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【発明の名称】 動力工具
【発明者】 【氏名】石田 英樹

【氏名】都築 均

【氏名】岡田 雅則

【氏名】坂井 正登

【要約】 【課題】作業中にハンドル部を把持する作業者の手指の滑りを確実に防いで操作性と作業性を高めることができる動力工具を提供すること。

【構成】略円筒形の胴体部2Aと該胴体部2Aに連設されたハンドル部2Bを有するハウジング2の前記胴体部2Aの内部に、駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達されるアンビル(先端工具保持部)16を収容するとともに、前記ハンドル部2Bにスイッチを設けて成るインパクトドライバ(動力工具)1において、前記ハンドル部2Bの側面に、ハンドル部2Bの表面から突出する凸部2aをハンドル部2Bの長手方向に沿って形成する。又、ハンドル部2Bの背面に、ハンドル部2Bの表面から突出する凸部2bをハンドル部2Bの長手方向に沿って形成する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
前後方向に延びる略円筒形の胴体部と該胴体部に連設されたハンドル部を有するハウジングの前記胴体部の内部に、駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達される先端工具保持部を収容するとともに、前記ハンドル部にスイッチを設けて成る動力工具において、
前記ハンドル部の側面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したことを特徴とする動力工具。
【請求項2】
前記ハンドル部の背面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したことを特徴とする請求項1記載の動力工具。
【請求項3】
前記ハンドル部の表面全体に軟質層を形成したことを特徴とする請求項1又は2記載の動力工具。
【請求項4】
前後方向に延びる略円筒形の胴体部と該胴体部に連設されたハンドル部を有するハウジングの前記胴体部の内部に、駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達される先端工具保持部を収容するとともに、前記ハンドル部にスイッチを設けて成る動力工具において、
前記スイッチを前記ハウジングのハンドル部の胴体部に対する傾きと同方向に傾けて配置したことを特徴とする動力工具。
【請求項5】
前記スイッチを操作するトリガの操作面を側面視で凹状に成形したことを特徴とする請求項4記載の動力工具。

【発明の詳細な説明】【技術分野】
【0001】
本発明は、胴体部と該胴体部に連設されたハンドル部を有するハウジングを備えたインパクトドライバ等の携帯式の動力工具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
インパクトドライバ等の携帯式に動力工具は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部と該胴体部に側面視略T字状を成すよう連設されたハンドル部を有するハウジングの前記胴体部の内部に、モータ等の駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達される先端工具保持部を収容するとともに、前記駆動源を制御するためのスイッチを前記ハンドル部に設けて構成されている。
【0003】
ここで、この種の動力工具の一例として従来のインパクトドライバを図11〜図13に基づいて説明する。尚、図11は従来のインパクトドライバの左側面図、図12は同インパクトドライバの内部構造を示す右側断面図、図13は同インパクトドライバの作業状態を示す左側面図である。
【0004】
図示のインパクトドライバ1’は、外形を形成する外枠であるハウジング2とハンマケース3を有しており、ハウジング2は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部2Aと、該胴体部2Aに側面視略T字状を成すように連設されたハンドル部2Bで構成されている。そして、ハウジング2の胴体部2Aの内部には、駆動源であるモータ4と、該モータ4の回転を減速させる遊星歯車機構5と、該遊星歯車機構5によって減速されたモータ4の回転を回転打撃力に変換して先端工具であるビット6に伝達する打撃機構部が収容されている。尚、打撃機構部の詳細は後述する。
【0005】
又、ハウジング2のハンドル部2Bの内部には、上部にトリガ7を有するスイッチ8が、下部にバッテリ受け部9がそれぞれ収容されおり、ハンドル部2Bの下端には充電可能な電源であるバッテリ10が着脱可能に装着されている。
【0006】
更に、ハウジング2の胴体部2Aには、前記モータ4の回転方向を切り替えるための切替レバー11が設けられている。この切替レバー11は、横方向に移動可能であって、胴体部2Aの左又は右側面に選択的に突出し、作業者が該切替レバー11の突出側部分を押し込んで他端側に突出させることによってモータ4の回転方向を切り替えることができる。
【0007】
而して、斯かるインパクトドライバ1’において、作業者がトリガ7をON操作してモータ4を起動すると、該モータ4の出力軸(モータ軸)4aの回転は、遊星歯車機構5によって減速されてスピンドル12に伝達され、該スピンドル12が所定の速度で回転駆動される。ここで、スピンドル12とハンマ13とはカム機構によって連結されており、このカム機構は、スピンドル12の外周面に形成されたV字状のスピンドルカム溝12aとハンマ13の内周面に形成されたV字状のハンマカム溝13a及びこれらのカム溝12a,13aに係合するボール14で構成されている。
【0008】
又、上記ハンマ13は、スプリング15によって常に先端方向(図12の右方)に付勢されており、静止時にはボール14とカム溝12a,13aとの係合によってアンビル16の端面と隙間を隔てた位置にある。そして、ハンマ13とアンビル16の相対向する回転平面上の2箇所には凸部がそれぞれ対称的に形成されている。尚、アンビル16には先端工具である前記ビット6が着脱可能に装着されている。
【0009】
ところで、前述のようにスピンドル12が所定の速度で回転駆動されると、このスピンドル12の回転は、前記カム機構を介してハンマ13に伝達され、該ハンマ13が半回転しないうちに、該ハンマ13の凸部がアンビル16の凸部に係合して該アンビル16が回転されるが、そのときの係合反力によってハンマ13とスプリング15との間に相対回転が生ずると、ハンマ13は、カム機構のスピンドルカム溝12aに沿ってスプリング15を圧縮しながらモータ4側へと後退を始める。
【0010】
そして、ハンマ13の後退動によって該ハンマ13の凸部がアンビル16の凸部を乗り越えて両者の係合が解除されると、ハンマ13は、スピンドル12の回転力に加えて、スプリング15に蓄積された弾性エネルギーとカム機構の作用によって回転方向及び前方に急速に加速されつつ、スプリング15の付勢力によって前方へと移動し、その凸部がアンビル16の凸部に再び係合して一体的に回転し始める。このとき、強力な回転打撃力がアンビル16に加えられるため、該アンビル16に装着されたビット6を介して不図示のネジに回転打撃力が伝達される。
【0011】
以後、同様の動作が繰り返されてビット6からネジに回転打撃力が間欠的に繰り返し伝達され、ネジが木材等の不図示の被締付材にネジ込まれる。
【0012】
ところで、このようなインパクトドライバ1’においては、図13に示すように、作業者は、ハウジング2の胴体部2Aを把持し、人差し指でトリガ7をON/OFF操作しながら作業を行うが、ハンドル部2Bを把持する作業者の手指の滑り止め、或は握り心地を良くして操作性及び作業性を向上させる目的で、図11に示すように、ハウジング2には、硬質層17よりも軟質であるエラストマ等から成る軟質層(斜線部)18が形成されている。又、ハウジング2の胴体部2Aの先端部には、軟質のエラストマ等から成るプロテクタ19がストッパ20によって取り付けられており、このプロテクタ20が建材等の被締付材の傷付き防止や当該インパクトドライバ1’を傾斜面に置いたときの滑り止めとして機能するようにしている。
【0013】
特許文献1には、作業方向によらず、電動工具のグリップ部(ハンドル部)を常に快適に把持することができるよう、軟質材より成る前当て部と後当て部及び上当て部をグリップ部に設ける提案がなされている。
【0014】
又、特許文献2には、二層成形する樹脂を効率的に配設することによって、相手建材と電動工具本体を確実に保護する提案がなされている。
【特許文献1】特開平11−221781号公報
【特許文献2】特開2005−199406号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
しかしながら、図11〜図13に示した従来のインパクトドライバ1’においては、軟質層18によって被覆されたハンドル部2Bの表面が凹凸の無い平坦な面であったため、作業者の手指の滑り止め効果が低いという問題があった。
【0016】
又、軟質層18の端部をハンドル部2Bの表面から突出させ、軟質層18と軟質層18の間に凹部を形成することによって、ハンドル部2Bを把持した作業者の指が凹部に掛かり易くなるようにして滑り止め効果を高めるようにしていたが、ハンドル部2Bの硬質層17にも作業者の指が触れるために滑り易いという問題もあった。
【0017】
従って、本発明は、作業中にハンドル部を把持する作業者の手指の滑りを確実に防いで操作性と作業性を高めることができる動力工具を提供することを目的とする。
【0018】
他方、操作性及び作業性を考慮して、ハウジング2のハンドル部2Bは胴体部2Aに対して直角ではなく、図11及び図12に示すように、直角から所定角度だけ傾斜して設けられており、この傾斜角は人間工学的な見地から約19°に設定されている。
【0019】
ところが、図12に示すように、従来はスイッチ8がハウジング2の胴体部2A(モータ4の回転中心)に対して略直角に配置されていたため、前述のように胴体部2Aに対して直角から所定角度だけ傾斜したハンドル部2B内のスイッチ8を収容した部分に余分な空間が生じ、この結果、ハンドル部2Bが太くなり、このハンドル部2Bを作業者が握りにくいという問題があった。
【0020】
そこで、スイッチ8をハンドル部2Bの傾きに沿って傾けて配置すると、トリガ7の操作面が下を向き、この操作面に作業者の指が掛かりにくいために操作性が悪くなるという問題が発生する。
【0021】
従って、本発明は、ハンドル部を人間工学的に最適な角度に傾けつつ、該ハンドル部を細くして握り易くするようにするとともに、トリガに指が掛かり易くして該トリガの操作性を高めることができる動力工具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0022】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部と該胴体部に連設されたハンドル部を有するハウジングの前記胴体部の内部に、駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達される先端工具保持部を収容するとともに、前記ハンドル部にスイッチを設けて成る動力工具において、前記ハンドル部の側面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
【0023】
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記ハンドル部の背面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したことを特徴とする。
【0024】
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記ハンドル部の表面全体に軟質層を形成したことを特徴とする。
【0025】
請求項4記載の発明は、前後方向に延びる略円筒形の胴体部と該胴体部に連設されたハンドル部を有するハウジングの前記胴体部の内部に、駆動源と、該駆動源の駆動力を伝達する伝達機構部と、該伝達機構部より前記駆動源の駆動力を伝達される先端工具保持部を収容するとともに、前記ハンドル部にスイッチを設けて成る動力工具において、前記スイッチを前記ハウジングのハンドル部の胴体部に対する傾きと同方向に傾けて配置したことを特徴とする。
【0026】
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記スイッチを操作するトリガの操作面を側面視で凹状に成形したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0027】
請求項1記載の発明によれば、ハンドル部の側面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したため、ハンドル部を把持した作業者の指に凸部が沿って指の滑りを防ぐ。このため、作業者はハンドル部をどのような姿勢でも確実に把持することができ、操作性及び作業性が高められる。
【0028】
請求項2記載の発明によれば、ハンドル部の背面に、ハンドル部表面から突出する凸部をハンドル部の長手方向に沿って形成したため、ハンドル部を把持した作業者の手のひら(親指の付け根)に凸部が沿って手の滑りを防ぐ。このため、作業者はハンドル部を確実に把持することができる。
【0029】
請求項3記載の発明によれば、ハンドル部の表面全体に軟質層を形成したため、作業者のハンドル部の握り心地が良くなり、作業者の手の疲労が軽減されるとともに、作業性が高められる。
【0030】
請求項4記載の発明によれば、スイッチをハウジングのハンドル部の胴体部に対する傾きと同方向に傾けて配置したため、ハンドル部内のスイッチを収容した部分に余分な空間が発生せず、ハンドル部を人間工学的に最適な角度に傾けつつ、該ハンドル部を細くして握り易くすることができる。
【0031】
請求項5記載の発明によれば、請求項4記載の発明においてスイッチをハウジングのハンドル部の胴体部に対する傾きと同方向に傾けて配置したためにトリガの操作面が下を向いても、該トリガの操作面を側面視で凹状に成形したため、トリガに作業者の指が掛かり易くなり、該トリガの操作性が高められる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0033】
図1は本発明に係る動力工具の一形態としてのインパクトドライバの左側面図、図2は同インパクトドライバの背面図、図3は同インパクトドライバの内部構造を示す右側断面図、図4は同インパクトドライバの作業状態を示す左側面図、図5は図4のA−A線断面図、図6は図4のB−B線断面図である。
【0034】
先ず、本発明に係るインパクトドライバ1は、図3に示すように、外枠であるハウジング2とハンマケース3の内部に、駆動源であるモータ4と、該モータ4の駆動力を伝達する伝達機構部である遊星歯車機構5と、該遊星歯車機構5より前記モータ4の駆動力を伝達される先端工具保持部であるアンビル16を収容するとともに、前記モータ4への電力の供給を制御するトリガ7とスイッチ8をハウジング2のハンドル部2Bに設けて構成され、ハンマ13によってアンビル16及びこれに装着された先端工具であるビット6を回転打撃して所要の作業を行うものである。尚、本発明に係るインパクトドライバ1のハウジング2のハンドル部2Bとその内部に収容されたスイッチ8及びこれを操作するトリガ7を除く他の構成及び動作は図11〜図13に示した従来のインパクトドライバ1’のそれと同じであるため、図1〜図6においては図11〜図13に示したものと同一要素には同一符号を付し、以下、それらについての再度の説明は省略する。
【0035】
以下に本発明の特徴的な構成について説明する。
【0036】
本発明に係るインパクトドライバ1においては、図1及び図2に示すように、ハウジング2のハンドル部2Bの左右両側面に、ハンドル部2Bの表面から少なくとも2.5mm突出する凸部2aがハンドル部2Bの長手方向に沿って形成されるとともに、ハンドル部2Bの背面の中間高さ位置に、ハンドル部2Bの表面から少なくとも1.5mm突出する背面視縦長の略楕円状(図2参照)の凸部2b画ハンドル部2Bの長手方向に沿って形成されている。
【0037】
又、ハウジング2の胴体部2Aの一部とハンドル部2Bの全体(図1の斜線部分)にはエラストマ等から成る軟質層18が形成されており、この軟質層18によってハウジング2のハンドル部2Bを把持する作業者の手指の滑り止めを図り、握り心地を良くして操作性及び作業性を向上させるようにしている。
【0038】
ところで、当該インパクトドライバ1の操作性及び作業性を考慮して、ハウジング2のハンドル部2Bは胴体部2A(モータ4の回転中心)に対して直角ではなく、図3に示すように、直角から所定角度θ1だけ傾斜して設けられており、この傾斜角θ1は人間工学的な見地から約19°に設定されている。
【0039】
更に、本発明に係るインパクトドライバ1においては、図3に示すように、ハウジング2のハンドル部2B内に収容されるスイッチ8がハンドル部2Bの胴体部2A(モータ4の回転中心)に対する傾きと同方向に図示の角度θ2(<θ1)だけ傾けて配置されている。
【0040】
又、トリガ7は、これのON/OFF操作時にスイッチ8の上下方向に対して直角方向に移動するが、図3に示すように、その操作面7aは側面視で凹状に成形されている。
【0041】
而して、本発明に係るインパクトドライバ1を用いた作業に際しては、図4〜図6に示すように、作業者は、例えば右手の人差し指をトリガ7に当て、残りの指でハウジング2のハンドル部2Bを把持した状態で、人差し指でトリガ7をON/OFF操作して作業を行うが、本発明に係るインパクトドライバ1によれば以下のような効果が得られる。
【0042】
即ち、本発明に係るインパクトドライバ1においては、ハウジング2のハンドル部2Bの左右両側面に、ハンドル部2Bの表面から少なくとも2.5mm突出する凸部2aをハンドル部2Bの長手方向に沿って形成したため、ハンドル部2Bを把持した作業者の指に凸部2aが沿って指の滑りを防ぐ。このため、作業者はハンドル部2Bをどのような姿勢でも確実に把持することができ、操作性及び作業性が高められる。
【0043】
又、ハウジング2のハンドル部2Bの背面に、ハンドル部2Bの表面から少なくとも1.5mm突出する背面視縦長の楕円状の凸部2bをハンドル部2Bの長手方向に沿って形成したため、ハンドル部2Bを把持した作業者の手のひら(親指の付け根)に凸部2bが沿って手の滑りを防ぐ。このため、作業者はハンドル部2Bを確実に把持することができる。
【0044】
更に、本発明に係るインパクトドライバ1においては、ハウジング2のハンドル部2Bの表面全体に軟質層18を形成したため、この軟質層18によって作業者のハンドル部2Bの握り心地が良くなり、作業者の手の疲労が軽減されるとともに、作業性が高められる。
【0045】
又、本発明に係るインパクトドライバ1においては、スイッチ8をハウジング2のハンドル部2Bの胴体部2Aに対する傾きと同方向に図3のθ2だけ傾けて配置したため、ハンドル部2B内のスイッチ8を収容した部分に余分な空間が発生せず、ハンドル部2Bを人間工学的に最適な角度θ1(約19°)に傾けつつ、該ハンドル部2Bを細くして握り易くすることができる。
【0046】
そして、上述のようにスイッチ8をハウジング2のハンドル部2Bの胴体部2Aに対する傾きと同方向に傾けて配置したためにトリガ7の操作面7aが下を向いても、該トリガ7の操作面7aを側面視で凹状に成形したため、トリガ7に作業者の指が掛かり易くなり、該トリガ7の操作性が高められる。
【0047】
尚、以上は本発明を特に充電式のバッテリを備えるコードレスのインパクトドライバに適用した形態について説明したが、図7に示すコード付きのインパクトドライバ1”に対しても本発明を同様に適用することができる。
【0048】
又、本発明は、インパクトドライバだけに適用が限定される訳ではなく、例えば図8に示す振動ドリル、図9に示す丸鋸、図10に示すディスクグラインダ等の他の動力工具に対しても同様に適用可能である。即ち、図8に示す振動ドリル、図9に示す丸鋸、図10に示すディスクグラインダにおいては、ハウジング2のハンドル部2Bの両側部に凸部2aがそれぞれ形成されており、ハンドル部2Bを把持した作業者の指に凸部2aが沿って指の滑りを防ぐため、作業者はハンドル部2Bをどのような姿勢でも確実に把持することができ、操作性及び作業性が高められる。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】本発明に係るインパクトドライバの左側面図である。
【図2】本発明に係るインパクトドライバの背面図である。
【図3】本発明に係るインパクトドライバの内部構造を示す右側断面図である。
【図4】本発明に係るインパクトドライバの作業状態を示す左側面図である。
【図5】図4のA−A線断面図である。
【図6】図4のB−B線断面図である。
【図7】本発明に係るコード付きインパクトドライバの左側面図である。
【図8】本発明の他の実施形態を示す振動ドリルの斜視図である。
【図9】本発明の他の実施形態を示す丸鋸の斜視図である。
【図10】本発明の他の実施形態を示すディスクグラインダの平面図である。
【図11】従来のインパクトドライバの左側面図である。
【図12】従来のインパクトドライバの内部構造を示す右側断面図である。
【図13】従来のインパクトドライバの作業状態を示す左側面図である。
【符号の説明】
【0050】
1 インパクトドライバ(電動工具)
2 ハウジング
2A ハウジングの胴体部
2B ハウジングのハンドル部
2a,2b ハンドル部の凸部
3 ハンマケース(ケース)
3a 係止突起
4 モータ(駆動源)
4a モータ出力軸(モータ軸)
5 遊星歯車機構(伝達機構部)
6 ビット(先端工具)
7 トリガ
7a トリガの操作面
8 スイッチ
9 バッテリ受け部
10 バッテリ
11 切替レバー
12 スピンドル
12a スピンドルカム溝
13 ハンマ
13a ハンマカム溝
14 ボール
15 スプリング
16 アンビル(先端工具保持部)
17 硬質層
18 軟質層
19 プロテクタ
20 ストッパ
θ1 ハンドル部の傾き角
θ2 スイッチの傾き角
【出願人】 【識別番号】000005094
【氏名又は名称】日立工機株式会社
【出願日】 平成18年9月7日(2006.9.7)
【代理人】 【識別番号】100092853
【弁理士】
【氏名又は名称】山下 亮一


【公開番号】 特開2008−62347(P2008−62347A)
【公開日】 平成20年3月21日(2008.3.21)
【出願番号】 特願2006−243310(P2006−243310)