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嵩上げパイプ用罫書き定規 - 特開2008−178966 | j-tokkyo
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【発明の名称】 嵩上げパイプ用罫書き定規
【発明者】 【氏名】久保 裕司

【要約】 【課題】マンホールを設けるために嵩上げパイプに切断線を設ける際に使用するパイプに外嵌する定規において、仕上げ面から所定幅下がった切断面に容易に罫書き等のマーキングをすることができるようにすることを課題とする。

【解決手段】嵩上げパイプ罫書き用定規として、嵩上げパイプの外径以上の内径を有し、中心軸に対してほぼ鉛直な面上に存する下縁を有する円筒体と、前記円筒体の下縁から所定幅をもって円筒面外周に形成される外方に張り出す、前記円筒体の下縁に平行な上面を有する基準フランジと、前記円筒体を前記嵩上げパイプに係合した状態で前記嵩上げパイプに固定する固定手段とを設ける。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
嵩上げパイプの外径以上の内径を有し、中心軸に対してほぼ鉛直な面上に存する下縁を有する円筒体と、
前記円筒体の下縁から所定幅をもって円筒面外周に形成される外方に張り出す、前記円筒体の下縁に平行な上面を有する基準フランジと、
前記円筒体を前記嵩上げパイプに係合した状態で前記嵩上げパイプに固定する固定手段と
を有する嵩上げパイプ罫書き用定規。
【請求項2】
前記円筒体の内径は、前記嵩上げパイプ外径よりも大きなものであって、
前記固定手段は、前記円筒体の中心軸が前記嵩上げパイプの中心軸に対して傾いた状態で、前記円筒体を前記嵩上げパイプに固定し得るものである
請求項1に記載の嵩上げパイプ罫書き用定規。
【請求項3】
前記基準フランジは、直線状の縁部を一つ以上有する請求項1又は2に記載の嵩上げパイプ罫書き用定規。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は嵩上げパイプ切断に際し切断線に罫書き線等の印を入れるために使用する定規に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、汚水配管などの埋設部分の上部にマンホールを設ける場合、汚水配管等に嵩上げパイプを接続し適当な高さに切断する。このような嵩上げパイプの切断に際しては、切断する基準に罫書き線などの印を付ける必要があるが、従来は、物差と水平器を用いて嵩上げパイプ周囲に数ヶ所マーキングすることによって印を付けていた。
しかし、物差しを使う場合、斜めになることもあり正確な印を付けることは困難である。一方、パイプに対して切断のための印を入れる方法として、下記特許文献1、2には、パイプに外嵌する円筒体をパイプに嵌め、円筒体の縁部に沿って罫書き線等を入れることが示されている。このように切断するパイプに外嵌する円筒体を用いると、切断線をきれいに入れることができ、正確なマーキングができると考えられる。
【特許文献1】実開昭56−28884号公報
【特許文献2】実開昭60−67879号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
ところで、嵩上げパイプを切断して上部にマンホールを設ける場合、地面を基準としたコンクリート仕上げ面から所定幅だけ低い位置で切断を行う必要がある。しかし、上記特許文献1、2に記載の発明は、罫書き線等を入れる縁部を想定する切断位置に合わせる構成であるので、コンクリート仕上げ面から正確な幅だけ低い位置に罫書き線等を入れることは困難である。
本発明は、このような事情に鑑みて、マンホールを設けるために嵩上げパイプに切断線を設ける際に使用するパイプに外嵌する定規において、仕上げ面から所定幅下がった切断面に容易に罫書き等のマーキングをすることができるようにすることを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために、本発明は次のような構成を有する。
請求項1に記載の発明は、嵩上げパイプの外径以上の内径を有し、中心軸に対してほぼ鉛直な面上に存する下縁を有する円筒体と、前記円筒体の下縁から所定幅をもって円筒面外周に形成される外方に張り出す、前記円筒体の下縁に平行な上面を有する基準フランジと、前記円筒体を前記嵩上げパイプに係合した状態で前記嵩上げパイプに固定する固定手段とを有する嵩上げパイプ罫書き用定規である。なお、所定幅は通常は嵩上げパイプ切断面に取り付けるマンホールの枠の幅と一致する。
請求項2に記載の発明は、前記嵩上げパイプ罫書き用定規において、前記円筒体の内径は、前記嵩上げパイプ外径よりも大きなものであって、前記固定手段は、前記円筒体の中心軸が前記嵩上げパイプの中心軸に対して傾いた状態で、前記円筒体を前記嵩上げパイプに固定し得るものである。
請求項3に記載の発明は、前記嵩上げパイプ罫書き用定規において、前記基準フランジは直線状の縁部を一つ以上有するものである。
【発明の効果】
【0005】
請求項1に記載の発明は、円筒体を嵩上げパイプに外嵌し、基準フランジの上面をコンクリート仕上げ面に一致させて、円筒体を嵩上げパイプに固定すれば、円筒体の下縁を基準に嵩上げパイプ外周面に罫書き等のマーキングを容易に行うことができる。
請求項2に記載の発明は、円筒体の内径をやや嵩上げパイプの外径よりもやや大きなものとしておき、円筒体を傾いた上体で嵩上げパイプに固定できるようにすることで、コンクリート仕上げ面が嵩上げパイプに対して傾いていても対応することができる。。
請求項3に記載の発明は、基準フランジに直線状の縁部を設けることで、コンクリート仕上げ面を示す水糸などに、高さ及び位置を合わせやすくすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0006】
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1に本実施形態に係る嵩上げパイプ罫書き用定規Xの斜視図を示し、図2に、嵩上げパイプ罫書き用定規Xの平面図を示し、図3に嵩上げパイプ罫書き用定規Xの正面図を示す。
嵩上げパイプ罫書き用定規Xは、円筒部10、基準フランジ部20、固定部30とから構成される。
円筒部10は、想定される嵩上げパイプPの外径よりもやや大きな内径を有する扁平な円筒体であり、高さが嵩上げパイプ切断面に取り付けるマンホールの枠の幅とほぼ同じになるように形成されている。マンホール枠の幅は、メーカーにほぼ共通の規格であるので、嵩上げパイプの外径が同じであればほぼ同じ寸法で対応することができる。
基準フランジ部20は内側に円筒部の外周に4点で接する正方形状の穴が形成された、上面が平らな正方形の板体からなるフランジ本体部21と、フランジ本体部21と一体に形成される、正方形状の穴に連なる内面を有する扁平な角筒からなる補強フレーム22とから構成される。補強フレーム22の高さは円筒部10の高さよりやや短く形成される。円筒部10は上縁がフランジ本体部21の上面21Aと一致し、下縁10A及び上縁がフランジ本体部21の上面と平行になるように補強フレーム22に接着固定される。
固定部30は、補強フレーム22と円筒部10との4つの接触部分を貫通するように形成されるネジ穴32と、ネジ穴32に係合する蝶ネジ31とから構成される。
【0007】
次に、以上のような構成を有する嵩上げパイプ罫書き用定規Xの使用方法について、図4を用いて説明する。まず、配管DPから立ち上がっている、切断する嵩上げパイプPの近傍に、地面Gからコンクリート仕上げ面までの高さを測り水糸Lを張る。次に、嵩上げパイプ罫書き用定規Xに基準フランジ部20が上になるようにして嵩上げパイプPに円筒部10を嵌め入れる。そして、基準フランジ部20の上面20Aが水糸Lの高さと一致する位置で、4つの固定部30の蝶ネジ31を締めて、嵩上げパイプ罫書き用定規Xを嵩上げパイプPに固定する。なお、水糸Lに位置を合わせる際に、基準フランジ部20のフランジ本体部21の4つの縁部20Bが直線なので、いずれかの縁部20Bを水糸Lに平行になるようにすると位置合わせを行いやすい。嵩上げパイプ罫書き用定規Xの固定が完了したら、円筒部10の下縁10Aに沿って罫書き針で嵩上げパイプPの外周面を罫書いて印を付ける。その後、嵩上げパイプPを取り外して、嵩上げパイプPを罫書き線の位置で切断すればよい。
このように、本実施形態に係る嵩上げパイプ罫書き用定規Xでは、嵩上げパイプPのコンクリート仕上げ面からマンホールの枠の幅だけ下がった位置の外周に正確に印を入れることができる。
【0008】
なお、図4では、コンクリート仕上げ面が水平な場合を示したが、図5に示すようにコンクリート仕上げ面が斜めになり、水糸が斜めに張られるような場合でも、嵩上げパイプ罫書き用定規Xの円筒部10の内径を嵩上げパイプPの外径よりやや大きく形成しているので、円筒部10を嵩上げパイプPに対して斜めに嵌めることができる。この結果、基準フランジ部20の上面20Aを傾けて斜めの水糸に位置合わせができ、斜めになった円筒部10の下縁によって、斜めの切断線を嵩上げパイプPに入れることができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【図1】実施形態に係る嵩上げパイプ罫書き用定規の斜視図である。
【図2】実施形態に係る嵩上げパイプ罫書き用定規の平面図である。
【図3】実施形態に係る嵩上げパイプ罫書き用定規の正面図である。
【図4】嵩上げパイプ罫書き用定規の使用方法を示す正面図である。
【図5】嵩上げパイプ罫書き用定規の使用方法の他の例を示す正面図である。 。
【符号の説明】
【0010】
X 嵩上げパイプ罫書き用定規
10 円筒部
10A (円筒部)下縁
20 基準フランジ部
20A (基準フランジ部)上面
20B (基準フランジ部)縁部
30 固定部
【出願人】 【識別番号】507029649
【氏名又は名称】久保 裕司
【識別番号】300020762
【氏名又は名称】矢田産業株式会社
【出願日】 平成19年1月26日(2007.1.26)
【代理人】 【識別番号】100107711
【弁理士】
【氏名又は名称】磯兼 智生


【公開番号】 特開2008−178966(P2008−178966A)
【公開日】 平成20年8月7日(2008.8.7)
【出願番号】 特願2007−16167(P2007−16167)