| 【発明の名称】 |
吸引式電動バリカン |
| 【発明者】 |
【氏名】前原 頼雄
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| 【要約】 |
【課題】毛髪で風路が詰まることなく一度に多量の毛髪を吸引し、ヘアカットされた毛髪が周囲に散乱することなく吸引機に集めることを可能とする。
【構成】筒状把手部1は内側にカット済吸引風路5を有し、外面には電動バリカン装着部12を備え、下端は吸引機に連通開口するようにしている。連結部3はガイド板22を備えた開閉扉23を前後スライド自在に設けている。吸引ケース4は前後下方を開放した箱状に形成され、床部材36を毛髪吸引口35から後方向に案内軸31で展延可能に設けられている。電動バリカン2を筒状把手部1に装着し、筒状把手部1の上端に連結部3を取り付け、弾発突起20を吸引ケース4のラック33に噛合して組み付け、床部材36の後方で連結部3が位置するようにしている。 |
【特許請求の範囲】
【請求項1】 下端開口が吸引機に連通接続された筒状把手部に、電動バリカンを着脱自在に装着してなる吸引式電動バリカンであって、 電動バリカンと、 内側にカット済毛髪吸引風路を設け、上端開口には前端縁から立ち上がったガイド板を有する開閉扉を前後方向に移動可能に設け、前記上端開口の近傍には、前記電動バリカンの刃部が配設されるように、外面に電動バリカン装着部を設け、下端開口が吸引機に連通接続可能に形成された筒状把手部と、 一端に毛髪吸引口を開設し、一方向に著しく長いカバー体の内側に毛髪誘導風路を形成するために、前記毛髪吸引口からカバー体の長さ方向に沿って床部材を長さ調整自在に設けた吸引ケースとよりなり、 前記毛髪誘導風路に前記電動バリカン刃部を毛髪誘導風路と直交させて配設させ、且つ前記毛髪誘導風路と前記カット済毛髪吸引風路とを連通可能に、前記筒状把手部上端を前記床部材の後方に於いて、前記カバー体の長さ方向に沿って移動可能且つ着脱自在に取り付けられたことを特徴とする吸引式電動バリカン。 【請求項2】 下端開口が吸引機に連通接続された筒状把手部に、電動バリカンを着脱自在に装着してなる吸引式電動バリカンであって、 上端開口には前端縁から立ち上がったガイド板を有する開閉扉を前後方向に移動可能に設け、上端開口の近傍には電動バリカン刃部が配設され、下端開口が吸引機に連通接続可能な筒状把手部の外面正面側に電動バリカン本体を着脱自在に装着し、前記電動バリカン刃部でカットした毛髪を前記筒状把手部内側に設けたカット済毛髪吸引風路を通って吸引機に吸引されるようにした吸引式電動バリカンにおいて、 前記筒状把手部上端左右外側面には弾発突起を対設し、前記弾発突起と噛合する溝を備えたスライド杆を前記電動バリカン刃部と直交して前後方向にスライド可能に設け、前記スライド杆の前端には、複数の櫛片を左右方向に所定距離を有して平行に離隔してなる櫛形アタッチメントの左右両端を夫々枢着し、前記櫛形アタッチメントの櫛片前端縁を結ぶ線の延長線が前記電動バリカン刃部の延長線と所望角度をなすことが可能に形成されてなることを特徴とする吸引式電動バリカン。
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【発明の詳細な説明】【技術分野】 【0001】 本発明は、自分自身の頭髪を所望の刈り面に片手でカット可能で、しかも電動バリカン刃部で刈った毛髪を周囲に散乱させることなく吸引機に吸引する吸引式電動バリカンに関するものである。 【背景技術】 【0002】 この種のバリカンとして、一端が電動バリカンの刃部後方に開口し、他端が吸引機に接続された筒状ケースに電動バリカンを着脱自在に装着し、筒状ケース内に風圧により倒れ電動バリカンのスイッチと連動する板状レバーを起倒自在に設けたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1記載の吸引式電動バリカンであると、吸引口の外側に配設された電動バリカン刃部が、直接毛髪に当接して毛髪をカットするため、毛髪のカット長さ等を一律にすることが出来ず、使用者が使用しづらく、又、筒状ケース内を吸引口から吸引機へと送られてきたカット済毛髪が板状レバーの復元機構に絡まり故障しやすいという問題点があった。 又、電動バリカン刃体を覆って吸引筒部の一端開口に複数の吸引カバーを選択的かつ着脱自在に取り付け、各吸引カバーに夫々吸引口を形成し、各吸引カバーに刈り高さ調整用の櫛歯を刈り高さを違えて一体的に形成し、刈り高さが低い吸引カバーの吸引口の開口面積を、刈り高さが高い吸引カバーの吸引口の開口面積よりも狭くした吸引式電動バリカンが提案されている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2記載の発明であると、毛髪の長さが櫛歯の底面と櫛歯までの長さ分の長さにカットされ、毛髪の長さが自由に設定できないという問題点があった。 又、吸引装置に連結した吸引筒に集毛狭窄部を設け、電動バリカン刃部を集毛狭窄部に臨ませた状態で電動バリカンを吸引筒に取り付けた吸引式電動バリカンが提案されている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3記載の発明であると、吸引筒に既に狭窄部分が形成されているため、少量の毛髪でなければ吸引筒へカット済の毛髪を送り込むことができず、長いカット済毛髪や多量のカット済毛髪は狭窄部に詰まり、故障原因となるという問題点があった。 又、バリカン刃駆動装置と毛髪蓄積容器を備えた電動バリカンの外面に吸引風路を設け、吸引風路の吸引口端を櫛歯に形成し、櫛歯と直交して吸引口内にバリカン刃を配設した携帯式電動バリカンが提案されている(例えば、特許文献4参照)。特許文献4記載の発明であると、櫛歯外端からバリカン刃先端までの長さしか毛髪をカットできない。又、携帯式であるため駆動源は乾電池等の電力に頼らざるを得ないため、本格的なカットには不向きで現実の使用には適しないという問題点があった。 又、バリカンに装着する櫛歯として、特許文献5又は6記載のものが提案されているが、櫛歯の外端縁傾斜角度を変化させることが出来ない構成であるため、様々な刈り上げ角度が要求される成人男性用バリカンとしては不向きである。 又、特許文献7又は8記載の櫛歯は、毛髪挿入側に傾斜を形成していないため、成人用男性の急勾配を必要とするヘアスタイルには使用できないという問題点があった。 【特許文献1】特開2001−269491号公報 【特許文献2】特開2000−245977号公報 【特許文献3】特開平7−136352号公報 【特許文献4】特開2005−81086号公報 【特許文献5】特開平11−276726号公報 【特許文献6】特開2005−270193号公報 【特許文献7】特開2001−190869号公報 【特許文献8】特開平10−5457号公報 【発明の開示】 【発明が解決しようとする課題】 【0003】 本発明は、毛髪で風路が詰まることなく一度に多量の毛髪を吸引し、バリカン刃に対し毛髪を直交状態で吸引配設してカットするようにし、急勾配な切断面が要求されるヘアスタイル等、あらゆるヘアスタイルに誰でも片手で簡単にカットすることができ、しかもカットされた毛髪が周囲に散乱することなく吸引機に集めることのできる吸引式電動バリカンを提供することを目的とする。 【課題を解決するための手段】 【0004】 上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、下端開口が吸引機に連通接続された筒状把手部に、電動バリカンを着脱自在に装着してなる吸引式電動バリカンであって、電動バリカンと、内側にカット済毛髪吸引風路を設け、上端開口には前端縁から立ち上がったガイド板を有する開閉扉を前後方向に移動可能に設け、前記上端開口の近傍には、前記電動バリカンの刃部が配設されるように、外面に電動バリカン装着部を設け、下端開口が吸引機に連通接続可能に形成された筒状把手部と、一端に毛髪吸引口を開設し、一方向に著しく長いカバー体の内側に毛髪誘導風路を形成するために、前記毛髪吸引口からカバー体の長さ方向に沿って床部材を長さ調整自在に設けた吸引ケースとよりなり、前記毛髪誘導風路に前記電動バリカン刃部を毛髪誘導風路と直交させて配設させ、且つ前記毛髪誘導風路と前記カット済毛髪吸引風路とを連通可能に、前記筒状把手部上端を前記床部材の後方に於いて、前記カバー体の長さ方向に沿って移動可能且つ着脱自在に取り付けられたことを特徴とする。 請求項2記載の発明は、下端開口が吸引機に連通接続された筒状把手部に、電動バリカンを着脱自在に装着してなる吸引式電動バリカンであって、上端開口には前端縁から立ち上がったガイド板を有する開閉扉を前後方向に移動可能に設け、上端開口の近傍には電動バリカン刃部が配設され、下端開口が吸引機に連通接続可能な筒状把手部の外面正面側に電動バリカン本体を着脱自在に装着し、前記電動バリカン刃部でカットした毛髪を前記筒状把手部内側に設けたカット済毛髪吸引風路を通って吸引機に吸引されるようにした吸引式電動バリカンにおいて、前記筒状把手部上端左右外側面には弾発突起を対設し、前記弾発突起と噛合する溝を備えたスライド杆を前記電動バリカン刃部と直交して前後方向にスライド可能に設け、前記スライド杆の前端には、複数の櫛片を左右方向に所定距離を有して平行に離隔してなる櫛形アタッチメントの左右両端を夫々枢着し、前記櫛形アタッチメントの櫛片前端縁を結ぶ線の延長線が前記電動バリカン刃部の延長線と所望角度をなすことが可能に形成されてなることを特徴とする。 【発明の効果】 【0005】 本発明は、床部材の長さを調整して毛髪誘導風路の長さを所望長さにすると共に、吸引ケースに取り付けた電動バリカンの位置を移動させることにより、毛髪カット長さを所望長さにカットすることが出来る。具体的には、カット可能長さが1センチ前後から10センチ程度の長さまで可能であり、従来の電動バリカンと比較してカット長さの範囲が広いという効果がある。 本発明は、開閉扉を移動させて毛髪誘導風路とカット済毛髪吸引風路を連通させると、吸引口から入った毛髪がカバー体内側面と電動バリカン刃部上端との間に形成された隙間を通って毛髪誘導風路からカット済吸引風路へと吸い込まれ、隙間分の毛髪束を一度にカットすることが可能で、従来の電動バリカンと比較して一度にカット可能な毛髪量が増量したという効果がある。 本発明は、櫛形アタッチメントをスライド杆に枢着して取り付けているので、急勾配なカット面を必要とする部位のカットも容易にできるという効果がある。 【発明を実施するための最良の形態】 【実施例1】 【0006】 図1から図8に示される実施例1の吸引式電動バリカンについて説明する。図1は実施例1の電動バリカンの構成を示す分解斜視図、図2は電動バリカンの右側面図、図3は連結部の側面図、図4は連結部の背面図、図5は吸引ケースに連結部を取り付けた状態の縦断面図、図6は開閉扉を閉じた状態の吸引式電動バリカンの縦断面図、図7は開閉扉を開いた状態における吸引式電動バリカンの要部を示す縦断面図、図8は上側壁を除いた状態における吸引式電動バリカンの平面図である。 【0007】 これらの図において、実施例1に示される吸引式電動バリカンは、筒状把手部1、電動バリカン2、連結部3及び吸引ケース4とより構成される。まず、筒状把手部1は、内側にカット済毛髪吸引風路5を有し、下端開口は例えば家庭用電気掃除機等の吸引機(図示せず)と連通接続可能に形成され、正面側壁の外側面は装着する電動バリカン2の背面形状に対応して背面方向に膨出する断面円弧状の湾曲面に形成されている。筒状把手部1の正面側壁左右両端縁は互いに平行な位置関係となるように正面方向に突出させて対向する位置に設け、この突出部には上下方向に延びる長溝6を対向する位置に穿設している。スイッチ操作板7は、電動バリカン2のスイッチ操作部8を嵌入するための嵌合溝9を備え、両端が長溝6内を上下摺動自在に取り付けられ、スイッチ操作板7を筒状把手部1の正面側壁外面に沿って上下動させるようにしている。10はスイッチ操作板7の両端に設けた摘み部である。筒状把手部1の上端から立ち上がった左右側片の上端には外向係止爪11を設けている。電動バリカン装着部12は電動バリカン2の下部を内側に配設可能に形成され、電動バリカン2が筒状把手部1の正面側壁外面側に筒状把手部1の長さ方向に沿って装着されるようにしている。筒状把手部1の背面側壁外面上端には、係止片13を備えた留め具14を上下方向に回動可能に枢着している。 【0008】 連結部3について説明する。連結部3は、左右側枠15、15と前側枠16の内側には前仕切板17と後仕切板18を設けている。前仕切板17と後仕切板18の下端面は筒状把手部1の上端面と同一形状に形成され、前後仕切板17、18の下端面と筒状把手部1の上端面が重合当接して長さ方向に接続可能にしている。左右側枠15、15の内側面には、外向係止爪11を係合可能な溝19が凹設されている。左右側枠15、15の外側面には下方向に付勢する弾発突起20、20を対向する位置に設けている。左右側枠15、15の上端縁のうち、前仕切板17の取付位置から後端縁に亘る位置には、前傾する前後端縁を有する取り付け板21が取り付けられている。取り付け板21の左右上端の、前後方向には、前端縁から立ち上がったガイド板22を備えた開閉扉23を前後方向に摺動自在に案内する案内部を形成している。開閉扉23の後端には、作動片24が開閉扉23を後方に牽引可能に連結されている。詳しくは、作動片24の下面に設けられた軸孔に挿通された軸25を、左右側枠15、15の後端部間に架設し、軸25には後仕切板18と作動片24を開く方向に付勢するようにばね26が取り付けられている。作動片24には係止片13を係止するための孔27が穿設されている。 【0009】 吸引ケース4について説明する。吸引ケース4は、左右側壁28、28及び上側壁29とで、前後及び下方を開放したカバー体を形成している。左右側壁28、28の外面下部には前後方向に延びる長溝よりなる透溝30、30が対向する位置に穿設され、透溝30、30間には案内軸31が透溝30、30内を前後方向にスライド可能に架設されている。案内軸31の一端は螺棒に形成され、カバー体の外側方に於いてナット32を螺着し、透溝30の所望位置にて案内軸31をナット32でカバー体に緊締取着可能にしている。左右側壁28、28の内面には、透溝30、30の位置より下方に前後方向に延びるラック33を対向して設けている。左右側壁28、28の前端間には取付板34が横架連設され、カバー体の前端に左右側壁28、28と上側壁29及び取付板34とで囲まれた毛髪吸引口35を開設している。取付板34には可撓性を有する床部材36の前端部が取り付けられている。カバー体の内側に於いて、床部材36は案内軸31の上面を通り、案内軸31の移動により取付板34から毛髪吸引口35の反対方向へと順次展延するように形成され、後端部は案内軸31から垂下させている。床部材36をカバー体の内側に展延することで、カバー体の内側に床部材36よりなる底面を形成し、左右側壁28、28と上側壁29及び床部材36とで囲まれた毛髪誘導風路を形成する。左右側壁28、28の外面には前後方向に沿ってラック37を設けている。ラック37には目盛を記載したスライド板38が取り付けられている。スライド板38の後端には、ラック37のラック溝と噛合する弾発突起を内側に備えた摘み部39を設けている。スライド板38の前端には頭皮接触部40を設けている。頭皮接触部40は、上側壁29の内側面を外側方へ延長した略延長線上にその上端が位置し、且つスライド板38の下端縁に対して略90度の角度を有して立ち上がる前端縁を具備している。上側壁29の前端は櫛状に形成されている。 【0010】 筒状把手部1、電動バリカン2、連結部3及び吸引ケース4は次の要領で組み付けられている。まず、筒状把手部1の電動バリカン装着部12に、電動バリカン2の下部を配設し、且つスイッチ操作部8を嵌合溝9に嵌め込んでスイッチ操作部8をスイッチ操作板7に取り付ける。電動バリカン2は、筒状把手部1の正面側壁面の外側面との間に僅かな隙間を有した状態で、筒状把手部1の軸心に平行に配設される。 次に、電動バリカン2の上部を、前側枠16と前仕切板17との間に形成される空間に配設し、且つ外向係止爪11を左右側枠15、15の内側に凹設した溝19に係合して筒状把手部1の上端面と前後仕切板17、18の下端面を当接し、カット済毛髪吸引風路5と前仕切板17と後仕切板18とで形成される空間部を連通接続する。 更に、吸引ケース4の後端開口より連結部3を嵌め入れ、弾発突起20をラック33のラック溝に噛合させて、連結部3が取り付けられた筒状把手部1を吸引ケース4に組み付ける。 【0011】 作用について説明する。毛髪吸引口35から案内軸31迄の距離を、カットする毛髪長さとする。ナット32を緩めた状態で案内軸31を透溝30内の所望位置に移動させ、所望位置でナット32を吸引ケース4に緊締し、案内軸31の位置を固定する。筒状把手部1の下端開口を吸引機の吸引ホース、例えば家庭用電気掃除機の吸引ホースと連通接続し、吸引機を駆動させる。作動片24に前方へ力を加え、軸25を支点として開閉扉23を後方へ牽引しつつ、留め具14を上方へ回動し係止片13を孔27へ係合して作動片24を前方へ押し付けた状態を保持する。カット済吸引風路5の上端は開口状態を保持する。毛髪吸引口35を頭皮に当接し、摘み部10を作動して電動バリカン2のスイッチをオンにし、電動バリカン2を駆動させる。吸引機の吸引力により、毛髪吸引口35から毛髪が、左右側壁28、上側壁29及び床部材36で形成された毛髪誘導風路へと吸引される。吸引された毛髪は、開閉扉23により開口した前仕切板17と後仕切板18とで形成される空間、さらにはカット済毛髪吸引風路5へと送り込まれる。係止片13を孔27から離脱させ作動片24を留め具14から解放すると、ばね26の復元力により作動片24は軸25を支点として回動し、開閉扉23を前方へ移動させる。開閉扉23は、吸引機の吸引力により吸い込まれ電動バリカン2の刃部201の上方に位置している毛髪を、電動バリカン2の刃部201に押し付け毛髪はカットされる。電動バリカン2の刃部201と接触しカットされた毛髪は、カット済毛髪吸引風路5へと落下し、吸引機の吸引ホースを経て吸引機へ集毛される。 尚、カットする毛髪の長さをより長くする場合は、スライド板38を前方へ移動させて頭皮接触部40と案内軸31との長さを長くする。 【0012】 実施例1の吸引式電動バリカンは、床部材36の長さを調整したり、或いはスライド板38を移動調整することにより、毛髪のカット長さを従来のものと比較して著しく長くすることが可能になった。 開閉扉23を開くことにより多量の毛髪を吸引可能で、従来の吸引式電動バリカンと比較して一度にカット可能な毛髪量が多いという効果がある。 留め具14の係止片13により、作動片24を係止することができるので、使用者は片手で自らの毛髪を手軽にカットできるという効果がある。 【実施例2】 【0013】 図9から図12に示される実施例2について説明する。説明を簡単にするために図1から図8と同様の作用をなす部分は同一符号で説明する。実施例2では、実施例1に示される筒状把手部1の上端に実施例1で示される連結部3を組み付ける。つまり、外向係止爪11を溝19に係合して筒状把持手部1に連結部3を取り付け、カット済毛髪吸引風路5と、前仕切板17と後仕切板18との間に設けられた空間を連通接続するようにする。電動バリカン2は上部が、前仕切板17と前側枠16との間に位置するように配設されている。スライド杆41は外側面に目盛を付し、内側には弾発突起20が噛合するラック42を具備している。スライド杆41、41の前端には取付け板43の両端が夫々枢着されている。取付け板43には櫛形アタッチメント44が着脱自在に装着されている。実施例2の櫛形アタッチメント44はスポーツ刈用であって、前端縁は1方向へ傾斜する前端縁を有する平板よりなる複数の櫛片45よりなり、櫛片45の平面が所定間隔を有して左右方向に平行に離隔すると共に前端縁が同一平面上或は一線上に位置するように並設されている。櫛形アタッチメント44の背面側下部には、取付け板43を嵌め込むための嵌入溝46を設けている。左右スライド杆41、41の前方向への移動量が同一である場合は、電動バリカン2の刃部201と櫛片45の前端縁を結ぶ線は互いに平行な位置関係にあり、毛髪は櫛形アタッチメント44の左右方向において同じ長さにカットされる。前方向への移動量を左右スライド杆41、41で夫々異ならしめ電動バリカン2の刃部201の延長線と櫛片45の前端縁を結ぶ延長線との交わる角度を所望傾斜角度にすると、櫛形アタッチメント44の左右方向において前記傾斜角度と同一傾斜角度を有する髪型にカットすることができる。 【0014】 実施例2では、嵌入溝46に取付け板43を嵌合し、図12に示すように櫛形アタッチメント44の傾斜する前端縁を頭皮に当接する。摘み部10を操作して電動バリカン2のスイッチを入にし電動バリカン2を駆動させる。また、吸引機(図示せず)も駆動させ、作動片24を留め具14で係止して開閉扉23を牽引しカット済毛髪吸引風路5の上端を開口する。吸引機(図示さず)の吸引力により、毛髪は櫛形アタッチメント44の櫛片45間を通って電動バリカン2の刃部201上に送り込まれ、電動バリカン2の刃部201に当接した毛髪はカットされ、カットされた毛髪は連結部3の前仕切板17と後仕切板18との間に落下し、吸引機(図示せず)の吸引力により筒状把手部1のカット済毛髪吸引風路5より吸引機(図示せず)に集毛される。 【0015】 実施例2では櫛形アタッチメントが一方向に傾斜する前端縁を有するスポーツ刈用のものを例に説明したが、本発明はこれに限定するものではなく平板よりなる櫛片の前端縁が、複数方向に所望傾斜角度で傾斜し、複数枚の櫛片が様々な状態で取り付けられたもののすべてを含む。例えば、図13は男性のもみ上げカット用の櫛形アタッチメントを示すものであるが、前端縁が2方向に左右対称に傾斜し、平板よりなる各櫛片47の前端縁が階段状にずれ、平面が所定間隔を有して平行に離隔されている。使用者が筒状把手部1を持ち変えることにより、男性の左右のもみ上げを使用者自身でカットすることができる。 【図面の簡単な説明】 【0016】 【図1】吸引式電動バリカンの構成を示す分解斜視図である。(実施例1) 【図2】バリカンの右側面図である。(実施例1) 【図3】連結部のカット済毛髪吸引風路の開閉扉を閉じた状態の縦断面図である。(実施例1) 【図4】連結部の背面図である。(実施例1) 【図5】吸引ケースの断面図である。(実施例1) 【図6】開閉扉を閉じた状態の吸引式電動バリカンの縦断面図である。(実施例1) 【図7】開閉扉を開いた状態における吸引式電動バリカンの要部を示す縦断面図である。(実施例1) 【図8】カバー体の上側壁を除いた状態における吸引式電動バリカンの平面図である。(実施例1) 【図9】吸引式電動バリカンの構成を示す分解斜視図である。(実施例2) 【図10】吸引式電動バリカンの要部を示す右側面図である。(実施例2) 【図11】左右のスライド板の移動量を異ならしめた状態を示す説明図である。(実施例2) 【図12】使用状態を示す説明図である。(実施例2) 【図13】櫛形アタッチメントの具体例を示す説明図である。(実施例2) 【符号の説明】 【0017】 1 筒状把手部 2 電動バリカン 3 連結部 4 吸引ケース 5 カット済毛髪吸引風路 20 弾発突起 23 開閉扉 35 毛髪吸引口 36 床部材 41 スライド杆 44 櫛形アタッチメント 47 櫛片 201 電動バリカンの刃部
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| 【出願人】 |
【識別番号】506273582 【氏名又は名称】前原工業株式会社 【識別番号】506273559 【氏名又は名称】前原 頼雄
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| 【出願日】 |
平成18年7月12日(2006.7.12) |
| 【代理人】 |
【識別番号】100071892 【弁理士】 【氏名又は名称】河野 隆一
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| 【公開番号】 |
特開2008−18209(P2008−18209A) |
| 【公開日】 |
平成20年1月31日(2008.1.31) |
| 【出願番号】 |
特願2006−218962(P2006−218962) |
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