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工具用アタッチメント、コンパス具付き工具用アタッチメント、コンパス具、及びコンパス具付きジグソー - 特開2008−110470 | j-tokkyo
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【発明の名称】 工具用アタッチメント、コンパス具付き工具用アタッチメント、コンパス具、及びコンパス具付きジグソー
【発明者】 【氏名】藤原 健二

【要約】 【課題】ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具を、被切断材を切断するための動力工具として使用できるようにするコンパス具付き工具用アタッチメントを提供すること。

【解決手段】回転動力工具14の回転部14aに着脱自在に取り付けられる入力部16と、往復運動によって被切断材15を切断することができる切断用工具13が取り付けられる装着部17と、入力部16の回転運動を往復運動に変換して装着部17を往復運動させる動力変換部とを備える工具用アタッチメント11に対して、この工具用アタッチメント11を円周方向に案内することができるコンパス具40を設けて成る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
回転動力工具の回転部に着脱自在に取り付けられる入力部と、往復運動によって被切断材を切断することができる切断用工具が取り付けられる装着部と、前記入力部の回転運動を往復運動に変換して前記装着部を往復運動させる動力変換部とを備えることを特徴とする工具用アタッチメント。
【請求項2】
前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略平行することを特徴とする請求項1記載の工具用アタッチメント。
【請求項3】
前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略直交することを特徴とする請求項1記載の工具用アタッチメント。
【請求項4】
前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略平行する第1入力と、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略直交する第2入力部とを備えることを特徴とする請求項1記載の工具用アタッチメント。
【請求項5】
前記切断用工具が鋸刃であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載の工具用アタッチメント。
【請求項6】
請求項1乃至5のいずれかに記載の工具用アタッチメントと、前記工具用アタッチメントを円周方向に案内することができるコンパス具とを備えることを特徴とするコンパス具付き工具用アタッチメント。
【請求項7】
前記コンパス具は、前記円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記工具用アタッチメントとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記工具用アタッチメントの両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とする請求項6記載のコンパス具付き工具用アタッチメント。
【請求項8】
ジグソーを円周方向に案内することができるコンパス具。
【請求項9】
被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記ジグソーとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とする請求項8記載のコンパス具。
【請求項10】
請求項8又は9記載のコンパス具と、ジグソーとを備えることを特徴とするコンパス具付きジグソー。
【請求項11】
請求項1乃至5のいずれかに記載の工具用アタッチメントを円周方向に案内することができることを特徴とするコンパス具。
【請求項12】
被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記工具用アタッチメントとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とする請求項11記載のコンパス具。
【請求項13】
請求項1乃至5のいずれかに記載の工具用アタッチメントに設けられ被切断材に押し当てられるベース、又はジグソーに設けられ被切断材に押し当てられるベースに着脱自在に取り付けられるベース保持部を備え、このベース保持部を円周方向に案内することができることを特徴とするコンパス具。
【請求項14】
被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記ベース保持部とを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とする請求項13記載のコンパス具。
【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、例えばドリルビットやホルソー等の穿孔用工具を取り付けて使用される回転ドリル等の回転動力工具に対して着脱自在であり、この回転動力工具を例えばジグソーとしても使用できるようにする工具用アタッチメント、コンパス具付き工具用アタッチメント、コンパス具、及びコンパス具付きジグソーに関する。
【背景技術】
【0002】
従来では、例えば建物の床や壁等に下水管、ガス管、又は電線管を通すために、比較的大径の円形開口部を形成する場合、まず、その開口部を形成しようとする床や壁の表面にその開口部と対応する円を描く。そして、その円周上の所定箇所に、例えばドリルビットで小孔を形成する。次に、この小孔に対して、電動ジグソーの鋸刃を挿入してその鋸刃を作動させることによって、壁や床に所望の大きさの円形開口部を形成することができる(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2001−26001号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし、上記のように比較的大径の円形開口部を形成するときには、ドリルビットを回転駆動するための回転ドリル、及び電動ジグソーの両方の動力工具が必要であるので、2台の動力工具を購入するための費用が嵩むし、これら両方の動力工具を作業現場まで運搬するための労力及び費用も嵩む。
【0004】
また、比較的大径の円形開口部を形成するときに、作業者は、床や壁に描いたその円形開口部と対応する円に沿って、電動ジグソーを手で方向を決めながら移動させて切削しているので、綺麗な円形開口部を形成することは困難であり、熟練を必要とする。
【0005】
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具を、被切断材を切断するための動力工具として使用できるようにする工具用アタッチメント、コンパス具付き工具用アタッチメント、コンパス具、及びコンパス具付きジグソーを提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る工具用アタッチメントは、回転動力工具の回転部に着脱自在に取り付けられる入力部と、往復運動によって被切断材を切断することができる切断用工具が取り付けられる装着部と、前記入力部の回転運動を往復運動に変換して前記装着部を往復運動させる動力変換部とを備えることを特徴とするものである。
【0007】
この発明に係る工具用アタッチメントによると、入力部を回転動力工具の回転部に取り付けて、この回転動力工具を回転駆動させることによって、装着部を往復運動させることができる。よって、この装着部に鋸刃等の切断用工具を取り付けることによって、この切断用工具で被切断材を切断することができる。このように、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具を、被切断材を切断するための動力工具として使用できるようにすることができる。
【0008】
そして、この発明に係る工具用アタッチメントにおいて、前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略平行するようにできる。このようにすると、作業者は、入力部に取り付けられた回転動力工具を被切断材に押し付けている状態で、被切断材を切断することができる。よって、この工具用アタッチメントを使用して、被切断材を安定して切断することができる。
【0009】
また、この発明に係る工具用アタッチメントにおいて、前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略直交するようにできる。このようにすると、動力変換部として、例えばクランク機構を採用した場合、傘歯車等の入力部の軸方向を変更するための歯車機構を省略することができ、構造を簡単にすることができる。また、作業スペースとして、装着部の往復運動の方向に広いスペースを確保できない場合には、この工具用アタッチメントを使用して切断作業をすることができる。
【0010】
更に、この発明に係る工具用アタッチメントにおいて、前記入力部は、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略平行する第1入力と、その軸方向が前記装着部の往復運動の方向と略直交する第2入力部とを備えるようにすることができる。このようにすると、例えば作業場所の広さに応じて、回転動力工具の回転部を第1入力部又は第2入力部に取り付けて、この回転動力工具を取り付けた工具用アタッチメントを使用して切断作業をすることができる。
【0011】
そして、この発明に係る工具用アタッチメントにおいて、前記切断用工具として鋸刃を使用することができる。このように、切断用工具として鋸刃を使用すると、被切断材料を効率的に切断することができる。
【0012】
本発明に係るコンパス具付き工具用アタッチメントは、本発明に係る工具用アタッチメントと、前記工具用アタッチメントを円周方向に案内することができるコンパス具とを備えることを特徴とするものである。
【0013】
この発明に係るコンパス具付き工具用アタッチメントによると、コンパス具を使用して工具用アタッチメントを円周方向に案内することができるので、回転動力工具によって工具用アタッチメントを回転駆動すれば、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を形成することができる。
【0014】
そして、この発明に係るコンパス具付き工具用アタッチメントにおいて、前記コンパス具は、前記円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記工具用アタッチメントとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記工具用アタッチメントの両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けるようにすることができる。このようにすると、この中心位置決め部を被切断材に取り付けることによって、形成しようとする円形開口部の中心位置を定めることができ、工具用アタッチメントは、連結部を介して半径規定部と連結している。そして、中心位置決め部及び工具用アタッチメントの両方又はいずれか一方を、半径規定部に沿って移動させて固定することによって、形成しようとする円形開口部の半径を設定することができる。
【0015】
また、中心位置決め部及び工具用アタッチメントの両方を、半径規定部に沿って移動させて固定できるようにすると、作業スペースの広さに応じて半径規定部を配置する位置を選択することができる。よって、比較的狭いスペースでも、半径規定部が邪魔にならず、簡単に加工作業をすることができる。
【0016】
請求項8に係るコンパス具は、ジグソーを円周方向に案内することができるものである。
【0017】
請求項8に係るコンパス具によると、ジグソーを円周方向に案内することができるので、このジグソーによって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を形成することができる。
【0018】
請求項9に係るコンパス具は、請求項8の発明において、被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記ジグソーとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とするものである。このようにすると、この中心位置決め部を被切断材に取り付けることによって、形成しようとする円形開口部の中心位置を定めることができ、ジグソーは、連結部を介して半径規定部に連結される。そして、中心位置決め部及び連結部の両方又はいずれか一方を、半径規定部に沿って移動させて固定することによって、形成しようとする円形開口部の半径を設定することができる。
【0019】
請求項10に係るコンパス具付きジグソーは、請求項8又は9記載のコンパス具と、ジグソーとを備えることを特徴とするものである。
【0020】
請求項10に係るコンパス具付きジグソーによると、コンパス具を使用して、ジグソーを円周方向に移動させることができるので、このジグソーによって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を形成することができる。
【0021】
請求項11に係るコンパス具は、請求項1乃至5のいずれかに記載の工具用アタッチメントを円周方向に案内することができることを特徴とするものである。
【0022】
請求項11に係るコンパス具によると、このコンパス具に対して工具用アタッチメントを取り付けることができ、この取り付けた工具用アタッチメントを円周方向に案内することができる。よって、この工具用アタッチメントを回転動力工具によって回転駆動すれば、この工具用アタッチメントに取り付けられる切断用工具によって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を形成することができる。
【0023】
請求項12に係るコンパス具は、請求項11の発明において、被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記工具用アタッチメントとを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とするものである。このようにすると、この中心位置決め部を被切断材に取り付けることによって、形成しようとする円形開口部の中心位置を定めることができ、工具用アタッチメントは、連結部を介して半径規定部に連結される。そして、中心位置決め部及び連結部の両方又はいずれか一方を、半径規定部に沿って移動させて固定することによって、形成しようとする円形開口部の半径を設定することができる。
【0024】
請求項13に係るコンパス具は、請求項1乃至5のいずれかに記載の工具用アタッチメントに設けられ、被切断材に押し当てられるベース、又はジグソーに設けられ、被切断材に押し当てられるベースに着脱自在に取り付けられるベース保持部を備え、このベース保持部を円周方向に案内することができることを特徴とするものである。
【0025】
請求項13に係るコンパス具によると、ベース保持部に対して、工具用アタッチメントに設けられているベース、又はジグソーに設けられているベースを着脱自在に取り付けることができ、この取り付けた工具用アタッチメント又はジグソーを円周方向に案内することができる。そして、この工具用アタッチメントを回転動力工具によって回転駆動したり、又はジグソーを回転駆動すれば、それぞれに取り付けられる切断用工具によって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を形成することができる。
【0026】
請求項14に係るコンパス具は、請求項13の発明において、被切断材に取り付け可能であり円の中心を定めるための中心位置決め部と、この中心位置決め部と連結する半径規定部と、この半径規定部と前記ベース保持部とを連結するための連結部とを備え、前記中心位置決め部及び前記連結部の両方又はいずれか一方が前記半径規定部に沿って移動自在に設けられていることを特徴とするものである。このようにすると、この中心位置決め部を被切断材に取り付けることによって、形成しようとする円形開口部の中心位置を定めることができ、ベース保持部は、連結部を介して半径規定部に連結される。そして、中心位置決め部及び連結部の両方又はいずれか一方を、半径規定部に沿って移動させて固定することによって、形成しようとする円形開口部の半径を設定することができる。
【発明の効果】
【0027】
この発明に係る工具用アタッチメントによると、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具を、被切断材を切断するための動力工具として使用できるようにすることができる構成としたので、例えば従来では、回転ドリル及び電動ジグソーの2台の動力工具が必要な作業をする場合や、床や壁に比較的大径の円形開口部を形成するような加工作業をする場合でも、回転ドリル等の回転動力工具と、本発明に係る工具用アタッチメントとを使用してそのような加工作業をすることができる。よって、上記のような作業をするときに、電動ジグソーを不要とすることができる。これによって、電動ジグソーを運搬するための労力及び費用を軽減し、更に電動ジグソーを購入するための費用を低減することができる。
【0028】
この発明に係るコンパス具付き工具用アタッチメントによると、コンパス具を使用して工具用アタッチメントを円周方向に案内することができる構成としたので、回転動力工具によって工具用アタッチメントを回転駆動すれば、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【0029】
請求項8に係るコンパス具、及び請求項10に係るコンパス具付きジグソーによると、コンパス具を使用してジグソーを円周方向に移動させることができるので、このジグソーによって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【0030】
請求項11に係るコンパス具によると、このコンパス具に対して工具用アタッチメントを取り付けることができ、この取り付けた工具用アタッチメントを円周方向に案内することができる構成としたので、この工具用アタッチメントを回転動力工具によって回転駆動すれば、この工具用アタッチメントに取り付けられる切断用工具によって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【0031】
請求項13に係るコンパス具によると、ベース保持部に対して、工具用アタッチメントに設けられているベース、又はジグソーに設けられているベースを着脱自在に取り付けることができ、この取り付けた工具用アタッチメント又はジグソーを円周方向に案内することができる構成としたので、この工具用アタッチメントを回転動力工具によって回転駆動したり、又はジグソーを回転駆動すれば、それぞれに取り付けられる切断用工具によって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下、本発明に係る工具用アタッチメント、及びコンパス具付き工具用アタッチメントの第1実施形態を、図1〜図6を参照して説明する。この工具用アタッチメント11は、図1に示すように、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具14を、被切断材15を切断するための動力工具として使用できるようにするものである。図1は、回転動力工具14の回転部14aに、工具用アタッチメント11の入力部16を取り付けると共に、この工具用アタッチメント11の装着部17に鋸刃等の切断用工具13を取り付けた状態を示している。この状態で、回転動力工具14を作動させることによって被切断材15を切断することができる。この工具用アタッチメント11は、図2に示すように、入力部16、動力変換部18、及び装着部17を備えている。
【0033】
入力部16は、図2及び図3に示すように、回転動力工具14の回転部14aに着脱自在に取り付けられる取着部16aを有する回転軸であり、鉛直方向と平行して配置され、軸受19、19を介して回動自在にハウジング20に設けられている。
【0034】
動力変換部18は、図2に示すように、入力部16の下端部に取り付けられている第1傘歯車21を備えている。この第1傘歯車21には、第2傘歯車22が噛み合っており、この第2傘歯車22は、動力伝達軸23に取り付けられている。この動力伝達軸23は、入力部16と直交して配置され、軸受24、24を介して回動自在にハウジング20内に設けられている。そして、動力伝達軸23の左端部にクランク機構25が設けられている。
【0035】
クランク機構25は、図2及び図4(a)に示すように、動力伝達軸23の左端部に設けられている円形の回転板26を備え、この回転板26の板面に係合凸部27が設けられている。この係合凸部27は、短円柱形であり、動力伝達軸23の中心から所定の間隔を隔てて設けられている。
【0036】
係合凸部27は、図4(a)に示すように、上下方向38に往復移動する往復リンク28に設けられている係合孔28aに挿通している。この係合孔28aは、横長の長円孔であり、係合凸部27がその長径方向に移動自在に形成されている。つまり、係合孔28aの短径の寸法は、係合凸部27よりも少し大きい長さであり、長径の寸法は、係合凸部27の動力伝達軸23に対する偏心量の2倍よりも少し大きい長さである。
【0037】
往復リンク28は、図4(a)に示すように、所定の厚みの縦長の板状体であり、上側板状部28bと下側板状部28cとを備え、この上下2つの板状部の間に、係合孔28aが形成されている膨大部28dが設けられている。この上側板状部28b及び下側板状部28cは、それぞれ縦長の矩形板状体である。この往復リンク28は、上下方向38に往復移動できるようにハウジング20に装着されている。つまり、往復リンク28は、その上側板状部28bがハウジング20に形成されている上側摺動孔20aに挿入され、下側板状部28cがハウジング20に形成されている下側摺動孔20bに挿入されている。そして、膨大部28dは、ハウジング20内に形成されている空間部20cに配置されている。そして、この往復リンク28の下端部には、装着部17が設けられている。
【0038】
装着部17は、図2〜図4に示すように、挟持部17aと往復リンク28の下端部との間に鋸刃等の切断用工具13の上端部を挟み込んで挟持する構成のものであって、切断用工具13を入力部16に対して略平行するように取り付けることができる。つまり、入力部16は、その軸方向が装着部17及び往復リンク28の往復運動の方向38と略平行するように配置されている。
【0039】
挟持部17aは、図2に示すように、略直方体のブロックであり、切断用工具13の上端部が装着される装着溝17bを備え、この装着溝17bの深さは、切断用工具13の上端部の横幅よりも少し小さい寸法である。よって、ボルト29、29を挟持部17aに挿通して、このボルト29、29の先端部を往復リンク28の下端部に螺合させて締め付けることによって、切断用工具13の上端部をこの往復リンク28の下端部に固定して取り付けることができる。図4(a)は、挟持部17aを取り外した状態を示している。
【0040】
切断用工具13は、図2に示すように、細長い板状の鋸刃であり、一方の縁部に多数の切刃13aが形成され、他方の縁部である背部13bが真っ直ぐに形成されている。この切断用工具13を装着部17に取り付けて、切断用工具13の切刃13aを被切断材15に押し付けるときに反力が生じるが、この反力は、保持ローラ30によって受け止めるようになっている。
【0041】
保持ローラ30は、図2及び図4に示すように、中央の外周部に環状溝が形成され、この環状溝に切断用工具13の背部13bが装着されている。保持ローラ30は、脚部31に回動自在に設けられ、この脚部31は、ハウジング20の下面にボルト32、32で締結されている。
【0042】
脚部31は、図2〜図4に示すように、下端部にベース取付部33が設けられている。このベース取付部33は、矩形の板状体であり、保持ローラ30が設けられている。そして、ベース取付部33の下面に第1ベース34がねじ止めされてり、第1ベース34は、ベース取付部33よりも大きい板状体である。そして、これら第1ベース34及びベース取付部33には、切断用工具13が挿通する切欠き部35が形成されている。
【0043】
第1ベース34は、図2に示すように、工具用アタッチメント11を被切断材15の上面にあてがったときに、この工具用アタッチメント11に取り付けられた切断用工具13が、被切断材15の上面に対して略垂直となるようにすると共に、工具用アタッチメント11を安定した状態で被切断材15の上面に沿って移動させて切断できるようにするためのものである。
【0044】
なお、図1に示す36は、ハンドルである。このハンドル36は、ハウジング20の蓋部37に取り付けられている。
【0045】
上記のように構成された図1〜図4に示す工具用アタッチメント11によれば、図2に示す入力部16を回転させると、この回転が第1傘歯車21、第2傘歯車22、及び動力伝達軸23に伝達され、この動力伝達軸23が回転すると、回転板26及びこの回転板26に設けられている係合凸部27が回転する。係合凸部27が回転すると、往復リンク28が上下方向38に往復運動を行い、これに伴ってこの往復リンク28に取り付けられている切断用工具13も上下方向に往復運動を行う。このように、切断用工具13を上下方向に往復運動させることによって、被切断材15を切削して切断することができる。
【0046】
このように作動する工具用アタッチメント11を使用するときは、図2に示すように、その入力部16を回転ドリル等の回転動力工具14の回転部14aに取り付けて、この回転動力工具14を回転駆動させることによって、装着部17に取り付けられている切断用工具13を往復運動させることができる。これによって、この切断用工具13で被切断材15を切断することができる。このように、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具14を、被切断材15を切断するための動力工具として使用できるようにすることができる。
【0047】
従って、例えば従来では、回転ドリル14及び電動ジグソーの2台の動力工具が必要な作業をする場合、回転ドリル14と工具用アタッチメント11とを使用してそのような加工作業をすることができる。よって、上記のような作業をするときに、電動ジグソーを不要とすることができる。これによって、動力工具の運搬のための労力及び費用を軽減し、更に動力工具を購入するための費用を低減することができる。
【0048】
そして、図1に示すように、この工具用アタッチメント11によると、入力部16は、その軸方向が切断用工具13の往復運動の方向38と略平行しているので、作業者は、入力部16に取り付けられた回転動力工具14を被切断材15に押し付けている状態で、被切断材15を切断することができる。よって、この工具用アタッチメント11を使用して、被切断材15を安定して切断することができる。
【0049】
次に、コンパス具付き工具用アタッチメント12を、図1〜図6を参照して説明する。このコンパス具付き工具用アタッチメント12は、図1に示すように、例えば建物の床や壁等に比較的大径の円形開口部39を形成するときに使用できるものであり、工具用アタッチメント11と、工具用アタッチメント11を円周方向に案内することができるコンパス具40を備えるものである。この工具用アタッチメント11は、上記の通りのものであり説明を省略する。コンパス具40は、図1に示すように、中心位置決め部41と、半径規定部42と、連結部43とを備えている。
【0050】
中心位置決め部41は、図1に示すように、中心位置決め体44と、この中心位置決め体44の下面にねじ止めされている第2ベース45とを備えている。この中心位置決め体44及び第2ベース45には、中心用孔46が形成されている。この中心用孔46は、例えばビス47、タッピングビス、木ねじ、又はドリルの刃(キリ)等を挿通して、このビス47等を被切断材15に固定することによって、中心位置決め部41を、今から形成しようとする円形開口部39の中心位置と対応する位置に回動自在に取り付けるためのものである。なお、中心用孔46には軸受(図示せず)が設けられ、この軸受の内孔にビス47等を通すようになっている。この軸受によって、ビス47等と中心位置決め部41との摩擦抵抗を小さくしている。
【0051】
そして、図1に示すように、中心位置決め部41には、挿通孔48が形成されており、この挿通孔48には、半径規定部42が挿通し、中心位置決め部41は、この半径規定部42に沿って移動自在に設けられている。図1に示す49は、留めねじである。この留めねじ49は、中心位置決め体44に螺合して、この留めねじ49の先端が半径規定部42の上面と当接し、この半径規定部42を第2ベース45に押し付けている。これによって、中心位置決め部41を半径規定部42の任意の位置に固定して取り付けることができる。
【0052】
半径規定部42は、図1に示すように、細長い板状体であり、その一端側に中心位置決め部41が取り付けられ、他端側に工具用アタッチメント11が取り付けられている。この工具用アタッチメント11と半径規定部42とを連結しているのが連結部43である。
【0053】
連結部43は、図1〜図3に示すように、ベース取付部33及び第1ベース34に形成されている挿通孔50と、ベース取付部33に螺合する留めねじ51とを備えている。この挿通孔50には、半径規定部42が挿通し、工具用アタッチメント11は、この半径規定部42に沿って移動自在に設けられている。留めねじ51は、図2に示すように、その先端が半径規定部42の上面と当接し、この半径規定部42を第1ベース34に押し付けている。これによって、工具用アタッチメント11を半径規定部42の任意の位置に固定して取り付けることができる。この工具用アタッチメント11を半径規定部42の任意の位置に取り付ける構成は、図1に示す中心位置決め部41を半径規定部42の任意の位置に取り付ける構成と同等である。
【0054】
次に、図5及び図6を参照して、コンパス具付き工具用アタッチメント12を使用して、例えば建物の床や壁等に比較的大径の円形開口部39を形成するときの手順を説明する。例えばまず、回転ドリル等の回転動力工具14の回転部14aにドリルビット(図示せず)を取り付けて、この回転動力工具14を使用して、被切断材15に対して形成しようとする円形開口部(図5参照)39の中心位置に中心孔(図示せず)を形成する。次に、形成しようとする円形開口部39と対応する半径Rの円の周上の所定箇所に、ドリルビットで小孔(図示せず)を形成する。
【0055】
そして、中心位置決め部41及び工具用アタッチメント11の両方又はいずれか一方を、半径規定部42に沿って移動させて固定する。これによって、切断用工具13と、中心用孔46との間隔を、形成しようとする円形開口部39の半径Rと一致するように設定する。
【0056】
また、工具用アタッチメント11に取り付けられている鋸刃等の切断用工具13を、被切断材15に形成した小孔に挿入すると共に、形成しようとする開口部39の中心孔に中心位置決め部41の中心用孔46をあてがって、ビス47等によって中心位置決め部41を被切断材15に対して回動自在に取り付ける。
【0057】
次に、回転動力工具14の回転部14aに取り付けられているドリルビットを取り外して、図6に示すように、その回転動力工具14の回転部14aを工具用アタッチメント11の入力部16に取り付ける。そして、回転動力工具14を駆動して切断用工具13を作動させて、この状態で回転動力工具14を、ビス47を中心にして、形成しようとする開口部39の周縁部と対応する円周方向に移動させる。このとき、コンパス具40は、工具用アタッチメント11をその円周方向に案内することができるので、床や壁等の被切断材15に比較的綺麗な大径の円形開口部39を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【0058】
このように、床や壁に比較的大径の円形開口部39を形成する場合でも、回転ドリル等の回転動力工具14と工具用アタッチメント11とを使用してそのような円形開口部39を形成することができる。よって、上記のような作業をするときに、電動ジグソーを不要とすることができる。これによって、電動ジグソーを運搬するための労力及び費用を軽減し、更に電動ジグソーを購入するための費用を低減することができる。
【0059】
また、中心位置決め部41及び工具用アタッチメント11の両方を、半径規定部42に沿って移動させて固定できるようにすると、作業スペースの広さに応じて半径規定部42を配置する位置を選択することができる。よって、比較的狭いスペースでも、半径規定部42が邪魔にならず、簡単に加工作業をすることができる。
【0060】
次に、本発明に係る工具用アタッチメント、及びコンパス具付き工具用アタッチメントの第2実施形態を、図7〜図9を参照して説明する。図2に示す第1実施形態の工具用アタッチメント11と、図7に示す第2実施形態の工具用アタッチメント52とが相違するところは、図2に示す第1実施形態の工具用アタッチメント11では、入力部16は、その軸方向が装着部17及び往復リンク28の往復運動の方向38と略平行しているのに対して、図7に示す第2実施形態の工具用アタッチメント52では、入力部16は、その軸方向が装着部17及び往復リンク28の往復運動の方向38と略直交するところである。
【0061】
つまり、図7に示す第2実施形態の工具用アタッチメント52は、入力部16の一端が回転板26の中心部と直接に結合しており、図2に示す第1傘歯車21、第2傘歯車22、及び動力伝達軸23が省略されている。従って、第2実施形態の動力変換部54は、図7に示す入力部16及びクランク機構25を備える構成となっている。
【0062】
そして、図7に示す第2実施形態のコンパス具付き工具用アタッチメント53は、図1に示す第1実施形態のコンパス具付き工具用アタッチメント12が備えるコンパス具40と同等のコンパス具40を備えている。これ以外は第1実施形態と同等であり、同等部分は同一の図面符号で示し、それらの構成及び作用の説明を省略する。
【0063】
図7に示す工具用アタッチメント52によると、図2に示す第1傘歯車21、第2傘歯車22、及び動力伝達軸23等の入力部16の軸方向を変更するための歯車機構を省略することができる。よって、工具用アタッチメント52の軽量化及びコストダウンを図ることができる。また、このコンパス具付き工具用アタッチメント53は、図8及び図9に示すようにして使用できるので、作業スペースとして、装着部17の往復運動する上下方向38に広いスペースを確保できない場合には、この工具用アタッチメント52を使用して切断作業をすることができる。
【0064】
次に、本発明に係る工具用アタッチメント、及びコンパス具付き工具用アタッチメントの第3実施形態(図示せず)を説明する。この第3実施形態の工具用アタッチメントは、図2に示す第1実施形態の工具用アタッチメント11において、動力伝達軸23の左右の端部のうち、回転板26が設けられていない方の端部に、入力部16としての取着部16aが設けたものである。
【0065】
つまり、第3実施形態の工具用アタッチメントは、第1入力部と、第2入力部とを備えている。そして、この第1入力部は、その軸方向が装着部17の往復運動の方向38と略平行すると共に、装着部17の上方に配置されている。また、第2入力部は、その軸方向が装着部17の往復運動の方向38と略直交すると共に、装着部17の側方に配置されている。このようにすると、例えば作業場所の広さに応じて、回転動力工具14の回転部14aを第1入力部又は第2入力部に取り付けることができ、そして、このように回転動力工具14が取り付けられた工具用アタッチメントを使用して切断作業をすることができる。
【0066】
次に、本発明に係るコンパス具、及びコンパス具付きジグソーの第4実施形態を、図10及び図1を参照して説明する。この図10に示す第4実施形態のコンパス具55と、図1に示す第1実施形態が備えるコンパス具40と相違するところは、図1に示す第1実施形態のコンパス具40は、工具用アタッチメント11を円周方向に案内するのに対して、図10に示す第4実施形態のコンパス具55は、ジグソー56を円周方向に案内するところである。
【0067】
つまり、図10に示す第4実施形態のコンパス具55は、中心位置決め部41と、半径規定部42と、連結部57とを備えており、この連結部57は、ジグソー56が備える第3ベース58の先端部の上面に設けられている。
【0068】
連結部57は、同図に示すように、1対の凸部59、59を備え、各凸部59、59には挿通孔60が形成されている。この挿通孔60には、半径規定部42が挿通し、ジグソー56は、この半径規定部42に沿って移動自在に設けられている。また、一方(又は両方)の凸部59には、留めねじ51が螺合しており、この留めねじ51は、その先端が半径規定部42の上面と当接し、この半径規定部42を第3ベース58に押し付けている。これによって、ジグソー56を半径規定部42の任意の位置に固定して取り付けることができる。
【0069】
これ以外は、図1に示す第1実施形態のコンパス具40と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。ジグソー56は、鋸刃等の切断用工具13を作動させることによって、被切断材15を切断することができる電動工具であり、従来公知のものと同等のものである。
【0070】
このコンパス具55、及びこのコンパス具55と連結するジグソー(コンパス具付きジグソー)56を使用して、例えば建物の床や壁等に比較的大径の円形開口部39を形成するときの手順は、鋸刃等の切断用工具13をジグソー56で作動させることによって、被切断材15に対して円形開口部39を形成するところが第1実施形態と相違しており、これ以外は、第1実施形態で説明した手順と同等であり、それらの説明を省略する。
【0071】
次に、本発明に係るコンパス具の第5実施形態を、図1等を参照して説明する。この図1に示す第5実施形態のコンパス具40は、図1等に示す第1〜第3実施形態のコンパス具付き工具用アタッチメント11、52に設けられているコンパス具40であり、それらの各実施形態で説明したものであるので、説明を省略する。
【0072】
次に、本発明に係るコンパス具の第6実施形態を、図11及び図1を参照して説明する。この図11に示す第6実施形態のコンパス具61と、図1に示す第1実施形態が備えるコンパス具40と相違するところは、図1に示す第1実施形態のコンパス具40は、工具用アタッチメント11を円周方向に案内するのに対して、図11に示す第6実施形態のコンパス具61は、ベース保持部62を円周方向に案内するところである。
【0073】
つまり、図11に示す第6実施形態のコンパス具61は、中心位置決め部41と、半径規定部42と、連結部57と、ベース保持部62とを備えており、この連結部57は、ベース保持部62の先端部の上面に設けられている。
【0074】
連結部57は、同図に示すように、1対の凸部59、59を備え、各凸部59、59には挿通孔60が形成されている。この挿通孔60には、半径規定部42が挿通し、ベース保持部62は、この半径規定部42に沿って移動自在に設けられている。また、一方(又は両方)の凸部59には、留めねじ51が螺合しており、この留めねじ51は、その先端が半径規定部42の上面と当接し、この半径規定部42をベース保持部62に押し付けている。これによって、ベース保持部62を半径規定部42の任意の位置に固定して取り付けることができる。
【0075】
そして、図11に示すベース保持部62は、図1等に示す第1〜第3実施形態の各工具用アタッチメント11、52に設けられている第1ベース34、又は図10に示すジグソー56に設けられている第3ベース58に対して着脱自在に取り付けることができる形状及び大きさに形成され、矩形板状の保持部本体63を備えている。
【0076】
また、図11に示すように、この保持部本体63の先端縁の左右の各角部には、互いに平行する一対の突出部64、64が形成されている。この一対の各突出部64、64の上面に連結部57が設けられている。そして、これら保持部本体63及び一対の突出部64、64の上面には、ベース受部65及びベース位置決め部66が形成されている。
【0077】
ベース受部65は、第1又は第3ベース34、58の下面と当接して、第1又は第3ベース34、58を保持する突条及び突起である。ベース位置決め部66は、突条であり、第1又は第3ベース34、58の前縁及び左右の側縁と当接して、第1又は第3ベース34、58のベース保持部62に対する、前方向及び左右方向の位置決めをするためのものである。
【0078】
これ以外は、図1に示す第1実施形態のコンパス具40と同等の構成であり、同様に作用するので、同等部分を同一の図面符号で示し、それらの説明を省略する。
【0079】
この図11に示すコンパス具61によると、ベース保持部62に対して、工具用アタッチメント11に設けられている第1ベース34、又はジグソー56に設けられている第3ベース58を着脱自在に取り付けることができ、この取り付けた工具用アタッチメント11又はジグソー56を円周方向に案内することができる。そして、この工具用アタッチメント11を回転動力工具14によって回転駆動したり、又はジグソー56を回転駆動すれば、それぞれに取り付けられる切断用工具13によって、例えば床や壁等に比較的綺麗な大径の円形開口部39を、簡単にしかも熟練を必要とせずに形成することができる。
【0080】
なお、このコンパス具61を使用して、例えば建物の床や壁等に比較的大径の円形開口部39を形成するときの手順は、上記以外は第1〜第5実施形態で説明した手順と同等であるので、それらの説明を省略する。
【0081】
ただし、上記各実施形態では、回転動力工具14として、電動式のものを使用したが、これに代えて、エンジン等の原動機式のものを使用することができる。
【0082】
そして、上記各実施形態では、図1に示すように、工具用アタッチメント11、52、及び中心位置決め部41の両方が半径規定部42に沿って移動自在であるように設けたが、これに代えて、中心位置決め部41及び工具用アタッチメント11、52のいずれか一方が半径規定部42に沿って移動自在であるように設けてもよい。
【0083】
また、上記各実施形態では、図4(a)等に示すように、クランク機構25は、係合凸部27と係合孔28aとによって、係合凸部27の回転運動を、往復リンク28を上下方向に往復させる運動に変換する構成としたが、これに代えて、係合孔28aを省略し、係合凸部27と往復リンク28とをリンクで連結して、係合凸部27の回転運動を、往復リンク28を上下方向に往復させる運動に変換する構成としてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0084】
以上のように、本発明に係る工具用アタッチメント及びコンパス具付き工具用アタッチメントは、ドリルビット等の穿孔用工具に使用される回転ドリル等の回転動力工具を、被切断材を切断するための動力工具として使用できるようにする優れた効果を有し、このような工具用アタッチメント及びコンパス具付き工具用アタッチメント等に適用するのに適している。
【図面の簡単な説明】
【0085】
【図1】この発明の第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す斜視図である。
【図2】同第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す縦断面図である。
【図3】同第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す側面図である。
【図4】同第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す図であり、(a)は蓋部を取り外した状態を示す正面図、(b)は正面図である。
【図5】同第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す平面図である。
【図6】同第1実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントに回転動力工具を取り付けた状態を示す側面図である。
【図7】この発明の第2実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す縦断面図である。
【図8】同第2実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントを示す平面図である。
【図9】同第2実施形態に係るコンパス具付き工具用アタッチメントに回転動力工具を取り付けた状態を示す側面図である。
【図10】この発明の第4実施形態に係るコンパス具を示す斜視図である。
【図11】この発明の第6実施形態に係るコンパス具を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0086】
11、52 工具用アタッチメント
12、53 コンパス具付き工具用アタッチメント
13 切断用工具
13a 切刃
13b 背部
14 回転動力工具
14a 回転部
15 被切断材
16 入力部
16a 取着部
17 装着部
17a 挟持部
17b 装着溝
18、54 動力変換部
19、24 軸受
20 ハウジング
20a 上側摺動孔
20b 下側摺動孔
20c 空間部
21 第1傘歯車
22 第2傘歯車
23 動力伝達軸
25 クランク機構
26 回転板
27 係合凸部
28 往復リンク
28a 係合孔
28b 上側板状部
28c 下側板状部
28d 膨大部
29、32 ボルト
30 保持ローラ
31 脚部
33 ベース取付部
34 第1ベース
35 切欠き部
36 ハンドル
37 蓋部
38 往復運動の方向
39 開口部
40、55、61 コンパス具
41 中心位置決め部
42 半径規定部
43 連結部
44 中心位置決め体
45 第2ベース
46 中心用孔
47 ビス
48、50、60 挿通孔
49、51 留めねじ
56 ジグソー
57 連結部
58 第3ベース
59 凸部
62 ベース保持部
63 保持部本体
64 突出部
65 ベース受部
66 ベース位置決め部
【出願人】 【識別番号】592109950
【氏名又は名称】株式会社小林鉄工所
【出願日】 平成19年4月24日(2007.4.24)
【代理人】 【識別番号】110000556
【氏名又は名称】特許業務法人 有古特許事務所


【公開番号】 特開2008−110470(P2008−110470A)
【公開日】 平成20年5月15日(2008.5.15)
【出願番号】 特願2007−114158(P2007−114158)