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【発明の名称】 収納ケース
【発明者】 【氏名】溝口 利夫

【要約】 【課題】大きさの異なる収納物を保持することができる共通化が可能な収納ケースを提供すること。

【解決手段】上蓋と下蓋から成り、合わせ部が支持部材によって開閉自在に軸固定された上蓋と下蓋とで構成され、これらの上蓋と下蓋に電動工具とその付属品(充電器6)を収納する収納部(電動工具収納部、充電器収納部、予備電池収納部)を設けて成る収納ケースにおいて、前記収納部に大小大きさの異なる収納物(充電器6)を収納可能とするとともに、収納物(充電器6)に当接する位置に移動して該収納物(充電器6)を保持する保持部材15と、該保持部材15を収納物(充電器6)側に付勢するスプリング(付勢部材)17を設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
上蓋と下蓋から成り、合わせ部が支持部材によって開閉自在に軸固定された上蓋と下蓋とで構成され、これらの上蓋と下蓋に電動工具とその付属品を収納する収納部を設けて成る収納ケースにおいて、
前記収納部に大小大きさの異なる収納物を収納可能とするとともに、収納物に当接する位置に移動して該収納物を保持する保持部材と、該保持部材を収納物側に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする収納ケース。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具とその付属品を収納するための収納ケースに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の電動工具用の収納ケースを図5及び図6に基づいて説明する。
【0003】
図5及び図6は従来の収納ケースの上蓋と下蓋を開いた状態を示す平面図である。
【0004】
図5及び図6に示す収納ケース1は、2つに分割された上蓋2と下蓋3をピン等の支持部材4によって開閉自在に軸固定して構成されており、上蓋2と下蓋3にはそれぞれ電動工具5と充電器6、予備用の蓄電池7を収納する電動工具収納部8と、充電器収納部9及び予備用蓄電池収納部10が設けられている。
【0005】
ところで、充電器6や蓄電池7は仕様の違いにより大きさが異なる。例えば、充電器6は充電時間や入力電圧の違いでトランスや電子部品を搭載した基板組立が違って大きさが異なり、又、蓄電池7はリチウムイオンやニッケル水素等の電池種類や電池電圧の違いで大きさが異なる。
【0006】
しかし、電動工具5は仕様違いの充電器6や蓄電池7と組み合わせが可能であるが、収納ケース1を共用化するためには、大きさの異なる仕様違いの充電器6や蓄電池7が入らなければならない。そのため、図5に示すように、充電器収納部9や予備用蓄電池収納部10はどうしても図6に示す大きな充電器6や大きな蓄電池7に合わせた形状となり、図5に示す小さい充電器6や小さい蓄電池7の押さえは不十分であった。
【0007】
そのため、図5に示すように、電動工具5と小さい充電器6や小さい蓄電池7を組み合わせる場合は、工場出荷時に充電器収納部9や予備用蓄電池収納部10にパッキン等の詰め物21を貼り付けて充電器6や蓄電池7の飛散を防ぐようにしていた。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
従来の収納ケースにおいては、小さい充電器や小さい蓄電池の組み合わせ品を使用する顧客が仕様違いの大きい充電器や大きい蓄電池を別途入手して収納する場合は、詰め物が邪魔となり収納できないという問題があった。
【0009】
又、大きい充電器や大きい蓄電池の組み合わせ品を使用する顧客が小さい充電器や小さい蓄電池を収納ケースに収納する場合は、詰め物が付いてないために充電器や蓄電池の押さえが不十分で、これらの充電器や蓄電池が飛散して電動工具や他の収納物に傷を付けたり、破損させる可能性があった。そのため、収納ケ―スは組み合わせる付属品により詰め物の有無で仕様が変わり、共通化することができなかった。
【0010】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、大きさの異なる収納物を保持することができる共通化が可能な収納ケースを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するため、本発明は、上蓋と下蓋から成り、合わせ部が支持部材によって開閉自在に軸固定された上蓋と下蓋とで構成され、これらの上蓋と下蓋に電動工具とその付属品を収納する収納部を設けて成る収納ケースにおいて、前記収納部に大小大きさの異なる収納物を収納可能とするとともに、収納物に当接する位置に移動して該収納物を保持する保持部材と、該保持部材を収納物側に付勢する付勢部材を設けたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、収納ケースの収納部に大小大きさの異なる収納物を収納可能とするとともに、収納物に当接する位置に移動して該収納物を保持する保持部材と、該保持部材を収納物側に付勢する付勢部材を設けたため、収納物の大きさが変わっても収納物を保持でき、収納物の飛散を防ぐことができるとともに、収納ケースの共通化を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0014】
図1は本発明に係る収納ケースの上蓋と下蓋を開いた状態を示す平面図、図2は図1のA部拡大詳細図、図3は図2のB−B線断面図、図4は図2のC−C線断面図である。
【0015】
図1に示す収納ケース1は、2つに分割された上蓋2と下蓋3をピン等の支持部材4によって開閉自在に軸固定して構成されており、上蓋2と下蓋3にはそれぞれ電動工具5とその付属品である充電器6、予備用の蓄電池7を収納する電動工具収納部8と、充電器収納部9及び予備用蓄電池収納部10がそれぞれ設けられている。ここで、充電器6や蓄電池7は仕様の違いにより大きさが異なるため、前記充電器収納部9と前記予備用蓄電池収納部10は、大きさの異なる充電器6や蓄電池7が入るよう、大きな収納物に合わせた形状を有している。
【0016】
又、充電器収納部9の下蓋3には、図3に示すように、爪部11を有するレール12が2本並設され、該レール12の該爪部11と係合する爪部13と斜面部14(図4参照)を有する保持部材15がレール12に沿って移動可能に設けられており、該保持部材15は付勢部材であるスプリング17によって常に充電器6側に付勢されている。
【0017】
而して、図4に示すように、充電器6を矢印b方向に収納すると、保持部材15に設けられた斜面部14が充電器6の側面16に当接するため、保持部材15は、スプリング17の付勢力に抗して図の矢印a方向に押されて充電器6の通過を許容するとともに、充電器収納部9に収納された充電器6を押圧してこれを保持する。
【0018】
上述のように、保持部材15は充電器6の大きさに合った位置に移動して充電器6を充電器収納部9に収納するとともに、該充電器6をスプリング17の付勢力によって押圧してこれを保持するため、大きさの異なる充電器6を飛散させることなく保持することができる。
【0019】
又、予備用の蓄電池7についても上記と同様に保持部材18が蓄電池7の大きさに合った位置にレール19に沿って移動して蓄電池7を予備用蓄電池収納部10に収納するとともに、該蓄電池7をスプリング20の付勢力によって押圧してこれを保持するため、大きさの異なる蓄電池7を飛散させることなく保持することができ、収納ケース1の共通化を測ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】本発明に係る収納ケースの上蓋と下蓋を開いた状態を示す平面図である。
【図2】図1のA部拡大詳細図である。
【図3】図2のB−B線断面図である。
【図4】図2のC−C線断面図である。
【図5】従来の収納ケースの上蓋と下蓋を開いた状態を示す平面図である。
【図6】従来の収納ケースの上蓋と下蓋を開いた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
【0021】
1 収納ケース
2 上蓋
3 下蓋
5 電動工具
6 充電器
7 蓄電池
8 電動工具収納部
9 充電器収納部
10 予備用蓄電池収納部
11 爪部
12 レール
13 爪部
14 斜面部
15 保持部材
16 充電器側面
17 スプリング(付勢部材)
18 保持部材
19 レール
20 スプリング(付勢部材)
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成19年4月13日(2007.4.13)
【代理人】 【識別番号】100092853
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一


【公開番号】 特開2008−260104(P2008−260104A)
【公開日】 平成20年10月30日(2008.10.30)
【出願番号】 特願2007−105529(P2007−105529)