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【発明の名称】 電動工具
【発明者】 【氏名】田所 直樹

【氏名】寺西 卓也

【要約】 【課題】本発明の目的は、ブレーキ抵抗による発熱の影響をハンドル握り部が受けないようにすることである。

【解決手段】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
駆動源であるモータと、
該モータを収容する本体ハウジングと、
該本体ハウジングに設けられるハンドル部と、
該モータを駆動するスイッチ回路と、
を有する電動工具において、
該ハンドル部下部の該ハウジング内側にブレーキ抵抗を配置したことを特徴とする電動工具。
【請求項2】
該ブレーキ抵抗を並列に繋いで該スイッチの基盤に搭載し、該基盤の表と裏に該ブレーキ抵抗を配置したことを特徴とする請求項1記載の電動工具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、電動工具のスイッチ回路に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の高電圧のAC電源を使用しDCモータを駆動する高電圧仕様のスイッチ回路を有する電動工具について特許文献1の図5を用いて説明する。
【0003】
高電圧のAC電源5を使用しDCモータ10を駆動する高電圧仕様の電動工具のスイッチ回路において、AC側に2個の接点3、4とサイリスタからなるAC用速度制御スイッチ1を設け、ブリッジダイオード7を介してDC側にブレーキ用接点8を独立させて形成する。
【0004】
ブレーキ用接点8が閉じることにより初めて通電する導電路上に抵抗成分としてのコイルを設け、抵抗成分としてのコイルがDCモータのヨークとDCモータ用冷却ファンとの間に巻回した導線により形成されたスイッチ回路であるから、DCモータのヨークとDCモータ用冷却ファンとの間の狭隘なスペース内に大電力の抵抗を設置することが可能になる。
【0005】
また、ブレーキ電流が流れることによりコイルが発熱してもDCモータ用冷却ファンにより冷却され過熱が防止される。
【0006】
【特許文献1】特開2002−281777
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来のブレーキ抵抗は、抵抗成分としてのコイルを設けているため、ブレーキ抵抗の配置は限られてしまい、図2、図6に示すように、ハンドルの握り部53aハウジング内部に配置されている。小ネジなどを数多く使用する作業では、頻繁にスイッチの入り切りが行われるため、その度に、ブレーキ抵抗63に電流が流れ発熱する。そこで、ハンドルの握り部53aが次第に熱くなり、ハンドルを握る事が出来なくなる問題があった。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、駆動源であるモータと、モータを収容する本体ハウジングと、本体ハウジングに設けられるハンドル部と、モータを駆動するスイッチ回路と、を有する電動工具において、ハンドル部下部のハウジング内側にブレーキ抵抗を配置したことにより達成される。
【発明の効果】
【0009】
該ハンドル部内側の該ハンドル部握り部下部にブレーキ抵抗を配置し、さらにブレーキ抵抗を並列に繋ぐように構成する。このようにすることで、該ハンドル握り部が、熱く感じることがなく、さらにブレーキ抵抗を並列に繋ぐようにすることで、発熱量を軽減することが可能になる。さらに、スイッチ基盤の表と裏にブレーキ抵抗を配置することにより、スペースを有効に活用することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0010】
本発明を図1に示すインパクトドライバ51に適用した場合の実施の形態を説明する。インパクトドライバ51は、外郭を形成するハウジング52と、該ハウジング下部のハンドル部53と、モータ54への電力の供給・停止を制御するスイッチ回路部55と、スイッチ回路部55内部に配設されるブレーキ抵抗(a)56とブレーキ抵抗(b)57と、打撃機構部(図示せず)により構成されている。
【0011】
本発明のブレーキ抵抗(a)56とブレーキ抵抗(b)57の配置は、図1に示すように、ハンドル部握り部下部53bに設けてあり、本体を握るハンドル部握り部53aから外すことにより、作業時にハンドル部握り部53aが熱くなることはない。
図3にスイッチ回路部55の詳細を示す。高電圧のAC電源58を使用しDCモータ59を駆動する高電圧仕様のスイッチ回路部55であり、AC速度制御スイッチ60を設け、ブリッジダイオード61を介して、DC側にブレーキ抵抗(a)56とブレーキ抵抗(b)57を並列に繋いだ構造となっている。
このようにすることで、ブレーキ電流を軽減させ、発熱量を軽減することができる。
さらに、ブレーキ抵抗(a)56とブレーキ抵抗(b)57は、図4に示すように、スイッチ回路基盤64の表と裏に1個ずつ配置することでスペースを有効活用でき、本体全高も小さくすることでができる。
【0012】
なお、本発明はインパクトドライバへの適用に限定されるものではなく、他の電動工具にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明のインパクトドライバの断面図
【図2】本発明のハンドル部側面図
【図3】本発明のスイッチ回路図
【図4】本発明のスイッチ回路基盤側面図
【図5】従来のスイッチ回路図
【図6】従来のインパクトドライバの断面図
【符号の説明】
【0014】
51 インパクトドライバ
52 ハウジング
53 ハンドル部
53a 握り部 53b 握り部下部
54 モータ
55 スイッチ回路部
56 ブレーキ抵抗(a)
57 ブレーキ抵抗(b)
58 AC電源
59 DCモータ
60 AC速度制御スイッチ
61 ブリッジダイオード
62 ブレーキ抵抗
63 スイッチ回路
64 スイッチ回路基盤
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成18年11月17日(2006.11.17)
【代理人】
【公開番号】 特開2008−126344(P2008−126344A)
【公開日】 平成20年6月5日(2008.6.5)
【出願番号】 特願2006−312139(P2006−312139)