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【発明の名称】 ロータリーシェーバー用内刃およびこれを用いたロータリーシェーバー
【発明者】 【氏名】岡部 正樹

【要約】 【課題】薄肉構造で切れ味を長期にわたって維持することが可能なロータリーシェーバー用内刃およびこれを用いたロータリーシェーバーを提供する。

【構成】本体部12から起立して形成された複数の支持部14と、支持部14の先端部14bにそれぞれ設けられた小刃16とにより構成され、支持部14の起立位置14aが小刃16の刃先位置よりも内刃10の回転方向前方側であることを特徴とするロータリーシェーバー用内刃100である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロータリーシェーバー用の内刃であって、
該内刃は、本体部から起立して形成された複数の支持部と、該支持部の先端部にそれぞれ設けられた小刃とにより構成され、
前記支持部の起立位置が前記小刃の刃先位置よりも前記内刃の回転方向前方側であることを特徴とするロータリーシェーバー用内刃。
【請求項2】
前記支持部には少なくとも一つの屈曲部または湾曲部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のロータリーシェーバー用内刃。
【請求項3】
前記小刃は、前記支持部の先端部における線形を変更することなく前記支持部の先端部に設けられていることを特徴とする請求項1または2記載のロータリーシェーバー用内刃。
【請求項4】
前記支持部は、前記内刃の回転方向後方側に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3のうちのいずれか一項記載のロータリーシェーバー用内刃。
【請求項5】
筐体と、
該筐体に内蔵された電源装置および内刃の駆動装置と、
前記駆動装置に連繋して回転駆動される内刃と、
前記内刃と協働して髭を剃る外刃を具備し、
前記内刃が請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の内刃であることを特徴とするロータリーシェーバー。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明はロータリーシェーバー用内刃およびこれを用いたロータリーシェーバーに関し、より詳細には、薄肉化が可能であると共に、耐摩耗性に優れたロータリーシェーバー用内刃とロータリーシェーバーに関する。
【背景技術】
【0002】
ロータリーシェーバー用内刃の耐摩耗性(髭の剃り味)と薄肉化の関係は一般にトレードオフの関係にある。すなわち、耐摩耗性を優先させると薄肉化が困難で内刃の製造コストが高くなり、薄肉化を優先させると耐摩耗性に難が生じ商品価値が低減してしまうというものである。したがって一般には、耐摩耗性と薄肉化のバランスがとられた状態でロータリーシェーバー用内刃やこれを用いたロータリーシェーバーが市場に提供されている。
【0003】
このように耐摩耗性と薄肉化のバランスがとられたロータリーシェーバー用内刃は髭を剃り易くするため、ロータリーシェーバー用内刃が回転する方向に傾斜させた状態(例えば、特許文献1の図6)で形成されているのが通常である。特許文献1の図6にあるような形状にロータリーシェーバー用内刃を形成することによって、薄肉構造であっても髭を剃り易くすることが可能になるためである。
ここで、ロータリーシェーバー用内刃が回転する方向に傾斜する状態とは、ロータリーシェーバー用内刃の根元部分の位置に対して、先端部分の位置が、ロータリーシェーバー用内刃の回転方向における前方側に位置している状態のことを指している。
【0004】
また、ロータリーシェーバーの内刃を薄肉化した場合には、ロータリーシェーバーに内蔵されている駆動手段の出力軸に内刃を連結させるための内刃ガイドには、本体部の下面を支持する内刃ガイド防振部材を設け、本体部の下面を支持することにより、ロータリーシェーバーの内刃を回転させた際における振動を防止するという対策を施すこともある。
【特許文献1】特開2005―185827号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところが、特許文献1にあるようなロータリーシェーバー用内刃(以降、単に内刃という)が回転すると、外刃と内刃の刃面摺動抵抗による摩擦や髭剃り抵抗による内刃の刃部(特許文献1の118)は微細な振動を起こしやすくなる。これにより外刃と内刃の刃面摺動部が異常磨耗し、髭の剃り味が劣化してしまうといった課題がある。また、場合によっては、ロータリーシェーバーが使用不可能な状態に破損してしまうといった課題もある。
【0006】
内刃(内刃の刃部)の微細な振動について説明する。図15は、黒板にチョークを用いて線を描く際における黒板とチョークの状態を示す説明図である。
図15Aに示すように、黒板にチョークを傾け、チョークを黒板に軽く押し当てた状態でチョークを矢印方向に動かす(チョークを保持している側のチョーク端部から黒板とチョークが接している側のチョーク端部に進む方向)と、黒板とチョークの摩擦力とチョークの押し当て力の関係でびびりが発生する。このような状態においては、図15Bに示すように、黒板上をチョークが飛び跳ねるような間欠的な移動現象が生じる(以降、この現象をチョーク現象という)。
黒板へのチョークの押し当て力とチョークの移動速度を一定にした場合、黒板へのチョークの傾斜角度によってチョーク現象の生じ方が異なる。図15Cに示すように、黒板に対するチョークの傾斜角度αが小さい場合には、チョーク現象が発生しにくいが、図15D,Eに示すように黒板に対するチョークの傾斜角度αが大きい場合には、チョーク現象が発生しやすくなる。ところが、図15Fに示すように、黒板に押し当てたチョークを図15Dに示すチョークの移動方向と反対側に移動させると、黒板に対するチョークの傾斜角度が図15Fにおける当該傾斜角度と同程度であっても、チョーク現象が発生しない。
以上に示したようないわゆるチョーク現象は、黒板とチョークにおいてのみ発生する現象ではなく、金属や樹脂のほか木材等においても同様に発生する。また、図15Gに示すように、移動体の長さが長くなる程、また、移動体のたわみが発生しやすい程チョーク現象は顕著にあらわれる傾向にある。
【0007】
また、内刃の寿命を延ばすための一般的手法としては、先述のような内刃ガイド防振部材を取り付けたり、内刃の板厚を厚くするといった対策が採用されているため、内刃の製造コストが高騰してしまうといった課題もある。
【0008】
また、近年におけるロータリーシェーバーを含む電気シェーバは、清潔志向の需要に応じて水洗いが可能な製品が主力となっている。このように水洗いが可能な電気シェーバは、洗浄後、無給油の状態で刃を回転動作させることがほとんどである。このような無給油の状態で刃を回転させるとさらに内刃と外刃に負担がかかり、内刃と外刃の磨耗が加速してしまうといった課題もある。このように、内刃と外刃は非常に過酷な状況で使用されているため、従来におけるロータリーシェーバーに比べて短時間で髭の切れ味が劣化してしまう状況にあるといえる。
【0009】
本発明は、内刃と外刃によるチョーク現象を防ぐことにより、内刃の微細な振動を抑えるための部品の配設を不要にすると共に、内刃と外刃の摺動状態を適切な状態に維持することで内刃と外刃の異常磨耗をなくし、薄肉構造であっても切れ味を長期にわたって維持することが可能なロータリーシェーバー用内刃およびこれを用いたロータリーシェーバーの提供を目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、ロータリーシェーバー用の内刃であって、該内刃は、本体部から起立して形成された複数の支持部と、該支持部の先端部にそれぞれ設けられた小刃とにより構成され、前記支持部の起立位置が前記小刃の刃先位置よりも前記内刃の回転方向前方側であることを特徴とするロータリーシェーバー用内刃である。
【0011】
また、前記支持部には少なくとも一つの屈曲部または湾曲部が形成されていることを特徴とする。
また、前記小刃は、前記支持部の先端部における線形を変更することなく前記支持部の先端部に設けられていることを特徴とする。
また、前記支持部は、前記内刃の回転方向後方側に傾斜していることを特徴とする。
これらにより、内刃を回転させる前の小刃の高さ位置に対して内刃を回転させた状態における小刃の高さ位置を低くすることができるため、小刃と外刃によるチョーク現象の発生を防止することができる。したがって、小刃と外刃との摺動状態は適切な状態に維持されるから小刃と外刃の異常磨耗を防止することができる。
【0012】
また、他の発明は、筐体と、該筐体に内蔵された電源装置および内刃の駆動装置と、前記駆動装置に連繋して回転駆動される内刃と、前記内刃と協働して髭を剃る外刃を具備し、内刃が上記のうちのいずれかに記載されたものであることを特徴とするロータリーシェーバーである。
【発明の効果】
【0013】
本発明に係るロータリーシェーバー用内刃によれば、小刃が外刃との摺動抵抗を受けた際や髭剃り時の負荷を受けた際に、支持部が内刃回転方向の後方側にたわみを生じるようになる。このたわみにより、小刃が外刃の刃面から離反するためチョーク現象の発生がなくなり、小刃と外刃との異常磨耗を防ぐことができる。
これにより、洗浄後無給油の状態でもロータリーシェーバーの髭の切れ味を長期にわたって維持することができる。
【0014】
また、小刃と外刃の摺動状態が適切な状態を維持しているため、小刃と外刃のチョーク現象対策が不要となり、薄肉構造を採用することが可能になる。このように内刃を薄肉構造にすれば、内刃の製造コストを低減することができる。
以上により、長寿命のロータリーシェーバーを低コストで提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、添付図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図1は本実施の形態におけるロータリーシェーバーの外観図である。図2は、本実施の形態におけるロータリーシェーバー用内刃の一例を示す斜視図である。図3は、本実施の形態におけるロータリーシェーバー用内刃の一例を示す正面図である。図4は、図2におけるA部分の拡大説明図である。
図1に示すロータリーシェーバー100は充電式であり、筐体40の内部に電源装置である充電池と、駆動装置であるモーター(それぞれ図示せず)が内蔵されている。筐体40の上部にはモーターの出力軸に連繋して回転駆動する内刃10と、内刃10と協働して髭を剃る外刃30とが、それぞれ筐体40に着脱自在に設けられている。
【0016】
図2〜図4に示すロータリーシェーバー用内刃10(以下単に内刃10ということがある)は、ステンレス鋼の薄板からなり、ロータリーシェーバー100に内蔵された駆動装置の出力軸に連結する内刃ガイド13が形成された本体部12と、本体部12に立設された複数の支持部14と、各支持部14の先端部分に形成された小刃16により構成されている。
本実施の形態における小刃16は、本体部12の径方向において内周側と外周側の2列に配設されている。小刃16は、図1に示す外刃30の内周側と外周側のスリット32a,32b部分において外刃30と所定の摩擦力で摺動する。髭はスリット32a,32bから外刃30の内側部分に進入し、スリット32a,32bの内表面を摺動する小刃16により剃り落とされる。
【0017】
支持部14は、本体部12に内刃10の回転方向に均等間隔をあけて形成されている。支持部14は本体部12から切り起こされることにより形成される。支持部14は本体部12から切り起こされた後、内刃10の回転方向(図4中の矢印Aの方向)と逆方向に傾斜する状態で本体部12に立設されている。
支持部14の先端部分14bには先述のとおり小刃16が形成されている。小刃16は支持部14の傾斜方向と反対側に傾斜するように形成されている。すなわち小刃16は支持部14の先端部分14bを起点として、内刃10の回転方向(図3中の矢印Aの方向)前方側に傾斜した状態に形成されている。
以上により支持部14と小刃16は、図4に示すように正面方向から見た場合、略逆くの字状をなすように形成されていることになる。このように小刃16を内刃10の回転方向に傾斜させることにより、薄肉構造であっても髭の剃り味を向上させることができるため好都合なのである。本実施の形態における支持部14と小刃16は一体に形成されているので、プレス加工により形成することができる。
【0018】
また、図4に示すように、支持部14が本体部12から立ち上げられた部分である起立部14aの位置Xは、支持部14の先端部分14bと小刃16により形成された略逆くの字状をなす逆屈曲部14cの位置Yに対して、内刃10の回転方向前方側に位置するように形成されている。また、起立部14aの位置Xは、小刃16の先端(刃先)16aの位置Zに対して、内刃10の回転方向において前方側に位置するように形成されている。
以上に説明した位置関係となるように起立部14a、支持部先端部分14b、屈曲部14c、小刃の先端(刃先)16aを各々配置することにより、内刃10の回転時において小刃16が外刃から離反する作用が生じるため、各小刃16と外刃の異常摺動が確実に防止することができる。これにより、小刃16および外刃30の磨耗や刃こぼれ等といった髭の剃り味に悪影響を与えることがなくなるのである。
【0019】
図5は、本実施の形態におけるロータリーシェーバーの内刃と従来技術におけるロータリーシェーバーの内刃の耐久性試験の結果を表すグラフである。
本耐久試験は、トリクレン超音波洗浄機で洗浄した後、脱脂されていることが確認された内刃と外刃を、一般的な構成を有するロータリーシェーバーの出力軸(回転軸)に連結して行ったものである。本耐久試験は、ロータリーシェーバーを3分間通電(オン)させた後、3分間停止(オフ)させる動作を繰り返し行うものであり、オンオフ動作のオンのみの累積時間が100時間になるまで以上のオンオフ動作を繰り返すものである。
本耐久試験においては、耐久試験中に外刃に破損(外刃にひびが入る、外刃が割れる等)が生じた場合や、外刃と内刃の摺動面に異常磨耗が生じた場合をNG判定としている。一方、本耐久試験において外刃に破損を生じることがないと共に、外刃と内刃の摺動面に異常磨耗が生じることなくオンオフ動作のオンのみの累積時間が100時間に到達した場合をOK判定としている。なお、外刃の破損チェックは6分ごと(オンオフ動作1サイクルごと)に拡大倍率20倍の顕微鏡観察により行われる。
各サンプルとも3体を同一条件で試験している。NG判定が出た場合には、累積時間の平均値(時間)をaveで表記している。
【0020】
図5中におけるサンプル記号A,Bにおける内刃は、図6に示すように、先端部分が本体部12から内刃の回転方向の前方側に傾斜して立設された支持部14の先端部に小刃16が形成されたものである。支持部14と小刃部16は同一直線状に形成されている。サンプル記号A,Bの支持部14の板厚はそれぞれ0.5mm,0.3mmである。
サンプル記号AはNG判定であり、累積時間の平均値は20.2時間である。また、サンプル記号BもまたNG判定であり、累積時間の平均値は6.3時間である。
【0021】
図5中におけるサンプル記号C,Dにおける内刃は、図7に示すように、先端部分が本体部12から内刃の回転方向の前方側に傾斜して立設された支持部14の先端部に小刃16が形成されたものである。サンプル記号C,Dの内刃10もまた支持部14と小刃部16は同一直線状に形成されている。サンプル記号C,Dの支持部14の板厚はそれぞれ0.5mm,0.3mmである。それぞれの内刃ガイド13には本体部12の下面を支持する内刃ガイド防振部材20が設けられている。
サンプル記号CはOK判定である。一方サンプル記号DはNG判定であり、累積時間の平均値は5.8時間である。
【0022】
サンプルAとサンプルCの相違点とサンプルBとサンプルDの相違点は、共に、内刃ガイド防振部材20の配設の有無である。サンプルAとサンプルCの耐久試験の結果を見ると、内刃ガイド防振部材20の配設が有効であるが、サンプルBとサンプルDの耐久試験の結果を見ると、内刃ガイド防振部材20を配設したことによる効果が見られない。
このように内刃10の板厚が薄くなってしまうと、内刃10への内刃ガイド防振部材20の配設をもってしても、内刃10の微細な振動を抑えることができないということが明らかになった。
【0023】
図5中におけるサンプル記号E,Fにおける内刃10は、本実施の形態で説明した図2〜図4に示したものと同じ形状を有するものである。サンプル記号F,Fの耐久性試験の結果はそれぞれOK判定である。
以上の耐久試験の結果から、本発明にあるような内刃形状を採用することにより、支持部14の板厚(すなわち、本体部12、小刃16)を薄肉構造(0.3mm)にしても十分な耐久性を備えさせることが可能になる。また、内刃ガイド防振部材20を配設しなくても小刃16と外刃のチョーク現象の発生を防止することができるので、低コストで内刃10の品質を向上させることができる。
【0024】
以上に、本願発明にかかるロータリーシェーバー用内刃10について説明してきたが、本願発明は以上に説明した実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲において各種の改変がなされたとしても、本願発明の技術的範囲に属するのはもちろんである。
例えば、本実施の形態においては、図2等に示すような逆くの字状に形成された内刃10について説明しているが、本願発明における内刃10は本実施の形態で説明した形状限定されるものではない。具体的には、図8に示すように、支持部14が本体部12に対し垂直に起立した後、支持部14の先端部分14bに小刃16の刃先を内刃10の回転方向(図中矢印Z方向)に向かうように配設しても良い。
【0025】
また、図9に示すように、支持部14が本体部12から起立した後に、内刃10の回転方向(図中矢印Z方向)後方側に傾斜させると共に、支持部14の中途部の肉厚をプレス加工等により薄肉化して弾性を調節可能な形態にすることもできる。もちろん、支持部14の先端14bに設ける小刃16の刃先は、内刃10の回転方向に向けて配設されている。
このとき、支持部14と小刃16とにより形成される角度βと支持部14と本体部12とにより形成される角度γの大きさは特に限定されるものではなく、本願発明を満足する範囲内であれば自由に設定することができる。
【0026】
さらには、図10や図11に示すように、本体部12から内刃の回転方向(図中矢印Z方向)後方側に傾斜させて起立させた支持部14の中途部に複数個所の屈曲部14cを設け、支持部14の強度や弾性を所望の状態に調整した形態を採用することもできる。
【0027】
さらにまた、図12や図13に示すように、本体部12から起立させた支持部14の先端部に円弧状に形成した小刃16を配設する形態であっても良い(この形態を換言すると、本体部12から起立させた支持部14の中途部に屈曲部14cを設けた後、屈曲部14cと小刃16の間部分を円弧状に形成した形態ということもできる)。このような形態においても、小刃16の先端側(刃先部分)は内刃10の回転方向(図中矢印Z方向)側に向かっているのはもちろんである。支持部14の本体部12からの起立状態は、内刃10の回転方向(図中矢印Z方向)前方側に傾斜していなければ良く、図12に示すように支持部14が本体部12から垂直に起立させることももちろん可能である。
【0028】
また、図14に示すように支持部14の全体形状を円弧状に形成し、小刃16を支持部14の全体形状の線形に一致させた状態で配設し、支持部14と小刃16とが同一円弧状になるように形成しても良い。この際も、起立部14aの位置が小刃16の刃先位置よりも内刃10の回転方向(図中矢印Z方向)前方側になるのはもちろんである。
【0029】
また、本体部12における径方向に複数列の支持部14を起立させた内刃10について説明しているが、外周側における起立部の数と内周側における起立部の数は必ずしも一致させる必要はなく、起立部の数が内周側と外周側で異なっていても良いのはもちろんである。
なお、以上に列挙した内刃形状の各要素を抽出し、自由に組み合わせて内刃10を構成することももちろん可能であるのはいうまでもない。
【図面の簡単な説明】
【0030】
【図1】本実施の形態におけるロータリーシェーバーの外観図である。
【図2】本実施の形態におけるロータリーシェーバー用内刃の一例を示す斜視図である。
【図3】本実施の形態におけるロータリーシェーバー用内刃の一例を示す正面図である。
【図4】図2におけるA部分の拡大説明図である。
【図5】本実施の形態におけるロータリーシェーバーの内刃と従来技術におけるロータリーシェーバーの内刃の耐久性試験の結果を表すグラフである。
【図6】耐久試験に用いたサンプル記号A,Bの内刃形状を示す説明図である。
【図7】耐久試験に用いたサンプル記号C,Dの内刃形状を示す説明図である。
【図8】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図9】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図10】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図11】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図12】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図13】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図14】本発明に係る他の実施形態の一例を示す内刃の形状を示す説明図である。
【図15】黒板にチョークを用いて線を描く際における黒板とチョークの状態を示す説明図である。
【符号の説明】
【0031】
10 内刃
12 本体部
13 内刃ガイド
14 支持部
14a 起立部
14b 先端部分
14c 屈曲部
16 小刃
20 内刃ガイド防振部材
30 外刃
32a,32b スリット
40 筐体
100 ロータリーシェーバー
X 起立部の位置
Y 屈曲部の位置
Z 小刃の刃先部分の位置
α 黒板に対するチョークの傾斜角度
β 支持部と小刃とがなす角度
γ 支持部と本体部とがなす角度
【出願人】 【識別番号】000148243
【氏名又は名称】株式会社泉精器製作所
【出願日】 平成18年8月4日(2006.8.4)
【代理人】 【識別番号】100077621
【弁理士】
【氏名又は名称】綿貫 隆夫

【識別番号】100092819
【弁理士】
【氏名又は名称】堀米 和春


【公開番号】 特開2008−36092(P2008−36092A)
【公開日】 平成20年2月21日(2008.2.21)
【出願番号】 特願2006−213877(P2006−213877)