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【発明の名称】 電気かみそり
【発明者】 【氏名】江森 俊之

【要約】 【課題】電気かみそりを使い終わる毎に、内刃に付着した毛屑や皮脂等を清掃し除去する作業を省略し、実際に電気かみそりの使用中においても常にこれらを除去可能とすることで切れ味を長期に亘って持続させることが可能な電気かみそりを提供する。

【解決手段】刃ヘッド部3と、刃ヘッド部3の下方に連結されユーザが把持するためのグリップ部4とを有する電気かみそりにおいて、刃ヘッド部3は、多数の髭導入孔が穿孔された金属薄板が湾曲形状に折り曲げられてなる外刃11と、カッターブレードを螺旋状に形成させてなるとともに外刃11の内面に摺接する内刃12と、少なくとも先端が内刃12のカッターブレードによる谷部の底に外接するブラシ体13とを備え、モータにより回転駆動されている内刃12における少なくとも谷部に付着した毛屑や皮脂等をブラシ体13により除去する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
刃ヘッド部と、上記刃ヘッド部の下方に連結されユーザが把持するためのグリップ部とを有する電気かみそりにおいて、
上記刃ヘッド部は、
多数の髭導入孔が穿孔された金属薄板が湾曲形状に折り曲げられてなる外刃と、
カッターブレードを螺旋状に形成させてなるとともに上記外刃の内面に摺接する内刃と、
少なくとも先端が上記内刃のカッターブレードによる谷部の底に外接するブラシ体とを備え、
上記グリップ部内には、ユーザによる指定動作に基づいて上記内刃を回転駆動させるモータが実装され、
上記モータにより回転駆動されている内刃における少なくとも谷部に付着した毛屑や皮脂等を上記ブラシ体により除去すること
を特徴とする電気かみそり。
【請求項2】
上記ブラシ体は、着脱自在に構成されていること
を特徴とする請求項1記載の電気かみそり。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、内刃に付着した毛屑や皮脂等を除去する際に好適な電気かみそりに関するものである。
【背景技術】
【0002】
回転式電気かみそりは、多数の髭導入孔が穿孔された金属薄板が湾曲形状に折り曲げられてなる外刃を備え、内刃が有した複数のカッターブレードを外刃の内面にばねにより押付けて構成されている。回転式電気かみそりは、この内刃を本体ケースに内蔵された図示しないモータにより回転させ、カッターブレードを外刃の内面に摺接回転させることにより髭そりをする。
【0003】
ところで、上述の如き構成からなる回転式電気かみそりにおいて、螺旋状に形成された内刃のカッターブレードにより山部と谷部が形成されることになるが、切断された毛屑や皮脂がカッターブレードに付着し、特にこの谷部においてこれら毛屑や皮脂が蓄積してしまう。特にカッターブレードによる谷部に毛屑や皮脂等が蓄積してしまうと、回転式電気かみそりの切れ味が著しく低下し、衛生面においても悪影響を及ぼすものとなる。
【0004】
このため、内刃に付着している毛屑や皮脂等を除去可能な電気かみそりが従来において提案されている。
【0005】
例えば、外刃ホルダーと換装されるキャップの内面に、内刃清掃用のブラシを配置した清掃具も提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。しかしながら、このような特許文献1、2記載の清掃具は、清掃の度に使用を中止しなければならず、また外刃ホルダーとキャップの換装作業を行わなければならず、ユーザに対して過度の負担を強いることにもなっていた。
【特許文献1】特開昭58−174068号公報
【特許文献2】実開昭59−40078号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
そこで本発明は、上述した課題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、電気かみそりを使い終わる毎に、内刃に付着した毛屑や皮脂等を自動的に清掃し除去する作業を省略し、実際に電気かみそりの使用中においても常にこれらを除去可能とすることで切れ味を長期に亘って持続させることが可能な電気かみそりを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明に係る電気かみそりは、上述した課題を解決するために、刃ヘッド部と、上記刃ヘッド部の下方に連結されユーザが把持するためのグリップ部とを有する電気かみそりにおいて、上記刃ヘッド部は、多数の髭導入孔が穿孔された金属薄板が湾曲形状に折り曲げられてなる外刃と、カッターブレードを螺旋状に形成させてなるとともに上記外刃の内面に摺接する内刃と、少なくとも先端が上記内刃のカッターブレードによる谷部の底に外接するブラシ体とを備え、上記グリップ部内には、ユーザによる指定動作に基づいて上記内刃を回転駆動させるモータが実装され、上記モータにより回転駆動されている内刃における少なくとも谷部に付着した毛屑や皮脂等を上記ブラシ体により除去することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明を適用した電気かみそりでは、実際の使用中においても常に毛屑や皮脂等を除去することができ、特にカッターブレードの谷部においてこれら毛屑や皮脂が蓄積してしまうのを防止することができる。このため、本発明を適用した電気かみそりでは、切れ味を常時向上させることができ、衛生面においても優れた構成とすることができる。また、本発明では、電気かみそりの使用とともに内刃の清掃も同時に行うことができることから、清掃の度に使用を中止することもなくなり、さらには清掃に伴うユーザの作業負担を軽減させることができる点においても有用である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
以下、本発明を実施するための最良の形態として、内刃に付着した毛屑や皮脂等を実際の使用中においても除去する電気かみそりについて、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】
本発明を適用した電気かみそり1は、例えば図1に示すように、刃ヘッド部3と、刃ヘッド部3の下方に連結されユーザが把持するためのグリップ部4とを有する。グリップ部4には、ユーザが電気かみそり1を操作するためのスイッチボタン2が少なくとも形成されている。ちなみに、このグリップ部4内には図示しないモータが実装されており、スイッチボタン2の押圧入力に基づいてモータは自転することになる。
【0011】
図2は、刃ヘッド部3の分解斜視図である。刃ヘッド部3は、大別して外刃11と、内刃12と、ブラシ体13とを備えている。ちなみに、図3は、刃ヘッド部3の断面構成図を示している。
【0012】
外刃11は、外刃ホルダー21に実装される。この外刃11は、多数の髭導入孔が穿孔された金属薄板が湾曲形状に折り曲げられて構成されている。
【0013】
内刃12は、カッターブレードを螺旋状に形成させてなる。即ち、この内刃12は、この螺旋状に形成されたカッターブレードにより山部と谷部とが構成されることになる。また内刃12は、内刃ホルダー22において回転自在となるように2本配設される。内刃12は、図3に示すように外刃11の内面に摺接するように固定される。内刃12は、上記図示しないモータにより回転駆動させられることになる。
【0014】
ブラシ体13は、ブラシホルダー23に固着されている。このブラシホルダー23は、2本に亘る内刃12それぞれに対してブラシ体13を外接可能なように2列に亘りブラシ体13を固着している。このブラシホルダー23は、この内刃ホルダー22内に対して着脱自在となるような機構を設けるようにしてもよい。即ち、ブラシ体13について着脱可能とすることにより、これのみを取り外して洗浄することが可能となる。
【0015】
図4は、このブラシホルダー23を内刃ホルダー22に装着させた状態における側面図を示している。このブラシホルダー23におけるブラシ体13の先端は、少なくとも内刃12におけるカッターブレードによる谷部の底に外接するように固定されることになる。
【0016】
次に、本発明を適用した電気かみそり1の動作について説明をする。
【0017】
先ず、ユーザによりスイッチボタン2が押圧入力されると、これに基づいて図示しないモータが自転し、内刃12が回転駆動することになる。ユーザは、外刃11の外面に顎や頬を押し当てることにより、外刃の髭導入孔に髭を導入させることができ、これらは回転駆動されている内刃12と外刃11により剃られることになる。
【0018】
また内刃12は、回転駆動している最中においてもブラシ体13が常時外接している状態にあるため、少なくともカッターブレードの谷部に付着した毛屑や皮脂等をかかるブラシ体13により除去することが可能となる。
【0019】
図5は、本発明の作用効果について説明するための図である。内刃12に対してブラシ体13を常時外接させていない場合には、図5(a)に示すように、顎41に外刃11を押し当てて髭導入孔に髭を導入させると、内刃12の谷部において毛屑42等が蓄積し、切れ味が悪化してしまう。これに対して、本発明の如く内刃12に対してブラシ体13を常時外接させた場合には、図5(b)に示すように、顎41に外刃11を押し当てて髭導入孔に髭を導入させても、内刃12の谷部において毛屑42等が蓄積することがなくなり、切れ味が悪化してしまうこともなくなる。
【0020】
即ち、本発明を適用した電気かみそり1では、実際の使用中においても常に毛屑や皮脂等を除去することができ、特にカッターブレードの谷部においてこれら毛屑や皮脂が蓄積してしまうのを防止することができる。このため、電気かみそり1では、切れ味を常時向上させることができ、衛生面においても優れた構成とすることができる。また、本発明では、電気かみそり1の使用とともに内刃12の清掃も同時に行うことができることから、清掃の度に使用を中止することもなくなり、さらには清掃に伴うユーザの作業負担を軽減させることができる点においても有用である。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【図1】本発明を適用した電気かみそりの全体構成図である。
【図2】刃ヘッド部の分解斜視図である。
【図3】刃ヘッド部の断面構成図である。
【図4】ブラシホルダーを内刃ホルダーに装着させた状態における側面図である。
【図5】本発明の作用効果について説明するための図である。
【符号の説明】
【0022】
1 電気かみそり
2 スイッチボタン
3 刃ヘッド部
4 グリップ部
11 外刃
12 内刃
13 ブラシ体
21 外刃ホルダー
22 内刃ホルダー
23 ブラシホルダー
【出願人】 【識別番号】398006062
【氏名又は名称】株式会社東京企画販売
【出願日】 平成18年9月21日(2006.9.21)
【代理人】 【識別番号】100107250
【弁理士】
【氏名又は名称】林 信之

【識別番号】100120868
【弁理士】
【氏名又は名称】安彦 元


【公開番号】 特開2008−73231(P2008−73231A)
【公開日】 平成20年4月3日(2008.4.3)
【出願番号】 特願2006−256037(P2006−256037)