丸刃と協働してシートを切断することを特徴とする前記構成1のサークルカッターである。
【0008】
(構成3)
また本発明は、前記移動刃が、フレームに固定された刃先が直線状の固定刃と協働してシートを切断することを特徴とする前記構成1のサークルカッターである。
【発明の効果】
【0009】
本発明のサークルカッターは、従来の移動刃ホルダが移動台と移動刃ホルダに分割されており、かつ、移動台と移動刃ホルダの嵌合部を嵌合することで容易に移動台に移動刃ホルダを装着できるので、組み立て作業が簡単になり、製造能率が向上する。また、カッターの切れ味が悪くなった場合、移動刃ホルダを移動台から取り外し、交換すればよいので、移動刃の交換作業がきわめて容易になる。
【実施例1】
【0010】
図1〜4は実施例1のサークルカッター1に関し、図1は移動刃ホルダを取り外した状態の略正面図、図2は移動刃ホルダ10の正面図、図3は移動刃ホルダ10を取り付けた状態の正面図、図4は断面図である。なお、図1、3においては、分かり易くするために細部を省略して表している。
【0011】
フレーム1は断面がコの字状の長尺材で、その両端付近に回転可能に軸着されたプーリ4a、4bにタイミングベルト3が架け渡されている。一方のプーリ(例えば4a)は駆動モータ(図示せず)により回転駆動し、これによりタイミングベルト3はプーリ4a、4bの周りを回動する。タイミングベルトの内側には全長に亘って歯3aが形成されている。
【0012】
移動台5はフレーム1に沿って左右に摺動自在となっている。移動台5には固定部9においてタイミングベルト3が固定されており、タイミングベルトが回動すると移動台5が左右方向に移動する。駆動歯車6には嵌合部7が一体に設けられ、嵌合部7は移動台5に軸着されている。嵌合部7は六角形の穴を有する軸受となっており、その先端面は移動台5の正面側に露出しており、後述するように、移動刃ホルダ10の嵌合部11がこれに嵌合する。駆動歯車6はタイミングベルト3の歯3aと噛み合っている。例えば、図1に矢印で示すように、プーリ4aを左回りに回転駆動させると、移動台5は左方向に移動し、駆動歯車5及び嵌合部7は左回りに回転する。また、移動台5の正面側には雌ネジを切ったネジ穴8が設けられ、移動刃ホルダ10の固定手段であるビス20をねじ込んで移動刃ホルダ10を固定する(図3)。
【0013】
図2、4に示すように、移動刃ホルダ10には伝達歯車12が軸17により軸着され、伝達歯車12と噛み合って移動刃歯車13が軸18により軸着されている。伝達歯車12には同軸の嵌合部11が一体形成されている。嵌合部11は、前記移動台5の嵌合部7の六角形の穴に嵌合する六角棒状で、移動刃ホルダ10の背面側に突出している。移動刃歯車13には円形の移動刃14が固定され、移動刃14は移動刃歯車13と共に回転する。移動刃14の上方には、丸刃15が軸19によりホルダに軸着され、移動刃14と丸刃15とは先端どうしがせり合っているので、移動刃14が回転すると丸刃15も回転する。例えば、図2に矢印で示すように、嵌合部11及び伝達歯車12が左回りに回転すると、移動刃歯車13及び移動刃14は右回りに回転し、丸刃15は左回りに回転する。また、移動刃ホルダ10には正面側から背面側に貫通するビス穴16が設けられている。
【0014】
移動刃ホルダ10の嵌合部11を移動台5の嵌合部7に押し込むことで、図3、4に示すように、移動台5の正面側に移動刃ホルダ10を装着し、さらに、固定手段であるビス20をビス穴16、ネジ穴8に差し込み、ネジ穴8に螺合させて移動台と移動刃ホルダを簡単に固定できる。また、ビス20を抜き取ることで移動刃ホルダ10を簡単に取り外すこともできる。プーリ4aを回転駆動し、タイミングベルト3を回動させると、移動台5が移動すると共に嵌合部7が回転する。嵌合部7の回転は嵌合部11に伝達し、移動刃14及び丸刃15が回転する。図4に示すように、回転する移動刃14及び丸刃15が協働してシートSを滑らかに切断することができる。
【0015】
本実施例においては嵌合部7が凹状、嵌合部11が凸状であるが、その反対であってもよい。また凹状及び凸状の断面形状は実施例の六角形に限らず、回転を伝達できる形状(非円形)であればよい。また本実施例においては、移動台5において、駆動歯車6と嵌合部7が一体化していて駆動歯車の回転がそのまま嵌合部に伝達されるが、駆動歯車と嵌合部の間に歯車など任意の回転伝達機構を介在させてもよく、要は駆動歯車の回転が嵌合部7に伝達できればよい。また本実施例においては、移動刃ホルダにおいて、嵌合部11の回転が伝達歯車12、移動歯車13を介して移動刃14に伝達されるが、これに限るものではなく、任意の回転伝達機構を介して、嵌合部11の回転が最終的に移動刃14に伝達されればよい。
【0016】
フレーム、プーリ、各歯車、各軸、移動台、移動刃ホルダの材質は、金属又はプラスチックが好適で、金属にするか樹脂にするかは必要な強度を勘案して適宜設計すればよい。タイミングベルトの材質はプラスチック又はゴムが好適である。
【実施例2】
【0017】
図5〜7は実施例2のサークルカッター21に関し、図5は移動刃ホルダを取り外した状態の略正面図、図6は移動刃ホルダ10の正面図、図7は移動刃ホルダ10を取り付けた状態の正面図である。図5、7においては、分かり易くするために細部を省略して表している。また、各部材の符号は、前記実施例1と同じ名称、機能の部材に同じ符号を付している。
【0018】
図5において、フレーム1、移動台5などの構成は前記実施例1(図1)とほぼ同様であり、異なっているのは、フレーム1のやや上方に固定刃21がフレームに固定されている点である。固定刃21とフレーム1上端との間には切断するシートが通る隙間が形成されている。
【0019】
図6において、移動刃ホルダ10の構成は、前記実施例1(図2)と比較して、丸刃15を有さない他は同じである。移動刃ホルダ10は、前記実施例1と同様にして移動台5に装着され(図7)、移動台を移動させると移動刃14が回転し、固定刃22と協働してシートを切断する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】実施例のサークルカッター1の移動刃ホルダを取り外した状態の略正面図である。
【図2】移動刃ホルダ10の正面図である。
【図3】サークルカッター1の略正面図である。
【図4】サークルカッター1の断面図である。
【図5】実施例のサークルカッター21の移動刃ホルダを取り外した状態の略正面図である。
【図6】移動刃ホルダ10の正面図である。
【図7】サークルカッター7の略正面図である。
【符号の説明】
【0021】
1 サークルカッター
1’ サークルカッター
2 フレーム
3 タイミングベルト
3a 歯
4a プーリ
4b プーリ
5 移動台
6 駆動歯車
7 嵌合部
8 ネジ穴
9 固定部
10 移動刃ホルダ
11 嵌合部
12 伝達歯車
13 移動刃歯車
14 移動刃
15 丸刃
16 ビス穴
17 軸
18 軸
19 軸
20 ビス
21 サークルカッター
22 固定刃
【出願人】 【識別番号】391063754
【氏名又は名称】株式会社大矢根利器製作所
【出願日】 平成18年7月31日(2006.7.31)
【代理人】 【識別番号】100088823
【弁理士】
【氏名又は名称】神戸 真

【識別番号】100118348
【弁理士】
【氏名又は名称】川端 佳代子


【公開番号】 特開2008−30168(P2008−30168A)
【公開日】 平成20年2月14日(2008.2.14)
【出願番号】 特願2006−207710(P2006−207710)