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ドライアイス切断装置 - 特開2008−6563 | j-tokkyo
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【発明の名称】 ドライアイス切断装置
【発明者】 【氏名】南川 博

【要約】 【課題】帯鋸カバーをドライアイスの載置台ではなく、切断装置本体に移動可能なように連結して、余裕をもった切断を可能とした。

【構成】スライド杆24及びスライドガイド23はローラなどで互いにスライド可能である。帯鋸9の帯鋸カバー25は、このスライド杆24及びスライドガイド23を介して、切断装置本体1の支持板22に対して、水平かつ前後に移動可能となっている。スライド杆24の付勢突起33に係止された付勢紐34は、付勢プーリ32、31に巻かれ、錘36に係止され、これによりスライド杆24及び帯鋸カバー25が錘36によって、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰させる方向に付勢される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
切断されるドライアイスが載置され、切断装置本体に対して移動可能な平坦な載置台と、
この載置台を挿通して帯状の長手方向に動くことによって、上記ドライアイスを切断する帯鋸と、
この帯鋸の周囲を長手方向に沿って囲み、この帯鋸の歯縁の部分において当該囲いが無い帯鋸カバーと、
この帯鋸カバー全体を上記切断装置本体から移動可能とする状態で、この帯鋸カバーを上記切断装置本体に連結し、これにより上記載置台及び上記ドライアイスに対しても当該帯鋸カバーを移動可能として、帯鋸の周囲から当該帯鋸カバーを離脱する連結部材と、
この帯鋸カバーを帯鋸の周囲に復帰させる方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とするドライアイス切断装置。
【請求項2】
上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から平行移動可能とする状態で、連結部材は、帯鋸カバーを上記切断装置本体に連結することを特徴とする請求項1記載のドライアイス切断装置。
【請求項3】
上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から一方向にのみ移動可能とする状態で、上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から平行移動可能とする状態であることを特徴とする請求項1または2記載のドライアイス切断装置。
【請求項4】
上記載置台は、当該帯鋸の幅方向に沿って、切断装置本体に対して水平方向の一方向のみに移動可能であることを特徴とする請求項1、2または3記載のドライアイス切断装置。
【請求項5】
上記帯鋸カバーが帯鋸の周囲に復帰されたことを検出する検出手段がさらに設けられ、この検出によって上記ドライアイスを上記帯鋸の切断方向に直交する方向に所定量移動させる移動機構が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のドライアイス切断装置。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、ドライアイス切断装置に関し、特に帯鋸の周囲を囲む帯鋸カバーの取り付けに関する。
【背景技術】
【0002】
ドライアイス切断装置では、帯鋸が長手方向に動かされ、これにドライアイスが押し当てられて、ドライアイスが移動されることによって、ドライアイスが切断される。この場合、帯鋸がドライアイス以外のものを巻き込んだりすると危険なので、これを防止するため帯鋸の周囲を囲む帯鋸カバーが設けられていた。
【0003】
【特許文献1】特開平9−164502号公報
【特許文献2】実願昭61−136465号(実開平63−41510号)のマイクロフィルム
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このような帯鋸カバーは、従来は、平坦な載置台の上に立設されており、このような載置台には、切断されるドライアイスが載置され、切断装置本体に対して移動可能なものである。
【0005】
ところが、載置台と帯鋸カバーとが一体であると、ドライアイスの切断が一回終了してから、帯鋸カバーからドライアイスをさらに離そうとしても、いったん帯鋸が帯鋸カバーに収納されると、これ以上載置台を動かすことができない。
【0006】
どうしても帯鋸カバーからドライアイスをさらに離そうとすると、ドライアイスを載置台上でスライドさせなくてはならない。ドライアイスを載置台上でスライドさせようとすると、帯鋸に対するドライアイスの向きが変わってしまい、ドライアイスを平行に切断することができなくなってしまう。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記目的を達成するために、本件発明は、帯鋸カバー全体を上記切断装置本体から移動可能とする状態で、この帯鋸カバーを上記切断装置本体に連結し、これにより上記載置台及び上記ドライアイスに対しても当該帯鋸カバーを移動可能として、帯鋸の周囲から当該帯鋸カバーを離脱する連結部材と、この帯鋸カバーを帯鋸の周囲に復帰させる方向に付勢する付勢部材とを備えた。
【0008】
また、本件発明は、上記帯鋸カバーが帯鋸の周囲に復帰されたことを検出する検出手段がさらに設けられ、この検出によって上記載置台を上記帯鋸の切断方向に直交する方向に所定量移動させる移動機構が設けられるようにした。
【発明の効果】
【0009】
これにより、帯鋸カバーを載置台から別に独立に移動させることができ、ドライアイスの切断が一回終了してから、帯鋸カバーからドライアイスをさらに離そうとした場合、帯鋸カバーは移動させず、載置台のみを移動させることができ、帯鋸カバーからドライアイスをさらに離すことが容易になり、余裕をもった切断が可能となる。
【0010】
また、帯鋸カバーが帯鋸の周囲に復帰されたときに、載置台を上記帯鋸の切断方向に直交する方向に所定量移動させるので、帯鋸が帯鋸カバーで覆われた時点ですぐに直交方向に移動できるので、ドライアイスを複数片に切断する作業が早くなる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
(1)ドライアイス切断装置
図1はドライアイス切断装置の全体外観を示す。切断装置本体1の基台2の上には、方形枠状の基支持枠4が水平に固定され、この基支持枠4の上には方形枠状の載置台支持枠5が水平に固定されている。
【0012】
この載置台支持枠5の上には、上面が平坦で水平な載置台6が水平に設置され、この載置台6の下面には移動輪14…が取り付けられ、この移動輪14…は載置台支持枠5の上を転動可能となっており、載置台支持枠5及び切断装置本体1に対して水平方向の前後のみに移動可能となっている。
【0013】
上記切断装置本体1の基台2の横から上に向かって横向き「U字状」の支柱3が連結固定されている。この支柱3の上には、受動鋸輪7が回転可能に取り付けられ、上記基台2には駆動鋸輪8が回転可能に取り付けられている。これら受動鋸輪7及び駆動鋸輪8には、可撓性のあるエンドレスの帯鋸9が架け渡されている。この駆動鋸輪8はモーター(図示せず)によって回転され、帯鋸9が高速で長手方向に移動される。
【0014】
上記基支持枠4、載置台支持枠5、載置台6の同じ位置には、前縁から前後に延びるスリット10、11、12が形成されている。これらスリット10、11、12を上記帯鋸9が挿通していて、この帯鋸9の前縁は鋸歯が形成されてドライアイスを切断する歯縁13が形成されている。載置台6の上にドライアイスを載置して、載置台6を前後に動かすと、ドライアイスを上記帯鋸9によって切断することができる。
【0015】
(2)帯鋸カバー25の連結と付勢
図2および図3に示すように、上記支柱3の先端から基支持枠4の奥縁にかけて「逆L字状」のカバー支持枠21が連結固定されている。このカバー支持枠21の水平枠には方形板状の支持板22が吊り下げ固定されている。この支持板の下方の側面には水平方向に延びる一対のスライドガイド23、23(連結部材)が固定されている。
【0016】
このスライドガイド23、23の中には複数の車輪が内蔵されるか、またはスライド杆24(連結部材)の上下縁には複数の車輪が内蔵され、スライドガイド23、23の間に、スライド杆24が前後にスライド可能に支持されている。
【0017】
このスライド杆24の前端には、帯鋸カバー25の上端が固定されている。この帯鋸カバー25は垂直方向に沿って延びており、上記載置台6の連結も固定も接触もされておらず、載置台6から浮いている状態となっている。帯鋸カバー25は断面「コ字状」で縦に延び、帯鋸9の周囲を長手方向に沿って囲み、この帯鋸9の前縁の歯縁13の部分において当該囲いが無い状態となっている。
【0018】
これにより、帯鋸カバー25全体は上記切断装置本体1から、帯鋸9の幅方向に沿って前後の一方向のみに水平に平行に移動可能の状態で、この帯鋸カバー25は当該切断装置本体1に連結されている。この平行移動というのは、帯鋸カバー25の上端と下端とは同方向及び同量で移動することである。そして、上記載置台6及び上記ドライアイスに対しても当該帯鋸カバー25は移動可能となり、帯鋸9の周囲から当該帯鋸カバー25は離脱可能となっている。
【0019】
上記カバー支持枠21の「逆L字状」の角側面と、上記支持板22の前下側面とには、付勢プーリ31、32が回転可能に支持されている。上記スライド杆24の奥端には付勢突起33が上に向かって突設されている。この付勢突起33には付勢紐34の先端が固定され、この付勢紐34は上記付勢プーリ32、31(付勢部材)に架け渡されて、上記「逆L字状」のカバー支持枠21の垂直枠に沿って垂下されている。
【0020】
この付勢紐34(付勢部材)の他端には錘36(付勢部材)が固定されている。これにより、付勢突起33(付勢部材)及びスライド杆24が前方へ付勢され、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰させる方向に付勢される。
【0021】
ドライアイスが載置台6とともに帯鋸カバー25の付勢に抗して後方へ押し出されると、ドライアイスが帯鋸9で切断される。また、ドライアイスが載置台6とともに帯鋸カバー25の付勢に沿って前方へ引き戻されると、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰される。
【0022】
上記支持板22からはストッパー35が側方に突設されており、このストッパー35には上記付勢突起33が当接して、帯鋸カバー25の内側面が帯鋸9の背側に当たるのが防止され、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲を長手方向に沿って囲む状態が維持される。
【0023】
(3)光電センサー41とスライドアーム装置51との連携
図2及び図3に示すように、上記方形の支持板22の付勢プーリ32の下には、光電センサー41が取り付けられ、上記スライド杆24の上縁中央には反射板42が突設されている。
【0024】
上記ストッパー35に上記付勢突起33が当接し、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰すると、この反射板42は、光電センサー41に対向する位置に移動し、当該復帰が検出される。また、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲から離脱すると、反射板42は、光電センサー41に対向する位置から移動し、当該離脱が検出される。
【0025】
上記載置台6の奥側の載置台支持枠5の上には、スライドアーム装置51のガイド杆52が載置台6と一体に前後移動可能に載置されている。このスライドアーム装置51のガイド杆52の上には、アーム収納部53がガイド杆52に沿って左右に移動可能に設置されている。
【0026】
上記スライドアーム装置51のガイド杆52内には、左右に延びるスクリュ棒または雄ねじ棒(図示せず)が内蔵され、上記アーム収納部53の下からはこのスクリュ棒に係合する係合突起または螺合する雌ねじ部が設けられ、スクリュ棒または雄ねじ棒が回転されるとアーム収納部53が左右に移動される。
【0027】
このスクリュ棒または雄ねじ棒の回転量は、パルスモーター等(図示せず)によって、回転量がパルス数に応じて決定され、これに応じてアーム収納部53の左右の移動量が決定される。アーム収納部53の中にはアーム54が収納され、このアーム54はアーム収納部53から手前に向かって出没可能となっている。このアーム54の左側にはドライアイスが当接される。
【0028】
上記帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰して、光電センサー41に反射板42が対抗するごとに、上記スライドアーム装置51のパルスモーターに所定数のパルスが送られ、アーム54が左右方向(左方向)に所定量ずつ移動され、1回の切断ごとにドライアイスが帯鋸9の切断方向に直交する方向に所定量ずつ移動される。
【0029】
(4)制御回路
図4は上記ドライアイス切断装置の切断装置本体1に取り付けられている制御回路を示す。上記光電センサー41からの検出信号、ドライアイス切断装置の電源スイッチ61の投入の検出信号、帯鋸9を送る駆動鋸輪8を駆動するモーターが動いていることを示す検出信号などは入力インターフェース62を経てバスライン63を経由してコントローラ(CPU)54へ送られる。
【0030】
また、各種駆動信号は、コントローラ(CPU)64からバスライン63を経由して出力インターフェース65を経て、モータードライバ66で所定数のパルスに変換されて、上記スライドアーム装置51の上記パルスモーター67へ送られて、上記アーム54が左右方向(左方向)に所定量ずつ移動される。
【0031】
プログラム/データ記憶部68(内部記憶媒体/手段)はROMまたは書き込み可能なRAM、フラッシュメモリまたはEEPROM等の記憶装置からなり、光ディスクまたは磁気ディスク等の情報記憶部69(外部記憶媒体/手段)に記憶されるコンピュータのプログラムが書き写され記憶される(インストール/転送される)。
【0032】
またプログラム/データ記憶部68には外部の機器またはコンピュータから上記入力インターフェースまたは送受信装置を介して送信されるプログラムも記憶される(インストール/転送される)。このプログラムの記憶媒体は通信媒体も含む。
【0033】
このプログラムは、コントローラ(CPU)64が各種処理を行うための後述する各フローチャートに応じた楽音発生のためのプログラムである。このプログラム/データ記憶部68には、上述したスライドアーム装置51のアーム54の送り量、その他の各種データも記憶される。
【0034】
入力部70からは、上記スライドアーム装置51のアーム54の1回あたりの移動量、その他の各種データが入力される。表示部71には、アーム54の送り量、アーム54の移動時期、アーム54の原点、上記プログラムに応じた情報、入力部70からの入力データ、出力データ、その他の各種データが表示される。
【0035】
(5)アーム54の送出し処理
図5は、上記スライドアーム装置51のアーム54の送出し処理のフローチャートを示す。この処理は、上記電源スイッチ61の投入によって開始され、当該電源スイッチ61が遮断されるまで継続される。
【0036】
まず、上記入力部70からスライドアーム装置51のアーム54の移動時期(タイミング)が入力されると(ステップ01)、この移動時期データはプログラム/データ記憶部68にストアされる(ステップ02)。この移動時期データは、上記帯鋸カバー25が復帰してからアーム54がスライド開始するまでの余裕時間である。
【0037】
ついで、アーム54の1回あたりの移動量が入力されると(ステップ03)、この移動量データはプログラム/データ記憶部68にストアされる(ステップ04)。この移動量データに応じた幅で、上記ドライアイスが順次切断されていく。
【0038】
また、アーム54を作動させる命令が入力部70から入力されると(ステップ11)、このときのアーム54の原点データ(位置データ)がプログラム/データ記憶部68にストアされ(ステップ12)、上記アーム54の移動時期データがプログラム/データ記憶部68から読み出され(ステップ13)、上記アーム54の移動量データがプログラム/データ記憶部68から読み出される(ステップ14)。
【0039】
また、光電センサー41及び反射板42から反射信号があり(ステップ21)、前回には光電センサー41及び反射板42から反射信号がなければ(ステップ22)、新たに帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰したこととなる。そうすると、上記移動時期データに応じた時間が経過した後(ステップ23)、出力インターフェース65を通じてモータードライバ66へ送られ、スライドアーム装置51のパルスモーター67へ、当該移動量データに応じた数のパルスが送り込まれる(ステップ24)。
【0040】
これにより、帯鋸カバー25の復帰から移動時期データの経過後、ドライアイスが切断幅分だけ左方向へ移動される。これに応じて、操作者はドライアイスを帯鋸9に向かって押し出して、ドライアイスを移動された切断幅で切断し、帯鋸カバー25を帯鋸9から離脱させることになる。上記ステップ22の前回の検出とステップ21の今回の検出との時間間隔は、ドライアイスの一回の切断が終わって、次の切断操作に入るのに必要な余裕時間とされ、例えば1秒乃至2秒である。
【0041】
上記ドライアイスの切断の最中には、光電センサー41及び反射板42から反射信号がないので(ステップ21)、スライドアーム装置51のアーム54が誤って移動してしまうことがない。光電センサー41及び反射板42から反射信号がないときは(ステップ21、22)、その他の処理が実行される(ステップ31)。
【0042】
(6)他の実施の形態
本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、上記フローチャートによる処理は、リレーによる同等のシーケンス処理でも同等の論理回路でも実現可能である。光電センサー41、反射板42は、帯鋸カバー25の復帰を検出できれば、リミットスイッチ、磁気センサー、電磁気センサーなどどのような検出手段でもよい。
【0043】
上記アーム54の1回あたりの移動量データは、一律ではなく、プラグラマブルに複数の値を同時設定できてもよい。例えば、交互に異なる移動量データが設定されたり、最初の数回の移動量データとこれに続く数回の移動量データが異なったりしてもよい。
【0044】
この場合、このような複数の移動量データがプログラム/データ記憶部68にストアされ、これらの移動量データが順次読み出されて、ステップ03〜06のそれぞれの切断動作ごとに切断幅が変更されていく。
【0045】
帯鋸カバー25の形状は四角柱の筒状のほか、円筒状、多角形の筒状などでもよいし、帯鋸カバー25の囲いが無い部分の両側縁は直線状のほか、湾曲していてもよいし、波状でもよいし、前方に大きく突出していてもよく、帯鋸9を囲うことができれば形状はどのような形状でもよい。
【0046】
帯鋸カバー25の上端と下端とは同方向及び同量で移動して平行移動するが、帯鋸カバー25の上端と下端とで異なる方向または異なる量移動してもよい。例えば、帯鋸カバー25が揺動、振動などしてもよいし、上記平行移動と揺動、振動などとが組み合わされてもよい。この場合、帯鋸カバー25の上端が軸支される。
【0047】
上記帯鋸カバー25を切断装置本体1から移動可能なように連結する機構は、上記スライドガイド23、スライド杆24のほか、上記スライドアーム装置51のような、スクリュ棒とこのスクリュ棒に係合する係合突起、雄ねじ棒と螺合する雌ねじ部、ピニオンとラック、プーリとベルトなど、移動できればどのような機構でもよい。
【0048】
帯鋸カバー25を帯鋸9の周囲に復帰させる方向に付勢する付勢部材は、上記付勢プーリ31、32、付勢突起33、付勢紐34、錘36のほか、支持板22、カバー支持枠21など切断装置本体1とスライド杆24、帯鋸カバー25との間に架渡されたゴムチューブ、コイルバネなどの、帯鋸カバー25を帯鋸9の周囲に復帰させる方向に引っ張り付勢する弾性部材でもよい。
【0049】
上記スライドアーム装置51のアーム54の移動機構は、スクリュ棒または雄ねじ棒とこのスクリュ棒に係合する係合突起または螺合する雌ねじ部のほか、ピニオンとラック、プーリとベルトなど、移動できればどのような機構でもよい。
【0050】
上記載置台6の上面は水平のほか、傾斜していてもよいし、傾きの異なる複数の平坦面からなっていてもよく、湾曲していてもよい。本切断装置で切断するのは、ドライアイスであるが、他に木材、樹脂など帯鋸で切断できるものならば何でもよい。載置台6の移動方向は水平方向のほか、水平方向から傾斜した方向でもよい。
【0051】
上記スリット10、11、12は直線状ではなく、湾曲していたり、ジグザグ状であったりしてもよい。これにより、上記帯鋸カバー25全体は、当該帯鋸9の幅方向に沿って、上記切断装置本体1から平行移動しなくなるし、一方向ではなく多方向に移動可能となる。
【0052】
以上のようなドライアイス切断装置のカバー25、スライドアーム装置51、カバー支持枠21、支持板22、スライドガイド(連結部材)23、スライド杆(連結部材)24、帯鋸カバー25、付勢プーリ(付勢部材)31、32、付勢突起(付勢部材)33、付勢紐(付勢部材)34、ストッパー35、錘(付勢部材)36、光電センサー(検出手段)41、反射板(検出手段)42、図4の制御回路、図5に応じたコンピュータプログラムなどの一部または全部は、ドライアイス切断装置の製造段階だけではなく、後からドライアイス切断装置に付加装着されてもよい。
【0053】
(7)他の発明の効果
[1]切断されるドライアイスが載置され、切断装置本体に対して移動可能な平坦な載置台と、 この載置台を挿通して帯状の長手方向に動くことによって、上記ドライアイスを切断する帯鋸と、 この帯鋸の周囲を長手方向に沿って囲み、この帯鋸の歯縁の部分において当該囲いが無い帯鋸カバーと、 この帯鋸カバー全体を上記切断装置本体から移動可能とする状態で、この帯鋸カバーを上記切断装置本体に連結し、これにより上記載置台及び上記ドライアイスに対しても当該帯鋸カバーを移動可能として、帯鋸の周囲から当該帯鋸カバーを離脱する連結部材と、 この帯鋸カバーを帯鋸の周囲に復帰させる方向に付勢する付勢部材とを備えたことを特徴とするドライアイス切断装置。
【0054】
[2]上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から平行移動可能とする状態で、連結部材は、帯鋸カバーを上記切断装置本体に連結することを特徴とする請求項1記載のドライアイス切断装置。これにより、帯鋸カバーを斜めに傾けるようにドライイアスが当接しても、帯鋸カバーが傾くことがなく、ドライアイスの角に集中して力がかかることがなく、ドライアイスを破損してしまうことがない。
【0055】
[3]上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から一方向にのみ移動可能とする状態で、上記帯鋸カバー全体は、当該帯鋸の幅方向に沿って、上記切断装置本体から平行移動可能とする状態であることを特徴とする請求項1または2記載のドライアイス切断装置。これにより、帯鋸カバーが帯鋸に復帰するとき、この復帰機構の構造が簡易となり、当該復帰が容易で、復帰が迅速になる。
【0056】
[4] 上記載置台は、当該帯鋸の幅方向に沿って、切断装置本体に対して水平方向の一方向のみに移動可能であることを特徴とする請求項1、2または3記載のドライアイス切断装置。これにより、載置台の上に設置されたドライアイスが切断途中で移動してしまうことがなく、正確な切断ができ、切断面もきれいになる。
【0057】
[5]上記帯鋸カバーが帯鋸の周囲に復帰されたことを検出する検出手段がさらに設けられ、この検出によって上記ドライアイスを上記帯鋸の切断方向に直交する方向に所定量移動させる移動機構が設けられていることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のドライアイス切断装置。これにより、ドライアイスを決められた幅で正確に切断できる。また、帯鋸が帯鋸カバーで覆われた時点ですぐに直交方向にドライアイスを移動できるので、ドライアイスを複数片に切断する作業が早くなる。
【産業上の利用可能性】
【0058】
帯鋸カバーをドライアイスの載置台ではなく、切断装置本体に移動可能なように連結して、余裕をもった切断を可能とした。スライド杆24及びスライドガイド23はローラなどで互いにスライド可能である。
【0059】
帯鋸9の帯鋸カバー25は、このスライド杆24及びスライドガイド23を介して、切断装置本体1の支持板22に対して、水平かつ前後に移動可能となっている。スライド杆24の付勢突起33に係止された付勢紐34は、付勢プーリ32、31に巻かれ、錘36に係止され、これによりスライド杆24及び帯鋸カバー25が錘36によって、帯鋸カバー25が帯鋸9の周囲に復帰させる方向に付勢される。
【図面の簡単な説明】
【0060】
【図1】ドライアイス切断装置の全体外観を示す。
【図2】帯鋸カバー25の連結機構と付勢機構を示す。
【図3】光電センサー41とスライドアーム装置51との連携機構を示す。
【図4】上記ドライアイス切断装置の切断装置本体1に取り付けられている制御回路を示す。
【図5】スライドアーム装置51のアーム54の送出し処理のフローチャートを示す。
【符号の説明】
【0061】
1…切断装置本体、2…基台、
3…支柱、4…基支持枠、
5…載置台支持枠、6…載置台、
7…受動鋸輪、8…駆動鋸輪、
9…帯鋸、10、11、12…スリット、
13…歯縁、14移動輪、
21…カバー支持枠、22…支持板、
23…スライドガイド(連結部材)、
24…スライド杆(連結部材)、
25…帯鋸カバー、31、32…付勢プーリ(付勢部材)、
33…付勢突起(付勢部材)、34…付勢紐(付勢部材)、
35…ストッパー、36…錘(付勢部材)、
41…光電センサー(検出手段)、42…反射板(検出手段)、
51…スライドアーム装置、52…ガイド杆、
53…アーム収納部、54…アーム、
61…電源スイッチ、62…入力インターフェース、
63…バスライン、64…コントローラ(CPU)、
65…出力インターフェース、66…モータードライバ、
67…パルスモーター、68…プログラム/データ記憶部、
69…情報記憶部、70…入力部、71…表示部。
【出願人】 【識別番号】597113354
【氏名又は名称】南川 博
【出願日】 平成18年6月30日(2006.6.30)
【代理人】 【識別番号】100092130
【弁理士】
【氏名又は名称】若原 誠一


【公開番号】 特開2008−6563(P2008−6563A)
【公開日】 平成20年1月17日(2008.1.17)
【出願番号】 特願2006−182174(P2006−182174)